JPH0226233Y2 - - Google Patents

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JPH0226233Y2
JPH0226233Y2 JP17075784U JP17075784U JPH0226233Y2 JP H0226233 Y2 JPH0226233 Y2 JP H0226233Y2 JP 17075784 U JP17075784 U JP 17075784U JP 17075784 U JP17075784 U JP 17075784U JP H0226233 Y2 JPH0226233 Y2 JP H0226233Y2
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power
transformer
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は電源回路、特に増幅器に使用するに
適する電源回路に関する。
[従来の技術] 従来例の電源回路の一例を第2図について説明
すると、図において1は商用電源(100V、50/
60Hz)、1aは電源スイツチ、2は電源トランス
で前記商用電源1に接続される1次巻線2aと、
整流回路に接続される2次巻線2bを有し、当該
2次巻線2bは中間タツプ2cを有する。
3は前記2次巻線2bに接続された整流回路で
公知のブリツジ型整流回路、4は整流回路の出力
に接続した平滑回路であり直列接続された2個の
コンデンサー4a,4bより構成され、当該コン
デンサー4a,4bの相互の接続点は前記中間タ
ツプ2cと接続される。
又、平滑回路4の正出力端子、および負出力端
子はそれぞれ増幅回路5の+B端子および−B端
子にそれぞれ接続され、前記コンデンサーの相互
の接続点は増幅回路5のアースEに接続されてい
る。
このような電源回路において増幅回路5に音声
信号等の交流信号が入力された場合交流信号が正
の場合コンデンサー4aの放電電流が増加し、負
の場合はコンデンサー4bの放電電流が増加す
る。
この時前記交流信号の周波数が商用電源の周波
数(50/60Hz)より低くなつた場合、コンデンサ
ー4a,4bの電圧降下は交流信号周波数に応じ
て増減し、この電圧降下の増減によりコンデンサ
ーの充電電流および電源トランス2の2次電流が
増減するため、信号周波数成分を含むことにな
る。
この変化する電流により発生する磁束が増幅回
路および他の回路と結合することにより、増幅器
および音響機器システム全体の忠実度が損なわれ
る欠点がある。
これは次のように考えることができる。
充電電流はコンデンサー4a,4bの電圧降下
に比例するので、コンデンサー4a,4bの電圧
降下分を充電電流の電圧源e1,e2としてみると第
2図の回路の等価回路は第3図で示される。
但し、rは巻線および整流用ダイオードの抵抗
分、Lは漏洩インダクタンスであり、コンデンサ
ーのインピーダンスは当該電源周波数においては
充分小さいものとしている。
なお点線矢印は起電力の方向、実線矢印は電流
の方向を示す。
更に、第3図の回路は重ねの理により逆相成分
である(e1+e2)/2と、同相成分である(e1−
e2)/2とに分けて考えられ第4−a図および第
4−b図のごとく表わされる。
ここで各回路網を流れる電流Ia1、Ia2はそれぞ
れ、 (e1−e2)/2(r+jωL) Ib1、Ib2はそれぞれ、 (e1+e2)/2(r+jωL)で表わされる。
又、逆相成分は交流信号の大きさに比例する成
分を、同相成分は信号の正負のアンバランスによ
るもので周波数成分を含んでいるものと考えられ
る。
すなわち、電源トランス2の中間タツプ2cと
コンデンサー4a,4bの接続点を結ぶ線路には
逆相成分であるIb1、Ib2は相互にキヤンセルされ
て表われないが同相成分であるIa1+Ia2なる電流
i3が流れる。
これにより、コンデンサ4aおよびコンデンサ
4bに流れる電流i1およびi2が信号周波数により
影響を受け前述の現象発生原因となる。
そこで当該欠点を解決する手段として第5図
(同図における第2図との同一符号は同一部分を
示す)に示す電源回路が考案されている。
当該回路は、電源トランス2と整流回路3との
間に同方向(・印は巻始端を示す)に巻回した1
対のコイル6a,6b(各コイルのインダクタン
スはそれぞれL2、相互インダクタンスはMで示
す)よりなるトランス6を介在せしめた構成を有
する。
ここで第2図と同様に当該構成の電源回路の同
相成分(e1−e2)/2と逆相成分(e1+e2)/2
のそれぞれについて上記実施例の等価回路を考え
ると第6−a図、第6−b図で示めされる。
そして、各回路の電流Ic1、Ic2はそれぞれ、
(e1−e2)/2{r+jω(L+L2+M)} Id1、Id2はそれぞれ、 (e1+e2)/2{r+jω(L+L2−M)}で表わ
される。
したがつて、L2+Mの増加により同相電流が
減少する効果が得られ、コイルのインダクタンス
を充分に大にし、又結合度を1に近くすることに
よりL2≒Mとすると、中間タツプ線路に流れる
電流i3=Ic1+Ic2を略0にすることができた。
これにより、i1≒i2となり充電電流の信号周波
数による影響を抑制することができた。
[考案の解決すべき問題点] ところが当該電源回路は次のような問題が発生
することが分つた。
すなわち、前記回路はi3≒0、i1≒i2となるよ
うに構成したことは前述の通りである。
ここで、コンデンサ4aおよびコンデンサ4b
の電源スイツチ1aのON、OFFによる充放電に
ついて考えてみると、両コンデンサに接続される
負荷(たとえば増幅回路5の+BとE間、−Bと
E間の入力インピーダンス等)が同一であれば同
じ充放電特性となり問題は発生しないが、両負荷
に差が生じた場合、次の様な問題が発生する。
たとえば、コンデンサ4aの負荷がコンデンサ
4bの負荷より小さい場合について説明すると、
第7図に示すようにt1で電源スイツチ1aをOFF
にするとコンデンサ4a、コンデンサ4bの端子
電圧は前記負荷による時定数で減少していく。
ここで端子電圧が完全にOVにならない内(コ
ンデンサ4aの端子電圧がV1、コンデンサ4b
の端子電圧がV2時、|V2|>|V2|)t2に再度
電源スイツチ1aをONにすると各コンデンサは
i1≒i2なる電流により、コンデンサ4aは端子電
圧が+B−Δv/2まで、コンデンサ4bは端子
電圧が−B−Δv/2(但しΔv=|V1−V2|)ま
でただちに充電され、次に当該アンバランスを補
正するように前記i3が流れることにより除々に+
B、−Bとなる。
したがつて、コンデンサ4bは−B以上の電圧
になるため、当該コンデンサ4bに充分なる耐圧
性がない場合とか、電源スイツチの再投入時の前
記電位差Δvが大きい時にはコンデンサ4bが破
壊される恐れがある。
特に前記電源回路の効果を充分に得るためトラ
ンス6のインダクタンスを充分に大にし、又結合
度を1に近くすると、+B、−Bに安定するまでの
時間が長くなりコンデンサ4bの耐圧を越えた電
圧が印加される時間が長くなり破壊され安い状態
となる。
[問題点を解決するための手段] この考案は少なくとも商用電源に電源スイツチ
を介して接続されるべき1次巻線と、中間タツプ
を形成した2次巻線を有する電源トランスと、整
流回路と、少なくとも直列接続された2個のコン
デンサーよりなる平滑回路と、前記電源トランス
と整流回路間、又は整流回路と平滑回路間の少な
くとも一方の間に接続した、同方向に巻回した第
1コイルと第2コイルよりなるトランスより構成
される電源回路において、前記電源スイツチが投
入された後の一定時間前記各第1および第2コイ
ルのそれぞれの両端間を短絡すべきスイツチを具
備する電源回路である。
[実施例] この考案を第1図に示す実施例について説明す
ると、図において1は商用電源(100V、50/60
Hz)、1aは電源スイツチ、2は電源トランスで
電源スイツチ1aを介して前記商用電源に接続さ
れる1次巻線2aと、整流回路に接続される2次
巻線を有し、当該2次巻線2bは中間タツプ2c
を有する。
6は前記電源トランス2に接続されたトランス
で同方向(・印は巻始端を示す)に巻回したコイ
ル6aと6bよりなる。
3は前記トランス6に接続された整流回路で公
知のブリツジ型整流回路、4は整流回路の出力に
接続した平滑回路であり直列接続された2個のコ
ンデンサー4a,4bより構成され、当該コンデ
ンサー4a,4bの相互の接続点は前記中間タツ
プ2cと接続される。
又、平滑回路4の正出力端子、および負出力端
子はそれぞれ増幅回路5の+B端子および−B端
子にそれぞれ接続され、前記コンデンサーの相互
の接続点は増幅回路5のアースEに接続されてい
る。
7は電源スイツチ1aの投入時の過渡的状態で
負荷9(スピーカー)が駆動されないように一定
時間増幅回路5出力端(OUT)と負荷9との接
続を切断するスイツチ8aを動作せしめる為の時
定数回路で当該回路には通常増幅回路5の異常を
検出して前記スイツチ8aを動作し、増幅回路5
と負荷9との接続を切断して負荷9を保護するた
めの保護回路が含まれている。
8b,8cはそれぞれコイル6a,6bの両端
子間に接続したスイツチであり、前述の時定数回
路より動作し、電源スイツチ1aの投入後一定時
間ONとなり、各コイル6a,6bを短絡せしめ
るようにしてある。
[考案の効果] 上記構成のこの考案によれば、電源スイツチ投
入時において、コンデンサ4a,4b間に電位差
Δvが存在しても各コイル6a,6bはそれぞれ
短絡されているので各コンデンサの電位差はただ
ちに補正され、すみやかに+B又は−Bの電圧に
安定する。
その後各スイツチ8a,8bがOFFとなり、
トランス6を具備した電源回路の所定の効果を得
ることができる。
同時にスイツチ8aがONとなり増幅回路5と
負荷9とが接続される。
このようにこの考案によればコンデンサを破壊
する要因を解決しトランス6を具備することによ
る所定の効果が得られる電源回路を提供すること
ができる効果を有する。
又図示しないが、トランス6が整流回路3と平
滑回路4との間に接続された電源回路にも適用で
き、又トランス6に加えて中間タツプとコンデン
サ相互の接続点間をチヨークコイルを介して接続
した電源回路においても、前記スイツチ8b,8
cと連動し当該チヨークコイルを短絡するように
したスイツチを附加することにより同様の効果が
得られる。
更に前記トランスが実施例と同様の第1、第2
コイルおよび当該第1および第2コイルと密結合
され前記2つのコイルと逆方向に巻回された第3
のコイルを有し、当該コイルが電源トランスの中
間タツプと、コンデンサ相互の接続点間に接続さ
れた構成の電源回路においても、前記スイツチ8
b,8cと連動し当該第3のコイルを短絡するよ
うにしたスイツチを附加することにより同様の効
果が得られる。
当該電源回路は実施例の電源回路に比較すると
トランスを具備することにより得られる効果にお
いて、同じ効果を得るにトランスを小型化できる
利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の電源回路図、第2
図は従来例の電源回路図、第3図、第4−a図お
よび第4−b図はそれぞれ第2図の従来例の電源
回路の作用を説明する等価回路図、第5図は他の
従来例の電源回路図、第6−a図および第6−b
図はそれぞれ第5図の従来例電源回路の動作を説
明する等価回路、第7図は第5図の電源回路のコ
ンデンサの充放電特性図である。 1は商用電源、1aは電源スイツチ、2aは1
次巻線、2cは中間タツプ、2bは2次巻線、3
は整流回路、4a,4bはそれぞれコンデンサ
ー、4は平滑回路、6はトランス、8b,8cは
それぞれスイツチである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 少なくとも商用電源1に電源スイツチ1aを
    介して接続されるべき1次巻線2aと、中間タ
    ツプ2cを形成した2次巻線2bを有する電源
    トランス2と、整流回路3と、少なくとも直列
    接続された2個のコンデンサー4a,4bより
    なる平滑回路4と、前記電源トランス2と整流
    回路3間、又は整流回路3と平滑回路4間の少
    なくとも一方の間に接続した、同方向に巻回し
    た第1コイル6aと第2コイル6bよりなるト
    ランス6より構成される電源回路において、前
    記電源スイツチ1aが投入された後の一定時間
    前記各第1および第2コイル6a,6bのそれ
    ぞれの両端間を短絡すべきスイツチ8b,8c
    を具備することを特徴とする電源回路。 2 前記スイツチ8b,8cは、電源スイツチ1
    a投入後の一定時間増幅回路5と負荷9との接
    続を切断するための時定数回路7に応答して動
    作することを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の電源回路。
JP17075784U 1984-11-09 1984-11-09 Expired JPH0226233Y2 (ja)

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