JPH0226305Y2 - - Google Patents

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JPH0226305Y2
JPH0226305Y2 JP1891486U JP1891486U JPH0226305Y2 JP H0226305 Y2 JPH0226305 Y2 JP H0226305Y2 JP 1891486 U JP1891486 U JP 1891486U JP 1891486 U JP1891486 U JP 1891486U JP H0226305 Y2 JPH0226305 Y2 JP H0226305Y2
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hose
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ハウスのような密閉室内に噴頭と
拡散用送風機とを設置し、この噴頭もしくは拡散
用送風機と所定間隔を存し設定された水抜き孔付
の散布ホースの両端に夫々ケーシングを取付け、
噴頭において生成された煙霧を前記密閉室内に拡
散させる一方、煙霧および水蒸気の粗大粒子を回
収でき、併せて送風機の機種、設定位置を自由に
選択可能な密閉室の少量散布装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
単棟ハウス、長方形ハウスのような密閉室での
煙霧の拡散状態の思わしくない散布に際し、(i)軸
流送風機付の噴頭に、吐出口の並列せる散布ホー
スを接続した散布手段が採用されている。(たと
えば一例として特・開昭61−224928号公報参照) また、(ii)空気吸入口と空気吹出口とを有する筐
体内に、送風機と噴霧ノズルとを内装し、送風機
により生成された加圧空気で噴霧ノズルから噴出
せる薬液を煙霧状に拡散させ、前記筐体と所定空
間を介し設定されたダクトの一側に前記煙霧状の
薬液を吸入した後、ダクトの他側から噴出させ、
ハウス内で煙霧状の薬液を循環させるようにした
散布手段が採用されている。(たとえば一例とし
て実・開昭57−4980号公報参照) 〔考案が解決しようとする課題〕 従来の技術の項における(i)の場合にあつては、
散布ホースの内径を噴頭の出口外径と一致させる
必要があるため、噴頭の自由な選定が出来ず、ま
た散布ホースの自由端側が徒らに揺動し、吐出口
から噴出する薬剤の微粒子が四囲に飛散し、この
ため作物、散布ホースを汚染し、しかして特に散
布ホースが短小で、送風機の送風能力が過大のと
きにはその弊害が甚しく、さらには散布ホースか
らの吐出量増大に際し、散布ホース内での薬剤液
化による結露が大きくなり、液滴が散布ホース内
に貯留し、このため散布ホース内に流入せる煙霧
が液却され、液化がさらに助成される結果とな
り、散布効果を充分に所期できない上に、噴頭と
散布ホースの同じ畝間への設置を余儀なくされ、
作業者にとり取扱に煩雑感を免れ難いという欠点
がある。
また(ii)の場合にあつては噴霧ノズルから噴出せ
る煙霧状の薬液が必ずしもダクト内に充分吸入さ
れるとは限らず、また吸入以前に密閉室内に散
布・拡散される薬液は、密閉室内で浮遊・落下
し、筐体の空気吸入口側に吸引されるとは限らな
いため、密閉室での薬液の循環による散布効果は
充分所期できないという欠点がある。
この考案は前述のような欠点に着目して提案さ
れたもので、その目的とする所は、噴頭において
生成された煙霧を密閉室内に充分、拡開させて散
布効果を向上させる一方、煙霧および水蒸気の粗
大粒子を回収すると共に、送風機の機種および設
定位置を自由に選択可能な密閉室の少量散布装置
を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前述の目的達成のため、この考案における密閉
室の少量散布装置は、噴頭と拡散用送風機とを収
納した密閉室内に散布ホースを敷設した少量散布
装置において、噴頭もしくは拡散用送風機の前方
直近に敷設せる水抜き孔付きの散布ホースの両端
の夫々に、一端を拡散せるケーシングを着脱自在
に装着してなるものである。
〔実施例〕
第1図ないし第4図を参照しこの考案を実施例
で説明する。
まず第1実施例の第1,2図において、ハウス
のような密閉室Hの後端(図面において左側を後
方、右側を前方とする。)内側近傍に設置された
拡散用送風機Fの前方直近に、前・後の夫々に送
気管1、送液管2を取付けた噴頭J1を設置し、該
噴頭J1の前方に、水抜き孔a付きの断面がラツパ
状のケーシング3の後方における拡開状の取入口
gを臨ませる一方、ケーシング3の前方における
吐出口dの外周縁に、長手方向に沿い端部夫々の
近傍における下面に水抜き孔Wを穿設した長尺状
の散布ホース4の後端を被覆・嵌合し、締着バン
ドのような締付具b1でケーシング3を着脱自在と
する一方、この散布ホース4の前端をケーシング
5の取入口iの外周縁に、前記同様な締付具b2
着脱自在に被覆・嵌合すると共に、ケーシング5
の前端を拡開状の吐出口e1として形成させてあ
る。前記送気管1、送液管2の夫々後端に圧縮機
C、薬液槽Tを接続し、これら圧縮機C、薬液槽
Tは第1図にみるように密閉室Hの外側に設定す
るか、もしくは必要に応じ内側に設定可能であ
り、また拡散用送風機Fについては、第2図にみ
るように、中央上部に突起状の把持部6を形成し
た筐体7の略中央内側に原動機8(こゝでは電動
機)を、その後方に回転羽根9を設定する一方、
後端および前方に防塵網n1,n2を張設すると共
に、前端の開口部pに形成された溝vの下方に水
抜き孔qを穿設してある。
第2実施例の第3図において、密閉室Hの後端
(左側を後方、右側を前方とする。)内側近傍に、
内部にノズルのみを有し、送風機を有しない噴頭
J2を設定し、該噴頭J2の前方に所望の空間Sを介
して配置された拡散用送風機Fの前方直近に、後
方に向け拡開せる断面ラツパ状のケーシング11
を臨ませ、該ケーシング11に装着された散布ホ
ース12を、密閉室H前端近傍において折曲状の
ケーシング13を介し略直交下に折曲・配置し、
その端部に拡開せる吐出口e2のある断面ラツパ状
のケーシング14を取付けた点で第1実施例と相
達するが、その他の点は同一であるので説明は省
略する。
第3実施例の第4図において、後方が拡開せる
筐体21の前方に張設した防塵網n3に噴頭J3を定
置し、該噴頭J3と中間部mを狭搾状とした断面略
鼓状のケーシング22との間に、前方を末細状と
した誘導体23を介在・定着させ、この誘導体2
3の前端を前記中間部m内周縁近傍に臨ませる一
方、後方に張設された防塵網n4と前記防塵網n3
の間で筐体21内側に電動機25を設定し、該電
動機25で回動される回転羽根26と、その前方
で筐体21内周縁に定着した静翼27とで拡散用
送風機Fを構成した点で第1,2各実施例と相違
するが、その他の点は同一であるから説明は省略
する。
図中、15は受台、16は静翼、24は散布ホ
ース、Kは作物である。
〔作用,効果〕
この考案は前述のような構成であるから、第1
実施例において、圧縮機Cの駆動で生成された圧
縮空気が送気管1を介し噴頭J1内に流入する一
方、薬液槽Tから送液管2を介し液状の薬液が噴
頭J1内に流入し、圧縮空気との混和で発生した煙
霧状の薬液が、拡散用送風機Fの加圧風で前方に
圧送され、ケーシング3を通過後、散布ホース4
の内側に流入し、こゝで散布ホース4を膨出させ
乍ら前方に流動後、ケーシング5の吐出口e1から
密閉室H内に吐出・拡散される。しかして前記拡
散用送風機Fの後方の空気は、この拡散用送風機
Fに吸入されるので、密閉室H内に拡散された煙
霧も拡散用送風機Fの側に吸入される。(大部分
の薬剤成分は作物Kに順次、付着するため、噴頭
J1から前方に向け噴出される量に比し遥るかに少
ない。)かくて噴頭J1から散布ホース4を経てケ
ーシング5の吐出口e1から密閉室H内に吐出・拡
散される煙霧が、拡散用送風機Fで後方に吸引さ
れ、そのため、密閉室Hでは煙霧が前方から後方
に亘り循環し、所定時間経過後、密閉室H内で薬
剤が均一に作物に付着し、「散布むら」の発生を
阻止でき、また、噴頭J1から噴出された煙霧およ
び水蒸気の粗大な粒子は、ケーシング3、散布ホ
ース4の内周縁と接触したとき、液化して水滴と
なり、水抜き孔a,Wの夫々から下方に流出し、
適宜の受皿(図示しない)により集積・回収可能
であり、なお、ケーシング3の一端(こゝでは左
端)を拡開させることで噴頭J1から噴出される煙
霧を無駄に密閉室H内に散失させることなく、そ
の大部分をケーシング3内に流入可能であり、他
方、ケーシング5の一端の吐出口e1を拡開させる
ことで、散布ホース4わら流出せる煙霧を密閉室
H内によく拡開でき、散布効果の向上に寄与でき
る。
以上述べたように、単棟ハウス、長方形ハウス
のような密閉室Hでの薬剤の拡開・散布による防
除を何人でも容易にかつ均一に行ない得るし、ま
た、拡散用送風機Fは軸流、遠心いずれの形式で
も必要に応じ散布ホース4に簡易に接続できる一
方、密閉室Hでの風害対策用カーテンとしても利
用できて至便である上に、散布ホース4に水抜き
孔wが設けてあるので、煙霧、水蒸気が散布ホー
ス4内で滞留するのを阻止できると共に粗大粒子
の回収で薬剤の浪費をも節減できる上に、ケーシ
ング3,5の夫々が散布ホース4の端部に着脱自
在なため、散布ホース4の巻取りもしくは敷設に
煩雑感を抱くこともなく、しかも散布作業に際
し、ケーシング3,5の散布ホース4への装着
で、散布ホース4の徒らな浮遊、揺動を抑制で
き、散布作業を常時、安定状態下に遂行でき、さ
らに全体としての施設も特に複雑化する惧れもな
い故、取扱い容易である。
第2実施例において、噴頭J2で生成された煙霧
は、拡散用送風機Fで空間Sを経て前方に吸引さ
れ、ケーシング11、散布ホース12、ケーシン
グ13を介しケーシング14の吐出口e2から密閉
室Hの直立状の側壁に沿い吐出・散布される。し
かして噴頭J2と拡散用送風機Fとの間の空間Sに
おいて噴霧と水蒸気の粗大粒子が落下し、散布ホ
ース12の前方には粗大粒子が落下しないため、
散布ホース12の汚染が少なくてすみ、また粒子
の再結合による粒大化がなく散布効果の向上を所
期でき、しかも空間Sの存在で噴頭J2、拡散用送
風機F、散布ホース12の夫々の設定位置を任意
に選択でき、なお、ケーシング13の使用で散布
ホース12の長さを容易に調節でき、利用者にと
つては取扱いに好都合である。
第3実施例において、鼓形状のケーシング22
の中間に前方に向け未細状の誘導体23を設定す
るとき、エアーブースター作用で大型送風機にお
けると同様な拡散効果が所期できる一方、拡散用
送風機F、ケーシング22への薬剤付着が低減で
き、永き使用に耐え得て経済的でもある。
前述の散布ホース4,12,24は軟質もしく
は硬質の合成樹脂で構成させるか、または長手方
向に沿い内周縁に金属線材を埋設する等の形式を
採用してもよく、なお、水抜き孔wの他に、所望
の吐出口を適所に必要に応じ穿設し、また、ケー
シング3,5,11,13,14,22の夫々は
図示のように、一体成形に限らず、円筒部と拡開
部とを別個に形成し、ついで両者を接合・一体化
した形態としてもよく、さらに噴頭には噴霧用ノ
ズルだけ、もしくは噴霧用ノズルと送風機とを並
置・収納させた形式としてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例で、第1図は第1実施
例の要部説明図、第2図は第1図の拡散用送風機
の拡大断面図、第3図は第2実施例の一部を切欠
いた要部断面図、第4図は第3実施例の拡散用送
風機とケーシングとの要部配置図である。 F……拡散用送風機、H……密閉室、J1,J2
J3……噴頭、3,5,11,14,22……ケー
シング、4,12,24……散布ホース。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 噴頭と拡散用送風機とを収納した密閉室内に
    散布ホースを敷設した少量散布装置において、
    噴頭J1,J2,J3もしくは拡散用送風機Fの前方
    直近に敷設せる水抜き孔W付きの散布ホース
    4,12,24の両端の夫々に、一端を拡開せ
    るケーシング3,5,11,14,22を着脱
    自在に装着してなる密閉室の少量散布装置。 (2) 散布ホース4,12,24は直線状もしくは
    折曲状に敷設され、かつ軟質もしくは硬質の合
    成樹脂材で形成されるか、または金属線材を螺
    旋状に埋設した構成とせる実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の密閉室の少量散布装置。 (3) ケーシング3,5,11,14,22は断面
    がラツパ状もしくは略鼓状に形成されている実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の密閉室の少
    量散布装置。
JP1891486U 1986-02-14 1986-02-14 Expired JPH0226305Y2 (ja)

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