JPH02261498A

JPH02261498A - 洗濯機

Info

Publication number: JPH02261498A
Application number: JP1082826A
Authority: JP
Inventors: Michiaki Ito; 道明伊藤
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-03-31
Filing date: 1989-03-31
Publication date: 1990-10-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は検体の外底部に一体成形した取付ボスに駆動モ
ータを取付けるようにした洗濯機に関する。

（従来の技術）洗濯機なかでも脱水兼用洗濯機は、検体の外底部に駆動
モータを直に取付ける構成が一般的である。

第４図は従来のこの種の洗濯機の検体１の外底部１８部
分を下面から見た様子を示している。この外底部１ａの
図示左側には駆動モータ２が設けられている。そして、
外底部１ａの中心部分には、その駆動モータ２の回転が
ベルト３を介して伝えられ、検体１内に設けられた図示
しない回転槽及びこの回転槽内の撹拌体を回転させる動
力制御機構４が設けられている。また、検体１の外底部
１ａはこれに一体形成された補強リブ５によって強度確
保がなされ、前記駆動モータ２は、側方に張出すフラン
ジ部２ａにて、前記補強リブ５に連なるように形成され
た取付ボス６．６にねじ７，７により取付けられている
。

（発明が解決しようとする課題）ところで、この種の洗濯機にあっては、近年特に低騒音
化、低振動化が要望されてきている。

本発明者の分析によれば、上記構成の洗濯機の洗い、脱
水運転中に、使用者にとって不快に感じられる騒音の主
たる原因は、駆動モータ２の振動音、中でも電源周波数
ｆの２倍のいわゆる２ｆ音が主体となっており、しかも
、駆動モータ２の電磁振動が検体１に伝達されて振動音
になっていることが判った。

これに対処して低騒音化、低振動化の要望に応えるため
には、駆動モータ２全体を樹脂によりモールドして振動
を小さくすることが考えられている。ところが、このも
のでは、駆動モータ２の製造工程が複雑となって高コス
トとなりでしまう問題点がある。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
、簡単な構成で運転中の騒音を低減できる洗濯機を提供
するにある。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明は、検体の外底部に補強リブ及び取付ボスを一体
成形により有し、この取付ボスに駆動モータを取付ける
ようにした洗濯機であって、取付ボスを補強リブとは連
ならないよう独立して設けたところに特徴を有する。

（作用）従来では、検体の外底部に補強リブ及び取付ボスを連な
るように設けていたので、駆動モータを固定している部
位の剛性は比較的大きかった０このため、振動の伝達率
が最高となる検体と駆動モータとの共振点が、比較的高
い周波数となり、ひいては電源周波数ｆの２倍及びその
高調波に対する振動伝達率が大きくなっていた。

上記手段によれば、駆動モータを固定している部位の剛
性は小さくなるので、検体と駆動モータとの共振点の周
波数が低くなる。この結果、２ｆ及びその高調波に対す
る駆動モータから検体への振動伝達率を小さくすること
ができる。

（実施例）以下本発明を脱水兼用洗濯機に適用した一実施例につい
て、第１図乃至第３図を参照して説明する。

まず、本実施例に係る洗濯機１０の全体を示す第２図に
おいて、１１は外箱であり、この内部には弾性吊持機構
１２により支持されて検体１３が設けられている。この
検体１３は、例えば合成樹脂からなり、略円筒容器状を
なしている。そして、この検体１３内には、多数個の脱
水孔１４ａを有する回転槽１４が設けられ、この回転槽
１４内底部に撹拌体１５が設けられている。

ここで、第１図をも参照するに、前記検体１３の外底部
１３ｇには、強度確保のための複数の補強リブ群１６が
、周方向及び径方向に延びるよ、うに一体成形されてい
る。そして、この外底部１３ａの図示左側には、後述す
るように駆動モータ１７が設、けられている。また、外
底部１３ａの中心部分には、その駆動モータ１７の回転
がベルト１８を介して伝えられる動力制御機構１９がね
じ２０により直に固定されて設けられている。周知のよ
うに、この動力制御機構１９は、前記回転Ｗｊ１４を回
転させる中空状の脱水軸２１及びこの脱水軸２１にｔｙ
ｒ＋ａされ前記撹拌体１５を回転させる洗濯軸２２を検
体１３内に突出させて有しており（第２図参照）、以て
、洗濯時には撹拌体１５を回転させ、脱水時には回転槽
１４を撹拌体１５と共に回転させるように構成されてい
る。

さて、前記駆動モータ１７は非モールドタイプであって
、そのケース２３の上部に、側方に延びるフランジ部２
３ａ、２３ａを有し、さらにこのフランジ部２３ａの縁
部には夫々上向きの折曲部２３ｂ、２３ｂが設けられて
いる。一方、前記補強リブ群１６のうち、検体１３の外
底部１３ｇを中央部分から左方に延びる２本の補強リブ
２４゜２４は、その途中部位の一部が切欠かれた如き状
態に設けられ、その破断部分に位置して取付ボス２５が
検体１３に一体形成されている。従って、取付ボス２５
は補強リブ２４とは連ならないように独立して設置りら
れている。前ｊｃ！駆動モータ１７は、前記ケース２３
のフランジ部２３ａを前記取付ボス２５にねじ２６によ
り締付けて取付けられる。また、このとき第２図に示す
ように、前記折曲部２３ｂ、２３ｂが補強リブ２４に食
込むように掛止して駆動モータ１７の横方向の移動を防
止するようになっている。

以上のように構成された洗濯機１０では、取付ボス２５
を補強リブ２４とは連ならないよう独立して設けたので
、駆動モータ１７を固定している取付ボス２５部分の剛
性は、従来の補強リブ５及ヒ取付ボス６を連なるように
設けていたものに比較して小さくなり、この結果、検体
１３と駆動モータ１７との共振点の周波数が低くなる。

駆動や−タ１７から検体１３への振動伝達率と周波数と
の関係は、その共振点にて最高となる山形のグラフを措
くから、第３図に示すように、本実施例の洗濯機１０で
は各周波数における振動伝達率が、従来の洗濯機に比較
して周波数の低い側へずれた状態となる。従って、不快
な騒音の要因となる電源周波数の２倍のいわゆる２ｆ及
びその高調波に対する駆動モータ１７から検体１３への
振動伝達率を小さくすることができ、検体１３の振動音
の音質がよりソフトとなって使用名にとっての不快感が
減少される。

尚、上記実施例では、駆動モータ１７は非モールドタイ
プを使用するようにしたが、コスト面よりも騒音低減を
重視する場合には、全体を樹脂によりモールドしたモー
ルドタイプの駆動モータを使用すれば、−層の低騒音化
を図ることができる。

［発明の効果］以上の説明にて明らかなように、本発明の洗濯機によれ
ば、検体の外底部に一体成形される取付ボスを補強リブ
とは連ならないよう独立して設けるという簡単な構成に
より、駆動モータを固定する取付ボス部分の剛性が適度
に小さくなるので、運転中の騒音を低減できるという優
れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は検体の下面図、第２図は全体の縦断側面図、第３
図は振動伝達率と周波数との関係を示す特性図であり、
第４図は従来例を示す第１図相当図である。図面中、１３は検体、１３ａは外底部、１７は駆動モー
タ、２４は補強リブ、２５は取付ボス、２６はねじを示
す。出願人　　株式会社　　東　　芝代理人　　弁理士　　佐原　　強第１図第２　口

Claims

【特許請求の範囲】

１、検体の外底部に補強リブ及び取付ボスを一体成形に
より有し、この取付ボスに駆動モータを取付けるように
したものにおいて、前記取付ボスを前記補強リブとは連
ならないよう独立して設けたことを特徴とする洗濯機。