JPH0227812Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0227812Y2 JPH0227812Y2 JP1984136467U JP13646784U JPH0227812Y2 JP H0227812 Y2 JPH0227812 Y2 JP H0227812Y2 JP 1984136467 U JP1984136467 U JP 1984136467U JP 13646784 U JP13646784 U JP 13646784U JP H0227812 Y2 JPH0227812 Y2 JP H0227812Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable blocks
- pair
- backrest
- pressing plate
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は主として自動車等のシートに適用され
るランバーサポートに関するものである。
るランバーサポートに関するものである。
従来例を第８図および第９図に示す。図におい
てシート１は背もたれ部２と座部３とからなり、
背もたれ部２の下部には押圧板４が内蔵され、該
押圧板４の背面には複数個の溝５１，５２，５３
を有するカム５が当接し、該押圧板４は連結杆６
によつて回動中心７の周りに支持され、該カム５
は回動軸８に軸支されており、該カム５の溝５
１，５２，５３にはピン９が係合するようになつ
ている。
てシート１は背もたれ部２と座部３とからなり、
背もたれ部２の下部には押圧板４が内蔵され、該
押圧板４の背面には複数個の溝５１，５２，５３
を有するカム５が当接し、該押圧板４は連結杆６
によつて回動中心７の周りに支持され、該カム５
は回動軸８に軸支されており、該カム５の溝５
１，５２，５３にはピン９が係合するようになつ
ている。
上記構成において、第８図に示す未膨出状態で
はピン９はカム５の最下位の溝５１に係合してい
る。次いでカム５を回動軸８を介して矢印方向に
回動させればカム５は押圧板４を押し出して背も
たれ部２の下部前面を膨出せしめる。そして第９
図に示すカム５の溝５２にピン９が係合した場合
は第一膨出状態である。更にカム５を回転させて
溝５３にピン９を係合させれば第二膨出状態とな
る。
はピン９はカム５の最下位の溝５１に係合してい
る。次いでカム５を回動軸８を介して矢印方向に
回動させればカム５は押圧板４を押し出して背も
たれ部２の下部前面を膨出せしめる。そして第９
図に示すカム５の溝５２にピン９が係合した場合
は第一膨出状態である。更にカム５を回転させて
溝５３にピン９を係合させれば第二膨出状態とな
る。
上記従来技術においてはランバーサポートの膨
出が段階的になり、坐る人によつてランバーサポ
ートを最適の状態に膨出させることが出来ないと
云う問題点があつた。
出が段階的になり、坐る人によつてランバーサポ
ートを最適の状態に膨出させることが出来ないと
云う問題点があつた。
本考案は上記従来技術の問題を解決する手段と
してシート１の背もたれ部２の下部に横方向に螺
杆５Ａを差渡し、該螺杆５Ａの両端部には内側に
くさび面を有する一対の可動ブロツク５Ｂ，５Ｂ
を螺着し、該一対の可動ブロツク５Ｂ，５Ｂ間に
はスプリング５Ｃ，５Ｃによつて後方へ引張られ
ている押圧板４を挟持させ、該一対の可動ブロツ
ク５Ｂ，５Ｂ相互は逆ねじ関係を有するランバー
サポートを提供するものである。
してシート１の背もたれ部２の下部に横方向に螺
杆５Ａを差渡し、該螺杆５Ａの両端部には内側に
くさび面を有する一対の可動ブロツク５Ｂ，５Ｂ
を螺着し、該一対の可動ブロツク５Ｂ，５Ｂ間に
はスプリング５Ｃ，５Ｃによつて後方へ引張られ
ている押圧板４を挟持させ、該一対の可動ブロツ
ク５Ｂ，５Ｂ相互は逆ねじ関係を有するランバー
サポートを提供するものである。
上記構成にもとづく本考案の作用は下記の通り
である。
である。
螺杆を所定の方向に回転させると一対の可動ブ
ロツクは夫々内方へ摺動し、該一対の可動ブロツ
クのくさび面によつて押圧板を前方へ押し出し、
押し出された押圧板は背もたれ部下部前面を膨出
させる。螺杆を逆方向に回転させると一対の可動
ブロツクは夫々外方へ摺動して押し出されていた
押圧板はスプリングに引張られて元の位置に戻る
ことが出来る。該押圧板は常時スプリングにより
後方に引張られて可動ブロツクに密着しているか
ら、押圧板と可動ブロツク間にはガタがなく、ま
た押圧板に及ぼされるもたれ圧は押圧板により分
散されて左右可動ブロツクに略均一に分配されて
一点に集中しない。
ロツクは夫々内方へ摺動し、該一対の可動ブロツ
クのくさび面によつて押圧板を前方へ押し出し、
押し出された押圧板は背もたれ部下部前面を膨出
させる。螺杆を逆方向に回転させると一対の可動
ブロツクは夫々外方へ摺動して押し出されていた
押圧板はスプリングに引張られて元の位置に戻る
ことが出来る。該押圧板は常時スプリングにより
後方に引張られて可動ブロツクに密着しているか
ら、押圧板と可動ブロツク間にはガタがなく、ま
た押圧板に及ぼされるもたれ圧は押圧板により分
散されて左右可動ブロツクに略均一に分配されて
一点に集中しない。
したがつて本考案では簡単な構造でランバーサ
ポートの膨出状態を無段的に調節することが出
来、いかなる人が坐つても最適の膨出状態を得る
ことが出来るとともにガタがなく強度も大でかつ
押圧板の前方への押し出しも容易であると云う効
果が奏せられる。
ポートの膨出状態を無段的に調節することが出
来、いかなる人が坐つても最適の膨出状態を得る
ことが出来るとともにガタがなく強度も大でかつ
押圧板の前方への押し出しも容易であると云う効
果が奏せられる。
本考案を第１図〜第４図に示す一実施例によつ
て説明すれば、シート１は背もたれ部２と座部３
とからなり、背もたれ部２の下部には横方向に螺
杆５Ａが差渡され、フレーム２Ａに軸支されてい
る。該螺杆５Ａには一対の可動ブロツク５Ｂ，５
Ｂが螺着され、該一対の可動ブロツク５Ｂ，５Ｂ
の内側にはくさび面５１Ｂが夫々形成されてい
る。該一対の可動ブロツク５Ｂ，５Ｂは相互に逆
ねじ関係を有するものであり、したがつて螺杆５
Ａを所定の方向に回転させると該一対の可動ブロ
ツク５Ｂ，５Ｂは夫々内方へ摺動し、逆方向に回
転させると該一対の可動ブロツク５Ｂ，５Ｂは
夫々外方に摺動するようになつている。具体的に
は上記関係は螺杆５Ａの螺溝を右半分と左半分で
逆ネジにしておけばよい。該一対の可動ブロツク
５Ｂ，５Ｂ間には押圧板４が挟持される。第４図
に示すように該押圧板４の両側縁には該一対の可
動ブロツク５Ｂ，５Ｂのくさび面５１Ｂ側を嵌合
する案内溝４Ａが設けられ、該案内溝４Ａの内面
にはくさび面５１Ｂに適合するくさび面４１Ａが
形成されている。更に該押圧板４にはフレーム２
Ａからスプリング５Ｃが連結せられて該押圧板４
を後方に引張つて可動ブロツク５Ｂ，５Ｂに密着
させている。上記ランバーサポート１０は第５図
に示されるような背もたれ部２のクツシヨン２Ｂ
内に設けられる空洞部２１に収納せられ、押圧板
４は該空洞部２１の押圧板収納部２１Ａに収納さ
れ可動ブロツク５Ｂ，５Ｂは該空洞部２１の可動
ブロツク収納部２１Ｂに収納され、可動ブロツク
５Ｂ，５Ｂの背面フレーム２Ａに当接している。
て説明すれば、シート１は背もたれ部２と座部３
とからなり、背もたれ部２の下部には横方向に螺
杆５Ａが差渡され、フレーム２Ａに軸支されてい
る。該螺杆５Ａには一対の可動ブロツク５Ｂ，５
Ｂが螺着され、該一対の可動ブロツク５Ｂ，５Ｂ
の内側にはくさび面５１Ｂが夫々形成されてい
る。該一対の可動ブロツク５Ｂ，５Ｂは相互に逆
ねじ関係を有するものであり、したがつて螺杆５
Ａを所定の方向に回転させると該一対の可動ブロ
ツク５Ｂ，５Ｂは夫々内方へ摺動し、逆方向に回
転させると該一対の可動ブロツク５Ｂ，５Ｂは
夫々外方に摺動するようになつている。具体的に
は上記関係は螺杆５Ａの螺溝を右半分と左半分で
逆ネジにしておけばよい。該一対の可動ブロツク
５Ｂ，５Ｂ間には押圧板４が挟持される。第４図
に示すように該押圧板４の両側縁には該一対の可
動ブロツク５Ｂ，５Ｂのくさび面５１Ｂ側を嵌合
する案内溝４Ａが設けられ、該案内溝４Ａの内面
にはくさび面５１Ｂに適合するくさび面４１Ａが
形成されている。更に該押圧板４にはフレーム２
Ａからスプリング５Ｃが連結せられて該押圧板４
を後方に引張つて可動ブロツク５Ｂ，５Ｂに密着
させている。上記ランバーサポート１０は第５図
に示されるような背もたれ部２のクツシヨン２Ｂ
内に設けられる空洞部２１に収納せられ、押圧板
４は該空洞部２１の押圧板収納部２１Ａに収納さ
れ可動ブロツク５Ｂ，５Ｂは該空洞部２１の可動
ブロツク収納部２１Ｂに収納され、可動ブロツク
５Ｂ，５Ｂの背面フレーム２Ａに当接している。
上記構成において螺杆５Ａの把手５１Ａを介し
て手で螺杆５Ａを所定の方向に回転させると該一
対の可動ブロツク５Ｂ，５Ｂは夫々フレーム２Ａ
に案内されつゝ内方へ摺動しそれらのくさび面５
１Ｂによつて押圧板４の案内溝４Ａのくさび面４
１Ａを介して前方に押出して第１図および第２図
の未膨出状態から第６図および第７図の膨出状態
に移行する。螺杆５Ａを逆に回転させると該一対
の可動ブロツク５Ｂ，５Ｂは夫々外方へ摺動し押
圧板４はスプリング５Ｃに引張られて後方へ戻
る。またシート１に坐つた人が背もたれ部２にも
たれた場合の圧力（もたれ圧）は押圧板４に分散
され、左右の可動ブロツク５Ｂ，５Ｂに略均一に
分散されるからもたれ圧がどこか一点に集中的に
及ぼされるようなことはなく、本考案のランバー
サポートは構造強度が極めて大きいものになる。
て手で螺杆５Ａを所定の方向に回転させると該一
対の可動ブロツク５Ｂ，５Ｂは夫々フレーム２Ａ
に案内されつゝ内方へ摺動しそれらのくさび面５
１Ｂによつて押圧板４の案内溝４Ａのくさび面４
１Ａを介して前方に押出して第１図および第２図
の未膨出状態から第６図および第７図の膨出状態
に移行する。螺杆５Ａを逆に回転させると該一対
の可動ブロツク５Ｂ，５Ｂは夫々外方へ摺動し押
圧板４はスプリング５Ｃに引張られて後方へ戻
る。またシート１に坐つた人が背もたれ部２にも
たれた場合の圧力（もたれ圧）は押圧板４に分散
され、左右の可動ブロツク５Ｂ，５Ｂに略均一に
分散されるからもたれ圧がどこか一点に集中的に
及ぼされるようなことはなく、本考案のランバー
サポートは構造強度が極めて大きいものになる。
第１図〜第４図に本考案の一実施例を示すもの
であり、第１図は未膨出状態の背もたれ部の切欠
き平面図、第２図は未膨出状態のシートの背もた
れ部切欠き側面図、第３図はランバーサポート斜
視図、第４図はランバーサポートを省いた背もた
れ部切欠き側面図、第５図は押圧板の斜視図、第
６図は膨出状態の背もたれ部の切欠き平面図、第
７図は膨出状態のシートの背もたれ部切欠き側面
図、第８図は従来例の未膨出状態のシートの背も
たれ部切欠き側面図、第９図は従来例の膨出状態
のシートの背もたれ部切欠き側面図である。 図中、１……シート、２……背もたれ部、３…
…座部、４……押圧板、５Ａ……螺杆、５Ｂ……
可動ブロツク、５１Ｂ……くさび面、１０……ラ
ンバーサポート。
であり、第１図は未膨出状態の背もたれ部の切欠
き平面図、第２図は未膨出状態のシートの背もた
れ部切欠き側面図、第３図はランバーサポート斜
視図、第４図はランバーサポートを省いた背もた
れ部切欠き側面図、第５図は押圧板の斜視図、第
６図は膨出状態の背もたれ部の切欠き平面図、第
７図は膨出状態のシートの背もたれ部切欠き側面
図、第８図は従来例の未膨出状態のシートの背も
たれ部切欠き側面図、第９図は従来例の膨出状態
のシートの背もたれ部切欠き側面図である。 図中、１……シート、２……背もたれ部、３…
…座部、４……押圧板、５Ａ……螺杆、５Ｂ……
可動ブロツク、５１Ｂ……くさび面、１０……ラ
ンバーサポート。
Claims (1)
- シートの背もたれ部の下部に横方向に螺杆を差
渡し、該螺杆の両端部には内側にくさび面を有す
る一対の可動ブロツクを螺着し、該一対の可動ブ
ロツク間にはスプリングによつて後方へ引張られ
ている押圧板を挟持させ、該一対の可動ブロツク
相互は逆ねじ関係を有することを特徴とするラン
バーサポート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984136467U JPH0227812Y2 (ja) | 1984-09-07 | 1984-09-07 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984136467U JPH0227812Y2 (ja) | 1984-09-07 | 1984-09-07 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6151059U JPS6151059U (ja) | 1986-04-05 |
| JPH0227812Y2 true JPH0227812Y2 (ja) | 1990-07-26 |
Family
ID=30694924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984136467U Expired JPH0227812Y2 (ja) | 1984-09-07 | 1984-09-07 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0227812Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017200643A (ja) * | 2017-08-18 | 2017-11-09 | コクヨ株式会社 | 椅子 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0719310Y2 (ja) * | 1989-07-28 | 1995-05-10 | 株式会社モリタ製作所 | 椅子のランバーサポート機構 |
| DE20313925U1 (de) * | 2003-09-04 | 2004-10-07 | Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Coburg | Rückenlehnenstruktur für einen Kraftfahrzeugsitz |
| JP6209389B2 (ja) * | 2013-08-07 | 2017-10-04 | コクヨ株式会社 | 椅子 |
| JP6189158B2 (ja) * | 2013-09-20 | 2017-08-30 | コクヨ株式会社 | 椅子 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5215308U (ja) * | 1975-07-19 | 1977-02-03 |
-
1984
- 1984-09-07 JP JP1984136467U patent/JPH0227812Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017200643A (ja) * | 2017-08-18 | 2017-11-09 | コクヨ株式会社 | 椅子 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6151059U (ja) | 1986-04-05 |
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