JPH0226091Y2 - - Google Patents

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JPH0226091Y2
JPH0226091Y2 JP1985145534U JP14553485U JPH0226091Y2 JP H0226091 Y2 JPH0226091 Y2 JP H0226091Y2 JP 1985145534 U JP1985145534 U JP 1985145534U JP 14553485 U JP14553485 U JP 14553485U JP H0226091 Y2 JPH0226091 Y2 JP H0226091Y2
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lens
reflector
edge
tapered
entire circumference
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、光源の光を反射させる反射板にレ
ンズを組み合わせてなる灯体に係り、特に、その
接合部の構造に関するものである。
[従来の技術] たとえば、灯体の一つである自動二輪車等のヘ
ツドライトユニツトは、電球等の光源が装着さ
れ、この光源の光を反射させる反射板にレンズを
組み合わせてなるものである。そして、反射板に
レンズを組み合わせる方法としては、特に、レン
ズが樹脂等の素材で形成されている場合、これら
反射板およびレンズにそれぞれが対向するように
接合面を備えたフランジ部を形成し、これら接合
面を、接着剤を用いて接着するか、あるいは超音
波等を利用した溶着手段によつて接合する方法を
用い、これによりヘツドライトユニツト内への水
やほこりの侵入を防止できるように配慮してい
た。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来の、反射板にレンズを接合させる方法
のうち、接着剤を用いて接着させる場合には、作
業場の環境汚染の原因となり、また、溶着手段に
よつて接合させる方法法では、そのための特別の
装置や治具等が必要であるため設備費がかさむ上
に、組み立て作業に手間のかかるものであつた。
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、
反射板とレンズとの接合において、何らの器具あ
るいは接着剤等を必要とせず、かつ、コストダウ
ンやメンテナンス向上が計れる灯体の接合部構造
の提供を目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] この考案は、レンズと反射板を組み合わせてな
る灯体におて、前記レンズを、弾性を有する樹脂
によつて成形するとともに、このレンズの縁部全
周にわたり係合部を形成し、前記反射板の縁部の
全周もしくは一部に、前記レンズを弾性変形させ
ることによりこのレンズの前記係合部が着脱自在
に嵌合する係合片を設け、さらに、前記レンズの
前記縁部全周と前記反射板の前記縁部全周とに、
前記レンズの係合部を前記反射板の係合片に嵌合
動作する際およびその嵌合状態で、互いに密接す
るテーパ状に接合面をそれぞれ設けてなるもので
ある。
[作用] 本考案の灯体の接合部構造によれば、レンズを
弾性変形させた状態で、このレンズのテーパ状の
接合面を反射板のテーパ状の接合面に密接させ、
次いで、レンズの接合面を反射板の接合面に摺動
させながらレンズの弾性変形を解除させていつて
レンズの係合部を反射板の係合片に嵌合させるこ
とにより、レンズが反射板に係合される。また、
反射板からレンズを外すときには上記と逆の動作
を行えばよい。
したがつて、この反射板に対する係合および取
り外し作業は、特別の装置や器具を必要とするこ
となく確実かつ容易に行えるとともに、接合時に
おいてレンズの弾性力により互いの接合面の接触
面圧が高くなることにより、灯体内部への水やほ
こりの侵入が確実に防止される。
また、レンズおよび反射板の互いの接合面がテ
ーパ状となつているから、両者あるいはいずれか
一方に寸法誤差があつてもレンズの弾性変形とあ
いまつてこの誤差は許容され、両接合面は確実に
密接する。
[実施例] 以下、添付の第1図ないし第2図を参照して本
考案を自動二輪車等に装着されるヘツドライトユ
ニツトに適用した一実施例について説明する。
図中符号1は、アクリルあるいはポリカーボネ
ート等の弾性を有する樹脂素材で球面状に形成さ
れたレンズ、符号2は、同じく球面状に形成さ
れ、かつ、内面2aが鏡面に仕上げられた反射板
で、これらレンズ1と反射板2を組み合わせてヘ
ツドライトユニツトAが構成されている。反射板
2の中央には、ヘツドライトユニツトAの内外に
貫通してソケツトホルダー部3が形成されてい
る。そして、このソケツトホルダー部3にはソケ
ツト4が装着されている。このソケツト4の先端
には、ヘツドライトの光源となる電球5が装着さ
れており、ソケツト4の後端には、電源(図示せ
ず)に接続されているリード線6が接続されてい
る。
レンズ1は、反射板2に反射した電球5の光を
一定の角度および方向で前面に投射させるための
機能を有するレンズ部1aと、レンズ部1aの内
面側にやや屈曲して形成された縁部1bとからな
るものである。縁部1bの内面全周にわたつて
は、反射板2との接合面となるテーパ面7aを有
する凸部7が形成されているとともに、縁部1b
の外周縁部全周にわたつては、係合部としてフラ
ンジ部8が外側に突出して形成されている。
一方、反射板2において、この反射板2の縁部
2bの前面内側の全周にわたつては、突部9が形
成されており、この突部9の外周には、前記レン
ズ1の縁部1bに形成された凸部5のテーパ面7
aに対向するようにテーパ面9aが形成されてい
る。また、縁部2bの外周縁部全周にわたつて
は、前記レンズ1のフランジ部8が嵌合するよう
に、反射板2の縁部2bの前面との間に開口部1
1を形成するようにして、弾性を有する断面コ字
状の係合片10が外側に突出して設けられてい
る。この係合片10の先端を形成している凸部1
0aの前面には、レンズ1のフランジ部8を係合
片10に嵌合させやすくするためのガイドとし
て、テーパ10bが形成されている。
上記のように構成されたヘツドライトユニツト
Aにおいて、反射板2とレンズ1を組み合わせる
場合には、まず、レンズ1の縁部1bの外面を手
でつかみ、弾性を利用してレンズ1を若干内側に
湾曲させ、レンズ1のフランジ部8の突端を反射
板2の係合片10に形成されたテーパ面10bに
押し当てて、レンズ1を除々に反射板2側へ押し
込んでいく。するとレンズ1のテーパ面7aが反
射板2の縁部2bに形成された凸部9のテーパ面
9aに当接し、さらに、テーパ面7aをテーパ面
9aにスライドさせながらレンズ1を反射板2側
へ押し込んでいくと、レンズ1のフランジ部8が
係合片10の開口部11に達する。そして、この
ときレンズ1を湾曲させ、かつ、反射板2側へ押
し込んでいた手の力を緩めると、フランジ部8は
開口部11より係合片10内に嵌入し、これによ
り、フランジ部8と係合片10が嵌合される。こ
のとき、レンズ1には、外側方向に開こうとする
弾性が若干残つているので、フランジ部8は確実
に係合片10に嵌合しており、さらに、テーパ面
7aとテーパ面9aとの密接状態は高く保たれて
いる。
以上のような本実施例のヘツドライトユニツト
の接合部構造によれば、レンズ1に形成されたフ
ランジ部8を、反射板2に設けられた係合片10
に嵌合することにより、レンズ1を反射板2に接
合できるので、レンズ1の着脱が自在であるとと
もに、その接合において特別の器具や装置を全く
必要としないものである。また、レンズ1と反射
板2の互いの接合面であるテーパ面7aとテーパ
面9aは、レンズ1の弾性力により、密接されて
いるので、ヘツドライトユニツトA内への水やほ
こりの侵入が確実に防止される。また、レンズ1
および反射板2の互いの接合面が、それぞれテー
パ面7a,9aとなつているから、たとえばレン
ズ1や反射板2の外径に寸法誤差があつてもレン
ズ1の弾性変形とあいまつてこの誤差は許容さ
れ、各テーパ面7a,9aは確実に密接する。
第3図は本考案の他の実施例を示す図であつ
て、上記の実施例で、反射板2の縁部2bの外周
縁部全周にわたつて設けられた係合片10を、縁
部2bに等間隔に分割して4個所に係合片12と
して設けたものであつて、上記の実施例と比較す
ると、反射板2に対するレンズの着脱が、より容
易に行えるとともに、係合片10の省略化によつ
て製造上コストダウンが計れるようにしたもので
ある。
なお、上記実施例は本考案を自動二輪車等に装
着されるヘツドライトユニツトに適用した例であ
り、本考案は、たとえば車両に装着される方向指
示器あるいは懐中電灯等、レンズと反射板を組み
合わせてなる類いの灯体には全て適用できる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、レンズ
と反射板を組み合わせてなる灯体において、前記
レンズを、弾性を有する樹脂によつて成形すると
ともに、このレンズの縁部全周にわたり係合部を
形成し、前記反射板の縁部の全周もしくは一部
に、前記レンズを弾性変形させることによりこの
レンズの前記係合部が着脱自在に嵌合する係合片
を設け、さらに、前記レンズの前記縁部全周と前
記反射板の前記縁部全周とに、前記レンズの係合
部を前記反射板の係合片に嵌合動作する際および
その嵌合状態で、互いに密接するテーパ状の接合
面をそれぞれ設けてなる構成としたので、以下の
ような優れた効果を奏する。
(1) レンズと反射板の接合において、従来のよう
に、接着あるいは溶着の工程で用いられていた
ような器具や装置を必要としないので、製造上
大幅なコストダウンが計れる。
(2) レンズが反射板に対して着脱自在であるの
で、電球の点検あるいは交換が容易にでき、メ
ンテナンス性が向上する。
(3) 従来のように、レンズと反射板に接着や溶着
のための比較的幅の広いフランジを設ける必要
がないので、占有面積が小さくなり、その分ス
ペースの有効活用ができる。
(4) 反射板に対してレンズを接合した際、レンズ
の弾性力により互いのテーパ状の接合面の接触
面圧が高くなることにより、灯体内部への水や
ほこりの侵入が確実に防止される。
(5) レンズおよび反射板の互いの接合面がテーパ
状となつているから、両者あるいはいずれか一
方に寸法誤差があつてもレンズの弾性変形とあ
いまつてこの誤差は許容され、両接合面は確実
に密接する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第2図は本考案の一実施例を示す
図であつて、第1図はその側断面図、第2図はそ
の要部拡大図、第3図は他の実施例を示す正面図
である。 1……レンズ、1b……レンズの縁部、2……
反射板、2b……反射板の縁部、7a……接合面
(テーパ面)、8……接合部(フランジ部)、9a
……接合面(テーパ面)、10,12……係合片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レンズと反射板を組み合わせてなる灯体にお
    て、前記レンズを、弾性を有する樹脂によつて成
    形するとともに、このレンズの縁部全周にわたり
    係合部を形成し、前記反射板の縁部の全周もしく
    は一部に、前記レンズを弾性変形させることによ
    りこのレンズの前記係合部が着脱自在に嵌合する
    係合片を設け、さらに、前記レンズの前記縁部全
    周と前記反射板の前記縁部全周とに、前記レンズ
    の係合部を前記反射板の係合片に嵌合動作する際
    およびその嵌合状態で、互いに密接するテーパ状
    の接合面をそれぞれ設けたことを特徴とする灯体
    の接合部構造。
JP1985145534U 1985-09-24 1985-09-24 Expired JPH0226091Y2 (ja)

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JPS6253506U JPS6253506U (ja) 1987-04-02
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