JPH02275491A - 液晶表示パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、透明電極が配設された２枚の基板と、ポリマ
ー分散型液晶からなる液晶層とからなる大画面用の液晶
表示パネルに関するものである。

本発明によって製造される液晶表示パネルは、複数個連
結することにより、各種デイスプレィ、光シャッタ、制
御装置等へ使用でき、特に大画面の液晶表示装置として
好適に使用することができる。

〔従来技術及びその問題点〕

最近、大型液晶テレビや広告用に使用するために大画面
の液晶表示装置への要望が高まっている。

しかし大画面、例えば１イを超えるような液晶表示装置
を一枚の基板により製造することは、基板製造上の面で
困難である。特に、各画素毎に非線形素子を有するアク
ティブマトリックス方式の大きな基板を製造することは
特に困難である。更に従来公知のＴＮ液晶を２枚の大き
な基板間に封入し大画面の液晶表示装置とした場合、液
晶層の厚みを均一とすることが難しく表示にムラが生じ
易く、また基板や基板間の強度の面でも問題があり大画
面化は難しかった。

また大画面の液晶表示装置として小型の一ユニットのＴ
Ｎ液晶タイプの液晶表示パネルを複数個連結した液晶表
示装置も提案されているが、第４図に示すように従来の
液晶表示パネルの外周部には２枚の基板間に液晶を封入
するための幅広のシール部１３が存在する。従って、従
来の液晶表示パネルを連結し大画面の液晶表示装置とし
た場合、第５図に示すように連結部にはシール部１３と
リード線１４が配設された電極取り出し部１５とからな
る幅広の非表示部が存在し、その非表示部の幅（！２）
は通常４〜８馴程度となり、表示画面の連続性が阻害さ
れ見にくいという難点があった。

このため大画面用に適した液晶表示装置の開発が試みら
れ種々の提案がなされているが、未だ大画面の液晶表示
装置として充分なものは得られていない。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明者等は大画面の液晶表示装置について種々検討し
た結果、前記問題点を解決した液晶表示パネルを見出し
た。

本発明は、画素電極と、この画素電極と間隔をもって配
設され画素電極に信号を送る信号電極と、前記画素電極
と前記信号電極とを接続するバリスタとを有する第１の
基板、前記画素電極と対向するように電極が設けられた
第２の基板、及び第１の基板と第２の基板との間に充填
されたポリマー分散型液晶層からなるアクティブマトリ
クス方式の液晶表示パネルにおいて、各基板の一端部に
は基板上の電極と接続するリード線が配設された電極取
り出し部が設けられており、該電極取り出し部及び基板
周囲部に前記ポリマー分散型液晶層の端面を保護する保
護膜が設けられていることを特徴とする液晶表示パネル
に関する。

本発明のポリマー分散型液晶とは、液晶がポリマーマト
リクス中に分散されたものが集まったものをいい、ポリ
マーのマトリクス中に液晶の小さな球を分散させたＮ　
ＣＡ　Ｐ　（Ｎｅｍａｔｉｃ　Ｃｕｒｖｉｌｉｎｅａｒ
　Ａｌｉｇｎｅｄ　Ｐｈａｓｅ　　：ネマチック曲線式
整列相）液晶、熱可塑性樹脂中に分散含有させた液晶、
エポキシ樹脂等のポリマーに分散含有された液晶、ある
いは三次元網目状構造のポリマーの連通孔に充填された
液晶等を挙げることができる。

本発明で使用される液晶としては、特に限定されず、ネ
マチック液晶、スメクチック液晶等を好適に挙げること
ができる。

また本発明で媒体として使用されるポリマーとしては、
特に限定されず、ポリスチレン、ポリ塩化ビニール、ポ
リビニルアルコール、ポリカーボネート、ブタジェンゴ
ム、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレ
ート、ポリビニルピロリドン、エチルセルロース、シア
ノエチルセルロース、ポリフッ化ビニリデン、ＮＢＲに
トリルゴム）、多硫化ゴム（チオコール）等を好適に挙
げることができる。

バリスタ膜を形成するバリスタとしては公知のものを使
用することができる。透明画素電極、信号電極及び走査
電極の素材としてはインジウムと錫との複合酸化物が便
利に採用される。

以下に本発明を図面を参照して説明する。

第１図は、アクティブマトリックス方式の液晶表示パネ
ル１を示す縦断面図である。該液晶表示パネルを連結さ
せることにより大画面の液晶表示装置を製造することが
できる。

第１の基板２上には透明画素電極３及び信号電極４が、
パタニング等の公知の方法で形成されており、画電極を
結合するバリスタ膜５がスクリーン印刷等の公知の方法
で形成されている。一方、第２の基板６上には走査電極
７が配設され、ポリマー分散型液晶層８が前記基板２及
び６により電極面が対向するように挟持された構成とな
っている。

第２図は、第１の基板２上のこれらの配設関係を示す部
分拡大の平面図である。

第３図は該液晶表示パネル１を連結させた場合の連結部
の部分拡大の断面図である。第１の基板２の一端部には
基板上の信号電極と接続するリード線９が配設された電
極取り出し部１０が設けられている。また第２の基板６
にも基板上の走査電極と接続するリード線９が配設され
た電極取り出し部１０が設けられている。

本発明の液晶表示パネルには、従来のＴＮ液晶タイプの
液晶表示パネルに必要であった液晶を封入するための幅
広のシール部１３が存在しない。

このため連結して大画面の液晶表示装置とした場合、連
結部の非表示部分の幅は、基板上の電極（図示していな
い）と接続する電極取り出し部１０と基板周囲部のポリ
マー分散型液晶層の端面を保護する保護膜１１．１２と
の和ＬＬ）のみとなり、その幅は１〜２Ｍ程度と狭くな
る。従って画面の連続性が阻害され見に（いことがない
。

液晶表示装置の画面面積が数Ｍ以上の大型デイスプレィ
の場合には、通常、画素電極３の大きさは５ｍｍ角〜２
０胴角程度であり、隣接する画素電極同士の間隔は０．
５〜２　ｍｍ程度である。従って前記液晶表示パネルを
連結した際の連結部分の幅が０．５〜２！！１ｆ１１程
度であれば、実質上、表示画面の連続性が阻害され見に
くいということはない。

本発明のアクティブマトリックス方式の液晶表示パネル
は公知のポリマー分散型液晶を用いて例えば次のような
方法により製造することができる。

先ず基板２上に、画素電極３と、この画素電極３と間隔
をもって配設され画素電極３に信号を送る信号電極４と
が配設された電極取り出し部ｌＯを有する基板（ガラス
、ＰＥＴフィルム等）２を作製する。電極の基板上への
配設はＩＴＯ等を使用しパターニング法により容易に得
ることができる。

次いで画素電極３と信号電極４とが接続するように、前
記基板２上にバリスタ粉末、ガラス粉及びバインダを混
合したペーストを印刷法により塗布した後、熱処理しバ
リスタ膜５が配設された基板２を作製する。

予めＩＴＯ等により所定の走査電極７をバターニングし
た透明電極付の基板６（ガラス、ＰＥＴフィルム等）と
前記画素電極３が配設された基板２との間にポリマー分
散型液晶層を形成、次いで基板上の電極と接続するよう
にリード線９を熱圧着、ハンダ付等の方法により接続し
た後、エポキシ樹脂のような樹脂を用いてポリマー分散
型液晶層の端面を保護する保護膜１１を設けることによ
り、本発明の液晶表示パネルを作製することができる。

上記方法により製造された液晶表示バネルエの信号電極
４と走査電極７間に駆動回路を接続し、次いで該液晶表
示パネル複数個を連結することにより大画面の液晶表示
装置が得られる。

各液晶表示パネル１は、例えば、液晶表示装置の前面に
設けられた保護カバーに接着剤で接着することにより、
あるいは液晶表示パネル１間の非表示部を利用して、例
えばポリメチルメタクリレート等の透明な筐体に後面の
支持体（パネル）に接着等により固定、各筐体を連結す
ることにより連結部の目立たない大画面の液晶表示装置
とすることができる。

〔実施例〕

以下に製造例を示し本発明を更に詳しく説明する。

製造例１ アクティブマトリックス方式の）夜晶表示装置を以下の
方法により製造した。その液晶表示装置を構成する液晶
表示パネルの縦斯面図を第１図に示す。

バリスタ粉末１０ｇ、ガラス粉数ｇ、バインダ数ｇ、溶
剤数ｇをよく混合してペーストを得た。

予め、通常の方法に従い、ＩＴＯ等により所定の画素電
極３（画素サイズ５ｍｍＸ５ｍｍ、画素電極間ＩＩＭ１
）、信号電極４をパターニングした透明電極付のガラス
基板（表示画面部１９２ｍｍＸ１９１ｍｍ）に所定のス
クリーンを通して前記ペーストを印刷した。３００〜５
００℃で熱処理してバリスタ膜５が配設された基板２を
作製した。

次に、１０％ＰＶＡ水溶液（３０ｇ）　、二色性染料０
．３ｇを溶かした液晶１０ｇをよく混合し、これを予め
ＩＴＯ等により所定の走査電極７をバターニングした透
明電極付の基板６（ガラス、ＰＥＴフィルム等）にドク
ターブレードを用いて塗布乾燥した（厚さ１５μｍ）。

前記基板６とバリスタ膜５が配設された基板２とを所定
の位置で合うように貼り合わせた。

次いで電極リード線取出し部（幅ＩＭ）からフレキシブ
ルプリント配線基板を経て駆動回路駆動回路を接続した
。その後、各基板の一端部の電極取り出し部１０及び基
板周囲部にエポキシ樹脂を塗布し、ポリマー分散型液晶
層の端面に保護膜を形成した０次いで該液晶表示パネル
９枚を連結し大型の液晶表示装置を作製した。この液晶
表示装置を±１００ｖでアクティブマトリックス駆動（
デユーティ比１／１２８）したところ、コントラスト比
１０以上の鮮明な表示ができた。また、各パネル間の連
結部の幅は、約１．５　ｍｍとパネル内の画素間距離１
　ｍｍとほとんど同じため表示の連続性が損なわれなか
った。

本方法によれば、非線形素子を使用したアクティブマト
リックス駆動方式の連結部の幅の狭い大画面の液晶表示
装置が簡易に得られ、しかも膜厚のバラツキが少なく安
定した特性を有するため各パネル間に種度の差がなく、
大画面用の表示装置として使用することができる。また
バリスタ膜を従来の基板全体ではなく画素電極と走査電
極間のみに印刷、焼付けを行うことにより、従来不可能
であった透過型の表示も行うことができる。なお上記説
明において信号電極４と走査電極７とを特定して説明し
たが、信号電極を走査電極とし、走査電極を信号電極と
して駆動させてもよい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、製造の容易な基板を使用し、該基板間
にポリマー分散型液晶からなる液晶層を挟持させた液晶
表示パネルを複数個連結することにより、数イ以上の、
場合により数十ポ以上もあるような連結部が目立たない
大画面の液晶表示装置が提供される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のアクティブマトリックス駆動の液晶表
示パネルの縦断面図であり、第２図は該パネルにおける
基板上の信号電極、画素電極及びバリスタ膜の配設関係
を示す平面図である。第３図は本発明の液晶表示パネル
を連結した場合の連結部の縦断面図である。 第４図は従来の液晶表示パネルの縦断面図であり、第５
図は該パネルを連結した場合の連結部の継断面図である
。 １：液晶表示パネル、２，６：基板、 電極、４：信号電極、５：バリスタ膜、電極、８：ポリ
マー分散型液晶層、９゜−ド線、１０．１５：電極取り
出し部、２：保護膜、１３：シール部 ３：画素 ７：走査 １４：す １１．１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 画素電極と、この画素電極と間隔をもって配設され画素
   電極に信号を送る信号電極と、前記画素電極と前記信号
   電極とを接続するバリスタとを有する第１の基板、前記
   画素電極と対向するように電極が設けられた第２の基板
   、及び第１の基板と第２の基板との間に充填されたポリ
   マー分散型液晶層からなるアクティブマトリクス方式の
   液晶表示パネルにおいて、各基板の一端部には基板上の
   電極と接続するリード線が配設された電極取り出し部が
   設けられており、該電極取り出し部及び基板周囲部に前
   記ポリマー分散型液晶層の端面を保護する保護膜が設け
   られていることを特徴とする液晶表示パネル。