JPH02275414A - 液晶電気光学素子 - Google Patents

液晶電気光学素子

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JPH02275414A
JPH02275414A JP9716989A JP9716989A JPH02275414A JP H02275414 A JPH02275414 A JP H02275414A JP 9716989 A JP9716989 A JP 9716989A JP 9716989 A JP9716989 A JP 9716989A JP H02275414 A JPH02275414 A JP H02275414A
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JP
Japan
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liquid crystal
coupling agent
substrate
optical element
electro
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JP9716989A
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Hidekazu Kobayashi
英和 小林
Takaaki Tanaka
孝昭 田中
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、液晶電気光学素子、特に強誘電性液晶を用い
た液晶電気光学素子に関する。
〔従来の技術1 従来の強誘電性液晶を用いた液晶素子としてはC1ar
k及びLagerwal lにより提案されたもの(特
開昭56−107216号公報、米国特許第43679
24号)がある、ここで強誘電性液晶を用いた液晶素子
の動作について簡単に説明する。第5図が液晶分子の配
向状態を示している。26は強誘電性液晶相において出
現する液晶分子の動作しつる軌跡(コーン)である0通
常液晶分子28は上下の電極付基板25により挟まれて
いるため、図中の状態23あるいは状態24にある時が
最も安定である。状態21と状態22が不安定であるの
は、液晶分子と配向膜の相互作用によるものと考えられ
る。次に電界を印加すると、自発分極27が電界の方向
を向く、すなわち図中の状態22である0次に逆向きの
電界を印加すると自発分極が反転し、図中の状態21を
占める。この様子をクロスニコル下で観測すると、偏光
板の合わせ方により、たとえば状態22では暗く、状態
21では明るく見えるのである。そしてこの場合の最良
の表示状態、すなわち暗い状態ではほとんど光が透過せ
ず、明るい状態では2枚の偏光板の偏光方向を平行にし
て液晶素子を除いた場合の透過率とほぼ等しくなる状態
を実現するには状態21と状態22の分子の成す角が4
5°であればよい1通常の液晶はこの条件をみたしてい
る。電界を除いた後、液晶は電界印加時の状態を保持す
る。これをメモリー性という。
従来の強誘電性液晶を用いた液晶電気光学素子の配自制
(卸方法は、基板表面にポリイミド等の何機高分子層を
設け、ラビング処理を行う方法、スペーサエツジから温
度勾配法を用いて液晶層を成長させる方法、Nfi場配
向法、直流電界を印加しなから徐冷を行う方法等がある
。しかし、通常の配向処理(例えば布などでこするラビ
ング法)を行った場合、液晶分子は第5図の状態21及
び状態22にはとどまらず、状態23及び状態24で安
定となる。状態23と状態24間の角度は通常20’以
下であり、このためメモリー状態を表示に利用する場合
十分な明るさは得られない、またメモリー状態ではコー
ン内における液晶分子の位置が上基板から下基板まで同
一の位置を占めるとは限らないため、暗い状態で光が漏
れる。そのためコントラストが低下する0強誘電性液晶
を用いたデイスプレィなどではメモリー性を用いたマル
チプレックス駆動法が不可欠であるためこれらの課題は
克服されなければならない。そこでコントラスト、透過
率を向上させる方法として斜方蒸着法、通電配向法が考
えられている。
液晶配同法として、SiOの斜方蒸着法を用いる場合(
第12回液晶討論会予稿集1連F12(p、32)ある
いはJapan  Display  86予稿集12
.3 (p、464))、ポリイミド等の樹脂を布でこ
する配向性(ラビング法)の場合に得られる光学特性と
比較して、数10倍のコントラスト比及び数(gの光透
過率が得られる、また、この方法を用いれば液晶を配向
させる際の徐冷処理も簡単である。他の方法として特開
昭62−92918号及び特開昭62−79427号の
各公報に示される通電配同法がある。この方法によれば
、メモリー状態においても液晶分子の位置は第5図の状
態21及び状態22であり、明るくコントラストの高い
表示が得られる。
[発明が解決しようとする課題] 強誘電性液晶の電界による応答特性、特に記憶効果は、
液晶分子と基板表面の化学的相互作用に大きく影響され
ると考えられる。カイラルスメクティックC相(以下、
SmC*相と略記する)のスイッチング原理によれば、
良好な記憶効果を得るためには液晶分子は、基板表面に
平行かつ一方向に揃っている事が望ましい、しかしなが
ら従来の高分子膜表面にラビング処理を施す等の配向制
御を用いると、SmC*相における配向はツイスト状態
すなわち液晶分子ダイレクタが片側の基板表面から対向
基板表面において円錐の側面上を回転しており、自発分
極が上下両界面で内側あるいは外側を向いた状態を呈し
やすく、従って良好な記憶効果を得るのは困難であった
上記のラビング法、温度勾配法等の従来技術で作成した
液晶電気光学素子は’Ferroelectrics、
1984、Vol、59、p69〜116”に示されて
いるようにジグザグ壁δ−φ欠陥が発生し易い、この欠
陥は、基板表面と液晶分子の分極の相互作用により発生
するとされている。さらに我々の実験からは、前記以外
に液晶層にストレスが印加された場合にも多数発生する
事が認められている。素子中にこの欠陥が生ずると、光
もれにより大巾なコントラスト低下をしたらす。
また、前述の斜方蒸着法の従来技術では表示ムラ、信頼
性に問題があり、大画面化も難しい欠点を有する。高い
コントラスト比を得るための強いメモリー状態はセル厚
に依存せざるを得ない、液晶の種類によって値は異なる
が、素子のセル厚がある値以下の場合に限り、2つのユ
ニフォーム状態の双安定性を示し、セル厚がある値(以
下、臨界セル厚と称す)以上の場合はツイスト状態(ベ
ント状態)が安定となってしまう。ツイスト状態は高い
コントラスト比を得るためにはあまり好ましくない(N
ational  Technical  Repor
t  Vol、33  No、  l。
1987)。
ここでユニフォーム状態とは、液晶分子のグイレフター
が一様に層法線に対しで傾き、上下基鈑界面における自
発分極が同一方向を向いている状態をいい、また、ツイ
スト状態とは、ダイレクタが上面から下面へ円錐の側面
上を回転しており、自発分極は上下両界面で内側あるい
は、外側を向いており、内部ではスプレー変形している
状態をいう。
また、光透過率を充分に得るための液晶光学素子の最適
セル厚は、用いる液晶材料の、複屈折率△nに依存する
ので、素子に必要とされる透過率と、n11述の双安定
なユニフォーム状態の、両立は難しい。
また、上記従来の通電配同法は、液晶素子の基板に形成
された表示用電極を用いて交流電界を印加し通電配向処
理を行うため、画素間は電界が印加されず通電配向され
ない、そのため、メモリー状態において、画素と画素間
で液晶分子の向きに第5図での状態22と状態24のな
す角だけ差が生じ、画素のコントラストが最大になるよ
うに偏光板を合わせると画素間で光が1届れるという問
題があった。そして、通電配向の効果も数日で消滅する
ため表示装置の動作開始時、ないしは、動作!!続中に
おいても通電配向をしなおす必要があり、そのための特
別な電極や回路を必要とする欠点がある。
本発明は、基板表面の改質と電界処理による配向制御に
よって、上記問題点を解決するもので、その目的とする
ところは、前記臨界セル厚以上のセル厚をもってしても
双安定なユニフオーム配向を示し1画素外での光漏れを
解消するとともに良好な記1意効果を持ち、配向欠陥に
よるコントラス1−低下の少ない優れた光学特性を有す
る液晶電気光学素子及びその製造方法を提供する事であ
る。
(課題を解決するための手段1 本発明は、透明電極を有する一対の基板間に強誘電性液
晶を挟持して成る液晶電気光学素子において、少なくと
も一方の基板に配向処理が施され、該強誘電性液晶は封
入復電圧を印加されて配向状態が規制されていることを
特徴とする液晶電気光学素子である。配向処理は斜方蒸
着又は基板上に塗布されたカップリング剤にラビング法
によってなされる。基板表面の改質は、少なくとも一方
の基板が配向処理され、その上にカップリング剤が塗布
されているものや、一方の基板は配向処理され、他方の
基板はカップリング剤が塗布されているものであっても
よい、カップリング剤はアミノ基、エポキシ基、メルカ
プト基の少なくとも1つを官能基として有するもの、ま
たはそれらの混合物が用いられる。特にアミノ基を2級
〜4級化したものや、アミノ基と珪素間の炭素数が4個
以上のものでは記憶効果が大きい。通電配向処理におい
て、電圧を印加する場合は、一対の基板を配向処理し、
1〜10μmの距離を隔てて組み立て、液晶を封入した
後、±5,000V/mm〜±100,000V/mm
、lHz〜200Hzなる交流電界を液晶素子の外側か
ら印加して行う。
〔実 施 例〕
実施例1 第1図は斜方蒸着によって配向処理がなされた実施例に
おける電気光学素子の断面図である。
11は基板、12は透明電極で、ITO(Indium
  Tin  0xide)等によって構成される。1
5はSiO□等によって構成される絶縁層、13Aは斜
方蒸着層、14は強誘電性液晶、17は偏光板である。
斜方蒸着層13Aは基板11の表面に対し5°傾いた方
位よりSiOを斜方蒸着したもので、配向膜を形成し、
層厚は約1000人である。絶縁層15は一対の基板1
1のどちらか一方のみでもよい、また、蒸着する物質は
絶縁体であればSiOでなくとも良い、このようにして
得られた基板を第1図に示す如く上下基板11で蒸着方
位が180°を成すように組み立てた。セル厚は2.8
μmとした。その基板間に強誘電性液晶14を加熱封入
し、等方性相から1℃/minの速度で室温まで徐冷し
た。
強誘電性液晶14にはチッソ社製CS−1011を用い
た。このcs−totiの場合、ユニフォーム/ツイス
ト臨界セル厚は2.2〜2.4μmであった。従って本
実施例の素子において液晶は徐冷後ツイスト状態を呈し
ていた。この素子の電極間に±15V、200 Hzの
交番波形を約30秒間印加したところ、液晶は−様なユ
ニフォーム状態を呈した。ここで、ユニフォーム配向を
得るため印加する電界は方形波、三角波、サイン波等の
交番波形で、その周波数は、用いる液晶の応答速度に応
じて、液晶分子が充分に反転する周波数以下であれば有
効である。上記の液晶電気光学素子を、偏光軸の互いに
直交する偏光板17の間に挟持し、第2図に示す駆動波
形30を電極12に印加して、その際の光学特性を評価
した。第2図31は対応する光学応答の一例である。記
憶効果の良否は電界印加時の透過光量(第2図(B)の
I、)と電界除去後の光量(第2図(B)のI2)の比
12 / I +が大きいほど良好であると考えられる
1本実施例では1./I、=0.99、コントラスト比
はl・30以上と良好であり、透過光量も90%あり充
分であった。ここで透過光量とは液晶を封入していない
セルを互いに偏光軸を平行にした2枚の偏光板間に挟持
した際の透過光量を100%として換算したものである
実施例2 第1図の強誘電性液晶14にメルク社製ZLI−377
4を用いた。この場合、ユニフォーム/ツイスト臨界セ
ル厚は、1.8μmであった。また、透過光量を考慮し
た場合、 透過光量I (%) S1口2(πd・△n/ん) y(え):視感度 C(え)、光源 P(ん):偏光板の波長特性 θ  : SmC”のチルト角 ん3、λ2 :可視領域の上限と下限 より、最大透過光量を得るためのセル厚dは、ZLI−
3774について計算するとd=2.4μmとなる。最
大透過光量を得るためにセル厚を2.4μmとし、実施
例1と同様な電気光学素子を構成した。
液晶を加熱封入、徐冷後±IOV、500Hzの交番波
形を30秒印加し、ユニフォーム配向とした。このよう
にして、得られた素子を実施例1と同様に第2図の駆動
波形で評価したところ、コントラスト比1:40、透過
光量90〜95%を得た。
実施例3 第3図は、基板上に塗布されたカップリング剤をラビン
グ処理した電気光学素子の断面図である。第1図と同番
号は第1図で説明したものと同じである0強誘電性液晶
14はメルク社製ZLI−3775を用いた。絶縁層1
5を設けた基板上に、シランカップリング剤の膜13B
を形成し、その表面にラビング処理を施した。ここで用
いたシランカップリング剤としては、アミノ基を有する
化合物であるところのγ−アミノプロピルメチルジェト
キシシラン (Ca Hs O) t S i (CHs ) Cs
 Hll NH2である。膜13Bの形成にあたっては
、上記化合物の0.2%エタノール溶液を基板上にスピ
ンコードし、80℃で約60分焼成した。このようにし
て得られた基板を上下基板でラビング方向が180” 
となるように組み立てた。セル厚は約2μmとした0本
実施例においては上下両基板11上にSiOヨ絶縁層1
5を設けであるが、これは、どちらか一方のみでもよい
、また、ラビング処理についても片側基板のみ施しても
よい。
上記基板間に強誘電性液晶を加熱封入し、室温(約25
℃)まで冷却した0次に、この素子の電極間に±25V
、15Hzの交番波形を約30秒間印加したところ、液
晶の配向状態は1層方向に対してほぼ垂直方向に緻密な
スジ状ディスロケーションを伴ったユニフォーム状態を
呈した。上記電界処理により、封入冷却時に形成された
ジグザグ壁及びδ−φ欠陥は除去される6以上の方法で
得られた液晶電気光学素子を、偏光軸の互いに直交する
偏光板間に挟持し、第2図(A)に示す駆動波形を印加
して、その際の同図(B)に示される光学応答を評価し
た0本実施例の液晶電気光学素子では、V=lOVとし
て測定したところ1、/I、=0.97と良好であり、
コントラスト比1:38を得た。
なお、カップリング剤は液晶分子と基板表面との相互作
用を変化させる作用を有すると考えられ、本実施例にお
いてはカップリング剤としてγ−アミノプロピルトリエ
トキシシランCC2Hs O)3 S i Ca He
 NH2N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルト
ノメトキシシラン Hx NC2H4NH2Cs Ha S 1(OCH3
)。
N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメ
トキシシラン Hz NCx H4NHCs Ha (CH−)S i (OCR,) 2 などによっても同様な結果を得る事ができた。
実施例4 第3図において強誘電性液晶14にチッソ社製C5−1
018を用い、配向膜13Bにエポキシ系シランカップ
リング剤のγ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラ
ン の5%エタノール溶液をスピンコードし、120°C6
0分間熱処理したものを使用した場合の実施例を示す。
実施例3と同一な方法で素子を構成し、液晶を加熱封入
、冷却後±30V、15Hzの交番波形を印加した。こ
のようにして得られた素子を実施例3と同様に第2図の
駆動波形で評価したところ、1./I、=0.95、コ
ントラスト比l:43を得た。また、エポキシ系シラン
カップリング剤としては γ−グリシドキシプロピルメチルジェトキシシラン を用いた場合も同様な効果が得られた。
実施例5 実施例3.4においてカップリング剤としてイソプロピ
ルトリ(N−アミノエチル−アミノエチル)チタネート
などのチタネート系カップリング剤、及びアセトアルコ
キシアルミニウムジイソプロピレートなどのアルミニウ
ム系カップリング剤を用い同様の液晶電気光学素子を構
成し評価したところI2/I、=0.95、コントラス
ト比1.35、透過光量90%であった。
実施例6 基板上にラビング処理が施され更にその上にカップリン
グ剤が塗布された強誘電性液晶電気光学素子である。そ
の構造の断面図は第3図に示されるものと同じである1
強誘電性液晶14はメルク社製ZLI−3775を用い
た。ITO透明電極12及び5iOz絶縁層15を設け
た基板II上に、ラビング処理を施し、その上にシラン
カップリング剤の膜1’3Bを形成した。ここで用いた
シランカップリング剤としては、アミノ基を有する化合
物であるところのγ−アミノプロピルメチルジェトキシ
シラン (C2H8O)z S i (CHa )C3Ha N
Hzである。膜形成にあたっては実施例3と同様に処理
した。このようにして得られた基板を上下基板でラビン
グ方向が180°となるように組み立てた。セル厚は約
2μmとした。SiO,絶縁層は上下両基板のどちらか
一方のみでもよい、また、ラビング処理についても片側
基板のみ施してもよい。
上記基板間に強誘電性液晶を加熱封入し、室温(約25
°C)まで冷却した。次に、この素子の電極間に±25
V、15Hzの交番波形を約30秒間印加したところ、
液晶の配向状態は、層方向に対してほぼ垂直方向に緻密
なスジ状構造を伴ったユニフォーム状態を呈した。上記
電界処理により、封入冷却時に形成されたジグザグ壁及
びδ−φ欠陥は除去される6以上の方法で得られた液晶
電気光学素子を、偏光軸の互いに直交する偏光板間に挟
持し、第2図に示す駆動波形を印加して、その際の光学
応答を評価した1本実施例の液晶電気光学素子では、V
=10Vとして測定したところI2/I、=0.97と
良好であり、コントラスト比l:38を得た。
なお、本実施例においてはアミノ系シランカップリング
剤としてγ−アミツブaビルメチルジェトキシシランを
用いたが、 γ−アミノプロピルトリエトキシシラン(C2)(S 
 O)  3  S  i  C3Ha  NHaN−
β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトノメトキシシ
ラン t(−NCz H4NH2Cs Ha S 1(OCR
−)s N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメ
トキシシラン Hz  NCg  H4NHC−H− (CH=  )S i  (OCH3)tなどによって
も同様な結果を得る事ができた。
実施例7 強誘電性液晶に、チッソ社製C5−1018を用い、配
向膜にエポキシ系シランカップリング剤のγ−グリシド
キシプロビルトリメトキシシランの5%エクノールン容
液をスピンコードし、120°C60分間熱処理したも
のを使用した場合の実施例を示す。実施例6と同一な方
法で素子を構成し、液晶を加熱封入、冷却後±30V1
5Hzの交番波形を印加した。このようにして得られた
素子を実施例6と同様に第2図の駆動波形で評価したと
ころ、1./1.=0.95、コントラスト比l・43
を得た。
また、エポキシ系シランカップリング剤とじては γ−グリシドキシブ口ビルメチルジエトキシシラン を用いた場合も同様な効果が得られた。
実施例8 強誘電性液晶に大日本インキ社製DOFOOO4を用い
、配向膜にメルカプト基を含むシランカップリング剤 γメルカプトプロピルトリメトキシシランHS (CH
a ) = S i  (OCHs ) sの0.2%
エタノール溶液をスピンコードし、80℃60分間熱処
理したものを使用した場合の実施例を示す、実施例6と
同一の方法で素子を構成し、液晶を封入し、配向させた
後±30V15Hzの交流波形を印加した。このように
して得られた素子を実施例6と同様に評価したところ、
I友/I、=Q、91、コントラスト比l:40を得た
他のメルカプト基系のシランカップリング剤でも同様の
効果を有する。
カップリング剤の処理方法はここに示したものに限らな
い。
実施例9 実施例6.7.8において、カップリング剤として イソプロピルトリ(N−アミノエチル−アミノエチル)
チタネート を用いて液晶電気光学素子を構成した。いずれも1、/
1.=0.99.コントラスト比145、透過光量90
%であった。
実施例10 実施例6.7.8において、カップリング剤として アセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレート を用いて液晶電気光学素子を構成した。いずれも1、/
I、=0.90、コントラスト比l:30、透過光量8
0%であった。
実施例11 基板上に斜方蒸着による配向処理が施され、更にその上
にカップリング剤が塗布された強誘電性液晶電気光学素
子である。その断面図は第4図に示す、同図において符
合は第1図、第3図と共通である。13Cは蒸着配向層
、16はカップリング剤膜、17は偏光板である0強誘
電性液晶14はメルク社製ZL、l−3775を用いた
。IT。
透明電極12及び5iO−絶縁層15を設けた基板上に
、基板法線に対して60°の方向からSiOを約100
0人蒸着し蒸着配向層13Cとし、更にその表面にシラ
ンカップリング剤のll! 16を形成した。ここで用
いたシランカップリング剤としては、アミノ基を有する
化合物であるところのγ−アミノプロピルメチルジェト
キシシラン(C−H,O)−S i  (CH−)C,
H,NH□である。膜形成にあたっては、上記化合物の
0.2%エタノール溶液を基板上にスピンコードし、8
0°Cで約60分焼成した。このようにして得られた基
板を、上下基板で蒸着方向が180゜となるように組み
立てた。セル厚は約2μmとした。絶縁層15は上下両
基板のどちらか一方のみでもよい、また、蒸着処理につ
いても片側基板のみ施してもよい。
上記基板間に強誘電性液晶14を加熱封入し、室温(約
25°C)まで冷却した0次に、この素子の電極間に±
25V、15Hzの交番波形を約30秒間印加したとこ
ろ、液晶の配向状態は、層方向に対してほぼ垂直方向に
緻密なスジ状ディスロケーションを伴ったユニフォーム
状態を呈した。上記電界処理により、封入冷却時に形成
されたジグザグ壁及びδ−φ欠陥は除去される0以上の
方法で得られた液晶電気光学素子を、偏光軸の互いに直
交する偏光板17の間に挟持し、第2図に示す駆動波形
を印加して、その際の光学応答を評価した0本実施例の
液晶電気光学素子では、V=10Vとして測定したとこ
ろ、1. /1098と良好であり、コントラスト比1
:48を得た。
なお、本実施例においてはアミノ系シランカップリング
剤としてγ−アミノプロピルメチルジェトキシシランを
用いたが、 γ−アミノプロピルトリエトキシシラン(C2Hs O
) s S i Cx Ha NHsN−β(アミノエ
チル)γ−アミノプロピルトノメトキシシラン 11□NC2H< NHz C,s Ha S 1(O
CHs  )x N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメ
トキシシラン 14□NC,H,NHC,H。
(CH−)S i (OCR−)− などによっても同様な結果を得る事ができた。
実施例12 強誘電性液晶にチッソ社製C5−1018を用い、配向
膜にエポキシ系シランカップリング剤のγ−グリシドキ
シプロビルトリメトキシシランの5%エタノール溶液を
スピンコードし、120°C60分間熱処理したものを
使用した場合の実施例を示す、実施例11と同一な方法
で素子を構成し、液晶を加熱封入、冷却後±30V、1
5Hzの交番波形を印加した。このようにして得られた
素子を実施例11と同様に第2図の駆動波形で評価した
ところ、1./1.〜0.93、コントラスト比1:3
5を得た。また、エポキシ系シランカップリング剤とし
ては γ−グリシドキシプロビルメチルジェトキシシラン を用いた場合も同様な効果が得られた。
実施例13 液晶組成物に大日本インキ社製DOF−0004を用い
、配向膜にメルカプト基を含むシランカップリング剤の
γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン H5(CH−)、S i  (OCH−)−の0.2%
エタノール溶液をスピンコードし、80℃60分間熱処
理したものを使用した場合の実施例を示す、実施例11
と同様な方法で素子を構成し、液晶を封入、徐冷後、±
30V、151(zの交番波形を印加した。この素子を
実施例11と同様に評価したところ、1./1.〜0.
90、コントラスト比に38を得た。メルカプト基を有
する他のシランカップリング剤でも同様の効果を有する
。また、カップリング剤の処理方法はここに示したもの
に限らない。
実施例14 第3図に於て強誘電性液晶14に大日本インキ(株)製
DOFOOO4を用い、配向膜13Bに〜2ないし4級
アミノ基を有するシランカップリング剤を用いた例を示
す、カップリング剤として、 N−メチル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン CHa  NH(CHa ) 3 −5 i  (OCH3)− の02%エタノールl容γ夜をスピンコードし、100
″C30分間熱処理し、実施例3と同一な方法で素子を
構成し、液晶を加熱封入、伶却後士30V、15Hzの
交番波形を印加した。このようにして得られた素子を実
施例3と同様に第2図の駆動波形で評価したところ、1
./I、〜0.95、コントラスト比1:40を得た。
また、アミノ基に置換基を導入したカップリング剤とし
て、 N、N−ジメチル−3−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン (CH−)z  N−(CH2)s −5i  (OCR,)。
N、N、N−1−ジメチル 3−(トリメトキシシリル
)プロピル クロロアンモニュウム塩(CH,) 3N
” CI−−(CH2)。
−S i  (OCH−)= 等のメチル基を置換したものやエチル基、プロピル基な
どのアルキル基を置換したもの、あるいはN、N−ビス
(2−ヒドロキシエチル)−3−アミノプロピルトリエ
トキシシラン (HO−C,H,)、N−(CH,)。
−5L  (OCz Hs ) s などのような修飾された置換基をアミノ基に導入しても
同様の効果が得られた。珪素に置換しているアルコキシ
基はここに示したものでなくてもよく、また1個以上置
換していればよい。
実施例15 第3図に於て強誘電性液晶14に大日本インキ(株)製
DOFOOO4を用い、配向膜13Bにカルボニル基に
結合したアミノ基を有するシランカップリング剤を用い
た例を示す、カップリング剤として、 N−(トリエトキシシリルプロビル)尿素NH,C0N
H−(CHI )。
−S i (QCs Ha ) 3 の0.2%エタノール溶液をスピンコードし、100°
C30分間熱処理し、実施例3と同一な方法で素子を構
成し、液晶を加熱封入、冷却後上30V、20Hzの交
番波形を印加した。このようにして得られた素子を実施
例3と同様に第2図の駆動波形で評価したところ、I 
x / I + =0.90、コントラスト比1:35
を得た。また、アミノ基に置換基を導入したカップリン
グ剤として、 N、N−ジメチル−N−(トリエトキシシリルプロビル
)尿素 (CHs )、NC0NH,−(CH,)1− s i
 (o cm Hs ) s等のメチル基を置換したも
のやエチル基、プロピル基などのアルキル基を置換した
もの、あるいはN、N−ビス(2−ヒドロキシエチル)
−N−トリエトキシシリルプロビル)尿素 (HOC* H4)* NC0NH−(CHt )s−
5i (OCt Hs ) s などのような修飾された置換基をアミノ基に導入しても
同様の効果が得られた。珪素に置換しているアルコキシ
基はここに示したものでなくてもよく、また1個以上置
換していればよい。
実施例16 第3図に於て強誘電性液晶14に大日本インキ(株)製
DOFOOO4を用い、配向膜13Bに1ないし4級ア
ミノ基を有し、しかも珪素と窒素が長鎖のアルキル基で
結合しているシランカップリング剤を用いた例を示す、
カップリング剤として、 3−アミノウンデシルトリメトキシシランNH2−(C
HI ) 、−51(QC:Hs )sの0.2%エタ
ノール溶液をスピンコードし、100°C30分間熱処
理し、実施例3と同一な方法で素子を構成し、液晶を加
熱封入、冷却後上30V、15Hzの交番波形を印加し
た。このようにして得られた素子を実施例3と同様に第
2図の駆動波形で評価したところ、I l / I l
 ”0.97、コントラスト比1:45を得た。また、
アミノ基に置換基を導入したカップリング剤として、 N−メチル−3−アミノウンデシルトリメトキシシラン CH,−NH−(CH,)。
−5i  (OCH−)  s N、N−ジメチル−3−アミノウンデシルトリメトキシ
シラン (CH,)I  N−(CH,) −s i (ocHs  )s N、N、N−1−ジメチル 3−(トリメトキシシリル
)ウンデシル りロロアンモニュウム塩(CH= )−
N” C1−−(CHs ) 、+−5i (OCHs
 ) s 等のメチル基を置換したものやエチル基、プロピル基な
どのアルキル基を置換したもの、あるいはN、N−ビス
(2−ヒドロキシエチル)−3−アミノウンデシルトリ
エトキシシラン (HO−Cz H4)* N−(CHa ) 、+−S
 i  (QCs Hs ) s などのような修飾された置換基なアミノ基に導入しても
同様の効果が得られた。窒素珪素間の炭素数は11個で
なくとも4個以上であれば記憶状態に対する安定化効果
は大きい、珪素に置換しているアルコキシ基はここに示
したものでなくてもよく、また1個以上置換していれば
よい。
実施例17 第一3図に於て強誘電性液晶14に大日本インキ(株)
製DOFOOO4を用い、基板をラビング処理した後に
配向膜13Bに2ないし4級アミノ基を有するシランカ
ップリング剤を用いた例を示す、カップリング剤として
、 N−メチル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン CH−−NH−(CHa  )s −S 1  (OCH−)  * の0.2%エタノール溶液をスピンコードし、100℃
30分間熱処理し、実施例6と同一な方法で素子を構成
し、液晶を加熱封入、冷却後出30V、30Hzの交番
波形を印加した。このようにして得られた素子を実施例
3と同様に第2図の駆動波形で評価したところ、I *
 / I l=0.94、コントラスト比1:40を得
た。また、アミノ基に置換基を導入したカップリング剤
として、 N、N−ジメチル−3−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン (CH,)  2 N−(CH,)  。
−S i  (OCH−)  a N、N、N−トリメチル 3−(トリメトキシシリル)
プロピル クロロアンモニュウム塩(CHa )、N”
 Cl−、−(CH,)。
−3i (OCH−) a 等のメチル基を置換したものやエチル基、プロピル基な
どのアルキル基を置換したもの、あるいはN、N−ビス
(2−とドロキシエチル)−3−アミノプロピルトリエ
トキシシラン (HOCa H4)* N−(CHt )−−5i  
(QC28s ) s などのような修飾された置換基をアミノ基に導入しても
同様の効果が得られた。珪素に置換しているアルコキシ
基はここに示したものでなくてもよ(、また1個以上置
換していればよい。
実施例18 第3図に於て強誘電性液晶14に大日本インキ(株)製
DOFOOO4を用い、基板にラビング処理を施した後
配向膜13Bにカルボニル基に結合したアミノ基を有す
るシランカップリング剤を用いた例を示す、カップリン
グ剤として、N−(トリエトキシシリルプロビル)尿素
NHa C0NH−(CH−)s S l (OCx Hs ) s の0.2%エタノール溶液をスピンコードし、100℃
30分間熱処理し、実施例6と同一な方法で素子を構成
し、液晶を加熱封入、冷却後出30V、20Hzの交番
波形を印加した。このようにして得られた素子を実施例
3と同様に第2図の駆動波形で評価したところ、It/
I+=0.93、コントラスト比1:38を得た。また
、アミノ基に置換基を導入したカップリング剤として。
N、N−ジメチル−N−(トリエトキシシリルプロビル
)尿素 (CH,)、NC0NH−(CH,) 。
−S i (OCx Hs ) s 等のメチル基を置換したものやエチル基、プロピル基な
どのアルキル基を置換したもの、あるいはN、N−ビス
(2−ヒドロキシエチル)−N−(トリエトキシシリル
プロビル)尿素 (HOC,H4)、NC0NH (CH,)  、  −S  i   (QC,!4.
)。
などのような修飾された置換基をアミノ基に導入しても
同様の効果が得られた。珪素に置換しているアルコキシ
基はここに示したものでなくてもよく、また1個以上置
換していればよい。
実施例19 第3図に於て強誘電性液晶14に大日本インキ(株)製
DOFOOO4を用い、基板にラビング処理を施した後
配向III 13 Bに1ないし4級アミノ基を有し、
しかも珪素と窒素が長鎖のアルキル基で結合しているシ
ランカップリング剤を用いた例を示す、カップリング剤
として、 3−アミノウンデシルトリメトキシシランNH2−(C
Hz ) 11−S l  (OCH−)−の0.2%
エタノール溶液をスピンコードし、100℃30分間熱
処理し、実施例6と同一な方法で素子を構成し、液晶を
加熱封入、冷却後±30V、15Hzの交番波形を印加
した。このようにして得られた素子を実施例3と同様に
第2図の駆動波形で評価したところ、1./I、=0.
95、コントラスト比l:45を得た。また、アミノ基
に置換基を導入したカップリング剤として、 N−メチル−3−アミノウンデシルトリメトキシシラン CHa  −NH−CCHx  )z −3i  (OCH−)  s N、N−ジメチル−3−アミノウンデシルトリメトキシ
シラン (CH3)2  N−(cHa  )。
−S i  (OCHs  )  s N、N、N−トリメチル 3−(トリメトキシシリル)
ウンデシル りロロアンモニュウム塩(CH,)、N”
 CI−−(CH,)−5i  (OCH3) − 等のメチル基を置換したものやエチル基、プロピル基な
どのアルキル基を置換したもの、あるいはN、N−ビス
(2−ヒドロキシエチル)−3−アミノウンデシルトリ
エトキシシラン (HO−C−H4)−N−(CHa ) 1+−S i
  (OCm  Hs )  sなどのような修飾され
た置換基をアミノ基に導入しても同様の効果が得られた
。窒素珪素間の炭素数は11個でなくとも4個以上であ
れば記憶状態に対する安定化効果は大きい、珪素に置換
しているアルコキシ基はここに示したものでなくてもよ
く、また1個以上置換していればよい。
実施例20 第1図に於て強誘電性液晶14にメルク(株)製ZLI
−3775を用い、基板に斜方蒸着後配向膜13Bに2
ないし4級アミノ基を有するシランカップリング剤を処
理した例を示す、カップリング剤として、 N−メチル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン CHs −NH−(CHa )s −5i  (OCH,)− の0.2%エタノール溶液をスピンコードし、100℃
30分間熱処理し、実施例11と同一な方法で素子を構
成し、液晶を加熱封入、冷却後上30V、30Hzの交
番波形を印加した。このようにして得られた素子を実施
例3と同様に第2図の駆動波形で評価したところ、1.
/II=0.90、コントラスト比1:35を得た。ま
た、アミノ基に置換基を導入したカップリング剤として
、 N、N−ジメチル−3−アミノプロピ・ルトリメトキシ
シラン (CH,)2 N−(cHt )。
−Si  (OCH,)。
N、N、N−トリメチル 3−(トリメトキシシリル)
プロピル クロロアンモニュウム塩(CH,)、N” 
CI−−(CH,)。
S i  (OCHz ) − 等のメチル基を置換したものやエチル基、プロピル基な
どのアルキル基を置換したもの、あるいはN、N−ビス
(2−ヒドロキシエチル)−3−アミノプロピルトリエ
トキシシラン (HO−C−H−)−N  (CHi )s−S i 
 (OC2H−) 3 などのような修飾された置換基をアミノ基に導入しても
同様の効果が得られた。珪素に置換しているアルコキシ
基はここに示したものでなくてもよく、また1個以上置
換していればよい。
実施例21 第1図に於て強誘電性液晶14に大日本インキ(株)製
DOFOOO4を用い、基板に斜方蒸着処理を施した後
配向膜13Bにカルボニル基に結合したアミノ基を有す
るシランカップリング剤を用いた例を示す、カップリン
グ剤として、N−(トリエトキシシリルプロビル)尿素
NH,C0NH−(CH2)。
S i (OCRHs ) − の0.2%エタノール溶液をスピンコードし、100°
C30分間熱処理し、実施例11と同一な方法で素子を
構成し、液晶を加熱封入、冷却後士30V、15Hzの
交番波形を印加した。このようにして得られた素子を実
施例3と同様に第2図の駆動波形で評価したところ、I
t/I+=0.95、コントラスト比1:40を得た。
また、アミノ基に置換基を導入したカップリング剤とし
て、 N、N−ジメチル−N−()リエトキシシリルプロビル
)尿素 (CHm )s NC0NH−(CHs )s−S t
 (OCt H++ ) x 等のメチル基を置換したものやエチル基、プロピル基な
どのアルキル基を置換したもの、あるいはN、N−ビス
(2−ヒドロキシエチル)−N−(トリエトキシシリル
プロビル)尿素 (HOC,H,)I NGONH−(cHa )。
−8i (OC−H−)− などのような修飾された置換基なアミノ基に導入しても
同様の効果が得られた。珪素に置換しているアルコキシ
基はここに示したものでなくてもよく、また1個以上置
換していればよい。
実施例22 第1図に於て強誘電性液晶14にメルク(株)製ZLI
−3775を用い、基板に斜方蒸着処理を施した後配向
膜13Bに1ないし4級アミノ基を有し、しかも珪素と
窒素が長鎖のアルキル基で結合しているシランカップリ
ング剤を用いた例を示す、カップリング剤として、 3−アミノウンデシルトリメトキシシランNH2−(C
H−)+、−5 i (OCH−)’−の0.2%エタ
ノール溶液をスピンコードし、100℃30分間熱処理
し、実施例11と同一な方法で素子を構成し、液晶を加
熱封入、冷却±30V、15Hzの交番波形を印加した
。このようにして得られた素子を実施例3と同様に第2
図の駆動波形で評価したところ、I −/ I + =
0.90、コントラスト比1;40を得た。また、アミ
ノ基に置換基を導入したカップリング剤として、 N−メチル−3−アミノウンデシルトリメトキシシラン CH−−NH−(CHs  )  。
−3i  (OCR,)。
N、N−ジメチル−3−アミノウンデシルトリメトキシ
シラン (CH−)I  N−(CHt  )  1+S i 
 (OCH−)  s N、N、N−1−ジメチル 3−(トリメトキシシリル
)ウンデシル りロロアンモニュウム塩(cHs )I
 N” Cl−−(CH,)−S i (OCR−)− 等のメチル基を置換したものやエチル基、プロピル基な
どのアルキル基を置換したもの、あるいはN、N−ビス
(2−ヒドロキシエチル)−3−アミノウンデシルトリ
エトキシシラン (HO−CI F(、)I N−(CHI )−8i 
 (OCz Hs ) s などのような修飾された置換基をアミノ基に導入しても
同様の効果が得られた。窒素珪素間の炭素数は11個で
なくとも4個以上であれば記憶状態に対する安定化効果
は大きい、珪素に置換しているアルコキシ基はここに示
したものでなくてもよく、また1個以上置換していれば
よい。
実施例23 通電配向処理による液晶電気光学素子の実施例を示す。
第6図は本実施例によって製造された液晶素子の断面図
である。第1図と同じ符合は同図のものと同じものを示
す、2枚の基板11にはそれぞれマルチブレクス駆動を
するためのくし状電極12が設けられ、電極12上に絶
縁層15が、更にその上に配向膜13を設ける。配向I
II L 3としてγ−アミノプロピルトリエトキシシ
ランを用いている。配向膜13を塗布し、乾燥した後に
ラビング処理を行った。ラビング処理は片側基板のみで
もよい、またラビング処理は、配向膜13を形成する前
に行ってもよい、絶縁層15は片側だけでもよい。
以上の処理を施した2枚の基板をくし状電極12が直交
するように組み合わせた。基板間距離は2μmである。
この間隙に液晶ZLI−3775(メルク社製)を封入
し、封止する。18はスペーサーである。この素子を、
100℃から徐冷して50℃として、その後、この素子
を2枚の電極1で挟んで±5000V/mm〜100,
000V/mm、  I Hz〜200 Hzなる交番
電界を印加し通電配向処理を行った。この時、電界が±
5.000V/in以下であったり周波数が200Hz
以上であったりすると通電配向しない、また電界が±t
oo、000V/mm以上であったり、周波数がIHz
以下であったりすると、液晶が分解する。
こうして得られた液晶素子は透明電極12の間に電圧を
印加する場合と異なり、画素間も画素も同様に通電配向
することができるので画素間で光が漏れることがない。
ここで用いる液晶は動作温度範囲で強誘導電相であるも
のであればよい、配向膜13はポリイミド、ポリビニル
アルコール、ポリメタクリル酸メチル、ポリエステルな
どの有機高分子の他、シラン系カップリング剤、チタン
系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、ク
ロム系力ップノング剤が利用できる。
〔発明の効果1 本発明は上記の構成によって基板表面の改質と配電制御
を行い、上記従来技術の欠点を解消し、強誘電性液晶の
配向状態を安定した状態にすることが可能となり、良好
な記憶効果を持ち、かつ透過光量も優れ、配向欠陥や画
素、非画素間の色部によって生ずるコントラスト低下の
少ない優れた液晶電気光学素子を得ることができる。又
、配向状態、コントラスト比、透過光量は電圧印加後2
ヶ月以上経過しても変化せず安定した素子である。
従って本発明は、高マルチプレツクスデイスプレィ、液
晶ライトバルブ、各種電子シャッター及び偏光器等への
応用が可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図、第4図は本発明の電気光学素子の断面
図、第2図は本発明の電気に学素子を評価する際に用い
た駆動波形と対応する光学応答の一例を示す図、第5図
は強誘電性液晶素子の動作原理を示す概念図、第6図は
本発明の液晶素子の製造方法を説明した図である。 ■ ・ ・ 11 ・ ・ 12 ・ ・ 13 ・ ・ 13A、 13B、 14 ・ ・ 15 ・ ・ 17 ・ ・ l 8 ・ ・ 21 ・ ・ 22 ・ ・ 23 ・ ・ 電極 基板 透明電極 配向膜 3C・・・斜方蒸着層 6・・・カップリング剤の膜 強誘電性液晶 絶縁層 偏光板 スペーサー ・電界印加時の液晶分子の最安定状態 ・逆電界印加時の液晶分子の最安定状 態 ・電界印加後電界をゼロとした時の最 安定状態 24・・・逆電界印加後電界をゼロとした時の最安定状
態 25・・・電極付き基板 26・・・強誘電性液晶相において出現する液晶分子の
動作しつる軌跡(コーン) 27・・・自発分極 28・・・液晶分子 以上 出願人 セイコーエプソン株式会社

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明電極を有する一対の基板間に強誘電性液晶を
    挟持して成る液晶電気光学素子において、少なくとも一
    方の基板に配向処理が施され、該強誘電性液晶は封入後
    電圧を印加されて配向状態が規制されていることを特徴
    とする液晶電気光学素子。
  2. (2)配向処理は斜方蒸着によってなされている請求項
    (1)記載の液晶電気光学素子。
  3. (3)配向処理は、基板上に塗布されたカップリング剤
    にラビング法によってなされている請求項(1)記載の
    液晶電気光学素子。
  4. (4)透明電極を有する一対の基板間に強誘電性液晶を
    挟持して成る液晶電気光学素子において、少なくとも一
    方の基板に、配向処理が施され、更にその上にカップリ
    ング剤が塗布され、該強誘電性液晶は封入後電圧を印加
    されて配向状態が規制されていることを特徴とする液晶
    電気光学素子。
  5. (5)透明電極を有する一対の基板間に強誘電性液晶を
    挟持して成る液晶電気光学素子において、一方の基板に
    配向処理が施され、他の基板にカップリング剤が塗布さ
    れ、該強誘電性液晶は封入後電圧を印加されて配向状態
    が規制されていることを特徴とする液晶電気光学素子。
  6. (6)配向処理は斜方蒸着によってなされている請求項
    (4)又は(5)記載の液晶電気光学素子。
  7. (7)配向処理はラビング法によってなされている請求
    項(4)又は(5)記載の液晶電気光学素子。
  8. (8)カップリング剤は、アミノ基、エポキシ基、メル
    カプト基の少なくとも1つを官能基として有するカップ
    リング剤、又はそれらの混合物である請求項(3)、(
    4)、(5)、(6)又は(7)記載の液晶電気光学素
    子。
  9. (9)アミノ基を有するカップリング剤においてアミノ
    基が2級〜4級であることを特徴とする請求項(8)記
    載の液晶電気光学素子。
  10. (10)アミノ基を有するカップリング剤においてアミ
    ノ基がカルボニル基に隣接していることを特徴とする請
    求項(8)及び請求項(9)記載の液晶電気光学素子。
  11. (11)アミノ基を有するカップリング剤においてアミ
    ノ基と珪素の間の炭素数が4個以上であることを特徴と
    する請求項(8)又は(9)記載の液晶電気光学素子。
  12. (12)透明電極を有する一対の基板間に強誘電性液晶
    を挟持した液晶素子の製造方法において、2枚の基板の
    少なくとも一方の基板を配向処理し、1〜10μmの距
    離を隔てて組み立て、液晶を封入した後、±5,000
    V/mm〜±100,000V/mm、1Hz〜200
    Hzなる交流電界を液晶素子の外側から印加し通電配向
    処理することを特徴とする液晶電気光学素子。
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