JPH02264132A - 多気筒エンジンの混合気分配装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多気筒エンジンの各気筒に混合気を均一に分配
供給するための装置に関するものである。

〔従来の技術〕

一般に自動車エンジンには囲気筒や大気筒などの多気筒
エンジンが用いられておりｐ吸気マニホルドを経て各気
筒に空気が供給される。　このような吸気系において、
吸気マニホルドの上流に気化器または噴射弁からなる燃
料供給手段が設置されていると、燃料を混入した空気即
ち混合気が吸気マニホルドに送られることになるが、そ
の際にエンジンの回転速度によって吸気マニホルドのコ
レクタから各ブランチに分配供給される混合気の分配性
が変化し、不均等に分配されて出力低下や排気中の有害
物質の増加などの不都合を招くことは広く知られている
。

その対策として吸気マニホルドの各ブランチにそらせ板
や絞りを設ける。コレクタにスリーブを設ける。などの
機械的対策手段によって分配均等性を計ることが提案さ
れているが（特許庁編「特許から見た内燃機関技術」昭
和５６年３月３１日初版発行、第８８〜８９頁参照）、
これらはいずれも設置位置に固定されているので特定の
回転速度域で有効であってもそれ以外の回転速度域では
効果がなく混合気が不均等に分配される。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は回転速度によって吸気マニホルドの各ブランチ
に供給される混合気の分配性が変化するという前記課題
を解決するためになされたものであって、前記機械的対
策手段の一つであるスリーブを設置位置に固定すること
なく可変とすることにより、特番こ中°高速回転域で混
合気流ａ−Ｌの慣性が太きいために成る気筒に供給され
る混合気が過濃となり別の成る気筒に供給される混合気
が過薄となる現象を生じるエンジンの分配性改善を計っ
たものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上流番こ燃料供給手段が設置されている吸気マ
ニホルドのコレクタにブランチの分岐個所へ向けてスリ
ーブが装入式れている多気筒エンジンの混合気分配装置
において。

前記スリーブが圧力−位置変換器の変位部番こ取付けら
れているとともにエンジンの吸入負圧を導入する負圧通
路が前記圧力−位置変換器に接続されており、吸入負圧
が低くなるに伴って前記スリーブが前記分岐個所へ突出
する構成とし１こことをもって前記課題を解決するため
の手段とした。

圧力−位置変換器はベローズ、ダイヤフラムまたはシリ
ンダ・ピストンで構成され、エンジンの吸入負圧に応じ
た変位を行なう。

〔作　　用〕

エンジンのアイドリング時には高い吸入負圧が圧力−位
置変換器に導入されてスリーブは分岐個所から後退して
いる。　エンジンの回転速度が上昇して混合気流れの慣
性が大きくなるに従ってスリーブの先端が分岐個所へ次
第に突出し、慣性による特定方向への流れを邪魔して吸
入空気量および燃料流量の不均一を低減し、各気筒への
混合気の流量とその空燃比との均等化を計る。

〔実　施　例〕

図面を参照して本発明の詳細な説明すると、第２図にお
いて１は気化器ｔ　２は吸気マニホルド、５はエンジン
、６は排気マニホルドを示し、気化器１で作られた混合
気は吸気マニホルド２のコレクタ３から各ブランチ４番
こ分配されてエンジン５の各気筒に供給される。　気化
器１と吸気マニホルド２との間には圧力−位置変換器１
１が設置されており・これにより直線往復動するスリー
ブ１０がコレクタ３に同心に装入されコレクタ３からブ
ランチ４への分岐個所９に出没するようになっている。

第１図を参照して、圧力−位置変換器１１は同心に配置
された二つのベローズ１２．１３の先端間を環状の端板
１４で閉塞するとともに基端を環状の取付台１５に気密
に固定してこれらに囲まれた負王室１６にコイル状の押
圧ばね１７ｆｔ装入シ、マた吸気マニホルドλのブラン
チ５と負圧室１６とを負圧通路１８によって接続し。

更にベローズ１２．１３’（ｆ−取付台１２に固定した
環状の箱体１９！こ収装してこの箱体Ｌ９内の大気室か
を通孔２１ｉこよって外気と連通させた構成とした。

気化器１のフランジ、取付台１５．吸気マニホルドλの
フランジは互いに貞ねられてボルト締めにより固定され
、気化器ｌの吸気路７゜取付台１５９箱体１９．コレク
タ３は同心に配置ざイｔでいる。

スリーブｌＯは基端部が箱体１９の先端面番こ設けた環
状の溝孔２２をほぼ気密に貫通して大気室かに差込まれ
端板【４に固定されているとともに、先端部がコレクタ
３に同心に配置されて分岐個所９に出没するようになっ
ている。

コ（１）　ヨウに構成した本実施例において、エンジン
５の停止時に負王室１６が大気圧であるためにベローズ
１２．１３は押圧はね１７のばね荷３４こよって最大限
番こ伸長し、スリーブｌＯを分岐個所９１こ最も大きく
突出させている。また。

アイドリンク時に負圧室１６が高負圧であるためにベロ
ーズ１２．１３は押圧ばね１７のばね荷重に抗して大き
く収縮し、スリーブ１０ヲ分岐個所９からコレクタ３に
後退させている。　尚。

アイドリング時における分配不均一は吸気マニホルド２
を加熱して燃料液滴の気化を促進するなど、既知の手段
を併用することによって解決することができる。

気化器１の絞り弁８がアイドル位置から次第Ａこ大きく
開かれ、エンジン５が中速乃至高速回転に移行する番こ
従って吸入負圧が次第に低くなり、ベローズ１２．１３
は負圧力と押圧ばね１７のばね荷重とが平衡した位置に
伸長してスリーブ１０を分岐個所９へ回転速度に応じた
長さだけ突出させ、混合気の特定方向への流れを邪魔し
て各気筒への混合気の流量、空燃比を均等化するのであ
る。

スリーブ１０は標準的な大きさの自動車エンジン用吸気
マニホルドの場合、絞り弁８の全開時に分岐個所９へ１
０籠程度突出させればよい。　　また、スリーブｌＯを
直線往復動させる圧力−位置変換器１１はベローズの代
りｌこダイヤフラムやシリンダ・ピストンで構成するこ
ともできるが、その場合にスリーブｌＯが取付けられる
変位部はダイヤフラムの中心またはピストンである。　
　更に、圧力−位置変換器１１に導入する吸入負圧は絞
り弁８の下流側の任意の個所から採シ入れることができ
る。

〔発明の効果〕

本発明によると、吸気マニホルドのコレクタからブラン
チの分岐個所へスリーブをエンジンの吸入負圧が低くな
るに伴って突出させる構成とされているので、中・高速
回転域で混合気の分配不均一が顕著になる特性をもった
エンジンに対して分配均等化を全運転域に亘って計るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す縦断面図。 第２図は本発明の装置を具えた吸気系の説明図である。 ２・・・・・・吸気マニホルド、　　３・・・・・・コ
レクタ。 ４・・・・・・ブランチ。 ５・・・・・・エンジン。 ９　・・・ ・・・分岐個所。 １０・・・・・スリ ブ。 １１・・・・・・圧 カー位置変換器。 １８・・・・・・負圧通路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 上流に燃料供給手段が設置されている吸気 マニホルドのコレクタにブランチの分岐個所へ向けてス
   リーブが装入されている多気筒エンジンの混合気分配装
   置において、前記スリーブが圧力−位置交換器の変位部
   に取付けられているとともにエンジンの吸入負圧を導入
   する負圧通路が前記圧力−位置変換器に接続されており
   、吸入負圧が低くなるに伴つて前記スリーブが前記分岐
   個所へ突出する構成とされていることを特徴とする混合
   気分配装置。