JPH02284039A - マイクロピペットの作動状態検知方法 - Google Patents

マイクロピペットの作動状態検知方法

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JPH02284039A
JPH02284039A JP1104890A JP10489089A JPH02284039A JP H02284039 A JPH02284039 A JP H02284039A JP 1104890 A JP1104890 A JP 1104890A JP 10489089 A JP10489089 A JP 10489089A JP H02284039 A JPH02284039 A JP H02284039A
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JP
Japan
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micropipette
light
sensor
sensors
sample
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JP1104890A
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English (en)
Inventor
Yoshito Komada
世志人 駒田
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Arkray Inc
Original Assignee
Kyoto Daiichi Kagaku KK
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L3/00Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/02Burettes; Pipettes
    • B01L3/021Pipettes, i.e. with only one conduit for withdrawing and redistributing liquids
    • B01L3/0217Pipettes, i.e. with only one conduit for withdrawing and redistributing liquids of the plunger pump type

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Clinical Laboratory Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、マイクロピペットの作動状態検知方法に関し
、更に詳しくは、分析操作などにおいてマイクロピペッ
トが所定量の検体を分析素子に吐出して点着する一連の
作動状態を検知し、また、これを確認する方法に関する
[従来の技術] 種々の分析、特に微量分析をする際に、マイクロピペッ
トを使用して所定量の検体を分析素子に正確に点着する
場合がある。
マイクロピペットによる吐出を確認する方法としては、
分析機器本体に磁石の動きを検知するセンサを内蔵させ
、マイクロピペット内部に磁石を配置し、マイクロピペ
ットのピストンの動作に対応する磁石の動作を内蔵した
センサにより検知することにより、マイクロピペットの
吐出ボタンが押されたことを検知する方法がある。
また、検知手段、例えばリードスイッチをマイクロピペ
ット内部に配置して、その導通を装置からのリード線を
介して検出することによりマイクロピペットの吐出ボタ
ンが押されたことを検知する方法もある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述の従来のいずれの態様においてもマ
イクロピペットの吐出ホタンが押されたこと自体を確認
するに過ぎず、以下に説明するように所定量の検体が分
析素子に吐出されて点着されたとは言えないことがある
特に微量、例えば100μg以下、特に25μQ以下の
検体を点着するには、吐出の最後の段階においてマイク
ロピペットのノズルの先端が分析素子に接触しているか
、あるいは分析素子に吐出された検体に接触している必
要があり、これが確保できない場合、マイクロピペット
のノズルの先端に検体が残存付着していることがある。
例えば、手動によりマイクロピペットを使用して分析素
子に検体を点着する場合は、分析素子とマイクロピペッ
トとの位置関係が必ずしも所定通りになるとは限らず、
従って、吐出の最後の段階においてノズルの先端が分析
素子に接しているとは限らず、点着には相当な熟練度が
要求されることもしばしばである。
また、マイクロピペットの吐出ボタンが押された後、マ
イクロピペットのチップが点着検体から離れる前に吐出
ボタンが少しでも戻るような状態が生じると、点着され
た検体が再度ピペット内に吸込まれて所定量の検体が分
析素子に点着されていないことも有る。
更に、マイクロピペットがピペットホルダのようなマイ
クロピペットを配置すべき対象物体に所定通りに配置さ
れていないと、分析素子の所定の箇所に検体が点着され
なかったり、検体が飛散したりすることになる。
このようなこのような問題点は、手動の場合だけでな(
、マイクロピペットを自動操作する場合であっても、装
置の状態によっては生じることが有る。
しかしながら、上述のような従来のマイクロピペットの
操作では、吐出ボタンが押されたことにより検体が正確
に点着されたものとして一応の作動状態を検知・確認で
きたとして取り扱われており、分析精度および分析デー
タの評価などに問題が生じることがある。
従って、このようなマイクロピペットの作動状態の検知
方法に代わる有効なマイクロピペットの作動状態検知方
法が期待される。
[課題を解決するための手段] 上述の問題点を考慮すると、マイクロピペットにより所
定量の検体が吐出されるには、マイクロピペットの一連
の正確な動作を通じて所定量の検体が点着されること、
即ち、マイクロピペットが所定の位置に正確に配置され
、マイクロピペットの吐出ボタンが確実に押され、更に
、その後、吐出ボタンが押された状態のままでマイクロ
ピペットのノズルの先端が点着検体から離れることの全
ての動作が所定通りに行なわれることが必要であること
が判る。従って、これらの動作を検知して確認すること
により上述の問題点を解決することが可能になる。
従って、上述の課題は、 (1)マイクロピペットがマイクロピペットを配置すべ
き対象物体の所定の位置に配置されたことを検知して確
認する工程、 (2)マイクロピペットの吐出ボタンが押されてピスト
ンにより検体が吐出されたことを検知して確認する工程
、および (3)ピストンが押されたままの状態でマイクロピペッ
トの先端が吐出された検体から離れたことを検知して確
認する工程 を含んで成るマイクロピペットの作動状態検知方法 により解決される。
即ち、本発明は、マイクロピペットをピペットホルダの
ような対象物体の所定位置に配置する段階から、検体を
吐出した後に、マイクロピペットのノズルの先端が分析
素子から離れるまでの一連の操作がいずれの段階におい
ても所定通り実施されたことを検知・確認することによ
りマイクロピペットの作動状態を検知する方法を提供す
る。
本発明の検知方法の各工程は、基本的には部材同士の相
対的な位置関係を検知して確認する工程から成る。
即ち、工程(1)においては、マイクロビペ。
トとマイクロピペットを所定通りに配置する対象物体、
例えばピペットホルダとの位置関係の検知および確認で
あり、工程ぐ2)においては、マイクロピペットの吐出
ボタン(またはそれと連動するピストン)とマイクロピ
ペット本体との位置関係の検知および確認であり、また
、工程(3)においては、マイクロピペット本体と吐出
ボタンとの位置関係およびピペットホルダとマイクロピ
ペットとの位置関係の双方の検知および確認である。
本発明では、このような位置関係を適当なセンサにより
検知・確認する。本発明の検知方法において使用できる
センサには、光結合センサ、メカニカルセンサもしくは
マグネットセンサまたはこれらの組み合わせなどが包含
される。
本発明において「光結合センサ」なる語は、発光素子お
よび受光素子を組み合わせて一体に結合した光センサで
あって、自ら所定量の光を発射する機能および受光量を
検知する機能を有するセンサを意味するものとして使用
している。
本明細書においては、光結合センサと光反射手段および
光吸収手段とを組み合わせて使用する。
光結合センサから発射された光が光反射手段により反射
されて光結合センサがその反射光を検知する状態、およ
び光結合センサから発射された光が光吸収手段により吸
収され、光結合センサは反射光を検知しない状態のいず
れかの状態を光結合センサは検知できる。従って、光結
合センサから発射された光が反射されるか、あるいは吸
収されるかによって、光結合センサといずれの手段とが
重なっているかという位置関係を検知できる。従って、
位置関係を検知したい部分に、光結合センサおよびこれ
らの手段を配置することにより、位置関係の把握が可能
になる。例えば、光結合センサが配置されたピペットホ
ルダと各手段が配置されたマイクロピペットの部分との
位置関係を把握することができる。
本明細書において、「メカニカルセンサ」なる語は、部
材とセンサとの機械的な接触によりメカニカルスイッチ
が作用し、部材とセンサを設けた部材との位置関係を把
握できるセンサを意味するものとして使用している。即
ち、光結合センサにおける光の受光の有無(または受光
量の変化)の代わりに部材との機械的な接触の有無によ
り判断するものである。
また、「マグネットセンサ」とは、磁気の有無又は強度
を検知するセンサでリードスイッチ、ホール素子、磁気
抵抗素子等を意味するものとして使用している。
本発明の方法に使用できるセンサはこれらのものに限定
されるものではなく、センサを配置した部材と他の部材
の相対的な位置関係を判断できるようなものであれば充
分である。従って、例えば超音波センサのようなセンサ
も使用できる。
センサを配置する場所についても、特に限定されるもの
ではなく本発明の各工程を確認できれば充分である。即
ち、上述のように各工程において位置関係を検知して確
認することを所望する部材またはそのような部材と連動
する部材(例えば、位置関係の検知を所望する部材の延
長部)にセンサを設ける。
従って、マイクロピペットを所定の位置に配置する工程
では、マイクロピペットおよび/またはピペットホルダ
のような対象物体の適当な箇所にセンサを設け、マイク
ロピペットが所定通り配置された場合にセンサが適当な
信号を出力するようにすればよい。例えば、ビンとの接
触によりスイッチングされるようなメカニカルセンサを
使用スる場合、ピペットホルダの適当な位置にビンを設
けて、マイクロピペットが所定通りに配置されるとビン
に触れるようにする。
マイクロピペットの吐出ボタンが押されたことを検知し
て確認するには、従来から実施されている方法を使用す
ることも可能である。例えば、吐出ボタンと連動するよ
うにマグネット片をマイクロピペットに設け、その動作
をピペットホルダに設けたセンサにより検知する方法な
どを採用できる。
更に、マイクロピペットの吐出ボタンが押された状態の
ままでマイクロピペットか検体から離れることを確認す
るには、マイクロピペットの吐出ボタン、マイクロピペ
ット本体およびピペットホルダの間の相対的な位置関係
を把握する必要がある。この場合、3つの部材の位置関
係を直接検知して確認する方法も適用できるが、2つの
工程を組み合わせて適用することも可能である。
センサの数に関しては、多くすることにより把握できる
位置関係の数が増えることになり、マイクロピペットの
作動状態を検知・確認する観点およびその精度からは好
ましいとも言えるが、装置の複雑化および経済性なども
考慮する必要がある。
従って、必要な要件に応じて適当に選択できることにな
るが、いずれの場合においても、本発明の少なくとも3
つの確認工程を実施できるようにする必要がある。
これらの3つの工程の検知・確認は、独立したセンサに
より検知してそれぞれの工程を確認することも可能であ
り、1つの工程が確認された後に、次の工程を実施する
ことが可能であり、この場合、装置が全体として簡素化
される。また、3つの工程において適当なシーケンスを
組むことにより各工程における検知・確認を連続化し、
1つの工程において異常が検知された場合には、その分
析の進行を停止し、異常が全く検知されなかった場合に
ついてのみ分析を進行させるようにシステム化された検
知方法とすることも可能である。
従って、本発明の方法を実施する場合、使用するセンサ
の種類および数、センサを設ける位置などを含む本発明
の方法を適用する態様は、マイクロピペットを使用する
場合に要求される種々の要件、例えば精度、簡便性、経
済性などに応じて適当に選択する必要があり、上記本発
明の検知方法が提案されていれば、即ち、検知すべき対
象が明確でありさえすれば、当業者には容易に適当な態
様を選択できる。
次に、本発明の方法を実施する方法を具体例を参照して
更に詳細に説明する。
本発明の1つの態様では、 発光素子および受光素子を組み合わせてピペットホルダ
に配置された2つの光結合センサと、マイクロピペット
のピストンの動作に対応して作動する部材に配置された
光反射手段および光吸収手段ならびにマイクロピペット
本体に配置された光反射手段または光吸収手段との組み
合わせを使用し、発光素子から発射された光が反射され
て受光素子により受光される量に基づいてマイクロピベ
トにより検体を吐出する前、吐出する時、および吐出後
のマイクロピペットの状態を検知することを特徴とする
マイクロピペットの作動状態検知方法 を提供する。
更に、本発明は上記方法を実施するために、発光素子お
よび受光素子を組み合わせた2つの光結合センサを有す
るピペットホルダ、マイクロピペットのピストンの動作
に対応して作動する部材に配置された光反射手段および
光吸収手段、ならびにマイクロピペ・7トの本体部分に
配置された光反射手段または光吸収手段を有して成るマ
イクロピペット、ならびに 光結合センサから出力された信号を処理する信号処理部 から成るシステムを提供する。
この態様において、光結合センサは、受光量を情報信号
として出力でき、光結合センサから発射された光が反射
されているか否かをこの出力に基づいて判断してマイク
ロピペットの状態を把握する信号処理部に光結合センサ
を接続するのが好ましい。
更に、信号処理の結果に基づいて一連の操作が所定通り
に実施されたか否かを判断し、マイクロピペットや分析
装置などを作動させる駆動装置などに結果をフィードバ
ックし、点着不良の分析素子を排除するなどの操作を行
わせることも可能であり、あるいは、信号情報を記録し
ておいて後の分析評価の段階で点着不良の分析値を排除
するなど、情報信号を種々処理して目的に応じた用途に
使用できる。
光結合センサとしては、具体的には発光素子には発光ダ
イオードや半導体レーザなどを使用し、受光素子にはホ
トダイオード、ホトトランジスタ、光導電素子(cds
)などを使用したものを使用することができる。
商品化されている光結合センサとしては、例えばホトイ
ンタラプタ、ホトリフレクタ、光電スイッチなどをかあ
り、これらの光結合センサを本発明に使用するのが好ま
しい。
光反射手段としては、光を反射するものであればいずれ
も使用できるか、一般的には白色片、鏡面片などを使用
する。また、光吸収手段としては光を吸収するものであ
ればいずれも使用できるが、一般的には黒色片などを使
用できる。
更に、光結合センサの受光感度によっては、光反射手段
は必ずしも大半の光を反射する必要があるわけではなく
、また、光吸収手段は必ずしも大半の光を吸収する必要
があるわけではない。即ち、これらの手段に当たって反
射される光の量の差を光結合センサが検知できれば充分
である。従って、これらの手段の間では、センサの感度
に応じて検知できる+[1対的な反射率(または吸収率
)の差があれば充分である。即ち、光反射手段は、光吸
収手段より光を多く反射すれば充分であり、光吸収手段
は、光反射手段より光を多く吸収すれば充分である。
本態様の好ましい態様では、光結合センサをピペットホ
ルダに配置し、光反射片および光吸収片をマイクロピペ
ットに配置する。逆の配置も可能であるが、マイクロピ
ペットの着脱、センサと信号処理部との接続および易操
作性などの観点から前者の態様が最も好ましい。
光結合センサならびに光吸収手段および光反射手段の数
を多くするほど、検知できるマイクロピペット状態の数
を多くでき、本発明の検知方法では、少なくとも2つの
光結合センサと少なくとも2つの光反射手段および少な
くとも1つの光吸収手段との組み合わせによりピペット
の状態を検知できる。しかしながら、装置のコストの点
ならびに装置の複雑化およびそれに伴う情報処理の複雑
化などを考慮して、2つの光結合センサならびに2つの
光反射手段および1つの光吸収手段を組み合わて使用す
るのが特に好ましく、光結合センサからの信号により、
後述するように、マイクロピペットの一連の作動状態を
確認することが可能となる。
従って、以下、例として上記態様により本発明の詳細な
説明する。
本発明の方法では、マイクロピペット本体の状態および
マイクロピペットのピストンの状態の双方を検知するた
めに、マイクロピペットのピストンの動作に対応して作
動する部分に光吸収手段および一方の光反射手段をピス
トンが移動する方向に沿って配置する。例えば(ピスト
ンを作動させる)吐出ボタンにボタンの動作と同じよう
に作動する部材を設け、該部材に光吸収手段および一方
の光反射手段を配置する。
また、ピストンの動作とは独立してマイクロピペット本
体の動作に対応して作動する部分、例えばマイクロピペ
ット本体に他方の光反射手段を配置する。
更に、ピストンの作動方向(およびピストンの作動方向
と同方向であるマイクロピペット自体がピペットホルダ
に配置される方向)に沿って光吸収手段は2つの光反射
手段の間に隣接するように配置される。これは、ピスト
ンの作動方向に対して垂直な方向から任意の1つの手段
を正面に見ると、残りの手段と該任意の手段は直線状に
並び、光吸収手段の両側に光反射手段が位置して見える
ように配置されていることを意味する。
また、2つの光結合センサは、ピストンの動作またはマ
イクロピペットのピペットホルダに対する相対的動作に
応じて各手段と重なるか、あるいは重なっている状態か
らこれらのピストンの動作方向に沿って離れるようにピ
ペットホルダに並んで配置される。
また、上述の本発明の態様において、光反射手段の代わ
りに光吸収手段を、光吸収手段の代わりに光反射手段を
配置する態様を採用する場合は、光結合センサによる出
力が逆になるだけであり、基本的には、上述の説明が同
様に当てはまる。
次に、添付図面を参照して上記態様を更に詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の光結合センサを使用した検知方法を
適用したマイクロピペットの部分断面図である。マイク
ロピペットlは適当なピペットホルダ10に配置され、
例えばピペットホルダに設けたマイクロピペットの形状
に対応する凹凸部により正確に所定の位置に保持される
マイクロピペットlは、マイクロピペット本体2、チッ
プ3および吐出(押し)ボタン4を有して成り、マイク
ロピペット本体2の内部にはピストン5、シリンジ6、
ピストンのストロークを調節するストローク制御片7お
よびピストンを押し戻すためのバネ8が図示するように
配置されている。
ピストン5と7リンジ6は適当な方法により封止され、
図示した態様ではO−リング9により封止されている。
第1図では、光反射手段として例えば白色の光反射片1
2および光吸収手段として例えば黒色の光吸収片14が
、吐出ボタン4と一体になってピストンの動作に対応し
て作動するいる可動片11に吐出ボタンの動作方向に沿
って(即ち、ピストンの動作方向に沿って)隣接して配
置されている。
また、他方の光反射手段13は、ピペット本体2に配置
されている。
先に説明したようにこれらの3つの手段は、手段がピス
トンの動作方向く矢印A)およびマイクロピペットのピ
ペットホルダに対する相対的動作方向(矢印B)に沿っ
て(例えば図面の右側から見た場合に)直線状に並んで
配置されている。これらの手段は、手段が配置されてい
る部分自体が光を反射または吸収する性質を有する場合
は、特に光反射または吸収手段を配置する必要はない。
光結合センサ15は、ピストン5およびマイクロピペッ
ト本体2の動作に応じて光吸収手段14や光反射手段1
2および13に重なるような位置でマイクロピペット本
体にピストンおよびマイクロピペットの動作方向に並ん
で配置されている。
従って、第1図の右側から見た場合、光センサ15およ
び16は光吸収手段および光反射手段と直線状に並ぶか
、あるいはこれらの手段に重なるように配置されている
検体を分析素子に点着する場合は、ピペットホルダと分
析素子とを所定の位置関係に配置し、その後、マイクロ
ピペットをピペットホルダに所定状態に配置する方法、
あるいはピペットホルダにマイクロピペットを配置した
後に、ピペットホルタと分析素子とを所定の位置関係に
配置する方法などが考えられ、当業者であれば光結合セ
ンサを使用する本発明の種々の態様を容易に想到し得る
であろう。
従って、光検知センサを使用する本発明の方法を前者の
場合を例として説明する。第1図のようにマイクロピペ
ットおよびピペットホルダを構成した場合、光結合セン
サ15および16と光吸収手段14ならびに光反射手段
12および13の部分を模式的に拡大して示した第2図
に示すように、2つの光結合センサ15および16を使
用すると以下の6つの状態を検知できる・ (a)ピペットホルダ10にマイクロピペットが配置さ
れていない状態; (b)マイクロピペットがピペットホルダlOに配置さ
れつつある状ずm (C)マイクロピペットがピペットホルダ10に更に配
置されつつある状態 (d)マイクロピペットのピペットホルダ10への配置
が完了し、マイクロピペットの本体の部分13がピペッ
トホルタの凸部によりマイクロピペット本体の下方向へ
の移動が止められている状態(e)検体の吐出が完了し
た状態、即ち、吐出ボタンが押されて検体が分析素子上
に吐出された状態であって、吐出ボタンに対応して差動
する可動片11が下方向に移動した状態;および(f)
押しボタンが押し付けられたままの状態、(即ち、可動
片11とピペット本体の部分13とが一体となった状態
)でマイクロピペットのチップが、分析素子から(従っ
て、ピペットホルダから)離れていく状態。
従って、第2図に示す態様においては、本発明検知方法
の工程(1)は第2図(a)〜(’d)の状態を検知・
確認する工程に÷目当し、工程(2)は第2図(e)の
状態を検知・確認する工程に相当し、また、工程(3)
は、第2図(f)の状態を検知・確認する工程に相当す
る。
第2図においては、光反射手段12および13ならびに
光吸収手段14はマイクロピペットの一部分が該手段を
兼ねている状態で示している。
光結合センサは、信号処理部に接続されており、受光↑
の情報信号か信号処理部に伝達されて処理される。
例えば、光結合センサが所定の光量を受光した状態をH
1所定の先爪を受光していない状態をLにより示すと、
第2図の状態はそれぞれ以下のように説明できる。
即ち、第2図(a)では、マイクロピペットはピペット
ホルダの上方に位置している。双方の光結合センサから
発射された光は、反射されず、光結合センサに戻ってこ
ないので双方のセンサとも信号りを出力する。
第2図(b)では、センサ15から発射された光は光反
射手段13により反射されるので、センサ15は反射光
を受光して信号Hを出力し、センサ16は(a)と同じ
状態であるので信号りを出力する。
第2図(c)では、センサ15から発射された光は光吸
収手段14により吸収されるので、センサ15は信号り
を出力する。センサ16は、(b)のセンサ15と同じ
状態であるので、信号Hを出力する。
第2図(d)では、センサ■5から発射された光ハ先反
射手段12により反射されるので、センサ15は信号H
を出力する。センサ16は(C)のセンサ15と同じ状
態であるので、信号りを出力する。
第2図(e)では、双方のセンサから光反射手段12に
より反射されるので、センサは双方共信号Hを出力する
第2図(4)では、センサ15からの光は光反射手段1
2により、センサ16からの光は光反射手段I3により
反射されるので、センサは双方共(M号Hを出力する。
以上の説明を以下の第1表にまとめる:第1表 センサ15および16が上記表に示す一連の状態を検知
した場合に初めて、所定量の検体が点着されたことが確
認される。従って、所定通りにマイクロピペットが作動
した場合の標準信号を予め信号処理部に記憶させておき
、実際に得られた信号と比較することにより、マイクロ
ピペットが所定通りに作動したか否かを判定できる。
更に、信号処理部において受光量の信号情報に基づいて
光吸収片および光反射片とセンサとの位置関係を把握し
、それに基づいてマイクロピベ。
トの状態を判断して、次の操作、例えば状態の記録、不
良の場合の分析素子の廃棄などを実施するようなシステ
ムにすることも可能である。
本発明のもう1つの好ましい態様では、第3図(a)〜
(f)に示すように、上述の態様における光結合センサ
の代わりに、メカニカルセンサ35および36を使用す
る。
第3図において、マイクロピペットはピペットホルダ3
0に配置され、メカニカルセンサ35および36がピペ
ットホルダ30に配置されている。
これらのセンサは、マイクロピペット本体の一部分であ
る部材33および吐出ボタンと連動する可動片11と接
触することにより作用するセンサである。従って、位置
関係を検知して確認する必要がある部材上センサとの接
触が必要であるので、可動片31の形状を変えてセンサ
と接触するようにするだけで第2図に示す光結合センサ
を使用する場合と同様の結果を得ることができる。
即ち、メカニカルセンサ35および36と部材が接触す
る場合にメカニカルセンサが作用して信号ONを出力し
、部材と接触していない状態では信号○FFを出力する
と想定すると、第2図において光結合センサがHの信号
を出力する場合が、ONに対応し、Lの出力を出力する
場合がOFFに対応する違いがあるに過ぎない。
また、マグネットセンサを使用する場合も、メカニカル
センサを使用する場合と基本的には違いがない。即ち、
マグネットセンサの場合では、機械的な接触の代わりに
、適当な距離を隔ててセンサと部材が位置する状態でも
ONに相当する信号が得られる。従って、マグネットセ
ンサを使用する場合では、メカニカルセンサの場合の態
様において、センサと部材とが接触するのではなく、適
当な間隔を隔てて重なった状態となる態様にすればよい
このような態様に使用できるメカニカルセンサとしては
例えばマイクロスイッチや可動片を用いたセンサが使用
できる。また、マグネットセンサとしては、リードスイ
ッチ、ホール素子、磁気抵抗素子が使用できる。
本発明の更にもう1つの、態様を第4図に示す。
第4図の態様では、1つの光結合センサ15を使用する
。マイクロピペット本体には光反射手段13が配置され
、可動片11には光吸収手段14が配置されている。
第4図(a)はマイクロピペットがピペットホルダ10
に配置されていない状態、例えばビベ71−ホルダの上
方に位置して待機している状態であり、この場合、セン
サはHでもしでもない状態の信号を出力する必要がある
。例えば、この状態では、センサはある程度の光を周囲
から受光するので、HとLの中間的な量の光を受光する
ことになるので、そのような受光量の時の状態は、マイ
クロピペットがピペットホルダに配置されていない状態
であると判断するようにすればよい。例えばそのような
状態の場合に信号Mを出力するとする。
第4図(b)は、マイクロピペットがピペットホルダ1
0に配置された状態であり、この場合、光結合センサは
自らの発射光を受光するので信号Hを出力する。
第4図(c)は、吐出ボタンが押された状態であり、こ
の場合、センサからの発射光は吸収されるのでセンサは
信号りを出力する。
i4図(d)は、吐出ボタンが押されたままでマイクロ
ピペットがピペットホルダから離れる状態を示す。マイ
クロピペットが検体から離れる前に吐出ボタンが戻ると
、光吸収手段が上方に変位することになり、光結合セン
サは信号Hを出力することになる。従って、吐出ボタン
が押された状態で検体から離れるには、光結合センサか
らの信号がLの状態のままでピペットがピペットホルダ
から離れて、その後、センサは信号Mを出力する。
これをまとめると第2表のようになる。
第2表 従って、本発明の検知方法の工程(1)は第4図(a)
〜(b)の状態を検知・確認する工程に相当し、工程(
2)は第4図(C)の状態を検知・確認する工程に相当
し、また、工程(3)は第4図(d)を検知・確認する
工程に相当する。
従って、第2表に示す一連の信号が確認された場合に、
マイクロビペyhの点前が適当に実施されたことを確認
できる。
この態様では、先に説明した2つの光結合センサを使用
する態様と比較すると検知できる状態の数は減少してい
るが、本発明の検知方法の3つの工程を実施できる点で
は変わりな(、センサの数が少ない故に装置が簡素化さ
れることになる。
本発明は、更に上述の作動状態検知方法を使用するマイ
クロピペットの操作方法を提供する。即ち、上記検知方
法において所定通りの信号がセンサから出力されるよう
に、マイクロピペットを対象物体に配置し、吐出ボタン
を押し、吐出ボタンを押した状態を保持したままでマイ
クロピペットを検体から離すようにすることにより、マ
イクロピペットの一連の操作を誤作動な(実施でき、正
確な点着が可能となる。
また、本発明は、作動状態を検知して確認できるマイク
ロピペットシステムを提供し、上述のように作用するセ
ンサを有して成るマイクロピペットおよびマイクロピペ
ットを配置する対象物体、ならびに要すればセンサから
の信号を処理する信号処理部を有して成る。
[発明の効果] 本発明のマイクロピペットの作動状fル検知方法では、
マイクロピペットがピペットホルダに配置されてから検
体を分析素子に吐出し、その後、マイクロピペットのチ
ップが分析素子から離れるまての一連の操作を検知して
確認できる。
更に、上記作動状態検知方法を使用するマイクロピペッ
ト操作方法およびマイクロピペットシステムによりマイ
クロピペットによる点着を正確に実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を適用したマイクロピペットの部
分断面側面図、第2図(a)〜(f)は本発明の方法の
一具体例を模式的に示す説明図、第3図(a)〜(r)
は本発明の別の具体例を模式的に示す説明図、第4図(
a)〜(d)は本発明の更に別の具体例を模式的に示す
説明図である。 1・・マイクロピペット、2・・・ピペット本体、3・
・チップ、4・・・吐出ボタン、5・・・ピストン、6
・・・シリンジ、7・・・ストローク制御片、8・・・
ばね、9・・○−リング、 1o・・・ピペットホルダ、11・・・可動片、12.
13・・・光反射手段、14・・光吸収手段、15.1
6・・・光結合センサ、17・・・信号処理部、30・
・・ピペットホルダ、31・・可動片、33・・マイク
ロピペット本体の一部分、35.36・・・メカニカル
センサ。 特許出願人 株式会社京都第−科学 代理人弁理士青山 葆 はか1名 第2図 (そつlり aす (b) (C/) tcl) 第2図 (千つ2) (ε) (:F) (d、) 第3図 (イの1) (α) (b) (C/) 」 (%tAユ) (e) (f−) 手粘に7市正当 1.=++件の表示 平成 1年 特許願 第104890号2、究明の名称 マイクロピペットの作動状態検知方法 3、補正[をする者 1;件との関係 特許出願人 名称 株式会社京郡第−科学 4、代IF1人 自  発 6゜ 補正の対象 図面 第2図(¥の1) (a) 第3図(ぞの1) (a) 第 27(ぞa2) (d) (e) 第37(tの2) (d) (e) (f) (f)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(1)マイクロピペットがマイクロピペットを配置
    すべき対象物体の所定の位置に配置されたことを検知し
    て確認する工程、 (2)マイクロピペットの吐出ボタンが押されてピスト
    ンにより検体が吐出されたことを検知して確認する工程
    、および (3)ピストンが押されたままの状態でマイクロピペッ
    トの先端が吐出された検体から離れたことを検知して確
    認する工程 を含んで成るマイクロピペットの作動状態検知方法。 2、各工程の検知および確認を光結合センサ、メカニカ
    ルセンサもしくはマグネットセンサまたはこれらの組み
    合わせにより実施する請求項1記載の検知方法。
JP1104890A 1989-04-25 1989-04-25 マイクロピペットの作動状態検知方法 Pending JPH02284039A (ja)

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EP0425690A4 (en) 1992-03-18
EP0425690A1 (en) 1991-05-08

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