JPH02263873A - 紫外線硬化型塗料 - Google Patents

紫外線硬化型塗料

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JPH02263873A
JPH02263873A JP8419689A JP8419689A JPH02263873A JP H02263873 A JPH02263873 A JP H02263873A JP 8419689 A JP8419689 A JP 8419689A JP 8419689 A JP8419689 A JP 8419689A JP H02263873 A JPH02263873 A JP H02263873A
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JP
Japan
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coating film
conductive filler
bis
coating
ultraviolet curable
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Pending
Application number
JP8419689A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kiriyama
桐山 義行
Kazusuke Moriga
森賀 一介
Mitsuhiro Matsuda
充弘 松田
Toshio Shinohara
篠原 稔雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Toryo KK
Original Assignee
Dai Nippon Toryo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の使用分野〉 本発明は紫外線照射により容易に硬化し、導電性、耐摩
耗性、耐擦傷性等に優れた塗膜を形成する紫外線硬化型
塗料に関する。
〈従来の技術及びその解決すべき課題〉近年半導体ウェ
ハーの運搬容器や保存容器、手術室、電子部品製造室、
バイオ研究室などのクリーンルームにおける機器類、床
材、壁材、カーテン等に帯電防止機能を付与し、静電気
による半導体の破壊防止や、クリーンルーム内への塵埃
の付着防止等を目的とした導電性塗料が広く使用されて
いる。また、可変抵抗器等の電極、あるい、は電子回路
用の印刷配線導体などにも導電性塗料が使用されている
このような導電性塗料は、通常導電性カーボンブラック
粉末、金属粉末等の導電性フィラーを含有せしめた塗料
であり、この塗料は常温乾燥、強制乾燥あるいは焼付乾
燥されるもので、導電性能が安定し、傷付きがなくなる
ような硬化塗膜を得るためには−船釣に数十分間以上乾
燥させる必要があった。一方、近年無公害化、省資源な
どの社会的要請に伴い、無溶剤もしくは有機溶剤量の少
ない塗料の開発が望まれている。
そのため、硬化時間が数十秒以内と短かく、かつ無溶剤
もしくは有機溶剤量の少ない導電性塗料として紫外線硬
化型塗料が要望されている。
しかしながら、導電性を付与するための導電性フィラー
を紫外線硬化型塗料に含有せしめると、導電性フィラー
は紫外線を吸収あるいは遮断するため塗膜内部まで紫外
線が到達せず、塗膜内部が硬化不良を生じ、それ故導電
性フィラーを含有する紫外線硬化型塗料は実用化されて
いなかった。
本発明者等は以上の如き現状に鑑み、導電性フィラーを
含有していても短時間で、かつ充分硬化する導電性紫外
線硬化型塗料を開発すべく鋭意検討した結果、本発明に
到ったものである。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、光反応開始剤としてチタノセン化合物を含む
、導電性フィラー含有紫外線硬化型塗料に関するもので
ある。即ち、本発明において紫外線硬化型塗料に使用さ
れる通常の多くの光反応開始剤では塗膜内部が充分硬化
せず、予想外にも前記チタノセン化合物を使用した時の
み充分硬化することを見出し、本発明を完成させたもの
である。
以下、本発明について詳述する。
本発明の紫外線硬化型塗料は紫外線重合性のビヒクル、
光反応開始剤及び導電性フィラーを必須成分とし、さら
に必要に応じ体質顔料、溶剤、添加剤等を配合せしめた
ものである。
前記ビヒクル成分としては分子内にラジカル重合可能な
不飽和二重結合を有する化合物が使用出来る。具体的に
は通常の紫外線硬化型塗料に使用されている不飽和ポリ
エステル系樹脂、不飽和アクリル系樹脂、不飽和ウレタ
ン系樹脂、不飽和エポキシ系樹脂、不飽和ポリアミド系
樹脂あるいはこれら樹脂とエチレン性不飽和基を有する
反応性希釈剤との混合物が代表的なものとして挙げられ
る。
中でも基材への付着性や紫外線照射条件幅の広い状態で
の硬化性(速乾性)等の観点からアクリルウレタンオリ
ゴマーを主成分とするものが好適である。このようなア
クリルウレタンオリゴマーは分子中にウレタン結合を有
し、かつラジカル重合可能な不飽和二重結合を有する平
均分子量数吉〜致方程度の常温で粘調状のものが広く包
含される。
例えば、ポリイソシアネートと水酸基を有する(メタ)
アクリル酸エステルとの反応によって得られるオリゴマ
ーの他にポリエーテル系アクリルウレタンオリゴマー、
ポリエステル系アクリルウレタンオリゴマー、ポリブタ
ジェン系アクリルウレタンオリゴマー等も挙げられる。
具体的にはトルエンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、キシレンジイソシアネ
ート、これらの異性体あるいは過剰のポリイソシアネー
トとポリエステルポリオール、ポリオキシメチレングリ
コール、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプ
ロピレングリコール、カプロラクトンポリオール、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトールなどとの反
応生成物であるイソシアネート末端を有する化合物等の
ポリイソシアネート(特に好ましくは無黄変型ポリイソ
シアネート)と水酸基及び不飽和基を有する化合物との
反応生成物等が挙げられる。前記水酸基及び不飽和基を
有する化合物としてはヒドロキシプロピル(メタ)アク
リレートヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ
)アクリレート等が代表的なものとして挙げられる。
ビヒクルはこれらアクリルウレタンオリゴマーと反応性
希釈剤とからなる。反応性希釈剤としては2−エチルヘ
キシル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(
メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレー
ト、トリプロピレングリコールジアクリレート、1,6
−ヘキサンジオールジアクリレート、テトラエチレング
リコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(
メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンペンタ
アクリレート、ジペンタエリスリトールへキサアクリレ
ート、酢酸ビニル、N−ビニルピロリドン、ジメチル(
メタ〉アクリルアミド、ビニルトルエン、ジビニルベン
ゼン等が代表的なものとして挙げられ、これら反応希釈
剤はアクリルウレタンオリコマ−100重量部に対し、
10〜100重量部配合す置部が好適である。
本発明で使用される光反応開始剤としては、チタノセン
化合物が使用される。このチタノセン化合物は以下の一
般式で示される化合物である。
式(1) 〔式中、2つのR1基は各々独立して、シクロペンタジ
ェニルe1インデニルeまたは4.5゜6.7−テトラ
ヒドロインデニルeであって非置換のものであってもC
+−C+e−アルキルまたはCl ”’ CI 8−ア
ルコキシ、Cl−C11−アルケニル、C5〜C6−シ
クロアルキル、Ch〜Cい一アリール、C7〜Cl6−
アラルキル、シアノまたはハロゲンの1個以上で置換さ
れたものであってもよく、または2つのR1基は、連結
して、非置換または上記のように置換された式(n)〔
式中、Xは(C)I!  )、、(nは1.2または3
である。〉、フェニルで置換されているか、されていな
い2〜12個の炭素原子を持つアルキリデン、さらには
5〜7の環炭素原子を持つシクロアルキリデン、5iR
f、またはSnR: (R’はC3〜CI!−アルキル
、C2〜C1!−シクロアルキル、C5〜C14−アリ
ールまたはC6〜C11k−アラルキルである。)であ
る。〕の基であって、R2は、金属−炭素結合に対して
の2つのすルト位の少くとも一方が弗素で置換されてい
る6員の炭素環または5員または6員の複素環であって
芳香族環についてはさらに置換基を含むものであっても
よく、またはR2とR3は連結して、式(III)の基 −Q−Y−Q−([) 〔式中、Qは、炭素環芳香族環であって、この二つの結
合はY基に対して〇−位にあり、Y基に対してm−位が
弗素原子で置換されており、Qについては1.さらに置
換基を含有していてもよい。Yは、CHz、2〜12個
の炭素原子を持つアルキリデン、環炭素原子5−7のシ
クロアルキリデン、直接結合、NR’ 、O、S 、 
So。
so、 、co、SiR:または−5nR養(R’は上
記の通りである。)であり、R3はRtと同一の意味の
もの、またはアルキニル、非置換のものまたは置換のフ
ェニルアルキニル、N3、CN% 5tRjマたは、5
tRjであり、しかもチタノセン中でR2は1個以上の
遊離のエステル化またはエーテル化されたポリオキサア
ルキレン基を含有しており、この基は、芳香族環に直接
または横暴を介して結合しているものである。〕 で示されるチタノセン。
該チタノセン化合物としては具体的にはビス(シクロペ
ンタジェニル)−ビス(4−デシルオキシ−2,3,5
,6−テトラフルオロフエニル)−チタニウム、ビス(
シクロペンタジェニル)ビス(ペンタフルオロフェニル
)−チタニウム、ビス(シクロペンタジェニル)−ビス
[4−(1’4’、7’−)リオキサウンデシル)−2
,3゜5.6−テトラフルオロフエニル〕−チタニウム
、ビス(メチルシクロペンタジェニル)−ビス〔4−(
1’  4’、7’−1−リオキサウンデシル)−2,
3,5,6−テトラフルオロフエニル〕−チタニウム、
ビス(シクロペンタジェニル)−ビス(4−(1’、4
’、7’、10’−テトラオキサドデシル)−2,3,
5,6−テトラフルオロフエニル〕−チタニウム、ビス
(メチルシクロペンタジェニル)−ビス(3−(1’、
  4 ’、?’−トリオキサヘンデシル)−2,6−
ジフルオロフェニル〕−チタニウム、ビス(シクロペン
タジェニル)−ビス(3−(1’  4’  7’、1
0’−トリオキサドデシル)−2,6−)リフルオロフ
ェニルクーチタニウムおよびビス(シクロペンタジェニ
ル)−ビス(3−(1’  4’−ジオキサペンチル)
−2,6−ジフルオロフェニルツーチタニウム等が代表
的なものとして挙げられる。
チタノセン化合物は前記ビヒクル成分100重量部に対
し、0.1〜5重量部、特に好ましくは0.2〜3重量
部配合するのが適当である。
場合によりα、α−ジメチルーα−ヒドロキシアセトフ
ェノン、ヒドロキシシクロへキシルアセトフェノン、ベ
ンジルジメチルケタール、α、α−ジメチルーα−モル
ホリポリセトp−メチルチオフェノン、α、α−ジエチ
ルーα−ジメチルアミノアセト−p−モルフォリノフェ
ノン、アシルフォスフインオキサイド等の通常の光反応
開始剤を併用することも可能である。
導電性フィラーは、通常の導電性塗料に使用されている
ものが特に制限なく使用出来る。具体的には金、銀、銅
、ニッケル等の金属系粉末;ファーネスブラック、アセ
チレンブラック、ケッチエンブラック、黒鉛等のカーボ
ンブラック系粉末;スズ、チタン、亜鉛、アルミニウム
、ケイ素、アンチモン、インジウムなどを元素とする酸
化物、窒化物、炭化物等あるいはこれらの2種以上の化
合物である無機系粉末あるいはこれらの混合物等が代表
的なものとして挙げられ、またポリアセチレン、ポリピ
ロール等の有機系も当然使用可能である。
これら導電性フィラーは、粉末状、フレーク状、ファイ
バー状等の各種形状のものが使用出来る。
導電性フィラーの大きさは粉末状の場合、平均粒径50
μ以下、フレーク状の場合は長径500μ以下、厚み3
0μ以下、ファイバー状の場合は径10μ以下、長さ1
c11以下程以下型ましい。
導電性フィラーは前記ビヒクル成分100重量部に対し
1〜200重量部、好ましくは5〜100重量部配重量
心配が適当である。
なお、導電性フィラーの大きさが前記範囲より大きい場
合、あるいはその配合量が前記範囲より多い場合は塗膜
の硬化不良が生じやすくなり、また塗膜の物理的強度が
低下する傾向にある。
また、導電性フィラーの配合量が前記範囲より少ない場
合は、本来の目的である導電性が低下する。
必要に応じて配合される前記体質顔料は塗膜性能の向上
のため、あるいは増量剤として使用されるものであり、
具体的には珪砂、珪酸塩、タルク、カオリン、硫酸バリ
ウム、炭酸カルシウム、粉末状、フレーク状、ファイバ
ー状のガラス、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエチ
レン、ポリスチレン等の樹脂粉末等が代表的なものとし
て挙げられる。
なお、前記導電性フィラーを多量に使用した場合、それ
だけ得られる塗膜の導電性が向上するが、逆に塗膜の硬
化不良が生じやすくなるので前記体ta料として特に透
明な球状ガラスビーズの使用が好適である。
即ち、ガラスビーズは塗膜内部に光エネルギーを伝播さ
せる機能を有するとともに、厚膜形成を可能とし、かつ
塗膜の耐摩耗性等を向上させる効果を有する。
このようなガラスビーズとしては以下の条件を満すもの
が前記効果の点から望ましい。
(イ)中心粒径は100μ以下、好ましくは10〜60
μである。なお、中心粒径が100μを越えると塗膜硬
化性については影響を及ぼさないが、ガラスビーズが生
成塗膜中で目立ち、ざらつき等が出るので塗膜外観上好
ましくない。また引張り強度等の物理的特性の低下が見
られる。
一方、粒径の下限は、特に制限がないが、透過率が実質
的に低下する傾向にあるため、前記範囲内とする。
(I7)透明な球状である。なお、球状のガラスビーズ
はレンズの働きをし、透過率を上げる効果を有する。そ
れ以外の形状のものは乱反射しやすく、再帰反射が生じ
塗膜を硬化させる光エネルギーが、塗膜深部において大
幅に減衰するため適当でない。
(ハ)ガラスビーズの屈折率が、導電性フィラー顔料を
除く紫外線硬化型塗料のクリヤー塗膜の屈折率との差が
0.3以内のものである。なお、屈折率の差が0.3を
越えると、厚膜化した場合塗膜を硬化させる光エネルギ
ーが塗膜深部において大幅に減衰し、硬化不良を生じる
ので適当でない。
塗膜、紫外線硬化型塗料のクリヤー塗膜の屈折率NI、
は、約1.4〜1.6であり、したがって屈折率NDが
1.5前後のソーダライムガラス、ソーダライム、鉛ガ
ラス、カリ・鉛ガラス、カリ・ソーダ・鉛ガラス、硼珪
酸ガラス、高アルミナガラス、カリ・ソーダ・バリウム
ガラス等を具体例として挙げられるが、これらに限定さ
れるものでないことは自明であろう、なお、ガラスビー
ズの一部につき表面に導電性膜をコートしたものを使用
することも可能である。
ガラスビーズの配合量は生成塗膜中0〜80重量%、特
に単層の塗膜厚を100μ以上の厚膜にする場合あるい
は導電性フィラーを多量に配合する場合は30〜70重
量%が適当である。
なお、ガラスビーズは、塗膜の硬化不良を防止するため
に好適であると説明したが、ガラスビーズは塗膜中に最
密充填しやすく、それ故塗膜強度が向上し、さらに重要
なことは、塗料中において一般に導電性フィラーは凝集
が生じやすいが、ガラスビーズを配合すると塗料の分散
性向上だけでなく、塗料貯蔵中における導電性フィラー
の凝集を防止出来、それ故安定な塗料が得られることも
実験で確認出来た。
また、前記溶剤は塗装粘度を適度に調整するために使用
されるものであり、トルエン、キシレン、アセトン、メ
チルエチルケトン、酢酸エチル等が代表的なものとして
挙げられる。
次に本発明の紫外線硬化型塗料を使用した導電性塗膜の
形成方法につき説明する。
塗膜を形成する基体としては金属、木材、プラスチック
、ガラス、陶磁器、コンクリート、繊維、紙等の各種基
体が使用出来る。これらの基体は、必要に応じて目止め
処理、研磨処理、プライマー塗布等の下地処理を施した
ものでもよく、さらには凹凸表面を有するものであって
もよい。
このような基体表面に、フローコーター、ロールコータ
−、スプレーガン、等の塗装手段あるいはスクリーン等
の印刷手段により紫外線硬化型塗料を塗装もしくは印刷
する。
次いで紫外線を照射し、塗膜を硬化させる。
なお、紫外線を照射するに用いられる光源としては低圧
水銀灯、高圧水銀灯、メタルハライドランプ、カーボン
アーク灯、キセノンランプ、ケミカルランプ等が使用さ
れる。
また導電性フィラーの配合量が多い場合あるいは厚膜(
例えば100〜500μ)の場合、入力は80W/cI
++以上、好ましくは120 W/cm以上で、光源は
特に前記メタルハライドランプが好適である。
〈発明の効果〉 本発明の紫外線硬化型塗料は導電性フィラーを含有せし
めているが、特定の光反応開始剤を使用しているため、
塗膜表面より入射する光エネルギーの強度の低下が少な
く、それ故塗膜下層まで伝播され、硬化塗膜を得ること
が出来る。
このような効果は従来−船釣に使用されている光反応開
始剤では得られなかったことである。
従って、従来不可能とされていた導電性フィラー含有塗
料を紫外線照射により硬化させることが本発明により可
能となり、画期的な塗料といえる。
また、導電性フィラー含有紫外線硬化型塗料に透明な球
状ガラスビーズを配合することにより紫外線照射による
塗膜硬化性がさらに促進され、また塗料の分散性、貯蔵
安定性も向上する効果を有する。
(実施例) 以下、本発明を更に実施例により詳細に説明する。
なお、実施例中「部」は重量基準で示す。
〔アクリルウレタンオリゴマー(I)の調製〕イソホロ
ンジイソシアネート1モルと2−ヒドロキシエチルアク
リレート2モルとを常法により付加反応させ、平均分子
量的500のアクリルウレタンオリゴマー(1)を調製
した。
〔アクリルウレタンオリゴマー(n)の1周製〕1.6
−ヘキサンジオール2.1モル、エチレングリコール1
モル及びアジピン酸2.4モルを縮合反応させ、分子量
約1000のポリエステルを製造した。該ポリエステル
1モル、イソホロンジイソシアネート2モル、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート2モルとを常法により付加反
応させ、平均分子量的1700のポリエステル型アクリ
ルウレタンオリゴマー(II)を調製した。
〔アクリルウレタンオリゴマー(]II)の調製〕ビス
フェノールA型ジェポキシ化合物〔油化シェルエポキシ
社製商品名「エピコート828」分子量約380)1モ
ルとアクリル酸2モルとを常法により付加反応させ、酸
価20のアクリルエポキシオリゴマー(In)を調製し
た。
〔ビス(シクロペンタジェニル)−ビス(4−デシルオ
キシ−2,3,5,6−テトラフルオロフ・エニル)−
チタニウムの調製〕 1モルの1−デカノール中に1モルのナトリウム金属を
入れ、外側を冷却することで混合物の温度を約45℃に
保持した。反応がおさまった後、ナトリウムが完全に溶
解するまで撹拌しながら50℃に温めた。この溶液を1
時間かけて約42℃の1.16モルのクロロペンタフル
オロベンゼン中に注入した。しかる後70℃に加温した
状態で7時間かけて反応せしめた。冷却後同量の水中に
注入し、同量のメチレンクロライドで抽出した。
有機層を分離し硫酸ナトリウムで乾燥し、メチレンクロ
ライドを減圧蒸留することにより精製し、デシル(2,
3,5,6−テトラフルオロ−4−クロロ)フェニルエ
ーテルヲ製a L/ タ。
得られたデシル(2,3,5,6−テトラフルオロ−4
−クロロ)フェニルエーテル2モルをアルゴン不活性ガ
ス雰囲気下で無水ジエチルエーテルに溶解し、この溶液
を一75℃まで冷却した。
次いでリチウムブチルのヘキサン溶液を滴下し、同温下
で15分間攪拌した。
次に1モルのビス(シクロペンタジェニル)−チタニウ
ムジクロライドを粉末の形態で添加し、2時間かけて混
合物を室温まで温めて反応を終了させた。
反応物を2倍量の水中に注入し、酢酸エチルで何回にも
分けて抽出を行なった。酢酸エチル相を硫酸ナトリウム
で乾燥させ、減圧蒸留を行なって得た残留物を移動相と
してシリカゲル上でヘキサン−エーテル(2:1)混合
物を使用したクロマトグラフィーで精製し、次いで溶媒
を蒸発させることによりビス(シクロペンタジェニル)
−ビス(4−デシルオキシ−2,3,5,6−テトラフ
ルオロフエニル)−チタニウムを調製した。
〔ビス(シクロペンタジェニル)−ビス(ペンタフルオ
ロフェニル)−チタニウムの調製〕前記デシル(2,3
,5,6−テトラフルオロ−4−クロロ)フェニルエー
テルの代りにクロロペンタフルオロベンゼン2モルを使
用する以外は1[にして反応させ、ビス(シクロペンタ
ジェニル)−ビス(ペンタフルオロフェニル)−チタニ
ウムを調製した。
実施例1 導電性カーボンブラック 注1)      5部酢酸
ブチル              20部注1) ラ
イオン社製商品名「ケッチンブラックEC」、平均粒径
360人 硬質塩化ビニル樹脂板に上記配合からなる紫外線硬化型
塗料をエアスプレーにて膜厚30μになるように塗布し
、60℃、1分間フラッシュオフ後メタルハライドラン
プ(入力120 W/cm) (D下方100mmの位
置より通過スピード15 m/minにて通過させ紫外
線照射により塗膜を硬化させた。
得られた塗板は黒色を呈し、塗膜と基材板との密着性は
良好であった。また、表面抵抗値9×103Ω/口であ
り、導電性を有する塗膜が得られた。
実施例2 実施例1において、酢酸ブチル、20部を100部にし
、かつ透明な球状ソーダガラスビーズ〔屈折率N、=1
.52、中心粒径30μ〕を100部追加する以外は実
施例1と同様の紫外線硬化型塗料を使用し、膜厚100
μになるように塗布し、同様にして硬化させた。
得られた塗板は実施例1と同様密着性が良好であり、表
面抵抗値もほぼ同一であった。
((l  考:導電性カーボンブラック及びソーダガラ
スビーズを除く前記紫外線硬化型塗 料塗膜の屈折率N、=1.50である。)実施例3 N−ビニルピロリドン        40部ニッケル
粉末  注2)       100部−チタニウム 注2)8興ファインプロダクト社製商品名「カーボニル
ニッケルパウダー 255」平均粒径2.5μ 軟質塩化ビニル樹脂板に上記配合からなる紫外線硬化型
塗料をアプリケーターにて膜厚40μになるように塗布
し、メタルハライドランプ(入力120 W/cm)の
下方100mmの位置より通過スピード7.5m/a+
inにて通過させ紫外線照射により塗膜を硬化させた。
得られた塗板は軟質だが耐擦傷性良好な黒色を呈し、塗
膜と基材、板とは密着性も良好であった。
また、表面抵抗値は5X103Ω/口であり、導電性を
有する塗膜が得られた。
比較例1 実施例3において光反応開始剤としてビス(シクロペン
タジェニル)ビス(4−デシルオキシ2.3.5.6−
テトラフルオロフエニル)−チタニウムの代りに、α、
α−ジメチルーα−ヒドロキシアセトフェノンのみ3部
配合する以外は同様の紫外線硬化型塗料を使用し同様に
して塗装した。得られた塗板は外観上、タックもなく、
乾燥しているように見えたが、下層が硬化不良により密
着性が不良であった。
実施例4 導電性マイカフレーク  注3)    100部酢酸
ブチル            100部注3) 帝国
化工社製商品名(MEC500J、粒径0.8〜20μ 石綿スレート板に上記配合からなる紫外線硬化型塗料を
エアスプレーにて膜厚30μになるように塗布し、メタ
ルハライドランプ(入力120W/cm)の下方100
■の位置より通過スピード10 m/minにて通過さ
せ、紫外線照射により塗膜を硬化させた。
得られた塗板は耐擦傷性良好なグレー色を呈し、塗膜と
基材板との密着性も良好であった。
また、表面抵抗値は!、、 6 X 10 ’Ω/口で
あり、導電性を有する塗膜が得られた。
実施例5 実施例4においてソーダガラスビーズを80部追加する
以外は実施例4と同様の紫外線硬化型塗料を使用し、膜
厚80μになるように塗布し、同様にして硬化させた。
得られた塗板は実施例4と同様密着性良好であり、表面
抵抗値もほぼ同一であった。
比較例2 実施例4において光反応開始剤としてビス(シクロペン
タジェニル)−ビス(ペンタフルオロフェニル)−チタ
ニウムの代りにベンゾフェノン3部及び10部をそれぞ
れ配合した紫外線硬化型塗料2種類を調製し、以下実施
例4と同様にして塗装した。得られた塗板は外観上タッ
クもなく、乾燥しているように見えたが、下層はいずれ
も硬化不良により密着性は不良であった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光反応開始剤としてチタノセン化合物を含む、導
    電性フィラー含有紫外線硬化型塗料。
  2. (2)前記紫外線硬化型塗料の導電性フィラーを除くク
    リヤー塗膜との屈折率の差が0.3以内で、かつ中心粒
    径が100μ以下の透明な球状ガラスビーズを含有する
    ことを特徴とする請求項(1)記載の紫外線硬化型塗料
  3. (3)ビヒクル成分がアクリルウレタンオリゴマーを主
    成分とすることを特徴とする請求項(1)又は(2)記
    載の紫外線硬化型塗料。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2449781A (en) * 2003-11-25 2008-12-03 Qinetiq Ltd Electrically conductive composites
WO2022173019A1 (ja) * 2021-02-12 2022-08-18 マクセル株式会社 透明導電性活性エネルギー線硬化性組成物およびその製造方法

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