JPH02281999A - カード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、カードの基体の一部として樹脂中に螢光染料
を混入したシートを用いることを特徴としたものであり
、該カードを使用した場合のみ、光を照射した際にカー
ドの偽造を防止することが可能なセキュリティー機能を
有するカードに関するものである。

〈従来技術と発明が解決しようとする課題〉従来のカー
ドにおいては、主なセキュリティー機能は磁気記録情報
とカード上への印刷画像情報がその役割をはたしており
、それ以外に該カードにセキュリティー機能を付与しよ
うとした場合には、該カードの基体上に何らかのセキュ
リティー性を有するものを設けなければならなかった。

その場合、セキュリティー性を有するものを設けた部分
はセキュリティー以外の用途、例えば宣伝文や装飾画像
などの用途として用いることが比較的困難であったこと
から、カード表面を有効に利用でき、尚且つ高いセキュ
リティーｉ能を有するカードが望まれていた。

上記の理由から、本発明の目的はカードの基体表面上の
スペースを宣伝や装飾画像のために有効に利用すると同
時にカードに対して高いセキュリティー機能を付与しよ
うというものである。

く課題を解決するための手段〉 カードの基体表面上のスペースを宣伝装飾画像のために
有効に利用すると同時にカードに対して高いセキュリテ
ィー機能を付与するための有効な手段としてカードの基
体その物にセキュリティー性を付与することが考えられ
る。

そこで、本発明では特許請求の範囲記載の、樹脂中に螢
光染料を混入したソートをカードの基体の一部として用
いることを考えた。

本発明における、樹脂中に螢光染料を混入したシートに
対して光を照射すると、シートの側面が光るという他の
ソートには見られない現象が生しることから、該シート
をカードの基体の一部として用い、咳カードに光を照射
しカードの側面が光るかどうかでカードの真偽を判定す
ることができる。

以上、説明したように、樹脂中に螢光染料を混入したシ
ートをカードの基体として用いることにより、課題を解
決した。

〈作用〉 本発明では、カードの基体表面上のスペースを宣伝や染
料画像のために有効に利用すると同時にカードに対して
高いセキュリティー機能を付与することを目的とし、樹
脂中に螢光染料を混入してなるシートをカードの基体の
一部とした。

ここで、上記記載のシートに対し光を照射すると、シー
ト内に含まれる螢光染料が、蛍光を発し、特にシートの
側面に於いて蛍光の密度が高くなり、シートの側面が光
を発しているように見える。蛍光染料を混入していない
プラスチンクシートにおいてはほとんどこのような現象
が見られないことから、カードに対して光を照射しカー
ドの側面が光るかどうかで、そのカードの真偽を確認す
ることができる。尚、その際、蛍光染料を混入したシー
トをプラス千ンクのコアの両面にラミネートすることに
より、カードに光を照射した際、カードの側面において
ラミネートされた層ごとに発光する部分と発光しない部
分とがみられ、この差を検知することでカードの真偽を
確認することが出来る。

また、該カードにおいては、カードの表面、裏面の両面
を遮光した場合にもカードの側面から光を照射すること
により、上記記載のカード側面が光を発するという現象
を示すことから、比較的自由にカードの両面に画像を設
けることが可能である。但し、この際の発光量はやや減
少する可能性がある。

本発明であるカードの基体中に混入にする蛍光染料とし
ては、例えば以下のようなものを挙げることができる。

更に、本発明であるカードの基体に使用することのでき
る樹脂としては、以下のようなものを考えることができ
る。塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート
、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂などが考えられる。

但し、本発明で用いられる蛍光染料や基体用樹脂は、以
上のものに限定されるものではない。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を第１図及び第２図を参照しなが
ら説明する。

第１図は、カードの基体（１）の両面に蛍光染料を含有
するシート（２）をラミネートし、磁気テープ（３）お
よび印刷画像（４）を形成した本発明のカードである。

本発明に用いられるカードの基体として、塩化ビニルシ
ートを用い、蛍光染料としては以下のもの用いてカード
の基体とした。

螢光染料 ５．６．１１．１２−テトラフェニルテトランセ 上記染料を混入した塩化ビニルシートの表面、裏面に両
面にラミネートしカードの基体とした後、これに対し磁
気保持力６５０　０ｅのｔ■磁気テープ張りつけ、磁気
テープと同一面上に装飾画像の印刷をおこなった。

その後、このシートをカード状サンプルに対し白色光を
照射したところ、カードの側面がコア部分を残して、上
下の部分が発光することを確認した。

第２図は、センターコア（２）に蛍光染料を混入した図
であり、センターコア（２）の両面のオーバーシー　ト
（５）は透明を塩化ビニルシートである。

第３図は、第１図の蛍光染料を含有するオーバ−シー 側面にバーコードパターン（６）を形成してなるカード
の一例である。

ここで、第３図に示すカードの側面に対し光を照射する
と、シート内に含まれる蛍光染料が、蛍光を発し、特に
シートの側面に於いて蛍光の密度が高くなり、シートの
側面が光を発しているように見える。蛍光染料を混入し
ていないプラスチックシートにおいてはほとんどこのよ
うな現象が見られないことから、カードの側面にバーコ
ードを設けてもその検知は比較的困難である。此れに対
し、本発明に於けるカードに対して光を照射するとカー
ドの側面が光り、該側面に設けたバーコードとのコント
ラストが向上するほか、発光光の波長に合せてセンサー
で検知する等の方法によりバーコードの検知が容易とな
る。

但し、単にカードの側面にバーコードを印字した場合に
は、カードを長期間使用しているとバーコードが取れて
しまう可能性がある。従って、上記のバーコードは単に
印字したものではなく、カード側面に一定の深さで埋込
んだ形で、バーコードを設けたものである。これにより
、カードに設けたバーコードは長期間使用した場合にも
、取れることなく、　尚且つカードの基体側面が発光す
るために、該バーコードの検知が容易となる。

〈発明の効果〉 以上詳述したごとく、本発明であるセキュリテイー機能
を有するカードにおいては、カードの基体の一部として
蛍光染料を混入とだ樹脂から成るシートを用いるもので
ある。ここで、該カードに対し光を照射することでカー
ドの側面が光を発することを利用して、従来のカードに
見られない高いセキュリティーを付与することができた
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、樹脂中に蛍光染料を混入したシートを白色の
プラスチックシート上にラミネートしたものを示した。 第２図は、樹脂中に蛍光染料を混入したシートをカード
基体のコアとし、その両面にプラスチックシートをラミ
ネートしたものを示した。 第３図は、カードの側面にバーコードパターンを形成し
た図である。 １：白色のプラスチックシート ２；蛍光染料を混入したシート ３：磁気テープ ４：印刷画像 ５：ｉ３明なプラスチックシート ６：バーコードパターン 許　　出　　願　　人 凸版印刷株式会社 代表者　鈴木和夫

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　樹脂中に蛍光染料を混入したシートをカードの
   基体のコアとなるプラスチックシートのいずれか片方の
   面ないし、両面にラミネートしたことを特徴とするカー
   ド。
2. （２）　該蛍光染料を混入したシートをカードのコアと
   して該シートの両面にプラスチックシートをラミネート
   したことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のカ
   ード。
3. （３）　カードの側面にバーコードパターンを形成した
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項、及び第２項記
   載のカード。