JPH02282010A - 半折フィルムによる被包装物の包装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被包装物品を例えばエンビ、ポリブレン、又
はポリエチレン等の合成樹脂よりなる二つ折りの所謂半
折フィルムで包装する装置において、ロールフィルム機
構から繰り出される半折フィルムを裏返して断面コ字形
フィルムとして方向変換するための口開き機構に関連し
、原註開き機構からのコ字形フィルムの内部に被包装物
品を入れてフィルムとともに先方のシール機構へ送る際
の移送用ベルトコンベアとフィルムとが引きつき合うの
を防止する機構に関するものである。

〔従来の技術１ 従来、この種の被包装物品を合成樹脂よりなる二つ折り
の所謂半折フィルムで包装する装置においては、半折フ
ィルムを上下両片とその継ぎ部分とで所謂断面コ字形フ
ィルムとして、該フィルムの流れの方向をロールフィル
ム機構からの流れ方向に対して直角方向に変換させるた
めに、一般に上下二部の直角二等辺三角形状部材よりな
る口開き機構を使用していて、この部材間に被包装物品
の移送ベルトコンベアを配し、該上下の直角二等辺三角
形状部材間に配される移送ベルトコンベアと、夫々の部
材との間に設けられる各空間に前記口開き機構により折
返された半折フィルムの上片と下片とを夫々通し、前記
被包装物品を断面コ字形フィルムにおける上片と下片と
の間に送り込むものであり、又、フィルム内に位置され
る該物品の移送力をもって該フィルムの繰り出しをなし
たものである。

［発明が解決しようとする問題点］ か＼る従荊例における半折フィルムの口開き機構におい
ては、原註開き機構を構成する上下の直角二等辺三角形
状部材間に配される移送ベルトコンベアと該部材との間
に、該部材の縁を利用してこのベルトコンベア側に折返
される半折フィルムが通されるものであり、殊に被包装
物品を送り込む空間が必要とされない半折フィルムの下
片と下側のベルトコンベア面との間にあっては、下部の
直角二等辺三角形状部材が下側のベルトコンベア面に近
づけられて設けられることから、折返される該フィルム
の下片とベルトコンベアとは近づけられる態様とされ、
ベルトコンベアが濡れていたり、湿度が高い場合には、
フィルムがこの逆方向に流れるベルトコンベアに接する
ことにより引きつき合いこれが逆方向に移送されるため
、先方によく送られないようなことがあって、被包装物
をよく包装できないような欠点を有していた。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、前記半折フィルムで被包装物品を包装するこ
の種の包装装置において、前記問題点を是正するために
案出されたものであって、その構成を被包装物品を移送
するための移送ベルトコンベア機構と、この移送ベルト
コンベア機構の移送方向に略直交して二つ折りの所謂半
折フィルムを繰り出すロール群よりなるロールフィルム
機構と、この供給半折フィルムの供給前方に位置し、且
つ前記移送ベルトコンベア機構の上方と下方とに設けら
れる直角二等辺三角形状のフィルムの口開き機構と、前
記移送ベルトコンベア機構の移送方向の前方に設けられ
、移送される前記被包装物品をシールするシール機構か
らなっており、前記口開き機構は、口開きされた前記半
折フィルムの上片部と下片部の少なくとも夫々の側線部
を前記移送ベルトコンベア機構の移送方向に向けて所定
の角度で折返し、断面コ字形フィルムとする口開き縁を
有しており、前記移送ベルトコンベア機構と上部口開き
機構との間には少なくとも前記断面コ字形フィルムの上
片部と被包装物品とが通る空間が、又前記移送ベルトコ
ンベア機構と下部口開き機構との間には少なくとも前記
断面コ字形フィルムの下片部が通る空間とが設けられて
いる半折フィルムによる被包装物の包装装置において、
前記移送ベルトコンベア機構と前記口開き機構における
下部直角二等辺三角形状部材との間には該ベルトコンベ
ア機構及び該下部直角二等辺三角形状部材と略平行に隔
離板が設けられていると共に、該隔離板の下方に前記口
開き機構により折返された前記半折フィルムの下片が通
る空間を有する構造とした。

〔作用〕

斜上のように構成した本発明は、最初手でロールフィル
ム機構から繰り出される半折フィルムを適宜案内ロール
から口開き装置に導き、上下一対に設けられる直角二等
辺三角形状部材において、ロールフィルム機構側の案内
ロールに平行する一辺とこれに連続する斜辺に該フィル
ムを裏返し断面コ字形フィルムとして、フィルム繰り出
し方向に対して直角に引き出し、その先端を移送ベルト
コンベア機構先端に設けられたシール機構で一旦シール
しておいてから、移送ベルトコンベア機構を作動させ、
該ベルトコンベア上に被包装物品を載せ、コ字形フィル
ム内に入れるものであり、該ベルトコンベアの搬送力で
フィルムとともに先方に自動的に移送して前記シール機
構で順次袋状にシールして包装するものである。

［実施例］ 次に、この半折フィルムによる被包装物の包装装置を図
面に示す実施例について説明する。

Ａは半折フィルムＦを繰り出すロール群よりなるロール
フィルム機構で、原料の半折フィルム巻付はロールｌ、
該巻付はロール１の支持ロール２，２、フィルムの案内
ロール３．４．５．６等よりなっていて、最下位の繰り
出し案内ロール７は、第３図に示すようにこれに対する
フィルムの口開き機構Ｂの上下二部の直角二等辺三角形
状部材８．９の略中間位置にあるようにし、しかも該部
材の一辺と平行して取付けられている。そして、原註開
き機構Ｂの上下の直角二等辺三角形状部材８．９は、第
１図及び第４図に示されるとおり平面からみて直角二等
辺三角形状ａ。

ｂ、ｃ、をなし、且つ相互に適宜間隔離されて上下に重
なり合うように取付けられており、この直角二等辺三角
形状部材８．９を、その−辺ａ、ｂと斜辺す、ｃとを夫
々円棒１０、１１で連結し、他の一辺ｃ、ａを長板１２
゜１２’で連結して構成した場合は、該円環１Ｏ９１１
によりフィルムとの接触抵抗が良好とされたものであり
、父上下の直角二等辺三角形状部材８．９を螺子棒１３
．１３′　と締具１４．１４’とによって調節可能に適
宜間隔に取付けである。

Ｃは移送ベルトコンベア機構でベルトコンベア１５は上
下の直角二等辺三角形状部材８゜９間に、該部材におけ
る一辺ａ、ｂと同方向とされるよう設けられていて、駆
動ロール１６、従動ロール１７と案内ロール１８とを有
している。

又、該ベルトコンベア先端上方にはフィルムがベルトコ
ンベアと接着するのを防ぐ案内棒（ローラがよい）　１
９を設けると共に、該ベルトコンベアと下部直角二等辺
三角形状部材９の間にフィルムがベルトコンベアに接着
逆送されるのを防ぐ隔離板２０が設けられている。

これらの口開き機構Ｂとベルトコンベア機構Ｃとは、と
もに他の台枠２１のスライド板２１’　、　２１’上に
取付けられていて、包装物品によるシールの関係でハン
ドル２２によって一緒に適宜前後に移動自在とされたも
のである。

なお％Ｄはベルトコンベアの移送方向の前方に設けたシ
ール機構で２３はＬ型シール器、２４は台、２５は該り
型シール器によってシールされた被包装器の外囲にフィ
ルムを密着させるために次の密着包装用シェリンクトン
ネル（図示しない）内に移送するベルトコンベア、２６
は被包装物の載置案内枠である。

次に、口開き機構Ｂは第７図におけるフィルムの裏返し
作用説明図に示されるとおり上下に適宜間隔をおいて対
となる同型の直角二等辺三角形状部材８′、９’を配し
て半折フィルムＦの折目ｅを手前にし、垂直にして、繰
出し案内ロール７から繰り出して１、の上片ｆ、は枠体
８′の上側から斜辺にかぶせてその下側に沿って裏返し
横に直角方向に引出し、又下片ｆ、は下の枠体９′の下
側から斜辺に沿ってかぶせて上側に沿って裏返し横に直
角方向に引出すようになし、これら上下両片ｆ、、　ｆ
、は折目に相当する継ぎｆ、によって一体的にその面を
裏返した断面コ字形フィルムを連続して形成するように
なしたものである。

［発明の効果〕 本発明は上記の如き構成及び作用を有することから次の
効果を有するものである。

特に本発明は移送ベルトコンベア機構Ｃの先端上方にフ
ィルムがベルトコンベアとの接着防止用の案内棒１９を
設け、又ベルトコンベア１５と口開き機構の下部直角二
等辺三角形状部材９との間に隔離板２０を設けたことに
よって、フィルムとベルトコンベア面との接触を防止し
、フィルムがベルトコンベアに引キついて逆送されるこ
とを回避して、全体としてコ字形フィルムを破損させた
り、大きな抵抗を与えたりすることなく極めてフィルム
をスムーズに無理なく進行させて、被包装物品を能率的
に包装することができる効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は平面図、第２図は、第１図１−Ｉ線縦断正面図
、第３図は線図的側面図、第４図は直角二等辺三角形状
部材の口開き機構を示す平面図、第５図は上下の直角二
等辺三角形状部材よりなる口開き機構で裏返される半折
フィルムの状態を一部断面で示す斜面図、第６図はフィ
ルムの裏返し作用の説明図である。 Ａ・・・ロールフィルム機構、Ｂ・・・口開き機構、Ｃ
・・・ベルトコンベア機構、Ｄ・・・シール機構、８．
９・・・直角二等辺三角形状部材、１９・・・フィルム
支持案内棒、２０・・・隔離板。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 被包装物品を移送するための移送ベルトコンベア機構と
   、この移送ベルトコンベア機構の移送方向に略直交して
   二つ折りの所謂半折フィルムを繰り出すロール群よりな
   るロールフィルム機構と、この供給半折フィルムの供給
   前方に位置し、且つ前記移送ベルトコンベア機構の上方
   と下方とに設けられる直角二等辺三角形状のフィルムの
   口開き機構と、前記移送方向の前方に設けられ、移送さ
   れる前記被包装物品をシールするシール機構とからなっ
   ており、前記口開き機構は、口開きされた前記半折フィ
   ルムの上片部と下片部の少なくとも夫々の側縁部を前記
   移送ベルトコンベア機構の移送方向に向けて所定の角度
   で折返し、断面コ字形フィルムとする口開き縁を有して
   おり、前記移送ベルトコンベア機構と上部口開き機構と
   の間には少なくとも前記断面コ字形フィルムの上片部と
   被包装物品とが通る空間が、又前記移送ベルトコンベア
   機構と下部口開き機構との間には少なくとも前記断面コ
   字形フィルムの下片部が通る空間とが設けられている半
   折フィルムによる被包装物の包装装置において、 前記移送ベルトコンベア機構と前記口開き機構における
   下部直角二等辺三角形状部材との間には該ベルトコンベ
   ア機構及び該下部直角二等辺三角形状部材と略平行に隔
   離板が設けられていると共に、該隔離板の下方に前記口
   開き機構により折返された前記半折フィルムの下片が通
   る空間を有することを特徴とする半折フィルムによる被
   包装物の包装装置。