JPH02281766A - 酸化物超電導体を用いた超電導素子 - Google Patents

酸化物超電導体を用いた超電導素子

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JPH02281766A
JPH02281766A JP1104061A JP10406189A JPH02281766A JP H02281766 A JPH02281766 A JP H02281766A JP 1104061 A JP1104061 A JP 1104061A JP 10406189 A JP10406189 A JP 10406189A JP H02281766 A JPH02281766 A JP H02281766A
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JP
Japan
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conductive path
superconductor
normal
conductive
superconducting
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JP1104061A
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English (en)
Inventor
Nakahiro Harada
原田 中裕
Isanori Sato
功紀 佐藤
Kiyoshi Yamamoto
潔 山本
Osami Tsukamoto
塚本 修己
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明の超電導素子は超電導体の超電導−常電導転移を
利用して、例えば限流素子として使用できるようにした
ものである。
(従来技術) 電力用M!4機器においては、事故発生時に短絡電流を
抑えて遮断器の責務を軽減する事故時限流器(限流器)
を組合わせて使用すると短絡電流対策が容易になる。
従来、限流器には限流素子形、整流形、リアクトル形の
ものがあった このうち限流素子形のものは超電導体の超電導−常電導
転移を利用するものであり、これには超電導状態におけ
る通電損失が小さく、常電導状態における電気抵抗が高
いことが要求される。
従来の限流素子は金属超電導体が用いられ、液体ヘリウ
ム温度で使用されていた。これは超電導体が常電導転移
することにより発生する自己抵抗により、超電導体への
通電電流を抑えるようにしたものである。
しかし金属超電導体は常電導状態での電気抵抗値が低く
、またコストの高い液体ヘリウム温度で使用される必要
があるため、所望とする抵抗値を得るためには金属超電
導体を大きくしなければならず、また液体ヘリウムを使
用するため装置が大型化し、また高価になるという#1
題があった。
そこで近年は常電導状態での電気抵抗が高く、コストの
安い液体窒素で超電導状態を維持できる酸化物超電導体
を用いた限流素子が検討されている。
この限流素子は第7図のように基板aの上に酸化物超電
導体膜による超電導体導電路すが形成され、それと並列
に常電導体による常電導体導電路Cが形成されているも
のである。
(従来技術の問題点) しかし第7図の限流素子には次のような問題があった。
■、超電導体導電路すの膜厚が0.9mm前後と厚いた
め、大きな電流を流し易いC軸配向膜を得に<(、金属
超電導体に比して大電流を流しにくいという問題があっ
た。
■、超電導体導電路すの超電導−常電導転移は超電導体
導電路すのどこか一部からおこって全体に広がって行く
が、第7図のものは超電導導電路すの幅が均一であるた
め、どこで転移がおこり始めるかわからない、このため
同限流素子の臨界電流を設計通りに制御することが難し
かった。
(発明の目的) 本発明の目的は小型で、安価で、しかも大きな電流を流
すことができ、限流器として使用することができ、しか
も臨界電流の制御が容易な超電導素子を提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の酸化物超電導体を用いた超電導素子は第2図〜
第5図に示されるように、基板l上に液体窒素温度以上
の臨界温度を有する超電導体膜による超電導体導電路2
が設けられ、該導電路2と並列に電気抵抗を有する常電
導体導電路3が設けられ、該常電導体導電路3の電気抵
抗が前記超電導体導電路2の常電導抵抗より小さ(設定
されてなる超電導素子において、前記超電導体導電路2
の一部に断面積の小さな超電導−常電導転移開始部4が
設けられてなるものである。
前記基板lには例えばMgO,5rTiOx、Sl等の
ような単結晶基板が用いられる。
前記超電導体導電路2には例えば酸化物超電導体薄膜(
薄膜=μm単位の厚さのもの)とか酸化物超電導体厚膜
(厚i1:l/10mm単位の厚さのもの)等が使用さ
れるが、電流を流し易いC軸配向をもった膜を作り易い
酸化物超電導体薄膜が望ましい、この酸化物超電導体薄
膜は例えばPVD法、CVD法などの成膜法によりエピ
タキシャル成膜される。その材料にはRE系、Bi系。
TI2系のものが使用される。
常電導体導電路3はAu、Ag、CIJなとの金属が線
或は膜の形で基板lに圧着あるいは蒸着されて形成され
ている。
超電導−常電導転移開始部4の幅Wは超電導体導電路2
の幅L(通常は約1mm)の約1/2程度が望ましい。
(作用) 本発明の超電導素子は超電導体導電路2と常電導体導電
路3とが並列に設けられているので、超電導体導電路2
の臨界電流以下の電流を同素子に流すと、すべての電流
が超電導状態である超電導体導電路2を流れる。しかし
常電導体導電路3の抵抗値が超電導体導電路2の常電導
抵抗値よりも小さくなっているので、同素子に超電導体
導電路2の臨界電流を越える電流を流すと、超電導体導
電路2は常電導転移をおこし、その抵抗値が常電導体導
電路3の抵抗値よりも大きくなる。このため同素子を流
れる電流の大半は常電導体導電路3を流れ、常電導状態
時に同素子内に発生した抵抗により超電導体導電路2を
流れる電流が抑えられて限流効果を示す、このため本発
明の超電導素子は限流素子として使用することができる
また、前記超電導−常電導転移は必ず超電導体導電路2
の超電導−常電導転移開始部4からおこり始まるので、
臨界電流を設計通りに制御し易くなる。
(実施例) 本発明の超電導素子の原理は第1図に示されているよう
に、基板lの上に酸化物超電導体膜による超電導体導電
路2が設けられ、それに並列に常電導体導電路3が設け
られ、前記超電導体導電路2の長手方向中央部に断面積
が最小である超電導−常電導転移部4が形成されている
第2図〜第5図は本発明の超電導素子の各種実施例であ
る。
このうち第2図aの超電導素子は酸化物超電導体膜によ
る超電導体導電路2と常電導体による常電導体導電路3
とを、同図すのように同一基板lの同一面上に蒸着法に
より薄膜状(μm1位の厚さ)に形成したものである。
この構造にすることにより小型でしかも機械的にも強い
超電導素子を作ることができる。
第3図の超電導素子は基板lの上に酸化物超電導体膜に
よる超電導体導電路2を形成し、その上に常電導体膜に
よる常電導体導電路3を蒸着法により薄膜状に形成した
ものである。この場合は常電導体導電路3に導電路とし
ての機能だけでな(超電導体導電路2を機械的に保護す
る保護膜としての機能をももたせである。
第4図の超電導素子は基板lの上面に酸化物超電導体膜
による超電導体導電路2が複数本並列に形成され、各超
電導体導電路2の上に常電導体膜による常電導体導電路
3が積層されてなるものである。この超電導体導電路2
も常電導体導電路3も蒸着法により薄膜状に形成されて
いる。これは大電流用のものである。
第2図〜第4図の超電導素子はいずれも基板lの上面だ
けにしか超電導体導電路2と常電導体導電路3とが設け
られていないが、第5図の超電導素子は基板lの上面だ
けでなく下面にも超電導体導電路2を設け、その外側に
常電導体導電路3を設けたものである。
なお、第2図〜第5図ではいずれの超電導体導電路2に
も超電導−常電導転移部4がバヨ成されている。
また、第2図〜第4図の5は通電電流端子である。
本発明の超電導素子は具体的には例えば次のようにして
製作される。
幅1mm、長さ10mmのIVIgO単結晶基板1を5
00℃〜650℃に加熱し、Y、Ba、Cu金属をソー
スにもつ3元共蒸着を酸素圧1−10m1−1O下で行
なって、前記単結晶基板1の上にY + B a 2 
Cu s OxのC軸配向膜を0.4umの厚さに成膜
する。
この酸化物超電導体薄膜の臨界電流は約0.8Aであり
、臨界温度直上での常電導抵抗値は約8Ωとなる。この
薄膜の両端をφ50μm、長さ1cmのAg線で短絡す
ると、同Ag#ilの液体窒素での抵抗値は約1.4Ω
となる。
このようにして作られた超電導素子を液体窒素に入れ、
第5図のように交流電源と直列に接続された外部負荷8
.9との間に入れた。このとき回路に流れる電流は0.
6Aであり、限流素子は超電導状態である。スイッチS
Wにより外部負荷9を短絡すると、限流素子のないとき
は6Aの短絡電流が流れるが、限流素子が入ると2Aと
なり、この素子の限流効果が確認された。
(発明の効果) 本発明の超電導素子は次のような効果がある。
■、超電導体導電路2に超電導−常電導転移開始部4が
形成されているので、超電導−常電導転移が必ず同開始
部4からおこり始める。このため臨界電流を設計通りに
制御することが可能となる。
■、超電導体導電路2が液体窒素温度以上の臨界温度を
有する酸化物超電導体膜で形成されているので、超電導
体導電路2を超電導状態に維持するのに液体窒素を使用
することができ、ランニングコストが低減され、しかも
小型化できる。
■、常電導体導電路3の電気抵抗値が超電導体導電路2
の常電導抵抗値より小さ(設定されているので、超電導
体導電路2が常電導状態になると電流が常電導体導電路
3を流れる。このため大電流を制御する限流素子として
使用することができる。
■、超電導体導電路2をμm単位の薄い酸化物超電導体
薄膜で形成すれば、電流の流れ易いC軸配向膜が得られ
易く、そのようにすれば従来の酸化物超電導体厚膜を使
用する場合よりも大電流を流すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の超電導素子の原理図、第2図aは同超
電導素子の一実施例の斜視図、同図すは側面図、第3図
〜第5図は同超電導素子の他の実施例の斜視図、第6図
は同超電導素子の使用説明図、第7図は従来の超電導素
子の原理説明図である。 lは基板 2は超電導体導電路 3は常電動体導電路 4は超電導−常電導転移開始部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基板l上に液体窒素温度以上の臨界温度を有する超電導
    体膜による超電導体導電路2が設けられ、該導電路2と
    並列に電気抵抗を有する常電導体導電路3が設けられ、
    該常電導体導電路3の電気抵抗が前記超電導体導電路2
    の常電導抵抗より小さく設定されてなる超電導素子にお
    いて、前記超電導体導電路2の一部に断面積の小さな超
    電導−常電導転移開始部4が設けられたことを特徴とす
    る酸化物超電導体を用いた超電導素子。
JP1104061A 1989-04-24 1989-04-24 酸化物超電導体を用いた超電導素子 Pending JPH02281766A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016164907A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 国立研究開発法人産業技術総合研究所 バンド間位相差ソリトンの発生方法

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