JPH022658Y2 - - Google Patents

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JPH022658Y2
JPH022658Y2 JP14369686U JP14369686U JPH022658Y2 JP H022658 Y2 JPH022658 Y2 JP H022658Y2 JP 14369686 U JP14369686 U JP 14369686U JP 14369686 U JP14369686 U JP 14369686U JP H022658 Y2 JPH022658 Y2 JP H022658Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、乗物に於ける保冷/保温装置であつ
て、特に潜熱蓄熱材を用いた乗物に於ける潜熱利
用保冷/保温装置に関する。
〔従来の技術〕
通常、食品等は腐敗バクテリアの繁殖を阻止し
て腐敗から守る他、乾燥等を予防してこれらの鮮
度を維持するため保冷が必要である。
食品が生産地、製造地から各種交通手段をもつ
て運搬され、流通経路を経て店頭に出品される過
程に於いては、上記食品の保冷は欠かすことがで
きないものである。このような食品の輸送過程に
於いて食品の保冷を行う技術は、従来より数々の
手法が採用されており、その中で最も頻繁に用い
られているものは以下のものである。
即ち、保冷車例えば保冷トラツク等に凝縮器、
膨張弁、圧縮機、蒸発器で構成される圧縮式冷凍
機を各車両に搭載し、冷媒を冷却させ而る後に車
両の保冷空間内の空気をフアンにて循環させ、上
記冷却された冷媒と上記循環空気を熱交換せしめ
て保冷空間内の空気を冷却して保冷することによ
つて食品その他の保冷を行うものである。
ところで、上記冷凍機はその動力源を車のエン
ジンの作動に求めているものが多く、食品輸送中
に車の運行者がエンジンを停止し降車している間
は、上記冷凍機の作動も停止しているため、上記
保冷空間内空気の冷却が行えず、この間に保冷空
間内の空気が外気温や食品自体が有する熱によつ
て次第に温められて食品の鮮度を低下させる原因
となつていた。特に夏期はその態様が著しいもの
であつた。
そこで、食品輸送過程に於いて、食品の保冷中
に、車の運行車がエンジンを停止して降車しても
食品の保冷状態を中断させることなく維持できる
様にする次の提案が為され、且つ実用された。
即ち、車両の保冷空間内の例えば壁に、物質の
相変化に伴う蒸発熱や融解熱等の潜熱を利用して
冷熱を蓄熱できる潜熱蓄熱材を貼り付け、上記冷
凍機の作用によつて冷却された保冷空間内の空気
をフアンにて循環させて、食品を保冷しつつ、こ
の空気を上記潜熱蓄熱材に通して、該潜熱蓄熱材
に冷熱を蓄熱せしめ、前述の如き、エンジン停止
(冷凍機作動停止)時には、保冷空間内に於いて
フアンのみを作動させて循環空気を上記潜熱蓄熱
材に送り込み、冷熱を蓄えたこの潜熱蓄熱材と循
環空気とを熱交換せしめて、潜熱蓄熱材からの冷
熱の放熱より該空気を冷却し、もつて食品の保冷
状態を維持せしめるものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、その構成に基づく利益を有す
るも幾つかの問題点を含み、改善余地があるもの
と判つた。先ず第1に設備コストの問題である。
即ち、各車両に必ず高価な冷凍装置を設けねばな
らなかつた。そして通常、事業者は設備投資を行
う場合には、最大稼動時に要する設備規模及び最
小稼動時に要する設備規模を考慮し、最大の能率
を達成できる規模の設備を配するものである。
而して従来は、前述したように食品保冷輸送用
の各車両に冷凍機又は蓄冷機といつた設備を搭載
して、食品の保冷を行なわしめるものであるか
ら、事業者は一定の輸送車を最大稼動させる場合
も最小稼動させる場合も車両数分の設備を配設せ
ねばならず事業規模に合わせた適正な設備投資を
行うことができないものであつた。
そして第2は蓄冷ランニングコストの問題であ
る。前述のように従来は車のエンジン駆動により
車両に搭載した冷凍機を作動させ食品の保冷と共
に蓄熱手段に蓄冷を行なわしめる構成としてお
り、この蓄冷の場合でも、常時循環空気を冷却す
る冷凍機を作動させるためエンジンを駆動させね
ばならなかつた。この場合、エンジン駆動の為の
燃料のコストは、その低減に一定の限界があるこ
とから、蓄冷コストの低減下にも一定の限度があ
つた。
更に上記蓄冷コストの問題にも関わる第3は、
蓄冷効率の問題である。一般に気体の伝熱係数は
液体のそれよりも低く、又単位当たりの伝熱能力
も液体に比して低いことが知られている。これは
潜熱熱交換に関しても同様である。
ところで、従来の蓄冷に於ける熱交換メカニズ
ムは、冷凍機で冷却した保冷空間内の空気を循環
させて、蓄熱手段に通し、蓄熱手段内の蓄熱材
と、冷却空気とを熱交換せしめると共に、蓄熱手
段に冷熱を蓄熱するものである。つまり蓄冷時に
於ける冷熱の受授媒体の一方が蓄熱材であるか
ら、他方が保冷空間内の気体(空気)であるか
ら、上記理由に示すように熱伝達係数が低く、究
極に於いて蓄冷効率の向上に限界を与え、所要の
蓄熱量を得るのに、多くの時間がかかる問題点が
あつた。これらの事は、温熱を対象とする温熱蓄
熱の場合も同様である。
従つて本考案は、従来技術に於けるこれらの幾
つかの問題点を解消し、食品等の保冷又は保温輸
送における保冷、保温、蓄冷、蓄熱装置等の設備
を最も有効に配設して、事業設備のコストを適正
に運用可能にすると共に、夜間電力等の低いコス
トエネルギーを利用可能にしつつ、合わせて最も
効率の良い蓄冷蓄熱手段を用いることによつて、
食品等の保冷、保温輸送に於ける保冷、保温コス
ト及び蓄冷蓄熱コストの低減を可能にした有益な
る乗物に於ける潜熱利用保冷/保温装置を提供す
ることを目的として為されたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するため次の技術的手
段を有するものである。即ち、乗物内の保冷、保
温空間35内に潜熱蓄熱材25を配設し、該潜熱
蓄熱材25の凝固、融解の相変化を利用して蓄、
放熱し、もつて乗物内の保冷、保温空間35内を
冷却、加熱するようにした潜熱蓄熱材25を用い
た乗物に於ける保冷、保温装置に於いて; 上記乗物の保冷、保温空間35内に配設される
蓄熱槽B内潜熱蓄熱材25が封入された小球状蓄
熱体24群を密に収容すると共に、この蓄熱槽B
内に外部からブラインを流入せしめる為の流入口
22と、この蓄熱槽B内からブラインを流出せし
める為の流出口23を設け、且つ上記流入口22
と流出口23に各々着脱ジヨイント11を構成す
る一方側の雄ジヨイント11a又は雌ジヨイント
11bを配し、他方熱発生器C側の熱交換器1又
は3によつて熱交換せしめられることにより、冷
却、加熱されるブラインの循環系5を有する基地
側の蓄冷、蓄熱の為の装置Aを有し、この基地側
蓄冷、蓄熱の為の装置Aの上記ブライン循環系5
を構成する入口ヘツダ7と出口ヘツダ8の各々
に、上記蓄熱槽の流入口22、流出口23の雄1
1a又は雌ジヨイント11bに連らなる為の着脱
ジヨイント11を構成する他方の側の雄11a又
は雌ジヨイント11bを配設し、蓄冷、蓄熱する
時には、上記乗物の蓄熱槽Bの流入口22、流出
口23の雄又は雌ジヨイントと、基地側のブライ
ン循環系を構成する入口7、出口ヘツダ8の出
口、入口の雄11a又は雌11bジヨイントを連
結せしめて、上記基地側循環系5のブラインを蓄
熱する側にも供給せしめて、蓄冷、蓄熱し、蓄
冷、蓄熱後は、上記着脱ジヨイント11を離脱
し、蓄熱槽B内に残つたブラインを乗物の保冷、
保温空間35内に循環ポンプ33によつて、循環
させる過程で空間内空気と熱交換して空間内空気
を冷却、又は加熱するようにする事を特徴とした
乗物に於ける潜熱利用保冷/保温装置である。
〔作用〕
上記技術的手段より成るので、乗物内に配設さ
れる蓄熱槽B内の潜熱蓄熱材25に蓄冷/蓄熱す
る時は、通常、コストの安い夜間電力を用いる。
即ち、夜間に、基地側に於ける蓄冷又は蓄熱の為
の装置Aの入口ヘツダ7、出口ヘツダ8の着脱ジ
ヨイント11の雌又は雄ジヨイント11a又11
bと、乗物側の蓄熱槽の流入口、流出口に於ける
着脱ジヨイント11の雄又は雌ジヨイント11b
又11bを接続し、ブライン循環系5を介して蓄
熱槽内に、冷却又は加熱されたブラインを循環さ
せる。これによりこのブライン液と小球状蓄熱体
内の潜熱蓄熱材とが熱交換せしめられ、即ち潜熱
蓄熱材を液と熱交換させる。ここに於いて、冷熱
蓄熱の場合には、潜熱蓄熱材が、その凝固温度で
凝固する時に冷熱がその中に潜熱として蓄熱され
る。温熱蓄熱の場合には、その融解温度で融解す
る時に、温熱がその中に潜熱として蓄熱される。
次に、上記蓄熱槽内に潜熱蓄熱された熱量を乗
物の保冷/保温空間内に放熱して、それら空間の
保冷又は保温に供す時には、上記着脱ジヨイント
を離脱する。乗物・…例えば保冷車、保温車、飛
行機、漁船、地下鉄、観光バスの各々は、機械圧
縮式等の冷凍装置を要することなく、この蓄熱槽
のみを、その各々の保冷/保温空間内にもつだけ
で、所要時間、それらの空間を保冷/保温するこ
とができる。即ち、乗物内に於いて、蓄熱槽内の
ブラインを蓄熱槽と保冷/保温空間の間に循環さ
せ、その過程で保冷/保温空間内空気と熱交換せ
しめ、該空気を冷却又は加熱するものである。上
記ブラインの循環によつて、冷熱を対象とする場
合には、小球状蓄熱体中の潜熱蓄熱材が、その融
解温度で融解し、先に蓄熱された冷熱をブライン
側に与え、ブラインはその冷熱を保冷空間の空気
に熱交換して与える。又、温熱を対象とする場合
には、その凝固温度で凝固し、先に潜熱された温
熱をブライン側に与え、ブラインはその温熱を保
温空間の空気に熱交換して与える。これらにより
機械圧縮式冷凍装置を要することなく、且つエン
ジン駆動と無関係に、目的の空間内を所要の時
間、所定の温度に而も低いランニングコストで冷
却又は加熱でき、空間内の物又は人を保冷、保温
できる。
〔実施例〕
以下本考案の第1の実施例を第1図〜第10図
に基づき詳述する。
本考案は乗物に於ける潜熱利用保冷/保温装置
を提供するものであるが、この実施例に於いては
保冷車を例にとり乗物に於ける潜熱利用保冷装置
とした場合を説明する。
上記乗物に於ける潜熱利用保冷装置は大別する
と基地側の潜熱を蓄冷する為の装置Aと乗物側の
蓄冷槽Bとから成る。
先ず上記Aの基地側の潜熱を蓄冷する為の装置
は、第1図に示す様に、熱発生装置Cを有し、該
熱発生装置Cは凝縮器1、膨張弁2、蒸発器3及
び圧縮機4から成る公知の圧縮式冷凍機又はヒー
トポンプ等であつて、液化アンモニア等の冷媒を
上記熱発生装置C内を循環させ、上記蒸発器3に
て蒸発させると同時に蒸発熱を放出させて、冷却
を図るものである。そしてこの冷却された冷媒と
熱交換せしめられて冷却されるブライン液の循環
系5を設け、ポンプ等のブライン循環機6にて、
ブライン液を循環させる。該ブライン循環系5は
後述する乗物側の蓄冷槽Bの各々に冷却ブライン
5を分流せしめるブライン入口ヘツダー7と、上
記乗物側の蓄冷槽B内を循環して流出された各ブ
ライン液を合流させて上記ブライン循環系5に還
元せしめるブライン出口ヘツダー8を有し、更に
上記入口ヘツダー7と出口ヘツダー8との間に上
記乗物側の蓄冷槽Bにブライン液を供給するブラ
イン供給手段9を複数に並列させて有する。この
例では3個の手段を示してある。
該ブライン供給手段9は各々、ブライン入口ヘ
ツダー7及びブライン出口ヘツダー8側にそれぞ
れフレキシブルホース10と着脱ジヨイント11
を有する。即ち、この着脱ジヨイントを構成する
一方側の雄ジヨイント11aを有する。該着脱ジ
ヨイント11は、上記フレキシブルホース10に
連設した雄ジヨイント11aと後述する乗物側の
蓄冷槽Bのブライン流入口22及び流出口23に
取設した雌ジヨイント11bとから成り、より具
体的な一側は第3図に示すようなものを上げるこ
とができる。即ち、上記雄ジヨイント11aは雄
本体12と雄本体12に取り付けた着脱レバーの
開位置、閉位置により進出し、又は後退するバル
ブ開閉部材13及び着脱アーム14で構成され、
他方雌ジヨイント11bは雌本体15、バルブシ
ート16に座すデイスク形バルブ17及び上記デ
イスク形バルブ17をバルブシート16側に常に
押しつけているスプリング18より構成される。
本実施例では上記のジヨイントを用いている
が、着脱に伴い自動開閉する機構を有するもので
あれば他のジヨイントを用いてもよい。
再びブライン循環系5に戻り、本実施例では上
記ブライン循環系5に、基地側の蓄冷槽19を設
ける。該基地側蓄冷槽19は、この装置A自体に
蓄冷機能をもたせたものである。即ち、ブライン
5の流れをブライン循環の往復方向、及び上記基
地側蓄冷槽19方向の3方向に適時切換えられる
制御弁20の操作にて上記蓄冷槽19にブライン
5を供給し、ブライン5の保有する冷熱を蓄熱
し、この蓄熱した冷熱をブライン5に放出して該
ブライン5を冷却せしめ、もつて乗物側の蓄冷槽
に冷却ブラインを供給可能とするものである。
次に第2図〜第4図に従つて上記の乗物側の蓄
冷槽Bについて説明する。
第2図に於いて、21は蓄冷槽本体を示し、該
蓄冷槽本体21は槽壁の上部にブライン流入口2
2を、該ブライン流入口22に対応位置する同槽
壁の下部にブライン流出口23を形成し、各々に
前述した着脱ジヨイント11の雌ジヨイント11
bを設ける。そして、この蓄熱槽21の内部に
は、小球状蓄熱体24の多数がいつぱいに密に収
容されている。この小球状蓄熱体24は、第3図
に示すように保冷に用いる場合には凝固温度で液
相から固相に変わる時に、固化の潜熱として冷熱
を蓄熱し、固相から液相に変わる時に先に蓄熱し
た冷熱を放出する蓄熱媒体25を球状のシエル2
6内に充てんしたものである。
上記小球状蓄熱体10の個々の大きさは、直径
20mm〜200mmの範囲、例えば60mm〜70mm程度であ
るが、この事は保冷の条件、蓄、放熱運転条件等
によつて必要な蓄冷槽本体21全体の蓄、放熱量
が決定されるから、その必要蓄、放熱量を確保す
るに十分な伝熱面積を確保することを基準として
定めればよく、望ましくは同時に蓄冷槽本体21
の一定容積中に収容する数が多くなればなるほ
ど、即ち個々の小球状蓄熱体24の直径が小さく
なればなるほど製作費が高くなるから、上記の条
件を満すと同時に、この製作上の条件を満すよう
にして加工するとよい。
又、上記球状シエル26の材質としては、金
属、合成樹脂等種々あり、外力及び内力に抗して
球状を保持できる点や、耐熱性の点、生産加工上
の点等から選んで用いられるが、この考案では、
潜熱蓄熱材25が液相の時に、シエル26内に潜
熱蓄熱材25の非占有の空間が形成するようにシ
エルの大きさを定めるものである。同時に潜熱蓄
熱材25の凝固による体積膨張時の膨張量を、上
記空間27とシエル26の膨張によつて、吸収す
るように空間27の大きさを定めるものである。
シエル26の膨張は潜熱蓄熱材25の膨張時の圧
力によつて可能にされ、又潜熱蓄熱材25が固相
から液相に変わつた時には、シエル26も収縮す
るがシエル26は当初設定した大きさの空間27
を残して収縮を止める。例えば潜熱蓄熱材25が
凝固した時に、液体の時の体積1.08倍、即ち8%
膨張したとすると、空間27で5.5%、シエル2
6の膨張で2.5%その膨張量を吸収するように空
間27の大きさを定めるものである。換言すれば
潜熱蓄熱材25を、中空成型法、真空成型法等で
加工した球状シエル26内に注入等により充てん
する際は、当然のように潜熱蓄熱材25は液体で
あるが、その液体の潜熱蓄熱材25を充てんする
際に、空間27として上記の例では5.5%相当を
残して充てんとするものである。
球状シエル26自体は固い球殻であるが、薄肉
に形成されるので、潜熱蓄熱材の膨張時の内圧に
よつて、潜熱蓄熱材の膨張に応じて膨張し、潜熱
蓄熱材が液相に変化した時には当初の空間を残し
て自然に原状に復するから、材質的には金属、合
成樹脂等種々選択できるが、上記のシエル膨張を
より容易にする為に膨張、収縮性に富むものがよ
く、軟化点90℃以上の合成樹脂中でも他の耐力
性、耐熱性、加工性をも考慮するとポリプロピレ
ン、高密度ポリエチレンが好適である。更にシエ
ル26の上記の膨張に関しては、設計上次の事を
考慮する。即ち、潜熱蓄熱材25の体積膨張時の
内部圧力によつてシエル26を膨張させるもので
あるが、その際材料破壊を生じない程度のシエル
26の膨張度合を定め得るように、用いる潜熱蓄
熱材の体積膨張量を考慮して空間27の大きさを
定める。この為には、シエル26の膨張、収縮を
シエル26の材質、半径、薄い肉厚の厚さ等によ
つて定まる弾性域の範囲にとどめるとか、シエル
26の材質等によつて定まる引つ張り強さ(極限
強さ)に安全率を見込んだ範囲内で膨張を可能な
らしめるとかの種々の工学的手法を用いるもので
ある。
又、上記シエル26内に充填する潜熱蓄熱材2
5であるが、これは、資源的に入手が容易であ
り、安価であつて、且つ化学的に安定であると共
に、融解−凝固のサイクルの長期の繰り返しに対
して、確実安定的に動作すること、特に目的とす
る保冷、負荷に対応する所望の融解、凝固の動作
温度範囲にあるものを選択するもので、水、水和
塩、共融物、あるいは有機化合物など従来実用さ
れている種々のものを使用できる。
さて、蓄冷槽本体21内に所望の冷却ブライン
液を上記ブライン流入口22より供給し、ブライ
ン流出口23から流出する間に、上記小球状蓄熱
体24に均等に接触させるため、上記蓄冷槽本体
21の槽内に上部から順に順次流路を形成する為
のブライン案内板(バツフル)28を交互に設け
る。第4図は槽内で順次流路が形成されている様
子を示す。
上記のように構成された蓄冷槽本体21は保冷
車30に搭載される。該保冷車30は第7図〜第
10図に示すように、上記蓄冷槽本体21の収納
部31を有する。そして収納部31の蓄冷槽搬入
(搬出)部には収納部31を閉鎖するドア37が
設けられている。そして該収納部31には、その
壁面に添つてブライン循環パイプ32が配設さ
れ、該ブライン循環パイプ32の中間にはブライ
ン5を循環せしめるポンプユニツト33が収納部
床下に設けられ、他方上記循環パイプ32を内部
に通してなる熱交換器(冷却チユーブ及びフアン
より成る)34が設けられる。これらの各装置
は、蓄冷槽本体21の収納作業を妨害しないよう
に収納部31の壁面添い或いは収納部床下におさ
められている。
そして、上記ブライン循環パイプ32の両端
に、蓄冷槽本体21のブライン流入口22及びブ
ライン流出口23の各々に配した着脱ジヨイント
11の一方側の雌ジヨイント11bに着脱可能の
他方側の雄ジヨイント11aを設けるものであ
る。
上記の通り構成することによつて、保冷車30
に搭載される蓄冷槽本体21内の小球状蓄熱体2
4に蓄冷する時は、コストの安い夜間電力を用い
て基地側の蓄冷の為の装置Aを構成する熱発生装
置Cを作動させてブラインを冷却すると共に、第
6図に示すように、ブライン循環系5に於けるブ
ライン入口ヘツダー、出口ヘツダー8の片側の着
脱ジヨイントの雄ジヨイント11aを蓄冷槽本体
21のブライン流入口22、流出口23の各々に
配した他方側の着脱ジヨイントの雌ジヨイント1
1bに接続し、ポンプ等のブライン循環機6を作
動させたブライン循環系5を介して上記蓄冷槽本
体21内に冷却ブラインを循環させる。これによ
り冷却ブラインと小球状蓄熱体24内の潜熱蓄熱
材25とが熱交換せしめられ、潜熱蓄熱材25が
その凝固温度で凝固する時に冷熱がその中に潜熱
として蓄熱される。
かくして保冷車30に於ける保冷時間に要する
冷熱量を蓄熱した後、蓄冷槽本体21内に潜熱蓄
熱された冷熱量を保冷車30の保冷空間35内に
放熱して、それら空間35の保冷に供す時には、
第5図に示すように上記雄ジヨイント11a及び
雌ジヨイント11bからなる着脱ジヨイント11
を離脱する。この槽内に残留したブラインは、ブ
ライン流入口22及び流出口23に配したジヨイ
ント11bが前述の構造により完全にシールされ
ており、ジヨイントを離脱せしめても槽外に漏れ
ることはない。
そして第7図に示すように、プラツトホーム状
のところで保冷車を待機させ、該保冷車のところ
まで蓄冷槽本体21をレール等を敷設して移動さ
せ、前記保冷車30の収納部31に収納する。こ
の蓄冷槽本体21の収納状態は第8図〜第10図
に示している。かくして収納部31に蓄冷槽本体
21を収納した後は、第8図、第9図に示すよう
に保冷車30に配設した蓄冷槽本体21内に残留
したブライン循環パイプ32の両端に設けた着脱
ジヨイントの片方側の雄ジヨイント11aを、上
記蓄冷槽本体21のブライン流入口22及び流出
口23に設けた着脱ジヨイントの他方側の雌ジヨ
イント11bに各々接続し、上記ブライン循環ポ
ンプ33にて蓄冷槽本体21内の残留ブラインを
保冷車内に配設されたブライン循環パイプ32内
に循環させる。この残留ブラインの循環過程に於
いて蓄熱槽本体21内で小球状蓄熱体24中の潜
熱蓄熱材25がその融解温度で融解し、先に蓄熱
された冷熱を残留ブラインに与え、該冷却ブライ
ンは上記熱交換器中を通過するとき保冷車30の
保冷空間35内空気と熱交換して冷熱を空気に与
える。冷熱を受けて冷却された空気は上部熱交換
器のフアンにて保冷空間35内で循環、或いは拡
散される。
この場合フアンの駆動制御により望ましい冷却
状態を得ることができる。故に保冷車で食品等を
輸送する場合、保冷車に機械圧縮式冷凍装置を要
することなく、且つエンジン駆動と無関係に保冷
空間内を所定の時間、所定の温度に、而も安いラ
ンニングコストで冷却でき、そして空間内の食品
等も保冷できる。
上述の如く第1実施例に於いては、基地側の蓄
冷の為の装置Aにて、冷熱を蓄冷槽本体21に補
給し、その蓄冷槽本体21を適時乗物に搭載して
保冷が行えるように、上記蓄冷槽本体21を保冷
車30に着脱可能に構成した例を挙げたが、上記
蓄冷槽Bを予め保冷車に搭載して固定しておくこ
とも可能であり、この固定した場合を本考案の第
2実施例として説明する。
以下、第11図及び第12図に基づき本考案の
第2の実施例を詳述する。
第11図及び第12図に於いて、41は保冷車
を示し、該保冷車41には蓄冷槽本体42が固定
して設置されている。該蓄冷槽本体42は第1実
施例で説明した乗物側の蓄冷槽本体21と同様に
構成されており、そのうえ熱交換器43とブライ
ン循環ポンプ44の各々が、蓄冷槽本体42と一
体に形成され、この蓄冷槽本体42、熱交換器4
3、ブライン循環ポンプ44とを連通させるブラ
イン循環ポンプ45が配設されている。故にこの
蓄冷槽本体42の槽壁に設けられているブライン
流入口46及びブライン流出口47の各々は基地
側の蓄冷の為の装置Aにて冷却ブラインを上記蓄
冷槽本体42中に循環させるために用いられるも
のであり、蓄冷後、保冷車に於ける保冷の為のブ
ライン循環には用いられない。
このように保冷車41に蓄冷槽本体42を固定
設置した場合に於ける蓄冷、保冷の各動作は第1
実施例で説明した動作と同様に行えばよく、単に
蓄冷槽本体42の搬出作業と蓄冷槽収納後の保冷
車内でのブライン循環ポンプの着脱ジヨイント接
続作業が省略されるだけである。
尚、前述のとおり第1及び第2実施例を通じて
保冷車を例に採用して、保冷の場合を説明してき
たが、保温の場合には、基地側の熱発生装置Cに
於いて凝縮器1と蒸発器3を置き換える等して実
施すればよい。
即ち、熱発生装置から温熱をブラインに与え、
該ブラインを蓄熱槽内を循環させて槽内の潜熱蓄
熱材と熱交換せしめ、潜熱蓄熱材が融解温度で融
解する時に温熱が該潜熱蓄熱材の中に潜熱として
蓄熱される。温熱を蓄熱した蓄熱槽にて保温車の
保温空間を保温せしめるには保温車内にて蓄熱槽
内に残留したブラインを循環させる。潜熱蓄熱材
は、その凝固温度にて凝固し、先に蓄熱した温熱
をブラインに与え、温められたブラインは循環中
に保温空間内空気と熱交換して該空気に温熱を与
えるのである。
かくして保温する場合に於いても、前述した保
冷の場合と比して、何等特別な手段を講じる必要
はなく、故に保冷の場合と同様に車両側の特別の
加熱装置を要すること無く、且つエンジン駆動と
無関係に保冷車の保温空間内を所定時間、所定の
温度で而も低ランニングコストで保温できるので
ある。
而して上記に於いては、車両に適用した例を示
したが、漁船、地下鉄、バス、飛行機等の乗物の
目的空間にも適用できるものである。
〔考案の効果〕
以上詳述した如く、この考案によれば、食品等
の輸送に用いられる乗物の各々は、機械圧縮式等
の冷凍/加熱装置を要することなく、蓄冷/蓄熱
槽のみを、その各々の保冷/保温空間内にもつだ
けで所定時間、所定の温度に而も低いランニング
コストで上記目的の空間を保冷/保温でき、空間
内の食品等を保冷/保温できる。
従来では保冷/保温に用いられる乗物には、必
ず機械圧縮式等の冷熱発生装置等が必要とされ、
高価な設備を強いられていたが、本考案によつ
て、上記熱発生装置等の保冷/保温に要する主た
る装置を各乗物に設置することなく独立して基地
側に設け、従たる蓄冷/蓄熱槽のみを搭載するだ
けで所望の保冷/保温が得られるようになり、故
に設備コストを大幅に節約することができる。
而も乗物に搭載する蓄冷/蓄熱槽に蓄冷/蓄熱媒
体のブラインを供給する基地側の蓄冷/蓄熱の為
の装置を乗物のエンジン駆動でなく、コストの安
価な夜間電力等を利用して作動できるようにした
から従来より達成困難であつた蓄冷/蓄熱のラ
ンニングコストの低減を実現することができる。
而も従来の潜熱蓄冷/蓄熱に於けるような気体
を熱交換媒体とした低能率の蓄冷/蓄熱方法に比
し、伝熱係数を高くすることのできる液体(ブラ
イン)で潜熱蓄冷/蓄熱を行なわしめるようにし
たから従来よりも短時間に蓄冷/蓄熱でき、故
に蓄冷/蓄熱に要するエネルギーの節約を図つて
上記蓄冷/蓄熱のランニングコストの低減をより
容易にすることができる。
このように本考案は従来の技術的問題点を解消
した有益なるものであり、実用上種々の効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第12図は本考案の実施例を示し、そ
のうち第1図〜第10図は第1実施例図、第1
1、第12図は第2実施例図である。第1図は基
地側の蓄冷/蓄熱の為の装置を示す系統図、第2
図は一部破断面とした乗物側の蓄冷/蓄熱槽の斜
視図、第3図は小球状蓄熱体の断面図、第4図は
第2図の蓄冷/蓄熱装置の−線断面図、第5
図は着脱ジヨイントの雄ジヨイントと雌ジヨイン
トとが接続する前の状態を示す蓄冷/蓄熱槽の部
分断面図、第6図は着脱ジヨイントの接続状態を
示す同部分断面図、第7図は蓄冷/蓄熱槽を搬送
している状態を示す正面図、第8図は蓄冷/蓄熱
槽を乗物に収納している過程を示す乗物の斜視
図、第9図は蓄冷/蓄熱槽を収納し、ブライン循
環パイプの端部のジヨイントをブライン流入口、
流出口に接続した状態を示す同斜視図、第10図
は乗物の反対側から見た槽の収納状態を示す斜視
図、第11図は乗物に蓄冷/蓄熱槽を設置、固定
した状態を示す乗物の側面図、第12図は同斜視
図である。 A……基地側の蓄冷、蓄熱の為の装置、B……
乗物側の蓄冷、蓄熱槽、C……熱発生装置、1…
…凝縮器、3……蒸発器、5……ブライン循環
系、7……入口ヘツダー、8……出口ヘツダー、
9……ブライン供給手段、11……着脱ジヨイン
ト、11a……雄ジヨイント、11b……雌ジヨ
イント、21……蓄冷/蓄熱槽本体、22……蓄
冷/蓄熱槽のブライン流入口、23……蓄冷/蓄
熱槽のブライン流出口、24……小球状蓄熱体、
25……潜熱蓄熱材、26……球状シエル、28
……ブライン案内板、31……蓄冷/蓄熱槽収納
部、32……ブライン循環パイプ、33……ブラ
イン循環ポンプ、34……熱交換器、35……保
冷/保温空間である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 乗物内の保冷、保温空間35内に潜熱蓄熱材
    25を配設し、該潜熱蓄熱材25の凝固、融解
    の相変化を利用して蓄、放熱し、もつて乗物内
    の保冷、保温空間35内を冷却、加熱するよう
    にした潜熱蓄熱材25を用いた乗物に於ける保
    冷、保温装置に於いて; 上記乗物の保冷、保温空間35内に配設され
    る蓄熱槽B内に潜熱蓄熱材25が封入された小
    球状蓄熱体24群を密に収容すると共に、この
    蓄熱槽B内に外部からブラインを流入せしめる
    為の流入口22と、この蓄熱槽内からブライン
    を流出せしめる為の流出口23を設け、且つ上
    記流入口22と流出口23に各々着脱ジヨイン
    ト11を構成する一方側の雄ジヨイント11a
    又は雌ジヨイント11bを配し、他方熱発生器
    C側の熱交換器によつて熱交換せしめられるこ
    とにより、冷却、加熱されるブラインの循環系
    5を有する基地側の蓄冷、蓄熱の為の装置Aを
    有し、この基地側蓄冷、蓄熱の為の装置Aの上
    記ブライン循環系5を構成する入口ヘツダ7と
    出口ヘツダ8の各々に、上記蓄熱槽Bの流入口
    22、流出口23の雄又は雌ジヨイント11に
    連らなる為の着脱ジヨイントを構成する他方側
    の雄11a又は雌ジヨイント11bを配設し、
    蓄冷、蓄熱する時には、上記乗物の蓄熱槽の流
    入口22、流出口23の雄11a又は雌ジヨイ
    ント11bと、基地側のブライン循環系5を構
    成する入口7、出口ヘツダ8の出口、入口の雄
    11a又は雌ジヨイント11bを連結せしめ
    て、上記基地側循環系のブラインを蓄熱する側
    にも供給せしめて、蓄冷、蓄熱し、蓄冷、蓄熱
    後は、上記着脱ジヨイント11を離脱し、蓄熱
    槽B内に残つたブラインを乗物の保冷、保温空
    間35内に循環ポンプ33によつて、循環させ
    る過程で空間35内空気と熱交換して空間35
    内空気を冷却、又は加熱するようにする事を特
    徴とした乗物に於ける潜熱利用保冷/保温装
    置。 (2) 上記蓄熱槽内に冷却ブラインを循環させて蓄
    熱槽Bに冷熱を蓄熱することを特徴とした実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の乗物に於ける
    潜熱利用保冷装置。 (3) 上記蓄熱槽B内に加熱ブラインを循環させて
    蓄熱槽Bに温熱を蓄熱することを特徴とした実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の乗物用に於
    ける潜熱利用保温装置。 (4) 上記蓄熱槽Bは乗物に於ける保冷/保温空間
    内に固定配置されていることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1、第2、第3項記載の
    乗物に於ける潜熱利用保冷/保温装置。 (5) 上記蓄熱槽Bは乗物に於ける保冷/保温空間
    35内に着脱可能に配置されていることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1、第2、第
    3項記載の乗物に於ける潜熱利用保冷/保温装
    置。
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