JPH0226471Y2 - - Google Patents

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JPH0226471Y2
JPH0226471Y2 JP7000584U JP7000584U JPH0226471Y2 JP H0226471 Y2 JPH0226471 Y2 JP H0226471Y2 JP 7000584 U JP7000584 U JP 7000584U JP 7000584 U JP7000584 U JP 7000584U JP H0226471 Y2 JPH0226471 Y2 JP H0226471Y2
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JP
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rod
lid
spring
coil spring
top lid
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JP7000584U
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【考案の詳細な説明】 〈考案の技術分野〉 本考案は洗濯機に係り、殊に上蓋の開閉装置の
構造改善に関する。
〈従来技術〉 従来のこの種の上蓋開閉装置としては、例えば
第1図〜第3図に示すように構成されたものがあ
る。
この開閉装置は、脱水槽の上面開口部を開閉自
由に覆う上蓋(脱水蓋)の開閉装置で、該上蓋は
脱水時の安全対策として洗濯機に対して開閉自由
ではあるが取外せず、かつ上蓋の開蓋時に脱水カ
ゴの回転にブレーキが加えられる構成である。
図において、1は洗濯機本体の外箱、2は洗濯
槽で、2aのバネ受部と、後述する軸の嵌合用の
穴2cを備えた支持台2bと、が所定位置に一体
成形されている。3は洗濯機本体の上面後部に設
けられるバツクカバー、4は脱水カバー、5は脱
水槽の内蓋、6は脱水カゴ、7は上蓋としての脱
水蓋で、脱水槽の上面開口部を覆う蓋部7aと、
該蓋部7aからバツクカバー3内に差し込まれる
アーム部7bとからなり、第3図に示すように、
該アーム部7bの両側に前記穴2cと嵌合する一
対の軸7cが一体成形されて当該脱水蓋7の回動
中心点として機能するとともに、一側にバネ受部
7dが一体成形されている。8は脱水蓋7の開閉
動作に節度をつける機能を有するネジリコイルバ
ネで、一端部を洗濯槽2側の前記バネ受部2a
に、他端部を脱水蓋7側の前記バネ受部7dにそ
れぞれ支持されている。
かかる従来の構成では、脱水蓋7の開閉動作に
節度をつけるべくネジリコイルバネ8を用いてい
るので、次のような問題点があつた。即ち、 (1) バネの運動量が多いので、特にネジリコイル
バネ8の奥行きのスペースにおいて大なるスペ
ースを必要とした。
(2) 脱水蓋7の開閉動作にともなう大きな荷重を
必要とするため、細い線径(例えばφ2.0〜2.5
mm)で巻数の少ないネジリコイルバネ8を用い
ると撓み量を多くしなければならず、長期使用
に際してはネジリコイルバネ8の破損の恐れが
あり、耐久性において問題があつた。
(3) ネジリコイルバネ8が装着されている状態に
おいて、該バネ8とバネ受部2a,7dとの接
触面積が当該バネ8の線径のみとなるので、バ
ネ8を取付ける側即ちバネ受部2a,7dの強
度が必要とされる。
(4) 組立作業時において、接触面積の少ない撓み
量の多いネジリコイルバネ8は、作業者にとつ
て危険性が増すものであつた。
〈考案の概要〉 本考案はこのような問題点に着目してなされた
もので、上蓋の開閉動作に節度をつけるために該
上蓋と洗濯機本体との間に介装されるバネ部材
を、ネジリコイルバネではなく圧縮コイルバネを
用いる構成とすることにより、もつて上記従来の
欠点を悉く解消しようとするものである。
〈考案の実施例〉 以下、本考案の1実施例を第4図〜第6図に基
づいて詳細に説明する。尚、従来例と同一構成部
分には同一符号を付して説明を簡略化する。
図において、9は洗濯槽2の所定位置に設けら
れる凹部、10は該凹部9の上面開口部を覆うよ
うに取付けられ後述するロツドの挿通用の孔10
aを中央部に開口したバネ取付用板部材としての
取付板、11は所定長さに形成されるロツド部材
としてのロツドで、一端部(下端部)は前記孔1
0aを介して凹部9内にスライド自由に挿通さ
れ、他端部(上端部)は半円筒状で内周凹面を上
方に向けた摺動部11aを備え、該内周凹面を後
述する脱水蓋7のロツド受部と摺接しつつ着脱自
由に支持される構成である。尚、11bはロツド
11の上部に一体成形される取手、11cは後述
する圧縮コイルバネの上端部と当接して該バネの
上方向への抜け止め機能を有する係止突起、11
dはロツド11の下端部に設けられる突起で、該
ロツド11の下端部が前記凹部9内に挿通された
とき該凹部9からの抜け止め防止の機能を有す
る。
12は圧縮コイルバネで、前記ロツド11に貫
通され、一端を前記取付板10に圧接するととも
に他端を前記係止突起11cに圧接して圧縮状態
でロツド11に装着され、前記ロツド11ととも
に蓋回動部材として機能する。
一方、脱水蓋7は、そのアーム部7bに、前記
ロツド11の摺動部11aの周凹面と摺動する円
柱状のロツド受部13が第6図に示すように一体
成形される。
次に作用を説明する。
いま、かかる開閉装置の各構成部品を、第4図
及び第5図に示すように、取付板10の孔10a
を挿通させてロツド11の一端部を凹部9内に位
置せしめるとともに、圧縮コイルバネ12を装着
し、ロツド11の摺動部11aを脱水蓋7のロツ
ド受部13と摺接支持させるように組立てて、脱
水蓋7と洗濯槽2との間に介装する。
かかる構成によると、脱水蓋7の閉蓋時は、第
4図に示すように、圧縮コイルバネ12のA方向
への付勢力により、軸7cを支点として回動する
脱水蓋7のロツド受部13も同方向へ付勢され、
このため蓋部7aはA′方向へ付勢されて閉蓋状
態を維持する。
一方、脱水蓋7の開蓋時は、第5図に示すよう
に、圧縮コイルバネ12のB方向への付勢力によ
り、軸7cを支点としてロツド受部13も同方向
に付勢され、このため蓋部7aはB′方向へ付勢
されて開蓋状態を維持する。尚、開・閉蓋時いず
れの場合も、圧縮コイルバネ12の一端が洗濯槽
2側に押圧され取付けられる取付板11に圧接し
ているので、該バネ12の付勢力は常にロツド受
部13側にかかる。
また、脱水蓋7の閉蓋状態から開蓋方向への力
が脱水蓋7にかかつた場合、即ち例えば人間が該
蓋7を開けようとする力を加えた場合は、圧縮コ
イルバネ12のA方向への付勢力より強い力がか
かれば、軸7cを支点としてロツド受部13が圧
縮コイルバネ12の付勢力に抗して回動し、所謂
デツドポイント付近で最も該バネ12が圧縮され
ロツド11の一端部が凹部9内に深く入り込む
が、前記ポイントを越えた位置からは該バネ12
の付勢力によつて自動的に開蓋される。勿論、開
蓋状態から閉蓋方向への力がかかつた場合は、上
記と逆の動作で閉蓋される。
以上のように、本実施例装置によると、従来の
ようなネジリコイルバネ8を用いたと略同様な動
作を圧縮コイルバネ12を用いて行なうので、脱
水蓋7の開閉時の節度感を損なうことが全くない
とともに、次のような効果を得られる。
(1) バネの運動量が小さいので、第5図にも示す
ように圧縮コイルバネ12の後側即ちバツクカ
バー3後部のスペースを小さくでき、省スペー
ス化ひいては洗濯機本体の小型化を図れる。
(2) 従来のネジリコイルバネ8と較べバネの破損
がなくなり、耐久性が大幅に向上する。
(3) 圧縮コイルバネ12の力を受ける部材相互の
接触面積が増大するので、応力が分散され、該
バネ12を取付ける側の強度を低減することが
できる。
(4) 従来のような撓み量の多いネジリコイルバネ
8を用いなくなつたので、作業者の組立作業時
の危険性がない。
尚、本実施例によると、圧縮コイルバネ12を
装着したロツド11のロツド受部13或いは取付
板10への取付作業を、当該ロツド11の取手1
1bを持ちながら行なえるので、従来のようなバ
ネ受部2a,7dの細い穴にバネ8を変形させな
がらその先端部を差し込む煩わしさがなく、組立
作業性の向上効果も得られる。
また、圧縮コイルバネ12にロツド11を貫通
するように装着するので、該バネ12の座屈防止
効果も得られる。
さらに、本実施例では、取付板10を洗濯槽2
に一体成形する構成としたが、これに限るもので
はなく、例えば両者を一体成形しても良いことは
明らかである。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、バネの運
動量の少ない圧縮コイルバネを上蓋と洗濯機本体
との間に介装して該上蓋の開閉動作時の節度をつ
ける構成としたので、取付部の省スペース化が図
れるとともに、バネ自体の破損を無くし、かつバ
ネによる応力を分散させてバネ取付部側の強度低
減を図れ、さらにバネ部材の組立作業性も向上で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は上蓋開閉装置の従来例を示
し、第1図は閉蓋時の断面構成図、第2図は開蓋
時の断面構成図、第3図は分解斜視図、第4図〜
第6図は本考案にかかる上蓋開閉装置の1実施例
を示し、第4図は閉蓋時の断面構成図、第5図は
開蓋時の断面構成図、第6図は分解斜視図であ
る。 1…外箱、2…洗濯槽、2b…支持台、7…脱
水蓋、7a…蓋部、7b…アーム部、7c…軸、
9…凹部、10…取付板、10a…孔、11…ロ
ツド、11a…摺動部、11c…係止突起、11
d…突起、12…圧縮コイルバネ、13…ロツド
受部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 洗濯機本体上面に一軸を中心として回動自由に
    装着されて槽の上面開口部を開閉自由に蓋う上蓋
    の開閉装置であつて、前記本体にバネ取付用板部
    材を設ける一方、一端部が前記板部材にスライド
    自由に挿通されるとともに、他端部が該他端部に
    形成される周凹面を介して前記上蓋の該上蓋の開
    閉に伴なつて揺動するロツド受部の周端面に着脱
    自由に摺接支持される所定長さのロツド部材と、
    該ロツド部材に貫通され、前記バネ取付用板部材
    と前記ロツド部材のロツド受部側との間に介装さ
    れ、ロツド部材を、前記上蓋の開閉に伴なう揺動
    位置にロツド受部が位置するように保持する圧縮
    コイルバネと、からなる蓋回動部材を前記上蓋と
    洗濯機本体との間に介装して該上蓋を回動させる
    構成としたことを特徴とする洗濯機の上蓋開閉装
    置。
JP7000584U 1984-05-14 1984-05-14 洗濯機の上蓋開閉装置 Granted JPS60182988U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7000584U JPS60182988U (ja) 1984-05-14 1984-05-14 洗濯機の上蓋開閉装置

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JP7000584U JPS60182988U (ja) 1984-05-14 1984-05-14 洗濯機の上蓋開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60182988U JPS60182988U (ja) 1985-12-04
JPH0226471Y2 true JPH0226471Y2 (ja) 1990-07-18

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ID=30606213

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