JPH02272225A - マイクロ波加熱用パッケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、マイクロ波エネルギーを吸収して、熱せられ
た面を生ずる、電子オーブン空間内で用いるための加熱
装置に関する。さらに詳しくは、本発明は電子オーブン
内での熱エネルギー伝導による熱伝達によって食品を調
理するまたは他の物質を加熱するために用いられる加熱
装置に関する。

慣習的なガスオーブンまたは電気オーブンは典型的に、
例えば３００〜５００　”　Ｆのような比較的高温に熱
せられる。オーブン内の食品の表面はこのような高温に
暴露され、熱は徐々に食品中に伝達されて食品の内部を
加熱する。この結果、食品の表面は焼けるかまたは乾燥
されて、食品に人々が好んで用いる褐色化（ｂｒｏｗｎ
ｉｎｇ）及び着色特徴を与える。

電子オーブンによる調理は慣習的なガスオーブンまたは
電気オーブンとは全く異なる原理で食品を加熱する。マ
イクロ波調理では、マイクロ波エネルギーが食品の内部
に浸透し、内部加熱が外面からの緩慢な伝熱の結果とし
てではなく、直接開始する。さらに、食品外部が食品内
部よりも迅速に冷却して、食品内部が食品外部よりも熱
いことになる。

通常のマイクロ波調理では、マイクロ波熱エネルギーを
食品の体積全体に与え、その結果水分が食品表面に駆除
される。これによって、焼かれたすなわち褐色化した表
面が望ましい場合には、パン粉をまぶした表面に湿気の
ある組織が生ずる。

パン粉をまぶさない食品に関しても、焼かれたすなわち
褐変した表面がしばしか望まれる。

電子オーブン内の食品の表面を焼くまたは褐色化する先
行技術の方法は、電子オーブン空間内に置かれ、熱エネ
ルギーを吸収して、高温になる用具または器具を提供す
ることである０食品は用具に対応した形状をとるので、
熱は用具から食品に伝達され、食品の表面を褐変する。

このような用具の１つはブラウニング　デイツシュ（ｂ
ｒｏｗｎｉｎｇｄｉｓｈ）である、ブラウニング　デイ
ツシュの１つの欠点は製造コストが比較的高いために、
使い捨てパッケージとして容易に使用できないことであ
る。ブラウニング・デイツシュの他の欠点は食品の表面
を焼くために充分な温度にするためには予熱しなければ
ならないことである。使い捨てパッケージに用いる場合
のブラウニング・デイツシュの他の欠点は、パッケージ
に重しを与えるような有意な量の質量を含まなければな
らないことである。

他のマイクロ波加熱用パッケージは、タービン（Ｔｕｒ
ｐｉｎ）等の米国特許第４，１９０，７５７号に述べら
れているパッケージである。この特許は、金属シート上
べのフェライトセラミックの使用を述べている。フェラ
イトはバインダー内に配置されて、マイクロ波吸収材を
形成する。この吸収材を次に薄いペイント様層として金
属シートに塗布すると、パッケージは活性マイクロ波吸
収体として作用する。タービンのパッケージをマイクロ
波領域に入れると、パッケージの温度は食品の温度より
も高くなるので、パッケージに接触する食品を焼くこと
になる。米国特許第４，１９０，７５７号に開示されて
いるような、このパッケージデザインの欠点の１つは、
調理中のパッケージのひび割れその他の損傷を最小にす
るために、吸収材中に種々なサイズのフェライト粒子を
用いなければならないことである。他の欠点は、熱せら
れた食品からの蒸気が食品と金属シートとの間に捕捉さ
れて、食品の表面に水分の集積が生ずることである。

さらに他の欠点は、吸収材が金属シートへのその接着性
を失うことである。マイクロ波吸収材と金属は熱せられ
ると膨張する。しかし、金属は吸収材とは異なる速度で
膨張する。吸収材を金属シートに塗布して加熱すると、
金属シートと吸収材との界面にせん断力が発生する。こ
れらのせん断力が吸収材に接着性を失わせて、金属シー
トから剥離させる。

電子オーブンでの食品加熱用の改良パッケージを提供す
ることが、本発明の目的である。

先行技術を超えて改良された温度性能を有する、電子オ
ーブン内での食品加熱用パッケージを提供することが、
本発明の他の目的である。

フェライトを含むバインダーの接着性を改良するために
メツシュを含む、電子オーブン内での食品加熱用のマイ
クロ波パッケージを提供することが本発明の他の目的で
ある。

加熱から生ずる高いせん断力と応力に耐えうろことによ
って、長い予想寿命を有するパッケージを提供すること
も、本発明の目的である。

電子オーブン内での食品加熱用の低コストパッケージを
提供することも、本発明の目的である。

さらに、電子オーブン内の食品の表面への水分の蓄積を
阻止するように、蒸気放出用の孔を含む、電子オーブン
内での食品加熱用パッケージを提供することが本発明の
他の目的である。

食品の表面に燃焼ラインを形成するように食品と熱的に
連結する、電子オーブン内での食品加熱用パッケージを
提供することも、本発明の目的である。

さらに、自動的にマイクロ波エネルギーを吸収して、食
品の表面温度を食品の内部温度より高めるような食品パ
ッケージへの使用に適した装置を提供することが、本発
明の目的である。

さらに、パッケージ温度が食品の表面をこがすほど高く
なるのを阻止するような、食品加熱用パッケージを提供
することも本発明の目的である。

パッケージ加熱からの金属粒子が食品中に移行すること
を阻止した、食品加熱用の金属加熱パッケージを含む食
品加熱用パッケージを提供することが本発明の他の目的
である。

本発明は、金属表面と複数の孔を有するメツシュ、メツ
シュに結合した耐熱性バインダー材料、及びメツシュに
隣接して配置されたバインダー材料内に分散したマイク
ロ波損失性材料の複数の粒子から成る、電子オーブン内
での食品加熱用パッケージを明確に定める。バインダー
材料と粒子をメツシュに塗布して孔を実質的に充填する
こが好ましい、さらに、パッケージを食品の上に置いて
食品を加熱する場合に、食品からの蒸気を上方または下
方へ漏出させる開口を残すように、孔を充填するこが好
ましい。

本発明はまた、多孔質金属シートと、複数の強磁性酸化
物粒子を含む非損失性バインダー材料とを含み、バイン
ダー材料がシートの側面及び底面にペイント様層として
塗布され、孔内に埋込まれている、電子オーブン内で食
品を加熱し焼くためのパッケージによって実施される。

加熱中にパッケージが食品と接触して、食品の表面に燃
焼ラインが形成されるように、粒子がシートに沿って横
方向にストリップを形成するようにバインダー内に分散
させることが望まれる。

本発明はさらに、次の工程； 複数の孔を有するメツシュ、メツシュに孔の間で結合し
た耐熱性バインダー材料及びバインダー材料内に分散し
たマイクロ波損失性材料の複数の粒子から成るパッケー
ジ上に食品を置く工程と、パッケージをマイクロ波エネ
ルギーに暴露させて、マイクロ波エネルギーの吸収によ
ってパッケージ内に発生した熱が食品に伝達されて食品
の表面を焼くようにする工程を含む、電子オーブン内で
食品を調理する方法によっても実施される。この方法が
さらに食品の表面から蒸気を除去するためにパッケージ
内に複数の通気孔を設ける工程を含むことが好ましい。

第１図〜第３図では、マイクロ波加熱用パッケージ１０
を示す。

家庭用電子オーブン（ズ示せず）は典型的に、電子オー
ブン空間内の食品を加熱する５００〜７００ワツトのマ
イクロ波周波数線を発生する。マイクロ波加熱用パッケ
ージ１０をこの空間に入れ、被加熱食品と接触させる。

マイクロ波加熱用パッケージはマイクロ波周波数線を吸
収して、マイクロ波作用中に熱くなり、食品の外面を加
熱する。さらに、マイクロ波周波数線は食品の内部を加
熱する。

マイクロ波加熱用パッケージ１０は熱吸収材料の加熱層
１４で被覆した金属メツシュ１２によって構成される。

熱吸収材料１４は金属メツシュ１２の片面または両面に
塗布する。熱吸収材料をメツシュ１２に塗布することに
よって、メツシュ１２から食品への金属粒子の移動は阻
止される。熱吸収材料１４はバインダー材料１６と損失
性磁性材料１８との複合体から成る。

図示した金属メツシュ１２はメツシュウェブ（ｍｅｓｈ
　ｗｅｂｂｉｎｇ）によって分離された、実質的に等間
隔のダイヤモンド形状の複数の孔を示す。孔はダイヤモ
ンド形状であることが好ましいが、例えば方形、円形、
楕円形、三角形等の如何なる形状の孔でもよい、金属メ
ツシュ１２と熱吸収材１４は、マイクロ波加熱用パッケ
ージ１０が曲げられるように、フレキシブルな材料から
構成されることが好ましい、メツシュ１２はエツチング
、スタンピング、穿孔及び膨張によって形成され、組立
またはその他の多孔質シート形成のこのような方法によ
って作成される。図示したマイクロ波加熱用パッケージ
１０の大きさは約４″×４″であるが、この大きさは調
理すべき食品をカバーするように変えられる。さらに、
マイクロ波加熱用パッケージ１０は、調理すべき食品を
被覆する前に耐熱性等級のポリエステルまたは同等のパ
ッケージ（図示せず）中に包まれることができる。この
包装はマイクロ波加熱用パッケージと被調理物体との間
に無菌層を与える。

第２図では、上部マイクロ波加熱用パッケージＬｏｔと
下部マイクロ波加熱用パッケージ１０ｂとから成る、魚
のパイのような食品２６を被覆する加熱容器２４を示す
。食品２６とマイクロ波加熱用パッケージＬｏｔと１０
ｂはカバー３０を有する外部パッケージ２８内に封入さ
れる。この外部パッケージ２８とカバー３０は損傷を受
けることなく高温に耐えうるような紙、プラスチック、
その他の材料から製造されるのが好ましい。外部パッケ
ージ２８とカバー３０は水分を吸収するように構成され
るか、または食品２６からの水分をさらに放出するよう
に通気孔を有することができる１図示したマイクロ波加
熱用パッケージ１０１と１０ｂは波形状に形成される。

マイクロ波加熱用パッケージは食品の形状に合せて成形
することもできる。すなわち例えばチキンドラムスティ
ックまたはエラグロールのような食品の輪郭に合せて成
形することができる。

加熱容器２４は外部パッケージ２８の床に下部マイクロ
波加熱用パッケージ１０ｂを取付けるまたは付着させる
ことによって構成される０次に、食品２６を下部マイク
ロ波加熱用パッケージ１０ｂ上に載せる０次に上部マイ
クロ波加熱用パッケージＬｏｔを食品２６上におく０次
にカバー３０をパッケージ２８上において、加熱容器２
４を貯蔵及び輸送用にシールする。上部マイクロ波加熱
用パッケージＬｏｔをカバー３０に付着させて、輸送中
の運動を阻止する。

操作中は、容器２４を電子オープン内に入れる。

カバーは除去することができる。電子オーブン内で食品
２６が上部マイクロ波加熱用パッケージＬｏｔと下部マ
イクロ波加熱用パッケージ１０ｂによって加熱される場
合に、マイクロ波加熱用パッケージは熱くなる１食品２
６が調理されると、食品２６上のマイクロ波加熱用パッ
ケージＬｏｔと１０ｂが食品２６に接触する箇所に燃焼
ラインが発生する。マイクロ波加熱用パッケージＬｏｔ
と１０ｂが食品２６と接触する位置は熱吸収材の厚い層
を有することが好ましい０食品２６がマイクロ波加熱用
パッケージ１０ｔに接触しない場合には、食品２６が輻
射によってマイクロ波加熱用パッケージＬｏｔによりな
お加熱されることになる。

マイクロ波加熱用パッケージＬｏｔと１０ｂ上の損失性
材料１８の量を調節することによって、マイクロ波加熱
用パッケージＬｏｔと１０ｂに隣接する食品２６表面の
温度を制御することができる。

上部マイクロ波加熱用パッケージＬｏｔと１０ｂを波形
化することによって、蒸気３２を食品２６から漏出させ
、食品２６の表面をパリパリに乾燥させることができる
。さらに、下部マイクロ波加熱用パッケージ１０ｂを波
形化することによって、食品２６からのしたたりが流出
して、湿気の少ない組織を有する調理ずみ食品２６が得
られる。

第３図では、第１図のマイクロ波加熱用パッケージ１０
の断面を示す。マイクロ波加熱用パッケージ１０全体に
は複数のダクトまたは開口３６が散在する。これらの開
口３６は金属メツシュ１２の孔２０内に配置され、第２
図に示すように、マイクロ波加熱用パッケージＬｏｔま
たは１０ｂから蒸気３２が漏出するダクト３６を形成す
る。ダクト３６は食品２６表面のバリバリ化（ｃｒｉｓ
ｐｉｎＦｉ）をさらに強化する。熱吸収材１４は金属メ
ツシュ１２を、総複合厚さが０．０１０〜０．０６０ｉ
ｎｃｈになるように、完全におおうことが好ましい。メ
ツシュ１２はアルミニウム製であることが好ましいが、
良好な熱的性質を有し、非損失性である金属材料または
金属化耐熱性プラスチックはメツシュ１２の形成に用い
ることができる。金属メツシュ１２から食品中に移動す
る金属粒子をさらに阻止するために、金属メツシュ１２
を例えば耐熱性プラスチック、ポリエステルまたはゴム
のような材料の付加的薄層（図示せず）によって被覆す
ることができる。

熱吸収材１４はバインダー１６と損失性磁性材料１８と
の混合物から成る。バインダー１６はシリコーン樹脂、
シリコーンゴムまたはケイ酸ナトリウムから製造される
。損失性磁性材料（Ｉｏｓｓｙｍａｇｎｅｔｉｃ　ｍａ
ｔｅｒｉａｌ）　１８は例えばフェライト（Ｆｅ３０４
）または酸化鉄のような材料から構成される。

熱吸収材１４の近似成分はケイ酸ナトリウム１０〜３３
％、Ｈ２Ｏ５〜１５％及びＦｅ＝Ｏｎ　　６５〜８０％
である。他の熱吸収材１４は次の成分を含みうる：　Ｄ
Ｃ５９５（タイプＡとＢ）シリコーン〔ダウコーニング
　コーポレーション（００１１１（ｏｒｎｉｎｇＣｏｒ
ｐｏｒａｔｉｏｎ）　、ミシガン州ミツトランドから販
売〕、これは好ましくはＦｅ５０＜　２部／ＤＣ５９５
１部のような割合でＦｅ５０．と混合したバインダーと
して用いられり、ＸＹＬＡＮ　８７７８　　（ホフイ）
７ｔ−トコ−ポレーション（Ｗｈｉｔｅｆｏｒｄ　Ｃｏ
ｒｐｏｒａｔｉｏｎ）　、ペンシルバニア州フレイザー
から販売〕、これはバインダーと損失性磁性材料を含む
熱吸収材として用いられる。トリープラス（Ｔｒｉ−Ｐ
ｌｕｇ）　（ゼネラルエレクトリック　コーポレーショ
ン（ＧｅｎｅｒａｌＥｌｅｃｔｒｉｃ　Ｃｏｒｐｏｒａ
ｔｉｏｎ）　、ニューヨーク州ウォーターフォードから
販売〕これはケイ酸ナトリウム上の目止塗料（ｓｅａｌ
ｉｎｇｃｏａｔｉｎｇ）として用いられる。さらに、米
国特許第４，１９０，７５７号に述べられている熱吸収
材も用いられる、この特許はこれによって参考文献とし
てここに関係する。

この代りに、マイクロ波加熱用パッケージ１０をバイン
ダー材料上に、金属メツシュと接触せずに、配置された
損失性磁性材料によって構成することもできる。調理中
に金属メツシュ１２上に誘導されるマイクロ波磁界はバ
インダーの厚さよりも大きい範囲を有し、損失性磁性材
料に達する。

好ましいバインダー１６はフレキシブルな材料から製造
されたものである。フレキシブルな材料は硬化した場合
に破断することなく曲げられることができるので、金属
シートまたは金属メツシュに塗布された場合に調理中に
シートまたはメツシュから熱吸収材が分離する機会を減
するようにわん曲することができる。

他の好ましいバインダーの基準を次に挙げる：第一に、
バインダーは金属に接着すべきである。

第二に、バインダーは高温と低温の両方において食品と
の接触に問題があってはならない。第三に、バインダー
は少なくとも３５０″Ｆまで損傷を受けることなく、耐
熱性でなければならない。第四に、バインダーは金属粒
子の金属メツシュから食品への移動を阻止しなければな
らない。

前記基準を満たし、フレキシブルであるようなバインダ
ーの１つはＤＣ５９５シリコーンである。　ＤＣ５９５
を用いてマイクロ波加熱用パッケージを製造する１つの
方法は、次の通りである：　　ＤＣ５９５（Ａタイプ）
１部を等重量のＤＣ５９５（Ｂタイプ）及びフェライト
４重量部と混合して、熱吸収材を製造する。

次に、この熱吸収材を例えば噴霧または散布のような方
法によって、金属メツシュに塗布する。噴霧可能な混合
物を調合するには、トルエンのような溶媒の添加が必要
である。金属メツシュと熱吸収材を次に２３０′″Ｆよ
り高温に加熱して、ＤＣ５９５熱吸収材を硬化させる。

次に、マイクロ波加熱用パッケージを冷却させる。冷却
後に、熱吸収材は使用可能であり、高温の食用脂肪に溶
解せず、ＤＣ５９５を金属メツシュから分離させず、熱
吸収性粒子の食品中への吸収を阻止する。

他の代替バインダー材料はセラミックまたは酸化アルミ
ニウムのいずれかを含む。これらの材料は電解液におけ
る陽極酸化、プラズマ酸化、蒸気ヨウ素化（ｓｔｅａ…
・１ｏｄａｔｉｏｎ）または他の酸化方法によって金属
メツシュに結合させることができる。

他のバインダーと損失性材料とを用いてマイクロ波加熱
用パッケージを製造するには、バインダーがプレミック
ス′されていないならば、バインダー１６に損失性材料
１８を混合して、熱吸収材１４を形成する０次に、この
熱吸収材１４を散布または噴霧のような何らかの方法に
よって金属メツシュ１２上に塗布する。熱吸収材１４は
金属メツシュ１２の両側に塗布するのが好ましい。孔２
０を実質的に充填することが好ましいが、大きい孔を有
するメツシュを用いる場合には、孔に開口を残すことも
できる。熱吸収材１４を金属メツシュ１２に塗布するが
熱吸収材は０．１〜１．Ｏｇ／１ｎｃｈ２平均重量を有
することが好ましい。金属メツシュ／熱吸収材複合体ま
たはマイクロ波加熱用パッケージ１０の好ましい厚さは
０．０１０〜０．０６０ｉｎｃｈである。

金属メツシュ１２の好ましい厚さは０．００２〜０．０
５０ｉｎｃｈである。金属メツシュ１２が０．０３〜０
．２５ｉｎｃｈの幅を有する孔２０を含むことが好まし
い。

熱吸収材１４は加熱時に金属メツシュへのその接着性を
失ってはならない。マイクロ波加熱用パッケージ１０を
加熱すると、金属メツシュはメツシュウェブ２２の各々
の長さく典型的には１／８　”　）に沿って軽度に膨張
する。さらに、熱吸収材１４の金属メツシュ１２への結
合を強化するメツシュウニブ２２の交差点に熱吸収材１
４を付着させる。従って、金属メツシュ１２は熱吸収材
１４内で膨張し、それによって、熱吸収材の分離が阻止
される。さらに、熱吸収材１４がフレキシブルであるな
らば、これはメツシュと共に膨張（または伸張）し、分
離の機会はさらに減する。

第１表は、マイクロ波加熱用パッケージを構成するため
の幾つかの可能なバインダー材料１６、損失性材料１８
、それらの成分及び関連する厚さをリストする。全ての
寸法は他に指定しないかぎり、１ｎｃｈで表す。金属メ
ツシュ１２と熱吸収材１４は、マイクロ波加熱用パッケ
ージ１０を用いる特定の用途に適合するように選択する
ことができる。下記の第１表のデータは、アマナ（＾Ｉ
ｌ＋ａｎａ　）７００Ｗ電子オーブン内でのマイクロ波
加熱用パッケージ１０によって得たものである。マイク
ロ波加熱用パッケージ１０は３．５”　ｘ３．５″の寸
法を有した。熱吸収材はアルミニウム金属メツシュ１２
の両側に噴霧によって塗布した。

第４図では、種々な量のフェライトを含む熱吸収材の時
間対温度特性を説明するチャートを示す。

全ての特性値は３．５″×３．５″の寸法を有する、ア
ルミニウムメツシュを用いたアマナフ００Ｗ電子オーブ
ン内で測定した。このアルミニウムメツシュはメツシュ
孔サイズ０．０フフｉｎ、厚さ０．０１０ｉｎ、メツシ
ュウェブ幅０．０１０ｉｎを有する。さらに、全てのア
ルミニウムメツシュはその両側に噴霧された、ケイ酸ナ
トリウムバインダー＋６２．５〜８０％Ｆｅ＝Ｏｎ　（
フェライト）組成物を有した。ライン４０は熱吸収材２
．７ｇと６２，５％ＦｅＪ１組成物を用いて測定した。

ライン４２はＦｅ＝Ｏｎ　６２．５％と熱吸収材５．Ｏ
ｇを用いて測定した。ライン４４はＦｅ、０＜　６２．
５％と熱吸収材５．０ｇを用いて測定した。ライン４６
はＦｅｚＯ＜８０％と熱吸収材４．９ｇを用いて測定し
た。このチャートから、密度とフェライト量が増加する
につれて、マイクロ波加熱用パッケージの加熱時間が減
少することが明らかである。従って、金属メツシュ上の
フェライト量を使用食品及びマイクロ波加熱用パッケー
ジに必要な表面調理温度によって変えることができる。

第５図では、第２図に示すような負荷条件下での加熱用
パッケージの関係を表すチャートを示す。

換言すると、このチャートはアマナ７００　Ｗ電子オー
ブン内で魚パイ２６を調理する、マイクロ波加熱用パッ
ケージＬｏｔと１０ｂの時間対温度特性を示す、用いた
マイクロ波加熱用パッケージ１０ｔと１０ｂは６２．５
″ｘ７．ｏｏ”の寸法を有した。用いたマイクロ波加熱
用パッケージＬｏｔと１０ｂは、第１表の例１に示した
割合で材料を用いて構成した。ライン４８は上部マイク
ロ波加熱用パッケージ１０ｔの熱的性質を示し、ライン
５０は下部マイクロ波加熱用パッケージ１０ｂの熱的性
質を示す。

本発明の好ましい実施態様を説明したが、これらの概念
を含む他の実施態様も使用可能であることは自明のこと
である。それ故、本発明は開示した実施態様に限定され
るべきではなく、本発明は特許請求の範囲とその本質に
よってのみ限定されるべきだと考えられる。

【図面の簡単な説明】

第１図はメツシュの熱吸収材を露出した、マイクロ波パ
ッケージの破断図であり； 第２図は食品の表面を加熱するマイクロ波パッケージの
側断面図であり； 第３図は第１図のライン３−３に沿って切断した、側断
面図であり； 第４図は種々な厚さのマイクロ波パッケージの時間／温
度反応を示すグラフであり： 第５図は負荷条件下でのマイクロ波パッケージの時間／
温度反応を示すグラフである。 １０・・・マイクロ波加熱用パッケージ。 １２・・・金属メツシュ；　１６・・・熱吸収材；１６
・・・バインダー；　　１８・・・損失性材料：２０・
・・孔 ＦＩＧ１ ＦＩＧ、　３ ＦＩＧ、　４ ＦＩＧ、　２ Ｆ／θ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、電子オーブンでの食品加熱用パッケージであって、
   次の要素： 金属面と複数の孔を有するメッシュ； 前記メッシュに結合した耐熱性バインダー材料；及び 前記メッシュに隣接配置された前記バインダー材料内に
   分散した、マイクロ波損失性物質の複数の粒子 を含むパッケージ。 ２、前記バインダー材料と粒子を、前記孔を実質的に満
   すように、前記メッシュに塗布する請求項１記載のパッ
   ケージ。 ３、前記粒子と前記バインダー材料とを前記メッシュの
   両側に結合させる請求項１記載のパッケージ。 ４、前記メッシュを金属から構成する請求項１記載のパ
   ッケージ。 ５、前記粒子がＦｅ＿３Ｏ＿４を含む請求項１記載のパ
   ッケージ。 ６、前記孔が０．００５〜０．１２５ｉｎｃｈ（０．０
   １２７〜０．３１７５ｃｍ）の間隔で分離していること
   を特徴とする請求項１記載のパッケージ。 ７、前記孔が０．０３〜０．２５ｉｎｃｈ（０．０７６
   ２〜０．６３５０ｃｍ）の幅を有する請求項１記載のパ
   ッケージ。 ８、パッケージが食品の上に置かれ、前記食品を加熱す
   る場合に、前記食品からの蒸気を上方または下方に漏出
   させるための開口を、前記の充填された孔が有する請求
   項２記載のパッケージ。 ９、前記バインダー材料がセラミック材料を含む請求項
   １記載のパッケージ。 １０、電子オーブン内で食品を加熱し、焼くためのパッ
   ケージであって、次の要素： 多孔質金属シート；及び 前記シートの側面及び底面にペイント様層として塗布さ
   れ、前記孔に埋込まれるバインダー材料であって、複数
   の強磁性酸化物粒子を含む非損失性バインダー材料 を含むパッケージ。 １１、前記孔が０．０３〜０．２５ｉｎｃｈ（０．０７
   ６２〜０．６３５０ｃｍ）の幅を有する請求項１０記載
   のパッケージ。 １２、前記孔が０．００５〜０．１２５ｉｎｃｈ（０．
   ０１２７〜０．３１７５ｃｍ）の最低間隔を有する請求
   項１０記載のパッケージ。 １３、前記多孔質金属シートが０．００２〜０．０５０
   ｉｎｃｈ（０．０５０８〜０．１２７０ｃｍ）の厚さを
   有する請求項１０記載のパッケージ。 １４、前記シートとバインダーが０．０１０〜０．０６
   ０ｉｎｃｈ（０．０２５４〜０．１５２４ｃｍ）の全複
   合厚さを有する請求項１３記載のパッケージ。 １５、パッケージが食品の上に置かれた場合に加熱中に
   前記食品からの水分を漏出させうるような幅を有する開
   口が、前記孔に埋込まれた前記バインダー材料中にさら
   に配置されている請求項１０記載のパッケージ。 １６、前記シートが波形であり、パッケージが加熱中の
   食品に接触する場合に、前記食品に燃焼ラインを形成す
   る請求項１０記載のパッケージ。 １７、パッケージが加熱中の食品に接触する場合に、燃
   焼ラインが前記食品の表面に形成されるように、前記バ
   インダーが前記シートの表面に沿って横方向にストリッ
   プ状に配置されている請求項１０記載のパッケージ。 １８、前記バインダーが加熱時に前記多孔質金属から分
   離しないようにフレキシブルである請求項１０記載のパ
   ッケージ。 １９、前記シートがアルミニウムメッシュである請求項
   １０記載のパッケージ。 ２０、前記バインダー材料がＤＣ５９５を含む請求項１
   ０記載のパッケージ。 ２１、前記粒子が構造体上に配置され、前記バインダー
   が前記金属シートから隔離されている請求項１０記載の
   パッケージ。 ２２、次の工程： 複数の孔を有するメッシュ、前記メッシュの前記孔の間
   に結合した耐熱性結合剤、及び 前記バインダー材料中に分散した、マイクロ波損失性材
   料の複数の粒子から成るパッケージ上に食品をのせる工
   程；及び 前記パッケージをマイクロ波エネルギーに暴露させ、マ
   イクロ波エネルギーの吸収によって前記パッケージ内に
   発生した熱が前記食品に伝導させて、食品の表面に焼く
   ようにする工程 から成る、電子オーブン内で食品を調理する方法。 ２３、食品の表面から蒸気を除去するために、前記パッ
   ケージ内に複数の通気孔を形成する工程をさらに含む請
   求項２２記載の方法。