JPH0225997B2 - - Google Patents

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JPH0225997B2
JPH0225997B2 JP62103374A JP10337487A JPH0225997B2 JP H0225997 B2 JPH0225997 B2 JP H0225997B2 JP 62103374 A JP62103374 A JP 62103374A JP 10337487 A JP10337487 A JP 10337487A JP H0225997 B2 JPH0225997 B2 JP H0225997B2
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JP
Japan
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plating
nickel
bath
tank
present
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JP62103374A
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English (en)
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JPS63270492A (ja
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Isojiro Tamura
Masaya Myata
Koji Takada
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KATSUKAWA MIKAROOMU KOGYO KK
Original Assignee
KATSUKAWA MIKAROOMU KOGYO KK
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D21/00Processes for servicing or operating cells for electrolytic coating
    • C25D21/12Process control or regulation
    • C25D21/14Controlled addition of electrolyte components
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D3/00Electroplating: Baths therefor
    • C25D3/02Electroplating: Baths therefor from solutions
    • C25D3/12Electroplating: Baths therefor from solutions of nickel or cobalt

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主として航空機部品等の補修の目的に
使用する工業用ニツケルめつきに関するもので、
特に複雑な形状の被めつき体に、均一な厚さのめ
つきが要求される工業用ニツケルめつきの分野に
利用される。
〔従来の技術〕
航空機部品例えば超高張力鋼製の降着装置部品
の整備に際し、部品の表面に腐蝕や亀裂が発生し
た場合、その個所を機械加工により除去して、そ
の部分を工業用ニツケルめつきにより補修するこ
とが行なわれている。従来の技術に於いては主と
して可溶性ニツケル陽極によるスルフアミン酸ニ
ツケル浴を用いて補修めつきが行なわれていた。
しかるに航空機部品は複雑な形状のものが多く、
かつ部分的にめつきを行なうことが要求されるた
め、適切な成型陽極が不可欠である。この場合ニ
ツケルは機械加工が難しく、かつ価格も高いた
め、成型陽極の製作は困難かつ高コストとなる問
題があつた。またスルフアミン酸ニツケル浴はめ
つき面にピツト(ピンホール)を生じやすく、有
機ピツト防止剤の使用が不可欠であるが、作業中
この有機ピツト防止剤が分解変質するとめつき析
出物の物性が劣化するため、間欠的に活性炭ろ過
を行ない有機不純物の除去が必要とされ、浴管理
が容易でないとゆう問題があつた。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、複
雑な形状の被めつき体に物性の優れたニツケルめ
つきを容易に施すことを可能とする工業用ニツケ
ルめつき方法を提供することを目的とするもので
ある。
〔発明の概要〕
本発明者らは上記問題点を解決するため種々検
討を行なつた結果、鉛を不溶性陽極として使用す
れば容易に任意な形状の成型陽極を製作しうるこ
とを知見した。しかるに鉛はスルフアミン酸ニツ
ケル浴中で溶解されるので、スルフアミン酸ニツ
ケル浴に使用することは出来ない。またワツト浴
の如く塩化ニツケル等ハロゲン化物を含有する浴
も、鉛を陽極的に溶解するので不適当である。こ
のような理由から本発明に於いては、めつき浴と
してハロゲン化物を一切含有しない全硫酸塩浴を
使用する。即ち硫酸ニツケル、硫酸ナトリウム及
びホウ酸を浴組成とするめつき浴を使用し、鉛の
成型陽極を使用してめつきを行なう工業用ニツケ
ルめつき法を見出した。しかるに不溶性陽極を用
いて電解を行なうと、ニツケルの電析に伴つて硫
酸を遊離するため、浴のPHは低下を来す。そこで
本発明者は、上記工業用ニツケルめつき法におい
て、炭酸ニツケルめつき液に加えてスラリー状と
なしたものをめつき浴中にPH制御下に注入し溶解
せしめてニツケル分を補給しつつめつきを行なう
ことによつてPH低下の問題を解決した。
以下、更に詳しく本発明を説明する。
〔発明の構成〕
本発明に使用するめつき浴は、硫酸ニツケル
200〜350g/、硫酸ナトリウム20〜150g/、
ホウ酸30〜50g/から成るめつき浴で一切の有
機添加物を含まないことを構成要件とする。
従来のニツケルめつき浴の如く、塩化ニツケ
ル、臭化ニツケル等のハロゲン化物や、ピツト防
止剤、光沢剤の如き有機物は一切含有してはなら
ない。
本発明に使用する陽極は鉛板、鉛棒、鉛線等を
任意に加工して成る成型陽極である。
本発明の一実施態様を図示した添付図面の装置
を用いて本発明を更に説明する。
めつき槽1には被めつき体2と鉛製成形電極3
とが配置されており、このめつき槽1に溶解槽8
が連結されており、該溶解槽8には炭酸ニツケル
スラリー槽4より、PH制御機構7と連動した定量
ポンプ5により炭酸ニツケルスラリーが注入さ
れ、撹拌機9によつて撹拌溶解されている。溶解
された炭酸ニツケルはろ過器10を通じてめつき
槽1に導かれる。このようにして、めつき作業の
間、めつき槽1のPHが2〜5、好ましくは3〜4
に制御され且つニツケル濃度が一定に制御され
る。本発明に使用する炭酸ニツケルは、硫酸ニツ
ケル水溶液に当量の炭酸ナトリウムを加えて、生
じた炭酸ニツケルの沈澱をフイルタープレスまた
は遠心分離器により脱水ケーキ状になしたものが
特に有利である。この脱水ケーキ状物11は、炭
酸ニツケルスラリー槽4でめつき液に加えられ、
撹拌機6によつて撹拌してスラリー状とされ、PH
の低下しためつき液中に添加される。
めつき作業の開始およびめつき液循環系の形成
は以下のように行う: 先ず、めつき作業開始前に、めつき槽1から導
管12およびバルブ13を介してスラリー槽4に
めつき液を導入し、炭酸ニツケルのケーキ状物を
加えて、撹拌機6によつてスラリーを造る。次に
バルブ13を閉じてめつき槽1と溶解槽とのめつ
き液循環系を形成する。
[作用] めつき作業中に消費されるニツケル分および低
下するPHは、PH制御機構によつて炭酸ニツケルス
ラリー槽から溶解槽にそしてそこからめつき槽に
炭酸ニツケルが供給されることによつて補給およ
び抑制できる。
〔本発明の効果〕
本発明は航空機部品の如く複雑な形状の被めつ
き体に、適合した成型陽極として鉛製不溶性極を
用いることにより、容易かつ経済的に工業用ニツ
ケルめつきを施工することを可能とした効果の他
に、予期しえなかつた次のような優れた効果があ
ることが、本発明者らの研究の結果判明した。即
ち、本発明によるニツケルめつきは、極めてその
物性が優れており、電析ニツケル槽の内部応力は
+350〜600Kgf/cm2と、従来技術のめつき法の内
で特に優れているスルフアミン酸ニツケルめつき
浴の場合に匹敵する低応力であり、ビツカース硬
度は200〜250で、抗張力は80〜100Kgf/mm2、伸
び率は8〜10%という優れた物性を示すことが証
明された。これらの物性値は米国航空宇宙材料規
格ASM2424や、ボーイング社規格BAC5746の要
求値を満足しており、超高張力鋼航空機部品の補
修に使用する工業用ニツケルめつきとして充分な
性能を有している。また本発明によるニツケルめ
つきは、水素脆性の危険がないことが、ASTM
F519 Type 1aによる水素脆性試験により確認さ
れた。また本発明によると、電析ニツケル面にピ
ツトが全然発生しないという、予期しえなかつた
効果があることが判明した。一般にニツケルめつ
きは、ワツト浴でもスルフアミン酸ニツケルめつ
き浴でも、めつき表面にピツトが発生し易くめつ
き液の表面張力を低下せしめる界面活性を有する
有機ピツト防止剤の使用が不可欠であるが、本発
明のめつき法によるときは、これら有機ピツト防
止剤を添加することなしに、ピツトのない極めて
平滑なめつき面がえられる効果があることが証明
された。
〔実施例〕
抗張力300KSI(210Kgf/mm2)に熱処理された
超高張力鋼SAE 4340M鋼製の航空機降着装置部
品を添付図面に示す如きめつき設備を用いて工業
用ニツケルめつき作業を行つた。
この実施例で使用した炭酸ニツケルケーキ状物
は、硫酸ニツケル水溶液に当量の炭酸ナトリウム
を加えて、生じた炭酸ニツケルの沈澱をフイルタ
ープレスにより脱水ケーキ状になしたものであ
る。このケーキ状物をスラリー槽4に入れ、めつ
き槽1からのめつき液にてスラリーとする。この
スラリーは、めつき作業中にPH制御機構7と定量
ポンプ5とによつて溶解槽8に供給され、めつき
槽のPHとニツケル濃度を制御する。
めつき浴組成およびめつき条件 NiSO4・6H2O 240g/ Na2SO4 30g/ H3BO3 40g/ PH 3〜4 浴 温 50℃ Dk(陰極電流密度) 4A/dm2 空気撹拌 めつき時間 24時間 以上のめつき加工により、めつき膜厚1.1mmの
厚めつきが得られた。めつきは無光沢平滑でピツ
トの発生は認められなかつた。上記のめつき浴を
用い、スパイラルコントラクトメーター(内部応
力の測定装置)により、めつきの内部応力を測定
したところ450Kgf/cm2であり低応力であること
を示した。めつき表面のマイクロビツカース硬度
はHv220を示した。また上記のめつき浴で
ASTM F519 Type 1aのノツチ付引張試験片に、
膜厚80μmのニツケルめつきを施し、190℃にて
2時間ベーキング処理を行なつた後、極限抗張力
(UTS)75%の静荷重下に200時間放置したが破
断せず、水素脆性の危険がないことが証明され
た。
以上の実験で本発明の工業用ニツケルめつき
は、航空機部品の補修めつきとして充分満足し得
るめつき方法であることが実証された。
以上の実施例で説明したように、本発明は従来
の技術であるスルフアミン酸ニツケルめつきによ
る工業用ニツケルめつきの問題点を解決し、容易
かつ経済的な、航空機部品の補修用ニツケルめつ
きの方法を提供するものであり、工業上有意義な
発明である。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明の工業用ニツケルめつき方法
を示す図面である。 1……めつき槽、2……被めつき体、3……鉛
製成型陽極(不溶性陽極)、4……炭酸ニツケル
スラリー槽、5……定量ポンプ、6……撹拌機、
7……PH制御装置、8……炭酸ニツケル溶解槽、
9……撹拌機、10……ろ過器、11……炭酸ニ
ツケルケーキ、12……導管、13……バルブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 硫酸ニツケル200〜350g/、硫酸ナトリウ
    ム20〜150g/、ホウ酸30〜50g/から成る
    PH2〜5の有機物不含めつき浴を使用し、鉛電極
    を不溶性陽極として電解を行ない、めつき液中に
    炭酸ニツケルのスラリーを供給溶解せしめること
    により、めつき浴の上記PH値を制御しつつめつき
    を行うことを特徴とする、不溶性陽極を用いる工
    業用ニツケルめつき方法。
JP62103374A 1987-04-28 1987-04-28 不溶性陽極を用いる工業用ニツケルめつき法 Granted JPS63270492A (ja)

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JP62103374A JPS63270492A (ja) 1987-04-28 1987-04-28 不溶性陽極を用いる工業用ニツケルめつき法
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JPS63270492A JPS63270492A (ja) 1988-11-08
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