JPH0227303Y2 - - Google Patents

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JPH0227303Y2
JPH0227303Y2 JP1985021329U JP2132985U JPH0227303Y2 JP H0227303 Y2 JPH0227303 Y2 JP H0227303Y2 JP 1985021329 U JP1985021329 U JP 1985021329U JP 2132985 U JP2132985 U JP 2132985U JP H0227303 Y2 JPH0227303 Y2 JP H0227303Y2
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はトーチヘツドと火口とを有するガス切
断用吹管に係り、特にトーチミキシング(同心)
形の手持吹管に関する。
「従来の技術」 従来よりトーチミキシング形の手持吹管は既に
周知であり、その構成を第3図に基づいて簡単に
説明すると、1は、垂直軸線C−C′に沿つて螺設
された火口本体取付穴2を有するトーチヘツド
で、該取付穴2の奥側をテーパー面3となし、該
テーパー面3の垂直軸線C−C′上と基側拡径部
に、酸素導入孔4と混合ガス導入孔5を穿設し、
夫々トーチヘツド1後端側に延設する切断酸素管
6と混合ガス管7とを連通させている。
8はトーチヘツド1に螺合された火口本体で、
垂直軸線C−C′上に切断酸素孔9を、又その外周
に混合ガス環路10を夫々形成すると共に、上端
に形成した当たり面11をトーチヘツド1側のテ
ーパー状当たり受け3に当接させ、前記トーチヘ
ツド1側の酸素導入孔4と混合ガス導入孔5間を
遮断し、夫々火口本体8側の切断酸素孔9と混合
ガス環路10内に対応するガスが流入するよう構
成する。又火口本体8基側外周螺子部にはバツク
ナツト12が螺合されており、パツキン13を介
して混合ガスの外部漏れをシールしている。
14,15は火口先を構成する内管と外管で、
内管14は火口本体8先端側内周螺子部に、又外
管15は外管ナツト16を介して先端側外周螺子
部に夫々気密的に螺着されている。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながらかかる従来技術によれば、シール
部がトーチヘツド1側の当たり受け部3、パツキ
ン13、外管ナツト16、及び内管螺子部14a
先端シール面と4個所に亙つており、この構造上
の制約により混合ガス管7軸心より火口先端まで
の距離Aが、或る一定以上の距離を必要とし、結
果として重量が増大し、操作性に影響を与えた
り、狭い場所での操作が困難になる等の悪影響が
発生し易い。
又、前記当たり受け部3において火口本体8側
の当たり面11の傷により、又火口本体8の外周
当たり受け部3の軸偏位や傾き等の偏当たりによ
りシール漏れが出易く、又、パツキン部13にお
いても螺子部に環設されている為に破損し易く、
且つシール漏れも発生し易い。
本考案はかか従来技術の欠点に鑑み、前記混合
ガス管7軸心より火口先端までの距離Aを短縮
し、重量軽減及び小形化により操作性の向上を図
ると共に、シール個所を少なくし、漏れ発生の恐
れを最小限に止めることが出来るガス切断用吹管
を提供することを目的とする。
又本考案の他の目的は長期使用により熱歪が生
じても使用者側の簡単な調整動作で容易にその補
正を行えるようにしたガス切断用吹管を提供する
ことに有る。
「問題点を解決しようとする手段」 本考案はかかる目的を達成する為に、 軸線上に穿設した切断酸素導入孔周囲に設けた
円筒状隔壁を隔てて前記軸線と同心状に環設した
混合ガス導入用環状路を設けると共に、前記円筒
状隔壁内周面に内管螺着用のネジ溝を、又前記環
状路の外周側に位置する環状外壁面下端に軸線と
直交するヘツドシール面を形成したトーチヘツド
と、 軸線上に切断酸素孔を設け前記ヘツドネジ溝に
螺着固定可能な内管と、 前記内管外周との間で混合ガス通路を形成する
内周面側を、環状路外径と同一に設定すると共
に、上端両側に前記ヘツドシール面と面接触にて
当接するシール面を形成した外管とを有し、 前記外管を軸線と直交する方向に微小移動可能
に、シール面を介して外管とトーチヘツドとの当
接固定可能に構成した事を特徴とするガス切断用
吹管を提案する。
尚、内管とトーチヘツドのシールは、両者が当
接する螺子端にシール面を形成してもよく、又内
管の螺子部に液状シールを塗布、又はテープシー
ルを巻回して気密的に螺着させてもよい。
又、前記トーチヘツドの混合ガス導入用環状路
はトレパンボーリング加工により簡単に形成する
ことが出来る。
「作用」 かかる技術手段によれば、従来の吹管のように
火口本体を介在させることなく、前記トーチヘツ
ドに火口先を構成する内管と外管を直接取り付け
ることが可能であり、部品点数の削減、及び吹管
先端部の重量の軽減化が達成されるとともに、従
来の吹管のように火口本体を介在させることない
為に、シール部分が減少し、且つシーレ漏れや破
損の恐れのある、テーパー状のシール部やパツキ
ンを用いることのない為に、気密性の一層の向上
が図れる。
さてガス切断器の場合、溶接器の場合に比較し
て噴出孔よりの噴出される噴出炎の方向性が格段
に要求される。
その為には前記外管と内管との間に形成される
混合ガス通路を長くする必要があるが、前記のよ
うにトーチヘツドの下端に形成されたシール面
に、外管を固定する構造を取ると、言い換えれば
第3図に示す従来の吹管のように火口本体をトー
チヘツド内に奥深く挿入する構成を取らない為
に、トーチヘツドの下端側より外管と内管との間
で混合ガス通路を形成せなばならず、結果として
外管を無用に長くしなければならない為に、混合
ガス管軸心より火口先端までの距離Aの短縮化が
全く図れず、逆に前記距離Aが無用に長くなつて
しまう。
そこで本考案はかかる欠点を解消する為に、ト
ーチヘツド側に前記混合ガス管端と連絡するスリ
ツトリング状の混合ガス導入用環状路を設け、該
環状路外径と外管内周面側が一致するように且つ
内管と同心状に外管を固定する事により、混合ガ
ス通路が「トーチヘツド側の混合ガス導入用環状
路長さ+外管長さ」になり、環状路長さ分だけ外
管長さを短縮する事が出来る。
この結果混合ガス管軸心より火口先端までの距
離Aの短縮化、操作性の向上と狭い場所での切断
作業が可能となる。
さて前記の様に、内管と外管はトーチヘツドに
同心状に固定されるわけであるが、この際前記両
者をネジその他を用いて剛性的に固定すると下記
の様な問題が生じる。
即ち、本吹管の火口で形成される酸素−プロパ
ン炎の火炎温度は約2850℃と極て高温に達し、そ
の放射熱が直接外管表面に幅射されるのに対し、
内管は内管は切断酸素流が通過するために冷却さ
れている。
この為本考案の様に、混合ガス管軸心より火口
先端まで距離Aの短縮化を図ると冷却状態に有る
内管と外管間との熱膨張率の違いにより、繰り返
し使用による変形生じ、外管内周面と内管外周面
間により形成される混合ガス通路が、内管に対し
非同心となり、この為円滑な切断酸素炎が形成で
きなかつたり、逆火が生じたりしてしまう。
而も本考案における前記両管の固定部はトーチ
ヘツドの円筒状隔壁を介して近接配置されている
ために該固定部の熱歪も大であり、シール洩れ等
も生じやすい。
そこで本考案は、切断酸素流により冷却状態に
有る内管についてはネジにより、剛性的に固定す
るも、熱歪の生じやすい外管については管軸線と
直交する方向に微小移動可能に固定出来るように
構成し、これにより繰り返し使用による変形に起
因する、外管内周面と内管外周面間により形成さ
れる混合ガス通路の、内管に対する非同心化の補
正が出来、結果として円滑な切断酸素炎が長期に
亙つて形成できる。
又本考案においては、前記外管の移動方向はシ
ート面により規制され、軸線と直交する方向にの
み移動可能である為にその補正制御が容易であ
る。
又外管の熱歪は冷却された内管に対し、同心状
言い換えれば軸線と直交する方向に生じるため
に、前記熱歪に沿つてシール面を形成する事によ
り、前記熱歪に起因するシール洩れ等を防止でき
る。
「実施例」 以下、図面を参照して本考案の好適な実施例を
例示的に詳しく説明する。ただしこの実施例に記
載されている構成部品の寸法、材質、形状、その
相対配置などは特に特定的な記載がない限りは、
この考案の範囲をそれのみに限定する趣旨ではな
く、単なる説明例に過ぎない。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図で、1
1は略断面L字形状のトーチヘツド11で、後端
側水平方向に切断酸素導入孔12と混合ガス導入
孔13を穿設し、その開口端に夫々切断酸素管6
と混合ガス管7を取り付ける。又切断酸素導入孔
12は垂直軸線C−C′上で折曲し、該軸線C−
C′に沿つて内管取付用螺子部14に連通させ、該
螺子部14の下端を開口し、後記する内管15が
気密的に螺着可能に構成する。
又前記軸線C−C′に沿つて垂下する切断酸素導
入孔12の周囲には円筒状隔壁16を隔てて前記
混合ガス導入孔13にまで達する混合ガス導入用
環状路17が環設されている。
この混合ガス導入用環状路17は一般にトレパ
ンボーリング加工により行い、該環状環状路17
開口端の外壁面側下端を軸線C−C′と直交する水
平面となし、後記する外管基端21aが気密的に
圧接可能なシール面18を形成する。又、前記環
状環状路17開口側のトーチヘツド11先端外周
には後記する袋ナツト22が螺着可能な螺子部1
1aを刻設する。
内管15は、軸線C−C′上に前記酸素導入孔1
2と連通する断酸素孔20を穿設すると共に、基
端外周面に螺子部15aを刻設し、前述したよう
に円筒状隔壁内周螺子部16aに気密的に螺着す
る。
外管21は、前記内管15外周と所定間隔隔て
て環状混合ガス通路23が形成可能にその内周を
設定すると共に、その基端21aをリング状に拡
径し、袋ナツト22に係止可能に構成する。
そして袋ナツト22を介して前記外管21基端
21aをトーチヘツド11先端側シール面18に
気密的に圧接固定することにより、前記環状混合
ガス通路23と環状環状路17が合致し、両者が
気密的に連通される。
かかる実施例によれば前述したようにトーチヘ
ツド11に内管15と外管21とを直接取り付け
ることが可能となり、混合ガス管7軸心より火口
先端までの距離Aの短縮化等が達成される。
又シール部分も内管15取付螺子部14とトー
チヘツド11先端側シール面18の2個所しかな
く、シール部分が大幅に減少する。
第2図は前記混合ガス管7軸心より火口先端ま
での距離Aを更に短縮した本考案の他の実施例
で、前記実施例との差異を中心に説明する。
トーチヘツド11′は、前記内管15′と外管2
1′を取り付ける軸線C−C′側を前記実施例に比
較して太径にして且つその垂直方向長さを短縮し
て形成する。そして円筒状隔壁16を隔てて切断
酸素導入孔12の周囲に前記混合ガス導入孔13
にまで達する混合ガス導入用環状路17′を環設
する訳であるが、該ガス環状環状路17′はその
下側外壁面側を段部31を介して拡径され、その
拡径内周面に後記する環状螺子32が螺着可能な
雌螺子部33を刻設する。一方、前記段部31は
軸線C−C′と直交する水平面上に形成し、外管基
端21′aが気密的に圧接可能なシール面となす。
環状螺子32は、その上端に外管基端21′a
が係止可能に外管21′を嵌挿すると共に、その
外周部に前記雌螺子部33がと螺合可能な螺子部
32aを刻設する。
そして環状螺子32を前記雌螺子部33に螺着
することにより前記外管基端21′aが前記段部
31に気密的に圧接固定され、前記環状混合ガス
通路23と環状環状路17′が合致し、両者が気
密的に連通される。
かかる実施例によれば、トーチヘツド11′の
奥側部位に外管21′のシート面(段部31)が
形成される為に、混合ガス導入用環状路17′の
長さを短くすることが出来、この結果、前記混合
ガス管7軸心より火口先端までの距離Aの短縮が
可能である。
「考案の効果」 以上記載の如く本考案によれば、前記混合ガス
管軸心より火口先端までの距離Aを短縮すること
が出来、この結果、吹管先端側の重量の軽減、小
形化により操作性の向上と共に、狭い場所で作業
が容易になる。
又本考案によれば、部品点数の削減と共に、シ
ール個所を少なくすることが出来、この結果、漏
れ発生の恐れを最小限に止めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第2図はいずれも本考案の実施例を
示す吹管の要部断面図である。第3図は従来技術
に係る吹管の要部断面図を示す。 11,11′:トーチヘツド、15,15′:内
管、21,21′:外管、12:切断酸素導入孔、
16:円筒状隔壁、13:混合ガス導入用環状
路、23:混合ガス通路、18,31:シール
面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軸線上に穿設した切断酸素導入孔周囲に設けた
    円筒状隔壁を隔てて前記軸線と同心状に環設した
    混合ガス導入用環状路を設けると共に、前記円筒
    状隔壁内周面に内管螺着用のネジ溝を、又前記環
    状路の外周側に位置する環状外壁面下端に軸線と
    直交するヘツドシール面を形成したトーチヘツド
    と、 軸線上に切断酸素孔を設け前記ヘツドネジ溝に
    螺着固定可能な内管と、 前記内管外周との間で混合ガス通路を形成する
    内周面側を、環状路外径と同一に設定すると共
    に、上端面側に前記ヘツドシール面と対面するシ
    ール面を形成した外管とを有し、 前記外管を軸線と直交する方向に微小移動可能
    に、シール面を介して外管とトーチヘツドとが面
    接触にて当接固定可能に構成した事を特徴とする
    ガス切断用吹管。
JP1985021329U 1985-02-19 1985-02-19 Expired JPH0227303Y2 (ja)

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JPS61141523U JPS61141523U (ja) 1986-09-01
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4841957A (ja) * 1971-10-05 1973-06-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4841957A (ja) * 1971-10-05 1973-06-19

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JPS61141523U (ja) 1986-09-01

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