JPH02276649A - インクジェット記録ヘッドの製造方法 - Google Patents
インクジェット記録ヘッドの製造方法Info
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- JPH02276649A JPH02276649A JP7221189A JP7221189A JPH02276649A JP H02276649 A JPH02276649 A JP H02276649A JP 7221189 A JP7221189 A JP 7221189A JP 7221189 A JP7221189 A JP 7221189A JP H02276649 A JPH02276649 A JP H02276649A
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- inkjet recording
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Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
この発明は、とくにふっ素樹脂、たとえばテフロン(デ
ュポン社の商品名)の膜が被覆された部材を用いたイン
クジェット記録ヘッドの製造方法に関する。
ュポン社の商品名)の膜が被覆された部材を用いたイン
クジェット記録ヘッドの製造方法に関する。
従来、微細なノズル孔よりインクを噴射して紙などの記
録媒体上に付着させて記録を行う方法は、インクジェッ
ト記録方法として知られている。そして、その原理の一
つとしてオン・デマンド型インクジェット記録ヘッドに
よる方法がある。 この方式のインクジェット記録ヘッドの一従来例は、−
船釣には本発明に係る一実施例と共通に平面図である第
1図と、側断面図である第2図とに示すように、ガラス
、金属板などにエツチングや機械加工等により複数のイ
ンクノズル2.噴射流路3.インク加圧室5.インク供
給路6および共通なインク溜め7などを形成したキャビ
ティ板1と、振動板9とを積層、一体化したのち、イン
ク加圧室5に対向する位置に電気機械変換素子としての
圧電素子10が接着された構造をとっている。 このような構造において、圧電素子10に電気信号とし
ての電圧を印加すると、振動板9がインク加圧室5め内
側に変位してインク加圧室5の容積を急激に減少せしめ
、その容積分に相当するインクがインクノズル2から噴
射され、それがインク滴となって記録紙に点着して印字
されることになる。 ところで、キャビテイ板1と振動板9を接合する場合、
有機系接着剤を用いて接着するとことも考えられるが、
インクジェット記録ヘッドに使われるインクは、普通紙
との馴染みなどを考えアルカリ性のものが使われること
が多い、そのため、有機系接着剤では信幀性に問題があ
る。また、接着剤のだれ込みによって微細に加工された
噴射流路3を埋めてしまうおそれもある。したがって、
その材質がガラス同士のときは熱圧着し、金属同士のと
きは拡散接合等で接合していた。 また、インクジェット記録ヘッドの別の従来例について
以下に、本発明に係る別の実施例と共通な図を参照しな
がら説明する。第3図はこの従来例の要部の斜視図、第
4図は第3図のインクノズルに関する側断面図である。 第3図、第4図において、ガラス基板としてのキャビテ
ィFi11の両面上にインク加圧室15、これにつなが
るフレキシブルチューブ−として構成された流路管13
用の接着溝14、インク供給路工6およびインク溜め1
7を、フォトエツチング等により溝として形成する。さ
らに、インク供給路16とインク溜め17を連結する部
分に幅の狭いフィルタ流路18を設けである。また、イ
ンク加圧室150入口と出口にインクの流れを円滑にす
るために、振動板20のだれ込みを防止するために島状
突起19を設けである。このキャビテイ板Ifのチュー
ブ接着溝I4の部分に、流路管13を接着し、振動板2
0を貼り合わせる。振動板20の加圧室15に対向する
箇所に、圧電素子22が固着される。また、インクノズ
ル12はノズルプレート21に集中させて取り付ける。 二の従来例においては、流路管13およびインクノズル
12をテフロン製チューブで構成しである。 例えば、インクノズル12は内径50μ+i、外形0
、3a+mのチューブ、流路管13は熱収縮性チューブ
(初期内径0.76Il+m、収縮後内径0.3mm)
を使用している。 まず、熱収縮性チューブの流路管13の左側開口部(第
4図参照)にインクノズル12を嵌め込み150〜18
0°Cに加熱し、収縮させて両者をしっかり固着させる
。 流路管13の右側端部を接着溝14に嵌め込み、振動板
20をキャビテイ板11に重ね、接着する。キャビテイ
板11と、圧電素子22を備える振動板20とが固着さ
れたものが、噴射ユニットを構成する。第3図、第4図
に示した従来例では、噴射ユニットは1組だけであるが
、この噴射ユニットの複数組を多段に、つまりキャビテ
イ板11の面に直角に重ねたり、多列つまりキャビテイ
板11の面の方向に列状に並設したり、または多段、多
列の複合形で配置したりすることも可能である。また、
図示した従来例では、インク加圧室15.振動板20は
、キャビテイ板11の両面にそれぞれ設けられているが
、個数的に必要がなければ、もちろん片面だけに設けら
れてもよい。 このようにして、長さ10〜20mmの流路管13を介
してインクノズル12とインク加圧室15とを一対一に
接続することができ、しかもインクノズル12をノズル
プレート21に集中して配置させ、ピッチ0.3mm、
ノズル個数的40で良好な賞射特性を持つマルチノズル
化、高密度化を図ったインクジェット以上説明したよう
に、−従来例では、接合に際し500〜900°Cの高
温をかける必要があり、接合したヘッドのそりやうねり
が問題になった。また、接合に時間も要した。また、振
動板9もガラスや金属などの弾性率が高い材質なので、
圧電素子10を用いてインクを吐出させるために必要な
変位を振動板9に与えるためには、高い電圧と大きな圧
電素子10が必要となる。このことはまた必然的に、イ
ンクノズル2の微小、高集積化の妨げになり、さらに印
加電圧の増加による圧電素子10の劣化にもつながる。 また、別の従来例(第3図、第4図参照)では、ノズル
12と流路管13とがそれぞれテフロン製チューブで構
成される。これらテフロンの表面部分はインクとのぬれ
性が非常に悪く、そのため特に別の従来例では、インク
ノズル12.流路管13の狭小なインクとの接触部分に
気泡が混入したとき、この気泡はノズル側からインクを
吸引する、いわゆるボンピング処理をしてもなかなか除
去できない。 第1の発明の課題は、−従来例がもつ以上の問題点を解
消し、比較的低温での加熱圧着によって製造され、品質
と信転性の向上が図れるインクジェット記録ヘッドの製
造方法を提供することにある。 第2の発明の課題は、別の従来例がもつ以上の問題点を
解消し、ふっ素樹脂、たとえばテフロンからなる部材と
インクとの間のぬれ性の向上が図られたインクジェット
記録ヘッドの製造方法を提供することにある。
録媒体上に付着させて記録を行う方法は、インクジェッ
ト記録方法として知られている。そして、その原理の一
つとしてオン・デマンド型インクジェット記録ヘッドに
よる方法がある。 この方式のインクジェット記録ヘッドの一従来例は、−
船釣には本発明に係る一実施例と共通に平面図である第
1図と、側断面図である第2図とに示すように、ガラス
、金属板などにエツチングや機械加工等により複数のイ
ンクノズル2.噴射流路3.インク加圧室5.インク供
給路6および共通なインク溜め7などを形成したキャビ
ティ板1と、振動板9とを積層、一体化したのち、イン
ク加圧室5に対向する位置に電気機械変換素子としての
圧電素子10が接着された構造をとっている。 このような構造において、圧電素子10に電気信号とし
ての電圧を印加すると、振動板9がインク加圧室5め内
側に変位してインク加圧室5の容積を急激に減少せしめ
、その容積分に相当するインクがインクノズル2から噴
射され、それがインク滴となって記録紙に点着して印字
されることになる。 ところで、キャビテイ板1と振動板9を接合する場合、
有機系接着剤を用いて接着するとことも考えられるが、
インクジェット記録ヘッドに使われるインクは、普通紙
との馴染みなどを考えアルカリ性のものが使われること
が多い、そのため、有機系接着剤では信幀性に問題があ
る。また、接着剤のだれ込みによって微細に加工された
噴射流路3を埋めてしまうおそれもある。したがって、
その材質がガラス同士のときは熱圧着し、金属同士のと
きは拡散接合等で接合していた。 また、インクジェット記録ヘッドの別の従来例について
以下に、本発明に係る別の実施例と共通な図を参照しな
がら説明する。第3図はこの従来例の要部の斜視図、第
4図は第3図のインクノズルに関する側断面図である。 第3図、第4図において、ガラス基板としてのキャビテ
ィFi11の両面上にインク加圧室15、これにつなが
るフレキシブルチューブ−として構成された流路管13
用の接着溝14、インク供給路工6およびインク溜め1
7を、フォトエツチング等により溝として形成する。さ
らに、インク供給路16とインク溜め17を連結する部
分に幅の狭いフィルタ流路18を設けである。また、イ
ンク加圧室150入口と出口にインクの流れを円滑にす
るために、振動板20のだれ込みを防止するために島状
突起19を設けである。このキャビテイ板Ifのチュー
ブ接着溝I4の部分に、流路管13を接着し、振動板2
0を貼り合わせる。振動板20の加圧室15に対向する
箇所に、圧電素子22が固着される。また、インクノズ
ル12はノズルプレート21に集中させて取り付ける。 二の従来例においては、流路管13およびインクノズル
12をテフロン製チューブで構成しである。 例えば、インクノズル12は内径50μ+i、外形0
、3a+mのチューブ、流路管13は熱収縮性チューブ
(初期内径0.76Il+m、収縮後内径0.3mm)
を使用している。 まず、熱収縮性チューブの流路管13の左側開口部(第
4図参照)にインクノズル12を嵌め込み150〜18
0°Cに加熱し、収縮させて両者をしっかり固着させる
。 流路管13の右側端部を接着溝14に嵌め込み、振動板
20をキャビテイ板11に重ね、接着する。キャビテイ
板11と、圧電素子22を備える振動板20とが固着さ
れたものが、噴射ユニットを構成する。第3図、第4図
に示した従来例では、噴射ユニットは1組だけであるが
、この噴射ユニットの複数組を多段に、つまりキャビテ
イ板11の面に直角に重ねたり、多列つまりキャビテイ
板11の面の方向に列状に並設したり、または多段、多
列の複合形で配置したりすることも可能である。また、
図示した従来例では、インク加圧室15.振動板20は
、キャビテイ板11の両面にそれぞれ設けられているが
、個数的に必要がなければ、もちろん片面だけに設けら
れてもよい。 このようにして、長さ10〜20mmの流路管13を介
してインクノズル12とインク加圧室15とを一対一に
接続することができ、しかもインクノズル12をノズル
プレート21に集中して配置させ、ピッチ0.3mm、
ノズル個数的40で良好な賞射特性を持つマルチノズル
化、高密度化を図ったインクジェット以上説明したよう
に、−従来例では、接合に際し500〜900°Cの高
温をかける必要があり、接合したヘッドのそりやうねり
が問題になった。また、接合に時間も要した。また、振
動板9もガラスや金属などの弾性率が高い材質なので、
圧電素子10を用いてインクを吐出させるために必要な
変位を振動板9に与えるためには、高い電圧と大きな圧
電素子10が必要となる。このことはまた必然的に、イ
ンクノズル2の微小、高集積化の妨げになり、さらに印
加電圧の増加による圧電素子10の劣化にもつながる。 また、別の従来例(第3図、第4図参照)では、ノズル
12と流路管13とがそれぞれテフロン製チューブで構
成される。これらテフロンの表面部分はインクとのぬれ
性が非常に悪く、そのため特に別の従来例では、インク
ノズル12.流路管13の狭小なインクとの接触部分に
気泡が混入したとき、この気泡はノズル側からインクを
吸引する、いわゆるボンピング処理をしてもなかなか除
去できない。 第1の発明の課題は、−従来例がもつ以上の問題点を解
消し、比較的低温での加熱圧着によって製造され、品質
と信転性の向上が図れるインクジェット記録ヘッドの製
造方法を提供することにある。 第2の発明の課題は、別の従来例がもつ以上の問題点を
解消し、ふっ素樹脂、たとえばテフロンからなる部材と
インクとの間のぬれ性の向上が図られたインクジェット
記録ヘッドの製造方法を提供することにある。
第1の発明に係るインクジェット記録ヘッドの製造方法
においては、 インク溜めとインク加圧室とインク噴射用ノズルとが連
通ずる溝として形成される基板と;この基板の前記溝側
に接着されかつこの基板とは逆側の表面で前記インク加
圧室に対向する位置に圧電アクチュエータが設けられる
一振動板と;を備える記録ヘッドの製造方法において、
前記振動板の前記基板と接着される側の表面を、ふっ素
樹脂の膜、たとえばテフロン(デュポン社の商品名)の
膜によって被覆したのち、前記振動板と前記基板とを加
熱圧着する。 第2の発明に係るインクジェット記録ヘッドの製造方法
においては、 構成部材のインクと接触する表面部分についてふっ素除
去処理を施すようにする。
においては、 インク溜めとインク加圧室とインク噴射用ノズルとが連
通ずる溝として形成される基板と;この基板の前記溝側
に接着されかつこの基板とは逆側の表面で前記インク加
圧室に対向する位置に圧電アクチュエータが設けられる
一振動板と;を備える記録ヘッドの製造方法において、
前記振動板の前記基板と接着される側の表面を、ふっ素
樹脂の膜、たとえばテフロン(デュポン社の商品名)の
膜によって被覆したのち、前記振動板と前記基板とを加
熱圧着する。 第2の発明に係るインクジェット記録ヘッドの製造方法
においては、 構成部材のインクと接触する表面部分についてふっ素除
去処理を施すようにする。
第1発明に係るインクジェット記録ヘッドの製造方法で
は、基板と振動板との接着は、振動板の接着側の表面に
被覆されたふっ素樹脂の膜、たとえばテフロン膜の、1
80〜250°Cでの加熱圧着によるから、基板、振動
板は熱変形をほとんど生じることがない。 第2発明に係るインクジェット記録ヘッドの製造方法で
は、ふっ素樹脂膜が被覆された部材を用いて比較的低温
での加熱圧着によって構成部材相互を接合したのち、ふ
っ素樹脂膜のインクと接触する表面部分について、ふっ
素除去処理を施すようにしたので、ふっ素樹脂膜とイン
クとの間のぬれ性が向上する。
は、基板と振動板との接着は、振動板の接着側の表面に
被覆されたふっ素樹脂の膜、たとえばテフロン膜の、1
80〜250°Cでの加熱圧着によるから、基板、振動
板は熱変形をほとんど生じることがない。 第2発明に係るインクジェット記録ヘッドの製造方法で
は、ふっ素樹脂膜が被覆された部材を用いて比較的低温
での加熱圧着によって構成部材相互を接合したのち、ふ
っ素樹脂膜のインクと接触する表面部分について、ふっ
素除去処理を施すようにしたので、ふっ素樹脂膜とイン
クとの間のぬれ性が向上する。
第1発明に係るインクジェット記録ヘッドの製造方法を
適用した実施例について第1図、第2図を参照しながら
説明する。なお、この第1図、第2図は従来例の説明に
も既に用いられたものである。 第1図で、ガラスまたは金属材料からなる基板としての
キャビテイ板1上にインク加圧室5、それに連続する噴
射流路3、インクノズル2、インク供給路6、およびイ
ンク溜め7をフォトエツチング等による溝として形成す
る。さらに、インク供給路6とインク溜め7とを連結す
る部分に、インクノズル2とほぼ同一の深さ3幅のフィ
ルタ流路8を設けである。また、インク加圧室5の入口
と出口にインクの流れを円滑にするためと、振動板9の
だれ込みとを防止するために、島状突起4が設けである
。 このキャビテイ板1の溝側の面と振動板9とを接合する
ことによって形・成される空間がインクの流通路となる
。そして、振動板9のインク加圧室5に対向する箇所に
、圧電素子10が固着される。 なお、第2図に示すように、インクノズル2.フィルタ
ー流路8の深さに比べ、噴射流路3.インク加圧室5.
インク供給路6のそれをより深くしである。 この実施例においては、振動板9としてテフロンを膜厚
12.5μ階でコーティングした厚さ50μmのポリイ
ミドフィルムを用い、キャビテイ板1と180〜250
°Cで加熱圧着する。この加熱圧着は次のように行う。 まず、ホットプレート上に、フォトエツチングされたキ
ャビテイ板と、面のでた金属プレートとを置き、250
°C位まで加熱実る。十分に加熱した後、テフロンをコ
ーティングしたポリイミドフィルムである振動板9を、
先程の加熱した金属プレートでアイロンをかけるように
端から押圧していく。そして再度、面のでた金属プレー
トに挟んで荷重をかけ加熱圧着する。このようにするこ
とにより、キャビテイ板1と振動板9との間に気泡が入
ることなく、かつ微細な溝を埋めることなく、両者を接
着することができる。 また、別の実施例として、金属材料からなる振動板の一
方の表面に、両面にテフロンコーティングしたポリイミ
ドフィルムを接着したものを用いることもできる。 第2発明に係る一実施例について第1図、第2図を参照
しながら、また別の実施例について第3図1第4図を参
照しながら説明する。 第1発明に係る実施例の第1図、第2図において、イン
クノズル2.噴射流路3.インク供給路6、フィルタ流
路8などの箇所に、また別の従来例に係る第3図、第4
図において、インクノズル12、流路管13に、それぞ
れ以下のふっ素除去処理をおこなう。すなわち、■アセ
トンを流した後、十分に脱脂して乾燥し、■ふっ素樹脂
除去剤、たとえばテトラエッチ(ilfl工社■の商品
名)を素早く流し込み、■10秒後に処理した面をアル
コールで十分に洗浄し、次いで水で洗い蛎す。 以上の処理を施したテフロン表面部分のぬれ性の改善は
、次の実験結果によって確認することができる。テフロ
ンシートまたはテフロン板に係るインクに対する接触角
は、以上の処理を施す前と後とで、102〜108度か
ら55〜56度にほぼ半減する。言いかえれば、ぬれ性
はほぼ2倍になる。
適用した実施例について第1図、第2図を参照しながら
説明する。なお、この第1図、第2図は従来例の説明に
も既に用いられたものである。 第1図で、ガラスまたは金属材料からなる基板としての
キャビテイ板1上にインク加圧室5、それに連続する噴
射流路3、インクノズル2、インク供給路6、およびイ
ンク溜め7をフォトエツチング等による溝として形成す
る。さらに、インク供給路6とインク溜め7とを連結す
る部分に、インクノズル2とほぼ同一の深さ3幅のフィ
ルタ流路8を設けである。また、インク加圧室5の入口
と出口にインクの流れを円滑にするためと、振動板9の
だれ込みとを防止するために、島状突起4が設けである
。 このキャビテイ板1の溝側の面と振動板9とを接合する
ことによって形・成される空間がインクの流通路となる
。そして、振動板9のインク加圧室5に対向する箇所に
、圧電素子10が固着される。 なお、第2図に示すように、インクノズル2.フィルタ
ー流路8の深さに比べ、噴射流路3.インク加圧室5.
インク供給路6のそれをより深くしである。 この実施例においては、振動板9としてテフロンを膜厚
12.5μ階でコーティングした厚さ50μmのポリイ
ミドフィルムを用い、キャビテイ板1と180〜250
°Cで加熱圧着する。この加熱圧着は次のように行う。 まず、ホットプレート上に、フォトエツチングされたキ
ャビテイ板と、面のでた金属プレートとを置き、250
°C位まで加熱実る。十分に加熱した後、テフロンをコ
ーティングしたポリイミドフィルムである振動板9を、
先程の加熱した金属プレートでアイロンをかけるように
端から押圧していく。そして再度、面のでた金属プレー
トに挟んで荷重をかけ加熱圧着する。このようにするこ
とにより、キャビテイ板1と振動板9との間に気泡が入
ることなく、かつ微細な溝を埋めることなく、両者を接
着することができる。 また、別の実施例として、金属材料からなる振動板の一
方の表面に、両面にテフロンコーティングしたポリイミ
ドフィルムを接着したものを用いることもできる。 第2発明に係る一実施例について第1図、第2図を参照
しながら、また別の実施例について第3図1第4図を参
照しながら説明する。 第1発明に係る実施例の第1図、第2図において、イン
クノズル2.噴射流路3.インク供給路6、フィルタ流
路8などの箇所に、また別の従来例に係る第3図、第4
図において、インクノズル12、流路管13に、それぞ
れ以下のふっ素除去処理をおこなう。すなわち、■アセ
トンを流した後、十分に脱脂して乾燥し、■ふっ素樹脂
除去剤、たとえばテトラエッチ(ilfl工社■の商品
名)を素早く流し込み、■10秒後に処理した面をアル
コールで十分に洗浄し、次いで水で洗い蛎す。 以上の処理を施したテフロン表面部分のぬれ性の改善は
、次の実験結果によって確認することができる。テフロ
ンシートまたはテフロン板に係るインクに対する接触角
は、以上の処理を施す前と後とで、102〜108度か
ら55〜56度にほぼ半減する。言いかえれば、ぬれ性
はほぼ2倍になる。
第1発明によれば、従来の技術に比べ次のようなすぐれ
た効果がある。 (1)接着部は耐インク性が高く、とくに微細なノズル
や流路としての溝が埋まるおそれもなく、さらに熱変形
することがない。 (2)実施例によれば、振動板がポリイミドなどの有機
材料からなる膜状部材であるから、小形化およびノズル
の高密度化とともに、耐久性とくに連続変位特性と製造
歩留り率との向上が図れる。 (3)別の実施例によれば、振動板の基材が金属である
から、(2)項と同様に小形化およびノズルの高密度化
とともに、耐久性とくに連続変位特性と製造歩留り率と
の向上が図れ、さらに加えてより強度をもたせることが
できる。 第2の発明によれば、製造後ふっ素樹脂膜のインクと接
触する表面部分について、ふっ素除去処理が施されるか
ら、ふっ素樹脂膜とインクとの間のぬれ性が向上し、そ
の結果、■ノズル噴射箇所にインク滴の付着がなくなり
、インク吐出の信頼性向上が図れる、■混入した気泡の
吸引除去が簡単になる、■これに関連して気泡吸引用の
ポンピング装置の小形化が図れる。
た効果がある。 (1)接着部は耐インク性が高く、とくに微細なノズル
や流路としての溝が埋まるおそれもなく、さらに熱変形
することがない。 (2)実施例によれば、振動板がポリイミドなどの有機
材料からなる膜状部材であるから、小形化およびノズル
の高密度化とともに、耐久性とくに連続変位特性と製造
歩留り率との向上が図れる。 (3)別の実施例によれば、振動板の基材が金属である
から、(2)項と同様に小形化およびノズルの高密度化
とともに、耐久性とくに連続変位特性と製造歩留り率と
の向上が図れ、さらに加えてより強度をもたせることが
できる。 第2の発明によれば、製造後ふっ素樹脂膜のインクと接
触する表面部分について、ふっ素除去処理が施されるか
ら、ふっ素樹脂膜とインクとの間のぬれ性が向上し、そ
の結果、■ノズル噴射箇所にインク滴の付着がなくなり
、インク吐出の信頼性向上が図れる、■混入した気泡の
吸引除去が簡単になる、■これに関連して気泡吸引用の
ポンピング装置の小形化が図れる。
第1図は第1発明、第2発明に共通に係る実施例の要部
の平面図、 第2図は同じくその側面図、 第3図は第2発明に係る別の実施例の要部の斜視図、 第4図は同じくその側断面図である。 符号説明 1:キャビテイ板、2:インクノズル、3:噴射流路、
5:インク加圧室、 6:インク供給路、9:振動板、刊:圧電素子、11:
キャビテイ板、12:インクノズル、13:流路管、1
4:接着溝、15:インク加圧室、16:インク供給路
、17:インク溜め、20:振動板、21:ノズルプレ
ート、22:圧電素子。 第1回 毫3図
の平面図、 第2図は同じくその側面図、 第3図は第2発明に係る別の実施例の要部の斜視図、 第4図は同じくその側断面図である。 符号説明 1:キャビテイ板、2:インクノズル、3:噴射流路、
5:インク加圧室、 6:インク供給路、9:振動板、刊:圧電素子、11:
キャビテイ板、12:インクノズル、13:流路管、1
4:接着溝、15:インク加圧室、16:インク供給路
、17:インク溜め、20:振動板、21:ノズルプレ
ート、22:圧電素子。 第1回 毫3図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)インク溜めとインク加圧室とインク噴射用ノズルと
が連通する溝として形成される基板と;この基板の前記
溝側に接着されかつこの基板とは逆側の表面で前記イン
ク加圧室に対向する位置に圧電アクチュエータが設けら
れる振動板と;を備える記録ヘッドの製造方法において
、前記振動板の、前記基板と接着される側の表面をふっ
素樹脂の膜によって被覆したのち、前記振動板と前記基
板とを加熱圧着することを特徴とするインクジェット記
録ヘッドの製造方法。 2)ふっ素樹脂からなる部材あるいは表面がふっ素樹脂
で被覆された部材を構成部材として備え、構成部材相互
の接合を少なくとも一部は加熱圧着により行うインクジ
ェット記録ヘッドの製造方法において、前記各構成部材
のインクと接触する表面部分についてふっ素除去処理を
施すことを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造
方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1-19166 | 1989-01-27 | ||
JP1916689 | 1989-01-27 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02276649A true JPH02276649A (ja) | 1990-11-13 |
Family
ID=11991787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7221189A Pending JPH02276649A (ja) | 1989-01-27 | 1989-03-24 | インクジェット記録ヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02276649A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1993025390A1 (en) * | 1992-06-11 | 1993-12-23 | Seiko Epson Corporation | Ink jet head and method of manufacturing ink jet head |
US7001013B2 (en) * | 2002-12-12 | 2006-02-21 | Brother International Corporation | Nanostructure based microfluidic pumping apparatus, method and printing device including same |
-
1989
- 1989-03-24 JP JP7221189A patent/JPH02276649A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1993025390A1 (en) * | 1992-06-11 | 1993-12-23 | Seiko Epson Corporation | Ink jet head and method of manufacturing ink jet head |
US5604522A (en) * | 1992-06-11 | 1997-02-18 | Seiko Epson Corporation | Ink jet head and a method of manufacturing the ink jet head |
US7001013B2 (en) * | 2002-12-12 | 2006-02-21 | Brother International Corporation | Nanostructure based microfluidic pumping apparatus, method and printing device including same |
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