JP2020109008A - 琺瑯容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、電子レンジで使用することができる琺瑯容器に関するものである。【解決手段】 この発明は、金属製容器2の要加熱個所3に、略等間隔に配置した多数の貫通孔4を穿設し、該貫通孔4が完全に琺瑯用釉薬で塞がるように覆った後に焼成し、一体に形成されてなることを特徴とする。これにより、電子レンジ内で、電磁波は、貫通孔4を通過して琺瑯容器内に収納されている被発熱体を発熱させて加熱調理することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、電子レンジなどの電磁波で収納物を発熱させることができる琺瑯容器の改良に関するものである。
食器類などの琺瑯容器は金属板を加工した容器からなるので、電子レンジに収納すると、金属が電磁波を反射してしまい、容器内に収納した食品類などの被発熱体を加熱することができないことが知られている。
そこで、例えば、特開平5−258857号の電子レンジ調理用具では、調理用具が陶磁器製で構成され、かつこの陶磁器製品には、ガラス相を含むセラミックと酸化物強磁性材料とで構成された釉薬を施す構成が採られている。
また、特開2012−522892号では、金属製容器の表面に塗布して金属容器を発熱させるための発熱琺瑯釉薬において、ガラス質成分の琺瑯釉薬(フリット)5〜75重量%、軟磁性粉末20〜93重量%、粘土1〜10重量%、亜硝酸ナトリウム0.1〜1重量%を混合してなる混合物100重量部に、水20〜50重量部を添加して製造された発熱琺瑯釉薬が提案されている。
しかし、上記構成では、金属製容器が、底が浅く扁平な容器に限られ、通常形状の琺瑯容器に用いることができない。
特開平5−258857号公報 特開2012−522892号公報
この発明が解決しようとする問題点は、底が深い容器など容器の形状に囚われず、電子レンジで使用することができる琺瑯容器を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために、
金属製容器の要加熱個所に、略等間隔に配置した多数の貫通孔を穿設し、該貫通孔が完全に琺瑯用釉薬で塞がるように覆って焼成し、一体に形成されてなることを特徴とする。
金属製容器の要加熱個所には、多数の貫通孔が形成されており、該貫通孔は琺瑯用釉薬で塞がっているので、外面上は通常の琺瑯製品の美粧性を有しているが、電子レンジで使用する場合は、電磁波が貫通孔を通って容器内部の食品等の被発熱体からなる収納物に吸収され、発熱させることができる。
要加熱個所が金網状の金属製容器からなる琺瑯容器の側面図である。 要加熱個所がパンチングメタルの金属製容器からなる琺瑯容器の側面図である。 要加熱個所が容器の扁平な底面に設けられている琺瑯容器の側面図である。 金属製容器の貫通孔を示す底面図である。 琺瑯容器の部分断面図である。
本実施例の琺瑯容器1は、一例として、ボウル形状からなっており、琺瑯製品の生地となる金属製容器2の要加熱個所3に、略等間隔に配置した多数の貫通孔4を穿設し、該貫通孔4が完全に琺瑯用釉薬で塞がるように覆って焼成し、一体に形成されている。
金属製容器2は、公知の琺瑯用金属材料からなっており、例えば、琺瑯用鋼板、鋳鉄、アルミめっき鋼板、アルミ錫めっき鋼板、アルミニウム、各種合金そのた公知の金属材料を使用することができる。
金属製容器2の要加熱個所3は、金属製容器2の周壁全周やその1部であってもよく、内部に収納する被発熱体の位置に対応して電磁波が通って発熱しうる領域を示す。
上記要加熱個所3には、略等間隔に配置した多数の貫通孔4が穿設される。
多数の貫通孔4は、金網等で形成されるもの(図1参照)やパンチングメタル等の打ち抜きで形成されるもの(図2参照)穿孔によるものなど公知の貫通孔でその製法は問わない。
上記貫通孔4は、要加熱個所3のエリアで、略等間隔のピッチで多数配置される。
貫通孔4は、全てが同一の形状、同一の大きさであることが好ましいが、全部または一部が異なる形状や、大きさであってもよい。
上記貫通孔4の大きさは、金属製容器2に琺瑯用釉薬を接合する際に、前記貫通孔4の開口を完全に塞ぐことができる大きさであることが必要であり、貫通孔4の大きさと形状と、琺瑯用釉薬が貫通孔4内から垂れ落ちたり抜け落ちずに保持されて焼成しうるように、実験的に適切な構成を定めることができる。
図1では、織り金網を金属製容器2として2〜5mm径の小孔が枠を挟んで連続する構成からなっており、その内外両面の全周に琺瑯用釉薬を施して焼成して一体とした琺瑯容器からなっている。
また、図2では、金属製容器2がパンチングパネルを成形加工したものの場合、小孔は5〜8mm径の小孔が5mmピッチで上下左右に連続する構成からなっているが、本発明において、その大きさは特に限定されるものではない。
本実施例では、琺瑯用釉薬は公知のフリットを用いているが、用途に応じて適宜物質を混入したガラス質釉薬を用いてもよい。
特に貫通孔4の空間部分には、金属板は存在しないため衝撃を受けると強度が不足して、貫通孔4内に焼き付けられた琺瑯部分が剥がれるおそれがあるので、要加熱個所3の金属板の厚みを厚くして、衝撃を緩和させたり、要加熱個所3の琺瑯用釉薬の強度を高めて、貫通孔4に焼成された琺瑯が剥離したり破損することがないようにすることが好ましい。
この琺瑯容器1は、公知の製法に準じて製作することができる。
まず鋼板などの金属板を切り抜き、所望の金属製容器2を成型する。
また、必要に応じて、持ち手や注ぎ口などを熔接して一体化し、同時に金属製容器2の要加熱個所3に、略等間隔に配置した多数の貫通孔4を穿設する。
上記貫通孔4の成型は、予め貫通孔4が形成された金属板を用いてもよいし、任意の段階で加工するものでもよい。
金属製容器2の素地が完成すると、前処理として、釉薬の密着性を高めるために素地に付着する油や汚れを洗浄し、乾燥させる。
次に、下引き掛けとして、前記金属製容器2に釉薬を均一に掛けていく。
均一に仕上がったら乾燥後、ガス窯に入れ、除熱を経て高温の連続焼成炉を通し、焼成一回目が行われ、除冷することで、下引きの釉薬が定着する。
次に、上釉薬掛けが行われる。
これは、釉薬のムラなどがないかの検査をおこなった後、下引き掛けと同様に表面に釉薬を掛けていく。
なお、直接に火に掛けて使用する頻度の高いものは、内面に耐熱水性釉薬を施し、釉薬を焼成する。
その後、全体または外部のみに仕上げ色の釉薬を施して焼成する。
次に、再度、仕上げの焼成が行われる。
図3に示す琺瑯容器1は、底面6が扁平な形状からなっている場合であって、底面6に脚部7を有し、電子レンジ内で底面6を中空に保持しうる構成からなっている。
そこで、底面6に貫通孔4を設けて琺瑯用釉薬を焼成しておくことで、電子レンジから放射される電磁波が電子レンジの内部下面に反射して、中空に保持された琺瑯容器1の底面6に形成された貫通孔4から侵入して、収納物を発熱させることができる。
上記製法は一例であって、この発明の製法は上記構成に限定されない。
その他、この発明は前記実施例に限定されるものでなく、要するに、この発明の要部を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
また、用途も家庭用品に限定せず、容器内に収納物に電磁波をあてて発熱させるのであれば、工業的用途に使用するものであってもよい。
1 琺瑯容器
2 金属製容器
3 要加熱個所
4 貫通孔
5 琺瑯用釉薬
6 底面
7 脚部

Claims (1)

  1. 金属製容器の要加熱個所に、略等間隔に配置した多数の貫通孔を穿設し、該貫通孔が完全に琺瑯用釉薬で塞がるように覆って焼成し、一体に形成されてなることを特徴とする琺瑯容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113910413A (zh) * 2021-11-04 2022-01-11 德化县如瓷生活文化有限公司 窄口瓶内表面线雕及透光珐琅陶瓷制品及其制备工艺

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