JPH02263546A - 浸漬ノズル及びそれを用いた連続鋳造方法 - Google Patents
浸漬ノズル及びそれを用いた連続鋳造方法Info
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- JPH02263546A JPH02263546A JP8599289A JP8599289A JPH02263546A JP H02263546 A JPH02263546 A JP H02263546A JP 8599289 A JP8599289 A JP 8599289A JP 8599289 A JP8599289 A JP 8599289A JP H02263546 A JPH02263546 A JP H02263546A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、表面性状が良好な鋳片を、高速かつ安定して
製造することができる連続鋳造に使用する浸漬ノズル及
びそれを用いた連続鋳造方法に関するものである。
製造することができる連続鋳造に使用する浸漬ノズル及
びそれを用いた連続鋳造方法に関するものである。
(従来の技術)
連続鋳造ではタンデイツシュから鋳型への注入流の二次
酸化を防止し、鋳片の表面品質をよくするために、例え
ば第10図に示すような上端および下端が開口した管状
の浸漬ノズル1が用いられている。そして、このような
浸漬ノズル1を用いた連続鋳造は次のようにして行われ
る。
酸化を防止し、鋳片の表面品質をよくするために、例え
ば第10図に示すような上端および下端が開口した管状
の浸漬ノズル1が用いられている。そして、このような
浸漬ノズル1を用いた連続鋳造は次のようにして行われ
る。
第11図は、−船釣な丸ビレツト連続鋳造の鋳型付近を
示す概略断面図であり、前記浸漬ノズル1を用いてタン
デイツシュ内の溶融金属を鋳型4内に注入し、注入した
溶融金属5を鋳型4で冷却して、表面に凝固シェルフを
形成させる。このとき、鋳型4内の溶融金属5の表面は
、酸化防止と保温、鋳型と鋳片の間の潤滑、浮上した介
在物の捕捉等を行うためのパウダーで覆われている。な
お、第11図中2は未溶融パウダー、3は溶融パウダー
を示す。
示す概略断面図であり、前記浸漬ノズル1を用いてタン
デイツシュ内の溶融金属を鋳型4内に注入し、注入した
溶融金属5を鋳型4で冷却して、表面に凝固シェルフを
形成させる。このとき、鋳型4内の溶融金属5の表面は
、酸化防止と保温、鋳型と鋳片の間の潤滑、浮上した介
在物の捕捉等を行うためのパウダーで覆われている。な
お、第11図中2は未溶融パウダー、3は溶融パウダー
を示す。
鋳型4により形成された内部が溶融状態の丸ビレット8
は、ひき続き下部のローラーエプロン帯において二次冷
却されて漸次凝固が進行し、ピンチロールにより下方に
連続して引き抜かれる。
は、ひき続き下部のローラーエプロン帯において二次冷
却されて漸次凝固が進行し、ピンチロールにより下方に
連続して引き抜かれる。
このような丸ビレットの連続鋳造では、中心偏析および
メニスカス部の皮張りを防止するために、通常は鋳型内
または鋳型下部に設置された電磁攪拌装置(以下rEM
sJと略す)6で、溶融金属5を攪拌して流動させてい
る。しかし、EMS6で鋳型4内の溶融金属5に回転を
与えると、第11図のメニスカス部近傍の一部拡大図で
ある第12図に示すように、浸漬ノズル1と鋳型4との
間における場面の高さに差が生じる。即ち、遠心力によ
ってメニスカス部の溶融金属5が浸漬ノズル1と接触す
る部分(第12図におけるA部)の場面が下降して溶融
金属5と鋳型4とが接触する部分(同じくB部)の場面
が高くなる。このため、このB部ではパウダーのプール
厚が薄くなり、高速鋳造時など湯面変動が伴った場合に
は、溶融金属5が未溶融パウダー2と接触を起こし、丸
ビレツト8の表面に未溶融パウダー2をかみ込んだり、
未溶融パウダー2が溶融する際に発生するガスを巻き込
んだりする。
メニスカス部の皮張りを防止するために、通常は鋳型内
または鋳型下部に設置された電磁攪拌装置(以下rEM
sJと略す)6で、溶融金属5を攪拌して流動させてい
る。しかし、EMS6で鋳型4内の溶融金属5に回転を
与えると、第11図のメニスカス部近傍の一部拡大図で
ある第12図に示すように、浸漬ノズル1と鋳型4との
間における場面の高さに差が生じる。即ち、遠心力によ
ってメニスカス部の溶融金属5が浸漬ノズル1と接触す
る部分(第12図におけるA部)の場面が下降して溶融
金属5と鋳型4とが接触する部分(同じくB部)の場面
が高くなる。このため、このB部ではパウダーのプール
厚が薄くなり、高速鋳造時など湯面変動が伴った場合に
は、溶融金属5が未溶融パウダー2と接触を起こし、丸
ビレツト8の表面に未溶融パウダー2をかみ込んだり、
未溶融パウダー2が溶融する際に発生するガスを巻き込
んだりする。
更に、第12図における0部に示すように、溶融金属5
に回転力が加えられているため、溶融金属5と溶融パウ
ダー3との間の摩擦により、溶融パウダー3が剥離し、
溶融金属5中に巻き込まれる。これが浸漬ノズル1から
の吐出噴流に衝突して鋳片の凝固シェルフ側に捕捉され
たりする。なお、第12図中11は剥離したパウダーを
示す。
に回転力が加えられているため、溶融金属5と溶融パウ
ダー3との間の摩擦により、溶融パウダー3が剥離し、
溶融金属5中に巻き込まれる。これが浸漬ノズル1から
の吐出噴流に衝突して鋳片の凝固シェルフ側に捕捉され
たりする。なお、第12図中11は剥離したパウダーを
示す。
以上の結果、鋳片の表面性状が悪化して、手入れ率の増
大や製品に疵が発生したりする問題が起こる。
大や製品に疵が発生したりする問題が起こる。
しかして、かかる問題の解消には、電磁攪拌を強くする
方法(山口ら: 「材料とプロセス」、Vol、 1
(1988)、P312) 、あるいは鋳型のテーバを
強化する方法(櫛田ら: 「材料とプロセス」、Vol
、1(198’8) 、P313) 、が有効であると
の報告がある。
方法(山口ら: 「材料とプロセス」、Vol、 1
(1988)、P312) 、あるいは鋳型のテーバを
強化する方法(櫛田ら: 「材料とプロセス」、Vol
、1(198’8) 、P313) 、が有効であると
の報告がある。
(発明が解決しようとする課題)
しかし、電磁攪拌力あるいは鋳型のテーバを変更するだ
けでは、パウダーの溶融プール厚さの不均一を軽減し、
溶融パウダーの剥離による巻き込みを解消することは難
しい。このため、パウダーのかみ込みやピンホール等の
表面疵の発生を余儀なくされている。
けでは、パウダーの溶融プール厚さの不均一を軽減し、
溶融パウダーの剥離による巻き込みを解消することは難
しい。このため、パウダーのかみ込みやピンホール等の
表面疵の発生を余儀なくされている。
本発明は、電磁攪拌によって生じる、
■ メニスカス部での鋳型側パウダー溶融プール厚の減
少、 ■ 溶融パウダーの剥離による巻込み、を解消すること
ができる連続鋳造に使用する浸漬ノズルと、この浸漬ノ
ズルを用いて表面性状に優れた鋳片を鋳込むことができ
る連続鋳造方法を提供することにある。
少、 ■ 溶融パウダーの剥離による巻込み、を解消すること
ができる連続鋳造に使用する浸漬ノズルと、この浸漬ノ
ズルを用いて表面性状に優れた鋳片を鋳込むことができ
る連続鋳造方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために本発明に係る浸漬ノズルは、
該浸漬ノズルの鋳型内溶融金属中に浸漬される下端部に
フランジを設けたこととしている。
該浸漬ノズルの鋳型内溶融金属中に浸漬される下端部に
フランジを設けたこととしている。
また本発明に係る連続鋳造方法は、溶融金属を攪拌しつ
つ連続鋳造する方法において、前記した本発明の浸漬ノ
ズルのフランジがメニスカス上の溶融パウダーより下方
に位置するように浸漬させた状態で鋳型内に溶融金属を
注入し、攪拌することとしている。
つ連続鋳造する方法において、前記した本発明の浸漬ノ
ズルのフランジがメニスカス上の溶融パウダーより下方
に位置するように浸漬させた状態で鋳型内に溶融金属を
注入し、攪拌することとしている。
(作 用)
鋳片の表面疵を防止するには、先に説明したように下記
の二点が重要である。
の二点が重要である。
■ メニスカス部鋳型側のパウダー溶融プール厚の増加
。
。
■ 剥離による溶融パウダー巻込みの防止。
従って、この二点の達成を目的として、本発明者らが水
モデル試験(鋳型部の内径:φ210 mm、パウダー
代替品:シリコンオイル、パウダーの平均厚さ:12M
、水供給量: 62.3j27m1n)によってメニス
カス部鋳型側パウダー厚さとパウダー巻込み挙動に及ぼ
すノズル形状、すなわちフランジIOの有無、フランジ
10の突出高さaと浸漬ノズル9の下端からの距離すの
影響を棲討した(第1図参照)。
モデル試験(鋳型部の内径:φ210 mm、パウダー
代替品:シリコンオイル、パウダーの平均厚さ:12M
、水供給量: 62.3j27m1n)によってメニス
カス部鋳型側パウダー厚さとパウダー巻込み挙動に及ぼ
すノズル形状、すなわちフランジIOの有無、フランジ
10の突出高さaと浸漬ノズル9の下端からの距離すの
影響を棲討した(第1図参照)。
第2図は、本発明浸漬ノズル9を使用した時の径方向の
パウダー厚分布とパウダー巻込み挙動の概略を示す模式
図である。
パウダー厚分布とパウダー巻込み挙動の概略を示す模式
図である。
第2図より明らかなように本発明浸漬ノズル9を使用す
ることにより、鋳型内流動が改善される。
ることにより、鋳型内流動が改善される。
すなわち、電磁攪拌によって起こるメニスカス部の浸漬
ノズル9の近傍と鋳型4側との場面高さがほぼ等しくな
り、パウダーの溶融プール厚が均一になって鋳型側パウ
ダー厚dが増大するとともに、剥離によるパウダー巻込
みが低減される。
ノズル9の近傍と鋳型4側との場面高さがほぼ等しくな
り、パウダーの溶融プール厚が均一になって鋳型側パウ
ダー厚dが増大するとともに、剥離によるパウダー巻込
みが低減される。
これは第2図における浸漬ノズル9のフランジ10によ
り、浸漬ノズル9近傍の溶鋼流の下降が抑制されるから
と推測される。
り、浸漬ノズル9近傍の溶鋼流の下降が抑制されるから
と推測される。
第3図と第4図に本発明浸漬ノズル9と通常ノズル1を
使用した時の鋳型側パウダー厚とパウダー巻込み頻度の
電磁攪拌強度による変化を示す。
使用した時の鋳型側パウダー厚とパウダー巻込み頻度の
電磁攪拌強度による変化を示す。
本発明浸漬ノズル9を使用することにより、鋳型側パウ
ダー厚が増加しく第3図参照)、パウダー巻込み頻度が
減少することがわかる(第4図参照)。
ダー厚が増加しく第3図参照)、パウダー巻込み頻度が
減少することがわかる(第4図参照)。
次に、本発明浸漬ノズル9におけるフランジ10の突出
高さaと浸漬ノズル9の下端からの距離すが、鋳型側パ
ウダー厚とパウダー巻込み挙動に及ぼす影響を第5図〜
第8図に示す。
高さaと浸漬ノズル9の下端からの距離すが、鋳型側パ
ウダー厚とパウダー巻込み挙動に及ぼす影響を第5図〜
第8図に示す。
これら図面より、フランジ10の突出高さaが大きくな
る程鋳型側パウダー厚dが増大しく第5図参照)、パウ
ダー巻込み頻度が減少すること(第6図参照)、また浸
漬ノズル9の下端からの距離すが大きくなる程パウダー
厚dが増大しく第7図参照)、パウダー巻込み頻度が減
少すること(第8図参照)が判る。
る程鋳型側パウダー厚dが増大しく第5図参照)、パウ
ダー巻込み頻度が減少すること(第6図参照)、また浸
漬ノズル9の下端からの距離すが大きくなる程パウダー
厚dが増大しく第7図参照)、パウダー巻込み頻度が減
少すること(第8図参照)が判る。
これより、フランジ10の突出高さaは大きいほど浸漬
ノズル9の近傍の溶鋼流の降下抑制に効果的であり、ま
たフランジ10の位置は、浸漬ノズル9の下端からの距
離すが大きいほど、すなわちメニスカス部に近いほど、
フランジlOより上方、すなわち溶融パウダーの降下流
抑制に効果的であることが判明した。
ノズル9の近傍の溶鋼流の降下抑制に効果的であり、ま
たフランジ10の位置は、浸漬ノズル9の下端からの距
離すが大きいほど、すなわちメニスカス部に近いほど、
フランジlOより上方、すなわち溶融パウダーの降下流
抑制に効果的であることが判明した。
ただし、実機においてはフランジ10に溶融パウダ一部
が達すると、溶融パウダー3によりこのフランジ10が
侵食されて効果がなくなるため、溶融パウダー3部がフ
ランジ10に達しないように、溶融金属中に深く浸漬し
、かつ攪拌しなければならない。
が達すると、溶融パウダー3によりこのフランジ10が
侵食されて効果がなくなるため、溶融パウダー3部がフ
ランジ10に達しないように、溶融金属中に深く浸漬し
、かつ攪拌しなければならない。
また、フランジ10の突出高さaが大き過ぎると、フラ
ンジ10より上方の溶鋼流の流速が強度に抑制されるた
め、溶鋼の温度低下を来たし、十分な溶融パウダーが得
られず未溶融パウダーが多くなって十分な鋳型の潤滑が
得られなくなってしまう。
ンジ10より上方の溶鋼流の流速が強度に抑制されるた
め、溶鋼の温度低下を来たし、十分な溶融パウダーが得
られず未溶融パウダーが多くなって十分な鋳型の潤滑が
得られなくなってしまう。
このようにして鋳造した、表面に凝固シェル層の形成し
た内部が溶融状態である鋳片を、従来と同様に下部のロ
ーラーエプロン帯において二次冷却して凝固を進行させ
、ピンチロールにより下方に連続して引き抜けば、表面
性状に優れた鋳片を高速で得ることができる。
た内部が溶融状態である鋳片を、従来と同様に下部のロ
ーラーエプロン帯において二次冷却して凝固を進行させ
、ピンチロールにより下方に連続して引き抜けば、表面
性状に優れた鋳片を高速で得ることができる。
(実 施 例)
第1図に示す形状の下記(1)に示す寸法の本発明浸漬
ノズル9と、第1O図に示す形状の下記(2)に示す寸
法の従来の通常浸漬ノズルlを用い、下記(3)〜(6
)に示す鋳造条件で外径がφ210 rrrmの丸ビレ
ットを鋳造した。
ノズル9と、第1O図に示す形状の下記(2)に示す寸
法の従来の通常浸漬ノズルlを用い、下記(3)〜(6
)に示す鋳造条件で外径がφ210 rrrmの丸ビレ
ットを鋳造した。
(1) 本発明浸漬ノズル9
■ ノズル本体
内径:φ105 mrtr
■ フランジ10
突出高さa:15m、フランジ幅c:20mm、浸漬ノ
ズル下端からの距離b : 100 nun■ ノズル
浸漬深さ 50M (2)通常浸漬ノズル1 ノズル内径:φ105 rrm (3)鋳型サイズ:外径φ210mmx長さ900 +
nn+(4)電磁攪拌電流:200A (5)鋳造速度: 1.8〜3.0m/m1n(6)丸
ビレット ■ 鋼種:中炭素114 (Fe−0,12wt%C−
0,25wtχ5i−1,1wtχMn−0,012w
tXP−0,011wtχS−0,030wtXA1)
■ 鋳造量: 2700Ton このようにして鋳造した丸ビレットについて、目視検査
で表面疵の発生状況を調べた結果を第9図に表面疵発生
指数をもって示す。なお、表面疵発生指数とは丸ビレッ
トの目視検査本数(全数)と圧発生本数との比率を意味
するものである。
ズル下端からの距離b : 100 nun■ ノズル
浸漬深さ 50M (2)通常浸漬ノズル1 ノズル内径:φ105 rrm (3)鋳型サイズ:外径φ210mmx長さ900 +
nn+(4)電磁攪拌電流:200A (5)鋳造速度: 1.8〜3.0m/m1n(6)丸
ビレット ■ 鋼種:中炭素114 (Fe−0,12wt%C−
0,25wtχ5i−1,1wtχMn−0,012w
tXP−0,011wtχS−0,030wtXA1)
■ 鋳造量: 2700Ton このようにして鋳造した丸ビレットについて、目視検査
で表面疵の発生状況を調べた結果を第9図に表面疵発生
指数をもって示す。なお、表面疵発生指数とは丸ビレッ
トの目視検査本数(全数)と圧発生本数との比率を意味
するものである。
第9図から明らかなように、本発明の浸漬ノズル9を使
用して連続鋳造したものは、従来の通常ノズル1を使用
して連続鋳造したものに比べて、高速鋳造時においても
、表面疵発生指数が著しく低い。
用して連続鋳造したものは、従来の通常ノズル1を使用
して連続鋳造したものに比べて、高速鋳造時においても
、表面疵発生指数が著しく低い。
(発明の効果)
以上説明した如(本発明によれば、電磁攪拌により生じ
るメニスカス部の場面高さの不均一を抑制することがで
きるので、鋳造中はパウダーの溶融プール厚を常に均一
に保つことができ、鋳型側パウダープール厚を厚くする
ことができるとともに、剥離による溶融パウダーの巻込
みを防止することができる。そのために、パウダーの巻
込みや未溶融パウダーが溶融する際に発生するガスの巻
込み等に起因する鋳片の表面疵を高速鋳造時でも大幅に
減少させることができる。
るメニスカス部の場面高さの不均一を抑制することがで
きるので、鋳造中はパウダーの溶融プール厚を常に均一
に保つことができ、鋳型側パウダープール厚を厚くする
ことができるとともに、剥離による溶融パウダーの巻込
みを防止することができる。そのために、パウダーの巻
込みや未溶融パウダーが溶融する際に発生するガスの巻
込み等に起因する鋳片の表面疵を高速鋳造時でも大幅に
減少させることができる。
本発明は前述の丸ビレットのような円形鋳片は勿論のこ
と、角ビレットおよびスラブの鋳造にも適用することが
できる。
と、角ビレットおよびスラブの鋳造にも適用することが
できる。
第1図は本発明に係る浸漬ノズル−例を示す図面で、(
イ)は正面図、(ロ)は(イ)のローロ断面図、第2図
は本発明方法の説明図、第3図は本発明浸漬ノズルと従
来の浸漬ノズルを使用した時の鋳型側パウダー厚に及ぼ
す電磁攪拌の影響を示す図、第4図は同じくパウダー差
込み頻度に及ぼす電磁攪拌の影響を示す図、第5図は本
発明浸漬ノズルを使用した時の鋳型例パウダー厚に及ぼ
すフランジの突出高さの影響を示す図、第6図は同じ(
パウダー差込み頻度に及ぼすフランジの突出高さの影響
を示す図、第7図は同じく鋳型例パウダー厚に及ぼすフ
ランジ位置の影響を示す図、第8図は同じくパウダー巻
込み頻度に及ぼすフランジ位置の影響を示す図、第9図
は本発明浸漬ノズルと従来の浸漬ノズルを用いて丸ビレ
ットを連続鋳造したときの表面疵発生指数に及ぼす鋳造
速度の影響を表した図、第10図は従来の浸漬ノズルの
正面図、第11図は従来方法の説明図、第12図は第1
1図のメニスカス部近傍の拡大図である。 4は鋳型、5は溶融金属、6は電磁攪拌装置、9は浸漬
ノズル、10はフランジ。 第1図 (イ) 第2図 第3図 第4図 電處攬杆莞丸(A) を石龍攬弁を克(A) 第5図 第714 第6因 第8図 第11図 第12図
イ)は正面図、(ロ)は(イ)のローロ断面図、第2図
は本発明方法の説明図、第3図は本発明浸漬ノズルと従
来の浸漬ノズルを使用した時の鋳型側パウダー厚に及ぼ
す電磁攪拌の影響を示す図、第4図は同じくパウダー差
込み頻度に及ぼす電磁攪拌の影響を示す図、第5図は本
発明浸漬ノズルを使用した時の鋳型例パウダー厚に及ぼ
すフランジの突出高さの影響を示す図、第6図は同じ(
パウダー差込み頻度に及ぼすフランジの突出高さの影響
を示す図、第7図は同じく鋳型例パウダー厚に及ぼすフ
ランジ位置の影響を示す図、第8図は同じくパウダー巻
込み頻度に及ぼすフランジ位置の影響を示す図、第9図
は本発明浸漬ノズルと従来の浸漬ノズルを用いて丸ビレ
ットを連続鋳造したときの表面疵発生指数に及ぼす鋳造
速度の影響を表した図、第10図は従来の浸漬ノズルの
正面図、第11図は従来方法の説明図、第12図は第1
1図のメニスカス部近傍の拡大図である。 4は鋳型、5は溶融金属、6は電磁攪拌装置、9は浸漬
ノズル、10はフランジ。 第1図 (イ) 第2図 第3図 第4図 電處攬杆莞丸(A) を石龍攬弁を克(A) 第5図 第714 第6因 第8図 第11図 第12図
Claims (2)
- (1)連続鋳造に使用する浸漬ノズルにおいて、該浸漬
ノズルの鋳型内溶融金属中に浸漬される下端部にフラン
ジを設けたことを特徴とする浸漬ノズル。 - (2)溶融金属を攪拌しつつ連続鋳造する方法において
、請求項1記載の浸漬ノズルのフランジがメニスカス上
の溶融パウダーより下方に位置するように浸漬させた状
態で鋳型内に溶融金属を注入し、撹拌することを特徴と
する連続鋳造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1085992A JPH0673725B2 (ja) | 1989-04-04 | 1989-04-04 | 浸漬ノズル及びそれを用いた連続鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1085992A JPH0673725B2 (ja) | 1989-04-04 | 1989-04-04 | 浸漬ノズル及びそれを用いた連続鋳造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02263546A true JPH02263546A (ja) | 1990-10-26 |
JPH0673725B2 JPH0673725B2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=13874162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1085992A Expired - Lifetime JPH0673725B2 (ja) | 1989-04-04 | 1989-04-04 | 浸漬ノズル及びそれを用いた連続鋳造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0673725B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001025848A (ja) * | 1999-07-16 | 2001-01-30 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 丸ビレット鋳片の連続鋳造方法 |
JP2020530813A (ja) * | 2017-08-08 | 2020-10-29 | ポスコPosco | ノズル |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5989648U (ja) * | 1982-12-08 | 1984-06-18 | 川崎製鉄株式会社 | ガス吹込用浸漬ノズル |
-
1989
- 1989-04-04 JP JP1085992A patent/JPH0673725B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5989648U (ja) * | 1982-12-08 | 1984-06-18 | 川崎製鉄株式会社 | ガス吹込用浸漬ノズル |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001025848A (ja) * | 1999-07-16 | 2001-01-30 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 丸ビレット鋳片の連続鋳造方法 |
JP2020530813A (ja) * | 2017-08-08 | 2020-10-29 | ポスコPosco | ノズル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0673725B2 (ja) | 1994-09-21 |
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