JPH02269A - アルキル化アミド誘導体 - Google Patents

アルキル化アミド誘導体

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JPH02269A
JPH02269A JP63081104A JP8110488A JPH02269A JP H02269 A JPH02269 A JP H02269A JP 63081104 A JP63081104 A JP 63081104A JP 8110488 A JP8110488 A JP 8110488A JP H02269 A JPH02269 A JP H02269A
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JP
Japan
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alkyl
alkyl group
compound
amide derivative
sulfur
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Pending
Application number
JP63081104A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Iwai
岩井 正和
Isao Koda
甲田 伊佐男
Tsutomu Fukaya
深谷 力
Yoshio Arakawa
荒川 良夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Tanabe Pharma Corp
Original Assignee
Green Cross Corp Japan
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH02269A publication Critical patent/JPH02269A/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、含硫アミンと不飽和脂肪酸とを結合させてな
る、医薬として有用な新規アルキル化アミド誘導体に関
する。
〔従来技術・発明が解決しようとする課題3人血清1g
Gのアルキル化旧LL鎖には共に強い抗消化性潰瘍活性
と抗炎症活性が認められ、抗消化性潰瘍活性については
、その作用機作の一つとして、これら物質の示す強い胃
液分泌抑制活性の関与が明らかとなった。また、抗炎症
活性については、血管透過性抑制、白血球遊出抑制等の
関与が明らかにされている。さらに、その活性本体とし
てIgGのヒンジ領域の一5R基の関与が示唆された。
この知見を基に、本願出願人は合繊アミンと炭素数4〜
18の不飽和脂肪酸とをアミド結合させたアミド誘導体
が優れた抗消化性潰瘍活性および抗炎症活性を有するこ
とを見出している(特開昭62−57号公報)。
本発明の目的は、前記公開公報に開示の化合物よりさら
に優れた抗消化性潰瘍活性を有する化合物を提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段〕 本発明者らはかかる目的を達成するために種々研究を重
ねてきた結果、後述する特定化合物が上記の目的を達成
しうることを見出し、さらに研究を重ねて本発明を完成
した。
即ち本発明は、合繊アミン(S原子を有するアミノ化合
物)のアミノ基と炭素数4〜18の不飽和脂肪酸のカル
ボキシル基とをアミド結合させてなるアミド誘導体であ
って、合繊アミンのS原子がアルキル基、シクロアルキ
ル−アルキル基、アラルキル基、N−アルキル−ピペリ
ジニル−アルキル基、ピペリジニル−アルキル基および
N、 Nジアルキル−カルボキサミド−アルキル基から
選ばれる置換基でアルキル置換されてなることを特徴と
するアルキル化アミド誘導体である。
当該アルキル化アミド誘導体は、そのS原子がS酸化物
の態様であってもよい。
本発明において、合繊アミンのS原子をアルキル置換し
ている置換基は、アルキル基、シクロアルキル−アルキ
ル基、アラルキル基、N−アルキル−ピペリジニル−ア
ルキル基、ピペリジニル−アルキル基、N、N−ジアル
キル−カルボキサミド−アルキル基である。
上記アルキル基あるいは−アルキル部分(−ジアルキル
におけるーアルキル部分も含む)は、直鎖状または分岐
状の炭素数1〜4のものであることが好ましい、当該置
換基としては具体的には次のような基が例示される。
■アルキル基: 上述した通りメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチ
ルなどの直鎖状または分岐状の炭素数1〜4のもの。
■シクロアルキルーアルキル基ニ ジクロヘキシルメチル、シクロヘキシルエチルなどのシ
クロアルキル部分の炭素数が3〜8、好ましくは4〜7
のもの ■アラルキル基: ベンジル、フェニルエチルなど ■N−アルキルーピペリジニルーアルキル基:N−メチ
ル−2−ピペリジニル−メチルなど■ピペリジニルーア
ルキル基: β−(1−ピペリジニル)−エチルなど■N、N−ジア
ルキルカルボキサミド−アルキル基: NN−ジメチル−カルボキサミトメチル、N、N−ジエ
チル−カルボキサミトメチルなど本発明において、合繊
アミンはS原子を有するアミノ化合物であれば特に限定
されない。もっともそのS原子はS酸化物の態様であっ
てもよい。
含硫アミン中のアミノ基の数は1または2個であること
が好ましい。ところで、本発明のアルキル化アミド誘導
体はそのS原子が上記特定のアルキル基で置換されたも
のであるが、当該アルキル基は、予め合繊アミンに置換
していてもよい。かかるアルキル化された合繊アミンの
場合は、前記不飽和脂肪酸と結合させることによって、
目的とするアミド誘導体を製造することができる。なお
、アルキル化されていない合繊アミンと前記不飽和脂肪
酸とを結合させてなるアミド誘導体にあっては、後に含
硫アミン部分のSH基をアルキル化する必要がある。
合繊アミン(不飽和脂肪酸と結合させる以前のもの)と
しては、具体的にはシスティン、システアミン、アミノ
プロパンチオール等が挙げられ、特にシステアミンが好
ましく、またアルキル化含硫アミンとしてもシスティン
、システアミン、アミノプロパンチオールのSH基が前
述のアルキル基で置換された化合物(たとえば、メチオ
ニン、エチオニン等)が好ましく、特にアルキル化シス
テアミン(たとえば、メチルシステアミン、ブチルシス
テアミン、シクロヘキシルエチルシステアミン、シクロ
ヘキシルエチルシステアミン等)が好ましい。また、合
繊アミンとして、所望によりS酸化物であるものを使用
してもよい。
一方、不飽和脂肪酸は、炭素数4〜18、好ましくは8
〜13であれば特に限定されない、不飽・和基としては
二重結合が好ましく、また不飽和基の数には特に制限は
ないが、好ましくは1〜3個である。さらに不飽和基の
位置にも特に制限はない。
かかる不飽和脂肪酸としては、特に−紋穴%式% (式中、m+n=o〜14の整数) で表わされる不飽和脂肪酸が好ましい、ここにm+nは
0〜14の整数を示し、好ましくは4〜9の整数、より
好ましくは6または7を示す。また、mは、好ましくは
0〜14の整数、より好ましくは4〜9の整数、特に好
ましくは6または7であり、nは好ましくは0または1
、より好ましくは0である。
当該不飽和脂肪酸としては具体的には、次のもの等が挙
げられる。
2−オクテン酸(2−0ctenoic acid) 
;CH3(CHi) 4CH−CHCOOII2−デセ
ン酸(2−Decenoic acid) ;CHs 
(CH,) 6CH=CHCOOH2−ウンデセン酸(
2−1lndecenoic acid) ;CHi 
(CHt) tcTocHcOOH2−トリデセン酸(
2−Tridecenoic acid) ;CHs 
(CHx) *CH=CHC0OH本発明のアルキル化
アミド誘導体の、特に好ましい態様としては一般式 %式%(1) ([) 〔式(1)および(II)中、mおよびnは前記と同意
義であり、Aはアルキレン基を、Xは前記のSH基をア
ルキル化する置換基、即ちアルキル基、シクロアルキル
−アルキル基、アラルキル基、N−アルキル−ピペリジ
ニル−アルキル基、ピペリジニル−アルキル基およびN
、N−ジアルキル−カルボキサミド−アルキル基から選
ばれる置換基を示す〕 で表わされる化合物が挙げられる。
−紋穴(1)および(II)においてAで表わされるア
ルキレン基としては炭素数1〜3の直鎖または分岐鎖の
ものが挙げられる。具体的にはメチレン、エチレン等が
例示されるが、特にエチレンが好ましい。
本発明のアルキル化アミド誘導体は自体既知のアミド化
方法によって製造される。たとえば、不飽和脂肪酸また
はその反応性誘導体を、必要に応じて脱水剤の存在下に
、合繊アミンと反応させ、必要に応じてアルキル化およ
び/または酸化することによって製造される。
不飽和脂肪酸の反応性誘導体としては、酸クロライド、
酸ブロマイド等の酸ハライド、活性エステル、酸無水物
等が例示される。
なお、不飽和脂肪酸の反応性誘導体、たとえば酸ハライ
ドは、通常不飽和脂肪酸を三塩化リン、五塩化リン、よ
り好ましくは塩化チオニル(重量混合比、不飽和脂肪酸
:塩化チオニル=1:1〜5)で処理することによって
製造される。その際、40〜80°Cで4〜29時間反
応させることが好ましい、当該酸ハライドは、たとえば
蒸留によって精製される。
脱水剤としては、たとえばN、N’ −ジシクロへキシ
ルカルボジイミドのようなN、N’ −ジ置換カルボジ
イミド類、N、N“−カルボニルジイミダゾール等が挙
げられる。
当該反応は、反応に不活性な溶媒の存在下に実施される
。かかる溶媒としては、たとえば酢酸エチル、クロロホ
ルム、エーテルなどが挙げられる。
反応時間は、通常30分〜4時間であり、反応温度は一
般にO〜50°C程度である。
不飽和脂肪酸は合繊アミン1モルに対して、通常1〜3
モル程度使用される。また、脱水剤は1〜3モル程度配
合することが好ましい。
アルキル化されていない合繊アミンを使用して製造され
た遊離のSH基を有するアミド誘導体は、さらにアルキ
ル化を行ってアルキル化アミド誘導体とされる。なお、
S−S (ジスルフィド)基を有するアミド誘導体はS
−8基を還元してSH基とした後アルキル化を行ってア
ルキル化アミド誘導体とすることが出来る。当該アルキ
ル化は自体既知の手段にて行われる。
具体的にはアルコール(たとえばメタノール)−水系混
合溶媒中で、まずトリアルキルホスフィン(たとえばト
リブチルホスフィン)と10〜30°Cで10分間〜2
時間程度反応させた後、アルカリ条件下、ハロゲン化ア
ルキルまたは置換アルキルと0〜30°Cで5〜20時
間反応させる方法などが例示される。
合繊アミンとしてS酸化物でないものを使用することに
よって、S酸化物でないアルキル化アミド誘導体が得ら
れた場合には、必要に応じて当該アルキル化アミド誘導
体を酸化することによってS酸化物の態様であるアルキ
ル化アミド誘導体を製造することができる。
当該酸化は、たとえばS酸化物でないアルキル化アミド
誘導体を過ヨード酸ナトリウム、過酸化水素、空気中の
酵素等の酸化剤にて酸化することによって行われる。当
該反応は、通常反応に不活性な溶媒中(たとえば、メタ
ノール、エタノール、酢酸等)中で行われる。反応時間
は、通常10分〜3時間であり、反応温度は通常0〜5
0°Cである。
かくして合成されたアルキル化アミド誘導体は、転溶、
再結晶、クロマトグラフィーなどの既知の手段にて単離
、精製することができる。
〔作用・効果〕
本発明のアルキル化アミド誘導体は、哺乳動物(ヒト、
ウマ、イヌ、マウス、ラットなど)に対して優れた抗消
化性潰瘍活性を有するものであり、抗潰瘍剤として有用
である。
本発明のアルキル化アミド誘導体は、適当かつ常用の製
薬上許容されるキャリアとの医薬製剤の形で経口的また
は非経口的に投与される。
医薬製剤は錠剤、カプセル剤、散剤、坐剤、注射剤等の
常用の形を取りうる。
本発明のアルキル化アミド誘導体は、たとえば経口投与
の場合、通常50〜250mgを1日1回または数回に
わたって投与されるが、年齢、体重および/または処置
すべき病状の重度や治療に対する反応により投与量は変
わりうる。
〔実施例・実験例〕
本発明をより詳細に説明するために実施例および実験例
を挙げるが、本発明はこれらによって何ら限定されるも
のではない。
実施例I   S−(シクロヘキシルエチル)−N−(
2−デセノイル)システアミン(化合物2)の合成 参考例1により得られた化合物1(1,5g)をメタノ
ール−水(9:1)38Idに懸濁し、窒素ガス雰囲気
下に、トリーn−ブチルホスフィン(0、9Id)を滴
下し、室温にて1時間反応させた。
この反応液に(2−ヨードエチル)シクロヘキサン(1
,64g)を加え冷却し、IN−水酸化ナトリウム(6
,9ml )を滴下した。滴下後、室温にて一夜撹拌し
た。この反応液を減圧下で濃縮し、得られた濃縮液に酢
酸エチルおよび水を加え振盪し、有機溶媒層を分取した
。有機溶媒層を乾燥後、溶媒を留去して得られる残留物
をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーに付し
て精製し、油状の化合物2を得た。(1,88g、84
%)化合物2の性状は次の通りであった。
(1)  I Rv’::Htcm−’ : 3270
+ 2900+ 2840+ 1665゜1630、1
540.1450.970(2)NMR(CDCj!s
)δpprn:0.88 (brt、 3t()、 2
.IQ−2,23(m、 21()。
2.53 (t、 2H,J=7.0Hz)。
2.69 (t、 211. J=6.5Hz)。
3.51 (q、 2B、 J=6.5Hz)5.77
 (dt、 IH,J=15.3.1.4Hz)。
5.92 (br、 LH) 6.84 (dt、 LH,J=15.3.7.0Hz
)。
実施例2   S−(シクロヘキシルメチル)−N−(
2−デセノイル)システアミン(化合物3)の合成 ヨードメチルシクロヘキサンを用いて実施例1と同様の
操作により還元アルキル化を行い、油状の化合物3(7
6%)を得た。
化合物3め性状は以下の通りであった。
(1)  I RI/WRA”CI+1−’ ? 34
00.2920128401166511620、15
40.980 (2)  NMR(CDCffis)δpprtz0.
88 (brt、 3H)、 2.10−2.23 (
+*、 2H)。
2.42 (d、 28. J=6.8H2)。
2.67 (t、 2H,J=6.5Hz)。
3.50 (q+ 2H,J=6.2H2)。
5.78 (dt、 IIl、 J=15.3.1.4
)1z)。
5.97 (br、 IH)。
6.84 (dt、 IH,J=15.3.7.0Hz
)。
実施例3  S−メチル−N−(2−デセノイル)シス
テアミン(化合物4)の合成 ヨードメチルを用いて実施例1と同様の操作により還元
アルキル化を行い、化合物4(83%)を得た。
化合物4の性状は以下の通りであった。
(1)  融点:  51.0〜51.5°C(n−ヘ
キサン)(2)  I Rvgg:cts−’  : 
3300. 3090. 2930. 2860゜16
65.1630.1545.980(3)  NMR(
CDCffi3)δppm:0.88  (brt、 
 3H)、  2.12  (s、  3H)。
2.10−2.22  (at、  2H)。
2.6’?  (t+  211.  J=6.3tl
z)。
3.53  (q、  2H,J=6.3Hz)。
5.79  (dt、  IH,J=15.3. 1.
4Hz)。
6.05  (br、  LH)。
6.85  (dt、  IH,J−15,3,7,0
Hz)。
実施例4  S−ブチル−N−(2−デセノイル)シス
テアミン(化合物5)の合成 臭化n−ブチルを用いて実施例1と同様の操作により還
元アルキル化を行い、化合物5(87%)を得た。
化合物5の性状は以下の通りであった。
(1)融点:  48.0〜4B、5°C(n−ヘキサ
ン)(2)  I Rp:g;cts−’ : 322
0.30?0.2920.2850゜1660、162
0.1550.1465゜975゜ (3)  NMR(CD(1,)δppm:0.88 
(brtb 3B)、 0.91 (t、 31. J
=17.0Hz)。
2.10−2.20  (at  2H)。
2.53 (t、  2H,J=7.0Hz)。
2.69 (t、  2H,J=6.3H2)。
3.51 (q、 2H,J−6,3Hz)。
5.78 (dt、  LH,J=15.3. 1.4
Hz)。
5.95 (br、  LH)。
6.85 (dt;  IH,J−15,3,7,0)
1z)。
実施例5  S−ベンジル−N−(2−デセノイル)シ
ステアミン(化合物6)の合成 臭化ベンジルを用いて実施例1と同様の操作により還元
アルキル化を行い、化合物6(90%)を得た。
化合物6の性状は以下の通りであった。
(1)融点:SZ、O〜52,5℃(n−ヘキサン−酢
酸エチル) (2)IRシ!!ニーcm−’ : 3300.30B
0.2920.2860゜1665、1625.154
5.980゜700゜ (3)  NMR(CDCL)δPPm:0.88  
(brt、  38)、  2.05−2.22  (
at、  2H)。
2.58  (t、2H,J=6.5Hz)。
3.43 (q、  2H,J=6.3H2)、 3.
71’ (S、  2H)。
5.74  (dt、  IH,J=15.3. 1.
4Hz)。
6.05  (br、  LH)。
6.81  (dt、  IH,J=15.3. 7.
0H2)。
7.15−7.50  (m、  5H)。
実施例6  5−(2−フェニルエチル)−N−(2−
デセノイル)システアミン(化合物7)の合成(2−ブ
ロモエチル)ベンゼンを用いて、実施例1と同様の操作
により還元アルキル化を行い、化合物7(93%)を得
た。
化合物7の性状は以下の通りであった。
(1)  融点:  53.0〜53.5°C(n−ヘ
キサン−酢酸エチル) (2)  I Rシ二Hcm−’ : 32B0.30
50.2910.2840゜1640、1620.15
40.980゜705゜ (3)  NMR(CD(42)δPPm:0.88 
 (brt、  3H)、  2.10−2.23  
(m、  2H)。
2.69  (t、  2H,J=6.4Hz)。
2.73−2.93  (m、  4tl)3.49 
 (q、  211.  J=6.3Hz)5.75 
 (dt  18  J=15.3. 1.4Hz)。
5.89  (br、  18)。
6.83  (dt、  18.  J=15.3. 
7.0)1z)。
7.16−7.37  (m、5H)。
実施例7   N−(2−デセノイル) −3−((1
−メチルピペリジル)メチルコシステアミン Sオキサ
イド(化合物8)の合成 1−メチル−2−クロロメチルピペリジン塩酸塩を用い
て、実施例1と同様の操作(ただし、IN−水酸化ナト
リウムを2倍量使用)により還元アルキル化を行い、油
状の化合物8(97%)を得た。
化合物8の性状は以下の通りであった。
(1)  I Rv!!::’cm−’ : 3300
.3090.2920.2870゜2800、1665
.1630.1540゜975゜ (21NMR(CDCff3)δpprn:0.88 
(brt、 3H)、 2.32と2.43 (s、 
3H)。
3.52  (Q、  2)1.  J=6.3)12
)5.78  (dt、  IH,J=15.3. 1
.4Hz)。
6.13  (br、  IH)。
6.84  (dt、IH,J=15.3,7.0Hz
)。
実118  5−(2−シクロヘキシルエチル)N−(
2−デセノイル)システアミン S−オキサイド(化合
物9)の合成 化合物2(640mg)をメタノール20m2に溶かし
、この溶液に過ヨード酸ナトリウム450mgを溶かし
た水?8W1.(5ml )を加え、室温で1時間撹拌
した。反応後、反応液に水50m1を加え析出する沈澱
物を濾取した。濾取物を水で洗浄し、乾燥後、酢酸エチ
ルで再結晶により精製して化合物9を得た。収4it5
22mg (78%)化合物9の性状は次の通りであっ
た。
(1)融点: 92〜93°C (2)  I RvW!−cm−’ : 3280+ 
2910+ 2830.1670゜1630、1550
.1060゜ (3)  NMRCCDCl3>δppm:0.88 
 (brt、  3H)、  2.10−2.25  
(m、  2H)2.65−2.85(m、3H)。
3.00−3.13  (m、  IR)3.84(q
、  2H,J・5.7Hz)5.78  (dt、 
 IH,J=15.3. 1.5Hz)。
6.76  (brs  、IH) 6.83  (dt、  1B、  J=15.3. 
6.9Hz)。
実施例9  S−ブチル−N−(2−デセノイル)シス
テアミン S−オキサイド(化合物10)の合成 化合物5を使用して実施例8と同様の操作により、化合
物10(85%)を得た。
化合物10の性状は次の通りであった。
(1)  I Rv HCcm−’ : 3220+ 
3070.2920+ 28401660、1620.
1550.1060゜実施例10 5−(2−フェニル
エチル)−N(2−デセノイル)システアミン S−オ
キサイド(化合物11)の合成 化合物7を使用して実施例8と同様の操作により、化合
物11(80%)を得た。
化合物11の性状は次の通りであった。
(1)  [Rν!Hcm−’ : 3280.305
01291012840゜1640、1540.106
0.980,705参考例I   N、N’−ビス(2
−デセノイル)シスタミン(化合物1)の合成 2−デセン酸(15g)および塩化チオニル(20成)
を混合し、加熱撹拌を15時間行った。
反応後、塩化チオニルを留去し、残留物を減圧下に蒸留
し、酸塩化物を得た(12.3g、74%、沸点I Q
 2.5〜L O7,5°C)、シスタミン(4,2g
)、トリエチルアミン(8,5ml )の酢酸エチル(
150mjl)溶液に水冷下、上記酸塩化物(12,3
g)の酢酸エチル溶液(15rn1)を滴下した。0°
Cにて30分、その後室温で一夜反応させた。反応液に
水(100mN)を加え、固形物を濾取し、更に酢酸エ
チルを用いて再結晶を行い、化合物lを得た(10.7
5g、75%)。
化合物1の性状は以下の通りであった。
(1)融点:136〜136.5°C (2)  I RvHg;cm−’ : 3300.3
050.2920.2850゜1665. 1620.
 1540. 975゜(3)  N M R(CDC
Is + ChCOOH)δpprrz0.9  (b
r、  6H)。
2.3  (br、  4H)。
2.9 (t+  48.  J=7Hz)。
3.8  (t、  4H,J=7Hz)。
6.0  (d、  2H,J=15Hz)。
?、1  (dt、 2)!、  J−15,6Hz)
7.2  (br、  21)。
参考例2   S−(カルボキサミトメチル)−N−(
2−デセノイル)システアミン(化合物1°)の合成 化合物1 (2,0g)をメタノール−水(9:1)6
0Idに懸濁し、窒素雰囲気下にトリブチルホスフィ7
 (1,13alりを滴下し、0°cにて30分、室温
にて1時間反応させた。この反応液にヨードアセトアミ
ド(1,6g)を加え再び冷却し、IN−水酸化ナトリ
ウム(8,7m)を滴下した。滴下後、室温にて1時間
撹拌した0反応液に水(100d)を加え、白色沈澱物
を濾取し、エタノール−水から再結晶を行い、化合物1
°を得た(2.1g、84%)。
化合物l°の性状は以下の通りであった。
(1)  融点=151〜151.5℃(2)  I 
RvH:ccm−’ : 3370.3300.31?
0.2920゜2850、1650.1620.154
0゜970゜ (3)  N M R(DMSO−di)δppm:0
.86 (brt、 38)、 2.06−2.17 
(n+、 2H)。
2.64 (t+ 2H,J=6.4Hz)。
3.09 (s、 2H)、 3.30 (q、 21
+、 J=6.0)。
5.87 (dt、 IH,J=15.4.1.5Hz
)。
6.61 (dt、 IH,J=15.4.7.0Hz
)。
7.04 (br、 IH)、 7.45 (br、 
IH)。
8.06 (brt、 IH)。
実験例1 各化合物を10%ポリオキシエチレン硬化しマシ油(H
CO−60:日光ケミカルズ株式会社製)含有生理食塩
液に懸濁後、検体に供した。
実験は、間部らのラット水浸拘束ストレス潰瘍法(Jp
n、J、Phar++a+co1.+且9 (1968
) )に準じて行った。即ち、体重230〜250gの
ウィスター系雄性ラットを24時間絶食後ストレスケー
ジに直立位に入れて22±1°Cの恒温水槽内に胸骨突
起まで浸した。7時間後に層殺し、胃を摘出した。幽門
部を結紮し、生理食塩水を胃内に10d人れ噴門部も結
紮し、1%ホルマリン中に5〜10分間浸した。その後
、大冑に沿って開き、板の上に拡げて線胃部粘膜上に耐
着する出血部分を軽く拭き取り、残る潰瘍(エロジオン
)の長さを測定した。各ラットの潰瘍の長さの総和(m
m)を潰瘍指数として評価した。なお、検体はストレス
負荷直前、1.5時間前に経口投与した(投与量5■/
kg)。
結果を第1表に示す。
(以下余白) 第1表 実験例2 体重200〜220gのウィスター系雄ラットを一夜絶
食の後、5%アラビアゴムに懸濁した化合物2 (S−
(2−シクロヘキシルエチル)−N−(2−デセノイル
)システアミン〕および、そのS−酸化物(S−(2−
シクロヘキシルエチル)−N−(2−デセノイル)シス
テアミン S−オキサイド〕、即ち化合物9をラットに
経口投与(2ml/Kg)l、た、その後、直ちにラッ
トを金網性ストレスケージに入れて22±1°Cの恒温
水槽内に胸骨突起まで浸した。7時間後にラットを層殺
し、胃を摘出後、原品部活膜上に生じた潰瘍の長さをノ
ギスで測定し、その総和を潰瘍指数として評価した。
その結果は第2表に示す通りである。
第2表 一ゝ大豆油 手紹E主甫正書(自発)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)含硫アミンと炭素数4〜18の不飽和脂肪酸とを
    アミド結合させてなるアミド誘導体であって、含硫アミ
    ン部分のS原子がアルキル基、シクロアルキル−アルキ
    ル基、アラルキル基、N−アルキル−ピペリジニル−ア
    ルキル基、ピペリジニル−アルキル基およびN,N−ジ
    アルキル−カルボキサミド−アルキル基から選ばれる置
    換基でアルキル置換されてなることを特徴とするアルキ
    ル化アミド誘導体。
  2. (2)含硫アミン部分がシステアミン由来、またはアル
    キル基、シクロアルキル−アルキル基、アラルキル基、
    N−アルキル−ピペリジニル−アルキル基、ピペリジニ
    ル−アルキル基およびN,N−ジアルキル−カルボキサ
    ミド−アルキル基から選ばれる置換基でアルキル置換さ
    れてなるシステアミン由来である請求項第(1)項記載
    のアルキル化アミド誘導体。
  3. (3)不飽和脂肪酸部分が、一般式 CH_3(CH_2)mCH=CH(CH_2)nCO
    OH(式中、mとnとの和は0〜14の整数を示す)で
    表わされる脂肪酸由来である請求項第(1)項または第
    (2)項記載のアルキル化アミド誘導体。
  4. (4)含硫アミン部分のS原子がS酸化物の態様である
    請求項第(1)〜(3)項のいずれかに記載のアルキル
    化アミド誘導体。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6257A (ja) * 1985-03-19 1987-01-06 Green Cross Corp:The 含硫アミン−脂肪酸のアミド誘導体
JPS6216459A (ja) * 1985-07-12 1987-01-24 Green Cross Corp:The 含硫アミン−脂肪酸のアミド誘導体
JPS63301857A (ja) * 1987-01-13 1988-12-08 Green Cross Corp:The 含硫アミン−脂肪酸のアミド誘導体

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