JPH02279098A - 飾り取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は音響機器、映像機器等の電気機器の飾り取付装
置に関するものである。

従来の技術 従来からパンチングメタルよりなるスピーカネットと合
成樹脂製のスピーカグリルという異なる材質の部材を超
音波溶着機を利用して合成樹脂製のキャビネットに取付
ける場合、第３図に示すようにスピーカグリルである第
１の飾り部材２に設けたリング状の溝内にスピーカネッ
トである第２の飾り部材３の外周部を挿入した状態で超
音波溶着し、その後、第２の飾り部材３を取着した第１
の飾り部材２をキャビネット１に装填して超音波溶着し
ていた。第３図中、１ａは第１の飾り部材２の外周端に
設けた断面三角形状のリング状の溶着リブ、２ａは第２
の飾り部材３の第１の飾り部材２への溶着部であり、複
数箇所で溶着されている。

発明が解決しようとする課題 ところが、この様な従来方法では、第１．第２の飾り部
材２，３の超音波溶着、第１の飾り部材２とキャビネッ
ト１の超音波溶着という２つの工程が必要となり、組立
工数的に手間がかかるというばかりでなく、当然、設備
も必要となり、コスト的に高くつくという欠点があった
。

本発明は、上記課題を解消するものであり、−工程にて
２つの部材を同時に取付けることができる飾り取付装置
を実現することを目的とするものである。

課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の飾り取付装置は、
機器を構成する合成樹脂製のキャビネットと、このキャ
ビネットに取り付けられる合成樹脂製の第１の飾り部材
と、この第１の飾り部材の中央部に取り付けられ、取付
片が上記第１の飾り部材を貫通して裏面側で折り曲げら
れた金属製の第２の飾り部材と、上記第１の飾り部材の
外周端の裏面に突設され、上記キャビネットに溶着され
た断面三角形状の第１の溶着リブと、この第１の溶着リ
ブより内周位置となるように上記第１の飾り部材の裏面
に突設され、上記第２の飾り部材の取付片の折曲部を挟
んで上記キャビネットに突設した断面四角形状の突リブ
に溶着された断面三角形状の第２の溶着リブとを備えた
ことを特徴とするものである。

作用 本発明は上記した構成によって、第２の溶着リブに対応
して第２の飾り部材の取付片を折り曲げ、その折曲部を
はさみ込んだ状態で周囲から超音波溶着することにより
、はさみ込み部、さらに外周部へと順々に超音波溶着を
実施してゆくことができるものであり、−回の工程にて
複数個の部品の超音波溶着を可能にするものである。

実施例 以下、本発明の実施例について図面とともに説明する。

第１図は本発明の一実施例の飾り取付装置を示し、第１
図において、１は合成樹脂製のキャビネットであり、ス
ピーカ取付用の透孔を有している。この透孔周辺には段
部１６を有し、この段部１６内に断面四角形状の突リブ
ｌａ、ｌｃを突設している。上記突リブ１ａはリング状
であり、上記突リブ１ｃは上記突リブ１ａの内方位置に
同心的に設けられている。２は合成樹脂製の第１の飾り
部材としてのスピーカグリルであり、外周端の裏面に上
記突リブ１ａに対応して断面三角形状の第１の溶着リブ
２ａが突設されており、その内周位置に上記突リブｌｃ
に対応して断面三角形状の第２の溶着リブ２ｂが突設さ
れている。上記第１の溶着リブ２ａは上記第２の溶着リ
ブ２ｂに比して突出高さが低く設定されている。３はパ
ンチングメタルよりなる第２の飾り部材としてのスピー
カネットであり、外周のリング状部より等間隔で４箇所
の取付片３ｂが延設されている。上記第２の飾り部材３
はそのリング状部が上記第１の飾り部材２に設けたリン
グ状の溝内に挿入され、その溝の底面に設けた孔より取
付片３ｂが貫通され、その取付片３ｂが外方に折り曲げ
られることにより、上記第１の飾り部材２に対して仮装
着される。この仮装着状態で、第２図に示すように取付
片３ｂの折曲部３ａは断面三角形状の溶着リブ２ｂに設
けたはさみ込み部２ｃに嵌入されている。そして、上記
第１．第２の溶着リブ２ａ。

２ｂが上記突リブ１ａ、１ｃに対して超音波溶着される
ことにより、上記第１．第２の飾り部材２．３がキャビ
ネット１に取着されている。

このように構成された飾り取付装置においては、まず第
１の飾り部材２に第２の飾り部材３を取付け、第２の飾
り部材３の取付片３ｂを第２図のごとく曲げる。これを
キャビネットに取付る。

この時、第１の飾り部材２の三角形リブ２ｂとキャビネ
ット１の四角形リブｌｃ、２ａと１８が相対するように
取付ける。その後、超音波ウエルダー機にて溶着を行な
うが、まず、キャビネットの四角形リブ１ｃと第１の飾
り部材２の三角形リブ２ｂとの相対する部分が溶は出す
。次に第１の飾り部材の三角形リブ２ｂのはまり込み部
２ｃと第３の飾り部材３の曲げ部３ａの相対向する部が
溶は出し、つづいて、キャビネットの四角形リブ１ａと
第１の飾り部材２の三角形リブ２ａの相対向する部分が
溶は出す。この様に順々に三角形リブの高いウエルダー
されてゆき取付けされる。

発明の効果 以上のように本発明の飾り取付装置は、機器を構成する
合成樹脂製のキャビネットと、このキャビネットに取り
付けられる合成樹脂製の第１の飾り部材と、この第１の
飾り部材の中央部に取り付けられ、取付片が上記第１の
飾り部材を貫通して裏面側で折り曲げられた金属製の第
２の飾り部材と、上記第１の飾り部材の外周端の裏面に
突設され、上記キャビネットに溶着された断面三角形状
の第１の溶着リブと、この第１の溶着リブより内周位置
となるように上記第１の飾り部材の裏面に突設され、上
記第２の飾り部材の取付片の折曲部を挟んで上記キャビ
ネットに突設した断面四角形状の突リブに溶着された断
面三角形状の第２の溶着リブとを備えたものであり、第
２の飾り部材の取付片をはさみ込んで第２の溶着リブを
溶着した後に第１の飾り部材の第１の溶着リブを溶着す
ることができる。したがって、 ■　−工程で３つの部材の溶着を可能にする。

■　ウエルダー設備が一つで可能である。

■　コスト的に安価につく。

などの多大な効果を上げることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の飾り取付装置を示す断面図
、第２図は同装置の要部拡大斜視図、第３図は従来の飾
り取付装置の断面図である。 １・・・・・・キャビネット、２・・・・・・第１の飾
り部材、３・・・・・・第２の飾り部材、２ａ、２ｂ・
・・・・・三角形リブ、１ａ、１ｃ・・・・・・四角形
リブ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　機器を構成する合成樹脂製のキャビネットと、このキ
   ャビネットに取り付けられる合成樹脂製の第１の飾り部
   材と、この第１の飾り部材の中央部に取り付けられ、取
   付片が上記第１の飾り部材を貫通して裏面側で折り曲げ
   られた金属製の第２の飾り部材と、上記第１の飾り部材
   の外周端の裏面に突設され、上記キャビネットに溶着さ
   れた断面三角形状の第１の溶着リブと、この第１の溶着
   リブより内周位置となるように上記第１の飾り部材の裏
   面に突設され、上記第２の飾り部材の取付片の折曲部を
   挟んで上記キャビネットに突設した断面四角形状の突リ
   ブに溶着された断面三角形状の第２の溶着リブとを備え
   たことを特徴とする飾り取付装置。