JPH02283228A - ダニの増殖抑制方法、ダニの増殖抑制装置及び被ダニの増殖抑制処理材用収納体 - Google Patents

ダニの増殖抑制方法、ダニの増殖抑制装置及び被ダニの増殖抑制処理材用収納体

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JPH02283228A
JPH02283228A JP10177789A JP10177789A JPH02283228A JP H02283228 A JPH02283228 A JP H02283228A JP 10177789 A JP10177789 A JP 10177789A JP 10177789 A JP10177789 A JP 10177789A JP H02283228 A JPH02283228 A JP H02283228A
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JP
Japan
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treated
mites
acarid
desiccant
atmosphere
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JP10177789A
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English (en)
Inventor
Yuichi Tanaka
雄一 田中
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ST Chemical Co Ltd
Original Assignee
ST Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、寝具類等に生息するダニを低iW度状態の雰
囲気にすることにより増殖を抑制するようにしたことを
特徴とするダニの増殖抑制方法、増殖抑制装置及び被ダ
ニの増殖抑制処理材用収納体に関するものである。
〈従来の技術〉 一般家庭において生息するダニとしては、寝具類、枕、
ぬいぐるみ、カーペット、カーテン等に多く生息するチ
リダニと、畳、穀粉類、食品等に存在するコナダニに代
表される。
チリダニ科には、コナヒヲウヒダニ、ヤケヒヨウヒダニ
などが属し、アレルギー性疾患の原因の一つとされてい
る。
上記したダニが存在する場合、防除方法のひとつとして
直射日光に当てる方法が従来より行なわれているが、あ
まり有効な方法でないことが近年証明されている。
また、近年、化学薬品の研究によりダニの防除剤が提案
されているが、防除剤の主たるものは、ピレスロイド系
、または有機リン系の薬品を用いるものであった。
〈発明が解決しようどする課題〉 しかし、上記したような化学薬品を使用することは、人
体に対して小なりとも悪影響を及ぼし、特に寝具類やカ
ーペットなどでは不快な臭気が発生したり、不快感を与
えるものであった。
く課題を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたもので、乾燥剤と被処理
材とを、透湿度20g/m”/24hr以下の収納体の
内部に収納し、収納体の内部を相対湿度50%以下の雰
囲気にして被処理材中に存在するダニの増殖を抑制する
ことを特徴とするダニの増殖抑制方法、ダニの増殖抑制
装置、及び被ダニの増殖抑制処理材用収納体に関するも
のである。
本発明のダニの増殖抑制方法や装置に使用することがで
きる乾燥剤としては、塩化カルシウム、ヨウ化カルシウ
ム、硫酸カルシウム、酸化カルシウム、塩化マグネシウ
ム、過酸素酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、酸化ア
ルミニウム、酸化バリウム、シリカゲル、無水ホウ酸等
の1種または2種以上を組合せて使用することができる
。また、必要に応じて上記した組成物にエステル化澱粉
等の増粘剤を添加したりすることができる。また、上記
した乾燥剤の使用形態は、シート状にしたり塊状とする
よりは、表面積を大きくするような粉体状が望ましいが
、例えばシリカゲルをシート状にして使用することもで
きる。
一方、被処理材を収納する収納体としては素材の透湿度
が20g/1m’/24hr以下のものであればどのよ
うなものでも使用することができるが、費用、物理的強
度等の要因を加味して考慮すると、低密度ポリエチレン
、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル
、塩化ビニリデン、防湿セロファン、Kコートセロファ
ン、Kコートナイロン、Kコートポリエステル等、或い
はラミネートフィルムとして、セロファン/ポリエチレ
ン、ナイロン/ポリエチレン、ポリエステル/ポリエチ
レン、未延伸ポリプロピレン/延伸ポリプロピレン、K
コートセロファン/ポリエチレン、Kコートポリプロピ
レン/ポリエチレン、Kコートポリエステル/ポリエチ
レン、Kコート延伸ナイロン/ポリエチレン等を使用す
ることができる。
また、収納体の開口部の!開方法も密閉性の高い熱シー
ル法や特殊器具を使用することができるが、こね以外で
もと菌性に劣るけれどクリップ、紐、ゴム等を用いて結
束したり、或いは開口部の凹凸状チャックにより行うこ
とも可能である。
また収納体の容積は、被処理材の大きさによって決定す
るものであるが、寝具類、枕、ぬいぐるみ、カーテンな
どを被処理材として使用する場合には1d程度、または
それ以下が望ましい。
本発明は、上記のように構成した収納体に前記した乾燥
剤と被処理材とを収納することにより、収納体の内部の
通常80〜60%である相対湿度を50%以下の低湿度
の状態にし、この低温度状態を20日以上継続させるこ
とにより、被処理材中に生息するダニの増殖を抑制する
ことができるものである。
ところで、ダニの成育と繁殖に関し、温度と湿度に対し
て以下のような性質が有る。
一般にチリダニ類は10〜32℃の範囲内で増殖と発育
が行われるが、20〜32℃の範囲では2力月以内に卵
から成虫まで成育する。
ダニの体内から出入りする水分と外気から出入りする水
分が等しい大気湿度を臨海平衡湿度と呼び、ダニの生活
条件の中で重要な要因である。コナヒヨウヒダニの臨海
平衡湿度は相対湿度70%、ヤケヒヨウヒダニの臨海平
衡湿度は相対湿度74%と報告されている。
ヤケヒヨウヒダニの好適成育条件温度は25℃、相対温
度は80%である。従って東京の大気は。
6〜9月の4力月間は完全にダニの好適条件下にある。
さらに人間の住居の環境内では生活している限り、つ調
が行なわれるため室内温度は常にダニの好適成育温度内
にある場合が多い、また、特に床や壁付近、押し入れの
内側は、大気よりも高い組付湿度を示す場合が多々あり
、人間の生活環境内にはチリダニにとって好適成育湿度
条件が多(存在する。
一般に衣替えは6月頃に行なわれ、冬用布団類は押入れ
、納戸等の収納場所内に収納される。収納された布団は
、その後室内1度より高い湿度を維持する収納場所内に
おいて、ダニの好適生育時期、つまり6月〜9月を経、
10月頃再び取り出されて使用される。この夏期の間に
生育、繁殖したアレルギー性端息の発作を引き起こす原
因となっているダニ及びダニの死骸は、10月の再使用
時には多量に増加している。したがって、この布団収納
時にダニの繁殖を抑制することが可能であれば、布団を
10月頃に再使用するときのアレルギー原因物質量が減
少することになる。
本発明による収納体は、収納素材の透湿度率と乾燥剤量
との組合わせにより収納体内の低ml?状態を維持させ
得る時間が特定できる。たとえこの低湿度状態が短期で
あってもダニの最好適生育期間にこの収納体を使用すれ
ば、無処理区と処理区との増殖抑制率には大きな差が生
じ、効果的にダニの増殖を抑制することができる。その
後に収納体素材の透湿度率により収納体内部と、外部が
平衡状態となっても、ダニの最好適生育期間はすでに終
了しており、その後の増殖率は低い値しか示さない。
したがって、無処理区と処理区とのダニ数、及びダニ死
骸数には大きな差が生じ、アレルギー原因物質量を有為
に低下させることが可能である。
一方、収納体素材の透湿度率、乾燥剤量により開口時ま
で、低湿度状態を維持させれば、布団再使用時の使用感
は爽やかなものとなり、使用価値が増大する。
また、本発明のダニの増殖抑制方法において収納体の内
部に乾燥剤とともに揮敵性防カビ剤或いは香料等を入れ
てもよい。
上記した揮敗性防カビ剤としては、パラ−クロロ−メタ
−キシレノール、ジクロロ−メタ−キシレノール、チモ
ール等があり、カビの成育を抑制することができるし、
香料は処理後の使用感を快適なものとする効果を付与す
ることができる。
〈実施例〉 本発明のダニの増殖抑制方法の実施例を以下に示す。
供試虫:ヤケヒョウヒダニ、コナヒヨウヒダニ試験方法
: それぞれ2個のバイアルにダニと培地とを供給し、入口
を通気性ラップで塞いだ、一方、ダンボール製の箱(3
7X 25X 16cm、約1!l)に綿製の布団を入
れ、布団の中央にそれぞれの供試虫のバイアル1個ずつ
を置いた。そして、塩化カルシウムを主成分とする乾燥
剤(ドライベット)を布団の上面に2個置き、箱の蓋を
閉じた。これを低密度ポリエチレン製の袋の中に入れて
袋の口を気密に塞ぎ、25℃の恒温室に放置して1力月
後にダニの増殖抑制率、相対湿度を測定した。
なお、乾燥剤を入れないで上記と同様の1% i’l操
作を行なったものをブランクとした。
ダニの増殖抑制率の結果は、下記の表1に示した。
また、実施例の箱の内部、及びブランクの箱の内部の湿
度を一定日数毎に測定した結果を、第1図に示した。
尚、上記の実施例において使用した乾燥剤及び低密度ポ
リエチレン製の袋は、以下のようなものである。
乾燥剤 商品名ニドライペット 衣類・皮製品用製造元:エステ
ー化学株式会社製 原材科名:塩化カルシウムf15g)、他、保水剤、消
臭剤、特殊防カビ剤、他 低密度ポリエチレン製の袋 材質:低密度ポリエチレン(L、D、PE)厚み740
μm 透湿度: 16〜22g/a”/24hr表 上記した表1より明らかなように、コナヒゴウヒダニに
対しては64%、ヤケヒヨウヒダニに対しては95%の
増殖抑制率が確認された。
使用した乾燥剤(ドライペット)の吸水量は、26.3
g/2個(袋)であった。
上記した実験の30日間における布団の内部における相
対湿度の変化は第1図のようで、第1図において線aは
実施例の箱の内部の湿度変化を示し、線すはブランクの
箱の内部の温度変化を示す。
〈発明の効果) 以上説明したように、本発明のダニの増殖抑制方法によ
れば、収納体の内部に乾燥剤を入れるだけで、布団等の
寝具類或いは食品類中に生息する膨大な量のダニの増殖
を容易に抑制することができる。
また、本発明のダニの増殖抑制方法は、従来の薬品を用
いる方法に比べて操作が極めて簡単であり、安全性に優
れ、さらには使用する収納体を通常の袋とすることがで
き、極めて実用的価値が高い方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例における湿度の変化を示すグ
ラフである。 特許出願人 エステ−化学株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)大気中の湿気を吸収する乾燥剤と被処理材とを、
    透湿度が20g/m^2/24hr以下の収納体の内部
    に収納し、収納体の内部を相対湿度50%以下の雰囲気
    にして被処理材中に存在するダニの増殖を抑制すること
    を特徴とするダニの増殖抑制方法。
  2. (2)大気中の湿気を吸収する乾燥剤と、透湿度が20
    g/m^2/24hr以下の収納体とからなり、上記収
    納体の内部に上記乾燥剤とダニの被処理材とを収納した
    場合に、収納体の内部を相対湿度50%以下の雰囲気に
    して被処理材に存在するダニの増殖を抑制するようにし
    たことを特徴とするダニの増殖抑制装置。
  3. (3)透湿度が20g/m^2/24hr以下であって
    、内部に大気中の湿気を吸収する乾燥剤とダニの被処理
    材とを収納した場合に、内部の相対湿度を50%以下の
    雰囲気にして被処理材に存在するダニの増殖を抑制する
    ようにしたことを特徴とする被ダニの増殖抑制処理材用
    収納体。
JP10177789A 1989-04-24 1989-04-24 ダニの増殖抑制方法、ダニの増殖抑制装置及び被ダニの増殖抑制処理材用収納体 Pending JPH02283228A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0558826A (ja) * 1991-09-04 1993-03-09 O D S:Kk ダニ処理装置
JP5499213B1 (ja) * 2013-10-31 2014-05-21 石崎資材株式会社 ダニ捕集紙器

Cited By (3)

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JP2015084718A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 石崎資材株式会社 ダニ捕集紙器

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