JPH02279852A - コンクリート構造物の空隙部充填止水工法 - Google Patents

コンクリート構造物の空隙部充填止水工法

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JPH02279852A
JPH02279852A JP9896889A JP9896889A JPH02279852A JP H02279852 A JPH02279852 A JP H02279852A JP 9896889 A JP9896889 A JP 9896889A JP 9896889 A JP9896889 A JP 9896889A JP H02279852 A JPH02279852 A JP H02279852A
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Seizo Kamata
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野J 本発明は、コンクリート構造物の空隙部を充填し止水す
る工法に関する。
〔従来の技術1 コンクリート構造物においては、打設したコンクリート
が固化する段階で、含有されている水が徐々に除かれて
乾燥収縮する。そのため、コンクリート打ち継ぎ部、エ
キスパンジヨイント部、サツシ−り部等にあっては、空
隙部が形成されやすい。このままで使用すると、空隙部
を介して水が侵入し、漏水の問題が発生する。
そこで、この空隙部を充填し、地下水や雨水等に起因し
た漏水を防止するため、従来から種々の対策が採られて
いる。たとえば、サツシ廻り部にあっては、第3図a又
はbに示すように、サツシ1を取り付ける際に、予め打
設コンクリート2の端にモルタル3を詰めておいたり、
同化コンクリートを穿ってモルタルを詰めたり、空隙部
4に対して外部からドリル孔5を穿ってエポキシ、ウレ
タン等の止水用薬液を注入している。
また、コンクリート打継ぎ部にあっては、第3図Cに示
すように、打継ぎ部の表面にVカット或いは研り7を施
し、モルタルやシール材8を目詰め充填している。なお
、同図における符番9は、防水層9を示す。
更に、エキスパンジヨイント部にあっては、この部分は
構築時にアスファルトlOを挿入してコンクリート2を
打設するが、数年経つとアスファルト10が温度変化に
よって溶出して空隙を生じるので、第3図dに示すよう
に表面にVカット或いは研り11を施し、劣化したアス
ファルトlOを穿つ出し、モルタルや上水材、アスファ
ルト等のシール材12を詰め直している。なお、符番1
3は、裏当て用の止水板出水板を示す。
[発明が解決しようとする課題] 前述したサツシ廻りについて予めモルタル詰めを施すも
のにあっては、空隙を小さ(することはできても、空隙
そのものの発生を阻止することはでない。そのため、完
全な出水には至らない。
また、固化コンクリートを穿ってモルタルを詰める方法
では、タイル、塗装、内装材等の仕上げ材を傷めたり、
汚したりするので、再仕上げが必要とされる。この点は
、ドリル孔5を穿って出水用薬液を注入する場合にも同
様である。
他方、コンクリート打継ぎ部に対する前述した方法では
、モルタルの場合にあっては肌別れを起こし、シール材
を使用する場合には耐久性に限度があることから、恒久
的な上水効果を期待できないと共に、仕上げが必要とな
る。この仕上げを省略した場合、見栄えの劣るものとな
る。
更に、エキスパンジヨイント部に対する前述した方法で
は、完璧な詰め直しは元々不可能であって、多少の空隙
部が残ることはやむを得ない。そのため、漏水を完全に
防止することはできない。
これらの従来方法は、いずれも内部に生じる空隙部に対
して外部から充填剤を注入したり押し込んだりするもの
であるため、不完全な結果しか得られていない。
本発明は、このような充填方法に起因する問題に鑑みて
案出されたものであり、表面仕上げを破損する何らのカ
ットや折りを形成することなく、簡単な注入作業で止水
薬液やシール材を確実に内部の空隙部に充満させること
を可能にしたコンクリート構造物の空隙部充填止水工法
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段J 本発明の止木工法は、その目的を達成するために、コン
クリート構造物のコンクリート打継ぎ部、エキスパンジ
ヨイント部、サツシ摺り部等の乾燥収縮によって空隙部
が形成される部位に、コンクリート打設に先立って表面
を撥水性材料で被覆し且つ弾力性及び多数の透孔を有す
る不織布を設置しておいて埋設し、乾燥収縮によって空
隙部が形成された段階で前記不織布を介して正水薬液或
いはシール材を注入するとと箒特徴とする。
〔作用] 本発明においては、撥水性があり且つ多数の透孔を持っ
た不織布をコンクリート中に埋設している。この不織布
はコンクリート構造物の空隙が発生しやすい部分に配置
されており、空隙部が発生した段階では、この不織布を
介して止水薬液やシール材等が注入される。このように
して、外部から止水薬液やシール材が注入されるので、
別設大きな圧力を加えなくても、注入された止水薬液や
シール材は空隙部に充満される。その結果、空隙部がな
くなり、完全な止水が可能となる。
また、使用される不繊布は弾力性があるため、空隙の形
状如何に拘らず、空隙を十分に埋め尽くす。そして、こ
の不織布中に止水薬液やシール材が注入されるため、注
入された止水薬液やシール材も確実に所定の位置に固定
される。
以下、実施例によって、本発明を具体的に説明する。
[実施例1 本実施例で使用される不繊布は、第1図に示すように多
数の透孔を持つブロック状の不織布である。この不織布
14は、弾力性を持ち、表面が撥水性材料で覆われてい
る。これによって、布地自体に撥水性と通気性が与えら
れている。
第2図a及びbは、この不織布14をサツシ廻り部に適
用した状態を示す。サツシ1を取り付ける際、サツシ1
の裏面のように乾燥収縮によって空隙の発生が確実に予
測される部位に、この不織布14を敷いておく。不織布
14は、弾力性を持っているので、空隙部4の形状に追
従して伸び縮みして空隙部4に完全に充満する。これに
よって、不織布14内の隙間が透水孔となって、外部に
連通した透水路が空隙部4に形成されたことになる。
そして、コンクリートが乾燥し、漏水が見られたところ
で、止水薬液やシール材を外部から注入する。このとき
、必要ならば、コンクリートを穿設して外部と不織布1
4との連絡を取る。そして、不織布14内の透水路を介
して空隙部4に止水薬液やシール材を供給することによ
って、空隙部4を充填する。
空隙部4が表面に開口されている場合には、注入された
止水薬液やシール材はコンクリート表面に吹き出す。し
かし、その仕上げ処理は、■カット、研り等を形成した
場合の仕上げに比較して遥かに簡易なものである。
第2図Cは、コンクリート打継ぎ部に対して本発明を適
用した実施例を示す。打継ぎの際、前もって不織布14
を打継ぎ部に敷き渡す。そして、コンクリートの乾燥収
縮が生じた以降の処理については、前述した第2図a及
びbの場合と同様の手順で行う。
第2図dは、エキスパンジヨイント部に対し手本発明を
適用した実施例を示す。コンクリート打設の際に、エキ
スパンジヨイント部の最深部に予め不織布14を埋め込
み延配しておく。そして、アスファルト10の溶出によ
って空隙部4が生じた以降の処理は、前述した第2図a
及びbの場合と同様に行う。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明においては、コンクリー
ト構造物の内部に透水路を形成する不織布を埋め込んで
いるので、空隙部が生じた場合の処置が簡単なものとな
る。すなわち、コンクリート構造物の宿命である乾燥収
縮による空隙や亀裂に対する対策として、一般的には後
日になって漏水が発生した段階で処置を行うが、本発明
にあっては、コンクリート打設前に対策を立てているの
で、コンクリートが乾燥した後に一部に漏水が発生すれ
ば、その時点で予め内部に配設している不織布の透水路
を介して止水薬液やシール材を注入して空隙部を止水充
填することができる。すなわち、予め外部に連通可能な
透水路が空隙部に確保されているため、外部からのポー
リング方式等の従来技術のようにコンクリートを穿つこ
となく、再仕上げも実質的に必要なくなる。また、コン
クリートの打継ぎ部や空隙部の内部から注入し表面に吹
き出させるため、密封状態で空隙部を完全に充填・止水
することができる。
一方、コスト面に付いてみると、コンクリート打設時に
不織布を配置するだけであるので、経費の増加は無視で
きる程度である。そして、不織布の費用も極僅かなもの
であり、止水用薬液或いはシール材を注入するときに若
干の費用がかかる程度である。しかし、この費用も、従
来のコンクリートを穿ってモルタルを詰めたり、シール
したりする方法に比較すれば約1/10程度で済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で使用される不織布を示し、第2図a及
びbは本発明をサツシ廻り部に適用した実施例を、第2
図Cはコンクリート打継ぎ部に本発明を適用した実施例
を、第2図dはエキスパンジヨイント部に本発明を適用
した実施例を説明するための図である。他方、第3図は
、サツシ廻り部、コンクリート打継ぎ部及びエキスパン
ジヨイント部に対する従来の止水工法を説明するための
図である。 1:サツシ 3:モルタル 5ニトリル孔 8.127シール材 lOニアスフアルド 13:止水板 2:打設コンクリート 4:空隙部 7:Vカット或いは研り 9:防水層 11:■カット或いは研り 14:不織布

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コンクリート構造物のコンクリート打継ぎ部、エ
    キスパンジョイント部、サッシ廻り部等の乾燥収縮によ
    って空隙部が形成される部位に、コンクリート打設に先
    立って表面を撥水性材料で被覆し且つ弾力性及び多数の
    透孔を有する不織布を設置しておいて埋設し、乾燥収縮
    によって空隙部が形成された段階で前記不織布を介して
    止水薬液或いはシール材を注入することを特徴とするコ
    ンクリート構造物の空隙部充填止水工法。
JP1098968A 1989-04-20 1989-04-20 コンクリート構造物の空隙部充填止水工法 Expired - Lifetime JP2837426B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000001998A (ja) * 1998-06-17 2000-01-07 Asupii Giken Kk コンクリート構造物の止水方法並びに水漏れ箇所に充填材を注入するための注入具
JP2009228380A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Maeda Corp コンクリート構造物のひび割れ抑制工法

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6312510U (ja) * 1986-02-27 1988-01-27

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