JPH02280770A - 薬効性繊維とその製造法 - Google Patents

薬効性繊維とその製造法

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JPH02280770A
JPH02280770A JP1103112A JP10311289A JPH02280770A JP H02280770 A JPH02280770 A JP H02280770A JP 1103112 A JP1103112 A JP 1103112A JP 10311289 A JP10311289 A JP 10311289A JP H02280770 A JPH02280770 A JP H02280770A
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JP
Japan
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resin
oil
evac
fiber
isosorbide nitrate
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JP1103112A
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Masami Ota
雅己 太田
Kazuhiko Tanaka
和彦 田中
Masao Kawamoto
正夫 河本
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は虚血性心疾患に対し侵れた効果を有する繊維と
その製造法に関するものである。
[従来の技術] 心不全を伴う急性心筋梗塞や狭心症が最近、中年の人々
に多く見られることが課題となっている。
これらの疾患に対して昔からよく用いられその有効性を
認められるものに、硝酸イソソルビドのような亜硝酸薬
やニトログリセリン舌下錠がある。
これらの薬剤は経口投与により用いられるため、肝及び
胃腸管代謝の影響を受けやすく、又負担らかけろため、
他剤の併用が困難である等の問題があった。最近では硝
酸イソソルビドを含有せしめた基剤をポリエステルフィ
ルムに塗付したものがあるが、これらはフィルムを用い
るため基本的に通気性がなく、貼付部位の皮膚のムレが
避けられない。また、これらの貼付剤は基本的に平面で
あるため、体にはった時、体に完全になじみにくく常に
違和感を感じてしまう。
このような状況に於いて、日常生活に何ら煩わしさを伴
うことのないかつ、確実な薬効効果を存する製剤又はそ
の製剤を構成する素材の開発が望まれている。
[発明が解決しようとする問題点1 以上のように本発明は、日常生活に煩わしさを伴うこと
なく、虚血性心疾患に対する優れた効果を有する繊維と
その製造法を提供せんとするものである。
[問題を解決するための手段] 即ち本発明は、エチレン−酢酸ビニル共重合物を主成分
とする樹脂(以下EVAcと略記する)とEVAcより
融点の高い熱可塑性相n旨より成る摸合繊帷で、EVA
c樹脂中樹脂酸イソソルビドが含有されていることを特
徴とする薬効礒碓である。 本発明にいう薬効とは起硬
化症、労作狭心症、安静狭心症、異型狭心症等の虚血性
心疾患に対する効果を意味し、該効果にも最も有効とさ
れる薬剤として硫酸イソソルビドが知られている。
硝酸イソソルビドは経口剤として古くから用いられてき
たが、その経皮吸収性が良好であることから最近、貼付
剤としても用いられるようになった。
このような状況を鑑み、発明者らは、薬効繊維用の薬剤
として硝酸イソソルビドを選定し、該薬剤を繊維中に含
有せしめることにより、薬効効果を有する繊維を得んと
した。
硝酸イソソルビドを繊維中に含有せしめるため鋭意、検
討の結果、EVAcと池の繊維形成性樹脂より成る複合
糸を得るに至った。即ち、EVACが、上池(!li1
肪油)特に、植物性油類を多量に吸尽するという性質と
硝酸イソソルビドが植物油類にある程度溶解するという
性質に着目しEVACと他の曳糸性の優れた樹脂による
複合糸を作成し、該複合糸を硝酸イソソルビドが溶解し
た植物油中に浸漬することにより植物油とともに硝酸イ
ソソルビドがEVAC中に吸尽、保持されこれにより薬
効効果を有する繊維が得られたものである。
従来の後加工法では、単に繊維表面に目的物質をコート
する形になるため、条件によっては十分な量が添加でき
なかったり、摩擦による脱落が生じたりする。また最近
では、繊維形成時に溶融したポリマー中に目的物質を添
加する練込による紡糸法が発達しているが、融溶紡糸の
場合、かなりの熱がかかるので、本発明で用いる薬剤の
ような物質の場合、変性する恐れがあるので不向きであ
る。
本発明による方法は、繊維又は織地、布地に対して性能
付与を行う一種の後加工法であるが、繊維のEVAC部
が自発的に薬液の吸尽を行うため、性能付与が確実に、
しかも簡単に行なえる特徴を宵する。又、基本的に常圧
浸漬によって吸尽可能なため、高温、高圧釜等の特別の
設備を必要としないなどの有利な点が多い。
本発明に用いられるEVAcとは、酢酸ビニル含量がl
O〜50重虫%のエチレン−酢酸ビニル共重合体か又は
同様な酢酸ビニル含量を有する部分ケン化EVAcであ
る。メルトインデックスは両樹脂とも2〜2(IQが望
ましい。メルトインデックスが該範囲以外の場合、曳糸
性が不良となり複合紡糸が困難になる。EVA cに対
する酢酸ビニルの割合は、重量比で10〜50%、好ま
しくは10〜40%が適切である。酢酸ビニルの割合が
40%をこえるとEVAcは完全非晶となる。これは植
物油吸尽速度、吸尽量が増加する方向であり、−見本発
明に適合するかのように思われるが、吸尽に伴う膨潤が
極めて大きいこと、吸尽後の物性(強度、硬度等)の低
下が大きいこと等の問題点が多く本発明には適当ではな
い。また酢酸ビニルの割合が10%未満になると吸尽量
、吸尽速度ともに小さく、実用的ではない。部分ケン化
EVAc中の酢酸ビニルの割合も通常のEVA cと同
様な理由から10〜50重量%、好ましくは10〜40
重量%が適切である。
EVAcと複合糸を形成するもう一方の熱可塑性樹脂は
使用するEVAcを主成分とする樹脂上り高い融点、好
ましくは200℃以上を持ち曳糸性に優れているものが
良い。EVAcは曳糸性が不良なため曳糸性の優れた樹
脂と複合することにより繊維化が可能となる。また融点
が20Q℃以下であると耐熱性不十分という理由により
衣料用等への展開が困難になるなど用途がやや限定され
てくるため好ましくない。ポリエチレンテレフタレート
又はポリブチレンテレフタレートを主成分とするポリエ
ステルやナイロン6、ナイロン6.6、メタキシレンジ
アミンナイロンを主成分とするポリアミド等が該樹脂と
して適していると考えられる。
本発明に用いる植物油はインドメタシンを溶解し、EV
Ac中へと導く媒体であって、具体的には、アビニス油
、アミリス油、アンゲリカ油、アンプレッドシード油、
イランイラン油、エレミ油、オークモス油、オニチャ油
、オリガナム油、オリス油、カシー油、カナンガ油、カ
モミル油、カヤブチ油、カラムス油、ガルバナム油、グ
アイヤツクウッド油、グレープフルーツ油、コスタス油
、びやくだん油、シトロネラ油、ジャスミン油、しょう
脳油、スィートオレンジ油、スチラツクス油、スペアミ
ント油、セダーウッド油、ゼラニウム油、ダバナ油、タ
ンジー油、テレピン油、チュベローズ花精油、ネロリ油
、パイン油、パチュリ油、ハツカ油、バニラ油、バルサ
ム・コパイバ油、バルサム・トルー油、バルサム・ペル
ー油、パルマローザ油、ヒリツプ油、ビターアーモンド
油、ビターオレンジ油、ヒバ油、ベチバー油、ペパーミ
ント油、ベニ−ロイヤリ油、ペリラ油、ベルガモツト油
、ベンゾイン油、ボア・ド・ローズ油、芳油、マンダリ
ン油、ユーカリ油、ラバンジン油、ラベンダー油、レモ
ン油、レモングラス油、ローズ油、ローズマリー油等の
天然植物性油及びこれらの天然植物性油の主成分を模倣
した合成化合物即ちα−ピネン、β−ピネン、カンフエ
ン、リモネン、ミルセン、β−カリオフィレン等のテル
ペン系炭化水素、リナロール、ゲラニオール、ネロール
、シトロネロール、ラベンダ−油、ミルセノール、α−
チルビオネール、2−メントール、ボルネオール、ノポ
ール、イソボルニルシクロヘキサノール、ファルネソー
ル、ネロリドール、サンタロール、セドロール、パキュ
リアルコール等のテルペン系アルコール、ベンジルアル
コール、フェネチルアルコール、γ−フェニルプロピル
アルコール、佳皮アルコール、アンスアルコール、d−
α−ジメチルフェネチルアルコール、α−フェニルエタ
ノール、β−フェニルエチルジメチルカルビノール、フ
ェノキシエタノール、パツチョン等のアルコール、ジフ
ェニルエーテルイソサフロオイゲノール、p−メチルア
ンリール、アネトール、オイゲノール、イソオイゲノー
ル、メチルオイゲノール、メチルイソオイゲノール、ベ
ンジルイソオイゲノール、サフロール、イソサフロール
、メチル−β−ナフチルエーテル、エチル−β−ナフチ
ルエーテル等のフェノール及びその誘導体、ヘプタナー
ル、オクタナール、ノナナール、デカナール、ウンデカ
ナール、ドデカナール、2−メチルウンデカナール、ト
リデカナール、テトラデカナール、ヘキサデカナール、
トランス−2−ヘキセナール、2.6−ノナンジェナー
ル等の脂肪族アルデヒド、シトラール、シトロネラール
、ヒドロキシシトロネラール、ペリラアルデヒド、シト
ロネリルオキシアセトアルデヒド、リラール、シネンサ
ール等のテルペン系アルデヒド、ベンズアルデヒド、フ
ェニルアセトアルデヒド、3−フェニルプロピオンアル
デヒド、シンナムアルデヒド、α−アミルシンナムアル
デヒド、α−へキシルシンナムアルデヒド、アニスアル
デヒド、クミンアルデヒド、ピペロチール、シクラメン
アルデヒド、p−t−ブチル−α−メチルジヒドロシン
ナムアルデヒド、バニリン、プルボナール等の芳香族ア
ルデヒド、シトラールジメチルアセクール、シトラール
ジメチルアセクール、ヒドロキシシトロネラールジメチ
ルアセタール、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセ
タール等アセタール類、2−ヘプタノン、3−オクタノ
ン、2−オクタノン、2−ウンデカノン等脂肪族ケトン
、カルボン、メントン、ブレボン等テルペン系ケトン、
p−メチルアセトフェノン、p−メトキンアセトフェノ
ン、ベンゾフェノン、ベンジリデンアセトン、アニシル
アセトン、p−ヒドロキシベンジルアセトン、2−アセ
トナフトン等芳香族ケトン、α−1β−1γ−イオノン
、α−n、β−n、γ−nメチルイオノン、αβ−1γ
−イソメチルイオノン、α−1β−γ−イロン、α−1
β−ダマセノン、α−1β−γ−ダマスコン、テアスピ
ラン、テアスピラン、エズラン、ローズフラン、ヌート
カトン、α−ベチボン、cis−ジャスモン、ジヒドロ
ジャスモン、ジャスモン酸メチル、ジヒドロジャスモン
酸メチルジャスミンラクトン、マルトール、シクロテン
、フラネオール等脂環式ケトン、脂環式エーテル、指環
式ラクトン類、ムスコン、シベトン、シクロペンタデカ
ノン、シクロペンタデカノリド、アンプレットリド、シ
クロへキサデカノリド、エチレンブラシラード、12−
オキサヘキサデカノリド、11−オキサヘキサデカノリ
ド、 10−オキサへキサデカノリド等大環状ケトン、
ラクトン類、ムスクキシレン、ムスクケトン、ムスクア
ンプレット、モスケン、セレストリド、ファントリド、
トナリド、ボラキソリド等合成ムスク、ローズオキシド
、オキサイドケトン、リナロールオキサイド、1,8−
シネオール、ビシクロジヒドロホモファルネシルオキサ
イド等速状エーテル類、インドール、スカトール、6−
メチルキノリン、7−メチルキノリン、6−イソプロビ
ルキノリン、2−メチルテトラヒドロキノリン、6−メ
チルテトラヒドロキノリン、2−イソブチルチアゾール
、2−フリルメタンチオール、2−メチルピラジン、2
.5−ジメチルピラジン、L3,5− )リメチルピラ
ジン等複素遣式化合物、ギ酸ゲラニル、ギ酸ベンジル、
酢酸エチル、酢酸ゲラニル等脂肪族酸のエステル、安息
香酸メチル、安息香酸イソアミル、アニス酸エチル、サ
リチル酸メチル、桂皮酸メチル等芳香族酸のエステル類
等々の混合物より成る合成植物油である。
次に本発明の繊維の製造法について説明する。
第1図に本発明の繊維を得るための紡糸装置概略を示す
2台の溶融押出機の一方1にはEVAcを主成分とする
樹脂(A)、もう一方2には、(A)より融点が高く、
曳糸性に優れた樹脂(B)が充填されている。押出機に
より融解、押出されたポリマー流はギヤーポンプでそれ
ぞれ正確に計量され紡糸ヘッドへ送られる。2種のポリ
マー流はヘッドに装置されたバック金具によって複合さ
れその後紡糸口金より吐出され繊成化される。
樹脂(A)と(B)の複合形態は、薬液の吸尽性能、薬
効性能の発現性、耐久性等の性能と紡糸性、延伸性等の
工程性を考慮した結果、先にも述べたように樹11m 
Aが糸長面積の10〜90%好ましくは20〜80%を
占めるような形態であればよいことがわかった。本発明
によるEVAcを他のポリマーの複合形態の数例を第2
図に示す。第2図の(6)の様に樹脂(A)と(B)を
混練する場合、静止型混合器を用いる。
紡糸速度は一般的な繊維と同様に1000m/ll1i
n〜千数百lI/l1inで行なうか、又3000〜5
0QOn/minの高速紡糸を行うかどちらでもよい。
EVAcは単独では曳糸性に欠ける所があるが、PET
SPBTやナイロン等と複合することにより、かなりの
高速紡糸も問題なく行うことができる。複合する樹脂や
頃合形格によっては、延伸時2つの樹脂の剥離が生ずる
場合があるので、その場合高速紡糸が有効である。又、
そうでない場合は通常の紡速で紡糸し確実に延伸を行う
ことにより、強度の高い糸を得ることが可能である。
紡糸、延伸後の繊維又は織地、布地(こ硝酸イソソルビ
ドの植物油溶液を吸尽させるため、常圧下または加圧下
で溶液中に糸、生地を浸漬する。常圧でもEVAeの薬
液吸尽速度はかなり早いが、工程上、より早い吸尽速度
が必要な時は、加圧による方法が好ましい。又、加熱に
よっても吸尽速度を増大させることができる。加熱する
場合、植物油の揮発、変性、EVAcの溶出等が発生し
ない範囲で実施することか必要である。
[発明の効果] 本発明の薬効繊維は経皮吸収性に優れた、鎮痛、消炎剤
である硝酸イソソルビドを後加工により繊維に吸尽させ
、保持させることにより、虚血性心疾患に効果を有する
製剤の今までにない新しい形態を可能にし、患者を、経
口剤の不確実性、貼付剤使用による煩わしさから解放す
るものである。
[実施例コ 以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例1 [η]=0.65のTie、 Q、5wt%添加したポ
リエチレンテレフタレートを40φ押出機にて押出し、
一方、酢酸ビニル20wt%のEVAcを40φ押出機
より押出し、それぞれ所定量計量した後、紡糸パックに
押流し、丸孔ノズルより吐出し、紡糸速度1000s/
winで複合紡糸を行った。複合糸の断面は第3図のご
とくであり全繊維表面積の20%をEVAcが占めるよ
うに複合しである。該紡糸原糸をローラープレート延伸
し、75デニール24フイラメントのマルチフィラメン
トを得た。
該延伸糸を筒編機にて編み、直径?、5cg+の筒編地
を得た。該筒編地の油剤分を洗剤で完全に除去した後、
5wt%の硝酸イソソルビドーオリーブ油溶液40℃中
に30分間放置、浸漬した。浸漬機編地を中性洗剤温溶
液(約30℃)中で洗い編地上及び編目間に付着してい
る薬液を完全に除去した。その後水洗し、脱水、風乾し
た。−晩放置風乾後、重量増加率を測定したところ19
0%であった。また吸尽前の筒編地1容当りに含まれる
硝酸イソソルビドの量は32−gであった。
木簡編地は1gで40cm’であるので、吸尽後の編地
での硝酸イソソルビド濃度は0.80−g/am”であ
った。これは実際に市販されているある硝酸イソソルビ
ド貼付剤の薬剤濃度、0.79■g/as”と同等であ
る。
実施例2 [η]= 0.68のポリブチレンテレフタレートを4
゜φ押出機より押出し、一方酢酸ビニル含量25wt%
のEVAc+40φ押出機より押出しそれぞれ所定量計
量した後、紡糸パックに押流し、丸孔ノズルより吐出し
、紡糸速度3500−/sinで高速複合紡糸を行い、
90デニール24フイラメントのマルチフィラメントを
得た。複合糸の断面は第4図のごとくであり、全繊維表
面積の30%をEVAcが占めるよう複合された。該複
合糸を通常の条件で仮撚した。該仮撚糸は紹上げ機によ
って総状に整形され、5vt%硝酸イソソルビドーハッ
ヵ油溶液40’C中に40分間浸漬された。浸漬後、認
の状態のまま洗剤(約30℃)で洗い、続いて水洗した
。水洗後−日放置風乾後、総からボビンに巻き返した。
このように得られた系中には吸尽前糸重量1gに対し3
0mgの硝酸イソソルビドが吸尽されていた。
該硝酸イソソルビド吸尽糸を市販のストレッチ性を有す
る綿布に線巾と同重量編み込み硝酸イソソルビド濃度0
.75mg/am”の布を得た。
比較例I EVA cとポリエチレンテレフタレートの複合重量比
を90:10としEVAcの!&維表面に占める割合を
95%とし複合紡糸を試みた。しかしノズル面での糸の
ゆれがおさまらず紡糸調子は不良であった。
比較例2 メルトインデックス(Ml)が300であるEVAcを
用い実施例1と同様な方法により複合糸を得ようと試み
たが、紡糸時の単糸切れが頻発し捲取困難であった。ま
た延伸時にら単糸切れ、毛羽等が発生するなど延伸性は
極めて悪かった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の繊維を得るための紡糸装置の概略図、
第2図は本発明の複合繊維の複合形態を示す図、第3図
および第4図は、それぞれ実施例で用いた複合繊維の断
面写真模写図である。 特許出願人 株式会社 り ラ し

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メルトインデックスが2〜200のエチレン−酢
    酸ビニル共重合物を主成分とする樹脂と該樹脂よりも高
    い融点を有する熱可塑性樹脂により構成され、前者樹脂
    の、繊維の表面積に占める割合が10〜90%であり、
    前者樹脂中に硝酸イソソルビドを含有していることを特
    徴とする、虚血性心疾患に効果を有する薬効繊維。
  2. (2)メルトインデックスが2〜200のエチレン−酢
    酸ビニル共重合物を主成分とする樹脂と、該樹脂よりも
    高い融点を有する熱可塑性樹脂とを複合紡糸して得られ
    た紡糸原糸または延伸糸を硝酸イソソルビドを溶解した
    溶液中に浸漬し、該溶液を前者樹脂に吸尽させることに
    より硝酸イソソルビドを繊維中に吸尽させることを特徴
    とする虚血性心疾患に効果を有する薬効繊維の製造法。
JP1103112A 1989-04-21 1989-04-21 薬効性繊維とその製造法 Pending JPH02280770A (ja)

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