JPH02266688A - 映像信号処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。

Ａ産業上の利用分野 Ｂ発明の概要 Ｃ従来の技術（第４図） Ｄ発明が解決しようとする問題点（第４図〜第７図） Ｅ問題点を解決するための手段（第１図、第３図）Ｆ作
用（第１図、第３図） Ｇ実施例（第１図〜第３図） （Ｇｌ）記録装置（第１図及び第２図）（Ｇ２）ビデオ
ディスクプレイヤ（第３図）（Ｇ３）他の実施例 Ｈ発明の効果 Ａ産業上の利用分野 本発明は映像信号処理装置に関し、例えばビデオディス
クプレイヤに適用して好適なものである。

Ｂ発明の概要 第１の発明は、映像信号処理装置において、クロマ帯域
の斜め方向の輝度情報を高い周波数帯域の信号に変換す
ることにより、コンポジットのビデオ信号との間で互換
性を維持しつつ、高品質の映像信号を得ることができる
。

第２の発明は、映像信号処理装置において、高い周波数
帯域に変換されたクロマ帯域の斜め方向の輝度情報を、
元の周波数帯域に変換することにより、コンポジットの
ビデオ信号との間で互換性を維持しつつ、高品質の表示
画像を再現することができる。

さらに第３の発明は、映像信号処理装置において、クロ
マ帯域の斜め方向の輝度情報を高い周波数帯域の信号に
変換すると共に、変換された信号を元の周波数帯域に変
換することにより、コンポジットのビデオ信号との間で
互換性を維持しつつ、高品質の表示画像を得ることがで
きる。

Ｃ従来の技術 従来、ビデオディスクにおいては、例えばＮＴＳＣ方式
の標準ビデオ信号（以下コンポジツ［・のビデオ信号と
呼ぶ）を周波数変調して記録するようになされている。

これに対して第４図に示すように、ビデオディスクプレ
イヤ１においては、周波数変調したコンポジットのビデ
オ信号Ｓ　！ＴＶを復調回路４で復調し得るようになさ
れている。

従ってバンドパスフィルタ回路５で、コンポジットのビ
デオ信号Ｓ　ｓｙｖからクロマ帯域の信号成分を抽出し
た後、当該信号成分をくし型フィルタ回路６を介して出
力することにより、必要に応じてクロマ信号Ｓｃを分離
し得る。

さらに減算回路７で、コンポジットのビデオ信号Ｓ１？
１からクロマ信号Ｓｅを減算することにより、輝度信号
Ｓｖを分離し得る。

Ｄ発明が解決しようとする問題点 ところで撮像装置等のビデオ機器においては、ｔｉ像信
号をコンポジットのビデオ信号に変換しないで、輝度信
号及びクロマ信号に分離したままで（以下コンポーネン
トのビデオ信号と呼ぶ）出力するようになされたものが
ある。

この場合コンポジットのビデオ信号に比して、周波数帯
域の広い輝度信号を出力し得、その分解像度の高い表示
画像を得ることができる。

ビデオディスクにおいても、このようなコンポーネント
のビデオ信号を記録し得るようにできれば、ビデオディ
スクプレイヤで再生して高品質の表示画像を得ることが
できると考えられる。

ところがビデオディスクにおい°ζは、コンポジットの
ビデオ信号を記録するようになされた従来のビデオディ
スクとの間で互換性を図る必要がある。

このためには第５図に示すように、加算回路８を用いて
、コンポーネントのビデオ信号でなる周波数帯域の広い
輝度信号ＳＹＨ及びクロマ信号Ｓｃｎを簡易に加算して
記録する方法が考えられる。

ところがこの方法の場合、輝度信号ＳＶＨ及びクロマ信
号ＳＣ１間の干渉を避は得す、クロスカラートッド妨害
等が発生し、表示画像の画質が劣化する問題がある。

これに対して第６図に示すように、くし型フィルタ回路
９及びｌＯを用いて輝度信号Ｓｖ、にクロマ信号ＳＣＬ
を重畳する方法が考えられる。

すなわちクロマ信号ＳＣＬを、コンポジットのビデオ信
号の場合と同様の周波数帯域で帯域制限した後、くし型
フィルタ回路９に与え、これにより第７図に示すように
、周波数、・・・・・・　（ｎ−１）ｆｌｌ　、ｎ　ｆ
Ｈｌ（ｎ　＋　１　）　ｆ　Ｎ　、−・・’の信号成分
を抑圧し、信号レベルが（しの歯状に変化するクロマ信
号ＳＣＫを生成する。

ここで周波数ｆｘは、水平同期周波数を表す。

これに対してバンドパスフィルタ回路（ＢＰＦ）１１は
、帯域の広い輝度信号Ｓｖ、Ｉを受け、クロマ信号ＳＣ
Ｌの周波数帯域（以下クロマ帯域と呼ぶ）の信号成分を
抽出した後、当該信号成分をくし型フィルタ回路ＩＯに
与える。

減算回路１２は、くし型フィルタ回路１０の出力信号を
輝度信号ＳｖＨから減算するようになされ、これにより
輝度信号５ＶＩＩのクロマ帯域について、周波数　・・
・・・・、（ｎ−１／２）ｆＨｌ（ｎ＋１／２）ＦＭ、
・・・・・・の信号成分を抑圧する。

か（して、クロマ信号Ｓ０に対して、周波数インターリ
ーブの関係に保持された輝度信号５ＹＩＩが生成される
。

従って加算回路１３で、輝度信号ｓｖｗｔ及びクロマ信
号Ｓ０を加算するようにすれば、クロマ帯域以下におい
て、コンポジットのビデオ信号と周波数特性が−敗し、
かつ当該周波数帯域より高い周波数帯域で輝度情報を有
してなるビデオ信号Ｓ０゜を得ることができる。

従って、従来のビデオディスクプレイヤ１がクロマ帯域
以下の信号成分について信号処理するようになされてい
ることから、ビデオ信号５Ａｌｌｌｌを記録したビデオ
ディスクを従来のビデオディスクプレイヤ１で再生して
、コンポジットのビデオ信号５ｓｙｖ　　（第４図）を
得ることができ、表示画像の画質劣化を有効に回避して
従来のビデオデ・イスクブレイヤ１との間で互換性を図
ることができると考えられる。

さらにビデオ信号Ｓ　ＡＤＤを記録したビデオディスク
を、専用のビデオディスクプレイヤで再生して、クロマ
帯域より高い周波数帯域の輝度情報を再現すれば、その
分コンポジットのビデオ信号に比して解像度を向上し得
ると考えられる。

ところがこの方法の場合、周波数インターリーブの関係
になるように輝度信号Ｓｖｉ＋の信号成分が抑圧されて
いることから、クロマ帯域の斜め方向の輝度情報が欠落
し、輝度信号が高い周波数帯域にまで伸びているにもか
かわらず、視覚的な解像度はそれほど向上しない。

従って、高品質でなるコンポーネントのビデオ信号を記
録したにもかかわらず、結局当該ビデオ信号の特性を生
かし切った高い品質の表示画像を得ることが困難な問題
がある。

本発明は以上の点を考慮してなされたもので、従来のビ
デオディスクプレイヤとの間で互換性を維持しつつ、高
品質の表示画像を得ることができる映像信号処理装置を
提案しようとするものである。

Ｅ問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため第１の発明においては、輝
度信号ＳＶＨを、クロマ帯域以上の斜め方向の輝度情報
で構成された斜め方向輝度信号Ｓ□。

と、斜め方向輝度信号ＳＨｆを抑圧した抑圧輝度信号Ｓ
。とに分離する輝度信号分離手段１０．１２．２１と、
斜め方向輝度信号ＳＨｖを、抑圧輝度信号５ＶＩＩに対
して周波数インターリーブの関係に保持して、クロマ帯
域より高い周波数に変換する周波数変換手段２３．２５
．２６と、周波数変換手段２３．２５．２６で周波数変
換された斜め方向輝度信号ＳＬＶと、抑圧輝度信号ＳＶ
Ｋと、抑圧輝度信号Ｓ□に対して周波数インターリーブ
の関係に保持されたクロマ信号ＳＣＫとを加算する加算
手段１３．２９とを備え、輝度信号ＳＶＨ及びクロマ信
号Ｓ０を、加算手段１３．２９の出力信号ＳａＯ□に変
換する。

第２の発明においては、入力信号Ｓ、、、、を、クロマ
信号Ｓｅｌ＋と、クロマ信号ＳＣ［より高い周波数帯域
で、斜め方向の輝度情報で構成された斜め方向輝度信号
ｓｔｙと、クロマ信号Ｓ０及び斜め方向輝度信号ＳＬＶ
を抑圧した抑圧輝度信号ＳＶＫとに分離する信号分離手
段６．７．４１，４３．４５と、斜め方向輝度信号ＳＬ
Ｖを、抑圧輝度信号Ｓ□に対して周波数インターリーブ
の関係に保持して、クロマ帯域の周波数に変換する周波
数変換手段４７．４９と、周波数変換手段４７．４９で
周波数変換された斜め方向輝度信号Ｓ、ｌと、抑圧輝度
信号ＳＹＫとを加算する加算手段５１とを備え、入力信
号ＳＡＩ＋。１を、クロマ信号ＳＣＫと加算手段５１か
ら出力される加算信号Ｓ　ＶＮＯとに変換する。

第３の発明においては、輝度信号ＳｖＨを、クロマ帯域
以上の斜め方向の輝度情報で構成された第１の斜め方向
輝度信号ＳＨＹと、第１の斜め方向輝度信号ＳＨｙを抑
圧した第１の抑圧輝度信号５ｖＪＩとに分離する第１の
輝度信号分離手段１０．１２．２１と、第１の斜め方向
輝度信号ＳＨＶを、第１の抑圧輝度信号ＳＹえに対して
周波数インターリーブの関係に保持して、クロマ帯域よ
り高い周波数に変換する第１の周波数変換手段２３．２
５．２６と、第１の周波数変換手段２３．２５．２６で
周波数変換された斜め方向輝度信号ＳＬｖと、第１の抑
圧輝度信号ｓｙ＋ｃと、第１の抑圧輝度信号ＳＹＫに対
して周波数インターリーブの関係に保持された第１のク
ロマ信号ＳＣＫとを加算する第１の加算手段１３．２９
と、入力信号５ＡＤＤ＋を、第２のクロマ信号ＳｃＫと
、第２のクロマ信号ＳＣＫより高い周波数帯域で、斜め
方向の輝度情報で構成された第２の斜め方向輝度信号Ｓ
Ｌｖと、第２のクロマ信号ＳＣＫ及び第２の斜め方向輝
度信号ＳＬＶを抑圧した第２の抑圧輝度信号Ｓ□とに分
離する第２の信号分離手段６．７．４１．４３．４５と
、第２の斜め方向輝度信号ＳＬＶを、第２の抑圧輝度信
号ＳＹＫに対して周波数インターリーブの関係に保持し
て、クロマ帯域の周波数に変換する第２の周波数変換手
段４７．４９と、第２の周波数変換手段４７．４９で周
波数変換された斜め方向輝度信号Ｓ！Ｉと、第２の抑圧
輝度信号Ｓ’ｆＫとを加算する加算手段５１とを備え、
輝度信号Ｓ’ｆＨ及び第１のクロマ信号Ｓ０を、第１の
加算手段１３．２９の出力信号Ｓ　Ａ１１１１１に変換
すると共に、入力信号５ＡＩＩＩＩＩを、第２の加算手
段５１から出力される加算信号Ｓ　ＶＨＯと第２のクロ
マ信号ＳＣＩ＋とに変換する。

Ｆ作用 第１の発明においては、クロマ帯域以上の斜め方向の輝
度情報で構成された斜め方向輝度信号ＳＫＶを、斜め方
向輝度信号Ｓ１１を抑圧した抑圧輝度信号ＳＹＩ＋に対
して周波数インターリーブの関係に保持して、クロマ帯
域以上の周波数に周波数変換した後、抑圧輝度信号Ｓ−
及びクロマ信号Ｓ−と加算することにより、クロマ帯域
以下の周波数帯域でコンポジットのビデオ信号と同一の
周波数特性を維持して、これより高い周波数帯域につい
て、斜め方向の輝度情報を得ることができる。

さらに第２の発明においては、クロマ信号ＳｅＭより高
い周波数帯域で、斜め方向の輝度情報で構成された斜め
方向輝度信号ＳＬＶを、抑圧輝度信号Ｓ□に対して周波
数インターリーブの関係に保持して、クロマ帯域の周波
数に変換することにより、元の周波数帯域に変換し得、
コンポジットのビデオ信号との間で互換性を維持しつつ
、高品質の表示画像を再現することができる。

さらに第３の発明は、クロマ帯域以上の斜め方向の輝度
情報で構成された第１の斜め方向輝度信号ＳＨＶを、第
１の斜め方向輝度信号ＳＨｖを抑圧した第１の抑圧１度
信号Ｓ□に対して周波数インク−リーブの関係に保持し
て、クロマ帯域以上の周波数に周波数変換した後、第１
の抑圧輝度信号ｓｙｇ及び第１のクロマ信号Ｓ０と加算
すると共に、第２のクロマ信号ＳＣＫより高い周波数帯
域で、斜め方向の輝度情報で構成された第２の斜め方向
輝度信号ＳＬｖを、第２の抑圧輝度信号Ｓ、工に対して
周波数インターリーブの関係に保持して、クロマ帯域の
周波数に変換することにより、コンポジットのビデオ信
号との間で互換性を維持しつつ、高品質の表示画像を得
ることができる。

Ｇ実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。

（Ｇ１）記録装置 第６図との対応部分に同一符号を附して示す第１図にお
いて、２０は全体としてビデオディスクの記録装置を示
し、周波数帯域が７（Ｍｌｉｚ）でなる輝度信号ｓｙ、
Ｉをバイパスフィルタ回路（ＨＰＦ）２１に与える。

因に周波数７（ＭＨｚ）は、ビデオディスク（図示せず
）の記録再生可能な最高周波数でなる。

第２　図ニ示すように、バイパスフィルタ回路（ＨＰＬ
）２１は、輝度信号５ｙＨ（第２図（Ａ））から、クロ
マ帯域以上の信号成分ＳＳ　　（第２図（Ｂ））を抽出
してくし型フィルタ回路１０に与える。

従ってくし型フィルタ回路１０から出力される信号Ｓ、
ｖ（以下斜め方向輝度信号と呼ぶ（第２図（Ｄ）））に
おいては、くし型フィルタ回路９から出力されるクロマ
信号Ｓｃ、＋（第２図（Ｃ））と同様に、信号レベルが
くしの歯状に変化するようになされ、減算回路１２にお
いて、当該斜め方向輝度信号ＳＳＶを輝度信号ＳＹから
減算することにより、クロマ信号ＳＣＫに対して周波数
インターリーブの関係になるように信号レベルが抑圧さ
れた輝度信号Ｓｖ＊（以下抑圧輝度信号と呼ぶ（第２図
（Ｅ）））を得ることができる。

かくしてこの実施例においては、クロマ帯域以上の周波
数帯域で斜め方向の輝度情報が欠落した信号成分（抑圧
輝度信号ＳＹＫでなる）と、周波数帯域がクロマ帯域以
上で、斜め方向の輝度情報を有する信号成分（斜め方向
輝度信号Ｓ。Ｖでなる）とに、輝度信号Ｓｙを分離する
ようになされている。

これにより抑圧輝度信号Ｓ□においては、クロマ帯域以
下で、コンポジットのビデオ信号と同様の輝度情報を保
持し得るのに対し、これより高い周波数帯域で、コンポ
ジットのビデオ信号では再現することができない横方向
の輝度情報を保持し得る。

ローパスフィルタ回路２３は、斜め方向輝度信号５）Ｉ
Ｙからほぼクロマ帯域の信号成分Ｓｓ’（以下低周波斜
め方向輝度信号と呼ぶ（第２図（Ｆ）））を抽出し、乗
算回路２５に出力する。

乗算回路２５は、周波数５３４　ｒ　Ｈの基準信号ｓ　
ｏｓｃと低周波斜め方向輝度信号ＳＳ＋との乗算信号を
ローパスフィルタ回路２６に出力するようになされ、こ
れによりローパスフィルタ回路２３の通過帯域でなるク
ロマ帯域より高い周波数帯域に、低周波斜め方向輝度信
号ＳＳ＋を周波数変換する。

因に周波数変換された低周波斜め方向輝度信号５Ｌｖ（
第２図（Ｇ））は、基準信号ｓ　ｏｓｃの周波数を周波
数５３４　ｆ　、ｌに選定したことにより、低周波斜め
方向輝度信号Ｓ□の中心周波数に対して周波数の低い信
号成分が、周波数変換された低周波斜め方向輝度信号Ｓ
ＬＶの中心周波数に対して高い周波数帯域に変換される
ようになされ、これにより周波数変換された低周波斜め
方向輝度信号ＳＬＹの信号レベルが、低い周波数帯域の
方で、高い周波数帯域よりも低下するようになされてい
る。

さらに基準信号Ｓ。３．の周波数を周波数　５３４ｆ、
４に選定したことにより、周波数変換された低周波斜め
方向輝度信号ＳＬＹは、クロマ信号ＳＣＫと同様に、周
波数（ｎ＋　１／２）　ｆ工を基準にして周波数ｆ、の
周期で信号レベルがくしの歯状に変化するようになされ
、これにより加算回路１２から出力される抑圧輝度信号
ＳＶＸに対して周波数インターリーブの関係に保持され
るようになされている。

従って加算回路２９を介して抑圧輝度信号ＳＹＫ及び周
波数変換された低周波斜め方向輝度信号ＳＬＹを加算す
ることにより、クロマ帯域以下においては、コンポジッ
トのビデオ信号と同様の周波数特性に保持された合成輝
度信号Ｓ、。を得ることができる。

このとき合成輝度信号ＳＧＯはクロマ帯域以下の横及び
斜め方向の輝度情報（すなわち抑圧輝度信号Ｓ□が備え
てなるクロマ帯域以下の横方向及び当該帯域より低い周
波数帯域の斜め方向の輝度情報と、周波数変換された低
周波斜め方向輝度信号ＳＬＹの備えてなるクロマ帯域の
斜め方向の輝度情報でなる）と、これ以上の周波数帯域
において横方向の輝度情報（すなわち抑圧輝度信号ＳＶ
Ｋが備えてなるクロマ帯域より周波数の高い輝度情報で
なる）を有している。

かくしてこの実施例においては、周波数７　（Ｍ七〕ま
でしか記録し得ないビデオディスクに対して、クロマ帯
域の斜め方向の輝度情報を高い周波数帯域に変換するこ
とにより、コンポジットのビデオ信号と互換性を保持す
るために欠落する輝度情報が、周波数の高い斜め方向の
輝度情報になるようになされている。

実際上輝度情報においては、周波数の低い情報の方が視
覚的に怒知し易い特徴があり、この実施例のように周波
数の低い斜め方向の輝度情報を、周波数の高い斜め方向
の輝度情報に優先して保持するようにすれば、ビデオデ
ィスクの記録再生可能な周波数帯域を有効に利用して、
記録再生可能な周波数帯域が伸びた分だけ視覚的な解像
度を向上することができる。

従って合成輝度信号Ｓ０゜をクロマ信号５ＣＩＩと加算
してビデオディスクに記録するようにすれば、従来のビ
デオディスクプレイヤとの間で互換性を保持しつつ、専
用のビデオディスクプレイヤで再生して高い品質の表示
画像を得ることができる。

さらにこのとき、低周波斜め方向輝度信号ＳＬＹの信号
レベルを低い周波数帯域の方が低下するように保持した
ことから、低周波斜め方向輝度信号ｓｔｙ及び抑圧輝度
信号Ｓ、ｆＫを加算した際の、相互干渉を有効に低減す
ることができ、その分品質の高い映像信号を得ることが
できる。

周波数変調回路３０は、合成輝度信号ＳＧＯ及びクロマ
信号５ＣＩＩの加算信号ｓｎｏ、ｔ　（第２図（Ｈ））
を、周波数変調して記録回路（図示せず）に出力するよ
うになされ、これにより所定のマザーディスクに加算信
号５ＡＩＤ＋を記録するようになされている。

かくして、このようにして作成されたマザーディスクを
用いて、ビデオディスク（以下高解像度のビデオディス
クと呼ぶ）を復製することにより、従来のビデオディス
クプレイヤとの間で互換性を保持しつつ、専用のビデオ
ディスクプレイヤで再生して高い品質の表示画像を表示
することができる。

かくしてこの実施例において、くし型フィルタ回路１０
、減算回路１２及びバイパスフィルタ回路２１は、輝度
信号ｓｙＨを、クロマ帯域以上の斜め方向の輝度情報で
構成された斜め方向輝度信号Ｓ□と、斜め方向輝度信号
５ＩＩＶを抑圧した抑圧輝度信号Ｓ□とに分離する輝度
信号分離手段を構成するのに対し、ローパスフィルタ回
路２３．２６及び乗算回路２５は、斜め方向輝度信号Ｓ
。を、抑圧輝度信号Ｓ□に対して周波数インターリーブ
の関係に保持して、クロマ帯域より高い周波数に変換す
る周波数変換手段を構成する。

さらに加算回路１３及び２９は、周波数変換手段（２３
，２５，２６）で周波数変換された斜め方向輝度信号Ｓ
Ｌｙと、抑圧輝度信号Ｓ□と、抑圧輝度信号Ｓ□に対し
て周波数インターリーブの関係に保持されたクロマ信号
ＳＣＫとを加算する加算手段を構成する。

以上の構成において、周波数帯域が７　（ＭＨｚ）でな
る輝度信号５ｖ）ｌは、バイパスフィルタ回路２１及び
くし型フィルタ回路１０を介してクロマ帯域以上の斜め
方向の輝度情報が抽出され、斜め方向輝度信号Ｓ工、が
得られる。

当該斜め方向輝度信号Ｓ、ｌｖは、ローパスフィルタ回
路２３、乗算回路２５及びローパスフィルタ回路２６を
介して、クロマ帯域の斜め方向の輝度情報が抽出され、
クロマ帯域よりも周波数の高い帯域で、かつクロマ信号
Ｓｃ、と同様に、周波数（ｎ　＋　１／２）　ｒ　Ｈを
基準にして周波数ｆ。の周期で信号レベルがくしの歯状
に変化する低周波斜め方向輝度信号ＳＬＶに周波数変換
される。

さらに斜め方向輝度信号５ｌ（ｖは、減算回路１２で輝
度信号ＳＹＨから減算され、これによりクロマ帯域以下
でコンポジットのビデオ信号と同様の周波数特性を有し
、これ以上の周波数帯域で横方向の輝度情報を備えてな
る輝度信号ＳＶ、に変換され、これに周波数変換された
低周波数斜め方向輝度信号ＳＬｖ及びクロマ信号ＳＣＫ
が加算されて加算信号ＳＡＤ□に変換される。

以上の構成によれば、クロマ帯域の斜め方向の輝度情報
を高い周波数帯域に変換して、視覚的に感知し易い周波
数の低い斜め方向の輝度情報を、周波数の高い斜め方向
の輝度情報に優先して記録することにより、高品質の映
像信号を得ることができ、かくして従来のビデオディス
クプレイヤとの間で互換性を保持しつつ、専用のビデオ
ディスクプレイヤで再生して高い品質の表示画像を得る
ことができる。

（Ｇ２）ビデオディスクプレイヤ 第３図において、４０はビデオディスクプレイヤを示し
、従来のビデオディスクを再生してコンポジットのビデ
オ信号を出力すると共に、高解像度のビデオディスクを
再生して高解像度の表示画像を得るようになされている
。

すなわちビデオディスクをスピンドルモータで駆動し、
光ピツクアップから出力される再生信号を復調回路４に
与える。

これにより従来のビデオディスクを再生する場合、復調
回路４からコンポジットのビデオ信号が出力されるのに
対し、高解像度のビデオディスクを再生する場合は、復
調回路４から合成輝度信号Ｓ、。及びクロマ信号ＳＣＫ
の加算信号ＳＡＤ□を得ることができる。

バイパスフィルタ回路４１は、復調回路４の出力信号か
らクロマ帯域以上の信号成分を抽出した後、くし型フィ
ルタ回路６に出力する。

従ってくし型フィルタ回路６の出力信号においては、従
来のビデオディスクを再生する場合は、クロマ信号が出
力されるのに対し、高解像度のビデオディスクを再生す
る場合は、クロマ信号ＳＣＫ及びクロマ帯域以上の周波
数でクロマ帯域の斜め方向の輝度情報を含んでなる周波
数変換された低周波斜め方向輝度信号ＳＬＶが出力され
る。

かくして減算回路７で、くし型フィルタ回路６の出力信
号を、復調回路４の出力信号から減算するこにより、従
来のビデオディスクを再生する場合は、輝度信号を得る
ことができるのに対し、高解像度のビデオディスクを再
生する場合は、クロマ帯域以上で、斜め方向の輝度情報
が欠落した抑圧輝度信号Ｓ７１を得ることができる。

これに対してローパスフィルタ回路４３は、くし型フィ
ルタ回路６の出力信号からクロマ帯域の信号を抽出して
出力する。

かくして従来のビデオディスクを再生する場合は、減算
回路７及びローパスフィルタ回路４３を介して輝度信号
及びクロマ信号を分離出力することができる。

これに対して高解像度のビデオディスクを再生する場合
、ローパスフィルタ回路４３を介してクロマ信号Ｓ　ｃ
ｘを得ることができる。

これに対してバイパスフィルタ回路４５は、くし型フィ
ルタ回路６の出力信号から、クロマ帯域より周波数の高
い信号成分を抽出する。

従って従来のビデオディスクを再生する場合は、何ら出
力信号を得ることができないのに対し、高解像度のビデ
オディスクを再生する場合は、周波数変換された低周波
斜め方向輝度信号Ｓｔｖを抽出することができる。

乗算回路４７は、ローパスフィルタ回路４５の出力信号
を基準信号ｓ　ｏｓｃと乗算した後、ローパスフィルタ
回路４９を介して出力するようになされ、これにより高
解像度のビデオディスクを再生する場合、周波数変換さ
れた低周波斜め方向輝度信号ＳＬＹを、抑圧輝度信号Ｓ
□に対して周波数インターリーブの関係に保持したまま
、元の周波数帯域に変換するようになされている。

かくしてクロマ帯域の斜め方向の輝度情報を再現するこ
とができ、元の周波数帯域に変換された低周波斜め方向
輝度信号ＳＳ＋を、加算回路５１で抑圧輝度信号Ｓ’ｔ
Ｋと加算して出力することにより、クロマ帯域より高い
周波数帯域でのみ斜め方向の輝度情報が欠落した輝度信
号ｓｓｎ。を得ることができる。

従って従来のビデオディスクを再生する場合、コンポジ
ットのビデオ信号に加えて輝度信号及びクロマ信号を分
離出力することができるのに対し、高解像度のビデオデ
ィスクを再生する場合、横方向の解像度が７　（ＭＨｚ
）で、斜め方向の解像度がクロマ帯域にまで伸びた輝度
信号Ｓ　ＳＮＯを出力することができる。

かくしてこの実施例において、クシ型フィルタ回路６、
加算回路７、バイパスフィルタ回路４１．４５及びロー
パスフィルタ回路４３は、入力信号ＳＭＤＩＩＩを、ク
ロマ信号Ｓ０と、クロマ信号Ｓｅｌ＋より高い周波数帯
域で、斜め方向の輝度情報で構成された斜め方向輝度信
号ＳＬ？と、クロマ信号Ｓｃ。

及び斜め方向輝度信号ｓｔｙを抑圧した抑圧輝度信号ｓ
ｖｇとに分離する信号分離手段を構成し、乗算回路４７
及びローパスフィルタ回路４９は、斜め方向輝度信号Ｓ
ＬＶを、抑圧輝度信号５ｙＩｌに対して周波数インター
リーブの関係に保持して、クロマ帯域の周波数に変換す
る周波数変換手段を構成する。

さらに加算回路５１は、周波数変換手段（４７，４９）
で周波数変換された斜め方向輝度信号Ｓ□と、抑圧輝度
信号Ｓｖ、Ｉとを加算する加算手段を構成する。

第３図の構成において、従来のビデオディスクを再生す
る場合、復調回路４からコンポジットのビデオ信号が得
られ、当該ビデオ信号から、゛バイパスフィルタ回路４
１及びくし型フィルタ回路６でクロマ信号が抽出され、
当該クロマ信号がローパスフィルタ回路４３を介して出
力される。

さらにクロマ信号は、減算回路７でコンポシフトのビデ
オ信号から減算され、これにより加算回路５１を介して
輝度信号が出力される。

これに対して高解像度のビデオディスクを再生する場合
、復調回路４の出力信号はバイパスフィルタ回路４１及
びくし型フィルタ回路６で、クロマ信号Ｓ０及びクロマ
帯域の斜め方向の輝度情報を含んでなる周波数変換され
た低周波斜め方向輝度信号Ｓ＋−Ｖが抽出される。

クロマ信号ＳａＷ及び周波数変換された低周波斜め方向
輝度信号ｓｔｙは、減算回路７で復調回路４の出力信号
から減算され、これによりクロマ帯域以上で、斜め方向
の輝度情報が欠落した抑圧輝度信号５Ｙｉｌが得られる
。

これに対してクロマ信号Ｓ０は、ローパスフィルタ回路
４３を介して出力される。

さらに周波数変換された低周波斜め方向輝度信号ｓｔｙ
は、バイパスフィルタ回路４５、乗算回路４７及びロー
パスフィルタ回路４９を介して、元の周波数帯域に変換
された後、加算回路５１で抑圧輝度信号Ｓ。に加算され
、これにより横方向の解像度が７（Ｍｌ（ｚ）で、斜め
方向の解像度がクロマ帯域にまで伸びた輝度信号Ｓ　Ｓ
ＮＯが出力される。

第３図の構成によれば、高い周波数帯域に変換して記録
した低周波斜め方向輝度信号ＳＬＹを元の周波数帯域に
変換して輝度信号を再現することにより、従来のビデオ
ディスクとの間で互換性を保持しつつ、高い品質の表示
画像を再現することができる。

（Ｇ３）他の実施例 なお上述の実施例においては、ローパスフィルタ回路２
３で斜め方向の輝度情報を帯域制限することにより、ク
ロマ帯域の斜め方向の輝度情報を、周波数の高い斜め方
向の輝度情報に優先して記録する場合について述べたが
、本発明はこれに限らず、例えば記録再生可能な周波数
帯域が、さらに高い周波数帯域にまで伸びている場合は
、ローパスフィルタ回路２３のカットオフ周波数をさら
に高い周波数に選定したり、さらにはローパスフィルタ
回路２３を省略するようにしてもよい。

このようにすれば、その分斜め方向の解像度を向上する
ことができ、さらに高品質の表示画像を得ることができ
る。

さらに第１図の実施例においては、乗算回路２５で周波
数５３４　ｆ　Ｈの基準信号Ｓ０８．と乗算することに
より、低周波斜め方向輝度信号ＳＬＹを周波数変換する
場合について述べたが、基準信号の周波数はこれに限ら
ず、要は周波数変換された低周波斜め方向輝度信号ＳＬ
ｖの信号レベルが、クロマ信号Ｓ０と同様に、周波数（
ｎ＋　１／２）　ｆｅ＋を基準にして周波数ｆＨの周期
でくしの歯状に変化し、抑圧輝度信号ＳＶＫに対して周
波数インターリーブの関係に保持されるようになればよ
い。

さらに上述の実施例においては、ＮＴＳＣ方式の標準ビ
デオ信号と互換性を図る場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、ＰＡＬ方式、ＳＥＣＡＭ方式の標準ビ
デオ信号と互換性を図る場合にも広く適用することがで
きる。

さらに上述の実施例においては、ビデオディスクにコン
ポーネントのビデオ信号を記録する場合及び再生する場
合について述べたが、本発明はビデオディスクに記録再
生する場合に限らず、例えば磁気テープ等の記録媒体に
記録再生する場合、さらにはコンポーネントのビデオ信
号を伝送する映像信号処理装置等に広く適用することが
できる。

この場合、記録、再生の両機能、又は送出受信の両機能
を備えた映像信号処理装置を構成するようにしてもよい
。

Ｈ発明の効果 上述のように第１の発明によれば、クロマ帯域以上の斜
め方向の輝度情報で構成された斜め方向輝度信号を、ク
ロマ帯域より高い周波数に周波数変換した後、斜め方向
輝度信号を抑圧した抑圧輝度信号及びクロマ信号と加算
することにより、クロマ帯域以下の周波数帯域でコンポ
ジットめビデオ信号と同一の周波数特性を維持して、こ
れより高い周波数帯域について、斜め方向の輝度情報を
も有する加算信号を得ることができ、かくしてコンポジ
ットのビデオ信号との間で互換性を維持しつつ、高品質
の映像信号が得られる映像信号処理装置を得ることがで
きる。

第２の発明によれば、クロマ帯域より高い周波数に周波
数変換された斜め方向輝度信号を元の周波数帯域に変換
することにより、コンポジットのビデオ信号との間で互
換性を維持しつつ、高品質の表示画像を再現することが
できる映像信号処理装置を得ることができる。

さらに第３の発明においては、斜め方向輝度信号をクロ
マ帯域より高い周波数に周波数変換して、抑圧輝度信号
及びクロマ信号と加算する一方、他方でクロマ帯域より
高い周波数に周波数変換された斜め方向輝度信号を元の
周波数帯域に変換することにより、コンポジットのビデ
オ信号との間で互換性を維持しつつ、高品質の表示画像
が得られる映像信号処理装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による記録装置を示すブロッ
ク図、第２図はその動作の説明に供する特性曲線図、第
３図はビデオディスクプレイヤを示すブロック図、第４
図は従来のビデオディスクプレイヤを示すブロック図、
第５図及び第６図はクロマ信号及び輝度信号の加算の説
明に供するブロック図、第７図はその動作の説明に供す
る特性曲線図である。 １．４０・・・・・・ビデオディスクプレイヤ、４・・
・・・・復調回路、６．９．１０・・・・・・くし型フ
ィルタ回路、７．１２・・・・・・減算回路、８．１３
．５１・・・・・・加算回路、２０・・・・・・記録装
置、２１．４５．４９・・・・・・バイパスフィルタ回
路、２３．２６．４３．４６・・・・・・ローパスフィ
ルタ回路、２５．４７・・・・・・乗算回路。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）輝度信号を、クロマ帯域以上の斜め方向の輝度情
   報で構成された斜め方向輝度信号と、上記斜め方向輝度
   信号を抑圧した抑圧輝度信号とに分離する輝度信号分離
   手段と、 上記斜め方向輝度信号を、上記抑圧輝度信号に対して周
   波数インターリーブの関係に保持して、クロマ帯域より
   高い周波数に変換する周波数変換手段と、 上記周波数変換手段で周波数変換された斜め方向輝度信
   号と、上記抑圧輝度信号と、上記抑圧輝度信号に対して
   周波数インターリーブの関係に保持されたクロマ信号と
   を加算して出力する加算手段と を具え、 上記輝度信号及び上記クロマ信号を、上記加算手段の出
   力信号に変換するようにしたことを特徴とする映像信号
   処理装置。
2. （２）入力信号を、クロマ信号と、上記クロマ信号より
   高い周波数帯域で、斜め方向の輝度情報で構成された斜
   め方向輝度信号と、上記クロマ信号及び上記斜め方向輝
   度信号を抑圧した抑圧輝度信号とに分離する信号分離手
   段と、 上記斜め方向輝度信号を、上記抑圧輝度信号に対して周
   波数インターリーブの関係に保持して、クロマ帯域の周
   波数に変換する周波数変換手段と、上記周波数変換手段
   で周波数変換された斜め方向輝度信号と、上記抑圧輝度
   信号とを加算する加算手段と を具え、 上記入力信号を、上記クロマ信号と上記加算手段から出
   力される加算信号とに変換するようにしたことを特徴と
   する映像信号処理装置。
3. （３）輝度信号を、クロマ帯域以上の斜め方向の輝度情
   報で構成された第１の斜め方向輝度信号と、上記第１の
   斜め方向輝度信号を抑圧した第１の抑圧輝度信号とに分
   離する第１の輝度信号分離手段と、 上記第１の斜め方向輝度信号を、上記第１の抑圧輝度信
   号に対して周波数インターリーブの関係に保持して、ク
   ロマ帯域より高い周波数に変換する第１の周波数変換手
   段と、 上記第１の周波数変換手段で周波数変換された第１の斜
   め方向輝度信号と、上記第１の抑圧輝度信号と、上記第
   １の斜め方向輝度信号に対して周波数インターリーブの
   関係に保持された第１のクロマ信号とを加算して出力す
   る第１の加算手段と、入力信号を、第２のクロマ信号と
   、上記第２のクロマ信号より高い周波数帯域で、斜め方
   向の輝度情報で構成された第２の斜め方向輝度信号と、
   上記第２のクロマ信号及び上記第２の斜め方向輝度信号
   を抑圧した第２の抑圧輝度信号とに分離する第２の信号
   分離手段と、 上記第２の斜め方向輝度信号を、上記第２の抑圧輝度信
   号に対して周波数インターリーブの関係に保持して、ク
   ロマ帯域の周波数に変換する第２の周波数変換手段と、 上記第２の周波数変換手段で周波数変換された第２の斜
   め方向輝度信号と、上記第２の抑圧輝度信号とを加算す
   る第２の加算手段と を具え、 上記輝度信号及び上記第１のクロマ信号を、上記第１の
   加算手段の出力信号に変換すると共に、上記入力信号を
   、上記第２の加算手段から出力される加算信号と上記第
   ２のクロマ信号とに変換するようにしたことを特徴とす
   る映像信号処理装置。