JPH02271830A

JPH02271830A - 心電図波形表示方法

Info

Publication number: JPH02271830A
Application number: JP1094750A
Authority: JP
Inventors: Tamon Mizoguchi; 溝口　多聞; Mutsumi Magara; 真柄　睦; Toshihiko Yamagata; 山県　俊彦
Original assignee: Fukuda Denshi Co Ltd
Current assignee: Fukuda Denshi Co Ltd
Priority date: 1989-04-14
Filing date: 1989-04-14
Publication date: 1990-11-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（Ｉ）産業上の利用分野本発明は、心電図波形表示方法、特に医師がそれを見て
直ちに緊急の処置を施すことができる心電図波形表示方
法に関する。

（ｎ）従来の技術（１）発明の背景一般に、ＳＴレベルは、心電図波形のＳＴ部分と基準レ
ベルとの差をいう。

二のＳＴレベルを計測することは、心筋に運ばれて来る
血液の量が不足することから起こる疾患である虚血性心
臓病の診断と治療に役立つ。

即ち、心筋の内側に虚血をおこしている場合には、第３
図（Ａ）の参照符号ａのように、ＳＴレベルは下がる。

反対に、心筋の外側に虚血を起こしている場合には、第
３図（Ｂ）の参照符号すのように、ＳＴレベルは上がる
。

かかるＳＴレベルの変化がわかるように心電図波形を表
示することは、虚血性心臓病の診断と治療に不可欠であ
る。

（２）従来例従来の心電図波形表示方法は、例えば、本願の出願人が
既に提出した特願昭６２−３３０９３３に開示されてい
る。

この開示された方法によれば、心電図波形を該波形中の
ＱＲ３部分に同期して重畳し、該重畳波形を一定毎に表
現位置を変えて多数表現することにより、心電図波形中
のＳＴレベルの変化状況を表示可能としたものである。

（ＩＩＩ）発明が解決しようとする課題上記従来例は、
ある一定時間、例えば、３０秒ごとに心電図波形を重畳
して表示するものである。　この重畳波形に現れるＳＴ
レベルの変化を、虚血性心臓病の診断と治療の基礎資料
にしようとするものである。

しかし、この従来例は、ＳＴトレンドとの時間的関係が
不明瞭であり、単にＳＴレベルの変動の大きさを長期間
にわたって観察するものに過ぎない。具体的な用途とし
ては、例えば、手術をした後の経過を見る場合である。

従って、現在手術中の場合で、ＳＴレベルが上がる傾向
にあるのか下がる傾向にあるのかを見掻めることにより
、次のアクションをとりたいときは、上記従来例は役に
立たない。

本発明の目的は、医師がそれを見て直ちに緊急の処置を
施すことができる心電図波形表示方法を提供することに
ある。

（ＩＶ）課題を解決するための手段上記課題は、心電図波形のＳＴレベルを検出し、該検出
したＳＴレベルに基づいて所定時間毎のＳＴレベル変化
情報を生成し、該生成したＳＴレベル変化情報を、所定
時間毎の心電図波形に付加し、該ＳＴレベル変化情報を
付加した所定時間毎の心電図波形を複数個表示するよう
にしたことを特徴とする心電図波形表示方法により、解
決される。

（Ｖ）作　用上記のとおり、本発明によれば、心電図波形のＳＴレベ
ルを検出し、該検出したＳＴレベルに基づいて所定時間
毎のＳＴレベル変化情報を生成し、該生成したＳＴレベ
ル変化情報を、所定時間毎の心電図波形に付加し、該Ｓ
Ｔレベル変化情報を付加した所定時間毎の心電図波形を
複数個表示するようにしたことを特徴とする心電図波形
表示方法が提供される。

従って、ＳＴレベルの変化と心電図波形との時間軸が−
敗し、ＳＴレベルが時間と共にどのように変化する傾向
にあるかが、表示された心電波形から、明確にわかる。

このため、医師はこの表示された心電図波形を見て、手
術中に直ちに次の処置を施すことができるようになった
。

（Ｖｌ）実施例以下、本発明を、実施例により添付図面を参照して、説
明する。

第１図は、本発明の実施例を示す図である。

図示する例は、例えばモニタ画面５（第２図）に表示さ
れた所定時間ｔ１、ｔ２、ｔ３・・・毎の複数個の心電
図波形Ｅ１、Ｅ２、Ｅ３・・・であり、画面領域■にこ
れらの波形が表示されている。

各心電図波形Ｅ１、Ｅ２、Ｅ３・・・には、ＳＴレベル
変化情報Ｒ，Ｇ、Ｂが例えばＳＴ部分に、それぞれ異な
った色である三原色の赤、緑、青で、付加されている。

このＳＴレベル変化情報は、表示された心電図波形の中
で、ＳＴレベルが将来上がる傾向にあるのか下がる傾向
にあるのかが判断できる基礎となるものである。

ＳＴレベル変化情報の内容は、例えば基準レベルに対し
、ＳＴレベルが上がった場合と、零である場合と、下が
った場合との３種類が考えられるこれらの場合に、上述
したように心電図波形のＳＴ部分に赤、緑、青を付加す
る。

第１図の実施例に示す心電図波形Ｅ１、Ｅ２、Ｅ３・・
・は、それぞれ０−ｔｌ、ｔ１〜Ｌ２、ｔ２〜Ｌ３・・
・における平均の波形である。

これらの波形は、画面領域Ｉの上方に向かって順次スク
ロールして行く。

同図においては、画面領域Ｉに示す心電図波形Ｅ１、Ｅ
２、Ｅ３・・・の外に、画面領域Ｈに示すＳＴトレンド
が表示されている。

ｔｌにおいては、ＳＴレベルが上がっているので平均波
形Ｅ１のＳＴ部分には赤の色が、ｔ２においてはＳＴレ
ベルは零であるので平均波形Ｅ２のＳＴ部分には緑の色
が、Ｌ３においてはＳＴレベルは下がっているので平均
波形Ｅ３のＳＴ部分には青の色が、ＳＴレレベ変化情報
Ｒ，Ｇ、Ｂとして、それぞれ付加されている。

第２図は、本発明を実施するための装置構成図である。

同図の装置は、Ａ／Ｄ変換部１と波形処理部２とＳＴレ
ベル変化情報生成部３と描画部４とモニタ５と制御部６
とから構成されている。

上記Ａ／Ｄ変換部１は、患者の生体から誘導したアナロ
グ心電図信号ＳＯをデジタル心電図信号Ｓ１に変換する
装置である。

上記波形処理部２は、ＳＴレレベ検出部２Ａと平均波形
算出部２Ｂから成る。

上記ＳＴレベル検出部２Ａは、よく知られているように
、入力したデジタル心電図信号Ｓｌに基づいてＳＴトレ
ンド信号Ｓ２（第１図の画像領域Ｈに示す波形）を生成
し、それを出力する装置である。

波形算出部２Ｂは、上記人力したデジタル心電図信号Ｓ
１を所定時間毎、例えばＬｌ、［２、ｔ３、・・・に平
均し、平均波形信号Ｓ３（第１図の画面領域Ｉに示す波
形）を出力する装置であるＳＴレベル変化情報生成部３
は、上記ＳＴトレンド信号Ｓ２を入力し、所定時間毎、
例えばＬＩＬ２、ｔ３・・・に、ＳＴレベル変化情報信
号Ｓ４を生成し、これを出力する装置である。

描画部４は上記平均波形信号Ｓ３を入力し、上記ＳＴレ
レベ変化情報を付加し、該ＳＴレベル変化情報を付加し
た平均波形信号Ｓ５を出力する装置である。

モニタ５は、上記ＳＴレレベ変化情報を付加した平均波
形信号Ｓ５をビデオ信号に変換し、所定時間の心電図波
形Ｅ１、Ｅ２、Ｅ３・・・を複数個画面に表示する装置
である。

制御部６は、上述した装置全体の制御、例えば各信号の
転送のタイミングや上記ＳＴレベル変化情報の生成と平
均波形を出力する所定時間Ｌ１、ｔ２、ｔ３・・・の同
期をとること等を掌る装置である。

上記ＳＴレベル変化情報生成部３の内容は、例えばＳＴ
トレンド（第１図の画面領域Ｈの波形）の所定時間ｔ　
１、Ｌ２、Ｌ３・・・のＳＴレベルの変化に対応した赤
、緑、青のテーブルを具備している。

例えば、基準レベルよりＳＴレベルが、Ｌｌにおいて、
上がっていれば、上記テーブルにより、ＳＴレベル変化
情報信号Ｓ４は赤Ｒの信号となり、該信号が出力される
。また、上記描画部４の内容は、例えば、赤のメモリ４
Ａ、緑のメモリ４Ｂ、青のメモリ４Ｃであり、各メモリ
にはＳＴ部分即ち赤、緑、青のいずれかのＳＴレベル変
化情報信号が入力した平均波形信号Ｓ３に付加されるべ
き領域４Ａ１．４Ｂ１．４Ｃ１が割り振られている。

例えば、ｔｌにおける平均波形信号Ｓ３に付加すべきＳ
Ｔレベル変化情報が赤であれば、赤の信号Ｓ４が、赤メ
モリ４Ａに入力し、ＳＴ部分４Ａ１に付加される。

これにより、赤のＳＴレレベ変化情報Ｒが付加された心
電図波形Ｅ１がモニタ５の画面に表示される（第１図）
。

他の波形Ｅ２、Ｅ３・・・についても、同様の処理がな
される。

尚、第１図の実施例のように、ＳＴトレンドも表示する
場合には、第２図の装置構成図において、ＳＴトレンド
信号Ｓ２は、モニタ５にも入力されるようになっている
。

〔■〕発明の効果上記のとおり、本発明によれば、心電図波形のＳＴレベ
ルを検出し、該検出したＳＴレベルに基づいて所定時間
毎のＳＴレベル変化情報を生成し、該生成したＳＴレベ
ル変化情報を、所定時間毎の心電図波形に付加し、該Ｓ
Ｔレベル変化情報を付加した所定時間毎の心電図波形を
複数個表示するようにしたことを特徴とする心電図波形
表示方法という技術的手段が講じられた。

従って、ＳＴレベルの変化と心電図波形との時間軸が一
致し、ＳＴレベルが時間と共にどのように変化する傾向
にあるかが、表示された心電波形から、明確にわかる。

このため、医師はこの表示された心電図波形を見て、手
術中に直ちに次の処置を施すことができるという技術的
効果を奏することとなった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す図、第２図は本発明を実施するための装置構成図第３図はＳ
Ｔレベルの一般的説明図である。Ｒ，ＧＳＢ・・・ＳＴレベル変化情報、Ｅｌ、Ｅ２、Ｅ
３・・・心電図波形、ｔｌ、ｔ２、ｔ３・・・所定時間、 ■、■・・・画面領域。特　許　出　願　人　フクダ電子株式会社代理人　　　
弁理士　齋　　藤　　　　明■ （Ａ）（Ｂ）ＳＴレヘ゛１しの一般的説明図第３図１．１９牛の耘平成元年特許願第９４７５０号明牛との関係

Claims

【特許請求の範囲】

（１）心電図波形のＳＴレベルを検出し、該検出したＳ
Ｔレベルに基づいて所定時間毎のＳＴレベル変化情報を
生成し、該生成したＳＴレベル変化情報を、所定時間毎
の心電図波形に付加し、該ＳＴレベル変化情報を付加し
た所定時間毎の心電図波形を複数個表示するようにした
ことを特徴とする心電図波形表示方法。
（２）上記ＳＴレベル変化情報を、所定時間毎の心電図
波形のＳＴ部分に付加した請求項１記載の心電図波形表
示方法。
（３）上記ＳＴレベル変化情報の内容が、ＳＴレベルが
上昇した場合、ＳＴレベルが零である場合、ＳＴレベル
が下降した場合である請求項１記載の心電図波形表示方
法。
（４）上記ＳＴレベル変化情報が、それぞれ異なった色
である請求項１記載の心電図波形表示方法。
（５）上記ＳＴレベル変化情報を付加した所定時間毎の
心電図波形が、スクロールする請求項１記載の心電図波
形表示方法。
（６）上記ＳＴレベル変化情報を付加した所定時間毎の
心電図波形が、平均波形である請求項１記載の心電図波
形表示方法。
（７）上記ＳＴレベル変化情報を付加した所定時間毎の
心電図波形を表示する他に、ＳＴトレンドも表示するよ
うにした請求項１記載の心電図波形表示方法。