JPH06274677A - 光学読取システム - Google Patents

光学読取システム

Info

Publication number
JPH06274677A
JPH06274677A JP5060266A JP6026693A JPH06274677A JP H06274677 A JPH06274677 A JP H06274677A JP 5060266 A JP5060266 A JP 5060266A JP 6026693 A JP6026693 A JP 6026693A JP H06274677 A JPH06274677 A JP H06274677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphor
light
printing layer
light emitting
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5060266A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Oshima
敏夫 大嶋
Masahito Nishida
雅人 西田
Yoji Takeuchi
要二 竹内
Tsunemi Oiwa
恒美 大岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP5060266A priority Critical patent/JPH06274677A/ja
Publication of JPH06274677A publication Critical patent/JPH06274677A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化が可能で、コストの安価な光学読取シ
ステムを提供する。 【構成】 赤外線で励起される蛍光体を含有した印刷層
29を有する情報記録媒体の印刷層29の情報を光学的
に読み取る光学読取システムにおいて、前記蛍光体がネ
オジウムを賦活元素として添加した無機酸化物からな
り、蛍光体を励起する発光素子9の発光中心波長が78
0〜850nmの範囲で、印刷層29からの蛍光を受光
する受光素子の受光可能な波長領域が850〜1100
nmの範囲で、発光素子9からの赤外線により印刷層2
9を照射して蛍光体を励起せしめ、その後に発光素子9
を消灯して蛍光体の残光を受光素子10で検出すること
により、印刷層29の情報を光学的に読み取ることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばバーコードある
いは他の形態のマークなどを光学的に読み取る光学読取
システムに係り、特に蛍光体を含有した印刷層を有する
情報記録媒体の光学読取システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、流通産業界を中心に各産業界でバ
ーコードによる物の管理などが盛んに行われたり、ま
た、各種プリペイドカードあるいは通行カードなどにも
バーコードが印刷され、スキヤナなどの光学読取装置を
用いてこのバーコードを読み取り、所定の処理動作が行
われるようになつている。
【0003】最近では現金に代わる支払方法としてクレ
ジットカードやプリペイドカードなどか使用されてお
り、それらカードに偽造防止手段を施したり、あるいは
カードが偽造されたものであるか否かを判別する方法が
種々提案されている。
【0004】その1つとして、バーコードなどのマーク
を蛍光体を含有したインクにより印刷して潜像マークを
形成し、その潜像マークに半導体レーザを照射して蛍光
体を励起せしめ、蛍光体から発する蛍光を受光してバー
コード情報を読み取る光学読取装置が提案されている。
【0005】図17は蛍光体として使用されるLiNd
4 12の発光スペクトル(スペクトルa)、図18は
中心波長λpが810nmの半導体レーザダイオードの
発光スペクトル(スペクトルb)、図19は受光素子に
受光される光のスペクトルである。図19中のスペクト
ルbは前記半導体レーザダイオードから出力されたレー
ザの反射光で図18の発光スペクトル(スペクトルb)
と同じである。また図19中の点線(c)は、スペクト
ルaとスペクトルbを分離するために受光素子の受光面
近傍に取りつけた光学フィルタの遮断特性曲線である。
【0006】このように蛍光体の発光スペクトル(スペ
クトルa)と半導体レーザダイオードの発光スペクトル
(スペクトルb)の波長がかなり離れているため、
(c)の遮断特性を有する光学フィルタを使用すると、
半導体レーザダイオードから出力されるレーザにより蛍
光体マークを照射しながら、前記光学フィルタによって
レーザの反射光を遮断し、蛍光のみを透過して受光素子
で受光することにより蛍光体マークを検出できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが光源として半
導体レーザダイオードを使用した光学読取装置は光源の
駆動回路が複雑で、大型になり、コストが高いという欠
点を有している。そのため、小型でかつ低価格の光学読
取装置を必要とする場合、半導体レーザダイオードより
部品価格が安価で、駆動回路規模の小さい通常の発光ダ
イオードが光源として使用される。
【0008】図20は中心波長λpが805nmの発光
ダイオードの発光スペクトル(スペクトルd)、図21
は受光素子に受光される光のスペクトルである。図中の
スペクトルdは前記発光ダイオードから出力された光の
反射光で図20の発光スペクトル(スペクトルd)と同
じであり、図中のスペクトルaは蛍光体の発光スペクト
ルである。
【0009】図21から明らかなように、発光ダイオー
ドの発光スペクトル(スペクトルd)の幅が広いため、
蛍光体の発光スペクトル(スペクトルa)と一部重なっ
てしまい、そのために光学フィルタで両方の光を分離す
ることが不可能となり、光学読取装置の小型化や低価格
化の障害となる。
【0010】このような発光スペクトルの重複を避ける
ためには、使用する蛍光体ならびに発光ダイオードの種
類を選ばなければならず、選択範囲が制限されてしまう
という欠点を有している。
【0011】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消して、小型でかつ低価格の光学読取システムを
提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の本発明は、赤外線で励起される蛍光体を含有
した印刷層を有する情報記録媒体の前記印刷層の情報を
光学的に読み取る光学読取システムを対象とするもので
ある。
【0013】そして前記蛍光体が例えばNdP
5 14 、LiNdP4 12、Al3 Nd(BO3 4
などのネオジウムを賦活元素として添加した無機酸化物
からなり、その蛍光体を励起する発光素子の発光中心波
長が780〜850nmの範囲で、前記印刷層からの蛍
光を受光する受光素子の受光可能な波長領域が850〜
1100nmの範囲で、前記発光素子からの赤外線によ
り前記印刷層を照射して蛍光体を励起せしめ、その後に
発光素子を消灯して蛍光体の残光を前記受光素子で検出
することにより、前記印刷層の情報を光学的に読み取る
ことを特徴とするものである。
【0014】前記目的を達成するため、第2の本発明
は、赤外線で励起される蛍光体を含有した潜像の第1印
刷層と、可視像の第2印刷層を有する情報記録媒体の前
記第1印刷層、第2印刷層の情報を光学的に読み取る光
学読取システムを対象とするものである。
【0015】そして前記蛍光体が例えばNdP
5 14 、LiNdP4 12、Al3 Nd(BO3 4
などネオジウムを賦活元素として添加した無機酸化物か
らなり、その蛍光体を励起する発光素子の発光中心波長
が780〜850nmの範囲で、前記印刷層からの蛍光
を受光する受光素子の受光可能な波長領域が850〜1
100nmの範囲で、前記発光素子からの赤外線を前記
第1印刷層ならびに第2印刷層に照射して、発光素子の
点灯中に第2印刷層からの反射光を前記受光素子で検出
するこにより第2印刷層の情報を光学的に読み取り、そ
の発光素子の消灯の際の蛍光体の残光を受光素子で検出
することにより前記第1印刷層の情報を光学的に読み取
ることを特徴とするものである。
【0016】
【作用】本発明は前述のように、ネオジウムを賦活元素
として添加した無機の酸化物からなる蛍光体は、発光中
心波長が780〜850nmの範囲にある通常の安価な
発光素子によって励起され、しかも受光可能な波長領域
が850〜1100nmの範囲である通常の安価なシリ
コン系フォトダイオードなどの受光素子で感度良く検出
できる。
【0017】また、前記蛍光体を含有した印刷層を読み
取る際には、発光素子は消灯しているから反射光がな
く、そのため光学フィルタを使用しなくても蛍光を検出
することができる。
【0018】このようなことから小型でかつ低価格の光
学読取システムを提供することができる。
【0019】さらに、発光素子の点灯中には第2印刷層
の情報を、発光素子が消灯すると第1印刷層の情報を、
それぞれ読み取ることができるから、情報の読み取りが
効率的に行われる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面とともに説明す
る。図1は本実施例に係る光学読取装置(バーコードリ
ーダ)の平面図、図2はその光学読取装置における読取
ヘッドの要部分解斜視図、図3はその読取ヘッドの図2
のX−X方向の断面図、図4はその読取ヘッドの図2の
Y−Y方向の断面図である。
【0021】図1に示すように光学読取装置(バーコー
ドリーダ)は装置本体1と、装置本体1内に装着された
読取ヘッド2と、この読取ヘッド2に接続されて後述す
るような諸制御を行う素子を搭載したプリント基板3と
から主に構成されている。
【0022】同図に示すように前記装置本体1の上面に
はカード4が挿通されるガイド溝5が形成されており、
このガイド溝5の内側壁面に臨むように前記読取ヘッド
2が取り付けられている。
【0023】後述のバーコードパターンを有するカード
4が手操作で前記ガイド溝5に沿って矢印方向に挿通さ
れ、その間にバーコードパターンの情報が前記読取ヘッ
ド2によって光学的に読み取られる。
【0024】この読取ヘッド2は図2に示すように、ケ
ースを兼ねたへッド本体6と、そのヘッド本体6内に挿
入されるスリットシート7と、素子ホルダーを兼ねたシ
ート押さえ部材8と、そのシート押さえ部材8に保持さ
れる発光素子9ならびに受光素子10と、前記ヘッド本
体6の上面開口を閉塞するヘッドカバー11とから構成
されている。
【0025】前記ヘッド本体6の下面中央には、カード
4に形成されたバーコードパターン12(図5参照)の
縦長方向と平行な開口部13が形成され、また下面両側
には図3に示すように係合段部14が設けられている。
【0026】ヘッド本体6の内側には、前記開口部13
に向けて両側から傾斜したシート受面15、15が形成
され、このシート受面15、15の途中にピン16(図
2参照)が立設されており、前記開口部13の両端部に
は係止溝17(図2参照)が設けられている。
【0027】図2ならびに図3に示すように、ヘッド本
体6の上面開口付近にはこの読取ヘッド2を装置本体1
に取りつけるためのフランジ部18、18が突設されて
いる。
【0028】前記スリットシート7は図2に示すよう
に、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)など
の透明な合成樹脂フィルムからなるベースフィルムの上
にスリット状透光部19(図2参照)を除いて黒色の印
刷層20を形成したフレキシブルなシートから構成され
ている。このスリットシート7の前後には孔21が設け
られ、この孔21に前記ヘッド本体6のピン16をそれ
ぞれ挿通することにより、ヘッド本体6上でのスリット
シート7の位置決めがなされ、図3に示すようにヘッド
本体6の開口部13の中央にスリットシート7のスリッ
ト状透光部19が配置される。
【0029】この実施例では透明なベースフィルム上に
印刷層20を形成したスリットシート7を用いたが、例
えばステンレススチールなどの金属薄板にスリット状の
溝を形成したスリットシートも使用できる。
【0030】前記シート押さえ部材8の下面は図2なら
びに図3に示すように、前記ヘッド本体6のシート受面
15に沿ってわん曲しており、このシート押さえ部材8
の下面とヘッド本体6のシート受面15との間でスリッ
トシート7が機械的に挟持され、スリットシート7の透
光部19がヘッド本体6の開口部13内に押し出され
る。シート押さえ部材8の中央にスリット状の光規制孔
22が形成され、図3に示すように透光部19と対向し
ている。
【0031】シート押さえ部材8の両側には平面形状が
T字形をした係止片23、23(図2参照)がそれぞれ
一体に突設され、この係止片23、23を前記ヘッド本
体6の係止溝17、17に嵌入することにより、ヘッド
本体6内でのシート押さえ部材8の取付けがなされる。
【0032】シート押さえ部材8の上部には一部円弧状
をした保持壁24が立設され、図4に示すようにこの保
持壁24内に発光素子9ならびに受光素子10の先端部
が挿入、保持される。
【0033】前記発光素子9として近赤外線を含む赤外
線を発光する通常の安価な発光ダイオード(中心波長が
780〜850nmのもの)が使用され、実施例では図
17に示すように中心波長λpが805nmの発光ダイ
オードを用いている。
【0034】前記ヘッドカバー11の周囲には4本の係
合爪25が下方を向いて突設されており、図3に示すよ
うにこの係合爪25をヘッド本体6の係合段部14にそ
れぞれ係合することにより、読取ヘッド2の組み立てが
終了する。
【0035】前記ヘッドカバー11の内面には図3に示
すように脚部26が下方を向いて突設されており、図3
に示す如くヘッドカバー11の組み込みが終了すると、
この脚部26によって発光素子9ならびに受光素子10
を介してシート押さえ部材8がシート受面15側に押圧
され、スリットシート7の固定が確実になされる。
【0036】次にカード4の構成について、図5〜図8
を用いて説明する。このカード4は例えば各種プリヘイ
ドカード、テレホンカード、通行カードなどとして使用
される。
【0037】図5は隠蔽層を形成する前のカードの平面
図、図6はそのカードの隠蔽層を形成する前の要部拡大
断面図、図7は隠蔽層を形成した後のカードの平面図、
図8は隠蔽層を形成した後のカードの要部拡大断面図で
ある。
【0038】図5に示すようにカード基板27の表面に
は、潜像のバーコードパターン28を有する印刷層29
(図5参照)が形成されている。カード基板27は例え
ば酸化チタンなどの白色顔料を分散、保持した塩化ビニ
ール系シートなどから構成され、赤外線ならびに可視光
線を反射する性質を有している。
【0039】印刷層29には、赤外線(近赤外線を含
む)の照射によって励起される蛍光体微粒子と、それを
分散保持する透明なバインダとからなるインクにより所
望のバーコードパターン28が印刷されている。
【0040】蛍光体微粒子としては、例えばNdP5
14 ,LiNdP4 12,Al3 Nd(BO3 4 のグ
ループから選択された無機化合物、または次の一般式で
表される無機化合物。
【0041】一般式 Ln1-X-Y NdX YbY Z 式中のLnはBi,Ge,Ga,Gd,In,La,L
u,Sb,Sc,Yのグループから選択された1種以上
の元素を表す。式中のZは、 A5 (MO4 4 AはK,Naのグループから選択された1種以上の元
素、MはW,Moのグループから選択された1種以上の
元素を表す。 D3 (BO3 4 DはAl,Crのグループから選択された1種以上の元
素を表す。 P5 143 (PO4 2 AはK,Naのグループから選択された1種以上の元素
を表す。 Na2 Mg2 (VO4 3 A’(MO4 2 A’はLi,K,Naのグループから選択された1種以
上の元素、MはW,Moのグループから選択された1種
以上の元素を表す。
【0042】そして式中のx,yは、ZがA5 (M
4 4 であるとき、0.25≦x≦0.99で0.0
1≦y≦0.75の範囲の数値、ZがD3 (BO3 4
であるとき、0.10≦x≦0.99で0.01≦y≦
0.90の範囲の数値、ZがP5 14であるとき、0.
05≦x≦0.98で0.02≦y≦0.95の範囲の
数値、ZがA3 (PO4 2 であるとき、0.02≦x
≦0.98で0.02≦y≦0.98の範囲の数値、Z
がNa2 Mg2 (VO4 3 であるとき、0.57≦x
≦0.90で0.01≦y≦0.43の範囲の数値、Z
がA’(MO4 2 であるとき、0.20≦x≦0.9
5で0.05≦y≦0.80の範囲の数値である。
【0043】具体的には下記のようなものが使用可能で
ある。
【0044】Nd0.8 Yb 0.2Na5 (WO4 4 、N
0.9 Yb 0.1Na5 (Mo4 4 、Y0.1 Nd0.75
0.15 (WO4 4 、Nd0.8 Yb 0.2Na5 (Mo
0.5 0.5 4 4 、Bi0.1 Nd0.75Yb 0.15 5
(MoO4 4 、La0.1 Nd0.8 Yb 0.1(Na0.9
0.15 (WO4 4 、Nd0.9 Yb 0.1Al3 (B
34
【0045】さらに、次の一般式で表せる無機化合物も
使用可能である。 一般式 EF1-X-Y NdX YbY 4 12 式中のEはLi,Na,K,Rb,Csのグループから
選択された1種以上の元素、式中のFはSc,Y,L
a,Ce,Gd,Lu,Ga,In,Bi,Sbのグル
ープから選択された1種以上の元素を表す。
【0046】そして式中のx,yは下記の範囲の数値で
ある。
【0047】0.05 ≦x≦0.999 0.001≦y≦0.950 x+y≦1.0 具体的には下記のようなものが使用可能である。
【0048】LiNd0.9 Yb0.1 4 12 LiBI0.2 Nd0.7 Yb0.1 4 12 NaNd0.9 Yb0.1 4 12 このようにネオジウム(Nd)を賦活元素として含有し
た蛍光体は、化学的に安定しており、しかも励起効果が
高いため賞用できる。
【0049】本実施例では図17(図番変更有り)に示
す発光スペクトルを有するLiNdP4 12が使用され
ている。
【0050】前述の蛍光体は発光中心波長が780〜8
50nmの範囲にある通常の安価ななLEDなどの発光
素子によって励起され、しかも850〜1100nmの
発光スペクトルを有し、受光素子として通常使用されて
いる安価なシリコン系フォトダイオードの検出感度付近
に発光ピークが有るため検出精度が高い。さらにこのよ
うな蛍光体は酸化物であるから化学的に安定しており、
そのため発光特性が一定しているなどの特長を備えてい
る。
【0051】前記蛍光体微粒子の含有率は50〜80重
量%が適当で、本実施例では75重量%である。蛍光体
微粒子の含有率が50重量%未満であると印刷層29か
らの出力が弱く、一方、蛍光体微粒子の含有率が80重
量%を超えると印刷層29(バーコードパターン)の印
刷性が悪くなり、印刷不良を生じる恐れがある。
【0052】前記バインダーとしては、例えばワック
ス、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、ポリエステル、ポリウレタン、カーボ
ネートなどの単独あるいは混合物が使用される。なお、
必要に応じて可塑剤、界面活性剤などが適宜添加され
る。
【0053】蛍光体微粒子は赤外線で励起されて発光す
る訳であるが、蛍光体微粒子の励起を効果的に行うた
め、前記基板27の反射率を20%以上にしている。す
なわち基板27に高い反射率をもたせることにより、基
板27の表面で赤外線を反射させて、蛍光体微粒子の励
起を促進している。前述のように基板27中に酸化チタ
ンなどの白色顔料を分散保持させることにより、基板2
7の反射率を高くすることができ、本実施例の場合は反
射率80%の基板27が使用されている。
【0054】次の表は、前記白色顔料の含有率を調整し
て基板27の光反射率を種々変えた場合の印刷層29の
出力電圧とS/Nを測定した結果を示す表である。
【0055】 表 基材の反射率(%) 出力電圧(mV) S/N 2 23 1.10 5 36 1.25 20 61 1.61 30 77 1.83 50 120 2.51 60 130 2.93 80 580 3.60 この表から明らかなように、基板27の反射率が20%
未満であると出力電圧が十分にとれず、しかもS/Nが
小さく、そのために正確な情報の読み取りができない。
これに対して基板27の反射率が20%以上、好ましく
は50%以上になると出力電圧ならびにS/Nが高く、
正確な情報の読み取りができる。
【0056】図9は印刷層29の膜厚と出力電圧との関
係を示す特性図で、横軸に印刷層29の膜厚を、縦軸に
印刷層29の励起による出力電圧を示している。
【0057】図中のAは前述のように白色顔料を含有し
た基板27の表面に印刷層29を形成した場合の膜厚と
出力電圧との関係を示す特性曲線、直線Bは印刷層29
の出力が、前記顔料を含有した基材(可視光領域での平
均光反射率80%)のみの出力電圧の1.6倍となる出
力レベルを示した線である。
【0058】本発明者らの種々の実験の結果、印刷層2
9の出力電圧が直線Bよりも低いと、印刷層29の情報
を十分に読み取ることができないから、印刷層29の出
力電圧はこの出力電圧の1.6倍(直線B)以上必要で
あり、そのときの印刷層29の最小厚みがこの図から明
らかなように0.5μmである。印刷層29の厚みが増
えるに従って出力電圧は増大するが、50μm程度にな
るとほぼ一定する。
【0059】図7ならびに図8に示すように印刷層29
を形成したカード基板27の全面にには印刷層29(バ
ーコードパターン28)を覆うように隠蔽層30が形成
されている。この隠蔽層30は、2色以上の多色のイン
クでサイケデリックな絵柄からなる不規則状の小さい模
様31が多数形成されている。この実施例の場合は、図
8に示すように隠蔽層30は1層からなり、異なる色の
インク層32a,32bのほぼ連続した層によって形成
されている。
【0060】図10ならびに図11は隠蔽層30の変形
例を示す図で、この場合もカード基板27の全面に印刷
層29(バーコードパターン28)を覆うように隠蔽層
30が形成されている。この隠蔽層30は、印刷層29
(バーコードパターン28)を全面的に覆う1色以上の
インクからなる第1インク層33aと、その上に形成さ
れた第2インク層33bの2層構造あるいはそれ以上の
多層構造になっている。
【0061】第2インク層33bは、小さい多数の独立
した多色のインク層34a,34b,34cの集合体か
らなり、第1インク層33aとは異なり不連続層になっ
ている。図10に示すように、この第2インク層33b
によって多色の小さい記号(この実施例の場合はA,
B,C,D……)による模様31が無数に印刷されてい
る。
【0062】前記インク層32,33,34の着色顔料
としては、例えばカーボンブラック,べんがら(酸化鉄
赤),カドミウムレッド,紺青(ミロリーブルー),群
青(ウルトラマリン)などの無機酸化物、あるいはアゾ
顔料やフタロシアニン顔料などの有機化合物などが適宜
使用される。
【0063】前記模様31(絵柄や記号など)の大きさ
は例えば5mm以下、好ましくは3mm以下で、小さな
模様31が不規則あるいは規則的に無数形成されてい
る。
【0064】前記印刷層29ならびに隠蔽層30は、例
えば熱転写,インクジェット,オフセット印刷,スクリ
ーン印刷あるいはグラビア印刷などで作ることができ
る。そのなかでも特にインクリボンを使用して、熱転写
により印刷層29と隠蔽層30を順次形成する方法は、
高濃度の蛍光体微粒子を含有した印刷が可能で、しかも
所望の厚さの層が確実に得られるなどの理由から賞用で
きる。
【0065】図12は、本発明の実施例に係る光学読取
装置のブロック図である。この光学読取装置は、蛍光体
を含有した印刷層29を有するカード4と、図13に示
すような例えば黒色などの可視像の反射形バーコードパ
ターン35を印刷した印刷層36を有する通常のカード
37が兼用できるようになっている。
【0066】光学読取装置中を搬送されるカード4(3
7)の印刷層29(36)に接近して、発光素子9が配
置され、印刷層29(36)からの光(後述する反射光
や残光)は受光素子10で受光される。
【0067】図14は、前記発光素子9からの発光のタ
イミングならびに受光素子10の出力状態を示すタイミ
ングチャートである。
【0068】同図の(a)に示すように発光素子9は、
点灯時間T1 および消灯時間T2 が共に500μsec
の略等しい時間間隔でオン、オフ動作し印刷層29(3
6)に対して間欠的に赤外線を照射するようになってい
る。図中のS1 は、発光素子9の点灯信号を示してい
る。
【0069】同図の(b)と(c)は前記反射形バーコ
ードパターン35を検出した場合の受光素子10の出力
状態を示す図で、発光素子9からの光が黒色などのバー
に照射されたとき照射位置で吸収されて反射光量はほと
んど無く(R1 )、スペース部に照射されたときは反射
光量は大きい(R2 )。また、発光素子9を消灯する出
力レベルは殆ど零になる(R0 )。ことで元のレベルに
戻る。この発光素子9の点灯時に矩形信号S2 を得る。
【0070】同図の(d),(e)は蛍光発光形のバー
コードパターン28を検出した場合の受光素子10の出
力状態を示す図で、発光素子9からの赤外線でバーコー
ドパターン28中の蛍光体微粒子を励起する。そのため
同図(d)に示すように発光素子9の点灯が終了するま
で出力が増大する。そして発光素子9からの照射を停止
しても、バーコードパターン28から放出される残光
(蛍光)を受光素子10が検出する。この残光は時間と
ともに減少するため、予め基準値Vsを設定しておき、
この基準値Vsと比較することにより、発光素子9が消
灯した直後に矩形信号S4 が得られる。
【0071】従って、微小時間毎に発光素子9の点灯、
消灯を繰り返すことによりバーコードパターン28ある
いは35のバーコード情報を光学的に読み取ることがで
きる。
【0072】本実施例では、反射形バーコードパターン
35を有するカード37を使用した場合は矩形信号S2
を、また蛍光発光形バーコードパターン28を有するカ
ード4を使用した場合は矩形信号S4 を得ることができ
る。
【0073】再び図12に戻るが、受光素子10からの
出力信号が矩形信号S2 あるか矩形信号S4 であるかを
判定部38で判定する。この判定に際しては、判定部3
8に予め矩形信号S2 ならびに矩形信号S4 の判定基準
パターンがそれぞれ記憶されており、受光素子10から
の出力信号のパターンと判定基準パターンと比較され、
矩形信号S2 ,S4 の判定がなされる。
【0074】この判定結果に基づいて、切替信号が増幅
率切替部39に入力される。すなわち矩形信号S2 の場
合は後段の増幅回路40のうちの増幅率の低い増幅器4
0aを使用し、矩形信号S4 の場合は増幅率の高い増幅
器40bを使用するように、自動的に選択される。
【0075】増幅回路40からの出力信号はバーコード
読取判断部41に入力され、矩形信号S2 あるいは)矩
形信号S4 の出力状態により、バーコードパターン28
あるいはバーコードパターン35のコード情報を光学的
に読み取ることができる。なお、図中の42は発光素子
9のオン、オフ動作を行う駆動制御部である。
【0076】図15と図16は、本発明で使用できる他
のカードの平面図と一部拡大断面図である。このカード
43の内部構造は図16に示すように、基板44a、4
4bと、基板44aの上に形成された第1印刷層45
と、それの上に形成された第2印刷層46と、ホットメ
ルト系接着剤などからなる非溶剤系の接着剤層47a、
47bと、透明な保護シート48a、48bとからな
り、一体の積層構造を有している。
【0077】前記基板44aは例えば酸化チタンなどの
白色顔料を分散、保持した塩化ビニル系シートなどから
構成され、赤外線ならびに可視光線を反射する性質を有
している。基材44bの方は、不透明であっても透明で
あっても構わない。
【0078】前記第1印刷層45には、赤外線(近赤外
線を含む)の照射によって励起される蛍光体微粒子を含
有し、蛍光発光形バーコードパターン(図示せず)を印
刷している。
【0079】前記第2印刷層46には、赤外線を吸収す
る着色顔料とそれを分散保持する透明なバインダーとか
らなるインクによって図15に示すように反射形のバー
コードパターン49が印刷されている。このカード43
は、図13に示すカード37と外観上は全く同じであ
る。
【0080】このカード43でも、発光素子9の点灯時
に反射形バーコードパターン49を読み取り、発光素子
9の消灯中(発光素子9の消灯直後から所定時間内)に
蛍光発光形バーコードパターンを読み取ることができ
る。
【0081】前記実施例ではバーコードを付した場合に
ついて説明したが、本発明はこれには限定されるもので
はなく、例えば数字、記号、特殊形状のマークなど他の
マークの読み取りも可能である。
【0082】前記実施例ではカードを使用した場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えばシート状、袋状、伝票状など他の形態の情報
記録媒体の読み取りも可能である。
【0083】本発明の光学読取システムは、次のような
用途ならびに特徴も有している。
【0084】1.ファクトリーオートメーション(F
A)関係自動車などの組み立て時の管理、すなわち車種
別、輸出先国別、製造年月日、製造ロット別などを見え
ない潜像マークを用いて、外観を損ねることなく管理で
きる。
【0085】2.従来の反射型のバーコードでは読み取
れなかった、例えばタイヤなどのような黒いもの、ある
いはガラスやプラスチックなどの透明なものへマーキン
グしても、そのマークの読み取りが可能である。
【0086】3.潜像マークの上に文字やデザインを印
刷しても潜像マークを読み取ることができるから、商品
の値札や商品タグなど小さいスペースが有効に利用でき
る。
【0087】4.前記1.ならびに3.と同じ理由か
ら、化粧品や薬などデザインを重視する商品、あるいは
高級感が要求される各種の化粧箱やバッケージに有効で
ある。
【0088】5.工場や現場などでは油やホコリで汚れ
るため従来の反射型のバーコードでは使用できなかった
環境下においても、潜像マークでは読み取りが可能であ
る。
【0089】6.前記1.ならびに3.と同じ理由か
ら、顧客への納品伝票(通常、納品伝票は顧客の指定す
る用紙、フォーマットで顧客が必要な情報しか入ってい
ない)に隠しコードとしてメーカ側の管理情報を入れる
ことがてきる。
【0090】7.カード状のものに隠しコードとして情
報を入れ、ゲームカード(バーコードゲーム)として使
用可能である。
【0091】8.前記1.ならびに3.と同じ理由か
ら、書籍の管理、図書の管理、図面の管理などに用いれ
ば、デザインを損なうことがない。
【0092】9.偽造、変造、改ざんが極めて困難であ
るから、入退室管理、出退勤管理、ホテルのキーカード
などに適用できる。
【0093】10.有価証券や株券などの偽造、変造、
改ざんが防止できる。
【0094】11.クレジットカード、キャッシュカー
ド、テレホンカードなどの偽造、変造、改ざんが防止で
きる。
【0095】12.学生証、IDカードなどの偽造、変
造、改ざんが防止できるとともに、小型化、省スペース
化が可能である。
【0096】13.スタンプカード、ポイントカードな
どの偽造、変造、改ざんが防止できるとともに、小型
化、省スペース化が可能である。
【0097】14.馬券、車券などのギヤンブル投票券
の偽造、変造、改ざんが防止できる。
【0098】15.パチンコの景品交換システムに導入
して、偽造、変造、改ざんが防止できる。
【0099】
【発明の効果】本発明は前述のように、ネオジウムを賦
活元素として添加した無機の酸化物からなる蛍光体は、
発光中心波長が780〜850nmの範囲にある通常の
安価な発光素子によって励起され、しかも受光可能な波
長領域が850〜1100nmの範囲である通常の安価
なシリコン系フォトダイオードなどの受光素子で感度良
く検出できる。
【0100】また、前記蛍光体の潜像マークを読み取る
際には、発光素子は消灯しているから反射光がなく、そ
のため光学フィルタを使用することなく蛍光体の励起光
を受光することができる。
【0101】このようなことから小型でかつ低価格の光
学読取システムを提供することができる。
【0102】さらに、前述のように第1印刷層と第2印
刷層とが少なくとも一部重畳するような構成にすれば、
情報の2重記録が可能で、狭いスペースでも多量の情報
が記録できる。
【0103】さらにまた、発光素子の点灯中には第2印
刷層の情報を、発光素子が消灯すると第1印刷層の情報
を、それぞれ読み取ることができるから、情報の読み取
りが効率的に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る光学読取装置を備えたバ
ーコードリーダの平面図である。
【図2】本発明の実施例に係る光学読取装置の読取ヘッ
ドの分解斜視図である。
【図3】図2のX−X方向の断面図である。
【図4】図2のY−Y方向の断面図である。
【図5】本発明の実施例で使用されるカードの隠蔽層を
形成する前の平面図である。
【図6】そのカードの隠蔽層を形成する前の要部拡大断
面図である。
【図7】そのカードの隠蔽層を形成した後の平面図であ
る。
【図8】そのカードの隠蔽層を形成した後の要部拡大断
面図である。
【図9】印刷層の膜厚と印刷層の出力電圧との関係を示
す特性図である。
【図10】本発明の隠蔽層の変形例を示すカードの平面
図である。
【図11】その隠蔽層の要部拡大断面図である。
【図12】本発明の実施例に係る光学読取装置のブロッ
ク図である。
【図13】反射形バーコードパターンを有するカードの
平面図である。
【図14】本発明の実施例に係る光学読取装置の発光素
子、受光素子のタイミングチャートである。
【図15】本発明の実施例で使用される他のカードの平
面図である。
【図16】そのカードの要部拡大断面図である。
【図17】蛍光体LiNdP4 12の発光スペクトル図
である。
【図18】半導体レーザダイオードの発光スペクトル図
である。
【図19】受光素子で受光した光のスペクトル図であ
る。
【図20】発光ダイオードの発光スペクトル図である。
【図21】受光素子で受光した光のスペクトル図であ
る。
【符号の説明】
1 装置本体 2 読取ヘッド 4 カード 9 発光素子 10 受光素子 12 バーコードパターン 27 カード基板 28 バーコードパターン 29 印刷層 30 隠蔽層 31 模様 35 反射形バーコードパターン 36 印刷層 37 カード 38 判定部 39 増幅率切替部 40 増幅回路 40a,40b 増幅器 41 バーコード読取判断部 43 カード 44a カード基板 45 第1印刷層 46 第2印刷層 49 バーコードパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大岩 恒美 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線で励起される蛍光体を含有した印
    刷層を有する情報記録媒体の前記印刷層の情報を光学的
    に読み取る光学読取システムにおいて、 前記蛍光体がネオジウムを賦活元素として添加した無機
    酸化物からなり、 その蛍光体を励起する発光素子の発光中心波長が780
    〜850nmの範囲で、 前記印刷層からの蛍光を受光する受光素子の受光可能な
    波長領域が850〜1100nmの範囲で、 前記発光素子からの赤外線により前記印刷層を照射して
    蛍光体を励起せしめ、その後に発光素子を消灯して蛍光
    体の残光を前記受光素子で検出することにより、前記印
    刷層の情報を光学的に読み取ることを特徴とする光学読
    取システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記印刷層が赤
    外線ならびに蛍光を透過する隠蔽層で覆われていること
    を特徴とする光学読取システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載において、前記隠蔽層が2
    色以上のインクで構成されていることを特徴とする光学
    読取システム。
  4. 【請求項4】 赤外線で励起される蛍光体を含有した潜
    像の第1印刷層と、可視像の第2印刷層を有する情報記
    録媒体の前記第1印刷層、第2印刷層の情報を光学的に
    読み取る光学読取システムにおいて、 前記蛍光体がネオジウムを賦活元素として添加した無機
    酸化物からなり、 その蛍光体を励起する発光素子の発光中心波長が780
    〜850nmの範囲で、 前記印刷層からの蛍光を受光する受光素子の受光可能な
    波長領域が850〜1100nmの範囲で、 前記発光素子からの赤外線を前記第1印刷層ならびに第
    2印刷層に照射して、発光素子の点灯中に第2印刷層か
    らの反射光を前記受光素子で検出するこにより第2印刷
    層の情報を光学的に読み取り、その発光素子の消灯の際
    の蛍光体の残光を受光素子で検出することにより前記第
    1印刷層の情報を光学的に読み取ることを特徴とする光
    学読取システム。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項4記載において、
    前記蛍光体がNdP5 14 、LiNdP4 12ならび
    にAl3 Nd(BO3 4 のグループから選択された無
    機化合物であることを特徴とする光学読取システム。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項4記載において、
    前記蛍光体を含む印刷層の膜厚が0.5μm以上に規制
    されていることを特徴とする光学読取システム。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項4記載において、
    前記蛍光体を含む印刷層を形成する基材の光反射率が2
    0%以上であることを特徴とする光学読取システム。
JP5060266A 1993-03-19 1993-03-19 光学読取システム Pending JPH06274677A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5060266A JPH06274677A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 光学読取システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5060266A JPH06274677A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 光学読取システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06274677A true JPH06274677A (ja) 1994-09-30

Family

ID=13137177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5060266A Pending JPH06274677A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 光学読取システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06274677A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014002661A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Denso Wave Inc 情報コードおよび情報コード読取装置
WO2022130925A1 (ja) * 2020-12-16 2022-06-23 山本化成株式会社 媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014002661A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Denso Wave Inc 情報コードおよび情報コード読取装置
WO2022130925A1 (ja) * 2020-12-16 2022-06-23 山本化成株式会社 媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0624636B1 (en) Infrared phosphor and material having latent images and optical reading system using said phosphor
US5463212A (en) Latent image forming member and method of manufacturing, latent image reading apparatus and latent image reading system
US5502304A (en) Bar code scanner for reading a visible ink and a luminescent invisible ink
EP0988150B1 (en) Security document and method using invisible coded markings
US5932870A (en) Documents containing a magnetic strip with a bar code affixed thereto
US6138913A (en) Security document and method using invisible coded markings
US6203069B1 (en) Label having an invisible bar code applied thereon
US6861012B2 (en) Latent inkjet formulation and method
WO1998040223A1 (en) Substrate with non-visible indicium
JPH06234289A (ja) 潜像形成部材
JP2002274000A (ja) 真偽判定可能な偽造防止印刷媒体と印刷媒体の真偽判定方法
JPH06274677A (ja) 光学読取システム
JP3651913B2 (ja) 蛍光体およびそれを用いた潜像形成部材ならびに光学読取システム
JPH07331239A (ja) 赤外発光蛍光体、蛍光体組成物、蛍光体担持物、潜像マーク形成部材、光学読取装置ならびに光学読取システム
JPH06322365A (ja) 蛍光体およびそれを用いた潜像形成部材ならびに光学読取システム
JPH06297888A (ja) 偽造防止証書
JP2003331251A (ja) 潜像形成部材およびその製造方法
JPH10289287A (ja) 被検知物に付された情報を検知する方法
JPH0732108Y2 (ja) カード状の情報記録媒体
JP2005100003A (ja) 情報記録媒体
JP3149420B2 (ja) 感熱情報記録媒体
JPH10283445A (ja) 情報記録媒体
JPH09212617A (ja) 磁気カードの真贋認識方法
JPH083548A (ja) 赤外発光蛍光体、蛍光体組成物、潜像形成部材、光学読取装置ならびに光学読取システム
JPH01278397A (ja) カード、及び前記カードの種類を識別する方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011023