JPH0228650A - 印刷方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （Ａ）産業上の利用分野 本発明はダイレクト印刷版を用いて、網点の入っていな
いベタ文字（以降単に「ベタ文字」という）と中間調網
点画像が混在する印刷物を得る方法に関する。

（Ｂ）従来技術及びその問題点 近年、銀錯塩印刷版や電子写真印刷版のようなダイレク
ト印刷版が普及している。これらのダイレクト印刷版は
、旧来から用いられている所ｆｆ　ＰＳ版と異なり、リ
スフィルムのような中間フィルムを使用する必要がなく
、完全版下から直接印刷版に印刷画像を形成することが
できることから、製版の迅速化と低コスト化が達成され
た。

従来、ダイレクト印刷版は主に軽印刷の分野で用いられ
、用途もベタ文字の白黒印刷に多く用いられていたが、
現在では連続調画像を含むフルカラー印刷用として用い
られるに至っている。従って、印刷の内容もベタ文字と
カラー写真のような連続調画像（中間調網点画像）が混
在するものが多くなってきた。

現在、ダイレクト印刷版によるカラー製版はレンズ系の
製版カメラにより行われているが、このようなレンズ系
カメラによってベタ文字と中間調網点画像の混在する刷
版を得る場合、中間調画像の色や階調の補正、あるいは
シャープネスの調節が難しく、高品質の連続調画像が得
られにくいという問題がある。

製版方法の他の一つの方法として、レイアウトスキャナ
ーのようなデジタル的に感光材料に露光を与える電子製
版機がある。電子製版機はレンズ系製版機に比べ、中間
調網点画像の色や階調の補正並びにシャープネスの調節
が容易であるが、デジタル画像のため文字品質に難点が
あり、デジタル画像で高品質の文字を得るためには高解
像力の電子製版機を必要とするが、価格的に非常に高価
となり、所期の目的であった低コスト製版が不可能とな
るとともに、電子製版機は文書の禁則処理が複雑なこと
から、文書の編集、レイアウト上、種々の制限があると
いう問題がある。

（Ｃ）発明の目的 本発明の目的は、レンズ系を持ったカメラでの中間調画
像の撮影及び電子製版機で文字出力を行なう時に生じる
上記欠点を互いに補い、色、階調、シャープネス等の補
正が必要な中間調画像については電子製版機で出力して
製版し、ベタ文字部については、レンズ系をもったカメ
ラで比彰して製版し、得られたこれらの刷版を合わせて
印刷する事により、安価なシステムで中間調網点画像、
ベタ文字共に高品質な印刷物を得る事のできる方法を提
供することにある。

（Ｄ）発明の構成 すなわち、本発明は、ダイレクト印刷版を用いてベタ文
字と中間調網点画像か混在する印刷物を得る方法であっ
て、ベタ文字部をレンズ系を持ったカメラで撮影し、製
版して得られた刷版と、中間調網点画像部を電子製版機
で出力し製版して得られた刷版とを重ねて刷る印刷方法
である。

（Ｅ）実施例 以下に本発明を図面に基づいて詳細に説明する。

第１図に作業全体の流れ図を示す。

最初に従来からある写植機を利用して印画紙上に作成し
たベタ文字画像（イ〉、（ロ）を台紙（ハ）に貼付けた
版下■をダイレクト製版機（レンズ系と画像反転ミラー
を持った製版カメラ）■でダイレクト銀塩印刷版（例え
ば三菱製紙株式会社製シルバーマスターＳＬＭ−ＲＩＩ
又はＳＬＭ−Ｆ）にベタ文字画像のみ撮影し製版してベ
タ文字用刷版■を得る。

画像反転ミラーを持たないカメラの場合は実露光（感光
面の反対側から露光を与える）が可能な銀塩ダイレクト
刷版に実露光し製版してベタ文字用刷版■を得る。

次にＸＹ座標読み取り装置■を使用し、中間調網点画像
の刷版上での形成位置を決定する。

第２図及び第３図は、上記形成位置決定の方法を示した
ものである。

ＸＹ座標読み取り装置■のタブレットボード（Ｄ）上に
上記刷版■を置き、テープ等で固定する。

そして、刷版■の左下コーナー（Ａ＞に座標入力マウス
（Ｆ）の座標位置合わせ標線■の十字の交点に合わせ、
座標式カキ−（Ｇ）を押し、Ｘ軸、Ｙ軸の原点として入
力する。

同様に上記刷版■の各トンボ（Ｂ）の位置及び中間調網
点画像の入る範囲（Ｄ）の座標を入力する。中間調網点
画像のエリアの指定はまず指定したいエリアの一点（Ｊ
）に座標入力マウス（Ｆ）の座標位置合わせ標線Ｉの十
字の交点を合わせ座標式カキ−（Ｇ）を押す。次に８点
の対角線上のに点に座標位置合わせ標線（１）の十字の
交点を合わせ、座標式カキ−Ｇを押す事でエリアの指定
をする。

以上により、座標入力装置■から電子製版機■にＸ軸、
Ｙ軸の原点、各トンボの位置、中間網点画像の座標デー
タの入力が出来る。

次にカメラでＷ＆影されたフィルム又は印画紙に焼付け
られた中間調画像原稿（カラー写真二及びホ）■はカラ
ー画像読み取り装置■を使用して、電子製版機■に画像
データを入力し、色、階調、シャープネス補正された後
、上記ＸＹ座標入力装置■からすでに入力されたトンボ
Ｂと指定された画像位置Ｃに電子製版機■によりレーザ
一対応、ダイレクト銀塩印刷版（例えば三菱製紙株式会
社製、シルバーゲイジブレート、５ＤＰ−ＲＨｌＳＤＰ
−ＦＡ）に出力し製版してイエロー版（Ｙ）、マゼンタ
版（Ｍ）、シアン版（Ｃ）、ブラック版（Ｂ）の計４版
の中間調網点用刷版■を得る。

上記へり文字用刷版■と中間網点刷版■イエロ、マゼン
タ、シアン、ブラック版の計５版の各版のトンボを重ね
合わせ、オフセット印刷機■で重ね刷りする事により、
安価なシステムで中間調網点は、色再現やドツトの切れ
が゛良く、ベタ文字は輪郭のなめらかな高品質印刷物■
を得る事ができる。

（Ｆ）発明の効果 本発明によれば、レンズ系を持ったカメラでの中間調画
像の搬影及び電子製版機で文字出力を行なう時に生じる
上記欠点を互いに補い、安価なシステムで中間調網点画
像、ベタ文字共に高品質な印刷物を提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の作業全体の流れを示す説明図である
。第２図はベタ文字用刷版のトンボの位置及び中間網点
画像の入るエリアをＸＹ座標読み取り装置を使用して入
力する時の概略説明図であり、第３図はその拡大説明図
である。 ■・・・・・・ベタ文字画像 ■・・・・・・レンズ系カメラ ■・・・・・・ベタ文字用刷版 ■・・・・・・ＸＹ座標読み取り装置 ■・・・・・・中間調画像 ■・・・・・・カラー画像読み取り装置■・・・・・・
電子製版機 ■・・・・・・中間調網点画像刷版 ■・・・・・・オフセット印刷機 ［株］・・・・・・カラー印刷物 Ａ・・・・・・ＸＹ座標読み取り装置原点Ｂ・・・・・
・印刷位置合わせ用トンボＤ・・・・・・中間調網点画
像エリア Ｅ・・・・・・座標入力タブレットボードＦ・・・・・
・座標入力マウス Ｇ・・・・・・座標入カキ− Ｈ・・・・・・キャンセルキー ■・・・・・・座標位置合わせ標線 Ｊ、Ｋ・・・・・・中間調網点画像エリア指定点％　ｉ
　ａ 算／１品

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ダイレクト印刷版を用いて網点の入つていないベタ
   文字と中間調網点画像が混在する印刷物を得る方法であ
   つて、前記ベタ文字部をレンズ系をもつたカメラで撮影
   し製版して得られた刷版と、中間調網点画像部を電子製
   版機で出力し製版して得られた刷版とを重ねて刷る印刷
   方法。