JPH022663Y2 - - Google Patents

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JPH022663Y2
JPH022663Y2 JP4576586U JP4576586U JPH022663Y2 JP H022663 Y2 JPH022663 Y2 JP H022663Y2 JP 4576586 U JP4576586 U JP 4576586U JP 4576586 U JP4576586 U JP 4576586U JP H022663 Y2 JPH022663 Y2 JP H022663Y2
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JP
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compressor
acceleration
air conditioner
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electromagnetic clutch
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用空気調和装置、特にそのコンプ
レツサ制御に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、車両用空気調和装置においては、実開昭
56−79645号に開示される如く、絞り弁の全開状
態を所望のセンサによりこれを検出し、その検出
結果に基づいてコンプレツサの作動を一時停止す
るようにして、車両の加速性能を補償する手段を
備えているものがある。
〔本考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の車両用空気調和装置は加
速センサが加速判定したとき、常にコンプレツサ
をオフ状態にするため、例えば窓ガラスにくもり
が発生している場合、コンプレツサが稼動せずこ
のためくもりが晴れない状態が発生していた。く
もり状態のまま加送走行を継続することは極めて
危検であり、その対策が要請されていた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、加速状態検出手段(加速スイツチ
等)からの出力に基づきコンプレツサを停止(又
はその状態を制限)するコンプレツサ制御手段と
は別個に、結露検出手段の出力に基づきコンプレ
ツサ制御手段の上記制御(機能)を無効化する無
効化手段を備える。
これにより、加速時の安全走行を確保する。
〔作用〕
コンプレツサ制御手段が作動した場合、結露検
出手段がくもり判定信号を出力しないときは無効
化手段は作動せずコンプレツサは停止又はその能
力が制限されるが、くもり判定信号が出力された
ときには無効化手段が作動してコンプレツサは停
止等されない。
〔実施例〕
第1図は本考案の車両用空気調和装置の実施例
を示すブロツク図である。図中、1は加速状態を
所望のセンサにより検出する加速スイツチ等の加
速状態検出手段、2はコンプレツサ3を停止する
か又はその能力を小さく制限するコンプレツサ制
御手段、4は窓ガラス内面のくもり結露状態を所
望のセンサにより検出する結露検出手段、5は前
記コンプレツサ制御手段2の停止又は制限制御
(機能)を無効化する無効化手段である。
加速状態検出手段1は加速状態の有無を検出し
その出力をコンプレツサ制御手段2に送出し、コ
ンプレツサ制御手段2はこの入力された検出結果
に基づきコンプレツサ3を制御する。他方、結露
検出手段4はくもり状態の有無を検出しその出力
を無効化手段5に送出する。無効化手段5はくも
り状態有りの検出結果が入力されたときに限り前
記コンプレツサ制御手段2のコンプレツサ3に対
する制御を無効化する。
以下、本実施例の具体的な構成について第2図
ないし第4図の回路図を用いて説明する。なお各
図中、第1図と同一部分には同一符号を用いてあ
る。
まず第2図は、コンプレツサ制御手段2が加速
状態検出手段の出力に基づきコンプレツサ3を停
止する制御を行うものについて本実施例を適用し
た例である。同図において、バツテリーBとブロ
アモータM間に直列に挿入されたブロア風量制御
回路10は、3つの切換接点、オフ接点及び共通
接点並びに2つの抵抗R1,R2からなり、その
接点の切換によりLOW,MED,HIGHという3
段階にブロア風量を切換える。20はコンプレツサ
3を含む冷却回路の電源スイツチとしてのエアコ
ンスイツチである。電磁クラツチ駆動制御回路3
0は、抵抗r1,r2で設定された基準値と、抵抗r3
エバポレータ用サーミスタThで設定されるエバ
ポレータ温度に対応する値を比較する比較器3
1、エバポレータ温度が基準値を超えたときオン
状態となるスイツチングトランジスタ32、トラ
ンジスタ32のオンにより接点Y1をオンにする
リレーRY1その他ダイオード抵抗等の回路素子か
らなり、コンプレツサ3にエンジン(図示せず)
の駆動力を伝達する電磁クラツチ40をオンオフ
駆動制御、すなわちサイクリング駆動する。これ
によりエバポレータの温度は所定の温度に保たれ
る。コンプレツサ制御手段2は加速状態時にオフ
になる加速スイツチからなるスイツチング回路で
あり、前記電磁クラツチ駆動制御回路30の接点
Y1及び前記電磁クラツチ40のコイルに直列に
挿入されている。
他方、結露検出手段4は窓ガラス50の内面に
付着させた結露センサ41によりくもり判定有り
の結果が出たときにオンになるスイツチからな
る。無効化手段5は結露検出手段4のスイツチン
グ動作がオン状態のとき当該接点Y2を閉じるリ
レーRY2からなり、当該リレーRY2が前記コンプ
レツサ制御手段2と並列に接続されている。
この回路例の動作について説明する。まずブロ
ア風量制御回路10の切換接点がオフ接点以外の
所にあり、かつエアコンスイツチ20がオンであ
るとき、コンプレツサ3は駆動可能状態となり、
電磁クラツチ駆動制御回路30のリレーRY1のオ
ンオフによりコンプレツサ3はサイクリング駆動
される。ここでアクセルを踏込み、コンプレツサ
制御手段2の加速スイツチがオフになると、電磁
クラツチ40がオフになるのでコンプレツサ3は
通常停止する。しかし、結露センサ41がくもり
状態を検出すると、結露検出手段4内のスイツチ
がオンになるので、リレーRY2のコイルが通電さ
れ、リレーRY2の接点Y2はオンになる。これに
より、前記加速スイツチはコンプレツサ3に対し
て無効となり、コンプレツサ3は駆動を継続す
る。他方、先に結露が検出されてリレーRY2の接
点Y2がオンになつていれば、加速スイツチがオ
フになつてもコンプレツサは停止しない。
第3図は、コンプレツサ制御手段2がコンプレ
ツサ3の能力を制御するものについて本実施例を
適用した例である。同図において、第2図と同一
符号は同一部分を示すものなので、第2図と相違
するところのみを説明する(以下、同様とする)。
電磁クラツチ駆動制御回路100は、第2図の回
路30における基準値設定用の抵抗値を強制的に
変化させる為の抵抗Rが挿入されている。この抵
抗Rは、同回路100における基準値を変更させ
る。かかる抵抗Rにコンプレツサ制御手段2の加
速スイツチが並列に接続されており、この加速ス
イツチに無効化手段5のリレーRY2の接点Y2
更に並列接続されている。
この回路例の動作について説明する。コンプレ
ツサ制御手段2の加速スイツチが加速度にオフに
なると、電磁クラツチ駆動制御回路100の抵抗
Rが基準値を変更させるために、スイツチングト
ランジスタ32及びリレーRY1がオフになる割合
が大きくなり、コンプレツサ3の能力は小さくな
る。しかし、くもりが検出される場合には、無効
化手段5が作動し、リレーRY2がオンして抵抗R
を短絡する。これにより、電磁クラツチ駆動制御
回路100のリレーRY1がオンする割合が大きく
なり、コンプレツサ3の能力を増大させる。
次に第4図は、第3図と同様にコンプレツサ制
御手段2がコンプレツサの能力を制限してこれを
制御するものについて本実施例を適用した例であ
る。同図において、コンプレツサ3に供給される
冷媒の流路71及びこれより吐出される冷媒の流
路72間にバイパス流路73を介在させ、その冷
媒流量を制御するために電磁弁74が配設されて
いる。コンプレツサ制御手段2の加速スイツチが
この電磁弁74に直列に接続されており、また無
効化手段5のリレーRY2の接点がその加速スイツ
チに並列接続されている。
この回路例の動作を説明する。加速時に加速ス
イツチがオフとなり、電磁弁74が開くと、バイ
パス流路の冷媒流量が増大するので、コンプレツ
サ3自体の容量が小さくなり、その冷房能力は抑
制される。しかし、くもり判定があり無効化手段
5が作動すると、電磁弁74は閉じ、バイパス流
路は閉鎖され、コンプレツサの能力は抑制、制限
されない。
〔効果〕
以上説明したように、本考案によれば、コンプ
レツサ制御手段による加速時におけるコンプレツ
サの停止又は能力制限制御をくもり判定の有無に
応じてこれを無効化する手段を備えたものである
ため、加速走行時においても窓ガラスのくもり除
去が適正に行われ、安全走行を可能にする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による車両用空気調和装置の実
施例を示すブロツク図、第2図ないし第4図は同
実施例の具体的な構成を示す回路図である。 2……コンプレツサ制御手段、4……結露検出
手段、5……無効化手段、10……ブロア風量制
御回路、30,100……電磁クラツチ駆動制御
回路、40……電磁クラツチ、73……バイパス
流路、74……電磁弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車両の加速状態を検出する加速状態検出手段
    の出力に基づきコンプレツサを停止し又はその
    能力を小さくするコンプレツサ制御手段を備え
    た車両用空気調和装置において、窓ガラス内面
    のくもりを検出する結露検出手段の出力によ
    り、前記コンプレツサ制御手段の前記制御を無
    効化する無効化手段を有することを特徴とする
    車両用空気調和装置。 (2) コンプレツサ制御手段は、加速状態検出手段
    たる加速スイツチによつてコンプレツサの電磁
    クラツチを直接オンオフさせるようにしたこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の車両用空気調和装置。 (3) コンプレツサ制御手段は、加速状態検出手段
    たる加速スイツチによつて、基準値とエバポレ
    ータの温度検出手段の検出温度に相当する値と
    を比例して電磁クラツチをオンオフ制御する電
    磁クラツチ駆動制御回路の上記基準値を変更さ
    せるようにしたことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の車両用空気調和装置。 (4) コンプレツサ制御手段は、加速状態検出手段
    たる加速スイツチによつて、コンプレツサに供
    給される冷媒の流路及びコンプレツサより吐出
    される冷媒の流路との間に介在されたバイパス
    流路の開閉を行う電磁弁をオンオフさせるよう
    にしたことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の車両用空気調和装置。
JP4576586U 1986-03-28 1986-03-28 Expired JPH022663Y2 (ja)

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JPS62156516U JPS62156516U (ja) 1987-10-05
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