JPH0227798Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0227798Y2
JPH0227798Y2 JP1985189768U JP18976885U JPH0227798Y2 JP H0227798 Y2 JPH0227798 Y2 JP H0227798Y2 JP 1985189768 U JP1985189768 U JP 1985189768U JP 18976885 U JP18976885 U JP 18976885U JP H0227798 Y2 JPH0227798 Y2 JP H0227798Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sink
top plate
back guard
recess
counter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985189768U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62113744U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985189768U priority Critical patent/JPH0227798Y2/ja
Publication of JPS62113744U publication Critical patent/JPS62113744U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0227798Y2 publication Critical patent/JPH0227798Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 (産業上の利用分野) 本考案は、流し台の改良に関するものである。
(従来の流し台) 第3図は、躯体壁面9を背にして設置された従
来の流し台1を示す側断面図である。該流し台1
は、収納庫2の上部が天板3によつて覆蓋されて
成る。該天板3には、洗いものなどに供するシン
ク3aが形成されており、その上面部が躯体壁面
9へ向くようになる端縁部にはバツクガード4が
立設されていた。また、該バツクガード4の上端
縁部には、躯体壁面9へ向けて別体より成るカウ
ンタ板5が接続されていた。該カウンタ板5は、
躯体壁面9に取り付けられた複数個のブラケツト
6,6,…により保持されたものであつて、前記
バツクガード4との位置的関係は、躯体壁面9に
対する各ブラケツト6,6,…の取付位置を微調
節するようにして行つていた。このようにしてカ
ウンタ板5の下方には空間部Aが形成されるの
で、該空間部Aを配管などの収納スペースとして
利用できるようになつていた。なお、バツクガー
ド4とカウンタ板5とは、両者の接合部7にシー
ル剤8を充填してあり、上記空間部Aへは水など
が浸入しないようにしてあつた。
(考案が解決しようとする課題) 一般に、カウンタ板5の上面には、天板3のシ
ンク3aへ向かうようにして水栓(図示省略)が
取り付けられる。そのため、濡れた手で該水栓を
操作した場合などには、カウンタ板5の上面に水
溜りが生じることがあつた。また、天板3におい
て、シンク3aの周囲の上面には、水栓から吐出
された水が、シンク3aの底面や食器又は手など
で跳ね返つて飛散し、やはり水溜りとなつて残留
することがあつた。ところが、カウンタ板5の上
面や天板3におけるシンク3aの側方上面などへ
は、台所用小物、食料品、食器などを載せておく
のが普通であるから、上記水溜りが広範囲に及ん
だり流れ出したりした場合には、これら小物など
が水浸しとなるおそれがあつた。また、カウンタ
板5の上面に生じた小溜りがバツクガード4を伝
つて流下したり、天板3のシンク3a内で水が飛
散したりすると、それらの水が、バツクガード4
とカウンタ板5との接合部7に浸入することがあ
つた。そのため、長期の使用により、該接合部7
内のシール剤8が黒く汚れたり、カビが発生した
りするようになり、非常に見苦しく且つ不衛生と
なつていた。
本考案は、上記の如き事情に鑑みてなされたも
のであつて、カウンタ板の上面や天板におけるシ
ンク周囲の上面へ置いた台所用小物などが濡れな
いようにし、且つカビなどの発生をも防止できる
ようにした、新規な流し台を提供することを目的
とする。
「考案の構成」 (課題を解決するための手段) 本案流し台の要旨とするところは、収納庫の上
面全部を覆蓋するシンク付き天板と該天板の一端
縁を折曲して起立形成されたバツクガードと該バ
ツクガードの上端縁を天板とは反対向きに折曲し
て平面形成されたカウンタとより成る流し台にお
いて、前記天板にはシンクの開口縁部をその周囲
から一段低く保持する水切り凹部が前記バツクガ
ードまで達して設けられており、該バツクガード
には天板の水切り凹部に対応する領域で起立面を
凹ませた流水受凹部がその高さ全部を通して設け
られており、前記カウンタにはバツクガードの流
水受凹部に対応する領域で水栓取付用面の周部を
他の平面部分から一段低く保持する溢流阻止凹部
が前記バツクガードとの折曲縁に達して設けられ
ている点にある。
(作用) 天板には、シンクの開口縁部に水切り凹部が設
けられ、バツクガードには、その起立面に沿つて
流水受凹部が設けられ、カウンタには、水栓が取
り付けられる部分に溢流阻止凹部が設けられてい
る。そしてこれら各凹部は、本案流し台の使用者
側から見て、互いに整合した位置付けで連続する
ようになつている。従つて、これら各凹部内へ付
着し又は溜留した水は、当該凹部以外へ流れ出す
ことはなく、全て天板のシンク内へ回収される如
く導かれる。また、天板、バツクガード及びカウ
ンタは、互いに折曲されて成る一体成形品である
から、バツクガードとカウンタとの間には、当然
の如くシール剤の詰められた如き接合部はなく、
天板のシンクへ導かれる途中の水が、カビなどの
発生をもたらすことはない。
(実施例) 以下、本考案を、その実施例を示す図面に基づ
いて説明すると次の通りである。
第1図は、本案流し台を示す斜視図である。ま
た、第2図は、第1図中のB−B線で本案流し台
を切断した状態を示す側断面図である。これら両
図によつて明らかな如く、本案流し台において、
収納庫10の上面を覆蓋する天板11と、バツク
ガード12及びカウンタ13とは、互いに折曲さ
れて成る一体成形品である。
天板11は、ステンレス又は合成樹脂などによ
つて形成されたものであつて、第2図の如く、該
天板11は、収納庫10の上面全部を覆蓋する如
き大きさに形成されている。なお、第1図に示し
たものは、その側方へ延びる上面にシンク11
a、ワークトツプ11b及びガスレンジ11cが
互いに隣接するように形成されている。該天板1
1の上面には、上記シンク11aの開口縁部を、
その周囲から一段低くなるように保持した水切り
凹部14が設けられている。そして、該水切り凹
部14は、天板11と前記バツクガード12との
折曲縁に達するように形成されている。このよう
な水切り凹部14の構造は、第2図によつて一層
明らかである。
前記バツクガード12は、上記した天板11の
一端縁(使用者から見て天板11の奥方となる端
縁)を折曲することで起立形成されたものであ
る。第1図によつて明らかな如く、該バツクガー
ド12には、前記天板11の水切り凹部14に対
応する領域で、その起立面を凹ますようにした流
水受凹部15が設けられている。該流水受凹部1
5は、バツクガード12に対してその高さ全部を
通して形成されたものである(第2図参照)。
前記カウンタ13は、上記したバツクガード1
2の上端縁を、前記天板11とは反対向き(使用
者から見て天板11の奥方向き)に折曲すること
で平面形成されたものである。該カウンタ13に
ついても、前記バツクガード12の流水受凹部1
5に対応する領域で、その上面を一段低く保持し
た溢流阻止凹部16が設けられている。該溢流阻
止凹部16は、水栓17の取り付けに用いられる
面を内包するものであり、使用者寄りの端縁部分
では、前記バツクガード12(流水受凹部15)
との折曲縁に達するように形成されている(第2
図参照)。
結局、天板11の水切り凹部14、バツクガー
ド12の流水受凹部15、カウンタ13の溢流阻
止凹部16のそれぞれは、使用者側から見て、互
いに整合した位置付けで連続するようになつてい
る。そのため、例えばカウンタ13の溢流阻止凹
部16内(水栓17の周囲など)に生じた水溜り
は、該溢流阻止凹部16内からカウンタ13にお
ける他の上面へ流れ出すことは決してなく、また
該溢流阻止凹部16からバツクガード12の流水
受凹部15内へ流下する水は、バツクガード12
における流水受凹部15以外の起立面へ拡がるこ
とはない。更に、該流水受凹部15を伝つて流下
し、天板11の水切り凹部14内に達した水は、
該水切り凹部14内から他の天板上面へ流れ出す
こともなく、直ちにシンク3a内へと回収され排
水されることとなる。勿論、水栓17からの飛散
水などが、バツクガード12の流水受凹部15や
天板11の水切り凹部14に付着し又は溜留した
場合も、上記と同様な排水過程をとる。そのた
め、カウンタ13に対して溢流阻止凹部16以外
の上面へ置いた台所用小物や、天板11に対して
水切り凹部14以外の上面(ワークトツプ11b
など)へ置いた食料品や食器などが濡らされるお
それはない。
(別態様の検討) 天板11は、シンク11aを備えるものであれ
ば、その他、ワークトツプ11bやガスレンジ1
1cを具備することは限定されるものではない。
このように、本案流し台の構成及び形状は、実施
の態様に応じて適宜変更可能である。
「考案の効果」 以上の説明で明らかな如く、本考案に係る流し
台では、天板の水切り凹部、バツクガードの流水
受凹部、カウンタの溢流阻止凹部が、使用者側か
ら見て互いに整合した位置付けで連続した状態と
なつている。そのため、これら各凹部内に生じた
水溜りは、該凹部以外へは決して流れ出ることは
なく、その全部が確実に天板のシンク内へと回収
されることとなる。従つて、台所用小物、食料
品、食器などにつき、安心して、天板上面やカウ
ンタ上面の所定箇所へ載せることができる。しか
も、バツクガードとカウンタとの間には、シール
剤の詰められた如き接合部はないから、この部分
でカビが発生することはなく、いつまでも清潔且
つ奇麗な状態を保つことができる。また、水栓
は、カウンタにおいて他の平面部分よりも一段低
くなつた溢流阻止凹部に取り付けられるようにな
るので、該水栓からの吐出水は、天板のシンク底
部へ至る落差が小さくなつている。そのため、シ
ンク内では水の飛散領域が可及的に抑えられ、天
板における水切り凹部以外の上面や、バツクガー
ドにおける流水受凹部以外の起立面などでは、そ
もそも水の付着量が減少するようになる。なお、
本案流し台では、天板、バツクガード及びカウン
タが一体形成されているから、その設置に際して
躯体壁面へブラケツトなどの予備部品を取り付け
る必要はなく、且つシール剤の充填作業も不要と
なるから、設置作業の容易化が図られるものであ
る。勿論、シール剤の充填不足などにより生ずる
漏水も発生しない等、幾多の優れた利点を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案流し台を示す斜視図、第2図は第
1図中のB−B線で本案流し台を切断した状態を
示す側断面図、第3図は従来の流し台を示す側断
面図である。 10……収納庫、11……天板、11a……シ
ンク、11b……ワークトツプ、12……バツク
ガード、13……カウンタ、14……水切り凹
部、15……流水受凹部、16……溢流阻止凹
部、17……水栓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 収納庫の上面全部を覆蓋するシンク付き天板と
    該天板の一端縁を折曲して起立形成されたバツク
    ガードと該バツクガードの上端縁を天板とは反対
    向きに折曲して平面形成されたカウンタとより成
    る流し台において、前記天板にはシンクの開口縁
    部をその周囲から一段低く保持する水切り凹部が
    前記バツクガードまで達して設けられており、該
    バツクガードには天板の水切り凹部に対応する領
    域で起立面を凹ませた流水受凹部がその高さ全部
    を通して設けられており、前記カウンタにはバツ
    クガードの流水受凹部に対応する領域で水栓取付
    用面の周部を他の平面部分から一段低く保持する
    溢流阻止凹部が前記バツクガードとの折曲縁に達
    して設けられていることを特徴とする流し台。
JP1985189768U 1985-12-09 1985-12-09 Expired JPH0227798Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985189768U JPH0227798Y2 (ja) 1985-12-09 1985-12-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985189768U JPH0227798Y2 (ja) 1985-12-09 1985-12-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62113744U JPS62113744U (ja) 1987-07-20
JPH0227798Y2 true JPH0227798Y2 (ja) 1990-07-26

Family

ID=31142358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985189768U Expired JPH0227798Y2 (ja) 1985-12-09 1985-12-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0227798Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50113655U (ja) * 1974-02-28 1975-09-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62113744U (ja) 1987-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5412818A (en) Washing-up sink with a washplate
US4624020A (en) Sink unit particularly household kitchen sink unit
US4413592A (en) Water damage preventer pan
JPH0227798Y2 (ja)
JP3635447B2 (ja) 流し台
JP4079629B2 (ja) 洗面化粧台の洗面器
JP3843992B2 (ja) 流し台
JPS6012473Y2 (ja) 物置台つき浴槽
JP3759840B2 (ja) 浴室
JPH0726459Y2 (ja) 浴室用排水皿
JPS581555Y2 (ja) 浴室の床下収納庫
JPH0670821A (ja) 厨房設備
JP3007437U (ja) 水回りカウンター
JP2002172066A (ja) 洗面カウンターおよび洗面ボール
JPS59152Y2 (ja) 浴槽の構造
JPH0449610B2 (ja)
JPH0722207Y2 (ja) 水切り器
KR200230512Y1 (ko) 급수대
KR200276999Y1 (ko) 싱크대용 설거지통
JPH04124330A (ja) 流し装置
JPH09285409A (ja) 洗面・洗髪及びキッチンカウンター
JPS643430Y2 (ja)
JPS6118796Y2 (ja)
JPH0235881Y2 (ja)
JP2001248199A (ja) 浴室ユニットの洗い場部構造