JPH02268507A - アクティブ・フィルタ回路 - Google Patents

アクティブ・フィルタ回路

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JPH02268507A
JPH02268507A JP9101589A JP9101589A JPH02268507A JP H02268507 A JPH02268507 A JP H02268507A JP 9101589 A JP9101589 A JP 9101589A JP 9101589 A JP9101589 A JP 9101589A JP H02268507 A JPH02268507 A JP H02268507A
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JP
Japan
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transistor
circuit
resistor
voltage
active filter
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JP9101589A
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Inventor
Juichi Hayashi
林 重一
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、IC化に適するとともに、遮断周波数を可
変設定できるアクティブ・フィルタ回路に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
第3図は例えば特公昭61−55806号公報に開示さ
れた従来のアクティブ・フィルタ回路を示す回路図であ
る。図において、信号入力端子1はトランジスタ2のベ
ースに接続され、そのトランジスタ2のエミッタは一端
を接地した可変定電流源3の他端に接続されている。そ
して、トランジスタ2のコレクタは電源端子4に接続さ
れている。またトランジスタ2と可変定電流源3の接続
点にはトランジスタ5のエミッタが接続され、このトラ
ンジスタ5のベースは信号出力端子6に接続されている
。そして、トランジスタ5のコレクタは定電流源7を介
して電源端子4に接続され、上記したトランジスタ2,
5、可変定電流源3、電源端子4および定電流源7によ
り、後述する原理で伝達コンダクタンスが可変となって
いる電圧制御電流源8が構成されている。
リアクタンス回路を構成するキャパシタ9の一端はトラ
ンジスタ5のコレクタに接続され、他端は別の信号入力
端子13を介して接地されている。
トランジスタ5のコレクタには、別のトランジスタ10
のベースが接続され、トランジスタ10のエミッタは信
号出力端子6に、コレクタは電源端子4に接続されてい
る。別の定電流源11の一端は信号出力端子6に接続さ
れ、他端は接地されている。
第4図は第3図の回路の動作原理を説明するためにその
回路を簡略化して示した等価回路である。
第4図において、端子1,6、電圧制御電流源8および
キャパシタ9は第3図の回路と同一部分を示しており、
第3図におけるトランジスター0と定電流源11とから
なるエミッタホロワ回路に相当するバッファ増幅器12
が示されている。第3図の構成ではその電圧利得AはA
−1となる。キャパシタ9の一端をなす別の信号入力端
子13は、第3図の構成では接地されている。
次に第3図の回路の動作原理を第4図の等価回路を参照
して説明する。説明を簡略化するために、第3図の回路
における各トランジスタ2,5.10のベース電流は十
分小さく無視できるものとみなす。
いま、信号入力端子1の入力信号電圧をv1□、別の信
号入力端子13の入力信号電圧をV  電12ゝ 圧制御電流源8の伝達コンダクタンスをg 1電圧制御
電流源8の出力信号電流をi。、キャノ々シタ9の容量
を0電信号出力端子6の出力信号電圧をV。、その角周
波数をωとすると、第4図において io−gIll (V1□−A−Vo)  ・・・(1
)が成り立つ。式(1) 、 (2)から第4図の回路
の出力信号電圧V。を導くと、 ・・・(3) となる。
一方、第3図において可変定電流源3の電流値を2・I
 1定電流源7の電流値を!。とすると、トランジスタ
5のコレクタ電流i。2はただし k : ボルツマン定数 T : 絶対温度 q : 電子の電荷 となる。
したがって、 電圧制御電流源8の伝達コ ンダクタンスgI は 1l−vo となる。
また第3図では、 A−1゜ vl。−〇であ るから、第3図の回路の伝達関数G(ω)−v。
/vI[は、 式(3)、(5) %式%) となる。式(6)は、第3図の回路が 通過帯域電圧利得G。−1 の1次のローパスフィルタ回路を構成しており、可変定
電流源3の電流値2・Ioを変えることにより遮断周波
数f を変化させることができることを示している。
上記のようなアクティブ・フィルタ回路では、エミッタ
が共通接続された差動対トランジスタの特性として一般
に周知のように、その入力信号電圧v1□に対する線形
動作範囲は、電圧制御電流源8の差動入力信号電圧Vi
□−Voで見て、正弦波の振幅換算でほぼに−T/qで
ある。この値は常温(−300K)では0.026Vで
あり極めて小さい。そのため、V 4V1■となる通過
帯域では、電圧制御電流源8の差動入力信号電圧V1□
−■。
が0に近い値であるので入力信号電圧VIlが大きくて
も線形動作するが、一方IVo IがIv、□より小さ
くなる遮断帯域では、入力信号電圧v1□が大きくなる
と電圧制御電流源8の差動入力信号電圧v1□−Voの
値が線形動作範囲を越えてしまい、等価的な伝達コンダ
クタンスg が小さくな■ る。したがって、第5図に示すように、伝達関数の絶対
値IG(ω)1の周波数特性は、入力信号電圧v11が
小さく回路が線形動作している場合には実線で示す曲線
イのようになる(遮断帯域では6dB/オクターブで減
衰)が、入力信号電圧V1□が大きくなると破線で示す
曲線口のようになり、さらに入力信号電圧v1□が大き
くなると1点鎖線で示す曲線ハのようになる。
このように、第3図に示すような遮断周波数可変のアク
ティブ・フィルタ回路では、入力信号電圧に対する線形
動作範囲が狭いため、入力信号電圧の大きさにより遮断
帯域の周波数特性が変化するという問題点があった。
上記のような問題点を解消するために、入力信号電圧に
対する線形動作範囲を容易に広げることのできる遮断周
波数可変のアクティブ−フィルタ回路(この特許出願の
出願時においては未公開)が以下のように提案されてい
る。
第6図はこの提案によるアクティブ・フィルタ回路の一
例を示す回路図である。同図において、第1の信号入力
端子1は第1のトランジスタ2のベースに接続され、そ
のトランジスタ2のエミッタは抵抗回路を構成する抵抗
14.15を介して第2のトランジスタ5のエミッタに
接続されている。抵抗14.15間の接続点は定電流源
16の一端に接続され、その定電流源16の他端は接地
されている。また、第1のトランジスタ2のコレクタは
電源端子4に接続されている。
一方、第2のトランジスタ5のコレクタは第3のトラン
ジスタ17のエミッタと第4のトランジスタの18のエ
ミッタとの共通接続点に接続され、第3のトランジスタ
17のベースは第1の制御端子19を介して第1の直流
電圧源21の正電位側端子に、第4のトランジスタ18
のベースは第2の制御端子20を介して第2の直流電圧
源22の正電位側端子にそれぞれ接続されている。第1
の直流電圧源21および第2の直流電圧源22の負電位
側端子は接地されている。
そして、第3のトランジスタ17のコレクタは電源端子
4に接続され、また第4のトランジスタ18のコレクタ
は電流源23を介して電源端子4に接続され、上記した
トランジスタ2.5.17゜18、抵抗14.15、定
電流源16、電源端子4および電流源23により伝達コ
ンダクタンスの可変な電圧制御電流源8が構成されてい
る。
第4のトランジスタ18と電流源23の接続点は信号出
力端子6に接続され、この信号出力端子6にはリアクタ
ンス回路を構成するキャパシタ9の一端が接続され、キ
ャパシタ9の他端は第2の信号入力端子13を介して接
地されている。また信号出力端子6には第5のトランジ
スタ10のべ−スが接続され、このトランジスタ10の
エミッタはダイオード24を介して第2のトランジスタ
5のベースに接続され、トランジスタ10のコレクタは
電源端子4に接続されている。定電流源1.1の一端は
第2のトランジスタ5のベースとダイオード24の接続
点に接続され、他端は接地されている。
このアクティブ・フィルタ回路の場合も、第4図に示し
た等価回路でその動作原理を説明することができる。こ
のアクティブ・フィルタ回路においては、第5のトラン
ジスタ10とダイオード24と定電流源11とからなる
レベルシフト回路が、第4図のバッファ増幅器12に相
当している。したがって、この場合も第4図のバッファ
増幅器12の電圧利得AはA−1である。また第4図の
第2の信号入力端子13は第6図では接地されているこ
とになる。
次にこのアクティブ・フィルタ回路の動作を第4図の等
価回路を参照して説明する。この場合も第3図の回路の
場合と同様、説明を簡略化するために、第6図の各トラ
ンジスタ2.5,10,17.18のベース電流は十分
小さく無視できるものとする。また、信号などの記号は
、第3図の回路の動作説明で用いた記号と同じ記号を用
いるものとする。
このアクティブ・フィルタ回路も、その動作原理は第3
図の回路と同じであり、前述したように第3図における
キャパシタ9の一端つまり第6図の第2の信号入力端子
13が接地されているので、その入力信号電圧v1゜は
Vl。−〇である。また第6図において、定電流源16
の電流値を2・It。
抵抗14.15の抵抗値をともにR6とすると、第2の
トランジスタ5のコレクタ電流i。2はただし である。また第3のトランジスター7のコレクタ電流を
i  第4のトランジスター8のコレクタC3ゝ 電流をi   i に対するi。4の比をαとすると、
C4’    C2 ’ C4−α・ic2           ・・・(
9)i、−(1−α)ic2       ・・・(1
0)となる。
また第6図において、第1の直流電圧源21の電圧値を
V  第2の直流電圧源22の電圧値をC1ゝ Vo2、第2の制御端子20に対する第1の制御端子1
9の電位差をV(=vcl−”C2)とすると、α ”・4″″“°”12.(7+RE) x(Vll−VO) となり、また式 (9)〜(11)より・・・(12) α ■ 1+eqvc/kT ・・・(13) が得られる。そこで、電流源23が定電流源であるとし
て、その電流値をα・!1とすると、電圧制御電流源8
の伝達コンダクタンスg は1l−Vo 2・ (γ +RE)       ・・・(14)と
なる。また第3図の回路の動作説明の際に求めた式(3
)が同様に適用でき、さらにA−1,V、□−〇とし、
g として式(14)を代入すると、第6■ 図のアクティブ・フィルタ回路の伝達関数G(ω)−■
。/v11は G (ω) 1+jωC・2・(γ +RE)/α ・・・(15) となる。式(15)は、第6図の回路が通過帯域電圧利
得G。−1 遮断周波数f  −1/+4・π・C・(7+R)  
 (1+ e””kT) 1e      E QIll/+4−π” ” R(1+ e qvc /
kT:、 )(RE>>78>           
−(15a)の1次のローパスフィルタ回路を構成して
おり、第2の制御端子20に対する第1の制御端子19
の電位差V。を変えることにより遮断周波数f。
を変化させることができることを示している。
さらに、本提案のアクティブ・フィルタ回路では、エミ
ッタ間に抵抗回路が接続された差動対トランジスタの特
性として一般に周知のように、その入力信号電圧v1□
に対する線形動作範囲は、電圧制御電流源8の差動入力
信号電圧v1□−■。で見て、正弦波の振幅換算でほぼ
2・I  −RでE ある。したがって、REおよびItの値を適当に選ぶこ
とにより、第1の信号入力端子1に実際に入力される信
号電圧v1、の範囲内において、入力信号電圧v1□の
大きさにより遮断帯域の周波数特性が変化することのな
いアクティブ・フィルタ回路を実現することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、第6図に示す回路を集積化する際には、抵抗
値R9を精度よく形成することが困難であり、抵抗値R
Eのばらつきに対して遮断周波数f の値を所定の値に
するために電圧V  −VolCC −V。2の値を調整する必要がある。また、たとえ抵抗
値R6のばらつきに対して電圧■。1−vc2の値を調
整しても、抵抗値R9の温度特性が悪いので、遮断周波
数f0が回路動作温度によって変化するという問題点が
ある。
さらに、回路を集積化せず、抵抗値REの精度および温
度特性が良く、遮断周波数f の式が式(15)で表わ
せる場合であっても、式(15)に含まれる項eQVC
/kTの中に温度Tが含まれているため、遮断周波数f
。が回路動作温度により変化するという問題点がある。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、無調整で遮断周波数を所定の値に正確に設
定でき、かつ、温度特性が良好な、集積化に適したアク
ティブ・フィルタ回路を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係るアクティブ・フィルタ回路は、それぞれ
が抵抗回路の抵抗と直列に接続された第1と第2のトラ
ンジスタの差動対を有し、第1のトランジスタの制御電
極に第1の入力電位が与えられる第1のトランジスタ差
動増幅回路と、第3と第4のトランジスタの差動対と第
4のトランジスタに直列に接続された定電流源とを有し
、第1のトランジスタ差動増幅回路の第1の入力電位に
対する非反転出力に負荷として接続された第2のトラン
ジスタ差動増幅回路と、第4のトランジスタの一方の主
電極から取出される出力を前記第2のトランジスタの制
御電極に帰還させる帰還回路と、第4のトランジスタの
一方の主電極と第2の入力電位との間に介挿されたリア
クタンス回路と、第1のダイオードと第1の抵抗との直
列接続が2つの定電位間に介挿され、かつ第1のダイオ
ードと第1の抵抗との相互接続ノードが第3のトランジ
スタの制御電極に接続された第1の制御回路部と、第2
のダイオードと第2の抵抗との直列接続が2つの定電位
間に介挿され、がっ第2のダイオードと第2の抵抗との
相互接続ノードが第4のトランジスタの制御電極に接続
された第2の制御回路部とを備えたものである。
〔作用〕
この発明におけるアクティブ・フィルタ回路の遮断周波
数は、調整が容易で温度特性が良好な、抵抗回路の抵抗
値と第1または第2の抵抗の抵抗値との相対比によって
与えられる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図はこの発明の一実施例によるアクティブ・フィルタ回
路の回路図である。
図において、このアクティブ・フィルタ回路では、第6
図の直流電圧源21.22のかわりに制御回路32が設
けられている。この制御回路32は第1と第2の分岐経
路を有しており、このうち第1の経路内の第1のダイオ
ード25のカソードは第1の制御端子1−9に、第2の
経路内の第2のダイオード26のカソードは第2の制御
端子20に、それぞれ接続される。ダイオード25.2
6のアノードは共通に、第1のバイアス電圧供給端子2
7に接続される。バイアス電圧供給端子27は、直流電
圧源28の正電位側端子に接続される。
直流電圧源28の負電位側端子は接地される。
また、ダイオード25のカソードは第1の抵抗2つを介
して、ダイオード26のカソードは第2の抵抗30を介
して、共通に第2のバイアス電圧供給端子31に接続さ
れる。図においては第2のバイアス電圧供給端子31は
接地されている。
そして、ダイオード25,26、バイアス電圧供給端子
27.31、直流電圧源28および抵抗29.30によ
り、上記制御回路32が構成されている。
制御端子19.20から後段の電圧制御電流源8、電源
端子4.出力端子6.キャパシタ9.信号入力端子13
.ダイオード24および定電流源11の構成および相互
の接続関係は、前述した第6図のアクティブ・フィルタ
回路と同様である。
次にこのアクティブ・フィルタ回路の動作を説明する。
この場合も第3図の従来の回路の場合と同様、説明を簡
略化するために、第1図の各トランジスタ2.5.10
,17.18のベース電流は十分小さく無視できるもの
とする。また、信号などの記号は、第3図の従来の回路
の動作説明で用いた記号と同じ記号を用いるものとする
さらに直流電圧源28の電圧値をv 1第1のダイオー
ド25のアノード・カソード間電圧(順方向を正とする
)を■ 、第2のダイオード26のアノード・カソード
間電圧(順方向を正とする)をV 、抵抗29の抵抗値
をR、抵抗30の抵D2           1 抗値をR2とする。
第1のダイオード25を流れる電流i、1および第2の
ダイオード26を流れる電流’ 02は次式(lB) 
、 (17)で表わせる。
また各位’Dl” D2” Di” D2” Bl” 
c3’’c4には、次式(1g)、(19)に示すよう
な関係が成り立つ。
(VBl−VDl) (vBl  ’ D2) k・T     1c3 − □・ Nn□          ・・、(19)
1c4 式(1B)、(19)より、各位ic3” e4” D
I” D2の関係は、次式(20)で表わせる。
’ c4    ’ DI 式(20)に、先に導出した式(9) 、 (10)お
よび式(1B)、(17)を代入すると、ic2に対す
るi。4の比αが次式(21)、 (22)のように得
られる。
ま ただし、 第1図の回路の伝達関数G(ω)−V。/V、、は、先
に導出した式(15)のαとして式(21)を代入する
ことにより、次式(28)のように求められる。
G(ω) −1/ [1+jωC・2会 (β・ (R/R)+11   (γ +RE > ]1  2
        e ・・・(23) 第6図のアクティブ・フィルタ回路の遮断周波数f が
式(15)から式(15a)のように導出されたのと同
様にして、第1図のアクティブ・フィルタ回路の遮断周
波数f は式(23)から次式(24)のように導出さ
れる。
f。
一1/[4・π・C・ (β・ (R/R)+11   (γ +RE ) ]1  2
         e ・・・(24) さらに、R>>R、R>>r  、 VBl−VD21
2E   θ ””Bl  ’Dl(すなわち、βメ1)とスルト、次
式(25)が得られる。
f。
一1/(4・π・C−R(R/R2))E ・・・(25) 式(25)かられかるように、第1図のアクティブ・フ
ィルタ回路を集積化した場合、電圧制御電流源8と共に
抵抗30を同一基板上に形成するならば、集積回路内部
の抵抗比RE/R2の値は、精度良く設定でき、かつ温
度特性も良い。そのため、抵抗29を外付けの抵抗とし
、その抵抗値R1の精度が高く、温度特性の良い抵抗を
用いれば、遮断周波数f を正確に所定の値に設定でき
、その温度特性も良好なアクティブ・フィルタ回路を構
成することができる。
また、抵抗値Rや相対比RE/R2の精度が悪く調整を
必要とする場合でも、温度特性の良い抵抗29を外付け
の抵抗とし、この抵抗値R1を選択することにより、遮
断周波数f をいったん設定すれば、相対比RE / 
R2の集積回路内の温度特性は良好なので、遮断周波数
f の温度特性も良好となる。
また、抵抗14,15,29.30を外付けの抵抗とし
た場合でも、相対比R9/ R2の温度特性は良好なの
で遮断周波数f の温度特性も良好となる。なお、式(
24)から式(25)を導くにあたって与えた条件であ
るR  >>R、R>>r  、V12   E  θ Bl  ’D2億vB1−VDIは充分実現することが
可能であり、遮断周波数f の精度や温度特性を充分に
良好にすることができる。
第2図はこの発明の他の実施例によるアクティブ・フィ
ルタ回路の回路図である。
図において、第1のダイオード25のアノードは第1の
制御端子19に1.第2のダイオード26のアノードは
第2の制御端子20に、それぞれ接続される。ダイオー
ド25.26のカソードは共通に、第1のバイアス電圧
供給端子27に接続される。バイアス電圧供給端子27
は、直流電圧源28の正電位側端子に接続される。直流
電圧源28の負電位側端子は接地される。
また、ダイオード25のアノードは第1の抵抗29を介
して、ダイオード26のアノードは第2の抵抗30を介
して、共通に第2のバイアス電圧供給端子31に接続さ
れる。図においては、第2のバイアス電圧供給端子31
は電源端子4に接続されている。
ダイオード25,26、バイアス電圧供給端子27.3
1、直流電圧源28および抵抗29,30は制御回路3
2aを構成している。
制御端子19.20から後段の電圧制御電流源8、電源
端子4.出力端子6.キャパシタ9.信号入力端子13
.ダイオード24および定電流源11の構成および相互
の接続関係は、前述した第1図のアクティブ・フィルタ
回路と同様である。
次にこのアクティブ・フィルタ回路の動作を説明する。
この場合も第1図の回路の場合と同様、説明を簡略化す
るために、第2図の各トランジスタ2,5.10,17
.18のベース電流は十分小さく無視できるものとする
。また、信号などの記号は、第1図の回路の動作説明で
用いた記号と同じ記号を用いるものとする。
さらに直流電圧源28の電圧値をv 1電源端子4の電
圧値をV 、第1のダイオード25のアC ノード・カソード間電圧(順方向を正とする)をv 1
第2のダイオード26のアノ−・ド・カッ−ド間電圧(
順方向を正とする)をV 、抵抗29D4 の抵抗値をR、抵抗30の抵抗値をR4とする。
第1図に示す回路と同様に、遮断周波数f。は、下記式
(2B) 、 (27)で与えられる。
f。
一1/[4・π・C・ (β′ (R/R)+11   (γ +RE)]43    
           e・・・(26) ただし、 vCC−VB2−VB4 さらに、R>>R、RE>>γ ’ ”CC”824 
    3           e−VB3”vCC
’B2−VD4(すなわち、β’ −1)とすると、次
式(2B)は下記式(28)のようになる。
f。
一1/+4・π・C−R(R/R2)1E ・・・(2B) 従って、式(28)のRを式(25)のR1式(28)
のRを式(25)のR2と対応させるとわかるように、
第2図の回路においても、抵抗値R4および相対比Rp
 / Rsによって遮断周波数f。が決定されるので、
第1図の回路と同様に、第2図のアクティブ・フィルタ
回路を集積化した場合、抵抗30を外付けの抵抗とし、
その抵抗値R4の精度が高く、温度特性の良い抵抗を用
いれば、遮断周波数f を正確に所定の値に設定でき、
その温度特性も良好なアクティブ・フィルタ回路を構成
することができる。
また、抵抗値Rや相対比RE/R3の精度が悪く調整を
必要とする場合でも、温度特性の良い抵抗30を外付け
の抵抗とし、この抵抗値R4を選択することにより、遮
断周波数f をいったん設定すれば、相対比R,/R3
の集積回路内の温度特性は良好なので、遮断周波数f 
の温度特性も良好となる。
また、抵抗14,15.29.30を外付けの抵抗とし
た場合でも、相対比R9/R2の温度特性は良好なので
遮断周波数f の温度特性も良好となる。
なお、式(26)から式(28)を導くにあたって与え
た条件であるR  >>R、R>>γ 、 Vcc  
V8Be B2  ’D3”CC’B2  ’D4は充分実現する
ことが可能であり、遮断周波数f。の精度や温度特性を
充分に良好にすることができる。
なお、上記各実施例において、 (1)定電流源160代わりに抵抗を用いた場合、(2
)抵抗14の抵抗値と抵抗15の抵抗値とが等しくない
場合、 (3)第1および第2のトランジスタ2,5から成る差
動増幅回路として他の回路を用いた場合、(4)出力信
号を第2のトランジスタ5のベースに帰還させる手段と
して他の回路を用いた場合、(5)図面に示したのとは
異なる極性のトランジスタを用いた場合、 (6)リアクタンス回路9として他の回路を用いた場合 (7)第1の信号入力端子1をバイアス電圧源などによ
り交流的に接地し、第2の信号入力端子13から信号を
入力することによって1次のバイパスフィルタ回路を構
成した場合、 (8)第1および第2の信号入力端子1,13のそれぞ
れに信号を入力することによって、第1の信号入力端子
1からの入力信号に対しては1次のローパスフィルタ、
第2の信号入力端子13からの入力信号に対しては、1
次のバイパスフィルタとした場合においても、この発明
は同様に適用でき、同一の効果を奏する。
さらに、アクティブ・フィルタ回路を縦続接続し、様々
な伝達関数を有し、多様なフィルタ特性を実現した回路
においても、上記実施例中で用いたこの発明による制御
回路を適用でき、同一の効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、アクティブ・フィルタ
回路の遮断周波数は、調整が容易で温度特性が良好な、
抵抗回路の抵抗値と第1または第2の抵抗の抵抗値との
相対比によって与えられる。
そのため、無調整で遮断周波数を所定の値に正確に設定
でき、かつ、温度特性が良好な、集積化に適したアクテ
ィブ・フィルタ回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるアクティブ・フィル
タ回路の回路図、第2図はこの発明の他の実施例による
アクティブ・フィルタ回路の回路図、第3図は従来のア
クティブ・フィルタ回路の回路図、第4図は第3図に示
すアクティブ・フィルタ回路の等価回路の回路図、第5
図は第3図に示すアクティブ・フィルタ回路の周波数特
性を示すグラフ、第6図は比較提案例としてのアクティ
ブ・フィルタ回路の回路図である。 図において、1は第1の信号入力端子、2は第1のトラ
ンジスタ、5は第2のトランジスタ、6は信号出力端子
、8は電圧制御電流源、9はキャパシタ、10はトラン
ジスタ、11は定電流源、13は第2の信号入力端子、
14.15は抵抗、17は第3のトランジスタ、18は
第4のトランジスタ、19は第1の制御端子、20は第
2の制御端子、23は電流源、24はダイオード、25
は第1のダイオード、26は第2のダイオード、27は
第1のバイアス電圧供給端子、28は直流電圧源、29
は第1の抵抗、30は第2の抵抗、31は第2のバイア
ス電圧供給端子、32,32aは制御回路である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)それぞれが抵抗回路の抵抗と直列に接続された第
    1と第2のトランジスタの差動対を有し、前記第1のト
    ランジスタの制御電極に第1の入力電位が与えられる第
    1のトランジスタ差動増幅回路と、 第3と第4のトランジスタの差動対と前記第4のトラン
    ジスタに直列に接続された定電流源とを有し、前記第1
    のトランジスタ差動増幅回路の前記第1の入力電位に対
    する非反転出力に負荷として接続された第2のトランジ
    スタ差動増幅回路と、前記第4のトランジスタの一方の
    主電極から取出される出力を前記第2のトランジスタの
    制御電極に帰還させる帰還回路と、 前記第4のトランジスタの前記一方の主電極と第2の入
    力電位との間に介挿されたリアクタンス回路と、 第1のダイオードと第1の抵抗との直列接続が2つの定
    電位間に介挿され、かつ前記第1のダイオードと前記第
    1の抵抗との相互接続ノードが前記第3のトランジスタ
    の制御電極に接続された第1の制御回路部と、 第2のダイオードと第2の抵抗との直列接続が前記2つ
    の定電位間に介挿され、かつ前記第2のダイオードと前
    記第2の抵抗との相互接続ノードが前記第4のトランジ
    スタの制御電極に接続された第2の制御回路部とを備え
    るアクティブ・フィルタ回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0537295A (ja) * 1991-07-31 1993-02-12 Mitsubishi Electric Corp アクテイブ・フイルタ回路
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