JPH02283011A - 投影露光装置及び投影露光方法 - Google Patents

投影露光装置及び投影露光方法

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JPH02283011A
JPH02283011A JP1105198A JP10519889A JPH02283011A JP H02283011 A JPH02283011 A JP H02283011A JP 1105198 A JP1105198 A JP 1105198A JP 10519889 A JP10519889 A JP 10519889A JP H02283011 A JPH02283011 A JP H02283011A
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英夫 水谷
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    • G03F9/7076Mark details, e.g. phase grating mark, temporary mark

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体製造装置において基板を所望の位置に合
わせるための装置に関し、特に露光装置における被転写
基板の位置合わせ装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、半導体製造装置(n光装置、リペア装置、検査装
置等)では、チップ回路が作り込まれる半導体ウェハを
、その装置内で高精度に位置決めすることが要求されて
きた。
特に露光装置にあっては、レチクルやマスクの回路パタ
ーンをウェハ上の回路パターンと精密に重ね合わせて露
光するために、予めウェハ上の回路パターンの位置を正
確に検出する必要がある。
回路パターンの微細化は、サブミクロン領域にまで達し
、現在では線幅ルール0.4〜0.6μm程度の16M
bit  D−RAMI産用の露光装置が試作されてい
る。
これらの露光装置では、線幅ルールに見合った位置合わ
せ技術が必要であり、位置合わせ用のアライメントマー
クの検出センサー単体の精度としては、線幅ルールの1
/10程度をクリアしなければならない、このような高
い精度を得る1つのアライメント(マーク検出)技術と
して、ウェハ上の回折格子パターンにスタティックな干
渉縞を照射し、この干渉縞と回折格子パターンとを相対
移動させて、回折格子パターンから生じる干渉光の強度
変化に基づいて、ウェハを位置合わせする方法が、例え
ばアメリカ特許筒4,636.077号に開示されてい
る。この方法は基本的には、回折格子パターンと干渉縞
との相対位置変化量が干渉光の強度変化(正弦波的なレ
ベル変化)に一義的に対応することを利用して変位計測
を行なうアメリカ特許筒3.726.595号の技術を
応用したものである。
一方、干渉縞と回折格子パターンとを使った別の位置(
変位)計測方法として、特開昭61−215905号公
報に開示されている通り、干渉縞を回折格子パターンの
ピッチ方向に高速に移動させ、回折格子パターンからの
干渉ビート光の光電信号(交流)と、干渉縞の移動速度
に対応した参照信号(交流)との位相差から回折格子パ
ターンの位置ずれ(格子ピッチの±1/4以内、もしく
はその整数倍)を検出する技術も知られている。
この方法は光ビート信号を使うことがらヘテロゲイン法
とも呼ばれ、前述のスタティックな干渉縞を用いた方法
は、これに対してホモダイン法と呼ばれる。ヘテロゲイ
ン法では同−周波数の2つの交流信号間(計測信号と参
照信号)の位相差が回折格子パターンの変位と一義的に
対応しており、位相差の計測は簡単なフェーズ・メータ
等であっても極めて高い分解能が得られる。
例えばウェハ上の回折格子パターンのピッチPを2μm
<1μm幅のラインとスペース)とし、フェーズ・メー
タの分解能Δθを±0,5°とすると、ある条件でのへ
テロゲイン法では格子ピッチPの±1/4が位相差の±
180°に比例するから、変位計測分解能ΔXは、次の
関係から求まる。
ΔX/Δθ−(P/4 ) /180 従って上記の条件ではΔX!=+0.0O14μmとな
り、これは極めて高い分解能である。しかも、ある一定
時間(m5ecオーダ)の間の信号波形の平均から位相
差が求められるので高い安定性が得られる。さらに信号
波形のレベル変化ではなく、位相変化を求めればよいの
で、アライメントにあたってホモダイン法のように信号
強度のばらつきに大きく依存することがない。
〔発明が解決しようとする課H] 以上、従来のホモダイン法、ヘテロダイン法では、基板
上の回折格子パターンのピンチPの1/2毎に同一の位
置ずれ情報が得られるため、P/2を1周期とすると、
その整数倍の位置ずれがあつた場合には誤まった位置合
ねせをすることになる。この種のマーク検出法において
は、年々回折格子パターンのピッチPが微細化すること
も予想され、現在考えられているようにP=2μmとし
ても、10.5μmの範囲内に回折格子パターンをプリ
アライメントしなければならず、従来の機械的なプリア
ライメントのみではほとんど達成不可能なスペックであ
った。
そこで本発明は、ホモダイン、ヘテロダイン法のように
高分解能ではあるが、真のマーク位置ずれ計測範囲が狭
いアライメント系をもつ位置合わせ装置において、上記
問題点を解決しつつ、マーク検出(アライメント)動作
の長時間化、すなわちアライメントシーケス上でのスル
ープット低下を極力少なくすることを目的とする。
〔課題を解決する為の手段〕
上記問題点を解決するため、本発明において基板上のマ
ークパターン(回折格子パターンから成る主マークと、
その一部もしくは別の副マーク)を検出する第1マーク
検出手段と第2マーク検出手段との2系統をともに動作
させるように構成した。第1マーク検出手段はマークパ
ターンよりも小さな第1検出領域(スリット状ビーム)
を有し、マークパターンとの相対走査によって、マーク
パターンの局所部分、特に副マークからのマーク情報(
散乱光、回折光)を検出するもので、回折格子パターン
に対する整数倍の位置ずれを求める。
第2マーク検出手段は、ヘテロゲイン、ホモダイン方式
等のように、マークパターンのほぼ全体がらのマーク情
報(干渉ビート光等)を検出して、回折格子パターンの
ピッチPの1/m(mは1以上の整数)以内の位置ずれ
を求める。
これら2系統からのマーク位置ずれ情報に基づいて、基
板を載置するステージの移動座標系と、基板上の任意の
点(例えばシトノド中心点)とを対応付けるようにした
〔作 用〕
本発明においては、2つのマーク検出手段が時間的に連
続してマークパターンの検出動作を行なえるように、マ
ークパターンの構造もしくは配置を決めておくことで、
2つのマーク検出手段を使うことによるスループット低
下を押えるようにした。
ここで本発明の原理的な構成、作用について第1図を参
照して説明する。第1図において、ウェハW上には、主
マークM2として回折格子パターンが形成され、そこか
ら一定距離だけ離れて副マークM、が形成されている。
対物光学系としての投影レンズPLはウェハWとレチク
ルRとの間に配置され、露光光の波長のもとてレチクル
RとウェハWとを互いに共役関係にする。アライメント
系は、アライメント用対物しンズOBJ、ビームスプリ
ッタB S r 、ミラーRMレンズ系GL、ビームス
プリッタBS!、及び光電検出器PED等により構成さ
れる。
投影レンズPLはウェハW側がテレセンドリンク系にな
っている。このアライメント系には、マーク照明光とし
て露光光と異なる波長の3本のビームLB、 、LB、
、t、Btが入射する。
ビームLB、は、ビームスプリッタBS、で反射してレ
ンズ系GLに入射し、投影レンズPLの瞳(入射瞳)B
Pと共役な面EP’ の中心を通り、対物レンズOBJ
によって空間中の面IPに集光した後、投影レンズPL
の瞳EPの中心を通って、ウェハW上で再結像する。こ
れによってウェハW上にはビームLB、の円形、又はス
リット形のスポット光(第1検出領域)が照射され、こ
のスポット光とウェハW上のマークM1とを相対走査す
ることにより、該マークM1からは散乱光や回折光±D
Lが発生する。この反射回折光は投影レンズPL、対物
レンズOBJを介してビームスプリッタBS、で反射さ
れ、正反射光以外の回折、散乱光が瞳EPと共役な光電
検出器PEDの受光面上の受光素子PDa%PDb、又
は受光素子PDc、PDdにより検出される0以上のビ
ームLB。、ビームスプリッタBS、 、SBχ・レン
ズ系GL、対物レンズOBJ、及び受光素子PDa。
PDb 、、PDc、、PDdが本発明の第1マーク検
出手段を構成する。
一方、2本の可干渉性ビームLB、、LB□は、波長は
ビームL B oとほぼ等しい(厳密には後述するよう
に数十MHz程度異なる)が、周波数が互いに数KHz
〜数十KHz程度の間で異なっており、ビームスプリッ
タB S zを介してレンズ系GLに2方向から入射し
、瞳共役面EP’ では瞳中心を挾んで点対称の関係で
スポット集光する。その後ビームLBr”、LBzは対
物レンズOBJを通り、ともに平行光束となって面IP
で交差し、投影レンズPLに入射する。2本のビームL
B、 、LB2は瞳EP内では再びスポットに集光した
後、投影レンズPLの光軸に関して対称的に傾いた平行
光束となってウェハW上で交差する。この2つのビーム
LB、 、LB、の交差部分が第2検出領域に相当し、
ウェハW上には2つのビームLB、、LB、の交差角に
応じたピッチの干渉縞が、周波数差に応じた速度で一方
向に流れることになる。
この干渉縞の位置に主マークMtが存在すると、ビーム
LB、の照射によって垂直に発生するI次回折光と、ビ
ームLB、の照射によって垂直に発生する1次回折光と
が互いに干渉し、その干渉ビート光BTLが投影レンズ
PLに垂直に入射する。
この干渉ビート光BTLは対物レンズOBJ、ビームス
プリッタB S +を介して光電検出器PEDの光軸上
の受光素子PD、にスポット光となって集光する。
以上、ビームLB、 、LB、 、ビームスプリッタB
S、 、BS、 、レンズ系CL、対物レンズOBJ、
及び受光素子PD、によって本発明の第2マーク検出手
段が構成される。
ここで面IPはレチクルRと光軸方向にずれているが、
これはビームLB、、LB、、LBgの露光波長からの
ずれに起因した色収差によるものである。
また主マークM2は図中、左右方向に周期的な構造を有
し、回折格子要素は紙面と垂直な方向に伸びており、ビ
ームLB+ 、LB!のスポット光ばIli[EP内で
主マークM、の格子ピッチ方向に並んでいる。
さらにビームLB、は瞳EP内でスリット状に集光する
ようにシリンドリカルレンズ等で成形されて、ビームス
プリンタB S tに入射する。これによってウェハW
上でのビームLB、のスポットは、瞳EP内の長平方向
と直交する方向に伸びたスリット状になる。
この第1マーク検出手段については、例えば特開昭61
−128106号公報に詳しく開示されている。
以上のような第1マーク検出手段と第2マーク検出手段
とを用いて、第1マーク検出手段では専ら!Ifマーク
M1を検出して主マークM2の±P/4の整数倍の位置
ずれを特定するようにし、第2マーク検出手段では主マ
ークM1の±P/4以内の位置ずれを検出する。
ここで本発明では、2つのマーク検出手段の動作順序は
、どちらを先にしてもよい。
このように本発明では、副アライメント系としての第1
マーク検出手段と、主アライメント系としての第2マー
ク検出手段とを組み合わせることで、マーク検出動作を
連続させることができ、これによってスループットの極
端な低下を防止するとともに、確実な主アライメントを
達成するようにしたのである。
C実施例〕 次に本発明の実施例による位置合わせ装置の構成を、第
2図〜第6図を参照して説明する。第2図は投影露光装
置のアライメント系を示し、レチクルRはレチクルステ
ージR3T上に固定され、予め投影レンズPLの光軸A
Xに対して正確に位置決めされているものとする。ウェ
ハWは2次元移動可能なステージlG上に載置され、こ
のステージ16はモータ17、送りネジ18等の駆動系
によって水平面内を高速移動する。ウェハステージ30
の座標位置は、レーザ光i11[30,ビームスプリッ
タ31、ウェハステージ30に固定された移動鏡32、
投影レンズPLに固定された固定鏡33、及び干渉フリ
ンジを光電検出するレシーバ34とで構成されたレーザ
干渉式測長器(干渉計)によって逐次計測される。
レシーバ34からの信号は、干渉計カウンタへ送られ、
ステージ16の移動量は、例えば0.02μmの分解能
で計測される。
一方、アライメント用のレーザ光Stからのビームは、
ビーム送光系ABOに入射し、第1マーク検出系と第2
マーク検出系との夫々に適した照明ビームLB、 、L
B、 、LB!に変換され、ビームスプリッタ6X、対
物レンズ7X、及びミラー13を介して投影レンズPL
の軸外(投影視野の周辺部)位置に入射する。尚、第2
図中、2本のビームLB+ 、LB*は、ビームLBI
Iをはさんで紙面と垂直な方向に並んでいるため、ここ
では図示を省略しである。さて、投影レンズPLの瞳E
Pの中心を通ったビームLB、は、ウェハWをテレセン
トリックに照射するスリット状スポット光となる。この
ときつエバW上には、例えば第3図に示すようなビーム
スポット71が形成され、スポット71の長手方向は投
影レンズPLの光軸AXへ向うように構成されている。
そこでステージ16をレーザ干渉計の計測のもとに、ビ
ームスポット71の長手方向と直交する方向に走査する
と、第3図のように副マークM1がスポット71を横切
るように移動させることができる0本実施例では副マー
クM、ば、微小矩形パターンの複数をビームスポット7
1の長手方向に一定ピッチで配列した回折格子状にし、
主マークM:の回折格子パターンの回折方向(ピッチ方
向)とは直交する方向の周期構造とした。スボッ)71
が副マークM1と重なった瞬間、副マークM、からは第
4図に示すように格子ピッチ方向に回折光(±1次光、
±2次光・・・・・・)±DLが発生する。これら回折
光±DLは投影レンズPLを介してミラー13Xで反射
し、対物レンズ7Xを通ってビームスプリッタ6Xで反
射され、光電検出器8X(第1図中のPED)に達する
。光電検出器8xは、第1図に示したPEDのように、
2系統のアライメント系の夫々に対した回折光を受ける
ために、瞳共役面で分割された複数の受光素子を備えて
いる。ここでウェハWの共役面(第1図中の面IP)は
、第2図中ではミラー13Xと対物レンズ7Xとの間に
存在する。
以上第2図ではアライメント系、干渉計システムは、X
方向のアライメント用の一軸方向のみを示すが、実際は
X方向のアライメント用にも、同一のアライメント系と
干渉系システムとが設けられている。
一方、アライメントビーム送光系ABOからの2つのビ
ームLB、 SLB、は、第1図で説明したのと同様に
、ウェハW上では第2図中で紙面と垂直な面内で交差す
る平行光束となり、スポット71よりも十分大きな範囲
の照射領域(第2検出領域)を形成する0本実施例では
2つのビームLB、、LB、の交差照射領域のほぼ中央
にスポット71が位置するように設定されるが、瞳EP
の中心にビームLB、が通りさえすれば、スポット71
の位置は交差照明領域内のどこにあってもよい、ただし
その位置関係は予め別の基準マーク(ウェハステージ上
のフィデュシャルマーク等)を用いて計測しておく必要
がある。
さて、第5図は、第2図の装置におけるアライメント系
をX−Y平面でみた配置図である。
He−Ne5Arイオン、He−Cd等のレーザ光源1
は露光光と異なる波長のレーザビームを発振する。この
ビームは微小回転可能な1/2波長板2゛によって偏光
方向がほぼ45°だけ回転させられ、偏光ビームスプリ
ッタ2により偏光方向で2つに分けられる。このビーム
スプリッタ2を透過した一方の偏光ビーム(例えばP偏
光)はシャッターSlを通り、ミラー20.ビーム成形
光学系21、シリンドリカルレンズ22から成る第1マ
ーク検出系のビーム送光系に入射する。シリンドリカル
レンズ22からのビームLB、はビームスプリッタ3で
振幅分割され、このビームスプリッタ3を透過したビー
ムLB、はX方向のアライメント対物系を構成するレン
ズ4X、ミラー5X、ビームスプリッタ6X、対物レン
ズ7X、及びミラー13Xに入射する。ビームスプリン
タ3で反射されたビームL B oはY方向のアライメ
ント対物系を構成するレンズ4Y、、ミラー5Y、ビー
ムスプリッタ6Y、対物レンズ7Y、及びミラー13Y
に入射する。尚、ビームLBoについてはビームの主光
線のみを示しである。
ここでビームスプリンタ6X、6Yは第1図中のBS、
に相当し、ウェハW上の副マークM1、主マークM2か
らの回折光を光電検出器8X18Yへ分岐する。
さて、偏光ビームスプリッタ2で反射された偏光ビーム
(例えばS偏光)はシャッター32を通り、AOM (
音響光学変調器)等の2つの周波数変調器MDI 、M
D!、ビームスプリッタBS3等で構成された第2マー
ク検出系のビーム送光系21″に入射する。シャッター
Stを通ったビームは送光系21°内で2つに分割され
、各ビーム路に変調器MD、 、MD、が配置され、周
波数変調すれた2つのビームがビームスプリッタBS。
で偏心して合成される。変調器MDI、MD*は、互い
に異なる周波数の高周波ドライブ信号SF、SFよ (
数十Mセ)で駆動され、信号SF、とSF、の周波数差
がビート周波数(数KHz〜数十Kl(z)となる、ビ
ームスプリッタBS、で合成された2つのビームLB+
 、LBzは、ミラー46で反射され、レンズ47、偏
光板2′を通ってビームスプリッタ3に入射する。ビー
ムスプリッタ3における2本のビームLB、 、LB、
の入射面は、ビームLB、の入射面と直交し、2本のビ
ームLB+、LBzは偏光板2″によってビームLB、
の偏光方向と合わされた後、ビームスプリッタ3で振幅
分割されて、X方向アライメント対物系とY方向アライ
メント対物系との夫々に分岐する。尚、第5図中では、
ビームスプリッタ3を透過してY方向アライメント対物
系へ進む2つのビームLB+ 、LBxの図示を省略し
である。またビームLB+ 、LB□は主光線のみを示
し、レンズ47からレンズ4X(又は4Y)までの間で
は、平行光束となって交差し、レンズ47と送光系21
゛の間では主光線が互いに平行となっている。
従って、レンズ47とレンズ4X(又は4Y)との間に
、ウェハW(又は面IP)と共役な面(交差位置)が存
在し、この位置に適宜、照明領域を制限するためのアパ
ーチャを設ける七よい。
さらにシャッタS、、S、は、いずれか一方のマーク検
出系を有効とするように、ビームを択一的に遮ぎるもの
であり、同時に開放されることはない。
ところで、この種のヘテロゲイン法では、基準となる参
照信号が必要であり、本実施例では、第5図中のビーム
スプリッタBS、から分岐した2つのビームLB、 、
LB、をレンズによって平行光束に変換するとともに、
参照用基準格子板RGに所定の交差角で2方向から入射
させる。基準格子板RG上にはビート周波数で流れる干
渉縞ができ、光電素子PDRば同一次数の回折光が干渉
した干渉ビート光を受光して参照信号(ビート周波数の
交流信号)9Rを出力する。
この参照信号9Rは電気系ユニット90に入力し、第2
マーク検出系によるマーク位置検出の際に使われる。!
気系ユニット90にはプリアンプ9A、9B、9C等を
介して光電検出器8x、8Yからの各出力信号が人力す
る(8Xからの信号用のプリアンプは省略しである)、
この電気系ユニット90はシャッターS+ 、Stの切
り換え制御と連動して、第1マーク検出系(スポット7
1を用いたステージスキャンアライメント系)と第2マ
ーク検出系(干渉縞を用いたヘテロゲイン・アライメン
ト系)とのいずれか一方を用いて副マークM、又は主マ
ークM、の位置検出を行なう。
こうして検出されたマーク位置情報は主制御装置91に
受は渡され、ステージコントローラ92を介してステー
ジ16の駆動系(モータIT)の制御に使われる。尚、
電気系ユニット90内には、光電検出器8x、8Yの中
央の受光素子PD。
(第1図参照)からの信号を増幅するプリアンプ9Aか
らの出力と、参照信号9Rとの位相差を±180’の範
囲内で計測するデジタル・フェーズ・メータ(もしくは
フーリエ変換による位相差演算ソフトウェア)等が設け
れるとともに、受光素子PDa、PDbの信号を増幅す
るプリアンプ9Bからの信号波形、もしくは受光素子P
Dc、PDdの信号を増幅するプリアンプ9Cからの信
号波形を、干渉計カウンタからの計数パルス(例えばス
テージ70の0.02μmの移動毎に発生するパルス)
に応答してデジタル値に変換するA/D変換器と、その
波形を記憶するメモリ等が設けられている。
第6図は、上記の装置によってアライメントされるウェ
ハW上の副マークM、と主マークM2との配置を示す、
主マークM、は副マークM1の長手方向と同一方向に伸
びた複数本のラインとスペースとを、副マークM1の位
置検出方向と同一方向にピッチPで並べたものである。
主マークM2の検出方向(ピッチ方向)のマーク中心は
、副マークMlの中心からdだけ離れているものとする
このような主マークM8、副マークM1を一組として、
ウェハW上の各ショット領域毎に予め形成しておく。
第6図では、ビームLB、によるスポット71と2本の
ビームLB、、LB、による照明領域(第2検出領域)
DAとが、主マーク、副マークの右側に位置するように
示されている。そこで第6図のような位置関係からウェ
ハWを右側へ移動させる。この際、シャッター31を開
き、シャッターSfを閉じて、スポット71のみをウェ
ハW上に照射する。こうして、副マークM1がスポット
71を横切り、所定の光電信号波形(受光素子PDa、
PDbからの信号)が電気系ユニット90内のメモリに
記憶されると、直ちにシャッターSIとS!の開閉状態
を切りかえて、照明領域DAをウェハW上に形成する。
この間、ウェハWは右方向に移動を続け、スポット71
と副マークM、との各中心が一致した位置からdだけ移
動した位置で停止する。第7図は、ウェハWが停止した
状態を示し、照明領域DAと主マークM2とがほぼ±P
/4以内にアライメントされる。照明領域DAは、ここ
ではシャープな矩形をしているが、これはビームLB、
、LB、の送光路中でウェハWと共役な位置に矩形のア
パーチャが設けられているからである。また照明領域D
Aはここでは主マークM2の全体の大きさを包含するサ
イズに決められているが、主マークM、の方は照明領域
DAよりも大きくなってもよい、さらに照明領域DA内
に包含される主マークM2の回折格子の本数は、干渉ビ
ート光のS/N比が十分良好になる程度(例えば3本以
上)にする必要がある。
照明領域DA内には、回折格子の長手方向と一致して伸
びた明暗の干渉縞が、格子ピッチ方向にP/2の間隔で
交互に形成され、この干渉縞が第7図に矢印で示すよう
に一方向に流れている。干渉縞のピッチを格子ピッチP
の1/2にしたのは、干渉ビート光を最もレベルの強い
±1次回折光同志の干渉として取り出すためであり、2
本のビームLB、 、LB、のウェハWへの入射角θを
、sinθ−λ/Pとすることで達成される。
干渉ビート光は光電検出器の中央の受光素子PD0に受
光され、ビート周波数の交流信号を計測信号として発生
する。電気針ユニット90は、この計測信号と参照信号
9Rとの位相差(±180°)を検出し、これによって
所定の基準点に対する主マークM2の±P/4以内の位
置ずれ量を求める。この所定の基準点は、本実施例では
参照回折格子RGに相当し、位相差が零のときは参照格
子RGと主マークM8とが正確に一致したことになる。
第8図は、ウェハW上の1つのショット領域CPに付随
したストリートライン上のマークを、X、Y方向に関し
て計測する際のステージ16の移動の様子を示す図であ
る。ウヱハW上の各ショット領域CPには、ショット中
心CCを原点とする直交座標軸の夫々の上に、X方向用
の主マークM。
とY方向用の主マークMayとが形成される。主マーク
M!、のX方向の両側にはdだけ離れて副マークM、、
が形成され、主マークM2.のY方向の両側にはdだけ
離れて副マークM1yが形成される。副マークM + 
m % M lyを主マークの両側に設けたのは、マー
ク検出時のステージ16の移動方向の正負(ピッチ方向
の正負)を任意に選べるようにするためである。もちろ
ん、第6図に示すように主マークに対して副マークを1
つにしてもよい。一方、投影レンズPLを介したレチク
ルRの投影像は、通常光軸AXを中心した矩形の領域R
3Aであり、当然投影レンズPLの円形の視野IF内に
包含される。ここで光軸AXを原点としてXY座標系を
定めると、X軸とY軸はステージ16のレーザ干渉計の
測長軸(レーザビーム中心線)と一致しており、2本の
ビームLB+ 、LBzによるX方向用の照明領域DA
xはY軸上で視野IFの周辺部に位置し、Y方向用の照
明領域DAyはX軸上で視野IFの周辺部に位置する。
まず、第8図に示すような関係で視野IFとショット領
域CPとが位置するものとすると、主マークMz、の中
心点が位置P1.を通って位置PI&(照明領域DAy
の中心)で停止するようにレーザ干渉計に従ってステー
ジ16を移動させる0位置ptsでは第6図のような位
置関係になり、ここか4Y方向に位置P0まで移動させ
ると、第7図のような位置関係になる。このとき、主マ
ークM口の方は、位置P。、Phの軌跡に沿って移動し
、ショット中心CCは位置Pja、P3にの軌跡に沿う
て進む。そして照明頭載DAy内で主マークM2yのY
方向の位置ずれ量(±P/4以内)が求まると、次に主
マークM□が位WPtbから位置Pieを通って位置P
□(照明領域DAxの中心)で停止するようにステージ
16を移動させる。
位置Plcでは主マークM0、副マークM 1 、が第
6図の位置関係にあり、ここからX方向に位IP、4ま
で移動させると、第7図の位置関係になる。
そして、位置P!4で主マークMxXのX方向の位置ず
れ量を求める。こうして1つのショット領域CPのx、
、Y方向の位置が特定されると、同様に次のショット領
域CPの位置計測のためにステージ16が移動する。も
し、そのショット領域CPをただちに露光する場合は、
主マークMz、の照明領域DAx内でのX方向の位置ず
れ量が求まった時点で、そのずれ量が所定の許容範囲内
に納まるようにステージ16をX方向に微動(±P/4
以内)させるとともに、ステージ16をY方向に一定量
だけ送り込む。
この動作の直前で、ショット中心CCは位置Pnを通っ
て位置P3jにあり、主マークM1xがX方向に正確に
アライメントされると、位置P。のショ・ント中心CC
はY軸上に位置することになる。
従って、X方向のアライメント後、ステージ16をレー
ザ干渉計に従ってY方向に一定量だけ送り込めば、ショ
ット中心CCと光軸AX(投影領域R3Aの中心)とが
正確に一致することになり、その後露光を行なえばよい
ゆ 尚、Y方向への送り込み量は、主マークM2.が停止し
た位置Plbでのステージ1GのY座標値をYa、計測
された±P/4以内の位置ずれ量をΔY、そして主マー
クM。が停止した位置P、でのステージ16のY座標値
(位置PI4のY座標値と同一)をYbとすると、Yb
−(Ya−ΔY)で求めることができる。
第9図は、第8図におけるマーク位置検出動作をステー
ジ16の移動速度と時間の関係で表わしたグラフである
0時刻0でステージ16がある位置に停止していたとす
ると、ここから目標となる主マークMア (又は副マー
クM、)の方向へ加速し、副マークM1の信号波形の取
り込み開始位置XIの手前で、ある一定速度に減速し、
取り込み終了位置xtまでの間に、電気系ユニット90
内のメモリに、副マークM1の信号波形を記憶する。
取り込み開始位′l1xl、終了位置X2は、ウェハの
グローバルアライメント(プリアライメント)の結果に
基づいて予測される副マークの予測位置X、を基準に設
定される0位置X!を通ったステージ16は引き続き移
動し、予測位置X、からdだけ先の停止予定位置X、で
停止するべく制御されていく、電気系ユニ・ント90は
位置X、の通過後、信号波形を高速演算処理し、副マー
クM1の実際の位置、マーク実測位置X、を演算時間の
Tの間に算出する0時間T1はステージ16が停止予定
位置X、に達する前に終了するように設定されている。
主制御装置91は、予測位置Xpと実測位置X、との差
Δにだけ、停止予定位置に。
を修正した停止実位置X&  (新たな目標値)を求め
、ステージ16の駆動を修正制御する。これによってス
テージ16が位置X&に停止すると、主マークM1の中
心は所定の基準点に対して±P/4以内に位置決めされ
る。その後、照明領域DAを用いて、±P/4以内の位
置ずれ量が計測される。
尚、シャッターs、 、Slの切り換えは、第9図中の
位置x2からx、までの間で行なう。
また時刻0から位置x1までの時間は、例えば第8図中
の位置ptbから位rItP!cまで主マークMhが移
動する時間であり、第9図中の位置x1から位置X、ま
での時間は、第8図中の位1 p z cからP。まで
主マークM2oが移動する時間である。
以上のように、本実施例では一連のステージ移動によっ
て主アライメントと副アライメントのマーク検出が行な
えるので、ウェハのアライメントシーケスにおける時間
のロスが極めて少ないといった利点がある。また副マー
クの実測位置を求める演算処理速度を高速にすればする
程、副マークM1と主マークM2との計測方向の間隔d
は短くでき、より一層の時間短縮ができる。また第9図
では副マーク検出のためにステージ速度を最高速よりも
低くしたが、信号波形のデジタル化、メモリへの記憶等
のハードウェア上の処理時間が十分追従すれば、最高速
のまま副マークM1の波形を取り込めることは明らかで
ある。
ところで副マークM1は、主マークM2の位置を十P/
4以内で特定するために使われるものであるから、スポ
ット71を用いた副マークM1の検出系の精度は、それ
に見合ったものであればよい 例えばピッ千Pが2μmであれば、副マークM1の位置
検出精度は余裕を見積るとしても、±0゜2μm程度あ
れば十分である。そこで副マークMを主マークM、のプ
リアライメント用に使う場合は、光電検出器8X、8Y
の受光素子PDa、PDbからの信号波形のデジタルサ
ンプリングを、例えばステージ16の0.08μmの移
動毎に粗くしてもよい、この場合、0.02μm毎の干
渉計パルスによるサンプリングにくらべて、ステージ1
6を4倍にスピードアップさせる(実際はステージの最
高速度で制限される)ことができる。
また、副マークM、とスポット71の幅がほぼ等しいも
のとして、副マークM、の幅が2μm程度の場合、例え
ば0.02μm毎の干渉計パルスを分周して0.2μm
ごとのパルスを作り、この0.2μm単位のパルスの発
生毎に、受光素子PDa、PDbからの信号レベルを所
定のスライスレベルと比較し、信号レベルがスライスレ
ベルよりも大きくなっている部分のパルス列を求め、そ
のパルス列の中心のパルスが得られた位置を副マークM
1の位置としてもよい。
次に本発明の第2の実施例によるアライメント動作を説
明する。
第2の実施例はアライメント時間をさらに短縮する方法
であり、主マークM2、副マークM2は第1の実施例と
同様の構造、配置であるものとする。第1の実施例では
相対移動中に副アライメント結果を算出するが、第2の
実施例では、これを待たずに適当な位置に位置決めして
主アライメントをおこなう、つまり、副アライメントの
処理を行いつつ、主アライメント動作を行い、主アライ
メント(±P/4以内のずれ検出動作)が終了するまで
に副アライメントの演算処理を終わらせる。
そして、主アライメントの結果に対して、副アライメン
トの結果をフィードバックしてやることにより、主アラ
イメントを行う照明領域DAと主マークの位置関係が±
P/4以上ずれていても正しい結果が得られるようにす
る。こうすることにより、第1の実施例で副アライメン
ト処理速度を高めるのと同様の効果が得られる。
上記のことを第10図を参照して説明する。
主制御装置91、ステージコントローラ92は、グロー
バルアライメントの結果から割り出した主マークMz、
副マークM、の位置情報に基づいて、ステージ16を移
動させ、第9図と同様に位置Xr、Xオの間で副マーク
M1の波形を取り込み、副マークM、の予測位置x、か
ら間隔dだけ離れた主マークM2の予測位置、すなわち
停止予定位置X、でステージ16を停止させる。
電気系ユニット90は位置X、を通った直後、副マーク
M1の位置(第9図中のX3)を求める演算を開始する
。一方、電気系ユニット90内のフェーズ・メータはス
テージ16が位lxsに停止した直後から時間T、の間
に、主マークM、からの干渉ビート光の光電信号と参照
信号9Rとの位相差、すなわち±P/4以内の位置ずれ
量を求める。この時間T、の終了までに、副マークM。
の位置を特定しておく。
ここで副マークM1の予測位置Xpに対して、実測位置
がΔFだけずれていたとすると、主制御装置91は、n
を整数(零を含む)として、の計算を行ない、さらに主
アライメント結果である±P/4以内の位置ずれ量をΔ
Fとして、最終的な位置ずれ量を、n・ (P/2)+
ΔFとして算出する。
以上、本実施例では時間T!の終了までに副マークM1
の位置算出が終了しているものとしたが、時間T+が終
了する前に時間Tおが終了してしまっても一向にさしつ
かえない、ただし、次のマーク位置計測のためにステー
ジ16をスタートさせるタイミングは、主マークM、の
位置特定のための位相差検出が完了する時間T□以降で
なければならない。
次に本発明の第3の実施例によるマーク検出動作を説明
する。先の第1、第2実施例では、副→主アライメント
の順序であったが、逆に主→副アライメントでも良い、
つまり、第7図の状態で先に主マークMtによるアライ
メントを行った後、第6図の状態まで幅マークM+を移
動させて副アライメントを行う、そして、副アライメン
トの結果を基に主アライメント時の±P/4以上のずれ
を補正する。この方法だと、副アライメント処理時間が
多少長くても良い、なぜならば、X−+Y力方向順でア
ライメントする場合、Xアライメント後にYアライメン
ト動作に移る時間、Yアライメント後に次のショット領
域のアライメント位置へ移る時間、又は露光位置に移る
時間は、いずれも第6図中の間隔dの移動時間よりも長
いからである。
以上のことをグラフ化したものが第11図である。ステ
ージ16は主マークM、の予測位置X。
、すなわち停止予定位置通りに止まる。そして時間T2
の間で主マークM2の±P/4以内の位置ずれを求める
。このとき、位置X、はウェハWのグローバルアライメ
ントの精度に依存した位置ずれをともなうが、±2μm
以内に押えることは容易であり、この程度のずれであれ
ば、照明領域DAと主マークM8とがせいぜい1ピッチ
分ずれるだけなので、干渉ビート光のS/N比(信号振
幅)はほとんど変化しない、従ってこのずれ(プリアラ
イメント又はグローバルアライメント精度)を見込んで
、照明領域DAに対する主マークM!の全体のサイズを
大きめにしておけばよい。
さて、主マークM2の±P/4以内の位置ずれが求まっ
たら、スポット71を照射して副マークM1をこのスポ
ット71の方向へ移動させ、位置x1とx20間の加速
期間中に副マークM、の信号波形を取り込み、時間T、
で副マークM1の位置を特定して、第2実施例と同様に
、n・ (P/2)+ΔFの演算により主マークM2の
中心位置を正確に決定する。
本実施例では、複数ケ所のマークを次々に検出する場合
、ステージ16の停止期間は時間Ttのみでよいため、
いままでの実施例のうち、最も処理時間が短い(スルー
プットが高い)といった利点がある。尚、第11図では
、ステージ16の加速中に位置XI 、xxの間で信号
波形の取り込みをするとしたが、第1、第2実施例と同
様にステージ16の定速度移動中であってもよく、これ
ば主マークM2と副マークM、との間隔dとステージ1
6の運動特性(加速度、最高速度等)によるものである
第12図は主マークM、の検出動作の高速化を説明する
図で、第12図(A)は主マークM2からの干渉ビート
光の計測信号波形であり、第12図(B)は参照信号9
Rの波形である。
照明領域DA内に主マークM2が精密に停止した直後の
時刻t1から一定時間後の時刻t2までの間で、計測信
号と参照信号の波形を、同一時間軸のクロックパルスの
もとてA/D変換器によりデジタルサンプリングし、メ
モリ内に記憶する。
そして、記憶された2つの波形を、フーリエ変換等の演
算手法によりソフトウェアで処理して位相差Δθを求め
るように構成する。こうすると、時刻むよ以降はステー
ジ16を移動させることができるため、主マークM!の
±P/4以内のずれ量が算出される前に、ステージ16
をスタートさせることで、スループントの向上が計れる
ここで2つの信号波形の周波数(ビート周波数)を20
Kllz程度にして、サンプリングする波形上の周期数
を20〜40程度にすると、時刻も、からむ!までの時
間は、1〜25secと極めて短くなる。もちろんその
後のソフト演算には、高速演算プロセッサーを用いても
5〜lomsec程度が必要であるが、その時間はステ
ージ16の移動と並行させることができるため、見かけ
上5〜工0sIsecの待ち時間は表に現われない。
次に本発明の第4の実施例によるマーク構造と光電検出
の様子を、第13図、第14図、第15図を参照して説
明する。
第13図(A)は、主マークM2と副マークM1とを、
主マークM!の格子ピッチPと同程度に接近させ、副マ
ークM1そのものを、主マークM8の1本の格子として
形成したものである。この場合、副マークM、の計測方
向の幅を、主マークMtの格子幅と同一にしておく。こ
のようにすると、副マークM、も干渉ビート光の発生に
寄与し得る。第13図(B)は副マークM、を主マーク
M8の中央の格子として配置したもので、副マーりMl
の中心と主マークM2の中心とは一致している。ここで
も副マークM2は干渉ビート光の発生に寄与するような
ピッチ関係、線幅に設定されている。
第14図は、副マークM1を回折格子にする代りに、単
純な線条にした変形例を示す、第14図(A)は、第6
図に示したものと同じマーク配置であり、第14図(B
)は第13図(A)と、第14図(C)は第13図(B
)とそれぞれ同じマーク配置である。
ここでは、副マークM、の線幅を、主マークM2の1本
の格子幅と同一にしてあり、主マークM2の1本の格子
として働く。
以上、第13図(A)、(B)、及び第14図(B)、
(C)の構造によれば、アライメントマークとしてウェ
ハ上に占める面積が少なくて済むといった利点がある。
また第13図(B)、第14図(C)のマーク構造では
、主マークMヨの中心が目視観察時に見つけ易いといっ
た利点もある。
ところで第13図(B)の構造では、スポット71が照
明領域DAの中央にあるため、副マークM1がスポット
71の下を通過した後、逆方向にステージ16を移動さ
せて副アライメントの結果からステージ16を±P/4
以内に停止させる必要がある。
また、第14図のマーク構造の場合、副マークM1とス
ポット71とが相対移動すると、副マークM1の両側の
直線エツジから散乱光が発生するので、これを先の第1
図中に示した受光素子PDcSPDdで検出し、ステー
ジ16の移動に伴って干渉計パルスでデジタル・サンプ
リングすればよい。
さて、第15図は光電検出器8X、8Yでの光電検出の
様子を示し、第15図(A)は各受光素子PDa、PD
b、PDc、PDdの配置を示す。
受光素子PDeは瞳共役面上の中心(光軸上)に位置し
、主マークM、の格子ピッチ方向には受光素子PD、を
挾んで2つの受光素子PDcSPDdが配置される。そ
して、受光素子PDa、PDbは3つの受光素子PDc
、PDd、PDoを、ピンチ方向と直交する方向で挾み
込むように配置される。
第15図(B)は、副マークM1の検出のためにビーム
LB、のみをウェハ上に照射したとき、スポット71の
照射領域内に副マークM1や他のパターンエツジが存在
しなかった場合の受光素子上での反射光の分布を示す、
この場合、ビームLB0は系の瞳中心を通してウェハW
の反射面ヘテレセントリックに照射されるために、0次
光100のみが光電検出器の中央へ戻ってくる。
ところがスポット71と、第6図、又は第13図中の副
マークM1とが重なると、第15図(C)のようにO次
光100の両脇に1次光±DL1.2次光±Dt、z、
3次光士DL3等の高次回折光が戻ってくる。これら高
次光は受光素子PDa、PDbによって受光される。
また第14図中の副マークM1、あるいは主マークM8
内の格子がスボッ)71と重なると、第15図(d)の
ように、0次光100の長手方向に広がるエツジ散乱光
101a、101bが戻ってくる。この散乱光1ota
、101bは受光素子PDcSPDdで受光される。
一方、2本のビームLB+ 、LB、による照明領域D
A内に主マークM、が存在せず、単なる反射面になって
いると、2本のビームLB、 、LB鵞の各正反射光(
0次光)BLaが、第15図(E)に示すように受光素
子PDc%PDdに戻ってくる。
そして照明領域DA内に主マークM2が位置すると、第
15図(F)に示すように受光素子PD、の位置に干渉
ビート光BTLが戻ってくる。これら受光素子PDs 
、PDaSPDb、PDc。
PDdは同一半導体基板上に絶縁層を介して独立に形成
されたフォトダイオード、PINフォトダイオード等で
ある。
尚、ビームLB、 、LB、の正反射光BL、は、受光
素子PDcSPDdの位置に戻ってくるとしたが、これ
は必らずしも必要なことではない。
次に本発明のいくつかのウェハアライメントシーケンス
について、第16図を参照して説明するが、このシーケ
ンスのためのマーク構造、マーク検出(ステージスキャ
ン)動作は、前述の実施例のいずれを用いてもよい。
この種のステッパーでは、ウェハW上の複数のショット
領域CPnに対して順次ステッピングを行なって露光を
繰り返していく、そして露光動作の前には必らずウェハ
のアライメントを実行する。
このアライメントのシーケンスには大きく分けて、各シ
ョット毎にマーク位置を検出するグイ・パイ・グイ(又
はフィールド・パイ・フィールド)アライメント方式と
、ウェハ上の代表的な数ケ所のショットのマーク位置を
検出するグローバルアライメント方式との2種類がある
グイ・パイ・グイアライメント方式、グローバルアライ
メント方式のいずれの方式にしても、主マークM2を用
いたマーク位置検出が通用できるが、この場合、副マー
クM1を用いた副アライメント(±P/4以内への位置
決め)動作も2種類考えられる。
1つは副アライメント手段(第1検出手段)のみを使っ
てウェハ上の複数ケ所のマークの位置をまとめて計測し
ておく方法であり、もう1つは主アライメントすべきシ
ョット毎に副アライメントを行なう方法である。前者の
方法は、言ってみればグローバルアライメント的な方法
であり、後者はグイ・パイ・グイアライメント的な方法
である。
従って主アライメント手段と副アライメント手段との2
つ持つステッパーでは、組み合わせとして4通りのシー
ケンスが考えられる。
第16図(A)は主アライメント、副アライメントとも
グローバル方式のシーケンスを表わし、副マークM、を
用いた副アライメント(マーク位置検出)はウェハ上の
・印の4シジットCP、、CPt 、CPs 、CF2
で行ない、主マークM2を用いた主アライメントばウェ
ハ上のO印の8ショットCP1〜CP、で行なう、ここ
でショットCP+ 、CPt 、CPs 、CF2は直
交座標系の軸上のウェハ周辺に位置したものであり、同
時に8つのショットCP1〜CP、はウェハ中心からほ
ぼ等しい距離に位置している。これら各ショットへのス
テージの移動は、実線と破線の各矢印で表わされ、まず
初めにオリフラに近いショットCP1、左端のショッ)
CP、、上端のショットCP3、及び右端のショットC
P、の順に、xSY方向の各副マークM1いM lyの
位置を計測する。
その後、その計測結果に基づいてウェハ上のショット配
列座標とステージの移動座標系とが、ウェハ上のどの点
でも±P/4以下の精度で対応付けられるような統計演
算処理を行なう、そして、引き続き、もしくはその演算
処理と並行して、副アライメントの最後のショットCP
 4からCP3、CPff、CPa・・・・・・CPl
、CPsの順に反時計回りに主マークMtを用いた主ア
ライメントを行なう。
この主アライメントによる8つのショットCP〜CP、
のx、Y方向の各位!ずれ量(±P/4以下)と、副ア
ライメントによる位置計測結果とに基づいて、ウェハ上
の全ショット領域の各中心点と投影レンズの光軸との相
対位置関係が精密に特定され、後はレーザ干渉計の読み
値に基づいてステージをステッピングさせる。この第1
6図(A)のシーケンスはもっとも高速である。また、
8つのショットCP、〜CP、の各位置は±P/4以下
で精密に求まるので、この値を用いて、特開昭61−4
4429号公報に開示されたエンハンスト・グローバル
・アライメント(E、G、^)法による最小二乗近似を
行ない、シ式ット配列の規則性を決定すると、極めて高
いアライメント精度が得られる。
第16図(B)は、第16図(A)と同様にウェハ上の
4つのショットcp、 、cp□、CPs、CP4につ
いては副アライメント手段によって副マークM1のみを
位置計測し、その計測結果に基づいてステップアンドリ
ピートの露光ショット順に主アライメントを行なうもの
である。この場合、各シップDI域の主マークM2に対
するステッピンク精度は±P/4以内に納められている
必要がある。この第16図(B)は副アライメントをグ
ローバル式で使い、主アライメントをダイ・パイ・グイ
方式で使ったことになる。
第16図(C)は、露光動作前にウェハ上の代表的な8
つのショットCP1〜CP、の各々について副アライメ
ントと主アライメントとを行なうものである。
第16Iffl (D)は、ステップアンドリピートの
露光動作時のステッピング毎に、各ショットの副マーク
M1 と主マークM2とをともに検出する方式で、完全
グイ・パイ・ダイ方式である。
以上、第16図(A)、(B)、(C)、(D)に示し
た計測ショツト数は、各ウェハプロセスと、それに対す
る主アライメント手段、副アライメント手段の各能力に
応じて変えると良い。また副アライメント手段はビーム
LB、のスポット71を使うため、ビームウェストの範
囲(光軸方向の長さ)が狭いので、副アライメント時に
は各副マークM、を走査する時点でフォーカス合わせ(
ステージ16内の2ステージの上下動)を行なうのがよ
いが、主アライメント手段は2つのビームLB、 SL
B、の交差領域内であれば、どの面でもきれいな干渉縞
ができるために、比較的焦点範囲が広くとれ、フォーカ
ス合わせを省略することができる。
尚、第16図(A)、(B)、(C)、(D)のいずれ
のシーケンスソフトウェアも、主制御装置91内に予め
記憶されており、オペレータの選択により、いずれか1
つを選ぶことができる。また多数枚のウェハをロフト管
理する場合、同一ロット内の最初の数枚のウェハと後の
ウェハとでは、シーケンスを変えるようにしてもよい。
第17図は本発明のその他の実施例による位置合わせ装
置を組み込んだステッパーを示し、第2図中の部材と同
じものは同一符号にしである。
第2のマーク検出手段(主アライメント)は、レチクル
Rの上方に配置した対物レンズOBJ。
、ミラーRM、第2対物レンズ0BJz、ビームスプリ
ッタBS、、送光光学系110、及び受光光学系112
で構成されたTTR(スルーザレチクル)方式によって
も同様の効果が得られる。ここで対物レンズOBJ、 
、ミラーRMは図中矢印のように水平移動可能に設けら
れ、レチクルR上の窓の位置に応じて観察位置を変える
ことができる。TTR方式の場合、投影レンズPLを介
してレチクルRとウェハWとを互いに共役関係にした状
態でレチクルRの窓とウェハW上のマークWMとを同時
に観察するためには、送光光学系110からのアライメ
ント用ビームの波長を露光光の波長と同一、もしくは近
似させる必要がある。また、TTR方式でも露光光と異
なる波長のアライメント用ビームを用いる場合、投影レ
ンズPLの色収差量だけ、レチクルRとウェハWとの共
役関係がずれるの、で、送光光学系110の内部、又は
対物レンズOBJ、に2重線点化部材を設け、アライメ
ント用ビームを2焦点化すればよい。
また同じTTR方式でも、レチクルRの上方に別波長の
アライメント用ビームと露光光とを分離するグイクロイ
ックミラーDMを45°に斜設し、対物レンズOBJ、
を露光光路外から光路内へのぞませる構造でも同様に主
アライメント系が構成できる。この場合、対物レンズO
BJ、は図中上下方向に平行移動可能に構成され、露光
動作中もレチクルRのマーク(窓)とウェハW上のマー
クとを検出し続けることができる。
一方、第1のマーク検出手段(副アライメント系)とし
ては、投影レンズPLに近接したオフ・アクシス方式の
アライメント系を使うことができる。投影レンズPLの
下端に斜設されたミラーPM、対物レンズOBJ、 、
ビームスプリッタBS1、送光系113、及び受光系1
14によってオフ・アクシス・アライメント系が構成さ
れる。送光系113内には対物レンズOBJ、の瞳(開
口絞り面)に広帯域な波長分布をもつ光源像を結像する
系が設けられ、ウェハW上のマーク像は受光系114内
の逼像素子(CCD等)によって撮像される。その画像
信号は所定の画像解析回路、ソフトウェア等によって処
理され、マーク中心の位置が求められる。このようなオ
フ・アクシス方式では、投影レンズPLを介さない系で
あるため、アライメント用照明光の波長帯域は、露光域
以外のところで広く使え、レジスト層の影響を受けにく
いといった利点がある。また、送光系113と対物レン
ズOBJ、を介してウェハWヘスリット状のビームを投
射する方式でも、そのビームを多波長化(互いに波長の
異なる赤色域の半導体レーザ、発光ダイオード等の複数
個を同時点灯)することができ、レジストの影響の少な
い、スポット走査が可能である。
また以上のTTR方式、オフ・アクシス方式のいずれと
も、副アライメント系と主アライメント系とで対物レン
ズを共用させることもできる。
以上、本発明の各実施例では、主アライメント系をヘテ
ロダイン干渉アライメント方式で説明したが、ホモダイ
ン干渉アライメント方式にしても同様の効果が得られる
。ホモダイン方式のためには、第5図中に示した2つの
周波数シフターMD、 、MD意の各ドライブ信号SF
、 、SFtを全(同一の周波数にするだけでよい、こ
の場合は、ウェハW上に静止した干渉縞が形成され、こ
の干渉縞に対してウェハ上の主マークM、を±P/4の
範囲内に位置決めすることになる。さらに受光素子PD
、から得られる光電信号は、主マークM、がP/2移動
する毎に正弦波状に直流レベルが変化することになり、
従って、このレベルが士P/4以内のある一定値(例え
ば振幅の中心)に安定するようにウェハステージ16を
サーボ制御することになる。
このようなホモダイン方式であっても、静止した干渉縞
と主マークM2とが合致したときのステージ16の座標
位置を記憶するようにすれば、上述の各実施例と全く同
様のシーケンスが実現できる。
またホモダイン方式の場合、静止した干渉縞に対して主
マークM!を移動させることによって、光電信号の正弦
波状のレベル変化が得られるから、ステージ16を移動
させつつ、受光素子PDOからの光電信号をレーザ干渉
計からの計測パルス(±0.02μm毎のアップダウン
パルス)に応答してデジタル・サンプリングし、−度波
形を記憶させることもできる。この場合、記憶した波形
のうちの特定の一周期内で振幅中心(又はボトム、ピー
ク)をデジタル演算で求め、その振幅中心に対応したス
テージ16の位置を求めればよい。この方法だと、副マ
ークM1をステージ走査によって検出する副アライメン
トから、ステージを停止させることなく連続して主アラ
イメント(主マークM1の信号波形検出)へ移行するこ
とができる。
もちろん、その逆のシーケンスも可能であることは第1
1図で説明した通りである。
ところで、全ての実施例について言えることだが、アラ
イメント信号処理系の電気系ユニット90に取り込まれ
る受光素子PD、からの信号は適切なゲインをかけて処
理上不都合の生じない強度にする必要がある。先の実施
例で副アライメント動作はビームLB、のスポット71
と副マークM、とを相対移動させるため、信号強度が不
適切な場合、再度同じ動作を繰り返さなければならない
が、ヘテロゲイン法による主アライメントは2本のビー
ムLB、、LB、の照射領域DA内に主マークM!を静
止させて行う、この際、ステージ16を完全に静止させ
るためには、照明領域DAと主マークM、とが重なって
からある程度の時間を要する。この時間内で第12図の
ような計測信号の取り込みを始め、これを基にゲインを
がけることによりゲイン設定に要する時間ロスを零にす
ることが可能となる。このことを第18図を用いて簡単
に説明する。第18図はステージ16の停止時の様子を
誇張して示したサーボ特性の一例で、横軸は時間t、縦
軸は停止目標位置に対する偏差を表わす。ステージ16
が目標位置に接近して、照明領域DA内に主マークM、
のほぼ全体が入り込むと、受光素子PD、からの計測信
号(交流)は、はぼ安定した振幅になる。そこでステー
ジコントローラ91は、レーザ干渉計のカウント値が目
標値に対して士数十カウント以内になった時刻Ts、か
ら、電気系ユニット90内のメモリに受光素子PD、の
信号波形を取り込むような指令を出力する。そして、信
号波形の数波のボトム、ピークの値(振幅)をチエツク
し、これが所定の振幅に近づくように、第5図中のプリ
アンプ9Aのゲインを切りかえる。このゲイン切りかえ
を時刻Ts、までの間に行ない、引き続き、位相差検出
のための波形サンプリングを行なう。ここで時刻Ts、
からTstまでは、ステージコントローラ91がステー
ジの完全な停止を&I L2する時間であり、ステージ
によっても異なるが、+m5ec〜数十m5ec程度必
要である。
また、この方式はホモダイン法にもそのまま通用できる
ことは明らかである。
ところで、ステージ16の静定の確認は、受光素子PD
、からの信号と受光素子PDRがらの参照信号との位相
変化をチエツクすることでも可能である。ヘテロゲイン
方式の場合、主マークM2が照明領域DAに対して移動
すると、ドツプラー効果によって受光素子PD、からの
信号の周波数が、本来のビート周波数かられずかに変化
し、参照信号との間で一定時間内の信号周期数に差が生
しる。そこでこの周波数の差がある範囲内に結ったこと
をもって、ステージが静定したとみなすこともできる。
(発明の効果) 以上、本発明によれば、検出可能範囲は広いが、ある−
瞬には基板上の1点(又は1ケ所)のみからの光情報(
スリット状スボント内からの散乱、回折光、CCDの1
画素分の発光光)しか検出できない第1マーク検出手段
と、実効的な検出可能範囲は狭いが基板上のマークの全
体からの光情報を同時に取り込む第2マーク検出手段と
を組み合わせ、この2つのマーク検出手段を一連のマー
ク検出動作において時系列的にあるいはほぼ同時に使用
するようにしたので、アライメントシーケンス上の時間
的なロスが極めて少なく、スルーブツト低下が少なく押
えられるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の原理を説明する図、第2図は
第1の実施例による装置の構成を説明する図、第3図は
第1マーク検出手段によるマーク検出と副マークの構造
を示す図、第4図は副マークからの光情報の発生を説明
する図、第5図は第1の実施例におけるアライメント系
の全体構成を示す図、第6図、第7図は主マークの構造
と、副アライメント、主アライメントの様子とを説明す
る図、第8図は1つのショットに対するアライメント時
のステージの動きを説明する図、第9図は第1の実施例
におけるステージの動きを示す速度特性のグラフ、第1
0図は第2の実施例によるステージの動きを示す速度特
性のグラフ、第11図は第3の実施例によるステージの
動きを示す速度特性のグラフ、第12図はへテロダイン
干渉法における位相差計測の様子を示す波形図、第13
図、第14図は第4の実施例によるマーク構造の変形例
を示す図、第15図は第13図、第14図の各マークを
検出時の光電検出器上での受光光の様子を示す図、第1
6図(A)、(B)、(C)、(D)は副アライメント
と主アライメントとを組み合わせた代表的なウェハアラ
イメントシーケンスを説明する図、 第17図は第5の実施例による装置の構成を示す図、第
18図はステージの停止時の特性を模式的に表わしたグ
ラフである。 〔主要部分の符号の説明〕 R・・・レチクル、 W・・・ウェハ、 PL・・・投影レンズ、 Ml・・・副マーク、 Mよ・・・主マーク、 LB−、LB+ 、LBt・・・ビーム、DA・・・照
明頭載、 BTL・・・干渉ビート光、 ■・・・レーザ光源、 OBJ、OBJ、 、OBJ、、7X、7Y・・・対物
レンズ、 PED、8X、8Y・・・光電検出器、PD、 、PD
a、PDbS PDc、PDd・・・受光素子、 16・・・ステージ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)位置合わせ用のマークパターンが形成された基板
    を載置して2次元的に移動させるステージと、該ステー
    ジの移動座標系内の所定位置に前記マークパターンの検
    出領域を有するマーク検出手段とを有し、該マーク検出
    手段の検出結果に基づいて前記基板上の任意の点を前記
    移動座標系に対応付ける位置合わせ装置において、 前記マークパターンの全体の大きさよりも小さな範囲に
    制限された第1検出領域を有し、該第1検出領域内に存
    在するマークパターンの局所部分からのマーク情報を検
    出する第1マーク検出手段と: 前記第1検出領域と所定の位置関係にあり、前記マーク
    パターンを包含する大きさの第2検出領域を有すると共
    に、該第2検出領域内に存在するマークパターンのほぼ
    全体からのマーク情報を検出する第2マーク検出手段と
    ; 前記第1マーク検出手段と第2マーク検出手段との両方
    のマーク検出結果に基づいて前記基板と前記移動座標系
    とを対応付けて、前記ステージを移動させる制御手段と
    を設けたことを特徴とする位置合わせ装置。
  2. (2)前記マークパターンは少なくとも一方に周期構造
    を有する回折格子パターンであり、 前記第2マーク検出手段は、該回折格子パターンのほぼ
    全体に可干渉ビームの干渉縞を照射し、該回折格子パタ
    ーンからの干渉光を検出することによって、前記周期構
    造の方向に関してピッチPの1/mの範囲を1周期とし
    て、該1周期内で前記回折格子パターンの位置ずれを検
    出する干渉式マーク検出系であり、 前記第1マーク検出手段は前記ステージの座標位置を計
    測する座標計測器を有し、前記回折格子パターンと特定
    の位置関係で配列された副マークの位置を検出して、前
    記1周期の整数倍nの値を検出することを特徴とする請
    求項第1項に記載の装置。
  3. (3)前記第1マーク検出手段と第2マーク検出手段と
    は共通の対物光学系を有し、該対物光学系を介して前記
    第1検出領域と第2検出領域とをほぼ同軸に設定したこ
    とを特徴とする請求項第2項に記載の装置。
  4. (4)前記制御手段は、前記第2マーク検出手段によっ
    て前記回折格子パターンのピッチPの1/mの範囲内の
    位置ずれ情報を検出する動作の前と後のいずれか一方の
    時期に、前記第1マーク検出手段の第1検出領域と前記
    副マークとが相対走査されるように前記ステージを移動
    することを特徴とする請求項第2項に記載の装置。
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