JPH02266017A - 杭造成工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は、掘削土砂とセメントミルク等の固結材とを混
ぜ合わせてなる、いわゆるソイルコンクリートで抗を造
成する杭造成工法に関する。

〔従来の技術〕

第２図はソイルコンクリ−１・で杭を造成する杭造成機
の一例を示すもので、中空回転軸１の先端に掘削刃２を
有する掘削羽根体３を設け、さらに該中空回転軸１の途
中に適宜間隔で攪拌羽根体４を設ける。そして、この中
空回転軸１の上端はヘースマシンのり−ダマスト５に沿
って上下動自在に設けた駆動機６に連結した。

中空回転軸１の先端は注出ロアとして開口し、また前記
駆動機６との連結部にはスイベル装置８を介在させて、
ここにセメン１〜ミルク等の固結材の送配管９を接合す
る。

このようにして、駆動ａ６により中空回転軸１を回転さ
せ、回転する掘削羽根体３で地盤を掘削しながら、送配
管９から中空回転軸１にセメントミルク等の固結材を送
り込めば、この固結材は中空回転軸１内を通り、先端の
注出ロアより出る。

そして、攪拌羽根体４で固結材は掘削羽根体３で切削さ
れた土砂と混ぜ合わされてソイルコンクリ−１・が形成
されながら掘り進んで行く。

ところで、攪拌羽根体４の攪拌のみでは充分な攪拌が行
われず、良質なソイルコンクリ−１・が得られないので
、固結材とともに圧縮エアーを中空回転軸１に送り込め
、注出ロアからこのエアーを噴出して固結材をエアーブ
ローすることで土砂との攪拌効果を高めることも行われ
ている。

〔発明が解決しようとする課題］ このようなエアーブローを得るには、コンプレッサーか
らの送気管を固結材の送配管９の途中に連結するのが、
エアー用のスイベル装置も必要なく、安価で確実な方法
である。

しかし、注出ロア等が土砂その他で詰まるとセメントミ
ルク等の固結材は送配管９を逆流し、合流部から送気管
側へ流れ、コンプレッサー等の機器に重大な損傷を与え
るおそれがある。

このような問題を防くために、前記送配管９や送気管に
逆止弁を設げることも行われるが、固結材の逆流はエア
ーの逆流も伴うもので、逆止弁のめでは防ぎきれない。

また、逆流を生じた時にコンプレッサー等を停止し、エ
アーの供給を止めることもなされているが、間に合わな
いことが多く、しかも常時逆流の発生を監視していなけ
ればならず、非常に手間がかかる。

本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、セメント
ミルク等の固結材の逆流を生じても、コンプレッサー等
の機器を安全に保護できる杭造成工法を提供することに
ある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は前記目的を達成するため、中空回転軸の先端に
掘削羽根体を、その上方に撹拌羽根体を適宜間隔で設け
た杭造成機の中空回転軸」二部に、途中に送気管を結合
したセメントミルク等の固結材の送配管を連結し、該中
空回転軸を通して先端からセメントミルク等の固結材と
エアーを注出し、掘削羽根体での掘削土砂とこの固結材
とを攪拌羽根体で攪拌してソイルコンクリートを作りな
がら地盤を掘進する杭造成工法において、前記送気管の
固結材の送配管との合流部とコンプレッサー等との間に
バルブを設り、コンプレッサー等からのエアーをこのバ
ルブで一部放出しながら送り込むことを要旨とするもの
である。

〔作用〕

本発明によれば、コンプレッサー等からのエアーはその
一部は常にバルブで送気管外へ放出されている。従って
、セメントミルク等の固結材の逆流を生じ、この固結材
が送気管を逆流しようとしても、前記バルブからエアー
とともに放出され、コンプレッサー等の機器に達するこ
とはない。

［実施例］ 以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明の杭造成工法の１実施例を示す説明図で
、使用する杭造成機１０は前記第２図で示したソイルコ
ンクリートで杭を造成するもので、従来と同じものでよ
い。

すなわち、杭造成Ｒ１０は杭造成機の一例を示すもので
、中空回転軸１の先端に掘削刃２を有する掘削羽根体３
を設け、さらに該中空回転軸１の途中に適宜間隔で攪拌
羽根体４を設ける。そして、この中空回転軸１の上端は
ヘースマシンのリーダマストに沿って上下動自在に設け
た駆動機６に連結した。また、中空回転軸１の先端は注
出ロアとして開口し、また前記駆動ｇ９．６との連結部
にはスイベル装置８を介在させて、ここにセメントミル
ク等の固結材の送配管９を接合する。図中１１は該固結
材の給配プラントを示す。

なお、掘削羽根体３ば図示のごときスクリュー羽根に限
定されず、バー状その他の形状の掘削ヘソｌであればよ
い。さらに、注出ロアはこれを中空回転軸１の先端に直
接開口せずに、掘削羽根体３の方へ延設して形成しても
よい。

本発明は前記セメントミルク等の固結材の送配管９の途
中に合流する送気管１２の該合流部とコンプレッサー１
３との間に逆止弁１４を設け、ざらにこの逆止弁】４と
コンプレッサー１３との間に、エアーの放出口１．５ａ
を有するバルブ１５を設けた。

このバルブ１５は、コンプレッサー１３から送気管１２
を介して送配管９へ送られる空気の一部を放出１１月５
２から放出するものである。−・例としてコンプレッサ
ー１３からの送気量を１Ｏｎｆ／分とするとその３０％
を放出する。この場合給配プラント１１からのセメント
ミルク等の固結材の配送圧は５　ｋｇ　／　ｃ１ｄ〜２
５ｋｇ／ｃＪ、コンプレッサー１３から送気圧は７ｋｇ
／　ｃｒＭ程度とする。

このようにして、駆動機６により中空回転軸１を回転さ
せ、回転する掘削羽根体３で地盤を掘削しながら、送配
管９から中空回転軸１にセメントミルク等の固結材を送
り込む際に、コンプレッサー１３からのエアーをこのバ
ルブ１５で一部放出しながら送気管１２を介して送配管
９に送り込む。

その結果、固結材圧縮エアーとともに中空回転軸１内を
通り、先端の注出ロアより出る。そして、攪拌羽根体４
で固結材は掘削羽根体３で切削された土砂とエアーブロ
ーしながら混ぜ合わされてソイルコンクリ−］・が形成
される。

注出ロア等が土砂その他で詰まると七メントミルク等の
固結４Ａ（」送配管９を逆流し、合流部から送気管１２
側へ流れるが、第１段階として逆止弁」４で止められ、
この逆止弁１４を越えたものは第２段階としてバルブ１
５の放出口１５ａからエアーとともに放出され、コンプ
レッサー１３に達することはない。

なお、逆止弁１４はこれを省略することも出来る。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明の杭造成工法は、中空回転軸の
先端に掘削羽根体を、その上方に攪拌羽根体を適宜間隔
で設けた杭造成機の中空回転軸上部に、途中に送気管を
結合したセメントミルク等の固結材の送配管を連結し、
該中空回転軸を通して先端からセメントミルク等の固結
材とエアーを注出し、掘削羽根体での掘削土砂とごの固
結材とを攪拌羽根体で攪拌してソイルコンクリ−１・を
作りながら地盤を掘進する杭造成工法において、七メン
］・ミルク等の固結材の逆流を生じても、コンプレッサ
ー等の機器を安全かつ確実に保護できる安価なものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は発明の杭造成］二法の１実施例を示す説明図、
第２図はソイルコンクリート作成用の杭造成機の一例を
示す側面図である。 １・・中空回転軸　　　　　２・・・掘削刃３・・掘削
羽根体　　　　　４・・・撹拌羽根体５・・リーダマス
ト６・・・５１動機

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 中空回転軸の先端に掘削羽根体を、その上方に攪拌羽根
   体を適宜間隔で設けた杭造成機の中空回転軸上部に、途
   中に送気管を結合したセメントミルク等の固結材の送配
   管を連結し、該中空回転軸を通して先端からセメントミ
   ルク等の固結材とエアーを注出し、掘削羽根体での掘削
   土砂とこの固結材とを攪拌羽根体で攪拌してソイルコン
   クリートを作りながら地盤を掘進する杭造成工法におい
   て、前記送気管の固結材の送配管との合流部とコンプレ
   ッサー等との間にバルブを設け、コンプレッサー等から
   のエアーをこのバルブで一部放出しながら送り込むこと
   を特徴とする杭造成工法。