JPH02266293A - 原子炉用制御棒 - Google Patents

原子炉用制御棒

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JPH02266293A
JPH02266293A JP1086713A JP8671389A JPH02266293A JP H02266293 A JPH02266293 A JP H02266293A JP 1086713 A JP1086713 A JP 1086713A JP 8671389 A JP8671389 A JP 8671389A JP H02266293 A JPH02266293 A JP H02266293A
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JP
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range
accommodation
hole
metal rod
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Application number
JP1086713A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Ueda
精 植田
Ritsuo Yoshioka
律夫 吉岡
Shigenori Shiga
志賀 重範
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はハフニウムとボロンカーバイドとを組み合せた
長寿命型の原子炉用制御棒に係り、特にハフニウムと水
素の結合によるスエリングを防止し、あるいはスエリン
グが生じても礪械的な長寿命化を確保することができる
ようにした原子炉用υ11[I棒に関する。
(従来の技術) 原子炉用ル(制御棒は、その炉心への挿入先端および外
側縁部において特に多量の中性子照射を受けるため、そ
の多聞の中性子照射を受ける部位に、多聞の中性子照射
を受けても中性子吸収能力の低下があまり進行しないハ
フニウム(Hf)を配置し、その他の部位に安価で軽M
なボロンカーバイド(84C)を配置した長寿命型の原
子炉用I1160棒が提案されている(特開昭53−7
4697号公報、特開昭59−138987号公報)。
従来の原子炉用H7ll cm棒は、第4図、第5図お
よび第6図に示すように、十字状に結合部分を有する結
合部材1を軸方向に所定の間隔をおいて複数配置し、こ
れらの結合部材1に4つのウィング2の内側を十字状に
なるように固定したものから、基本構成されている。符
号3は4つのウィング2の先端間を結んだハンドルを示
す。
ウィング2は、その幅方向に形成した複数の収容穴2a
を有している。ウィング2の先端部の収容穴2a内には
、Hfから成る長寿命型中性子吸取材3aが配置され、
他の残りの収容穴2a内にはB4C粉末から成る中性子
吸収材4が充填される。原子炉用制御棒Aの外縁部分に
相当するウィング2の側縁部内には、良さ方向に沿って
収容穴2aに連通ずるように空間部2bが形成され、こ
の空間部2b内には、収容穴2aの一端を塞ぐようにH
fから成る長寿命型中性子吸収材3bが配置される。こ
の中性子吸収材3bにより収容穴2aからB4C粉末が
零れ落ちることが防止される。
中性子吸収材3bとウィング2の側縁との間には、溶接
用のステンレス鋼材5が配置される。
このような構造のウィング2を組み立てる際には、第6
図に示すように、ウィング2の側縁部に該当する位置に
形成された開口部分2Cから収容穴2a内に中性子吸収
材38.4を充填し、空間部2bに中性子吸収材3b、
ステンレス鋼445を配置し、その後開口部分2Cの対
向する一対の板部分2dを互いに内側に折り曲げて溶接
する。ステンレス鋼材5の融点は1400℃程度である
のに対し、中性子吸収材3bの融点は2200℃程度と
ステンレス鋼材5に比べて大幅に高いから、溶接時にお
いても中性子吸収材3bは溶融されず、ステンレス鋼か
ら成るウィング2の側縁部内に包み込まれる。そのため
、中性子吸収材3bのHfの原子が溶接部金属中に混入
するおそれがなく、叶全な溶接部が得られる。
長寿命型中性子吸収材3aが配置される範囲ノ、は、ウ
ィング挿入先端側から短くとb 3 cm、長くとも3
50の範囲であることが好ましい。3αより短い場合に
は、高い中性子束領域内に中性子吸収材4を構成するB
4C粉末再位置してしまうからであり、35C!IIよ
り長くなると、ト1fがB4Cより中性子吸収効果が小
さいことから、原子炉停止時の反応度価値低下の要因と
なるからである。また、Hfの無駄配置が多くなり、H
rが高価であり、重量が重いことから、経済的に不利と
なったり、原子炉用ff1l+ 611棒全体の重量が
増大する等の問題が生じるからである。また、ウィング
2の側縁部に配置される中性子吸収材3bの範囲12の
長さは、0.5〜2 cta程度が好ましい。0゜5C
11未満では、高い中性子束領域内に中性子吸収材4を
構成するB4C粉末が位置づるからであり、21を超え
ると、中性子束の値が低下した領域内に中性子吸収材3
bを構成するHfが位置してしまい、前記と同様の問題
が生じるからである。
(発明が解決しようとする課題) 上述した原子炉用υJlll捧ではト1fが核的に長寿
命であるという点に着目して、Hfを中性子照tAff
iが多い部位に効果的に配置することにより、原子炉用
制御棒のの長寿命化を図っている。また、1−1 fは
中性子と反応してもB4Cと異なりガスを発生しないた
め、機械的にも茗しく長寿命であると考えられていた。
しかし、Hfが水素と反応し、ハフニウムハイドライド
(Hfl」2、水素化ハフニウム)となり、このHfH
2が反応前の1−(fに比較して約2侶程度の体積とな
ることから、収容穴2aに応力を生じさせ、機械的寿命
を低下させる可能性があることがわかってきた。
水素の発生原因については、収容穴2aに製造時からの
人気中の水分が残存しており、その水分が放射線分解に
より活性の酸素と水素になり、酸素はHfと反応してH
fO2を形成して体積が」(1大すること、水素はト(
fに吸収されてやはり体積が増大することが考えられる
。また、原子炉用制御棒Aの外面には水が存在するが、
放射線分解により水素と酸素が生成し、水素だけが原子
炉用制御棒への構造材であるステンレス鋼を透過して収
容穴2a内へWIJ遠し19ることも考えられる。さら
に、Hrと空間部2bを介して同一雰囲気となつでいる
B4Cにおいて、ボロン10(B)は中性子と反応し、
水素の同位体であるトリチウム(T)を発生し、 王の
一部はB4Cの中から放出され、Hf周辺に到達するこ
とも考えられる。
その他、中性子照射が進むと、ウィング2の構)ろ材に
クラックを生じることが考えられ、その場合には炉水が
クラックを通って収容穴2aに侵入し、その炉水が放射
線分解を起して水素を発生させることが考えられる。こ
のようにして発生した水素(H2)ガスは、放射線分解
によりH+原子となっているものも多く存在するため、
HfH2の生成が考えられる。なお、Hf1−(2は、
正しくはト(flix (1≦X≦2)であるが、ここ
では命中にHfH2で示ザ。
本発明は上記の事情を考慮してなされたちので、ウィン
グの収容穴等に活性の水素が存在しても、ハフニウムハ
イドライドの生成を抑えたり、あるいは生成しても収容
穴等に応力を生じさ1ず、機械的にも長寿命を達成づる
ことができる原子炉用υ1罪捧を2供することを目的と
する。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本件第2番目の発明に係る原子炉用制御棒は、軸方向に
所定の間隔をおいて複数の結合部材を配冒し、これらの
結合部材を介して複数のウィングの内側を互いに結合さ
せるとともに、各ウィングに幅方向に中性子吸収材の収
容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長手方向に炉心
の軸方向全長に相当する長さしにわたって多数列状に配
設し、これらの収容穴のうちウィング挿入先端側から短
くとも3 cm 、良くとも35c#Iの範囲に配設さ
れた収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ以外の範
囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充填した原
子炉用制御棒において、上記ハフニウム金属棒の外周に
純ジルコニウム金属シートを設(プて収容穴に挿入しだ
らのである。
本件第2番目の発明に係る原子炉用制御棒は、軸方向に
所定の間隔をおいて複数の結合部材を配置し、これらの
結合部材を介して複数のウィングの内側を互いに結合さ
せるととbに、各ウィングに幅方向に中性子吸収材の収
容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長手方向に炉心
の軸方向全長に相当する長さしにわたって多数列状に配
設し、これらの収容穴のうちウィング挿入先端側から短
くとも3 cm s長くとら35cmの範囲に配設され
tζ収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ以外の範
囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充填した原
子炉用イリ御棒において、上記ハフニウム金属棒の外径
を収容穴の内径よりも細く形成し、このハフニウム金属
棒の外周に収容穴の内壁に接する複数の突出部を設りた
ものである。
本件第3番目の発明に係る原子炉用制御棒は、軸方向に
所定の間隔をおいて複数の結合部材を配置し、これらの
結合部材を介して複数のウィングの内側を互いに結合さ
せるとともに、各ウィングに幅方向に中性子吸収材の収
容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長手方向に炉心
の軸方面金1kに相当する長さしにわたって多数列状に
配設し、これらの収容穴のうちウィング挿入先端側から
短くとも3 cm 、長くとも35cmの範囲に配設さ
れた収容穴にハフニ・クム金属棒を挿入し、それ以外の
範囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充填した
原子炉用制御棒にJ3いて、上記ハフニウム金属棒の外
周にねじ状の突條を形成したものである。
本件第4番目の発明に係る原子炉用ゐり陣棒は、軸方向
に所定の間隔をおいて複数の結合部材を配冒し、これら
の結合部材を介して複数のウィングの内側を互いに結合
させるととらに、各ウィングに幅方向に中性子吸収材の
収容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長手方向に炉
心の軸方向全長に相当する長さしにわたって多数列状に
配設し、これらの収容穴のうらウィング挿入先端側から
短くとも3 cm X艮くとも35 cmの範囲に配設
された収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ以外の
範囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充填した
原子炉用制御棒にJ3いて、上記ハフニウム金属棒の長
さを上記収容穴の深さよりも短く形成し、短くした分に
対応する収容穴内の空間に純ジルコニウム粒およびハフ
ニrクム拉のう))少イjくども一方を充填したもので
ある。
本件第5番目の発明に係る原子炉用制御棒は、軸方向に
所定の間隔をおいて複数の結合部材を配置し、これらの
結合部材を介して複数のウィングの内側を互いに結合さ
せるとともに、各ウィングに幅方向に中性子吸収材の収
容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長手方向に炉心
の軸方向仝艮に相当する長さしにわたって多数列状に配
設し、これらの収容穴のうちウィング挿入先端側から短
くとも3 cm、長くとも35cmの範囲に配設された
収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ以外の範囲に
配設された収容穴にボロンカーバイドを充填した原子炉
用制御棒において、上記ハフニウム金属棒を軸方向に複
数に分割して、各分割片相互間に間隙を形成し、これら
分割片の少なくとも一方に上記間隙を保持する突出部を
設けたものである。
本件筒6M口の発明に係る原子炉用制御棒は、軸方向に
所定の間隔をおいて複数の結合部材を配置し、これらの
結合部材を介して複数のウィングの内側を互いに結合さ
せるとともに、各ウィングに幅方向に中性子吸収材の収
容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長手方向に炉心
の軸方向全長に相当する長さLにわたって多数列状に配
設し、これらの収容穴のうちウィング挿入先端側から短
くとも3 ctpr 、長くとも35αの範囲に配設さ
れた収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ以外の範
囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充填した原
子炉用制御棒において、上記ハフニウム金属棒を軸方向
に複数に分割して、各分割片相互間に純ジルコニウムス
トリップを介在させたものである。
本件節7M口の発明に係る原子炉用制御棒は、軸方向に
所定の間隔をおいて複数の結合部材を配置し、これらの
結合部材を介して複数のウィングの内側を互いに結合さ
せるとともに、各ウィングに幅方向に中性子吸収材の収
容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長手方向に炉心
の軸方向全長に相当する長さしにわたって多数列状に配
設し、これらの収容穴のうちウィング挿入先端側から短
くとも3 ctm 、長くとも35αの範囲に配設され
た収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ以外の範囲
に配設された収容穴にボロンカーバイドを充填した原子
炉用制御棒において、上記ハフニウム金属棒の表面に酸
化膜を形成したものである。
本件第8番目の発明に係る原子炉用制御棒は、軸方向に
所定の間隔をおいて複数の結合部材を配置し、これらの
結合部材を介して複数のウィングの内側を互いに結合さ
せるとともに、各ウィングに幅方向に中性子吸収材の収
容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長手方向に炉心
の軸方向全長に相当する長さしにわたって多数列状に配
設し、これらの収容穴のうちウィング挿入先端側から短
くとも3 cttt 、長くとも35cmの範囲に配設
された収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ以外の
範囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充填した
原子炉用制御棒において、ウィング挿入先端側から短く
とも3 cm 、長くとも35cmの範囲に配設された
収容穴のうち1または2以上の収容穴に純ジルコニウム
粒およびハフニウム粒のうち少なくとも一方を充填した
ものである。
本件第9番目の発明に係る原子炉用制御I棒は。
軸方向に所定の間隔をおいて複数の結合部材を配置し、
これらの結合部材を介して複数のウィングの内側を互い
に結合させるとと6に、各ウィングに幅方向に中性子吸
収材の収容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長手方
向に炉心の軸方向全長に相当する長さLにわたって多数
列状に配設し、これらの収容穴のうちウィング挿入先端
側から短くとも3 cta 1長くとも35cmの範囲
に配設された収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ
以外の範囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充
填した原子炉用制御棒において、ハフニウム金属棒が挿
入された収容穴を除き、ウィング挿入先端側から1/4
Lないし3/4Lの範囲に配設された収容穴のうち1ま
たは2以上の収容穴にボロンカーバイド粉粒と純ジルコ
ニウム粒の混合物を充填したものである。
本件第10番目の発明に係る原子炉用制御棒(、上、軸
方向に所定の間隔をa3いて複数の結合部材を配置し、
これらの結合部材を介して複数のウィングの内側を互い
に結合させるとともに、各ウィングに幅方向に中性子吸
収材の収容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長手方
向に炉心の軸方向仝艮に相当する長さLにわたって多数
列状に配設し、これらの収容穴のうちウィング挿入先端
側から短くとも3 ctn、長くとも35cmの範囲に
配設された収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ以
外の範囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充填
した原子炉用制御棒において、ウィング挿入先端側から
1/4Lないし3/4Lの範囲に配設された収容穴の外
縁側にウィング長手方向に延びるハフニウム金属棒を設
け、このハフニウム金属棒と収容穴との間に純ジルコニ
ウム金属ストリップを設(プたものである。
本件第11番目の発明に係る原子炉用制御棒は、軸方向
に所定の間隔をおいて複数の結合部材を配胃し、これら
の結合部材を介して複数のウィングの内側を互いに結合
させるとともに、各ウィングに幅方向に中性子吸収材の
収容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長手方向に炉
心の軸方向全長に相当する長さしにわたって多数列状に
配設し、これらの収容穴のうちウィング挿入先端側から
短くとb 3 cm、長くとも35cr11の範囲に配
設された収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ以外
の範囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充填し
た原子炉用制御棒において、ウィング挿入先端側から1
/4Lないし3/4Lの範囲に配設された収容穴の外縁
側にハフニウム粒を配設したものである。
(作用) 本件第1番目の発明は、ハフニウム金属棒の外周に設け
た純ジルコニウム金属シートが収容穴内の水素を効果的
に吸収するため、収容穴内の水素濃度を低下させ、ハフ
ニウム(Hf)と水素(H2)との反応を抑制して、ハ
フニウムハイドライド(ト1fH2)の生成を抑νける
。また、純ジルコニウム金fi(Zr)は、VJ!度的
に軟かく、しかもハフニウム金属棒の外周にシー]・状
に設けることからハフニウム金属棒と純ジルコニウム金
属シートとの間、および純ジルコニウム金属シートと収
容穴の内壁との間に必ず若干の間隙が生じるため、万一
ハフニウム金属棒が水素と反応してHf H2を生成し
体積が増大しても(以下スエリングという)、収容穴を
構成する構造材に応力を発生させるまでには大幅な時間
遅れが生じ、機械的々命が著しく良くなる。なお、純ジ
ルコニウム金属シートが水素を吸収することにより体積
が増大するが、この体積の増大も同様に上記間隙により
吸収される。
本件第2番目の発明は、ハフニウム金属棒の外径が収容
穴の内径よりも細く形成されているため、ハフニウム金
属棒が水素と反応してスエリングを生じても、ハフニウ
ム金属棒の外周により収容穴の内壁に内圧を与え、収容
穴の構造材に応力が発生することを防止する。この場合
、ハフニウム金属棒の外周(こ設けられた突出部は収容
穴の内壁の強度に負けて潰れるため、大きな応力は発生
しない。
本件第3番目の発明は、ハフニウム金属棒にスエリング
が生じても、ハフニウム金属棒の外周に形成されたねじ
状の突條が収容穴の内壁の強度に負(ブて潰れるため、
収容穴の構成部材に大ぎな応力を発生さじない。また、
応力の発生時期を若しく遅ら「ることができる。
本件第4番目の発明は、ハフニウム金属棒を短くした分
に対応する収容穴内の空間に充填した純ジルコニウム粒
やハフニウム粒が収容穴内の水素を吸着するため、収容
穴内の水素濃度を減少させ、ハフニウム金属棒と水素と
の反応を抑制し、ス工リングの進行を抑制づる。また、
ハフニウム金属棒に長さ方向のスエリングが生じても、
収容穴の深さよりも短く形成されているため、収容穴内
壁に長さ方向の内圧を加えることを防止することができ
る。
本件第5番目の発明は、ハフニウム金属棒にスエリング
が生じてム、各分割片相互間に間隙が形成されており、
分割J1の少なくとも一方に設(]られた突出部がスエ
リングの進行により潰れるため、スエリングによるハフ
ニウム金属棒の体積の増大を吸収し、収容穴内壁に内圧
が加わることを防止し、収容穴溝造材に応力が発生する
ことを防止する。
本件第6番目の発明は、分割片相互間に介在された純ジ
ルコニウムス1へリップが収容穴内の水素を吸着するた
め、収容穴内の水素濃度を低下させ、ハフニウム金属棒
と水素との反応を抑制することにより、スエリングの進
行を抑制する。また、スエリングが生じても、純ジルコ
ニウムス(・リップが柔かいため、また、各991片と
の間に生じる聞隙によって、スエリングによる体積の増
大を吸収し、収容穴内壁への内圧の増大を抑制し、収容
穴構造材にお()る応力の発生を抑制する。なお、純ジ
ルコニウムス1〜リップが水素を吸6することにより体
積が増大するが、この体積の増大も同様に上記間隙によ
り吸収される。
本件第7番目の発明は、ハフニウム金属棒の表面に形成
された酸化膜が水素に対してバリアとして機能し、水素
とハフニウム金属棒とを隔離することにより、水素とハ
フニウム金属棒との反応を防止し、ス」ニリングの発生
を防止りる。また、酸化膜はハフニウム金属よりし密度
が小さ(、中位重ω当りの体積が大きく、ハフニウム金
属に比べると既にスエリングした状態であり、万一1−
1 f H2が生成しても体積の増加は微小である。
したがって、収容穴構造材の応力の発生を防止すること
ができる。
本件第8番目の発明は、純ジルコニウム粒およびハフニ
ウム粒が高い水ん吸る能力をn1ることから、純ジルコ
ニウム粒やハフニウム粒が充填された収容穴内の水素や
、その周辺の収容穴から流通してきた水素を吸霜し、収
容穴内の水素a度を低下させることによりハフニウム金
属棒と水素との反応を抑制し、スエリングの進行を抑制
する。
また、純ジルコニウム粒やハフニウム粒が水素を吸るし
ても、これらの粒子の周辺には充分な間隙があるため、
体積の増大が吸収され、収容穴の内壁への内圧の増大を
防止する。
本件第9番目の発明は、ボロンカーバイド粉粒のボロン
10(”B)が中性子と反応してヘリウム(He )と
リチウム([i)を生成するとともに、トリチウム(3
F=水素の同位体)も生成し、その一部を放出するが、
このトリチウムはボロンカーバイド粉粒に混合されてい
る純ジルコニウムに吸6される。このため、水素(トリ
チウム)淵麿が低下し、Hfと同一雰囲気にあるガス中
の水素濃度を抑制し、水素と1−1fとの反応を抑n、
+1りることにより)−1f H2の生成を著しく遅ら
せることができる。
本件第10番目の発明は、純ジルコニウム金属ストリッ
プがハフニウム金属棒と同一雰囲気にあるガス中の水素
を吸着することにより水素濃度を低下させスエリングの
発生を著しく遅らせる。また、ハフニウム金属棒と純ジ
ルコニウム金属ス1へリップとの間および純ジルコニウ
ム金属ストリップと収容穴の構造材との間には僅かなが
ら間隙が存在するため、ハフニウム金属棒にスエリング
が生じても体積の増大を吸収し、収容穴溝造材に応力を
生じさせることを防止ザる。
本件第11番目の発明は、ハフニウム粒が収容穴から流
通する水素を吸収し、水素濃度を低下させることにより
スエリングの発生を防止する。にた、ハフニウム粒が水
素を吸’?3”Jることによりその体積が増大しても、
ハフニウム拉相互間の間隙により吸収され、収容穴構造
祠への内圧の発生を防止し、応力の発生を防止する。
(実施例) 本発明に係る原子炉用制御棒の実施例について添付図面
を参照して説明する。
第1図<A)〜(E)は本発明の第1実施例を示すもの
で、基本的構成は第4図〜第6図に示す場合と74なら
ないため、同一部分については同一の符号を付して重複
説明を省略する。
本実施例は請求項1,9.10に記載の発明に対応する
もので、炉心の軸方向全長に相当ザる長さしに戸って多
数列状に配設された収容穴のうら、ウィング挿入先端側
から短くとも3 cm、長くとも35cmの範囲(j!
、の範囲)に配設された収容穴2aに、この範囲の中性
子照射量が多いことを考慮して、ハフニウム(+−1f
 )金属棒3aが挿入される。このA1の範囲は、原子
炉用における燃料や制りロ棒の燃焼管理上15〜16c
mまたは30〜32cmとするのが好ましい。
ハフニウム金属棒3aの外周には純ジルコニウム(Zr
)金属シート7がスリーブ状に谷さ’(=Jりられて収
容穴2aに挿入される。ここで、純ジルコニウム金属と
は不純物を殆ど含まないジルコニウム金属をいう。純ジ
ルコニウム金属が高い水素吸着能力を有することから設
けたものである。また、ハフニウム金属(全3aが挿入
された収容穴2aを除き、ウィング挿入先端側から1/
4Lないし3/4Lの範囲(13の範囲)に配設された
収容穴2aにボロンカーバイド(84G)粉粒8と純ジ
ルコニウム粒9の混合粒が充填される。j3の範囲にJ
3いて原子炉停止余裕が厳しくなり易いため、中性子吸
収能力が高いボロンカーバイド粉粒9を多く設けるため
である。そして、13の範囲以外の収容穴2aにはボロ
ンカーバイド粉粒8が充填される。
範囲j3に配設された収容穴2aの外縁側には、中性子
照DAIipが多い部位であることから、ウィング長手
方向に延びる断面半円形状のハフニウム金属棒3bが設
()られる。このハフニウム金属棒3bと範囲j!3に
配設された収容穴2aとの間に(J純ジルコニウム金属
ストリップ10が介在される。
各収容穴2aは純ジルコニウム金属スミ−リップ10が
介在された部分を通って互いにガス成分を流通可能に形
成される。なJ3、ウィング2の構造材としてはステン
レスS!4材が用いられ、ハフニウム金属棒3bよりも
ウィング挿入末端側の1.の範囲にはステンレス鋼材1
1が配設される。
本実施例において水分の放)j線分解等により水素が生
じたり、ボロンカーバイド粉粒8に含まれるボ「■ン1
0(10B)が中性子と反応してヘリウム(He)やリ
チウム(L r >を生成するとと5に、l・リチウム
(3T二水素の同位体)を生成づるど、これらの水素や
トリチウムはハフニウム金属棒3aの外周に設けられた
純ジルコニウム金属シート7、ボロンカーバイド粉粒8
に混合された純ジルコニウム粒9およびハフニウム金属
棒3bと収容穴2aとの間に介在された純ジルコニウム
金属スミ−リップ10により吸るされ、これにより収容
穴2a内の水素(トリチウム)濃度が減少づる。したが
って、ハフニウム金属棒3a、3bと水素との反応が抑
制され、ハフニウムハイドライド(Hfl−12)の生
成によるハフニウム金属棒3a、3bの体積の増大(ス
エリング)を防止することができる。この結果、各収容
穴2aの内壁への内圧の増大を防止し、収容穴2aを構
成づる構造材における応力の発生を防止し、機械的良Z
9命化を図ることができる。
また、ハフニウム金属棒3aの周囲に設けられた純ジル
コニウム金属シート7およびハフニウム金属棒3bと収
容穴2aとの間に介在された純ジルコニウム金属ストリ
ップ10は硬度的に柔かく、しかもハフニウム金属棒3
aと純ジルコニウム金属シー1〜7との間、純ジルコニ
ウム金属シート7と収容穴2aの内壁との間、ハフニウ
ム金属棒3bと純ジルコニウム金属ストリップ10との
間、純ジルコニウム金属ストリップ10と収容穴2aの
構造材との間には必ず名士の間隙が(r在するため、万
一ハフニウム金属棒3a、3bにスエリングが生じて体
積が増大しでし、その体積の増大を吸収して収容穴2a
の構造材における応力の発生を抑制し、応力発生におけ
る大幅な時間近れを生じさせ、機械的寿命を著しく艮く
づることができる。なお、純ジルコニウム金属シー1〜
7および純ジルコニウム金属ストリップ10は、水素を
吸着して体積が増大するが、この(A積の増大ら上記間
隙に吸収される。
第2図(A)〜(F)および第3図(A)〜(C)は本
発明の他の実施例を示すもので、第2図(△)〜(「)
は第1図(C)に対応する断面図、第3図(A)〜(C
)は第1図(D)に7・1応する断面図である。
第2図(A>は本発明の第2実施例を示づもので、請求
項2および1oに記載の発明に対応するものである。ハ
フニウム金属棒3Cは、その外径が収容穴2aの内径よ
りし細く形成され、このハフニウム金属棒3Cの外周に
収容穴2aの内壁に1&する複数の突出部13が設けら
れる。この突出部13の材質としてはハフニウム金a 
< +−1f )やジルコニウム金R(Z r )等が
用いられ、ハフニウム金属棒3Cがス■リングにより体
積増大した場合に変形して潰れる程度の柔かさおよび形
状を有する。この突出部13はスポット状に多数形成し
てもよいし、幅の細い大麻としてbよい。突出部13の
断面形状は例えば台形、半円形、三角形等が好ましい。
この実施例において、ハフニウム金属棒3Cがストリッ
プにより体8IRj大すると、ハフニウム金属棒3Cの
外周と収容穴2aの内壁との間に間隙が形成されている
ため、その体積の増大が吸収される。この場合、突出部
13は圧力により変形して潰れるため、収容穴2aの構
j告材に応力が生じない。
第2図(B)は本発明の第3実施例を示すもので、請求
項3および10記載の発明に対応づるものである。ハフ
ニウム金属棒3dの外周にはねじ状の大麻14が形成さ
れる。この大麻14の断面形状は、ハフニウム金属棒3
dがストリップにより体積増大した場合に容易に変形し
て潰れるように三角形状とするのが好ましい。また、大
麻1/1は必ずしも螺旋状に1本に繋っている必要はな
く、相互に分割していてもよい。
この実施例にa3いてハフニウム金属棒3dがストリッ
プにより体積増大すると、大麻14は変形して潰れ、そ
の体積の増大を吸収覆る。したがって、収容穴2aの内
壁への内圧の増大を抑イ11シ、収容穴2aの構造材に
おける応力の発生を抑制することができる。
第2図(C)は本発明の第4実施例を示すもので、請求
項4および10記載の発明に対応するものである。ハフ
ニウム金属棒3eは長さ方向に複数に分1.11され、
その長さは収容穴2aの深さよりもλ0く形成される。
短く形成されることにより生じる収容穴2a内の空間に
は純ジルコニウム粒15が充填される。ハフニウム金属
棒3Cは必ずしも長さ方向に分割する必要はなく、単体
で形成して収容穴2aの深さよりも短く形成し、短くし
た分に対応する収容穴2a内の空間に純ジルコニウム粒
15を充填するようにしてもよい。純ジルコニウム粒1
5の代りにハノニウム粒を充填してもよく、また純ジル
コニウム粒と八ツニラ11toの混合物を充填してもよ
い。純ジルコニウムやハフニウムを小粒化して表面積を
増大させることにより水素吸着能力が増大する。但し、
粉状とすると酎化し易くなるため好ましくない。
この実施例によれば、純ジルコニウム粒15が収容穴2
a内の水素を吸着するため、収容穴2a内の水素濃度を
減少させ、ハフニウム金属棒3eと水素との反応を抑制
し、ストリップの進行を抑制することができる。また、
ハフニウム金属棒3eに長さ方向のストリップが生じて
も、ハフニウム金属棒3eが短かく形成されていること
から、体積の増大を吸収し、収容穴2aの内壁に長さ方
向の内圧を加えることを防止することができる。
第2図(D)は本発明の第5実施例を示すもので、請求
項5,6および10記載の発明に対応するものである。
ハフニウム金属棒3rは軸り向に2分割され、これら分
割片相互間に純ジルコニウムストリップ16が介在され
る。また、純ジルコニウムストリップ16を介在させず
、変形し易い突出部を設りて、各分割片相互の間隙を保
持ηるようにしてもよい。
この実施例によれば、収容穴2a内の純ジルコニウムス
トリップ16により水素が吸着され、収容穴2a内の水
素a麿の減少により水素とハフニウム金属棒3fとの反
応を抑制し、ストリップを抑制覆ることにより、収容穴
2aの構造材における応力の発生を防止することができ
る。また、純ジルコニウムストリップ16が柔かいこと
、純ジルコニウムストリップと各分割片との間に僅かの
間隙があることから、ハフニウム金J]i3fにストリ
ップが生じて体積が増大しても、その体積の増大を吸収
して、収容穴2aの内壁への内圧の増大を防止し、収容
穴2aの構造材にJ3ける応力の発生を抑制することが
できる。また、各分割片相互間に突出部を設けた場合に
おいても、同様に突出部の変形によりハフニウム金属棒
3fの休h5の増大を吸収し、収容穴2aの構jll祠
にお()る応力の発生を抑制することができる。
第2図(E)は本発明の第6実施例を示すもので、請求
項7および10記載の発明に対応するbのである。ハフ
ニウム金属棒3qの表面には酸化膜が形成される。この
酸化膜は酸化ハフニウムlfo、、)から成り、この酸
化ハフニウムはハフニウム金属よりも密度が小さく、そ
の分だけ既にストリップを起したものであり、その状態
で収容穴2aに適切なりリアランスで収容される。また
、酸化膜は水素のバリアとなって、水素とハフニウム金
属棒3Qとを隔離する。
この実施例によれば、酸化膜によって水素とハフニウム
金属棒3gとの接触が防止され、その反応が防止される
ことによりスエリングの発生を防止し、収容穴2aの内
壁への内圧の増大を防止することにより収容穴2aの構
造材における応力の発生を防止することができる。また
、酸化膜としての酸化ハフニウムは既にスエリングを起
した状態であるため、万一水素とハフニウム金属棒3g
とが反応してHf H2を生じても、その体積増大は僅
かなものとなる。したがって、収容穴2aの構造材にお
ける応力の発生を防止することができる。
第2図(F)は本発明の第7実施例を示すもので、請求
項8および10記載の発明に対応するものである。11
の範囲の収容穴のうち一部の収容穴2aに純ジルコニウ
ム粒15およびハフニウム粒17の混合物が充填される
。ハフニウム粒17は不純物を含むものであってもよい
し純度が高いものであってもよい。
範囲J1の一部からハフニウム金属棒3aを取り除いて
代りに純ジルコニウム粒15等を充填しても、原子炉停
止中の反応度価値の低下は署しく小さく完全に無視でき
、また原子炉運転中にJ3いても何ら差支えは生じない
。そこで、純ジルコニウム粒15が高い水素吸着能力を
有すること、およびハフニウム粒17も水素吸着能力を
有することに着目して、J!1の範囲の収容穴2aの一
部に純ジルコニウム粒15およびハフニウム粒17を充
填するものである。これら純ジルコニウム粒15および
ハフニウム粒17の混合物の代りに、純ジルコニウム粒
15およびハフニウム粒17の一方のみを充填してもよ
い。ハフニウム粒17は比較的弱い水素吸着能力を有す
るととしに、強い中性子吸収能力を有する。
この実施例によれば、収容穴2a内の水素は純ジルコニ
ウム粒15およびハフニウム粒17により吸収され、純
ジルコニウム粒15およびハフニウム粒17が収容され
た収容穴2aばかりでなく、その近傍の収容穴2aから
流通してぎた水素も吸着して収容穴2a内の水素濃度を
低下させる。したがって、その近傍の収容穴2aに挿入
されたハフニウム金属棒3a等のスエリングを防止し、
収容穴2aの構造材における応力の発生を抑制すること
ができる。なお、純ジルコニウム粒15およびハフニウ
ム粒17が水素を吸着することによりその体積が増大す
るが、粒子相互間に間隙があるため、体積の増加はその
間隙により吸収され、収容穴2aの構造材に応力を発生
させることはない。
第3図(△)は本発明の第8実施例を示すもので、請求
項9および11記載の発明に対応するものである。範囲
11を除く範囲13に配設される収容穴2aにはボロン
カーバイド粉粒8と純ジルコニウム粒9の混合物が充填
される。また、f3の範囲の収容穴2aの外縁側にハフ
ニウム粒17が配設される。このハフニウム粒17は不
純物を含んでもよいし、純度の高いものでbよい。
純ジルコニウム粒9を充填することによる作用効果は第
1実施例の場合と同様である。
ハフニウム粒17は主として長寿命の中性子吸収材とし
て機能する。このハフニウム粒17は粒状であるため、
水素の吸るにより体積が増大しても、粒子相互間の間隙
により体積の増大が吸収され、収容穴2aの構造材に応
力が生じることが防止される。
第3図(B)は本発明の第9実施例を示すもので、請求
■(j 1i記載の発明に対応するものである。
この実施例は第8実施例において純ジルコニウj1粒9
を設けない場合と同一であり、ハフニウム粒17を設け
ることによる作用効果は第8実施例の場合と同様である
第3図(C)は本発明の第10実施例を示ηらので、請
求項10記伐の発明に対応づるものQある。この実施例
は第1実施例において純ジルコニウム粒9を設けない場
合と同一であり、その作用効果は第1実流例の場合と同
様である。また、第2〜第7実施例においても同様の作
用効果がある。
〔発明の効果〕
本件第1番目の発明においてハフニウム金属棒の外周に
純ジルコニウム金属シートを設けて収容穴に挿入し、木
f1第2番目の発明においてハフニウム金属棒の外径を
収容穴の内径よりも細く形成し、このハフニウム金属棒
の外周に収容穴の内壁に接する複数の突出部を設け、本
件第3番目の発明においてハフニウム金属棒の外周にね
じ状の大作を形成し、本件第3番目の発明においてハフ
ニウム金属の長さを収容穴の深さより1:)短・(形成
し、短くした分に対応する収容穴内の空間に純ジルコニ
ウム粒およびハフニウム粒のうち少なくとら一方を充填
し、本件第5番目の発明においてハフニウム金属棒を軸
方向に複数分割して、各分割月相B間に間隙を形成し、
これら分割片の少なくとも一方に上記間隙を保持する突
出部を設け、本件第6番目の発明においてハフニウム金
属棒を軸方向に複数に分割して、各分割片組U間に純ジ
ルコニウムストリップを介在させ、本件第7番目の発明
においてハフニウム金属棒の表面に酸化膜を形成し、本
件第8番目の発明においてウィング挿入先端側から短く
とも3 CIRN長くとも35cmの範囲に配設された
収容穴のうち1または2以上の収容穴に純ジルコニウム
粒およびハフニウム粒のうら少なくとも一方を充填し、
本件第9番目の発明においてハフニウム金属棒が挿入さ
れた収容穴を除き、ウィング挿入先端側から1/4Lな
いし3/4mの範囲に配設された収容穴のうら1または
2以上の収容穴にボロンカーバイド粉粒と純ジルコニウ
ムの混合物を充填し、本件第10番目の発明においてウ
ィング挿入先端側から1/4Lないし3/4[の範囲に
配設された収容穴の外縁側にウィング長手方向に延びる
ハフニウム金属(仝を設け、このハフニウム金属棒と収
容穴との間に純ジルコニウム金属ストリップを設(プ、
本件第11番目の発明にJ3いてウィング挿入先端側か
ら1//ILないし3/4[の範囲に配設された収容穴
の外縁側にハフニウム粒を配設したから、収容穴内の水
素濃度を低下させ、ハフニウム金属棒と水素との反応を
抑制し、スエリングの進行を抑&lI リ−ろことによ
り収容穴の内壁への内圧の発生を抑制し、収容穴構造材
における応力の発生を防止することがでさるとどもに、
ハフニウム金属棒が水素と反応してハフニウムハイドラ
イドを生成して体積が119大しても、収容穴の内壁へ
の内圧の発生を抑制し、収容穴の構造材における応力の
発生を抑制J−ることができ、したがって、原子炉用制
御棒の機械的艮り白化を達成づることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(Δ)は本発明に係る原子炉用制御棒の第1実施
例を示すもので、第1図<8)にJ31プる△−A線に
沿う断面図、第1図(B)は第1図(△)にJ3けるB
−B線に沿う断面図、第1図(C)は第1図(A)にa
3けるC−C線に沿う断面図、第1図(D)は第1図(
A>におけるDD線に沿う断面図、第1図(E)は第1
図(△)にお()るE−E線に沿う断面図、第2図(△
)〜(F>はそれぞれ本発明の第2実施例へ・第7実施
例を示すもので、第1図(C)に対応する断面図、第3
図(△)〜(C)はそれぞれ本発明の第8実施例〜第1
0実施例を示すもので、第1図(D)に対応する断面図
、第4図は従来の原子炉用制御棒の一例を示す一部切欠
正面図、第5図は第4図の部分横断面図、第6図は第4
図に示づ原子炉用制御棒のウィングを組み立てる状態を
示す部分断面図である。 1・・・結合部材、2・・・ウィング、2a・・・収容
穴、2b・・・空間部、3a・〜3q・・・ハフニウム
金属棒、7・・・純ジルコニウムシート、8・・・ボロ
ンカーバイド粉粒、9・・・純ジルコニウム粒、10・
・・純ジルコニウムストリップ、13・・・突出部、1
/1・・・大作、15・・・純ジルコニウム拉、16・
・・純ジルコニウムストリップ、17・・・ハフニウム
粒、A・・・K(子炉用制御棒。 出願人代理人   波 多 野   久第 図 第 図 第 図 第 閃 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、軸方向に所定の間隔をおいて複数の結合部材を配置
    し、これらの結合部材を介して複数のウィングの内側を
    互いに結合させるとともに、各ウイングに幅方向に中性
    子吸収材の収容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長
    手方向に炉心の軸方向全長に相当する長さLにわたって
    多数列状に配設し、これらの収容穴のうちウィング挿入
    先端側から短くとも3cm、長くとも35cmの範囲に
    配設された収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ以
    外の範囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充填
    した原子炉用制御棒において、上記ハフニウム金属棒の
    外周に純ジルコニウム金属シートを設けて収容穴に挿入
    したことを特徴とする原子炉用制御棒。 2、軸方向に所定の間隔をおいて複数の結合部材を配置
    し、これらの結合部材を介して複数のウィングの内側を
    互いに結合させるとともに、各ウィングに幅方向に中性
    子吸収材の収容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長
    手方向に炉心の軸方向全長に相当する長さLにわたって
    多数列状に配設し、これらの収容穴のうちウィング挿入
    先端側から短くとも3cm、長くとも35cmの範囲に
    配設された収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ以
    外の範囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充填
    した原子炉用制御棒において、上記ハフニウム金属棒の
    外径を収容穴の内径よりも細く形成し、このハフニウム
    金属棒の外周に収容穴の内壁に接する複数の突出部を設
    けたことを特徴とする原子炉用制御棒。 3、軸方向に所定の間隔をおいて複数の結合部材を配置
    し、これらの結合部材を介して複数のウィングの内側を
    互いに結合させるとともに、各ウィングに幅方向に中性
    子吸収材の収容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長
    手方向に炉心の軸方向全長に相当する長さLにわたって
    多数列状に配設し、これらの収容穴のうちウィング挿入
    先端側から短くとも3cm、長くとも35cmの範囲に
    配設された収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ以
    外の範囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充填
    した原子炉用制御棒において、上記ハフニウム金属棒の
    外周にねじ状の突條を形成したことを特徴とする原子炉
    用制御棒。 4、軸方向に所定の間隔をおいて複数の結合部材を配置
    し、これらの結合部材を介して複数のウィングの内側を
    互いに結合させるとともに、各ウィングに幅方向に中性
    子吸収材の収容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長
    手方向に炉心の軸方向全長に相当する長さLにわたって
    多数列状に配設し、これらの収容穴のうらウィング挿入
    先端側から短くとも3cm、長くとも35cmの範囲に
    配設された収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ以
    外の範囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充填
    した原子炉用制御棒において、上記ハフニウム金属棒の
    長さを上記収容穴の深さよりも短く形成し、短くした分
    に対応する収容穴内の空間に純ジルコニウム粒およびハ
    フニウム粒のうち少なくとも一方を充填したことを特徴
    とする原子炉用制御棒。 5、軸方向に所定の間隔をおいて複数の結合部材を配置
    し、これらの結合部材を介して複数のウィングの内側を
    互いに結合させるとともに、各ウィングに幅方向に中性
    子吸収材の収容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長
    手方向に炉心の軸方向全長に相当する長さLにわたつて
    多数列状に配設し、これらの収容穴のうちウィング挿入
    先端側から短くとも3cm、長くとも35cmの範囲に
    配設された収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ以
    外の範囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充填
    した原子炉用制御棒において、上記ハフニウム金属棒を
    軸方向に複数に分割して、各分割片相互間に間隙を形成
    し、これら分割片の少なくとも一方に上記間隙を保持す
    る突出部を設けたことを特徴とする原子炉用制御棒。 6、軸方向に所定の間隔をおいて複数の結合部材を配置
    し、これらの結合部材を介して複数のウィングの内側を
    互いに結合させるとともに、各ウィングに幅方向に中性
    子吸収材の収容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長
    手方向に炉心の軸方向全長に相当する長さLにわたって
    多数列状に配設し、これらの収容穴のうちウィング挿入
    先端側から短くとも3cm、長くとも35cmの範囲に
    配設された収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ以
    外の範囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充填
    した原子炉用制御棒において、上記ハフニウム金属棒を
    軸方向に複数に分割して、各分割片相互間に純ジルコニ
    ウムストリップを介在させたことを特徴とする原子炉用
    制御棒。 7、軸方向に所定の間隔をおいて複数の結合部材を配置
    し、これらの結合部材を介して複数のウィングの内側を
    互いに結合させるとともに、各ウィングに幅方向に中性
    子吸収材の収容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長
    手方向に炉心の軸方向全長に相当する長さLにわたつて
    多数列状に配設し、これらの収容穴のうちウィング挿入
    先端側から短くとも3cm、長くとも35cmの範囲に
    配設された収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ以
    外の範囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充填
    した原子炉用制御棒において、上記ハフニウム金属棒の
    表面に酸化膜を形成したことを特徴とする原子炉用制御
    棒。 8、軸方向に所定の間隔をおいて複数の結合部材を配置
    し、これらの結合部材を介して複数のウィングの内側を
    互いに結合させるとともに、各ウィングに幅方向に中性
    子吸収材の収容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長
    手方向に炉心の軸方向全長に相当する長さLにわたつて
    多数列状に配設し、これらの収容穴のうちウィング挿入
    先端側から短くとも3cm、長くとも35cmの範囲に
    配設された収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ以
    外の範囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充填
    した原子炉用制御棒において、ウィング挿入先端側から
    短くとも3cm、長くとも35cmの範囲に配設された
    収容穴のうち1または2以上の収容穴に純ジルコニウム
    粒およびハフニウム粒のうち少なくとも一方を充填した
    ことを特徴とする原子炉用制御棒。 9、軸方向に所定の間隔をおいて複数の結合部材を配置
    し、これらの結合部材を介して複数のウィングの内側を
    互いに結合させるとともに、各ウィングに幅方向に中性
    子吸収材の収容穴を穿設し、この収容穴をウィングの長
    手方向に炉心の軸方向全長に相当する長さLにわたって
    多数列状に配設し、これらの収容穴のうちウィング挿入
    先端側から短くとも3cm、長くとも35cmの範囲に
    配設された収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ以
    外の範囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充填
    した原子炉用制御棒において、ハフニウム金属棒が挿入
    された収容穴を除き、ウィング挿入先端側から1/4L
    ないし3/4Lの範囲に配設された収容穴のうち1また
    は2以上の収容穴にボロンカーバイド粉粒と純ジルコニ
    ウム粒の混合物を充填したことを特徴とする原子炉用制
    御棒。 10、軸方向に所定の間隔をおいて複数の結合部材を配
    置し、これらの結合部材を介して複数のウィングの内側
    を互いに結合させるとともに、各ウィングに幅方向に中
    性子吸収材の収容穴を穿設し、この収容穴をウィングの
    長手方向に炉心の軸方向全長に相当する長さLにわたっ
    て多数列状に配設し、これらの収容穴のうちウィング挿
    入先端側から短くとも3cm、長くとも35cmの範囲
    に配設された収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ
    以外の範囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充
    填した原子炉用制御棒において、ウィング挿入先端側か
    ら1/4Lないし3/4Lの範囲に配設された収容穴の
    外縁側にウィング長手方向に延びるハフニウム金属棒を
    設け、このハフニウム金属棒と収容穴との間に純ジルコ
    ニウム金属ストリップを設けたことを特徴とする請求項
    1〜9記載の原子炉用制御棒。 11、軸方向に所定の間隔をおいて複数の結合部材を配
    置し、これらの結合部材を介して複数のウィングの内側
    を互いに結合させるとともに、各ウィングに幅方向に中
    性子吸収材の収容穴を穿設し、この収容穴をウィングの
    長手方向に炉心の軸方向全長に相当する長さLにわたつ
    て多数列状に配設し、これらの収容穴のうちウィング挿
    入先端側から短くとも3cm、長くとも35cmの範囲
    に配設された収容穴にハフニウム金属棒を挿入し、それ
    以外の範囲に配設された収容穴にボロンカーバイドを充
    填した原子炉用制御棒において、ウィング挿入先端側か
    ら1/4Lないし3/4Lの範囲に配設された収容穴の
    外縁側にハフニウム粒を配設したことを特徴とする請求
    項1〜9記載の原子炉用制御棒。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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