JPH0227518Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0227518Y2 JPH0227518Y2 JP1982083036U JP8303682U JPH0227518Y2 JP H0227518 Y2 JPH0227518 Y2 JP H0227518Y2 JP 1982083036 U JP1982083036 U JP 1982083036U JP 8303682 U JP8303682 U JP 8303682U JP H0227518 Y2 JPH0227518 Y2 JP H0227518Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side plate
- stainless steel
- pot
- heat
- bottom plate
- Prior art date
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- Expired
Links
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- Cookers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電磁調理器用深鍋に関するもので、カ
レーやシチユーの様に対流の期待できないものを
調理する場合にも均一加熱ができ、しかも放熱を
少なくすることを目的としている。
レーやシチユーの様に対流の期待できないものを
調理する場合にも均一加熱ができ、しかも放熱を
少なくすることを目的としている。
電磁調理器はトツププレートの下側にコイルを
配置し、該コイルで生じた磁力線によりトツププ
レート上の鍋の底板内に渦電流を起こして鍋の底
板を発熱させるようになつている。従つて電磁調
理器用の鍋の材質は磁性体金属(例えば鉄、ステ
ンレス等)に限られる。ところが磁性体金属は熱
伝導率が劣るため、カレーやシチユーのように対
流の期待できないものを深い鍋で調理する場合に
は、鍋の底部(底板)のみが加熱される電磁調理
器を使用すると、鍋の側面温度が低いため加熱が
不均一になり、具合が悪い。即ち鍋を使う料理の
必須条件である均一加熱が不可能になる。
配置し、該コイルで生じた磁力線によりトツププ
レート上の鍋の底板内に渦電流を起こして鍋の底
板を発熱させるようになつている。従つて電磁調
理器用の鍋の材質は磁性体金属(例えば鉄、ステ
ンレス等)に限られる。ところが磁性体金属は熱
伝導率が劣るため、カレーやシチユーのように対
流の期待できないものを深い鍋で調理する場合に
は、鍋の底部(底板)のみが加熱される電磁調理
器を使用すると、鍋の側面温度が低いため加熱が
不均一になり、具合が悪い。即ち鍋を使う料理の
必須条件である均一加熱が不可能になる。
従来鍋本体を熱伝導率の大きいアルミ等(アル
ミニウム合金を含む)で作り、その底板下面に鉄
板(磁性体)を張り付けた鍋はすでに知られてい
る。ところが熱伝導率が良いアルミ等の金属は、
反面加熱中の放熱が大きいため調理中に側板外面
からの放熱量が大きく、熱損失が大きいため均一
加熱が困難になる。一方、アルミ板の両面にステ
ンレス板を張り合せた素材により鍋をプレス成形
したものも知られている。その場合は鍋の側板内
面がステンレスでできているため、せつかく熱伝
導率の良いアルミを通して側板上方まで熱が伝わ
つても、側板内面の熱伝導率の低いステンレスに
遮断されて内容物に熱がよく伝わらず、同様の不
具合が避けられない。
ミニウム合金を含む)で作り、その底板下面に鉄
板(磁性体)を張り付けた鍋はすでに知られてい
る。ところが熱伝導率が良いアルミ等の金属は、
反面加熱中の放熱が大きいため調理中に側板外面
からの放熱量が大きく、熱損失が大きいため均一
加熱が困難になる。一方、アルミ板の両面にステ
ンレス板を張り合せた素材により鍋をプレス成形
したものも知られている。その場合は鍋の側板内
面がステンレスでできているため、せつかく熱伝
導率の良いアルミを通して側板上方まで熱が伝わ
つても、側板内面の熱伝導率の低いステンレスに
遮断されて内容物に熱がよく伝わらず、同様の不
具合が避けられない。
本考案は鍋の外面をステンレス(磁性体)で形
成して高周波誘導加熱を可能にすると共に側板外
面からの放熱を防ぎ、鍋の内面をアルミ(熱伝導
率の大きい金属)で形成して、側板上方への熱の
伝導と、側板内面からの内容物への熱の伝導を向
上させるようにしたもので、第1図に実施例を示
す。
成して高周波誘導加熱を可能にすると共に側板外
面からの放熱を防ぎ、鍋の内面をアルミ(熱伝導
率の大きい金属)で形成して、側板上方への熱の
伝導と、側板内面からの内容物への熱の伝導を向
上させるようにしたもので、第1図に実施例を示
す。
鍋1はプレス成形により作ることができ、その
場合の素材としては、ステンレス層4とそれより
厚いアルミ層5を平板の状態でロール圧接したも
のを使用する。その場合のステンレス層4とアル
ミ層5は圧接面において凹凸が機械的に結合して
いる。アルミ層5の内面には予め、又はプレス成
形後、アルマイト処理を施すか、テフロンコーテ
イングを施す。アルマイト層の厚さは6〜10μ、
テフロンコーテイングの厚さは20〜30μ程度であ
るため、アルミ層5の内面部分における熱伝導率
にはほとんど変化は生じない。側板3の高さは底
板2の直径をDとした場合0.4D程度に選ぶこと
ができる。
場合の素材としては、ステンレス層4とそれより
厚いアルミ層5を平板の状態でロール圧接したも
のを使用する。その場合のステンレス層4とアル
ミ層5は圧接面において凹凸が機械的に結合して
いる。アルミ層5の内面には予め、又はプレス成
形後、アルマイト処理を施すか、テフロンコーテ
イングを施す。アルマイト層の厚さは6〜10μ、
テフロンコーテイングの厚さは20〜30μ程度であ
るため、アルミ層5の内面部分における熱伝導率
にはほとんど変化は生じない。側板3の高さは底
板2の直径をDとした場合0.4D程度に選ぶこと
ができる。
第1図に示す鍋1にカレー又はシチユーのよう
な粘度の高い内容物を例えば1/3程度入れて、電
磁調理器のトツププレート6上に置き、下方のコ
イル(図示せず)に通電して調理を開始する。そ
うするとコイルで発生した磁力線が底板2の下面
のステンレス層4内に渦電流を生じ、底板2が速
い加熱速度で加熱される。底板2のステンレス層
4で生じた熱は、直ちに底板2のアルミ層5をへ
て内容物に加えられると共に、アルミ層5を通し
て側板3に伝わり、側板3の内面から内容物を包
み込むように加熱する。
な粘度の高い内容物を例えば1/3程度入れて、電
磁調理器のトツププレート6上に置き、下方のコ
イル(図示せず)に通電して調理を開始する。そ
うするとコイルで発生した磁力線が底板2の下面
のステンレス層4内に渦電流を生じ、底板2が速
い加熱速度で加熱される。底板2のステンレス層
4で生じた熱は、直ちに底板2のアルミ層5をへ
て内容物に加えられると共に、アルミ層5を通し
て側板3に伝わり、側板3の内面から内容物を包
み込むように加熱する。
以上説明したように本考案においては底板2の
周縁より円筒状の側板3が起立している深鍋の外
面全体をステンレス層4で形成し、内面全体をス
テンレス層4よりも厚いアルミ層5で形成してい
るので、次のような特殊な効果が得られるのであ
る。即ち内容物に対する均一加熱ができると共
に、側板3からの放熱を可及的に防止することが
できる。具体的には、底板2の下面はステンレス
層4でできているため高周波誘導加熱が可能とな
る。そして底板2のアルミ層5は側板3の内面に
も連続し且つ底板2側からの熱が側板3側へよく
伝達する程度に厚く形成されているため、底板2
の部分で発生した熱は速やかに側板3側へ多量に
伝わり、側板3の内面から内容物を包み込むよう
に均一加熱することができる。又側板3は外周に
熱伝導率の低い放熱防止用のステンレス層4を備
えているため、側板3の部分からの外方への放熱
が少なくなり、側板3の内面から内容物を加熱す
る際の熱の有効率を高め、カレーやシチユーのよ
うに対流の期待できないものを深鍋で調理する場
合にも内部まで均一な加熱が可能となる。なお側
板3の内面のアルミ層5は直接に、又は極めて薄
いアルマイト被覆又はテフロンコーテイングをへ
て内容物と接触するため、内容物に対する熱伝導
率が悪くなることはない。又内側のアルミ層5の
厚さを外側のステンレス層4の厚さよりも大きく
しているため、側板3の内面側への熱伝導量が増
し、側板3の内面から内容物を包み込むように加
熱する効果が高まると共に、アルミニウムよりも
重いステンレス層4による全体の重量増加を可及
的に防止し得る利点がある。
周縁より円筒状の側板3が起立している深鍋の外
面全体をステンレス層4で形成し、内面全体をス
テンレス層4よりも厚いアルミ層5で形成してい
るので、次のような特殊な効果が得られるのであ
る。即ち内容物に対する均一加熱ができると共
に、側板3からの放熱を可及的に防止することが
できる。具体的には、底板2の下面はステンレス
層4でできているため高周波誘導加熱が可能とな
る。そして底板2のアルミ層5は側板3の内面に
も連続し且つ底板2側からの熱が側板3側へよく
伝達する程度に厚く形成されているため、底板2
の部分で発生した熱は速やかに側板3側へ多量に
伝わり、側板3の内面から内容物を包み込むよう
に均一加熱することができる。又側板3は外周に
熱伝導率の低い放熱防止用のステンレス層4を備
えているため、側板3の部分からの外方への放熱
が少なくなり、側板3の内面から内容物を加熱す
る際の熱の有効率を高め、カレーやシチユーのよ
うに対流の期待できないものを深鍋で調理する場
合にも内部まで均一な加熱が可能となる。なお側
板3の内面のアルミ層5は直接に、又は極めて薄
いアルマイト被覆又はテフロンコーテイングをへ
て内容物と接触するため、内容物に対する熱伝導
率が悪くなることはない。又内側のアルミ層5の
厚さを外側のステンレス層4の厚さよりも大きく
しているため、側板3の内面側への熱伝導量が増
し、側板3の内面から内容物を包み込むように加
熱する効果が高まると共に、アルミニウムよりも
重いステンレス層4による全体の重量増加を可及
的に防止し得る利点がある。
第1図に示す構造の鍋1に1/3だけ水を入れて
調理を開始した場合、底部で沸騰が生じた時、側
板3の上端は直接手で掴めない程度まで加熱され
る。ところが従来構造のステンレス製の鍋につき
同様のテストを行なうと、底板上で沸騰が生じた
時にも側板上端を手で掴むことが可能であつた。
調理を開始した場合、底部で沸騰が生じた時、側
板3の上端は直接手で掴めない程度まで加熱され
る。ところが従来構造のステンレス製の鍋につき
同様のテストを行なうと、底板上で沸騰が生じた
時にも側板上端を手で掴むことが可能であつた。
第1図は本考案による電磁調理器用鍋の縦断面
図である。 1……鍋、2……底板、3……側板、4……ス
テンレス層、5……アルミ層。
図である。 1……鍋、2……底板、3……側板、4……ス
テンレス層、5……アルミ層。
Claims (1)
- 底板2の周縁より円筒状の側板3が起立してい
る深鍋の外面全体をステンレス層4で形成し、内
面全体をステンレス層4よりも厚いアルミ層5で
形成したことを特徴とする電磁調理器用深鍋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8303682U JPS58185149U (ja) | 1982-06-03 | 1982-06-03 | 電磁調理器用鍋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8303682U JPS58185149U (ja) | 1982-06-03 | 1982-06-03 | 電磁調理器用鍋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58185149U JPS58185149U (ja) | 1983-12-09 |
JPH0227518Y2 true JPH0227518Y2 (ja) | 1990-07-25 |
Family
ID=30092064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8303682U Granted JPS58185149U (ja) | 1982-06-03 | 1982-06-03 | 電磁調理器用鍋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58185149U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0650670B2 (ja) * | 1987-02-24 | 1994-06-29 | 松下電器産業株式会社 | 誘導加熱調理器用の被加熱体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55117892A (en) * | 1979-02-22 | 1980-09-10 | Sachs Systemtechnik Gmbh | Cooking container for induction heating cooling device |
-
1982
- 1982-06-03 JP JP8303682U patent/JPS58185149U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55117892A (en) * | 1979-02-22 | 1980-09-10 | Sachs Systemtechnik Gmbh | Cooking container for induction heating cooling device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58185149U (ja) | 1983-12-09 |
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