JPH1063806A - Icカード及びicカードの識別装置 - Google Patents

Icカード及びicカードの識別装置

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JPH1063806A
JPH1063806A JP8217160A JP21716096A JPH1063806A JP H1063806 A JPH1063806 A JP H1063806A JP 8217160 A JP8217160 A JP 8217160A JP 21716096 A JP21716096 A JP 21716096A JP H1063806 A JPH1063806 A JP H1063806A
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JP
Japan
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card
infrared
ink
chip
base material
Prior art date
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Pending
Application number
JP8217160A
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English (en)
Inventor
昭博 ▲高▼橋
Akihiro Takahashi
Ginya Ishiguro
銀矢 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Tokin Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Tokin Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp, Tokin Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP8217160A priority Critical patent/JPH1063806A/ja
Publication of JPH1063806A publication Critical patent/JPH1063806A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線光電センサによる読み取り可能なIC
カードを市場に提供する事で切り替えコストを大幅に削
減するに加え,従来装置に特別な機器を増設することな
しに新たなセキュリティ機能をICカードに付加する事
ができるICカードと,その識別方法及び装置とを提供
すること。 【解決手段】 ICカード10はカード基材表面の少な
くとも一部に,Yb2 3 を含有する赤外線遮蔽層3を
具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,銀行用キャッシュ
カード,各種プリペイドカード等に使用されるICカー
ドと,その識別方法及び装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来,銀行又はクレジット等の信用取引
における身分証明(ID),又は公衆電話,交通,娯楽
等のプリペイド式回数券等において磁気カードが使用さ
れている。これらの磁気カードのうちIDカードはポリ
塩化ビニルシートの積層体に磁気ストライプを加熱接着
させた磁気ストライプカードが一般的であり,プリペイ
ドカードはPET基材全面に磁性層を塗布した全面磁気
カードが一般的に使用されている。
【0003】いずれのカードもカード発行者によって情
報書き込み及びエンボス,ナンバリング等の発行処理が
なされた後,販売又は無償供与等によって利用者に渡
り,利用者によって目的のキャッシュディスペンサある
いは自動精算機あるいは公衆電話機等の端末に挿入され
たカードは,端末内で情報読み取り及び精算及び新規情
報の更新及びマーキング等の処理がなされ再び利用者に
返却される。即ち,カードは発行から利用に至るまで各
種のカード処理装置の中で挿入・搬送・情報読み書き・
マーキングあるいはエンボス等の目視情報処理等を経て
装置外に排出されている。これらのカード処理装置は,
カード挿入の検知並びに挿入されたカードの正当性の確
認並びにカード挿入方向の正否確認並びに各種処理ユニ
ットの動作タイミング等の検知の為,近赤外線領域に有
効波長を持つ発光/受光素子からなる光電センサを装置
内の各ユニット間に組み込み,磁性体塗布層あるいは磁
気ストライプ層を検知することが磁気カードの安全な利
用において必要不可欠となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年,安全性・情報記
録量・汎用性等の面から磁気カードに代わりプラスチッ
ク基材にICチップを内蔵したICカードあるいはメモ
リカードを採用する動きが活発化しつつあり,新規市場
では一部実用化が進んでいる。しかしながら,既に磁気
カードが市場に浸透している市場では,磁気カードをI
Cカードに完全に切り替えるには既設装置の入れ替え
や,発行済みカードの精算または交換等の問題が多い
為,既設の装置にICカードリーダ・ライタを追加する
だけで両方兼用できれば切替えコストは最小限に押さえ
られる。また,利用者も用途に応じて双方のカードを選
択でき便利である。
【0005】しかしながら,ICカードは,ABS樹脂
(アクリロニトリル・ブタジレン・スチレン樹脂),あ
るいはPVC樹脂(ポリ塩化ビニル樹脂)等のプラスチ
ックを基材としているため,前述の様に従来装置に既設
の近赤外線光電センサでは検出できない。よって磁気カ
ード/ICカードの兼用を計るには,ICチップリード
・ライトユニットの増設のみならず,各ユニット毎の光
電センサを全て交換するかまたは取り付け位置を変更す
る等の改造を実施せざるをえず大幅な改造コストが必要
になる。
【0006】従って,本発明の技術的課題は,赤外線光
電センサによる読み取り可能なICカードを市場に提供
する事で切り替えコストを大幅に削減するに加え,従来
装置に特別な機器を増設することなしに新たなセキュリ
ティ機能をICカードに付加する事ができるICカード
と,その識別方法及び装置とを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,ICカ
ード基材表面の少なくとも一部にYb2 3 の微粉末粒
子を含有した赤外線遮蔽層を備えた事を特徴とするIC
カードが得られる。
【0008】ここで,本発明において,前記赤外線遮蔽
層は,ICカードによる赤外線光電センサによる検知位
置に設けられることが好ましく,これにより,従来装置
において検出可能なICカードが得られる。
【0009】また,本発明によれば,前記ICカードの
前記赤外線遮蔽層に,所望する情報パターンを形成し,
前記情報パターンを光学的に読み取ることを特徴とする
ICカードの識別方法がえられる。
【0010】さらに,本発明によれば,前記ICカード
を識別する装置であって,前記赤外線遮蔽層に形成され
た情報パターンを光学的に読み取る読取り手段を備えて
いることを特徴とするICカードの識別装置がえられ
る。
【0011】ここで,本発明において,前記情報パター
ンは,例えば,バーコードパターン状に形成することに
よって,例えば,透過型赤外線光電センサにおいて認識
可能な新たな情報パターンを付加できる。更に,この情
報パターンを,例えば通常の白インキ等によって遮蔽す
ることにより目視では判別不可能かつセンサにのみ認識
可能な隠しバーコードが得られる。
【0012】また,本発明において,上記情報パターン
のベース層として,例えばアルミニウム粉末等を含有す
る一般の銀インキ等による赤外線反射層を具備する事に
より,反射型赤外線センサにより識別可能な隠しバーコ
ードが得られる。
【0013】尚,本発明においては,赤外線吸収層は,
センサの感度並びに装置側の回路並びに基材の透過濃度
等によるが,おおむね顔料成分70%の乾燥塗膜の場
合,膜厚5μm以上であればよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を,図面
を参照しながら説明する。
【0015】図1〜図2は本発明の第1の実施の形態に
よるICカードを示す図である。また,参考のために,
従来のカード基材を図5に示した。図1乃至図2を参照
するとカード10の全面に赤外線遮蔽層が形成されてい
る。赤外線遮蔽層3をなす赤外線吸収インキは,下記の
組成のインキをボールミルで約2時間混合し作成した。
【0016】カード基材1は,図5に示すように公知の
技術である射出成形により作成された一般的なABSカ
ード基材を用いた。このカード基材1のICチップ8を
搭載する反対面全面に,前述の赤外線吸収インキを10
0メッシュのスクリーン版を用いてスクリーン印刷によ
り赤外線遮蔽層3をコーティングした。次に,この赤外
線遮蔽層3上に市販の紫外線硬化型インキ(黒)を用い
てカードの使用説明文4をオフセット印刷機により印刷
した。更にその上から耐久性を持たせるべく市販の紫外
線硬化型透明ニスを使用して保護層5を前述同様のオフ
セット印刷機により形成した。次に,ICチップ搭載面
に一般の4色印刷からなるカラー図柄6紫外線硬化型イ
ンキを使用して印刷した。次にカラー図柄6上に保護層
5と同様の方法で保護層7を形成した。次に,ICチッ
プ8を2成分混合型接着剤をもちいて接着して赤外線セ
ンサにて検知可能なICカードサンプルを得た。インキ
組成は,セリコールCADメジウム(帝国インキ社製)
は40重量部で,Yb203粉末(日本イットリウム社
製)は60重量部である。
【0017】図3〜4は本発明の第2の実施の形態によ
るICカードを示す図である。図3〜4を参照して赤外
線遮蔽層9により隠蔽バーコードが形成されている。こ
の赤外線遮蔽層9は赤外線吸収層でありパターン状にし
て,150メッシュのスクリーン版を使用して印刷し,
その上に比較例2で使用した白インキで隠蔽層21を形
成した以外は,第1の実施の形態と同様の方法で試作し
目視では判別できない隠蔽バーコードを付加したセキュ
リティICカードサンプルを得た。
【0018】上記第1の実施の形態並びに第2の実施の
形態で作成したサンプルを,日本電気社製小型GaAs
赤外発光ダイオード(商品名SE308)並びに小型フ
ォトトランジスタ(商品名PH108)からなる発光/
受光素子が組み込まれたカードR/Wに挿入した結果,
第1の実施の形態によるものはカードとして検知可能で
あり第2の実施の形態によるものはパターン部/非パタ
ーン部の電圧差2.5Vの出力波形が得られた。
【0019】Yb203は,波長380〜800nmの
可視光を反射し,975nm付近の近赤外線を吸収する
特徴を持つ。よって波長380〜800nmの可視光は
反射するが近赤外線は透過する従来のカード基材上にコ
ーティングすることにより,赤外線遮蔽能力を持ちなが
ら,カードの美観を損なわない白色カード基材が得られ
る。また,このコーティング層をパターン状に形成する
事により透過型赤外線光電センサにおいてこのパターン
を読みとる事が可能であり,更にこのパターンは白色で
あるが故,白色基材表面に形成すると一般に目立ちにく
く,他の赤外線を透過する一般の白色顔料からなる遮蔽
層をオーバーコートするによって容易に隠蔽可能であ
る。また既設の光電センサが反射型の場合,赤外線を反
射するベース層と組み合わせる事により同様に読みとる
ことができる。
【0020】図6は,本発明の実施の形態によるICカ
ードの識別装置の構成を示すブロック図である。図6を
参照すると,ICカードの識別装置20は,ICカード
10を搬送する搬送ローラ11と,読取り手段である赤
外線発光素子12及び受光素子14と,赤外線発光素子
12及び受光素子14に接続された検出回路からなる検
出手段14と,比較手段15と,半導体メモリ,磁気デ
ィスク等からなる記憶手段16と,表示手段17とを備
えている。ICカード10は,図3及び図4に示すIC
カード10のバーコード9のベース層として,アルミニ
ウム粉末等を含有する銀インキによる赤外線反射層を形
成したものを用いている。また,検出手段14は,搬送
ローラ11によって搬送されたICカード10の所定位
置のパターンを,搬送ローラ11の搬送タイミングに従
って,赤外線発光素子12と受光素子とを動作させて,
その情報を読取り,読み取った情報パターンに応じた信
号を信号Bとして出力する。
【0021】比較手段15は,コンパレータ又はCPU
からなり信号Bと,記憶手段16に,予め格納された当
該ICカード対応するパターンを信号Aとして読みだ
し,一致した場合に,一致信号Cを表示手段17に出力
する。
【0022】表示手段17は,CRT装置又は警報ブザ
ー等からなり一致信号に基づいて,一致,不一致の視覚
もしくは聴覚表示を行う。ここで,ICカード識別装置
20においては,記憶手段16には,当該ICカードに
記載されたパターンを読み出し,信号Aとして記憶手段
16に格納することもできる。
【0023】尚,図6のICカード記憶装置において
は,赤外線発光素子12及び受光素子13として,反射
型赤外線センサを用いたが,もちろん図1乃至図4のI
Cカードに対しては,透過型赤外線センサも使用するこ
とができる。
【0024】
【発明の効果】以上述べた通り,本発明によれば,既設
のカード処理装置において検知できなかったICカード
基材が検知可能となったのみならず,磁気カードでは成
しえなかった新たなセキュリティ機能を付加したICカ
ード及び識別装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による赤外線検知可
能なICカードを示す上面図である。
【図2】図1の赤外線検知可能ICカードの断面図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施の形態によるセキュリティ
付加したICカードを示す上面図である。
【図4】図3のセキュリティ付加ICカードの断面図で
ある。
【図5】従来のICカード基材(ABS樹脂)の概要を
示す図である。
【図6】本発明の実施の形態によるICカードの識別装
置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 カード基材 2 ICチップ搭載穴 3 赤外線遮蔽層 4 説明文 5 保護層 6 カラー図柄 7 保護層 8 ICチップ 9 赤外線遮蔽層(バーコード) 10 ICカード 11 搬送ローラ 12 赤外線発光素子 13 受光素子 14 検出手段 15 比較手段 16 記憶手段 17 表示手段 21 隠蔽層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード基材表面の少なくとも一部に,Y
    2 3 を含有する赤外線遮蔽層を具備していることを
    特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のICカードの前記赤外線
    遮蔽層に,所望する情報パターンを形成し,前記情報パ
    ターンを光学的に読み取ることを特徴とするICカード
    の識別方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のICカードを識別する装
    置であって,前記赤外線遮蔽層に形成された情報パター
    ンを光学的に読み取る読取手段を備えていることを特徴
    とするICカードの識別装置。
JP8217160A 1996-08-19 1996-08-19 Icカード及びicカードの識別装置 Pending JPH1063806A (ja)

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JP8217160A JPH1063806A (ja) 1996-08-19 1996-08-19 Icカード及びicカードの識別装置

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JPH1063806A true JPH1063806A (ja) 1998-03-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257126A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Dainippon Printing Co Ltd Icカードの向き検査方法、icカードの向き検査装置及びicカードの向き検査プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257126A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Dainippon Printing Co Ltd Icカードの向き検査方法、icカードの向き検査装置及びicカードの向き検査プログラム

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