JPH0227767Y2 - - Google Patents

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JPH0227767Y2
JPH0227767Y2 JP1985142293U JP14229385U JPH0227767Y2 JP H0227767 Y2 JPH0227767 Y2 JP H0227767Y2 JP 1985142293 U JP1985142293 U JP 1985142293U JP 14229385 U JP14229385 U JP 14229385U JP H0227767 Y2 JPH0227767 Y2 JP H0227767Y2
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plate
tongue plate
tongue
buckle
base
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両等に配置されるシートベルト装置
に用いられるバツクル装置に関する。
[従来の技術] マニユアルタイプの一般的なシートベルト装置
には、バツクル装置とタングプレートとが備えら
れており、両者を係合することで乗員はシートベ
ルト装置装着状態となり、この係合を解離するこ
とで装着状態が解除されるようになつている。
ところで、第3図に示されるように、タングプ
レート10には、種々の用途から先端が切り欠か
れて幅方向に分離された形状のものがある。この
ようなタングプレート10と組み合せられるバツ
クル装置としては、同図に示されるようなものが
ある。
このバツクル装置12は、バツクルボデー1
4、ロツクレバー16、板ばね18、プツシユボ
タン20、バツクルカバー22及びロアカバー2
4から構成されている。バツクルボデー14に
は、基板部26と、基板部26の幅方向両端部か
ら直角に屈曲されて上方へ延出する一対の脚板部
28と、脚板部28の上端部から互いに接近する
方向へ屈曲されたスライドベース30と、基板部
26の前端部から半円形に屈曲された軸受部32
とが形成されている。
このようなバツクル装置では、第4図に示され
るように、タングプレート10は一対の脚板部2
8間に受容され、板ばね18に揺動付勢されたロ
ツクレバー16に下面が押圧されて上面の幅方向
両端部がスライドベース30と押圧当接するよう
になつている。
このようなバツクルボデー14では、荷重の一
部がタングプレート10の分離された先端部を介
してスライドベース30で支持されることとな
る。従つて、タングプレート10を捩るように荷
重が作用した場合には、スライドベース30は
個々に異なる荷重を受けて個々に弾性変形されタ
ングプレート先端部は段違いとなるような弾性変
形を受けて比較的大きく変形されることとなる。
これを防止するためには、タングプレート10の
板厚を比較的厚くしなければならないと云う弱点
がある。また、タングプレート10をバツクル装
置12から抜き出す場合には、プツシユボタン2
0を押圧することによりロツクプレート16を押
圧してロツクプレート16の係合部16Aをタン
グプレート10の透孔10Aから抜き出してロツ
クプレート16とタングプレート10との係合を
解除するようになつている。しかし、ロツクプレ
ート16の係合部16Aの後端面16Bとタング
プレート10の透孔10Aの後端面10Bとが圧
接されている場合には、ロツクプレート16を第
4図矢印A方向に押圧するとタングプレート10
も第4図矢印A方向にロツクプレート10と共に
移動して、タングプレート10が前記スライドベ
ース30に対して傾斜し、バツクルカバー22及
びロアカバー24と当接することによりタングプ
レート10の抜き出し時に摩擦抵抗が生じてタン
グプレート10を円滑にバツクル装置12から抜
き出すことが困難になるという不具合がある。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記事実を考慮し、先端が切り欠かれ
て幅方向に分離されたタングプレートに、比較的
大きな変形をおこさせることがなく、しかもバツ
クル装置とタングプレートの解離時には常にタン
グプレートを円滑にバツクル装置から抜き出すこ
とができるバツクル装置を得ることが目的であ
る。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、先端が切り欠かれて幅方向に分離さ
れたタングプレートと係合されるバツクル装置で
あつて、平板状の基板部と、基板部の幅方向両端
部から略直角に屈曲されてタングプレートが受容
可能な間隔で互いに対向する一対の脚板部と、前
記基板部のタングプレート受容側に突設されてタ
ングプレートの挿入時にタングプレートを基板部
に当接した状態で支持する支持片と、を備えたバ
ツクルボデーを設けたことを特徴としている。
[作用] 上記構成のバツクル装置では、荷重の一部がタ
ングプレートの分離された先端部を介してバツク
ルボデーの基板部で支持される。基板部は連続面
なので、タングプレートを捩るように荷重が作用
した場合でも、その荷重は基板部全面に分散され
て基板部の弾性変形も連続的かつ滑らかなものと
なる。従つて、タングプレート先端部が段違いと
なるような弾性変形を受けることがない。
また、タングプレートは支持片に支持されるた
めタングプレートとバツクル装置の解離時にタン
グプレートが移動することはないので、タングプ
レートを円滑に抜き出すことができる。
[実施例] 第1図及び第2図には本考案に係るバツクル装
置の実施例が示されている。
第1図に示されるように、バツクル装置34は
バツクルボデー36、ロツクプレート38、円錐
形の圧縮コイルばね40、プツシユボタン42、
バツクルカバー44及びサブカバー46から構成
されている。
バツクルボデー36には、平板状の基板部48
と、基板部48の幅方向両端部から直角に屈曲し
て下方へ延出する一対の脚板部50とが形成され
ている。基板部48には、中央に透孔52が穿設
され、その左右に支持片としての一対のタングプ
レート支持部54がタングプレート受容側(第2
図の下側)へ向つて切り起されている。タングプ
レート支持部54は、中間部が略直角に屈曲され
て鉤型とされている。また基板部48には透孔5
3が穿設されている。脚板部50には、互いに対
向する位置に扇形の透孔56が穿設されている。
透孔56の扇形根元部56Aは円弧状とされてい
る。
ロツクプレート38には、支持板部58の幅方
向中央部にタングプレート係止部60が上方へ向
つて打ち出し成形されている。タングプレート係
止部60の前端面60Aは後傾した傾斜面とされ
ている。また、この前端面60Aの反対方向側
(第1図の右側)には後端面60Bが形成されて
いる。支持板部58の前後方向の一端部側58A
は円弧状に形成されている。また、他端部側58
Bの下部も円弧状に形成されている。ロツクプレ
ート38は、第2図に示されるように、バツクル
ボデー36に形成されている透孔56に挿通され
て、支持板部58の幅方向両端部が脚板部50の
外側へ突出した状態でバツクルボデー36に配設
されている。
プツシユボタン42には、基部62と、基部6
2の裏面幅方向中央から下方へ延出する脚部64
と、円弧断面の揺動支点部66とが一体に形成さ
れている。プツシユボタン42は、第2図に示さ
れるように、揺動支点部66が基板部48の上面
に当接され、脚部64が透孔52を通つてロツク
プレート38のタングプレート係止部60の上面
に当接されてバツクルボデー36に配設されてい
る。
バツクルカバー44は、後面が開口された筺体
形状で、前壁には幅方向へ延び中央の隔壁68で
分離されたタングプレート通過用の2個の透孔7
0が形成され、上壁にはプツシユボタン操作用の
透孔72が形成されている。また、サブカバー4
6には、バツクルボデー36の基板部48が挿通
される透孔74が形成されている。
バツクルカバー44の内部には、第2図に示さ
れるように、底壁に形成されている凹部76に圧
縮コイルばね40が嵌合配置されている。また、
バツクルカバー44の内部には、前記バツクルボ
デー36、ロツクプレート38及びプツシユボタ
ン42が配置されている。バツクルカバー44の
後面には、サブカバー46が嵌合係止されてい
る。
ロツクプレート38は、圧縮コイルばね40に
付勢されて、支持板部58の一端部側58Aを揺
動中心として他端部側58Bが上方へ押圧されて
いる。プツシユボタン42は、ロツクプレート3
8を介して圧縮コイルばね40に付勢されて、基
部62の周囲がバツクルカバー44の透孔72周
囲の上壁と押圧当接され、基部62が透孔72に
面している。ロツクプレート38のタングプレー
ト係止部60は、バツクルカバー44の透孔70
と連通するタングプレート挿入通路78に位置し
ている。
バツクル装置34には、バツクルボデー36に
穿設されている透孔53に図示しないウエビング
の一端部が巻回係止される。このウエビングの他
端部はアンカープレートを介して車体に係止され
る。
第1図に示されるように、タングプレート80
には、挿入部80Aに前記ロツクプレート38の
タングプレート係止部60と係合される透孔82
が穿設されている。この透孔82は、先端に形成
された切欠部84と連通されている。また、透孔
82の切欠部84側の端面82Aには前記ロツク
プレート38のタングプレート係止部60の後端
面60Bが当接するようになつている。前記透孔
82の切欠部84との対向側は、切欠部84と同
一幅で切欠部84と対向する透孔86と連通され
ている。
タングプレート80には、基部80Bに穿設さ
れている透孔88に図示しないウエビングの一端
部が巻回係止される。このウエビングの他端部は
アンカプレートを介して車体に係止される。
次に本実施例の作用を説明する。
バツクル装置34とタングプレート80とを係
合する際には、タングプレート80の挿入部80
Aが、バツクル装置34へ、バツクルカバー44
の透孔70から挿入される。タングプレート80
は、挿入部80Aが切欠部84、透孔82及び透
孔86によつて左右に分離されているので、隔壁
68に阻止されることなく、タングプレート挿入
通路78に進入する。タングプレート80は、先
端部端面がロツクプレート38のタングプレート
係止部60の前端面60Aに押圧当接して、ロツ
クプレート38を一端部側58Aを軸として、圧
縮コイルばね40の付勢力に抗して第2図時計方
向へ揺動させる。
挿入がさらに進み、透孔82の挿入先端側がタ
ングプレート係止部60の直上を通過すると同時
に、圧縮コイルばね40に付勢されて、ロツクプ
レート38が一端部側58Aを軸として第2図反
時計方向へ揺動される。ロツクプレート38は支
持板部58がタングプレート80に押圧当接して
揺動が停止される。この状態では、タングプレー
ト係止部60は、タングプレート80の透孔82
の内部に位置していて、タングプレート80がバ
ツクル装置34から抜け出すのを阻止している。
また、タングプレート80の先端部は、バツク
ルボデー36の基板部48とタングプレート支持
部54との間に進入していて上下両面から支持可
能とされている。なお、タングプレート80は先
端部端面がタングプレート支持部54に当接され
て、それ以上の挿入が阻止される。
上記のように、バツクル装置34とタングプレ
ート80とが係合された状態では、それぞれに係
止されているウエビングに拘束可能とされて乗員
はシートベルト装置装着状態となる。
万が一、車両が緊急状態に陥ると、乗員に作用
する相対的加速度によつてウエビングに引張力が
作用する。これにより、バツクル装置34及びタ
ングプレート80には互いを離間させようとする
力が作用するが、タングプレート80の透孔82
の後端面60Bとロツクプレート38のタングプ
レート係止部60の端面82Aとが押圧当接して
互いに離間されることが阻止される。
一方、上記のように作用する力によつて、タン
グプレート80の特に先端部とバツクルボデー3
6の基板部48とが押圧当接される。この時、バ
ツクルボデー36及びタングプレート80が互い
に捩られるような大きな力が作用すると、両者は
捩り方向に沿つて変形される。バツクルボデー3
6の基板部48はそれ自身連続した板材で強度及
び剛性が高く、さらに幅方向両端部が屈曲されて
脚板部50と連続されているので極めて高剛性と
なつている。
このため、大きな力が作用した場合でも、基板
部48の変形は極く僅かで、かつ連続した滑らか
なものなので、これに当接して同様に変形される
タングプレート80の変形も同様のものとなる。
従つて、タングプレート80は分離されている先
端部が第2図上下方向に段違いとなるような変形
を受けることがない。
上記のように係合されているバツクル装置34
とタングプレート80との係合を解離する際に
は、バツクル装置34に配設されているプツシユ
ボタン42が押圧される。プツシユボタン42
は、押圧されて揺動支点部66を支点として第2
図時計方向へ揺動され、脚部64が圧縮コイルば
ね40の付勢力に抗してロツクプレート38を一
端部側58Aを軸として第2図時計方向へ揺動さ
せる。ロツクプレート38が揺動されると、タン
グプレート係止部60がタングプレート80の透
孔82の内部から移動されるので、この状態でタ
ングプレート80をバツクル装置34から抜き出
すことで、両者の係合が解離される。
このように本実施例では、バツクルボデー36
には基板部48と一対の脚板部50とが形成され
ており、タングプレート80の先端部は基板部4
8と押圧当接するようにされているので、タング
プレート80の分離されている先端部が段違いと
なるような変形を受けることがない。従つて、従
来のバツクル装置と組み合せられる場合と異な
り、先端部が分離された形状のタングプレートで
あつても、板厚を増加して変形防止に対処する必
要がない。
しかも、本考案においては、タングプレート8
0は、タングプレート支持部54により基板部4
8に当接するように支持されているため、ロツク
プレート38とタングプレート80とが圧接して
いてもプツシユボタン42の押圧時に第2図矢印
A方向に移動することはない。
このため、タングプレート80がバツクルカバ
ー44と当接することはなく、タングプレート8
0とバツクルカバー44との間には摩擦抵抗は生
じないので、タングプレート80を円滑に抜き出
すことができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係るシートベルト
装置では、タングプレートは基板部に当接可能な
ように一対の脚板部間に受容されるので、先端が
切り欠かれて幅方向に分離されたタングプレート
に比較的大きな変形を起こさせることがなく、ま
た、タングプレートは基板部に設けられた支持片
に支持されるため、タングプレートを円滑に抜き
出せる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るバツクル装置の実施例を
示す分解斜視図、第2図は同じく縦断面図、第3
図は従来のバツクル装置を示す分解斜視図、第4
図は同じく縦断面図である。 34……バツクル装置、36……バツクルボデ
ー、38……ロツクプレート、48……基板部、
50……脚板部、54……タングプレート支持部
(支持片)、80……タングプレート、84……切
欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端が切り欠かれて幅方向に分離されたタング
    プレートと係合されるバツクル装置であつて、平
    板状の基板部と、基板部の幅方向両端部から略直
    角に屈曲されてタングプレートが受容可能な間隔
    で互いに対向する一対の脚板部と、前記基板部の
    タングプレート受容側に突設されてタングプレー
    トの挿入時にタングプレートを基板部に当接した
    状態で支持する支持片と、を備えたバツクルボデ
    ーを設けたことを特徴とするバツクル装置。
JP1985142293U 1985-09-18 1985-09-18 Expired JPH0227767Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985142293U JPH0227767Y2 (ja) 1985-09-18 1985-09-18

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JP1985142293U JPH0227767Y2 (ja) 1985-09-18 1985-09-18

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JPS6252415U JPS6252415U (ja) 1987-04-01
JPH0227767Y2 true JPH0227767Y2 (ja) 1990-07-26

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ID=31050883

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9901144B2 (en) * 2014-10-30 2018-02-27 Autoliv Asp, Inc. Seatbelt buckling device and system

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5297831A (en) * 1976-02-05 1977-08-17 Wingard Ltd Device for tightening safety belt

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JPS5297831A (en) * 1976-02-05 1977-08-17 Wingard Ltd Device for tightening safety belt

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