JPH022774Y2 - - Google Patents

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JPH022774Y2
JPH022774Y2 JP14647581U JP14647581U JPH022774Y2 JP H022774 Y2 JPH022774 Y2 JP H022774Y2 JP 14647581 U JP14647581 U JP 14647581U JP 14647581 U JP14647581 U JP 14647581U JP H022774 Y2 JPH022774 Y2 JP H022774Y2
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JP
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main
hydraulic circuit
valve
pump
power steering
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JP14647581U
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、トラクタシヨベルのような建設車
両等の油圧回路に関する。
考案が解決しようとする課題 建設車両等に搭載されるエンジンは低速トルク
の大きいことが要求される。なぜなら、例えばバ
ケツトで土砂の掘削作業を行う車両では、バケツ
トを土砂に突つ込んだ時に、エンジンに大きな負
荷がかかり、エンジンの回転が低下するが、これ
を乗り切るためには、強大な低速トルクが必要だ
からである。
ところで、このような特性を必要とする建設車
両のエンジンに自動車用エンジンを流用すること
がある。自動車用エンジンは、定格回転時から低
速域へかけてののトルクライズが小さいため、建
設車両に自動車用エンジンを搭載する場合、いき
おい大きいエンジンを選択することになり、不経
済であつた。
この考案の目的は、上記事情に鑑み、エンジン
の経済的な選択が可能となる油圧回路を提供する
ことにある。
課題を解決するための手段 この考案による建設車両等の油圧回路は、車両
に搭載されたエンジンによつて駆動される作業機
用メインポンプおよびパワステアリング用パワス
テポンプを備えている建設車両等の油圧回路にお
いて、メインポンプと作業機アクチユエータ作動
用メインバルブがメイン油圧回路で接続され、メ
イン油圧回路に、メイン油圧回路内の圧力が設定
圧以上になるとメインポンプの吐出した作動油の
全量をタンクへ戻すパイロツトオペレートバルブ
が設けられ、パワステポンプとメイン油圧回路に
おけるメインポンプおよびメインバルブ間がサブ
油圧回路で接続され、サブ油圧回路に、サブ油圧
回路を常時連通させているパワシリンダ作動用ス
テアバルブが設けられていることを特徴とするも
のである。
作 用 この考案による建設車両等の油圧回路では、メ
イン油圧回路内の圧力が設定圧未満であると、パ
イロツトオペレートバルブが作動することなく、
メインポンプおよびパワステポンプから吐出した
作動油はメインバルブを通じて作業機アクチユエ
ータへ送られる。
作業機に高負荷がかかり、メイン油圧回路内の
圧力が設定圧以上になると、パイロツトオペレー
トバルブが作動して、メインポンプの吐出した作
動油の全量がタンクへ戻され、パワステポンプか
ら吐出した作動油のみがメインバルブを通じて作
業機アクチユエータへ送られる。
実施例 この考案の実施例を図面を参照してつぎに説明
する。
油圧回路は、図示しないエンジンによつて駆動
される作業機用メインポンプ1およびパワステア
リング用パワステポンプ2を備えている。
メインポンプ1とアクチユエータ作動用メイン
バルブ3がメイン油圧回路10で接続されてい
る。メイン油圧回路10に、メイン油圧回路10
内の圧力が設定圧以上になるとメインポンプ1の
吐出した作動油の全量をタンク6へ戻すパイロツ
トオペレートバルブ4が設けられている。パワス
テポンプ2とメイン油圧回路10におけるメイン
ポンプ1およびメインバルブ3間Aがサブ油圧回
路20で接続されている。サブ油圧回路20に、
サブ油圧回路20を常時連通させているパワシリ
ンダ作動用ステアバルブ5が設けられている。
メインバルブ3により、図示しない作業機のア
クチユエータCが作動させられる。パイロツトオ
ペレートバルブ4は、パイロツト回路41に付加
された圧力により作動する切換弁である。ステア
バルブ5は、リンク機構51でハンドル装置52
に連結されている。ハンドル操作にともない、必
要に応じてステアバルブ5が開閉されてパワシリ
ンダ53にサブ油圧回路20から作動油が供給さ
れる。
作業機に低負荷がかかり、メイン油圧回路10
内の圧力が設定圧未満であると、パイロツトオペ
レートバルブ4は作動しない。そうすると、メイ
ンポンプ1およびパワステポンプ2から吐出した
作動油の合計量がメインバルブ3を通じてアクチ
ユエータCに送られ、作業機は高速での作業が可
能となる。一方、作業機に高負荷がかかり、メイ
ン油圧回路10内の圧力が設定圧以上となると、
パイロツトオペレートバルブ4は作動する。そう
すると、メインポンプ1から吐出した作動油はパ
イロツトオペレートバルブ4を通じてタンク6に
戻され、アクチユエータCにはパワステポンプ2
から吐出した作動油のみが送られる。この場合、
作業機は、低速ではあるが、高負荷の作業が可能
となる。
エンジンの消費トルクは一般につぎのように表
される。
T=1.59×P・Q/Ne・η ここに、T:消費トルクKgm,P:作動油圧
Kg/cm2,Q:流量l/min,Ne:回転数rpm,
η:効率である。同式によれば、トルクTは作動
油圧Pに比例することがあきらかである。メイン
バルブ3のリリーフ圧は通常150〜210Kg/cm2に設
定され、メインポンプ1から吐出した作動油がパ
イロツトオペレートバルブ4を通じてタンク6に
戻されるドレーン時の管路抵抗は10Kg/cm2程度で
ある。したがつて、大容量を必要としない高圧の
作動油をドレーンさせることにより、エンジンの
消費トルクは小さくてすむ。
つぎに、トラクタシヨベルの油圧回路につい
て、具体的作業形態に基づいて説明する。
メインポンプ1およびパワステポンプ2の吐出
量を、それぞれQ1,Q2とし、リリーフ圧をとも
にP0とする。Q1<Q2である。パイロツトオペレ
ートバルブ4の設定圧力をP1とする。P1<P0で
ある。ステアバルブ5によるパワシリンダ53へ
の最大制御流量をQ3とする。Q3<Q1である。ま
た、その最大制御圧力は両ポンプ1,2のリリー
フ圧に等しく、P0とする。
作業形態は大きく分けてつぎの2通りある。
A 中・軽負荷作業 バケツト内の扱物が空または少量でブームを速
く上昇させたい場合等である。
ブームを所定時間で上昇させるためには、アク
チユエータCに流量Q4、圧力P4の作動油を送る
ことが必要であるとする。Q1+Q2>Q4>Q2で
あり、P4<P1である。
この場合、メイン油圧回路10内の圧力はP4
となり、これは、パイロツトオペレートバルブ4
の設定圧力P1以下であるため、パイロツトオペ
レートバルブ4は作動せず、両ポンプ1,2の吐
出量Q1とQ2を合せたQ1+Q2の作動油がアクチ
ユエータCに送られる。そうすると、ブームは上
記上昇時間で上昇する。
また、ブームを速い速度で上昇させる場合、ス
テアリング操作をすることは希であるが(危険で
あるため)、もし仮に、そうした場合、最大量を
Q3として必要な作動油がパワシリンダ53に送
られ、残りがアクチユエータCに送られるため、
ブームの上昇速度は遅くなるが、上昇する。
B 高負荷作業 バケツト内の扱物が多量であつたり、掘削作業
時にバケツトを扱物に突つ込んだ場合等である
が、このような作業は全作業時間の一割以下であ
る。
この場合、アクチユエータCに流量Q5、圧力
P5の作動油を送ることが必要であるとする。Q1
<Q5<Q2であり、P5>P1である。
メイン油圧回路10内の圧力がP5となると、
パイロツトオペレートバルブ4が作動し、メイン
ポンプ1からの作動油は全量タンク6へ戻され、
パワステポンプ2からのみ流量Q2の作動油がア
クチユエータCに送られる。
また、高負荷作業の場合もまた、ステアリング
操作をすることは希であるが(不可能に近いた
め)、もし仮に、そうした場合、最大量をQ3とし
て必要な作動油がパワシリンダ53に送られ、残
りがアクチユエータCに送られるため、ブームを
上昇させる速度は極めて遅くなるが、上昇する。
上記において、高負荷作業時には、メインポン
プ1からの作動油は全量タンク6へ戻されるか
ら、そのときの配管圧力損失は10Kg/cm2程度であ
り、これを無視すると、最大流量Q2、圧力P0の
作動油を吐出させる負荷がパワステポンプ1に掛
かることになり、その場合最大消費トルクT1=
k・P0・Q2(k;比例乗数)となる。
もし仮に、メインポンプ1を用いないで、両ポ
ンプ1,2の吐出量を合せた吐出量をもつパワス
テポンプのみを用いたとすると、高負荷作業時に
は、最大流量(Q1+Q2)、圧力P0の作動油を吐
出させる負荷がパワステポンプに掛かることにな
り、その場合最大消費トルクT2=k・P0・(Q1
+Q2)となる。T2>T1であるため、メインポン
プ1を用いなければ、大きいエンジンが必要とな
る。
考案の効果 この考案によれば、メイン油圧回路内の圧力が
設定圧未満であると、パイロツトオペレートバル
ブが作動することなく、メインポンプおよびパワ
ステポンプから吐出した作動油はメインバルブを
通じて作業機アクチユエータへ送られるから、ア
クチユエータにより作業機を低負荷のもと高速で
作動させることができる。
作業機に高負荷がかかり、メイン油圧回路内の
圧力が設定圧以上になると、パイロツトオペレー
トバルブが作動して、メインポンプの吐出した作
動油の全量がタンクへ戻され、パワステポンプか
ら吐出した作動油のみがメインバルブを通じて作
業機アクチユエータへ送られるから、エンジンの
消費トルクは小さくてすみ、したがつて、小さい
エンジンの選択が可能となり、また燃料消費量を
削減できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示す油圧回路図であ
る。 1……メインポンプ、2……パワステポンプ、
3……メインバルブ、4……パイロツトオペレー
トバルブ、5……ステアバルブ、6……タンク、
10……メイン油圧回路、20……サブ油圧回
路、53……パワシリンダ、C……アクチユエー
タ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両に搭載されたエンジンによつて駆動される
    作業機用メインポンプ1およびパワステアリング
    用パワステポンプ2を備えている建設車両等の油
    圧回路において、 メインポンプ1と作業機アクチユエータ作動用
    メインバルブ3がメイン油圧回路10で接続さ
    れ、メイン油圧回路10に、メイン油圧回路10
    内の圧力が設定圧以上になるとメインポンプ1の
    吐出した作動油の全量をタンク6へ戻すパイロツ
    トオペレートバルブ4が設けられ、パワステポン
    プ2とメイン油圧回路10におけるメインポンプ
    1およびメインバルブ3間がサブ油圧回路20で
    接続され、サブ油圧回路20に、サブ油圧回路2
    0を常時連通させているパワシリンダ作動用ステ
    アバルブ5が設けられていることを特徴とする建
    設車両等の油圧回路。
JP14647581U 1981-09-30 1981-09-30 アクチユエ−タ作用油供給装置における流量制御装置 Granted JPS5850166U (ja)

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JP14647581U JPS5850166U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 アクチユエ−タ作用油供給装置における流量制御装置

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JP14647581U JPS5850166U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 アクチユエ−タ作用油供給装置における流量制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS5850166U JPS5850166U (ja) 1983-04-05
JPH022774Y2 true JPH022774Y2 (ja) 1990-01-23

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ID=29939380

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JP14647581U Granted JPS5850166U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 アクチユエ−タ作用油供給装置における流量制御装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0619653Y2 (ja) * 1986-05-07 1994-05-25 株式会社クボタ トラクタの油圧取出ブロック

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JPS5850166U (ja) 1983-04-05

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