JPH02282468A - 金色外装部品及びその製造方法 - Google Patents

金色外装部品及びその製造方法

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JPH02282468A
JPH02282468A JP10228189A JP10228189A JPH02282468A JP H02282468 A JPH02282468 A JP H02282468A JP 10228189 A JP10228189 A JP 10228189A JP 10228189 A JP10228189 A JP 10228189A JP H02282468 A JPH02282468 A JP H02282468A
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JP
Japan
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base material
gas
gold
film
color tone
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Pending
Application number
JP10228189A
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English (en)
Inventor
Akira Shinpo
晃 真保
Masa Aoyanagi
青柳 柾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1産業上の利用分野】 本発明は、金メツキに近い色調有する金色外装部品及び
その製造方法に関する。
(従来の技術1 従来の金色外装部品は、金または金合金めっき、実公昭
59−38442窒化チタン系の気相めっき、または特
公昭59−26664の窒化チタン上へ色上げとして金
または金合金を蒸着したものが主流であった。
また、実公昭59−38442の窒化チタン被膜は、チ
タンと窒素を実質的成分としており、形成時の基板電圧
も低く、その色調は al値が低く0以下程度であり、
赤味が感じられず、黄色の非常に強いものであった。
〔発明が解決しようとする課題l しかし、かかる従来の金色外装部品としての金めつきは
、コスト高となること、被膜硬度が低く耐摩耗性等の機
能面において欠点を有していた。
また実公昭59−38442の窒化チタン系被膜におい
ては1機能面においては満足する品質を有するものの、
その色調は、黄色が強く赤味の弱い色調であり金めっき
との差は大きく装飾的な価値感に劣るものであった。
一方、特公昭59−26664の窒化チタン上に金蒸着
を施すものは、機能的にも色調の面においても優れたも
のではあるが1.処理工程が複雑であること、金を用い
ることによるコスト面において、まだ課題を有するもの
である。更には、金蒸着膜は薄く、耐摩耗性に劣るため
、Ti −N被膜が露出した場合、色調差が生じてしま
うという問題も有していた。
本発明は、これらの課題を解決するもので、その目的と
するところは、従来の窒化チタンと同等の機能を有し、
色調は金めつきに酷似し装飾的価値感が高く、低コスト
なTi、N、Cを実質的な成分とした金色外装部品とそ
の製造方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の金色外装部品は、表面がTi、N、Cを実質的
成分とした被膜で覆われており、該被膜がJIS  2
8105−2068で規定す6(CIE1976)L”
 、a” 、b”色空間において、Loが74〜79、
aoが0〜2.5、b6が20〜30の値を満足する色
調有していることを特徴とする。
また、本発明の金色外装部品の製造方法は、炭素原子数
を1とした場合、窒素原子数が20〜80の比率となる
ような窒素ガスと炭素原子を含む反応ガスとの混合減圧
雰囲気下で、イオンブレーティング法によりチタンを蒸
発させ、基板の電圧を0〜−400V印加し、被膜を形
成することを特徴とする。
〔作 用〕
窒化チタンの金色被膜においては、窒素分圧あるいは、
チタンの蒸発量を変化させて被膜を形成しても、その色
調は濃淡の変化のみでありL0a’、b”の表現におい
ては、L”、a”  b”の変化が主であり、aoの変
動は小さいものであった。ところが、窒素の他に、炭素
原子を含む反応ガスを導入した場合、Ti、N、Cの比
率の違いにより多くの色調を得ることができる。炭素原
子を含む反応ガスとしては、鎖式炭化水素であるアセチ
レン、エチレン、メタン等を使用できる。
炭素含有反応ガスは色調に大きく影響し、窒素ガスに較
べ微量であっても大きく色調を変化させる。炭素含有反
応ガスの増加に伴って色調は、金色からブラウン、グレ
ーへと変化してゆ(、炭素原子数1に対して窒素原子数
が20以下となる混合ガス雰囲気下でTi−N−C系被
膜を作成した場合1色調は赤味はかなり増加するが、明
度は低下しブラウン色の強いものとなる。逆に炭素原子
lに対し窒素原子80以上の場合は、従来のTi−Nと
ほとんど差のない色調しか得られない。従って、a°値
が0以上であ・り赤味のある金めつきに酷似した色調の
得られる範囲は、炭素原子数1に対し窒素原子数20〜
80の比率の間である。
また、被膜形成時の基板のバイアス電圧は、高(なる程
、a°値が上昇する傾向にあり色調面からは高い方が良
いが、基板のダメージ等を考慮した場合0〜−400V
が適当である。
[実 施 例] 以下本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。第1
図は本発明の外装部品を提供するためのイオンブレーテ
ィング装置の一例である。真空排気系2により真空チャ
ンバー1を排気後、ガス導入系3よりアルゴンガスを導
入し、基板4に−100〜−1000Vのバイアス電圧
を印加することによりイオンボンバードメントを行い外
装部品の表面のクリーニングを行った0次に基板電圧を
、0〜−400v印加し、電子銃5からの電子ビームで
蒸発源6のチタンを加熱蒸発させ、イオン化電極7に3
0〜60V印加し、チタンをイオン化させ基板4の表面
に純チタン層8をo。
l〜0.5μm形成する。
その後、反応性ガスとして窒素および、アセチレンを炭
素原子lに対し窒素原子数20〜80となる様な混合比
でガス導入系3から導入し、反応性イオンブレーティン
グを行い、Ti−N−CF。
被膜9を01〜1.0μm形成した。この結果、外装部
品は金メツキに酷似した黄金色を呈し、24時間の人工
汗1人工海水浸漬の耐食性試験に耐え、更に90°折り
曲げテストによっても剥離の発生はなかった。また、実
用携帯試験において摩耗やキズの発生は認められなかっ
た。
上記の例においては、下地層として純チタンイオンブレ
ーティング層を施したが、これは密着性を確保するため
のものであり、採用することが望ましいが、密着性が満
足される状況下では省くこともできる。
反応性イオンブレーティング時の炭素原子と窒素原子数
の比が、炭素lに対し20以下の場合は、炭素原子の影
響が色調に強く出てa°値は上昇し赤味は強くなるが、
暗くなりブラウン系の色となる。
逆に窒素原子が80以上になると、従来のTiNと同様
の色調しか得られず、a″値が低く青味の強い金色とな
ってしまう、また成膜時の基板バイス電圧は高くなる程
、a0値は上昇し色調面では良好となる。しかしながら
、基板のダメージが大きくなること、被膜が濁ってくる
ことから一400V程度が限界となる。
本発明と従来技術による金色外装部品の比較を表1に示
す1色調はL”、a”、b”色空間で示した。
色の判定は目視にて行い、金めつきと比較して0は非常
に酷似、△はやや近い、×は色調差が大きいことを示す
、 ii4摩耗性は、牛皮の裏面上で、500g荷重の
往復摩耗3万回後の下地露出の有無をみた。0は露出な
し、Δは1部露出あり、Xは大きく下地露出したことを
示す、耐食性は。
40℃、5%NaCj2溶液に24時間浸漬した後の結
果を示し、0は良好、△は1都度色、×は太き(変色し
たことを示す。
第1表 金色外装部品の特性調査結果 適用にあっては、イオンブレーティング法のみならず、
スパッタ等の利用も可能である。また、適用部品として
は、装飾部品全般、例えば、時計ケース、バンド、メガ
ネ、クイビン、カフス、バックル、ライター等があげら
れる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、従来のTIN被膜よ
り、更に金めつきに酷似した色調有し、かつ、金めつき
以上の品質を有する安価な金色外装部品を得ることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の金色外装部品を提供するためのイオン
ブレーティング装置の簡単な縦断面図である。第2図は
本発明実施例の主要縦断面図である。 l・・・真空チャンバー 2・・・真空排気系 3・・・ガス導入系 ・基板 ・電子銃 ・蒸発源 ・イオン化電極 ・純チタン層 ・金色被膜層 以 上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面がTi、N、Cを実質的成分とした被膜で覆
    われており、該被膜がJISZ8105−2068で規
    定する(CIE1976)L゜、a゜、b゜色空間にお
    いて、L゜が74〜79、a゜が0〜2.5、b゜が2
    0〜30の値を満足する色調有するる金色外装部品。
  2. (2)該被膜が炭素原子数を1とした場合、窒素原子数
    が20〜80の比率となるような窒素ガスと炭素原子を
    含む反応ガスとの混合減圧雰囲気下でイオンプレーティ
    ング法により、チタンを蒸発させ基板の電圧を0〜−4
    00V印加し形成されることを特徴とする請求項1記載
    の金色外装部品の製造方法。
JP10228189A 1989-04-21 1989-04-21 金色外装部品及びその製造方法 Pending JPH02282468A (ja)

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JPH02282468A true JPH02282468A (ja) 1990-11-20

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