JPH02260231A - 磁気記録媒体、その製造方法及び製造装置 - Google Patents

磁気記録媒体、その製造方法及び製造装置

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JPH02260231A
JPH02260231A JP8297989A JP8297989A JPH02260231A JP H02260231 A JPH02260231 A JP H02260231A JP 8297989 A JP8297989 A JP 8297989A JP 8297989 A JP8297989 A JP 8297989A JP H02260231 A JPH02260231 A JP H02260231A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は磁気テープ、磁気シート、磁気ディスク等の磁
気記録媒体、その製造方法及び塗布装置に関するもので
ある。
口、従来技術 一般に、磁気テープ等の磁気記録媒体は、磁性粉、バイ
ンダー樹脂等からなる磁性塗料を支持体上に塗布、乾燥
することによって製造される。
近年、磁気記録媒体、特に短波長記録を要求されるビデ
オ用磁気記録媒体においては、磁気記録容量を高めたり
、或いは媒体の高周波域と低周波域とにおける磁気記録
特性を共に向上させ、均衡させるべく、複数の磁性層を
有する媒体が提案されている(特開昭48−98803
号、特開昭59−172142号、特公昭32−221
8号、特開昭5164901号、特公昭56−1293
7号各公報等)。
しかしながら、従来の媒体はいずれも、下層のる〃外層
による影響なしに上層の磁性層を形成すること(即ち、
媒体の表面性を適度にして高出力、高S/Nを得ること
)と、磁性層からの粒子の剥落を防止すること(即ち、
ドロップアウトの防止)とを両立させたものは存在して
いない。特に、上層の磁性層は下層の磁性層に比べてか
なり薄い(例えば、下層が3μmに対して上層は0.3
μm)ために、上記の表面性を出し難く、下層によって
上層表面が粗れてしまう。これは、下層の磁性粉として
粒径の比較的大のものを用いたときに顕著となる。また
、上記の表面性を出せたとしても、粉落ち等の粒子の剥
落が生じると、ドロップアウトによって再生画面中に画
像キズを生じ、重大な欠陥となる。
ハ0発明の目的 本発明の目的は、出力、ドロップアウト等の諸性能を満
たした磁気記録媒体を提供し、併せてその製造方法と塗
布装置を提供することにある。
二1発明の構成及びその作用効果 即ち、本発明は、非磁性支持体上に、第1の非磁性層と
、第1の磁性層と、第2の非磁性層と、第2の磁性層と
がこの順に積層されている磁気記録媒体に係るものであ
る。
また、本発明は、非磁性支持体上に、第1の非磁性層と
、第1の磁性層と、第2の非磁性層と、第2の磁性層と
をこの順に積層するに際し、第1の非磁性塗料上に第1
の磁性塗料を重ね合わせて第1の積層塗料を形成し、こ
れより所定距離離れた上流位置で第2の非磁性塗料上に
第2の磁性塗料を重ね合わせて第2の積層塗料を形成し
、前記第2の積層塗料を前記第1の積層塗料上に導いて
前記第1の積層塗料上に重ね、この重ねられた塗料を所
定距離だけ導いた後に前記非磁性支持体上に塗布する、
磁気記録媒体の製造方法を提供するも。のである。
更に、本発明は、非磁性支持体上に、第1の非磁性層と
、第1の磁性層と、第2の非磁性層と、第2の磁性層と
をこの順に積層するに際して使用され、第1の非磁性塗
料上に第1の磁性塗料を重ね合わせて第1の積N塗料を
形成する下流側塗料吐出部と、これより所定距離離れた
上流位置で第2の非磁性塗料上に第2の磁性塗料を重ね
合わせて第2の積層塗料を形成する上流側塗料吐出部と
、前記第2の積層塗料を前記第1の積層塗料上に導いて
前記第1の積N塗料上に重ねるためのガイド部と、この
重ねられた塗料を所定距離だけ導いた後に前記非磁性支
持体上に塗布するためのガイド部とを有する、磁気記録
媒体の製造に使用する塗布装置も提供するものである。
本発明による磁気記録媒体は、第1の磁性層と第2の磁
性層との間に非磁性層を設けているので、第1の磁性層
の表面を非磁性層によって十分に被覆した状態で第2の
磁性層を設けることができる。
従って、第2の磁性層の表面は第1の磁性層の表面状態
の影響を受けることがなく、上記の非磁性層によって適
度な表面性を再現することができるので、媒体の走行性
や、ヘッドとの当たりが良好となり、出力を向上させ、
高S/N比を実現することができる。しかも、第1の磁
性層と非磁性支持体との間には第1の非磁性層を設けて
いるので、この非磁性層を介して磁性層の非磁性支持体
に対する接着性を向上させることができる。このために
、媒体材料のスリッティング等によって磁性層支持体間
の剥離で磁性粉が剥落することを防止でき、また媒体走
行時の粉落ちも十分に防止できるので、ドロップアウト
を激減させ、上記の表面性の向上と併せて媒体の性能を
大きく向上させることができる。
こうした優れた効果は、第2の磁性層の層厚が薄いとき
に有効となるが、そうした層厚は1.0μm以下である
ことが望ましい。第2の磁性層の層厚が1.0μmを超
えてあまり厚くなった場合、下層の第1の磁性層の作用
(例えば低周波域の信号記録、再生)が弱くなるからで
ある。
本発明の磁気記録媒体は、例えば第1図に示すように、
ポリエチレンテレフタレート等からなる非磁性支持体1
上に、第1の非磁性層(下引層)5、第1の磁性層2、
第2の非磁性層(中間層)6、第2の磁性層4をこの順
に積層したものである。また、この積層面とは反対側の
支持体面にはバックコート層3が設けられているが、こ
れは必ずしも設けなくてもよい。第2の磁性層上にはオ
ーバーコート層を設けてもよい。
第1図の磁気記録媒体において、第1の磁性層2の膜厚
は1.5〜4.0μmとすると好ましく、第2の磁性層
4の膜厚は1.0am以下(特に0.3〜1.0 μm
)とすると好ましい。
第1及び第2の磁性層2.4には磁性粉を含有せしめう
るが、こうした磁性粉としては、TFe203、co含
有7−F eZ 03 、F e304、Co含有Fe
、O,等の酸化鉄磁性粉;Fe、Ni、Co、Fe−N
i−Co合金、Fe−Ni合金、Fe−A1合金、Fe
−Al−Ni合金、Fe−Al−Co合金、F ’e 
−M n −Z n合金、Fe−Nt−Zn合金、F 
e−Af−N i−C。
合金、Fe−Af−Ni−Cr合金、Fe−AlCo−
Cr合金、Fe−Co−Ni−Cr合金、Fe−Co−
N1−P合金、Co−Ni合金等Fe、Ni、Co等を
主成分とするメタル磁性粉等各種の強磁性粉が挙げられ
る。
これらの磁性粉の中で、上記の各磁性層2.4に好適な
ものを選択できる。例えば、上層4に下層2よりも保磁
力(Hc)の高いものを使用して、高出力で周波数特性
の良い媒体にすることができる。
磁性層中にはまた、潤滑剤(例えばシリコーンオイル、
グラファイト、二硫化モリブデン、二硫化タングステン
、炭素原子数12〜20の一塩基性脂肪酸(例えばステ
アリン酸)や、炭素原子総数13〜40個の脂肪酸エス
テル等、研磨剤(例えば溶融アルミナ)、帯電防止剤(
例えばカーボンブラ、。
り、グラファイト)等を添加してよい。
また、非磁性層5.6は夫々各種のバインダー樹脂から
形成することができる。こうしたバインダー樹脂を含め
、磁性層2.4にも使用可能な結合剤としては、平均分
子量が約toooo〜200000のものがよ(、例え
ば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化
ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共
重合体、ウレタン樹脂、ブタジェン−アクリロニトリル
共重合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セ
ルロース誘導体(セルロースアセテートブチレート、セ
ルロースダイアセテート、セルローストリアセテート、
セルロースプロピオネート、ニトロセルロース等)、ス
チレン−ブタジェン共重合体、ポリエステル樹脂、各種
の合成ゴム系、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹
脂、メラミン樹脂、フェノキシ樹脂、シリコン樹脂、ア
クリル系反応樹脂、高分子量ポリエステル樹脂とイソシ
アネートプレポリマーの混合物、ポリエステルポリオー
ルとポリイソシアネートの混合物、尿素ホルムアルデヒ
ド樹脂、低分子量グリコール/高分子量ジオール/イソ
シアネートの混合物、及びこれらの混合物等が例示され
る。
これらの結合剤は、−3o3M、−COOM、−PO(
OM’ )Z  (但しMは水素又はリチウム、カリウ
ム、ナトリウム等のアルカリ金属、M′は水素、リチウ
ム、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属又は炭化水
素残基)等の親水性極性基を含有した樹脂であるのがよ
い。即ち、こうした樹脂は分子内の極性基によって、磁
性粉とのなじみが向上し、これによって磁性粉の分散性
を更に良くし、かつ磁性粉の凝集も防止して塗液安定性
を一層向上させることができ、ひいては媒体の耐久性を
も向上させ得る。また、上記の極性基のある樹脂を上述
の第2の非磁性層(中間層)に用いると、その上下の各
層に対する接着性が良好となると共に、第2の磁性層の
表面荒れを十二分に防ぐことができる。
こうした結合剤、特に塩化ビニル系共重合体は塩化・ビ
ニルモノマー、スルホン酸若しくはリン酸のアルカリ塩
を含有した共重合性モノマー及び必要に応じ他の共重合
性モノマーを共重合することによって得ることができる
。この共重合体はビニル合成によるものであるので合成
が容易であり、かつ共重合成分を種々選ぶことができ、
共重合体の特性を最適に調整することができる。
上記したスルホン酸若しくはリン酸等の塩の金属はアル
カリ金属(特にナトリウム、カリウム、リチウム)であ
り、特にカリウムが溶解性、反応性、収率等の点で好ま
しい。
また、バックコート層3を設ける場合、上記した結合剤
に硫酸バリウム等の非磁性粒子を含有させ、支持体裏面
に塗布する。
また、上記の支持体1の素材としては、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリプロピレン等のプラスチック、Al
、Zn等の金属、ガラス、BN、Siカーバイド、磁器
、陶器等のセラミックなどが使用される。
次に、上記した各層の塗布形成時に用いられる塗布ヘッ
ドの一例を第2図について説明する。
この塗布ヘッド10はエクストルージョン方式の押し出
しコーターとして構成されていて、非磁性層5用の非磁
性塗料5′上に磁性層2用の磁性塗料2′を重ね合わせ
て第1の積層塗料を形成する下流側塗料吐出部15と、
これより所定距離離れた上流位置で非磁性層6用の非磁
性塗料6′上に磁性層4用の磁性塗料4′を重ね合わせ
て第2の積層塗料を形成する上流側塗料吐出部16と、
前記第2の積層塗料を前記第1の積層塗料上に導いて前
記第1の積層塗料上に重ねるためのガイド部17と、こ
の重ねられた塗料を所定距離だけ導いた後に非磁性支持
体1上に塗布するためのガイド部18とを有する。上記
の各吐出部15.16及びガイド部17.18は図示の
如くにヘッド本体19の斜面20に沿って設けられてい
る。そして、各吐出部15.16では、各液溜まり部1
1.12及び13.14からスリット21.22及び2
3.24を通して夫々押し出される塗布液5′2′及び
6’ 、4’が吐出直後にすぐに重ね合わせられ、上記
した第1の積層塗料と第2の積N塗料となる。この際、
重要なことは、各塗料が未乾燥状態(いわばウェット・
オン・ウェット)であって非磁性塗料5′及び6′の方
が磁性塗料2′及び4′よりも夫々粘度が低いため、非
磁性塗料上に磁性塗料が滑るようにして押し出され、各
積層塗料をうまく形成することができ、かつ所定の方向
へそのままガイドすることができる。そして、第2の積
層塗料は上記したガイド部17上を滑るように下降し、
そのまま第1の積層塗料上に重ねられ、4種類の塗料5
′、2′、6′、4′からなる塗布液25を容易に形成
できる。この場合、ガイド部17の存在によって第2の
積層塗料が一定の速度で下降しながら第1の積層塗料上
に乗り上げると同時に、塗料2′が塗料6′よりも高粘
度であるためにうまく乗り上げることができ、各塗料間
で成分が不測に混じり合うことがない。従って、ガイド
部18に沿って4層の塗料25は支持体1上へスムーズ
に層分離状態で導かれ、そのまま塗布されてゆくことに
なる。
こうして、各層を再現性良くスムーズかつ高速に塗布す
ることができ、第1図に示した磁気記録媒体を製造する
ことができる。
この製造方法を実施する装置の一例を第3図に示す。
この製造装置においては、まず供給ロール32から繰出
されたフィルム状支持体1は、押し出しコータ10によ
り上記した如くに各塗料を塗布した後、配向磁石田によ
り配向され、乾燥器34に導入され、ここで上下に配し
たノズルから熱風を吹き付けて乾燥する。次に、乾燥さ
れた各塗布層付きの支持体1はカレンダーロール38の
組合せからなるカレンダ一部37に導かれ、ここでカレ
ンダー処理された後に、巻取りロール39に巻き取られ
る。各塗料は図示しないインラインミキサーを通して押
し出しコーター10へと供給してもよい。なお、図中、
Oは非磁性ベースフィルムの搬送方向を示す。
第4図は、上記のヘッド10に代えて使用可能な押し出
しコーター40.50を示すものである。
これらの各コーターには夫々、上記した液溜まり部11
.12及び13.14が設けられ、各コーターで塗料5
’、2’の積層塗料(上流側)及び塗料6’ 、4’の
積層塗料(下流側)を形成し、後者の上に前者をコータ
ー50の位置でウェット・オン・ウェット方式で重ねる
。各コーター40.50は、上流側表面にフロントエツ
ジ面45.46、下流側表面にバックェツジ面47.4
8を有し、それらの間に中間エツジ面49.51を有し
、かつ塗布液溜まりと連通ずるスリット21.22及び
23.24を有している。この場合、例えば、第4図に
拡大図示するように、中間エツジ面49の下流端Eにお
ける接線!1に対し、バックェツジ面47の一部が第4
図左方へと突出しているので、中間エツジ面49に沿っ
て送られてきた非磁性ベースフィルム1が下流端Eに及
ぼす力は、バックェツジ面47の方へと塗布液2′、更
には5′を介して分散されるものと考えられる。
従って、積層した塗布層を形成し易くなると共にフィル
ム1の走行性も良くなる。また、第4図の拡大した関係
がフロントエツジ面45と中間エツジ面49との間にも
成立すれば、非磁性ベースフィルム1が急角度の下流端
Eにより削られることが少なくなり、これにより生ずる
いわゆるベース屑の発生を抑制しうるものと考えられる
。なお、上記したことは、コーター50についても同様
である。
ホ、実施例 以下、本発明の詳細な説明する。
以下に示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精神か
ら逸脱しない範囲において種々変更しうる。なお、下記
の実施例において「部Jはすべて重量部である。
〈ビデオテープの8開裂〉 まず、下記の各f汐塗料l夛4賃府肩l料を調製した。
〈上層用磁性塗料A〉 CCo−7−Fe 03         100部(
Hc =9000 e、平均長軸長0.2μm)スルホ
ン酸カリウム含有塩ビ系樹脂   10部(MRIIO
1日本ゼオン■製) ポリウレタン樹脂            5部(XE
−1、武田薬品工業■製) a  Af203  (平均粒径0.2μm)    
5部カーボンブラック            1部ミ
リスチン酸             1部ステアリン
酸              1部ブチルステアレイ
ト           1部メチルエチルケトン  
        100部シクロへキサノン     
      100部トルエン           
    100部上記磁性塗料を混線分散した後、日本
ポリウレタン工業■のコロネートL5部を添加調製した
(下層用磁性塗料B〉 Co−7−Fe、 Owl          100
部(Hc =7000 e 、平均長軸長0.25μm
)スルホン酸カリウム含有塩ビ系樹脂   10部(M
RIIO、日本ゼオン■製) ポリウレタン樹脂            5部(XE
−1、底円薬品工業0@製) ミリスチン酸             1部ステアリ
ン酸             1部ブチルステアレイ
ト           1部メチルエチルケトン  
        100部シクロへキサノン     
      100部トルエン           
    100部上記磁性塗料を混線分散した後、日本
ポリウレタン工業■のコロネートL5部を添加調製した
〈中間層用塗料〉 スルホン酸ナトリウム含有ポリエステル樹脂 10部(
バイロン530、東洋紡績■製) メチルエチルケトン            25部ト
ルエン                  25部〈
下引層用塗料〉 ポリエステル樹脂           10部(バイ
ロン200、東洋紡績■製) メチルエチルケトン          25部トルエ
ン               25部次に、厚さ1
4.5μmのポリエチレンテレフタレートベースフィル
ム上に、上記の下引層用塗料、下層用磁性塗料日、中間
層用塗料、上層用磁性塗料Aを順次下記表−1に示すよ
うに各種塗布し、配向、乾燥後、カレンダー処理を行っ
た。
しかる後、次の組成のBC層用塗料を磁性層等の反対側
の面に乾燥厚さ0.4 μmになるように塗布した。
カーボンブラック (Raven1035)     
 40部硫酸バリウム(平均粒径300m a m) 
  10部ニトロセルロース           2
5部N−2301(日本ポリウレタン製)25部コロネ
ートL()10部 シクロへキサノン           400部メチ
ルエチルケトン          250部トルエン
               250部このようにし
て幅広の磁性フィルムを得、これを巻き取った。このフ
ィルムをηインチ幅に断裁し、表−1に示す各ビデオテ
ープとした。
(以下余白) これら各ビデオテープについて、下記の測定を行い、結
果を下記表−2に示した。測定方法は以下の通りである
C/N :キャリア・ツウ・ノイズ比4.5 MHzの
単一周波数の記録信号で記録したとき の再生出力のノイズ比を測定した。
C−0UT:カラー出力 100%カラー信号を記録した゛とき の629kHzの再生出力レベルを測 定した。
D10ニトロツブアウト 日本ビクター社製ドロップアウトカウ ンターVD−5Mを使用し、15 p sec以上長(
、かつRFエンベロープの出 力の20dB以上下がった出力をドロップアウト1個と
して、全長測定し、1 分間あたりの平均値を求めた。
(以下余白) 表 表−2の結果(実施例1〜4)から明らかなように、本
発明に基づくテープはいずれも、C/N、C−0UTが
大きく、かつドロップアウトも非常に少ないことが分か
る。これは、前者が中間層の存在によって表面性が向上
したこと、後者が上弓層によって粉落ちが少なくなった
ことによるものと考えられる。これに反し、比較例1は
下引層lがないためにC/N等は良くてもドロップアウ
トが著しく、また比較例2は中間層がないためにC/N
等が悪くなっている。比較例3は下引層、中間層共に存
在しないので、すべてが悪くなっている。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を例示的に説明するものであって、第1図
は磁気記録媒体の一例の断面図、第2図、第4図は押し
出しコーターの二側の各断面図、 第3図は磁気記録媒体の製造装置の概略図である。 なお、図面に示す符号において、 1・・・・・・・・・非磁性支持体 2・・・・・・・・・下層磁性層 3・・・・・・・・・バックコート層 4・・・・・・・・・上層磁性層 5・・・・・・・・・下引層 6・・・・・・・・・中間層 である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非磁性支持体上に、第1の非磁性層と、第1の磁性
    層と、第2の非磁性層と、第2の磁性層とがこの順に積
    層されている磁気記録媒体。 2、非磁性支持体上に、第1の非磁性層と、第1の磁性
    層と、第2の非磁性層と、第2の磁性層とをこの順に積
    層するに際し、第1の非磁性塗料上に第1の磁性塗料を
    重ね合わせて第1の積層塗料を形成し、これより所定距
    離離れた上流位置で第2の非磁性塗料上に第2の磁性塗
    料を重ね合わせて第2の積層塗料を形成し、前記第2の
    積層塗料を前記第1の積層塗料上に導いて前記第1の積
    層塗料上に重ね、この重ねられた塗料を所定距離だけ導
    いた後に前記非磁性支持体上に塗布する、磁気記録媒体
    の製造方法。 3、非磁性支持体上に、第1の非磁性層と、第1の磁性
    層と、第2の非磁性層と、第2の磁性層とをこの順に積
    層するに際して使用され、第1の非磁性塗料上に第1の
    磁性塗料を重ね合わせて第1の積層塗料を形成する下流
    側塗料吐出部と、これより所定距離離れた上流位置で第
    2の非磁性塗料上に第2の磁性塗料を重ね合わせて第2
    の積層塗料を形成する上流側塗料吐出部と、前記第2の
    積層塗料を前記第1の積層塗料上に導いて前記第1の積
    層塗料上に重ねるためのガイド部と、この重ねられた塗
    料を所定距離だけ導いた後に前記非磁性支持体上に塗布
    するためのガイド部とを有する、磁気記録媒体の製造に
    使用する塗布装置。
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