JPH02259527A - 流体の流量検出センサー - Google Patents

流体の流量検出センサー

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JPH02259527A
JPH02259527A JP1082875A JP8287589A JPH02259527A JP H02259527 A JPH02259527 A JP H02259527A JP 1082875 A JP1082875 A JP 1082875A JP 8287589 A JP8287589 A JP 8287589A JP H02259527 A JPH02259527 A JP H02259527A
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滋 青島
Tetsuo Hisanaga
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Shoji Jounten
昭司 上運天
Kozo Tanaka
田中 昂三
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用技術分野〕 この発明は流体たとえばガス等の流体の流量を測定する
流量センサーに係り、とくにマイクロブリッジ流量セン
サーに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、高感度で応答性の高い流量測定装置として熱線式
流速センサーが知られている。これは第6図にその構成
を示すようにステンレスやセラミックなどの管体40内
にステム41,41を挿入し、その端部を管体40から
所定の寸法だけ突出させ、ステム41,41間にホット
ワイヤーと呼ばれる白金や夕/ゲステン等の極細線、ま
たはホットフィルム等からなるヒーターエレメントをロ
ウ付けすることによりセンサー43を形成したものであ
る。このセンサーは第7図に示すように抵抗44.44
および可変抵抗45とともにブリッジ回路を組み、その
出力端に増幅器46を接続することにより定電流形のセ
ンサーを構成したり、第8図に示すようにセンサー43
すなわちホットワイヤー42と温度検出抵抗エレメント
47との電圧が平衡するように、すなわち周囲温度に対
して一定の温度差になるように増幅器46により駆動さ
れる一定温度差形のセンサーを構成するものがある。
このような熱線式流速センサーの欠点は流体温度が変わ
ると零点すなわち流量が零のときの出力が変わるだけで
なく、感度も変化してしまうため複雑な温度補正装置が
必要とされることである。
とくに零点のドリフトについては流体温度の変化がヒー
ターエレメント42からの熱放散量の変化となり、定電
流形のばあい、ヒーターエレメント42の温度変化は抵
抗値の変化として捉えられまた一定温度差形のばあいに
は電力変化が出力電圧の変化として得られる。
一方、感度の変化とし工は定電流形にあっては流体の温
度が低いばあい、ヒーターエレメント42の抵抗値が小
さいために発熱量すなわちジュール熱が小さ(なり、温
度上昇が小さく、いきおい感度が落ちてしまう。また一
定温度差形では温度検出抵抗エレメント47はヒーター
エレメント42とは別個に設けるために正確な温度補正
が離かしく、かつ原価高になる欠点がある。しかも抵抗
値の小さいすなわち50〔Ω〕以下のヒーターエレメン
ト42を温度上昇させるために大きな電流が必要であり
、すなわち電力消費が太き(、したがって電池駆動が困
難となる。
〔発明の目的〕
この発明はこのような従来の問題点にかんがみ、零点に
おける温度変化が起らないようにするとともに感度補正
の容易な、しかも消費電流が少なく、かつ精度の高い流
体の流電検出センサーを提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
この発明はその目的を達成するために半導体基台上に薄
膜層を形成するとともに、その基台の一部に空間部を形
成し、かつこの空間部上におい1その薄膜層に一対の薄
膜の測温抵抗エレメントを並設し、かつ両抵抗エレメン
ト間にスリットを設けることによりこの両側に熱絶縁さ
れた測温部を形成し、さらにその薄膜層の半導体基台と
熱的に接触する部分に流体温度検出エレメントを設けた
もので、2つの測温抵抗エレメントを流体の流れ方向に
おいてその上流と下流の位置関係に置(ことにより両者
間に流体の流れによる温度差が生じ流れのないときには
両者は等しい温度に保たれ、周囲温度が変っても2つの
測温抵抗エレメント間には温度差は生ぜず、したがって
零点はシフトしない。
〔実施例〕
以下、図面を用いてこの発明の1実施例を説明する。
すなわち第1図およびwc2図に示すマイクロブリッジ
センサー素子10において、前述の図と同一部分には同
一符号が付しである。閤図忙おいて半導体基台1には薄
膜層11が形成されるとともに、この薄膜層と対向する
半導体基台lのほぼ中央部には凹所からなる空間部4が
形成される。
また空間部4上において、薄膜層11には流体の流れる
方向に沿って、かつ空間部4を介し二連通する実質的に
一対の開口部2.3がたがいに所定の間隔をおい箋設け
られる。これらの開口部間において、それぞれの開口部
から所定の間隔を隔てて、かつセンサー素子10の軸心
Ml−園と交差する方向に延びるスリット12が設けら
れ、このスリットにより、上記開口部2.3間に一対の
配役部5すなわち5a、5bが形成される。しかもこれ
らの配役部はスリン)12によりたがいに熱的に絶縁さ
れる。そして各配設部5,5には薄膜の測温抵抗エレメ
ント8.9がそれぞれ薄膜成形技術により形成される。
一方、薄膜層11と半導体基台1とが熱的に接する部分
すなわち半導体基台lにおい1空間部4が設けられてな
い部分上に位置する部分には流体の温度を検出するため
の流体温度検出抵抗ニレメン)13が薄膜成形技術に上
り形成される。
第1図ないし第3図に示すマイクロブリッジセンサー素
子10を用いた流量検出回路が第4図に示されている。
すなわち測温抵抗エレメント8゜9はこれらのエレメン
トに比しはるかに大きい抵抗値を有し、比較電位を得る
ための抵抗15.16とともにブリッジ回路を形成して
いる。そし℃このブリッジ回路の出力端には各測温抵抗
エレメント8.9の出力を増幅する増幅器17.18が
接続され、さらにこれらの増幅器の出力端は抵抗21.
22を介して出力段の増幅器23の入力端にそれぞれ接
続される。これによつ℃温度差検出回路25が構成され
る。また流体温度検出抵抗エレメント13はトランジス
タ27.28および抵抗29とともに定電流回路31を
形成する。さらにこの定電流回路にはトランジスタ33
および抵抗34により温度差検出回路25を間欠的に駆
動するスイッチング回路35が接続される。
上記構成におい℃、定電流回路31からの電流によって
測温抵抗エレメント8.9は発熱する。
ここで抵抗15.16は測温抵抗エレメント8゜9に比
しかなり大きい値を有するためにその測温抵抗エレメン
トは一定電流で駆動されるものとみなすことができる。
マイクロブリッジセンサー素子100表面において流体
が流速をもつと、その上流側に位置する測温抵抗エレメ
ントたとえば8はその下流側に位置する測温抵抗エレメ
ントたとえば9に比し、より強(冷される。換言すれば
下流側の測温抵抗エレメント9は上流側の測温抵抗エレ
メント8に比べほとんど流体の影響を受けないので、両
エレメント8.9間に温度差が現われる。するとこの温
度差は抵抗変化となり、ブリッジ回路はその平衡を失う
。このためその出力は各増幅器17.18により増幅さ
れ、さらに増幅器23により増幅器17.18の出力の
差分が増幅される。
なお周囲温度によって半導体基台lの温度が変化したと
きにはその変化は流体温度検出抵抗エレメント13によ
って補償される。
第5図に両測温抵抗エレメント8,9の抵抗変化とその
差が示される。すなわち流体の流量が多くなるにつれ、
上流側に位置する測温抵抗エレメント8の抵抗値R8は
低下する。これに対し下流側に位置する測温抵抗エレメ
ント9の抵抗値R9の変化は小さい。このため両抵抗値
の差ROは流量の増加とともに増大することが分る。
〔発明の効果〕
この発明は上述のように半導体基台lの空間部4上に設
けた薄膜層11に薄膜の測温抵抗エレメント8.9をそ
れぞれ配設し、一方、半導体基台lと熱的に接触する部
分に流体温度検出エレメント13を設けているので、周
囲温度の変化によって簿膜層11の温度が変化したばあ
いにも流体温度検出エレメント13によって補正される
。また測温抵抗エレメント8,9および流体温度検出エ
レメント13は薄膜形成技術およびマイクロマシニング
技術により1つの基板上に集積することができるので、
製造が容易であり、したかつ℃安価に供給できる。さら
に薄膜抵抗は熱線抵抗に比し大きい抵抗値が得られるの
で、消費電流を小さ(することができ、しかも測温抵抗
エレメント8゜9が配設される配役部5.5は薄膜構造
をとることができることから、熱時定数が短(、それゆ
え間欠駆動が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの発明の1実施例を示すもので、第
1図はマイクロブリッジセンサー素子の平面図、第2図
は同斜視図、第3図は第2図の■−I線に沿って切断し
、これを矢印方向に見た縦断面図、第4図は流量検出セ
ンサーの電気回路図、第5図は測温抵抗エレメントの抵
抗特性図、第6図〜第8図は従来装置を示すもので、第
6図は熱線式流量センサーの斜視図、第7図および第8
図は電気回路図である。 l・・・半導体基台、2・・・開口部、3・・・開口部
、4・・・空間部、5・・・配設部、8・・・測温抵抗
エレメント9・・・測温抵抗エレメント、10・・・マ
イクロブリッジセンサー素子、11・・・薄膜層、12
・・・スリット、13・・・流体温度検出抵抗エレメン
ト、15・・・抵抗、16・・・抵抗、17・・・増幅
器、18・・・増幅器21・・・抵抗、22・・・抵抗
、23・・・増幅器、25・・・温度差検出回路、27
・・・トランジスタ、28・・・トランジスタ、29・
・・抵抗、31・・・定電流回路、33・・・トランジ
スタ、34・・・抵抗、35・・・スイッチング回路。 特 許 出 願 人   山武ハネウェル株式会社第3
図 第4図 dRu/RuO(%〕 dRd/RdOc%〕 dRd/Rd−dRu/Ru

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体基台(1)上に薄膜層(11)を形成する
    とともに、上記基台(1)の上記薄膜層(11)と対向
    する部分に空間部(4)を形成し、かつこの空間部上に
    おいて、上記薄膜層(11)には流体の流れる方向と交
    差する方向に沿つて、かつ電流によつて発熱する一対の
    薄膜の測温抵抗エレメント(8)(9)をたがいに所定
    の間隔をおいて並設し、さらにこれら両測温抵抗エレメ
    ント間において、上記薄膜層(11)にはその両測温抵
    抗エレメントをたがいに熱的に絶するスリット(12)
    を設け、一方上記薄膜層(11)の上記基台(1)と熱
    的に接する部分には薄膜の流体温度検出抵抗エレメント
    (13)を設けたことを特徴とする流体の流量検出セン
    サー。
  2. (2)半導体基台(1)上に薄膜層(11)を形成する
    とともに、上記基台(1)の上記薄膜層(11)と対向
    する部分に空間部(4)を形成し、かつこの空間部上に
    おいて、上記薄膜層(11)には流体の流れる方向と交
    差する方向に沿つて、かつ電流によつて発熱する一対の
    薄膜の測温抵抗エレメント(8)(9)をたがいに所定
    の間隔をおいて並設し、さらにこれら両測温抵抗エレメ
    ント間において、上記薄膜層(11)にはその両測温抵
    抗エレメントをたがいに熱的に絶縁するスリット(12
    )を設け、一方上記薄膜層(11)の上記基台(1)と
    熱的に接する部分には薄膜の流体温度検出抵抗エレメン
    ト(13)を設け、さらに上記測温抵抗エレメント(8
    )(9)と抵抗(15)(16)により形成されるブリ
    ッジ回路と、このブリッジ回路に接続される増幅器によ
    り温度差検出回路(25)を形成し、かつこの温度差検
    出回路を定電流回路に接続するとともに、この定電流回
    路に上記流体温度検出抵抗エレメント(13)を接続し
    たことを特徴とする流体の流量検出センサー。
  3. (3)上記薄膜層(11)において、かつ流体の流れる
    方向において、上記両測温抵抗エレメント(8)(9)
    の外側に上記空間部(4)を介してたがいに連通する開
    口部(2)(3)をそれぞれ形成した特許請求の範囲第
    1項または第2項記載の流体の流量検出センサー。
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