JPH02272Y2 - - Google Patents

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JPH02272Y2
JPH02272Y2 JP3956187U JP3956187U JPH02272Y2 JP H02272 Y2 JPH02272 Y2 JP H02272Y2 JP 3956187 U JP3956187 U JP 3956187U JP 3956187 U JP3956187 U JP 3956187U JP H02272 Y2 JPH02272 Y2 JP H02272Y2
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JP
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printing
plate
printing paper
adhesive
stencil
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、孔版印刷装置に係り、特に、基台
と、前記基台上に装着され周縁が解放された平板
状の発泡性弾性材よりなる印刷用紙載置台と、孔
版印刷用原板を装着される押圧板とを有し、前記
押圧板により前記孔版印刷用原板がその全印刷面
にて一度に前記印刷用紙載置台上に載置された印
刷用紙に押付けられるよう構成された孔版印刷装
置に係る。
上記の如き構成を有する孔版印刷装置を用いて
孔版印刷を行う際に生ずる一つの不便は、印刷用
紙載置台上に置かれた印刷用紙に押圧板にて孔版
印刷用原板を押付けて孔版印刷を行つた後、孔版
印刷用原板を印刷用紙より引離そうとすると、印
刷用紙が孔版インキの粘着性により孔版印刷用原
板に付着したままの状態で印刷用紙載置台より持
上げられることである。
かかる不便に対処して、本件考案者等は、印刷
用紙載置台上にシリコンゴム、ウレタンゴム、生
ゴム等の弾性材よりなり印刷用紙に対し粘着性を
呈するよう粘着処理された一枚の粘着板を装着し
ておくことを考えた。かかる粘着板にて印刷用紙
載置台の印刷用紙載置面を構成しておくことによ
り、孔版インキの粘着力に打勝つて印刷後の印刷
用紙を印刷用紙載置台上に保持し、印刷後の印刷
用紙を孔版印刷用原板から引き剥すことができ
る。
本考案者等は、かかる粘着板を当初滑らかな表
面を有する一枚の板によつて構成したが、かかる
滑らかな表面を有する粘着板を用いて孔版印刷を
行つたところ、印刷用紙載置台の中央部領域に当
る印刷画像の中央部に於てその周りより印刷画像
が幾分薄くなり、場合によつてかすれを生ずるこ
とに気付いた。
本考案は、このように基台と、前記基台上に装
着され周縁が解放された平板状の発泡性弾性材よ
りなる印刷用紙載置台と、孔版印刷用原板を装着
される押圧板とを有し、前記押圧板により前記孔
版印刷用原板がその全印刷面にて一度に前記印刷
用紙載置台上に載置された印刷用紙に押付けられ
るよう構成された孔版印刷装置に於て、前記印刷
用紙載置台上に弾性材によりなり印刷用紙に対し
粘着性を呈するよう粘着処理された一枚の粘着板
を装着した場合に、印刷用紙載置台の中央部領域
に於て印刷画像が薄くなる傾向があることに着目
し、これを防止すべく上記の如き構成の孔版印刷
装置を改良することを目的としている。
本考案によれば、かかる目的は、前記粘着板の
印刷用紙に接する表面の中央部領域に表面張力を
解除するための溝を備えることによつて達成され
る。
以下に添付の図を参照して本考案を実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図は本考案による孔版印刷装置の一つの実
施例を示す斜視図である。同図に於て、1は基台
を示しており、該基台の一端縁部には枢軸2を含
むヒンジ装置3によつて押圧板4の一端が枢着さ
れている。押圧板4の他端にはこれを枢動及び押
圧操作するための把手部4aが設けられている。
基台1の上面には四角形の印刷用紙載置台5が
装着されている。印刷用紙載置台5はスポンジの
如き発泡性弾性材料により構成されており、その
周縁は解放されている。印刷用紙載置台5の上面
にはその全面に亙つて延在する一枚の粘着板6が
取付けられている。粘着板6はゴム製材料を粘着
処理してなるゴム粘着板或いはゲル状の粘着剤を
堅紙に塗布してなる粘着紙等により構成されてい
てよく、その粘着度はJ・DOW式転がし試験法
による測定にて4乃至50程度の範囲内にあること
が望ましい。ゴム製粘着板は、シリコンゴム、ウ
レタンゴム、生ゴム等を粘着処理したものであつ
てよい。例えばシリコンゴムによる粘着材として
は、付加反応型、縮合反応型、有機過酸化物によ
る架橋型のものが知られており、また付加反応型
シリコンゴムとしては、白金系触媒の存在下にビ
ニル基含有オルガノポリシロキサンとハイドロジ
エンオルカツポリシロキサンとを付加反応させて
得られるものが知られている。
粘着板の上面、即ち印刷用紙に粘着的に接する
面には、この実施例に於ては、その中央部領域を
縦方向及び横方向に各々横切る二本の切込み溝7
が設けられている。この切込み溝7は粘着板6を
完全に分離するよう設けられていてもよく、また
第2図に示されている如く適当な深さにまで設け
られていてもよい。
押圧板4の下面(粘着板6との対向面)には原
版取付要素8によつて印刷用原板9が装着されて
いる。印刷用原板9は枠付きの孔版印刷用原板で
あつてよく、四角形の枠9aの一方の面の内側に
原板9bが張設され、他方の面にインク保持シー
ト9cが設けられ、原板9bとインク保持シート
9cとの間に硬練りのインクKを層状に貯容する
ようになつている(第2図参照)。
印刷に際しては、粘着板6上に印刷用紙P(第
2図参照)を載置し、把手部4aを手にて握り、
押圧板4を枢軸2の周りに第1図で見て反時計廻
り方向へ回動させ、これを粘着板6上の印刷用紙
Pへ向けて押付ける。
印刷後に押圧板4が引上げられると、印刷用紙
Pは粘着板6の粘着力によりその粘着保持面に粘
着保持され、原板9bが印刷用紙Pより離れる。
これにより、印刷用紙Pが印刷用原板9に貼付い
て押圧板4と共に引上げられることが回避され
る。
粘着板4に設ける溝7は第3図に示されている
如く横方向にのみ複数個設けられていてもよく、
また第4図に示されている如く縦方向にのみ複数
個設けられていてもよく、更にまた第5図に示さ
れている如く縦横両方に格子状に設けられていて
もよい。また溝7は粘着面を完全に横切つて設け
られなくてもよく、第6図に示されている如くそ
の外周縁部を残して実質的に粘着面を横切つて設
けられればよい。また第7図に示されている如く
溝7は一直線のものでなくてもよく、不規則に曲
折して設けられていてもよい。
次に実験例について説明する。
[実験例 1] 理想科学工業株式会社製の小型製版印刷機、商
品名プリントゴツコの載置台(パツト台)に三菱
樹脂株式会社製の厚さ1.5mmの粘着性防塵マツト
を両面テープによつて固定し、前記印刷機の説明
書に基き印刷したところ、印刷用原板と印刷用紙
との分離は効果的に行われたが、印刷面の中央部
領域に於て印刷画像のかすれが生じ、不鮮明な印
刷物しか得られなかつた。
次に前記マツトにその中央部を通る縦横二本の
細い溝を設け、同様に印刷したところ、印刷用原
板と印刷用紙と分離効果はそのままで、印刷面の
中央部領域に於て印刷かすれのない鮮明な印刷物
が得られた。
[実験例 2] 実験例1と同様のマツトに10mm間隔の格子状の
溝を設けた、実験例1と同じ印刷機にて印刷を行
つたところ、所期の分離効果が得られ、またかす
れのない鮮明な印刷物が得られた。
[実験例 3] 理想科学工業株式会社製の小型製版印刷機、商
品名プリントゴツコの載置台に住友スリーエム株
式会社製の粘着シート(558番)を取付け、実験
例1と同様に印刷したところ、良好な分離効果は
得られたが、やはり印刷面の中央部領域に於てか
すれがある不鮮明な印刷物が得られた。
次に前記粘着シートに横方向に30mm間隔で溝を
設け、同様に印刷したところ、分離効果は変わら
ず、印刷面の中央部領域にかすれがない鮮明な印
刷物が得られた。
[実験例 4] 不規則な格子模様(第7図参照)を有する110
×100×1.5mmの金型にオルガノポリシロキサンを
有機過酸化物の存在下で加熱して架橋させて表面
に前記金型と同じ格子模様を有するシリコンゴム
シートを製作し、実験例1と同様の方法で印刷し
たところ、良好な分効果が得られると共に印刷面
の中央部領域に於てもかすれが全くない良好な印
刷物が得られた。
本考案が改良の対象とした孔版印刷装置は、第
1図に示されている如く、基台1と、基台1上に
装着され周縁が解放された平板状の発泡性弾性材
よりなる印刷用紙載置台5と、孔版印刷用原板9
を装着される押圧板4とを有し、押圧板4により
孔版印刷用原板9がその全印刷面にて一度に印刷
用紙載置台5上に載置された印刷用紙に押付けら
れるよう構成された形式のものであり、かかる構
成の印刷用紙載置台5の上に弾性材よりなり印刷
用紙に対し粘着性を呈する一枚の粘着板6が装着
されているものである。
そこで、かかる構成に於て、粘着板6が滑らか
な表面を有する板材として構成された場合に、印
刷に当つて印刷用紙載置台の中央部領域に於て印
刷が薄くなる傾向があることの原因について考察
すると、このように周囲が解放された平板状の発
泡性弾性材よりなる印刷用紙載置台5が、印刷用
紙と孔版印刷用原板を介して押圧板4によりその
全面に亙つて一様に押圧される場合には、印刷用
紙載置台5は、その周縁が解放されていることに
より、その周縁部にて外向きに膨出し、これに伴
つてその中央部領域の密度が周縁部領域の密度よ
り薄くなると考えられる。何故ならば、印刷用紙
載置台を構成する発泡性弾性材は、上方から圧縮
されると、その周縁部にては四角形平面形状の縦
方向又は横方向の何れかへほぼ一次元的に外向き
に移動し、その密度は単に圧縮度に比例して増大
するが、その中央部領域にては発泡性弾性材は四
角形平面形状の縦方向及び横方向の両方向へ二次
元的に外方へ移動し、従つて中央部領域にては圧
縮による密度の増大から発泡性弾性材の二次元的
外方への移動に相当して生ずる質量減少による密
度減少分を差引いた密度となり、圧縮による密度
の増大は周縁部に於けるそれより低くなると考え
られる。このように周縁が解放された平板状の発
泡性弾性材よりなる印刷用載置台が、その上面か
ら一様に押圧されることにより、その周縁部に比
してその中央部に於て密度の減少を生ずると、そ
の表面に平滑な表面を有する粘着板6が張付けら
れている時には、粘着板6の表面は表面張力の作
用の下にその中央部領域に於て周縁より陥没する
方向に偏位し、それに伴つて印刷用紙に与える支
持力は周縁部領域に比して中央部領域に於て小さ
くなると考えられる。
しかし、上記の各実施例に示す如く、粘着板6
の表面にその中央部領域を通る溝が設けられる
と、この溝によつて粘着板の表面に作用する表面
張力は解除され、かかる溝が設けられていないと
き上記の如きメカニズムにより粘着板の中央部が
その表面張力の作用の下にその周縁部に比して陥
没方向へ偏位することが回避される。
かくして、本考案によれば、上記の如き構成の
孔版印刷装置に於て粘着板の表面の少なくとも中
央部領域に表面張力を解除するための溝を設ける
ことにより、中央部領域に於て印刷が薄くなると
いう問題が解決される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による孔版印刷装置の一つの実
施例を示す概略斜視図、第2図は本考案による孔
版印刷装置の印刷部の解図的断面図、第3図乃至
第7図は本考案による孔版印刷装置に用いられる
粘着板の平面形状を示す平面図である。 1……基台、2……枢軸、3……ヒンジ装置、
4……押圧板、5……印刷用紙載置台、6……粘
着板、7……切込み溝、8……原板取付要素、9
……孔版印刷用原板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台1と、前記基台上に装着され周縁が解放さ
    れた平板状の発泡性弾性材よりなる印刷用紙載置
    台5と、孔版印刷用原板を装着される押圧板4と
    を有し、前記押圧板により前記孔版印刷用原板が
    その全印刷面にて一度に前記印刷用紙載置台上に
    載置された印刷用紙に押付けられるよう構成され
    た孔版印刷装置にして、前記印刷用紙載置台5上
    には弾性材よりなり印刷用紙に対し粘着性を呈す
    る一枚の粘着板6が装着されており、前記粘着板
    はその印刷用紙に接する表面の中央部領域に表面
    調力を解除するための溝を備えていることを特徴
    とする孔版印刷装置。
JP3956187U 1987-03-18 1987-03-18 Expired JPH02272Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3956187U JPH02272Y2 (ja) 1987-03-18 1987-03-18

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3956187U JPH02272Y2 (ja) 1987-03-18 1987-03-18

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Publication Number Publication Date
JPS636864U JPS636864U (ja) 1988-01-18
JPH02272Y2 true JPH02272Y2 (ja) 1990-01-08

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