JPH02276077A - 小型テープカートリッジのアダプタ - Google Patents

小型テープカートリッジのアダプタ

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JPH02276077A
JPH02276077A JP19355689A JP19355689A JPH02276077A JP H02276077 A JPH02276077 A JP H02276077A JP 19355689 A JP19355689 A JP 19355689A JP 19355689 A JP19355689 A JP 19355689A JP H02276077 A JPH02276077 A JP H02276077A
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tape
tape cartridge
small
adapter
cartridge
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Kazunori Ninomiya
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Maxell Ltd
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は小型テープカートリッジを大型テープカート
リッジ用のデツキに装填して使用出来るようにした小型
テープカートリッジのアダプタに関する。
この種のアダプタは既に提案されており、そこでは大型
テープカートリッジと実質的に同一の外形形状を有する
アダプタ本体の左右の一側寄りに設けた格納室に小型テ
ープカートリッジを格納したのち、アダプタ本体内に装
填した左右のテープガイド部材で小型テープカートリッ
ジからこれに内蔵のテープをアダプタ本体内の前方に一
旦引き出し操作し、これでアダプタ本体内におけるテー
プの巻き掛は状態を大型テープカートリッジのそれと実
質的に同一にする。しかるのち、アダプタ本体をデツキ
に装填するようになっている。
かかる形態のアダプタにおいて、本発明が問題にするの
は小型テープカートリ・ノブからテープをアダプタ本体
内の前方に引き出す際のテープ引出し部材の移動軌跡を
どうするかである。すなわち、テープ引出し部材は当初
の退入位置から斜め前方の引出し位置に移動操作される
ことになるが、アダプタ本体の左右の一側寄りに小型テ
ープカートリッジを格納する形態では、左右のテープガ
イド部材の一方は前方への移動量よりも左右横方向への
移動量がはるかに大きくなる。その場合、テープガイド
部材の移動軌跡を曲率半径の大きい円弧にすると、テー
プ引出し部材が移動途中でアダプタ本体の前方に突出す
る状態になる。こればテープ損傷の原因を招いて好まし
くない。ビデオ用テープカートリッジを対象とするとき
はアダプタ本体の前面に前蓋が付設されているが、前蓋
が閉じられたままだとテープ引出し部材が該前蓋に当る
ことになる。この種の前蓋はアダプタ本体をデツキに装
填したのち開放されるべきものであるから、前蓋を閉し
た状態でテープ引出し部材が前蓋に当らないように移動
するものでなければならない。
この発明はかかる要請に応えるために提案されたもので
ある。
以下、この発明の実施例を図面に基づき説明する。図示
する木本アダプタ1はビデオ用の小型テープカートリッ
ジ2を通常の大型テープカートリッジ用のビデオデツキ
に装填して使用できるようにしたものである。
+11  小型テープカートリッジの構造第1図および
第2図において、小型テープカートリッジ2はこれ自体
が独立して機能するものであって、プラスチック製の上
下ケース3a・3bを蓋合廿状にタッピングねじ等で結
合してなる本体ケース3の内部左右にテープ4が巻かれ
る両フランジ付きテープリール5・6を可回転に装着し
、本体ケース3の前方左右にテープガイド部材7・7を
配置し、後方側から見たときテープ4が左側の繰出リー
ル5からケース前面に導出されて右側の巻取りリール6
に巻取られるものとする。
但し、繰出側テープリール5はケース底壁に透設の駆動
軸挿入孔上にラジアル方向へ一定の遊動を許して装置し
てあり、巻取側テープリール6は垂直の固定軸9に支持
されて該固定軸9まわりに回転し、その下フランジ10
の外周に形成したギヤ部11が本体ケース3の底壁およ
び右横側壁12にわたって形成した切欠き13を介して
横外側方に露出している。なお、第1図において上ケー
ス3aの左側寄り部には繰出側テープリール5に対する
テープ巻量を外部から視認するための透明窓15が形成
されている。
本体ケース3には、不使用時にこれの前面を閉合してテ
ープ4を保護するための前蓋IGが付設されている。こ
の前蓋16は前面板17の左右両端に連結片18・18
が後ろ向きに連出され、両連結片18・18が本体ケー
ス3の左右横側壁12・12の前端凹設部に外嵌して回
動自在にピン枢支され、右横側壁12に装着したU字状
のばね部材19で前蓋16が約45°の開き角を死点と
して閉じ姿勢にあるときは閉じ勝手に、前方90°の上
開き姿勢にあるときは開き勝手に保持されている。
(2)アダプタの基本構造 第1図および第2図において、木本アダプタ1は少なく
ともアダプタ本体20の外形形状が大型テープカートリ
ッジ、いわゆるVH3型テープカートリッジと実質的に
同一仕様に形成されていて、VH3型テープカートリッ
ジ用のデツキに装填したとき一切の支障なくデツキが作
動するものとなっている。
すなわち、アダプタ本体20はプラスチック製の上下ケ
ース20a・20bをタッピングねじ等で蓋合せ状に結
合してなり、その底壁21の左右にデツキ側の駆動軸が
入る挿入孔22・23が透設されている。アダプタ本体
20には、これの前面を閉合する前蓋24が開閉回動自
在に枢着されて図外のばね部材で常に閉し姿勢に回動付
勢されて、かつ閉じ姿勢に保持するロック機構を備えて
いる。
これらの構成は標準のV HS型テープカートリッジと
同一仕様であるので、詳細は割愛する。但し、アダプタ
本体20の内部構造は標準の大型テープカートリッジと
異なっており、テープリールは存在せず、アダプタ本体
20の前面は開放状態になっている。
(3)アダプタの格納室 アダプタ本体20の第1図における図上左寄り箇所には
上面が開口する格納室25が区画形成されていて、この
格納室25に上方から小型テープカートリッジ2が抜き
差し自在に格納される。
第3図ないし第5図において、格納室25の左右側壁2
6の内壁面は、上部に左右広幅の段付面27を有し、段
付面27から下向きに下り傾斜の傾斜案内面28と該傾
斜案内面28に連続して底壁21に到る垂直面29とを
有する断面形状に形成する。段付面27の高さは格納室
25に格納したときの小型テープカートリッジ2の上端
より低く設定し、かつアダプタ本体20の上面30から
段付面27に到る垂直の立下げ面31と小型テープリー
トリンジ2との間に指先が十分に入るに足る間隙gを形
成する。そして、左右側壁26の内壁面の後方寄り位置
に、底壁21から段付面27の高さ位置に到るガイドリ
ブ32をそれぞれ突設する。
しかるときは、小型テープカートリッジ2の前後向きを
アダプタ本体20のそれに合せて格納室25に上方から
挿入し、小型テープカートリッジ2の左右横側壁12の
後方寄り外表面に凹設の縦溝33を前記ガイドリブ32
にそれぞれ案内嵌合する。格納室25に小型テープカー
トリッジ2を格納した状態において、小型テープカート
リッジ2はその左右横側壁12が前記垂直面29で受は
止め支持されて左右方向の位置決めがなされ、かつ縦溝
33とガイドリブ32との嵌合で前後方向の位置決めが
なされる。したがって、格納室25に格納した小型テー
プカートリッジ2の繰出側テープリール5はアダプタ本
体20の駆動軸挿入孔22上に同心状に合致する。
また、格納室25の左右側壁26の内壁面は上端部に段
付面27と傾斜案内面28とで指入れ間隙gが形成され
ているので、第9図に示すように小型テープカートリッ
ジ2を傾斜案内面28で案内しながらスムーズに格納室
25へ格納できる。
とくに小型テープカートリッジ2はその上面がアダプタ
本体20の上面30より一段低い状態で格納されている
が、前記間隙gに指先を入れることにより格納室25か
ら小型テープカートリッジ2を容易につまみ出せる。
(4)格納室の開閉蓋 第2図、第3図および第8図において、格納室25の開
口上面は開閉蓋35で開閉自在に閉合される。
開閉蓋35は閉合状態において前端左右の突出側片36
・36が枢軸37・37を支点として開閉揺動自在に枢
支連結され、一方の枢軸37に嵌装したつる巻ばね38
で開き姿勢に回動付勢されており、第8図に示すごとく
左右の突出側片36・36を格納室25の前端の開口上
縁に接当させることにより最大開き角が約115度に規
制されている。
開閉M35の内面には、第1図に示すごとく左右端に前
後方向に走る補強リブ39・39を突設して、これら補
強リブ39・39で薄肉平板状のプラスチック製の開閉
蓋35を補強してあり、開閉蓋35を格納室25の上面
に閉じ合わせたとき。
補強リブ39・39の下端面が前記段付面27・27で
受は止め支持される。
開閉蓋35の内面の左右端近くには板ばね40・40を
固定してあり、格納室25に小型テープカートリッジ2
を格納して開閉蓋35を閉じたとき、線板ばね40・4
0で小型テープカートリッジ2の上面を弾性的に押圧支
持する。この押圧点は小型テープカートリッジ2の両テ
ープリール5・6の中心を結ぶ線上に位置し、各テープ
リール5・6の回転中のがたつきを防止する。
開閉蓋35の上面は閉合状態においてアダプタ本体20
の上面30と面一状になる。従ってアダプタ1をデツキ
に水平姿勢で押し込み装填したとき、アダプタ本体20
の下面の基準面(通常は隅部4箇所)がデツキ側に受は
止め支持され、これに対応して開閉蓋35の上面を含む
アダプタ本体20の上面30の数箇所がデツキ側の部材
で押え付けられ、アダプタ本体20のガタ付きを防止す
る。
第1図において開閉蓋35の左端部寄り部には、前記透
明窓15に対応させてテープ巻量視認用の透明窓41が
形成されている。開閉蓋35これ自体が透明であっても
よい。
(5)小型テープカートリッジの前蓋の開閉機構木本ア
ダプタ1の使用に際しては格納室25に小型テープカー
トリッジ2を格納したのち、その前蓋16を開いてテー
プ4が引き出せるようにしなければならない。
そこで図示例では、開閉M35の一方(第1図において
右側)の枢支連結部の近傍に板ばね製の係合子42を開
閉蓋35の閉合状態において前記枢軸37よりも前方に
延出するよう設ける。そして、開閉蓋35を開放した状
態で小型テープカートリッジ2を格納室25に挿入する
と、第8図に示すごとく小型テープカートリッジ2の右
横側壁12の段付面と前蓋16との間に形成された縦方
向の間隙43に前記係合子42の延出端の係合爪42a
が係入するものとした。
しかるときは、開閉蓋35をつる巻ばね38に抗して格
納室25の上面に閉合して行くと、前蓋16が自動的に
係合子42の係合爪42aでばね部材19に抗して上向
きにけり上げられ、約450の開き角度を越えるとばね
部材19で前M16は自ら開き姿勢になり、開閉蓋35
を閉じた状態では該係合爪42aが支えとなって前蓋1
6に加わる指等の外力を吸収し、前蓋16を開き姿勢に
維持する。
次に格納室25から小型テープカートリッジ2を抜き外
すときは、開閉蓋35の前端縁35aが第7図に示す如
く前蓋16に接当して前蓋16を下向きに押圧し、前i
16が自動的に閉じられる。
(6)  開閉蓋の閉蓋ロック機構 つる巻きばね38で開き姿勢に揺動付勢された開閉蓋3
5は、これを閉じた状態Qこおいて開かないようにロッ
クしなければならない。
そこで第1図に示すように、開閉蓋35の内面の前端左
右にL字形の係止突片44・44を突設する。一方、ア
ダプタ本体20の上ケース20aには、上面30にのぞ
むスライド式ノブ45を設けるとともに、第3図、第4
図および第6図に示すごとく該ノブ45と一体に左右ス
ライドするロックプレート46にロック片47・47を
設ける。
かくして、開閉蓋35を閉じて前記ノブ4Gをスライド
操作すると、該ロック片47・47が前述の各係止突片
44・44に係入し、これで開閉蓋35を閉じ姿勢にロ
ックするようにした。ノブ45を左右の逆方向にスライ
ド操作すれば、開閉蓋35はロックが外れて自動的に開
く。
なお、各係合突片44と各ロック片47の係合面は、開
閉蓋35を板ばね40の押圧力に抗してガタつきなく閉
じ勝手に維持するために、テーパー面に形成されており
、またロックプレート46はこれから連接せる弾性変形
可能な一対の係止アーム48・48と上ケース20aの
内面に設けたストッパー49との接当および乗り越え係
合によってロック位置とロック解除位置とにそれぞれ保
持される。
(力 小型テープカートリッジに内蔵のテープ誤消去防
止機構 小型テープカー1〜リツジ2はこれに内蔵のテープ4の
誤消去を防止するために、後側壁51に図上左端寄り位
置に折り取り可能な誤消去防止片52を備えている。従
って、格納室25に小型テープカートリッジ2を格納し
た状態においても誤消去防止片52が折り取られている
か否かがアダプタ本体20の外形形状に表示されている
ことが望まれる。
そこで、アダプタ本体20の後側壁53には標準の大型
(VH3型)テープカートリッジにおける誤消去防止片
が本来あるべき箇所、つまり図上左端寄り位置に窓口5
4を内外貫通状に透設し、小型テープカートリッジ2の
誤消去防止片52の存在を検出して窓口54に表示する
検出部材55をアダプタ本体20内に組み込む。
第10図ないし第14図において、検出部材55はスラ
イド部材56と揺動部材57とからなる。
スライド部材56は、アダプタ本体20の下ケース20
bの内面に突設せる左右のリブ状ガイド59・59で案
内されて下ケース20bの内面上を前後方向にスライド
自在であるように装置され、下ケース20b側に支持し
たつる巻ばねからなるばね部材60によってアダプタ本
体20内に退入する方向に付勢され、前記ガイド59・
59から連設のストッパー61・61で退入限界が接当
規制されている。なお、ストッパー61はばね部材60
の受けを兼ね、ばね部材60はスライド部材56の浮き
上がりを規制している。そしてスライド部材56は下面
左右に突設した前後に走る突条62・62を下ケース2
0bの内面に接当させてスライド抵抗の低減を図ってい
る。この突条62は下ケース20b側に設けてあっても
よい。
揺動部材57は上端が支軸63を介してアダプタ本体2
0の上ケース20aの内面に吊り下げ支持され、支軸6
3を支点として前後方向に揺動自在であり、下部前面側
に突設した接触端子64が格納室25内にある小型テー
プカートリッジ2の誤消去防止片52の存在位置に後方
から対向する。
揺動部材57からは前記スライド部材56の後端に接当
作用する操作アーム65が横方向に片持ち連出されてい
る。なお、揺動部材57の支軸63はケース底壁21か
ら立設された板部材58で支承されている。
いま、小型テープカートリッジ2の誤消去防止片52が
折り取られているとする。そのときは、揺動部材57の
接触端子64が小型テープカートリッジ2の誤消去防止
片折り取り用凹部66に係入するので、揺動部材57に
操作アーム65を介して連動するスライド部材56が全
体に退太し、アダプタ本体20の窓口54が誤消去防止
片の存在しない折り取り状態になる。
小型テープカートリッジ2に誤消去防止片52が存在す
るときは、接触端子64が誤消去防止片52との接当て
後方側に押し戻されることによって、スライド部材56
がばね部材60に抗して後方に矯正移動され、スライド
部材56の後端面56aが前記窓口54にのぞみアダプ
タ本体20の後側壁53の外表面とほぼ面一状になる。
つまりスライド部材56がアダプタ本体20、換言すれ
ば大型テープカートリッジの誤消去防止片の機能を果す
のである。従ってアダプタ】をデツキに装填したとき、
スライド部材56の後端面56aが窓口54に臨んでい
てデツキ側の検出子が咳後端面56aに接当するときは
小型テープカートリッジ2に内蔵のテープ4が正しく誤
消去可能状態であることを検出する。スライド部材56
の後端面56aがアダプタ本体2o内に退入していてデ
ツキ側の検出子がスライド部材56に突当りになるとき
は、小型テープカートリッジ2のテープ4が正しく誤消
去防止状態であることを検出する。
なお、前記接触端子64の前端上面64aは、小型テー
プカートリッジ2が上方から格納室25に挿入されると
きに小型テープカートリッジ2の後端下縁との接当て揺
動部材57がこじりなく後方に押し戻されるよう凹入円
弧面に形成され、また接触端子64の前後下面64bは
、格納室25からの小型テープカートリッジ2の取り出
し時に揺動部材64が円滑に押し戻されるよう前記上面
64aの曲率より小さい曲率の凸出円弧状に形成しであ
る。
(8)小型テープカートリッジからテープをアダプタ本
体の前面に引き出す機構 既に述べたように氷菓アダプタ1の格納室25に小型テ
ープカートリッジ2を格納して開閉蓋35を閉じると、
小型テープカートリッジ2の前蓋16が開いた状態にセ
ットされるが、アダプタ1をデツキに装填するに先立っ
て小型テープカートリッジ2からテープ4をアダプタ本
体20の前面に引き出し、標準の大型テープカートリッ
ジにおけると同様のテープ巻き掛は状態にしておかなけ
ればならない。
次に、そのためのテープ引き出し機構を説明すると、第
15図は小型テープカートリッジ2をアダプタ本体20
に格納した直後の状態を示しており、この段階では小型
テープカートリッジ2に内蔵のテープ4は前方左右のテ
ープガイド部材7・7間にわたって張られている。
アダプタ本体20の内部には格納室25の前方左右に丸
ピン状のテープ引き出し部材70・71が垂直姿勢で待
機しており、格納室25に小型テ−プカートリッジ2が
上方より挿入されると、テープ引出し部材70・71が
相対的に小型テープカートリッジ2の前端の凹部72・
73に下方から突入してテープガイド部材7・7間に張
られたテープ4の内部に入り込む。
左側のテープ引出し部材70は基端部の固定支点75を
中心に水平揺動するテープ引出しアーム76の先端に立
設固定されている。小型テープカートリッジ2は第7図
および第8図に示すように、そのケース底壁の下面が前
方部分において左右幅方向にわたって凹設されており、
テープ引出しアーム76の立下げ先端部はアダプタ本体
20のケース底壁21と小型テープカートリッジ2のケ
ース底壁との間に嵌入する。
このテープ引出しアーム76は、リンク77および中継
リンク78を介して左右方向にスライドするスライドリ
ンク79に連結する。アダプタ本体20内の右横空間に
は、上ケース20aの内面に固定の支軸80まわりに水
平揺動自在のベルクランク81を支持してあり、このベ
ルクランク81の短辺側にスライドリンク79の基端(
第15図で右端)を長孔とピンとの保合により連結する
またアダプタ本体20の右横側空間には、上ケース20
aの内面に沿う水平のカム板82を固定する。このカム
板82は、はぼ前後向きに走る曲率中心の異なる2列の
湾曲状長孔84・85を有し、第21図に示す如く各長
孔84・85に貫通するピン86・87を介してカム板
82の上下にスライドリンク88・89を一体連結状態
で配置してあり、上側のスライドリンク88と前記ベル
クランク81の長辺側の先端とをリンク90で連結する
。一方、下側のスライドリンク89に設けたピン91に
、くの字形の長孔92を介して別のテープ引出しアーム
93を連結し、このアーム93の立下げ先端部に右側の
テープ引出し部材71を垂直に立設しである。そして該
アーム93と下側スライドリンク89とにわたって引張
ばね94を架着し、テープ引出しアーム93を下側スラ
イドリンク89側に引き寄せ付勢しておく。またテープ
引出しアーム93の側縁ニは上下スライドリンク88・
89を連結する一方のピン86に側方より係合する切欠
き95が設けられている。
前記ベルクランク81の支軸80に手動操作レバー96
の基端を枢着し、このレバー96とベルクランク81と
は長孔97とピン98との係合により一定小角度の相対
回動を許す融通を持たせて連結する。そしてベルクラン
ク81と前記レバー96間に互いに引き合う方向に付勢
する引張ばね99を装着する。
操作レバー96の先端はアダプタ本体20を構成する上
下ケース20a・2. Obの接合面に形成せる左右横
長のスリット100を介してアダプタ本体20の後側壁
53の外方に突出しており、その突出端にノブ101が
固定されている。
アダプタ本体20の後側壁53の外表面には、左右方向
のほぼ中央部位にノブ収納用切欠部102が形成され、
アダプタ本体20の後方右隅部に後側壁53と右横側壁
103との仮想稜線りをまたぐノブ収納用切欠部104
が形成されており、操作レバー96の揺動エンドにおい
てノブ101が切欠部102と104とにそれぞれ納ま
る。
方、切欠部104は隅部において後側壁53と右横側壁
103とにわたって開口しているので、とくに操作レバ
ー96を図上布から左に揺動操作するに際してノブ10
1に指先を右側方から容易に引っ掛けることができる。
つぎにその作動を説明すると、アダプタ本体20に格納
した小型テープカートリッジ2からテープ引き出し作業
をする前段階の状態では、第15図に示すように、上下
スライドリンク88・89の連結ピン86・87はそれ
ぞれ湾曲状長孔84・85の前端に位置している。この
状態から操作し・バー96を時計方向に回動操作すると
、第16図に示すように、ベルクランク81が同一方向
に回動して、スライドリンク79が左方に動き、これに
ともなって左側のテープ引出しアーム76が支軸75ま
わりに反時計方向に水平揺動し、まずテープ4は左側テ
ープ引出し部材70で前方に引き出される。
ベルクランク81の時計方向への回動にともなって上下
スライドリンク88・89が長孔84・85に案内され
てこれの後方側にスライド移動し、これで右側のテープ
引出しアーム93も水平揺動してテープ4は右側テープ
引出し部材71で前方に引き出されて行く。
このとき、ふたつの長孔84・85はそれぞれ曲率中心
を異ならせてあり、スライドリンク88・89はスライ
ド面上で二元的に姿勢が変化する。
そのためテープ引出しアーム93の先端にあるテープ引
出し部材71の移動軌跡Pは、第17図に示すように、
初期は大曲率で後半では小さい曲率となる中間屈曲状の
湾曲線を描く。つまり、テープ引出し運動の初期は前方
への移動成分が大きく、後半では右横方向への移動成分
が大きい。従って、アダプタ本体20の前1i24が閉
じ姿勢のままで、該前蓋24の内側における前後のスペ
ースが小さくともテープ4を大きく横外側方にまで引出
せる。
前M24が閉じた状態でテープ引出し操作が行なえると
いうことは、アダプタ1をデツキに装填するまでの間に
テープ4が他物と接触して損傷するのを防止するうえで
極めて有利なことである。
次にスライドリンク88・89の一方の連結ピン86が
長孔84の後端に、また他方の連結ピン87が長孔85
の屈曲点に達したとき、右側テープ引出し部材71の上
下端の小径部分はアダプタ本体20内の前端右隅部寄り
位置に固定した受は部材106のL字状係入部106a
に受は止め支持される。更に操作レバー96を揺動して
行くと、上下スライドリンク88・89は第17図に示
すようにピン86を中心に先端が時計方向に回動して他
方のピン87が長孔85の後端まで移動する。
すると、このリンク回動にともなってピン91がくの字
形長孔92の後端側に移動するため、テープ引出しアー
ム93は相対的にテープガイド部材71と係入部106
aとの係止点を中心にして反時計方向に強制回動される
。そして、アーム93の先端側の外側縁に形成した係入
凹部107が受は部材106から突設した係止突起10
8に嵌合し、これにてテープ引出しアーム93がピン9
1、受は部材106および係止突起108による3点支
持状態で固定され、リンク機構の集積ガタが吸収されて
テープ引出し部材71が受は部材106に垂直姿勢で確
実に位置決め支持される。
なお、左側のテープ引出し部材70ばその上下端部がテ
ープ引き出し限界においてアダプタ本体20内の前端左
隅部に配置した受は部材109のL字状係入部109a
に上下端が受は止め支持される。アダプタ本体20の土
壁とテープ引出しアーム76とに、中間にループ部を有
するクリックばね115の両端がそれぞれ係止連結され
ており、このバネ115でテープ引出しアーム76を中
間の移動姿勢を死点として前方の引出し位置方向と後方
の退入位置方向とに移動付勢している。したがって、テ
ープ引出し部材70はリンク機構の集積ガタが吸収され
て受は部材109の係入部109aに押圧旬勢されて引
出し位置で確実に垂直姿勢で位置決め保持され、かつ退
入位置によく保持される。
以上のように、左右のテープ引出し部材70・71をそ
れぞれ斜め前方の移動限界まで移動して固定したとき、
その位置は標準の大型テープカートリッジにおける前方
左右のテープガイド部材の本来あるべき位置に相当して
おり、テープ4は左右のテープ引出し部材70・71間
にわたって張られている。この状態からアダプタ1をデ
ツキに装填すると、アダプタ本体20の前蓋24が開い
てテープ4がデツキ側のテープローディングピンで前方
の回転ヘッドに向けて引き出される。かくしてテープ4
は両テープ引出し部材70・71にガイドされて走行す
る。
なお、本発明においてテープ引出し部材70・71を移
動させる手段は図示例にドRられるものではなく、例え
ば各テープ引出し部材70・71の軸の上下端をアダプ
タ本体20の上下壁に設けたスライド溝に案内係合し、
各テープ引出し部材70・71の上端をつかんでスライ
ド溝に沿って移動させるようにしてもよい。また、これ
ら部材の移動軌跡Pは、移動初期では、前蓋24に対し
垂直に移動し、後半では前蓋24に平行に移動するよう
にしてもよい。
(9)アダプタの格納室内における小型テープカートリ
ッジの固定機構 小型テープリートリンジ2を格納してアダプタ1をデツ
キに装填したとき、デツキ側のひとつの駆動軸がアダプ
タ本体20の底壁21に透設した駆動軸挿入孔22を介
して小型テープカートリッジ2の繰出側テープリール5
のハブ穴に嵌係合し、該テープリール5を付き上げる。
その際に、小型テープカートリッジ2が格納室25内に
おいて浮き上がらないようにする必要がある。
そのために、左側テープ引出しアーム7Gを動かすため
のスライドリンク79にピン110を立て、アダプタ本
体20の上ケース20aの内面にロックアーム111の
基端部を回動自在に枢支し、ロックアーム111の先端
二叉部を前記ビン110に連繋し、ロックアーム111
の基端からロック片112を連接する。そして、操作レ
バー96によるテープ引出し作動前の状態では第15図
に示すようにロック片112が格納室25!こ臨んでお
らないが、テープ引出し作動にともなうリンク79の左
方向へのスライド移動でロック片112が第16図およ
び第17図に示す如く格納室25内に突入回動し、小型
テープカートリッジ2の後側壁51の外表面に形成せる
半円状四部113にロック片112が係入して小型テー
プカートリッジ2を固定するようになっている。
α0)テープ引出し操作の忘れ防止機構操作レバー96
によるテープ引出し操作を忘れてアダプタ1をデツキに
装填すると、アダプタlの前面からテープ4が引き出せ
ないのでデツキは作動しない。したがって、使用者は折
角の録画チャンスを逃すことにもなるので、未然にテー
プ引出し操作が行われていることを使用者に早く知らせ
る必要がある。また、デツキの不作動の原因を明確に判
らせる必要がある。更に、図示例のアダプタ1において
は、底壁21の前方の左右中央部位にテープエンド検出
用ランプが挿入されるランプ挿入孔116を透設してあ
り、テープ引出し操作前ではテープ4がランプ挿入孔1
16上を走っているので、そのままデツキにアダプタ1
を装填すると、ランプ挿入孔116に挿入されたランプ
がテープ4に当ってテープ4を傷つける。従って、この
点でもテープ引出し操作が忘れられているときはアダプ
タ1をデツキに装填できないようにしておくことが望ま
れる。
そこで、氷菓ではアダプタ本体2oの底壁21に、該底
壁21の前端縁21aがらランプ挿入孔116に到る誤
装填防止溝117を直線状に切り込み形成し、該511
7の延長線上において前蓋24の下端に凹設部118を
形成する。この誤装填防止溝117は元来、アダプタ1
が正しくデツキに装填されたときはデツキ側の検出子が
政情117にスライド嵌入してアダプタ1の装填を許す
が、アダプタ1の前後向き、上下向きを逆にして装填し
たときはデツキにアダプタ1が完全に装填できないよう
にするためのものである。
そのうえで、アダプタ本体20内の格納室25よりも前
方位置において、その底壁21の内面上に可動部材11
9をガイド120で案内して左右方向にスライ)・付勢
するばね部材+21を装着し、可動部材119の左端に
立設した起立片122を左側テープ引出しアーム76の
先端の揺動軌跡内に干渉するよう位置設定しておく。第
15図に示すテープ引出し操作前の状態においては該ア
ーム76と起立片122との接当で可動部材119がば
ね部材121に抗して右にシフトされ、可動部材119
の右端部119aが誤装填防止溝117上を塞いでいる
。したがって、この状態下ではアダプタ1の向きを正し
くデツキに装填したとしても、デツキ側の検出子が可動
部材119の右端部119aに干渉するのでアダプタ1
を前後逆向き又は上下逆向きに装填したときと同様にデ
ツキへアダプタ1を完全に押し込み装填できない。しか
し、第17図に示す如くテープ引出し操作が行われると
、可動部材119がばね部材121で左にシフしされて
誤装填防止溝117が開くので、この場合はアダプタ1
をデツキに押し込み装填できることになる。
0υ デツキによる小型テープカートリッジのテープリ
ールの駆動機構 アダプタ1をデツキに装填したとき、デツキ側の駆動軸
がアダプタ本体2oの底壁21に透設した左右の駆動軸
挿入孔22・23にそれぞれ突入し、左側の駆動軸挿入
孔22に突入した駆動軸は小型テープカートリッジ2の
繰出側テープリール5のハブ穴に係合する。しかし、小
型テープカートリッジ2の巻取側テープリール6と右側
の駆動軸挿入孔23とは離れており、巻取側テープリー
ル6を回転駆動する機構が必要である。
そのために、アダプタ本体20内において右側の駆動軸
挿入孔23の中心W上に、第22図に示す如く大型テー
プカートリッジにおりるチープリルのハブ穴と実質的に
同一のハブ穴123を有する駆動ギヤ124をラジアル
方向に遊動自在に装着し、小型テープカートリッジ2の
巻取側テープリール6の下フランジ10の外周に形成し
たギヤ部11と、該駆動ギヤ124との間に上下二段ノ
キヤ部12 s a・125bを有するアイドルギヤ1
25を配置し、アイドルギヤ125の上段のギヤ部12
5aをスラスト自在に駆動ギヤ124に、下段のギヤ部
125bを巻取側テープリール6の前記ギヤ部11にそ
れぞれ噛み合わせであるアイドルギヤ125はアダプタ
本体2oの上ケース内面に取付けた可動ブラケット12
6の下側に支軸127を介して一定範囲内で上下動自在
に吊り下げ支持し、圧縮コイルばね128で押し上げ付
勢しである。従ってアダプタ本体2oの格納室25に小
型テープカートリッジ2を上方から挿入したとき、アイ
ドルギヤ125の下段ギヤ部125bにリールギヤ部1
1がうまく噛み合わないことがあっても、アイドルギヤ
125ば一旦ばね128に抗して下方に逃げ、アイドル
ギヤ125の駆動開始で噛み合い位相が合致すると自動
的にアイドルギヤ125が引き上げられて正規の噛み合
い状態になる。
ブラケソl−126は、第15図に示すごとく巻取側テ
ープリール6の軸心W′まわりに一定角度範囲内で回動
可能にピン129と長孔130との係合をもって上ケー
ス20aに支持してあり、かつ引張りばね】32で駆動
ギヤ124とリールギヤ部11とに樹状に割り込むよう
に移動付勢されている。したがって、アイドルギヤ12
5はり一ルギャ部11に常に噛み合ったうえで駆動ギヤ
124の遊動によく追随して該ギヤ124にも常にガタ
が吸収されて噛み合う。
02)  レバー操作で小型テープカートリッジのテー
プリールに引き出したテープを巻取る機構小型テープカ
ートリッジ2から引き出したテープ4はレバー操作でテ
ープ引出し部材70・71を前方位置から元の位置に復
帰移動させる際に小型テープカートリッジ2のテープリ
ールに巻き上げなければならない。そのために、操作レ
バー96の反時計方向への復帰操作時にのみ巻取側テー
プリール6を巻取り回転させる機構が装備されている。
つまり、操作レバー96の先端側には、第22図および
第23図に示すごとく該レバー96と一体にレバー支軸
80まわりに回動する扇形ギヤ134を固定し、アダプ
タ本体20内の所定位置に回転軸135を立設して回転
軸135の上端を上ケース20aに固定のブラケット1
36に、下端を下ケース20bの軸受137にそれぞれ
可回転に支持し、該回転軸135の上部に扇形ギヤ13
4と常時噛み合うピニオンギヤ138を固定し、回転軸
135の下端に大径のギヤ139を固定し、回転軸13
5の上下中間に揺動アーム140を遊嵌支持し、該アー
ム140の先端に支軸141を下向きに固定し、該支軸
141に大小のギヤ142・143を上下にそれぞれ遊
嵌支持する。そして上方の大ギヤ142が駆動ギヤ12
4に係脱自在に噛み合い、下方の小ギヤ143が大径ギ
ヤ139に常に噛み合う配置関係とする。
上下の大小ギヤ】42・143間には合成樹脂製の摩擦
板145を介在させ、支軸141の下端に装着せる圧縮
ばね146により大小ギヤ142・143間で摩擦板1
45を弾性挟持し、もって一定収下のトルクでのみ動力
伝達を行う摩擦クラッチ147を構成する。
扇形ギヤ134の下面には、両端に小径の円弧状凹入カ
ム面149・150、中間にギヤ中心と=33 同心の円弧カム面151をそれぞれ形成してあり、これ
らカム面に接当するカムフォロア152を前記回転軸1
35に遊嵌支持し、カムフォロア152と前記アーム1
40とにわたってつる巻ばね153を介装し、更にアー
ム140を外方に向けて引っ張る弱いばね155を装着
する。
しかるときは、第24図に示すごとく操作レバー96が
テープ引出し操作前の位置にあるとき、カムフォロア1
52が扇形ギヤ134の一端凹入カム面149に対向し
てカムフォロア152の遊動が許されているので、揺動
アーム140は引張ばね155で引っ張られてギヤ14
2が駆動ギヤ124から外れている。
次にテープ引出し操作のために、第25図に示す如く操
作レバー96を時計方向に揺動すると、扇形ギヤ134
も同方向に回動するのでカムフォロア152は円弧カム
面151に乗り上がり反時計方向に回動する。その際、
揺動アーム140は図外のス1−ソバ−でそれ以上外方
に揺動変化することがない。
操作レバー96がテープ引出し終了位置まで揺動される
と、第26図に示す如(カムフォロア152は円弧カム
面151から外れて他方の凹入カム面150に沿って時
計方向に復帰回動する。この状態でも揺動アーム140
は動かず、ギヤ142は駆動ギヤ124から外れている
。したがってアダプタ1をデツキに装填し、デツキ例の
駆動軸で駆動ギヤ124を回転駆動してもギヤ142に
動力は伝達されない。
だが、使用後にアダプタ1をデツキから抜き外して、操
作レバー96を反時計方向に揺動操作すると、第27図
に示す如くカムフォロア152は時計方向に強制回動さ
れて逆向きで円弧カム面151に乗り上がるので、つる
巻ばね153の引張力で揺動アーム140がばね155
に抗して揺動し、揺動アーム140の先端のギヤ142
が駆動ギヤ124に噛み合う。
そのまま操作レバー96を復帰揺動させて行くと、扇形
ギヤ134Lこ噛み合うピニオンギヤ138の回転が各
ギヤ群を介して駆動ギヤ124に伝えられ、巻取側テー
プリール6がアイドルギヤ125を介してテープ巻取り
方向に回転する。実際には大小のギヤの組合せにより該
テープリール6は約5回転する。その結果、左右のテー
プ引出し部材70・71の退入にともなってアダプタ本
体20の前面に引き出されていたテープ4は、テープリ
ール6に弛みなく巻き取られる。
但し、巻取側テープリール6に例えばテープ4が満巻き
状態になっていると、テープ引出し量よりもテープ巻取
り量が多くなる。そうした場合には前述の摩擦クラッチ
147が作動してテープ4に不当な張力が加わるのを防
止する。
操作レバー96が復帰終端に到る少し手前(約7°)で
、テープ引出しリンク機構が作動限界に達するが、ベル
クランク81と操作レバー96とは長孔97とビン98
との係合で融通性を付与しであるので、操作レバー96
がばね99に抗して更に揺動でき、テープ引出し部材7
0・71を退入セットしたのちにも巻き取り作業が行わ
れ、巻取側テープリール6をほぼ半回転させる。従って
、摩擦クラッチ147の設定トルクに応じた張力でテー
プ4の最終巻取りを行い巻き締める。
以上のようにした本発明によれば、左右のテープ引出し
部材70・71のうち少なくとも退入位置から引出し位
置までの横方向の移動量が大きいテープ引出し部材71
においては退入位置から引出し位置に至る移動軌跡Pが
、移動初期では前方への移動成分が横方向への移動成分
より多く、後半では横移動成分が前方移動成分より多く
なるように設定しである。したがって、そのテープ引出
し部材71は退入位置から小型テープカートリッジ2の
前端縁などに接当干渉することなく前方に抜は出し、か
つ移動途中においてアダプタ本体20の前方に突出する
こともない。つまり、アダプタ本体内においてテープ引
出し部材71しj小さな前後スペースで左右横方向に大
きく移動し、テープ引出し部材71を大型テープカート
リッジに擬したアダプタ本体20の前方の所定位置にま
で一切の支障なく移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るアダプタと小型テープカートリッ
ジとを後方側から見た外観斜視図、第2図はそれらを前
方から見た斜視図である。 第3図はアダプタの格納室を主として示す平面図、第4
図は第3図におけるA−A線断面図、第5図は第3図に
おけるB−B線断面図、第6図は第3図におけるC−C
線断面図、第7図は第3図におけるD−D線断面図、第
8図は格納室の開閉蓋を開放した状態での一部切欠き側
面図、第9図は格納室から小型テープカートリッジを抜
は出す要領を示す縦断面図である。 第10図ないし第14図は小型テープカートリッジに内
蔵のテープの誤消去防止機構を例示しなおり、第10図
は斜視図、第11図はその平面図、第12図は第11図
におけるE−E線断面図、第13図は第11図における
F−F線断面図、第14図は小型テープカートリッジの
誤消去防止片がある状態での第13図に相当する縦断側
面図である。 第15図ないし第20図はテープ引出し機構を示してお
り、第15図はテープ引出し操作前の状態をしそす平面
図、第16図はテープ引出し操作途中の状態を示す平面
図、第17図はテープ引出し操作後の状態を示す平面図
、第18図は第17図におけるG−C線断面図、第19
図は第17図におけるH−H線断面図、第20図はテー
プ引出しリンク機構の概略斜視図、第21図はテープ引
出しリンク機構の一部を示す分解斜視図である。 第22図ないし第27図はテープ巻取り機構を示してお
り、第22図は要部の縦断面図、第23図は要部の斜視
図、第24図から第27図までは操作レバーの動きとテ
ープ巻取り機構との関係を経時的に示す平面図であって
、第24図はテープ引出し前、第25図はテープ引出し
途中、第26図はテープ引出し完了時、第27図は操作
レバーを復帰操作してテープ巻取りを行っている途中の
状態をそれぞれ示している。 1・・・・アダプタ、 2・・・・小型テープカートリッジ、 4・・・・テープ、 20・・・アダプタ本体、 25・・・格納室、 70・71・・・テープ引出し部材、 96・・・操作レバー 76【 第 図 ■ eつ \↑ \j N\目1に鼎フ1轡1目

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アダプタ本体(20)が大型テープカートリッジ
    と実質的に同一の外形形状に形成されていること、アダ
    プタ本体(20)の左右の一側寄りに小型テープカート
    リッジ(2)が抜き差し自在に格納される格納室(25
    )を有すること、 アダプタ本体(20)に格納室(25)の開口上面を開
    閉自在に閉合する開閉蓋(35)を備えていること、ア
    ダプタ本体(20)に、格納室(25)に格納された小
    型テープカートリッジ(2)をこれからテープ(4)が
    引き出されている間は格納室(25)から抜き出し不能
    に保持する固定手段を備えていることを特徴とする小型
    テープカートリッジのアダプタ。
JP19355689A 1989-07-26 1989-07-26 小型テープカートリッジのアダプタ Granted JPH02276077A (ja)

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