JPH02501563A - ファスナ要素を有するフィルム・バッグの案内機構および成形充填兼封止包装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ファスナ要素を有するフィルム・バッグの案内機構および成形充填兼封止包装装 置 本発明は、フィルム帯材の対向する各層に再び閉鎖可能なファスナ要素を有する プラスチック材料の連続するフィルム帯材を案内する機構に関し、特にフィルム 帯材の縁部に沿って延長する相互に係合するファスナ要素を案内し分離するため の機構に関する。本発明はまた、案内機構を採用する形成、充填兼封止包装装置 に関する。

種々の形式のバッグが、例えば、セリアル食品（ｃｅｒｅａｌｓ）　、クツキー 、ポテト・チップス等の如き広範囲の製品の包装のため使用されてきた。これら のバッグは、製品のための外側の包装として供し得、あるいはまた箱のライナー として箱内に挿入することができる。セリアル食品、クツキーおよびポテト・チ ップスの如き腐敗し易い製品を包装する時、外部の空気および湿気のバッグ内の 製品との混入を阻止することによってバッグはその内部に保有される製品を保存 するため封止されなければならない。

従来の封止バッグ（はとんど全てのセリアル食品およびポテト・チップスのバッ グ）は、バッグの１対の対向する縁部を一緒に糊付けあるいは熱封止することに よって形成されるシールを要求する。このような従来の封止バッグにおける１つ の問題は、これらバッグが開封後再び封止することができないことである。この ように、バッグが一旦開封きれると、ユーザは外気および湿気のバッグ内への望 ましくない侵入を阻止することはできない。

一般に、再封止可能なバッグは、ユーザが開封後−緒に締切ることによりバッグ の内容物を望ましくない空気および湿気の侵入から有効に封止する１対のファス ナ要素（１対のソッと溝の形状の如き）を有する。このような再封止可能な、即 ち「ジッパ−付き」バッグの一例は、Ｄｏｗ　Ｃｈｅｍｉｃａ１社により製造さ れるｒＺＴｐｔ、ｏｃ°Ｊ■商標の食品貯蔵バッグである。

従来のバッグおよび再封止可能バッグは共に、これらバッグが通常フィルム帯材 の連続するロールから形成されるという共通の特徴を共有している。このフィル ム帯材は、製品で充填することができる略々管状の構造を形成する１対の対向す る層を形成するように折重ねられる。この管状の帯材は、次に複数の個々のバッ グに横断方向に更に分離される。このようなバッグを連続するフィルム帯材から 形成して充填するための機構は公知である。

（Ｔｏｓｓの）米国特許第３，８１５，３１７号は、ジッパ−付きバッグと共に 使用される成形、充填兼封止装置に関する。連続するフィルム帯材が本装置に装 填される。

この連続する帯材は、相互に係合されたファスナの輪郭を呈する。この輪郭部が 解放され、フィルムはしわを取除くため相互に引離される。案内装置がこの輪郭 部を引離した状態に保持する間、ビンがこの輪郭部を引離す。この輪郭部は、閉 鎖ロールによって挟まれる時再び接合される。この相互に係合されたフィルムは 、次いで相互に封止され、残りの開口側から充填される。

次いで最終的な封止が封止され裁断されて最終的な構造を供する。前記輪郭部を 引離し再び閉じるＴｏｓｓの構造におけるこれらの機構は、しわあるいは畳み目 をフィルムから取除く目的でこれを行なう。バッグ自体の充填は、バッグの開口 側を介して行なわれる。バッグの充填中、輪郭部は閉鎖されている。

（Ｂｏｃｃｉａの）米国特許第４．０２４，０１０号および同第４，０９４，７ ２９号は、側方の維ぎ目の熱封止が前記輪郭部が相互に係合した状態を維持する 領域のみで行なうことができるように、対向する面における相互に係合するソッ と溝の輪郭部を持つ２枚の対向するフィルム層が分離される。分離フィンガが相 互に係合したファスナ要素を開披する。輪郭部の要素を整合状態に維持するため に分離フィンガの頂部および底部の溝が設けられている。

バッグの形成、充填および封止作業において遭遇する１つの問題は、フィルム帯 材が機械を移動する際、バッグが裁断されるフィルム帯材を適正な側方の整合状 態に維持することに存在する。この問題は、ファスナ要素を備えた再閉鎖可能バ ッグの形成、充填および封止において特に厳しい。本文における用語「バッグ用 フィルム」とは、縁部に沿って置かれたファスナ要素を有するフィルム帯材を示 す。

典型的には、バッグ・フィルムは、ロール上の隣接する層のファスナ要素が相互 に側方に偏るように、ロールに巻取られる。このバッグ・フィルムは、通常、全 中にわたり更に一定の直径を有するロールを形成するため、このような方法でロ ール上に巻取られる。もしバッグ・フィルムがこのような螺旋状に巻取られなけ れば、ファスナ要素により生じるより大きな厚さがバッグ・フィルムのロールを ファスナ要素が置かれる領域において進かに厚くすることになろう。しかし、バ ッグ・フィルムの螺旋状巻取りは、形成、充填兼封止部誠に進入するための通正 な側方の整合状態でバッグ・フィルムをロールから引出すことを困難にする。バ ッグ・フィルムが機械に送られる前にバッグ・フィルムを適正に側方に整合させ ねばならないため、バッグ・フィルムが機械の形成、充填兼封止部へ送られる前 に、バッグ・フィルムを側方に整合させる手段が設けられねばならない。

従って、本発明の目的は、フィルム帯材の縁部に沿って延長する相互に係合する ファスナ要素を備えた再閉鎖可能なバッグ・フィルムの妨げられない案内を行な うための案内機構の提供にある。この案内機構は。

形成ステーションを通るバッグ・フィルムの妨げられない案内を行なうため、折 り重ねられたフィルム帯材の１対の対向する層の内側およびその間に置かれる。

この案内機構は、バッグ・フィルムの内側面と係合する第１のガイドと、バッグ ・フィルムの対向する層における１対の相互に係合するファスナ要素と係合する 第２のガイドとからなっている。分離手段は、バッグ・フィルムが前送される時 相互に係合したファスナ要素を分離させるため、バッグ・フィルムが移動する経 路に沿って置かれる。この第１および第２のガイドおよび分離手段を支持するた めの支持アームが設けられている。

本発明の別の目的は、バッグ・フィルムの対向する各層における再閉鎖可能なフ ァスナ要素を備えた連続するバッグ・フィルムを供給する手段と、ある予め定め た量の製品をバッグ・フィルムに供給するための充填ステーションを通るようバ ッグ・フィルムを送る手段とを含む形成、充填兼封止用包装装置の提供にある。

案内手段は、前記充填ステーションの直前に設けられ、充填ステーションを通る ようバッグ・フィルムの妨げのない案内を行なうためバッグ・フィルムの内側に 置かれる。分離手段は、相互に係合したファスナ要素を分離するため充填ステー ションの手前にある。

本包装装置はまた、ファスナ要素を相互に係合する関係に一緒に押付ける手段と 、第１および第２の側方の継ぎ目を有するバッグ組立体を形成するためバッグ・ フィルムを側方で封止する手段とを含む。バッグ組立体をフィルムから裁断する ための手段もまた設けられている。

前記案内手段は、支持アームと、この支持アームに結合され前記フィルム帯材の 層間に置かれたブラケット部材とを有する。第１の案内ホイールが、バッグ・フ ィルムの内側面と係合するように前記ブラケット部材と回転自在に結合され、第 ２の案内ホイールはファスナ要素と係合するようにブラケット部材と回転自在に 結合されている。前記分離手段は、前記支持アーム上に置かれた分離エツジを含 むことができる。

このように、本発明の特徴は、フィルム帯材の底部（即ち、中間部分）と帯材の 相互に係合したファスナ要素との間で帯材の折り重ねた層の内側に置かれる案内 機構が設けられることにある。フィルム帯材の内側の底部と相互に係合したファ スナ要素との間に置かれることにより、前記案内機構は、バッグ・フィルムが包 装機械の充填部分へ送られるよう通正に置かれるようにバッグ・フィルムを適正 に側方に整合することができる。

本発明の別の特徴は、案内機構がフィルムの底部（即ち、中間部分）と係合する 第１の回転自在な案内ホイールと、ファスナ要素と係合する第２の回転自在な案 内ホイールとを有することができることにある。案内ホイールの使用は、案内機 構と前記ホイールとの間に摩擦が比較的少ない係合状態を（フィルムの移動経路 の方向に）生じるという利点を有する。この摩擦が比較的少ない係合は、案内機 構のフィルム上の抵抗を軽減する。この抵抗の軽減は、高速度の包装工程を容易 にする上で特に役立つ。

案内機構を支持する支持アームが案内ホイールの直後にあること、および支持ア ームが相互に係合したファスナ要素を分離する手段を含むことも本発明の特徴で ある。案内ホイールを分離手段の手前にあるように配置することにより、案内ホ イールはバッグ・フィルムの２つの対向する内側面と係合することができる。

フィルムのこのような内側面の保合は、フィルムと側方に整合するための有効な 手段を提供する利点を有する。

支持アーム上に分離手段を配置することで、１）案内ホイールを支持すること、 および２）相互に係合するファスナ要素を引離して輪郭部間に充填シュートの通 過を許すことという２重の機能を供する。

本発明の別の特徴および利点については、当業者は、本願で考えられる如く本発 明を実施する最良の方法を例示する望ましい実施態様の以降の詳細な記述を考察 すれば明らかになるであろう。

第１図は本発明の形成、充填兼封止用包装装置の斜視図、第２図は本発明の案内 機構の平面図、第３図は本発明の案内８Ｎ構の側面図、および第４図は本発明の 案内機構の分解図である。

形成、充填兼封止用包装機械（装置）が第１図に示されている。フィルムの連続 する帯材１６を支持するためのバッグ・フィルムのロールｌＯが、このロール１ ０を地上に保持するためのラック目上に回転自在に支承される主軸１２上に支持 されている。この艷−絋；；ｉ情連続帯材１６は、前記ロール１０から構成され る装置８へ送られる。

帯材１６は、ロール１０上に螺旋状に巻取られ、図示のようにロール１０から引 出されると１対の対向するフィルム層１８．１９を有する。この対向するフィル ム層１８．１９は、（完成されたバッグ２１の）底縁部２ｏで相互に連続し、層 １８の一部として形成される雌の輪郭部２４と、層１９の一部として形成される 雄の輪郭部２６とからなるファスナ要素により、（完成したバッグ２１の）頂縁 部２２付近で相互に係合される。このファスナ要素２４．２６は、Ｔｈｅ　Ｄｏ ｗ　Ｃｈｅｍｉｃａ１社により製造されるＺＩＰＬＯＣ■商標の食品貯蔵バッグ において見出されるファスナ要素と同様なものでよい。ファスナ要素２４．２６ は、完成されたバッグ２１が開封後再び閉じることを可能にする。

帯材１６は、この帯材１６の移動経路の下流側に配置された送り機構（図示せず ）によて、ロール１０から上方ヘローラ２８上に引出される。ローラ２８は単一 のローラとして示されるが、このローラは「ダンシング・ロール」装置を構成す ることが望ましい。次に、帯材１６は案内機構３０を通って引出され、この機構 は帯材１６を側方に整合させる手段と、相互に係合したファスナ要素２４．２６ を引離すための分離エツジ３２とを含む。

遊びローラ３６が、案内機構３０からの帯材１６の移動経路のすぐ下流側に置か れる。この遊びローラ３６は、案内機構３０と略々同じ垂直方向高さに置かれ、 主軸３８上に回転自在に支承される。ファスナ要素２４．２６が分離エツジ３２ によって引離された後、帯材１６の両方の層１８．１９は遊びローラ３６上を通 過する。一旦帯材が遊びローラ３６を通過すると、帯材１６は矢印Ａにより示さ れるように略々垂直下方に移動する。分離エツジ３２の作用により、帯材１６が 遊びローラ３６上を通過してその下方への移動を開始する時、ファスナ要素２４ ．２６が引離される。

供給シュート４０を含む側方アーム充填ステーションが、セリアル・フレークま たはベレット４２の如き製品をバッグ帯材１６の内側に指向させるために設けら れている。この供給シュート４０は、略々垂直方向に延びる上方部分４４と、角 度を付した中間部分４６と、略々垂直方向に延びる下方部分５０とを含む。この 角度を付した部分４６は、引離されたファスナ要素２４．２６１間を帯材１６の 内側に向って通過する。下方部分５０は、帯材１６の層１８．１９間に置かれる 。

対向する層１８．１９のファスナ要素２４．２６を一緒に押付けて相互に係合さ せる操向、接合兼閉鎖機構５４が、帯材１６の移動経路内に置かれ、角度を付し た部分４６のすぐ下流側に配置されている。特に、本機構５４は、ファスナ要素 ２４．２６間を通る充填シュート４０の角度を付した部分４６の下流側に配置さ れる。本機構５４は付角部分４６の下流側に配置されるが、これはまた、供給シ ュー）４０の下方部分４０の一部として帯材１６の移動方向に略々同じ地点に配 置される。

往復運動する略々垂直方向に延びるシール形成バー５６が前記機構５４の下流側 に置かれている。このバー５６は、一時的な「剥離シール」５８を形成するため 設けられる。

完成バッグ２１の内側で、この剥離シール５８はファスナ要素２４．２６の内側 でかつこれと略々平行に形成される。

剥離シール５８は、完成バッグ２１の一体性を損なうことなくユーザによって剥 がすことができる。剥離シール５８は、完成バッグ２１のいたずら防止をより効 果的にする上で役立つ。前記バー５６の長さは、完成バッグ２１の巾と略々等し いことが望ましい。

封止バー６０ａおよび６０ｂを備えた往復運動する略々水平に配置されたシール 形成手段６０が、供給シュート４０の開口した下端部６２の下方に配置されてい る。シール形成手段６０は、完成バッグ２１の巾と略々等しい供給シュート４０ の開口した下端部６２からある距離に配置されることが望ましい、封止バー６０ ａおよび６０ｂは、第１および第２の層１８．１９を一緒に横方向に封止して完 成バッグ２１の側方ノールを形成するために設けられて裁断手段６６が封止バー ６０ａおよび６０ｂ間に置かれ、間欠的に封止される連続帯材１６を個々の完成 バッグ２１に裁断するため設けられる。

本発明の案内機構３０は、第２図乃至第４図に更に明瞭に示されている。本機構 ３０は、案内機構３０の種々の構成要素を支持するための支持アーム７４を含む 。この支持アーム７４は、形成、充填兼封止用包装袋Ｗ８の部分（図示せず）に 対して結合することができ、独立的なスタンド（図示せず）によって支持するこ とができ、あるいは一体のスタンド（図示せず）を含むように形成するこ、とが できる。

支持アーム７４は、フィルム帯材１６の外側に置かれる部分７６と、フィルム帯 材１６の内側に置かれる部分７８と、中間部分８０とを含む、この中間部分８０ は、ファスナ要素２４．２６の移動経路内に置かれ、フィルム帯材１６が前送さ れる時この帯材１６のファスナ要素間を通過する。

上部ブラケット部材８４と下部ブラケット部材８６とが、ねじ８７によって支持 アーム７４の内側部分７８の上面８８と下面９０の各々に取付けられている。ブ ラケット部材８４．８６は、フィルム帯材の層１８．１９と略々平行な面内に置 かれ、支持アーム７４から帯材１６の移動方向で略々上流側に延長している。

ブラケット部材８４．８６は各々、このブラケット部材８４．８６の前縁部およ び側縁部に沿って延長する傾斜した局部リップ９２を有する。この傾斜リップ９ ２は、ブラケット部材８４．８６上の層１８．１９の通過を容易にし、かつ層１ ８．１９が各ブラケット部材８４．８６に引掛かりそうになることを少なくする 。

ブラケット部材８４．８６の各々はまた、第１の丸味をもたせた前隅部９８と第 ２の丸味をもたせた前隅部１００とを有する。この丸味をもたせた前隅部９８， １００および傾斜リップ９２は組合って案内機構３０を形成し、この案内機構は 全ての帯材が接触する縁周部の周囲でテーパ状を呈する。この二重のテーパ形状 は。

層１８．１９が案内機構３０に引掛からないようにする上で役立つ。

第１の案内ホイール１０２は支軸１０４上で上下両方のブラケット部材８４．８ ６に対して回転自在に支承され、その間に配置される。第１の案内ホイール１０ ２が周囲に回転する支軸は、フィルム帯材１６の層１８．１９の面に対し略々直 角をなす。この第１の案内ホイール＋０２は、そのフィルム係合面１０Ｂがフィ ルム帯材１６の内面の底部１０９と係合するような大きさおよび位置が与えられ る。

第２の案内ホイール１０９は、支軸１１０上で上下両方のブラケット部材８４． ８６に対して回転自在に支承され、その間に配置されている。第２の案内ホイー ル１０９が周囲で回転する支軸は、第１の案内ホイール１０２が周囲で回転する 支軸に対して平行であり、これら両立軸はフィルム帯材１６の層１８．１９の面 に対して直角をなしている。第２の案内ホイール１０９は、そのフィルム保合面 １１２がファスナ要素２４．２６が相互に係合させられる間これら要素の内面１ １４と保合するような大きさおよび位置が与えられている。第２の案内ホイール １０９は、ファスナ要素２４．２６の内面１１４に対して充分な作用力を及ぼし て、ファスナ要素２４．２６を開放状態にするためこれら要素の内面１１４に大 きな作用力を掛けることなくフィルム帯材１６を適正に整合することが望ましい 。

案内ホイール１０２．１０９のフィルム係合面１０６　、１１２は、各々が比較 的大きな傾斜面１１６と比較的小さな正円筒面１１６とを含む傾斜面であること が第２図および第４図に最もよく示されている。丸くされたまたは角のあるフィ ルム保合面が用いられ得るが、傾斜したフィルム係合面１１）８．１１２が第１ および第２案内ホイール１０２．１０９の性能を強め、特に第２案内ホイール１ ０９の性能を強める。傾斜したフィルム係合面１１２が、ファスナ要素２４．２ ６と外れることなくこれら要素の内面１１４に対して丸味あるいは角のあるフィ ルムよりも比較的大きな作用力を及ぼすことができることが判った。

比較的大きな面１１５をファスナ要素（雌の輪郭）２４に対して設けることで最 良の結果が得られることも発見した。一連の試験において、本出願人は、ファス ナ要素２４を比較的大きな傾斜面１１５に対峠させることによってファスナ要素 ２４．２６が外れることなく平均的８４Ｎ　（１８，８ボンド）の作用力に耐え られことを発見した。ファスナ要素（雄の輪郭）２６が比較的大きな傾斜面１１ ５に対峠された時は、ファスナ要素は外れることなく平均的４１．４Ｎ　（９， ３ポンド）の作用力に耐えることができた。丸味をもたせたフィルム保合面（即 ち、案内ホイールがない）（図示せず）を用いた時は、本出願人は、ファスナ要 素２４．２６が外れることなく平均的４３．６Ｎ（９，８ポンド）の作用力に耐 えられることを発見した。

傾斜したフィルム係合面の大きな作用力を及ぼすこのような能力は、案内機構３ ０がファスナ要素２４．２６から外れることなくフィルム帯材１６を側方に整合 するというその機能を生じることを助けるものである。傾斜フィルム保合面１０ ６は第１の案内ホイール１０２と共に使用できるが、第１の案内ホイール＋０２ のフィルム係合面１０６の形態は、第２の案内ホイール１０９のフィルム保合面 １１２の形態と同様案内機構３０の性能にとって重要ではない。案内ホイール１ ０２　、１０９はステンレス鋼の如き材料から構成されることが望ましい。

別の実施態様（図示せず）においては、案内ホイール１０２．１０９は省くこと ができ、またブラケット部材８４゜８６はフィルム帯材を整合するための静止し た縁部手段として作用するような大きざおよび位置とすることができる。

このような実施態様においては、ブラケット部材の第１の前隅部および側面はフ ィルムの内面の底部１０６と係合し、ブラケット部材の第２の前隅部および側面 はファスナ要素の内面１１４と係合することになる。ブラケット部材８４．８６ と同様に、この代替態様のブラケット部材は、前方部分がフィルム帯材１６の層 １８．１９の面に対し平行および直角をなす支軸の周囲でテーバ状を呈する案内 機構を提供する隅部および縁部の形態を持たねばならない。

分離エツジ３２は支持アーム７４の中間部分８０の一部として形成され、上下の 面において傾斜した支持アーム７４の前縁部１１８を有する。あるいはまた、こ の分離エツジ３２は、支持アーム７４の中間部８０に対して取付けらねる分離可 能な傾斜部材（図示せず）を持つことができる。

作用においては、第１の案内ホイール１０２のフィルム帯材１６の底部面１０８ との係合および第２の案内ホイール１０９のフィルム保合面】１２のファスナ要 素２４．２６の内面１１４との係合は、バッグ・フィルム１６をその適正な側方 の整合状態に置くよう共働する。案内ホイール１０２　、１０９が回転自在であ ることは、このような側方の整合作用を比較的小さな摩掠係含量で生じ、このた めフィルム帯材１６における案内機構３０の抵抗を減殺する。

第２の案内ホイール１０９が相互に係合したファスナ要素２４．２６と係合して 、フィルム帯材１６を側方に整合させた後、ファスナ要素２４．２６は分離エツ ジ３２と係合するように前進させられ、これによりこれら要素が開放される。

このように、相互に係合したファスナ要素２４．２６を用いてフィルム帯材１６ を側方に整合させ、またフィルム帯材１６が整合された後にこれら要素を分離さ せることができる。本出願人は、本文に述べたシステムがジッパ−付きバッグ用 の形成、充填兼封止用包装装置のための有効な案内兼分離機構を提供することを 発見した。

本発明についてはその望ましい実施態様に関して詳細に記述したが、請求の範囲 に規定された本発明の範囲から逸脱することなく種々の修正および変更が可能で あることが明らかであろう。

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. １．相互に係合したファスナ要素を有する再閉鎖可能なバッグの妨げのない案内 を生じる案内機構にして、 該案内機構が形成ステーションを通るバッグ・フィルムの妨げのない案内を生じ るようにバッグ・フィルムの折り重ねた帯材の１対の対向層の間に置かれ、 前記案内機構が、前記バッグ・フィルムの内側面と係合する第１のガイドと、前 記バッグ・フィルムの前記対向層上の１対の相互に係合したファスナ要素と係合 する第２のガイドと、 前記バッグ・フィルムの移動経路に沿って置かれ、該バッグ・フィルムが前進さ れる時前記相互に係合したファスナ要素を分離する分離手段と、 前記第１および第２のガイドと前記分離手段とを支持する支持アームとを含むこ とを特徴とする案内機構。
2. ２．請求項１記載の案内機構にして、前記支持アームと結合されたブラケット部 材を含み、前記第１のガイドおよび第２のガイドが、前記ブラケット部材上に回 転自在に取付けられた第１および第２の案内ホィールを含むことを特徴とする案 内機構。
3. ３．請求項２記載の案内機構において、前記第１の案内ホィールが前記バッグ・ フィルムの内側面と係合し、前記第２の案内ホィールが該バッグ・フィルムの対 向する層における相互に係合したファスナ要素と係合する傾斜面を有することを 特徴とする案内機構。
4. ４．形成充填兼封止包装装置にして、フィルムの対向する各層に相互に係合した 再閉鎖可能なファスナ要素を有する管状の形態の連続したプラスチック・バッグ ・フィルムを供給する手段、 前記フィルムを充填ステーションを経て送り予め定めた量の製品を前記バッグ・ フィルムに対して供給する手段、 前記充填ステーションの直前にあり、かつ前記バッグフィルムの内側にあって前 記充填ステーションを通る該フィルムの妨げのない案内を生じるよう配置された 案内機構であって、前記ファスナ要素を分離させる分離手段と、前記案内機構と 前記分離手段とを支持する支持アームとを含む案内機構、 前記充填ステーションの下流側にあって前記ファスナ要素を一緒に相互に係合し た関係に押圧する手段、 第１および第２の継ぎ目を有するバッグ組立体を形成するため前記バッグ・フィ ルムを側方で封止する手段、および 前記バッグ・フィルムから前記バッグ組立体を裁断する手段を含むことを特徴と する形成、充填兼封止用包装装置。
5. ５．請求項４記載の形成、充填兼封止用包装装置において、前記案内機構が、前 記ファスナ要素の反対側で前記バッグ・フィルムの内側面と係合する第１のエッ ジ手段と、前記ファスナ要素と係合する第２のエッジ手段とを含むことを特徴と する形成、充填兼封止用包装装置。
6. ６．請求項５記載の形成、充填兼封止用包装装置において、前記第１および第２ のエッジ手段が、各々テーパ状の前方部分を有する第１および第２の静止したエ ッジ手段を含むことを特徴とする形成、充填兼封止用包装装置。
7. ７．請求項５記載の形成、充填兼封止用包装装置において、前記第１のエッジ手 段が、前記バッグ・フィルムの面に対して略々直角の支軸を有する第１の案内ホ ィールを含み、前記第２のエッジ手段が、該フィルムの面に対し略々直角の支軸 を有する第２の案内ホィールを含むことを特徴とする形成、充填兼封止用包装装 置。
8. ８．請求項６記載の形成、充填兼封止用包装装置において、前記第１の案内ホィ ールが前記バッグ・フィルムの内側面と係合し、第２の案内ホィールが前記ファ スナ要素と係合し、該第２の案内ホィールが傾斜したファスナ要素係合面を有す ることを特徴とする形成、充填兼封止用包装装置。
9. ９．請求項８記載の形成、充填兼封止用包装装置において、前記支持アームが前 記案内ホィールの直後にあり、かつ前記ファスナ要素と、該案内ホィールを回転 自在に支持するため前記支持アームと結合されたブラケット部材との間に延長す る前記分離手段を含むことを特徴とする形成、充填兼封止用包装装置。
10. １０．請求項７記載の形成、充填兼封止用包装装置において、前記第１および第 ２の案内ホィールが各々、前記バッグ・フィルムの面に対し略々直角の支軸を有 する傾斜面を有することを特徴とする形成、充填兼封止用包装装置。
11. １１．請求項１記載の装置において、前記分離手段が前記支持アーム上に置かれ た分離エッジを有し、前記第１および第２の案内ホィールが前記分離エッジの直 前に置かれ、該分離手段が前記支持アーム上に置かれることを特徴とする装置。