JPH02259000A - 透析用電極装置 - Google Patents

透析用電極装置

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JPH02259000A
JPH02259000A JP1076841A JP7684189A JPH02259000A JP H02259000 A JPH02259000 A JP H02259000A JP 1076841 A JP1076841 A JP 1076841A JP 7684189 A JP7684189 A JP 7684189A JP H02259000 A JPH02259000 A JP H02259000A
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    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は1例えば電着塗装、電気メツキなどにおいて、
溶液から不要のイオン性物質を除去するに簡便な透析用
電極装置に関する。
特に被塗物の電極に対する他の電極と1−で、溶液から
管状イオン交換体により@離、構成された電着塗装jて
おいて有用な透析用電極装置に関する。
〔従来技術および発明が解決し7ようとする課題〕 電着塗装は、アニオン型とカチオン型とに大別され、一
般に樹脂を主成分どするアニオン型塗料とカチオン型塗
刺とが水溶液と1./て用いられ、同時にそ第1ぞ、t
i酸とアルカリとが中和剤と1−て添加されて一溶液に
、卦ける電導度の調節が図らり、ている。1〜か1−で
、電着塗装の実施においては、塗料成分の減少に応じて
塗犯溶液が補給されるだめ−その゛ママでは溶液中の酸
またはアルカリが次第に蓄積1−2て、電導度などの条
件に変化を生ずる結果、塗膜の均一かつ良好な生成に悪
影響を及ぼすS二とになる。したがって−−−−一般に
被塗物の電極(・τ対する他方の電極を溶液からイオン
交換膜によつ゛r隔靜し1、該隔膜を介して溶液中の酸
壕たはアルカリを透析、除去する管理方法が採用されて
込る。
従来、上記したような電着塗装において、イオン交換膜
により隔離された電極としては、特公昭45−2223
1号公報にも記載されているように−イオン交換膜を隔
膜として電極自体が設置された箱形の中空容器などから
なり、溶液から取外しが可能な電極単位の装置である。
しかしながら、このようなイオン交換膜を用いた箱形の
隔膜電極装置では、該膜が非電導性金網ま九は有孔構造
体によって保持されていて本、溶液における被塗物の搬
入、搬出などに伴う水圧変動によって、該膜の変形が避
けられないため、長期間の耐久性を有さす破損し、定期
的な交換が必要であり、また重量増もあり交換作業が容
易でなく、電着塗装の能率が悪く且つコスト高という問
題があった。
これに対して、イオン交換膜の耐久性および電着塗装の
能率向上とともに小形化、軽量化を図った電着塗装用隔
膜電極装置として。
特公昭57−27955号などが提案されている。即ち
、特公昭57−27955号公報に記載の電着塗装用隔
膜装置は、液体流通構造を有する支持材を介して、イオ
ン交換膜が電極の表面に積層されるため耐久性よく保持
され、かつ該支持材を介して外部から水を強制的に流通
せしめて、電極に付着する気泡および分極された不純物
分子を排除するように構成されている。具体的には、管
状電極の外周に網状スペーサーなどを介してイオン交換
膜が巻回、積層された筒型の電着塗装用隔膜電極装置な
どが示されている。しかしながら、特公昭57−279
55号などに提案された電着塗装用隔膜電極装置では、
イオン交換膜を電極の表面に支持材を介して積層させる
ことが必須であるため、該イオン交換膜を巻回。
積層して接合するなど構成製作に手間を要する。また、
イオン交換膜の寸法は、一般に電着塗装液中で伸び、液
中から出せば縮むが、上記の電着塗装用隔膜電極装置で
は、イオン交換膜は隔膜支持体と共に電極に固定されて
いるためにイオン交換膜の伸縮が吸収されず、しわなど
が発生し破れ易くなるという問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記した問題点に鑑み、製作が容易で且
つイオン交換膜のしわなどが発生しない電極装置を開発
することを目的として鋭意研究を行なった。その結果、
上記の目的を達成することに成功し1本発明を提供する
に至った。
即ち、本発明は、一端又は両端が開口した管状イオン交
換体、その管内に挿入された電極、及び管状イオン交換
体の開口端に嵌合された蓋よりなり、該管状イオン交換
体の一端に嵌合された蓋には電極の一端が支持されてな
り、該管状イオン交換体の他端は該管状イオン交換体の
伸縮に応じて軸方向忙移動可能であり、該管状イオン交
換体の管内を一端から他端へ極液を流通させるための極
液の供給口及び排出口が夫々設けられてなる透析用電極
装置である。
第1図は、本発明の透析用電極装置を鉛直方向く平行な
平面で切断した断面図である。
第1図において、両端が開口した管状イオン交換体1の
管内には円筒状の電極2が挿入されている。管状イオン
交換体1の上端及び下端には、それぞれ接合部材8を介
して上蓋4及び下蓋3が嵌合されている。管状イオン交
換体1の下端は下蓋3によって密閉されているが、上端
は、管状イオン交換体1内への電極2の挿入のために上
蓋4が開口している。
電極2は、その下端が管状イオン交換体1の下端に嵌合
された下蓋3を下方に押すことによる管状イオン交換体
1の破損を防止するために、電極2の上端近傍に設けら
れたつば7を上蓋4で支持することによって電極2を懸
垂させている。そして、管状イオン交換体1自身も上蓋
4から懸垂され、管状イオン交換体1の下端は電極2に
は固定されておらずに自由端を形成しており、管状イオ
ン交換体1の伸縮に応じて軸方向(上下方向)に移動可
能となっている。さらに、下蓋3及び上蓋4には、管状
イオン交換体1の管内を一端から他端へ極液を流通させ
るための極液の供給口6及び排出口5が夫々設けられて
いる。
第2図は、本発明の透析用電極装置の他の態様を示す断
面図である。第2図では、3本の両端が開口した管状イ
オン交換体の両端に夫々接合部材8が接着剤による接着
又は融着等の任意の手段によって固定されている。接合
部材8にはネジが切られており、管状イオン交換体1同
士をパツキン9を介して容易に接続することができる。
また、電極2は、3本がネジによって接続されており、
各管状イオン交換体1の長さに合わせて分割が可能とな
っている。このようにすることによって。
透析用電極装置の組立てが容易圧なると共に、管状イオ
ン交換体が破損した場合にも破損部位のみを交換するこ
と釦よって容易に修復が可能となる。
また、第2図においては、管状イオン交換体1の下端の
下蓋6に設けられた極液の供給Ω6に、剛性の材質で形
成された極液の供給管10が管状イオン交換体1の軸方
向に該管状イオン交換体1の外面に沿って設けられてい
る。極液の供給管10は一下端にお帆で下蓋3に固定さ
れており、上端において上蓋4に固定された案内管11
を通ってその上方でナツト12により固定されている。
ナツト12を極液の供給管10の軸方向く移動させるこ
とによって上蓋4と下蓋3との間の距離、即ち、管状イ
オン交換体1の長さの調節が可能である。このため、本
発明の透析用電極装置を電着塗装液中に浸漬した時に、
管状イオン交換体の伸び分だけナツト12を極液の供給
管10の軸方向に移動させ、管状イオン交換体の長さを
長(することによって管状イオン交換体のしわを防止す
ることができる。また−透析用電極装置の運搬には、極
液の供給管10を持って行なうことができるため、管状
イオン交換体の破損を防止すること亀できる。
上記の極液の供給管は、極液の供給、上蓋と下蓋との距
離の調節及び曲げに対する補強とiう3つの機能を併せ
有しているが、これら3つの機能を別々の部品で発揮さ
せて本良い。例えば、下蓋の極液の供給口には可撓性の
極液供給のためのホースを接続し、これとは別に上蓋と
下蓋とを剛性の棒体或いは筒体等で接続することもでき
る。
本発明の透析用電極装置においては、その用途に応じて
管状イオン交換体が選択され、例えばアニオン型の電着
塗装用にはカチオン交換体、カチオン型の電着塗装用に
はアニオン交換体が用いられる。このような本発明に用
する管状イオン交換体は、自重を支持するのに十分な引
張強度を有することが必要であり1例えば、内径44層
厚さ3−長さ1000■の管状イオン交換体の引張強度
は0.11に/−以上であることが好ましい。また、電
着塗装など実施する溶液における水圧変動に対して耐久
性を有し、例えば、内径44露厚さ3■長さ1000■
の管状イオン交換体の内側から0.11に/−の圧力を
加えた場合に殆んど変形しない程度の機械的強度を有す
ることが好まし−0このような管状イオン交換体の製造
方法は特に制限されな込が、本発明者らが既に特願昭6
5−258913号において提案しているように、管状
のポリエチレン製多孔体く、少なくとも(A)イオン交
換基の導入に適した官能基を有する重合可能なモノマー
(S)架橋剤および(C’)ラジカル重合開始剤を含む
モノマー混合液を含浸させて重合した後。
イオン交換基を導入する方法によって、良好な機械的強
度を有する一体の管状イオン交換体を得ることができる
。この製法において用いられる管状ポリエチレン製多孔
体は、一般に直径5〜30C1wa、厚さ0.5〜5 
m +長さ20四〜5mの形状から適宜選択される。ま
た該多孔体の平均孔径は1〜500μm、特に10〜2
00μm、気孔率は10〜80%。
特に30〜60%であることが、モノマー混合液の含浸
9重合が充分に達成され、所望の管状イオン交換体を得
ることができるために好ましい。また、モノマー混合液
は、従来公知のイオン交換樹脂膜と同様の組成成分、例
えばスチレン、クロルメチルスチレンなどの(A)成分
、ジビニルベンゼンなどの(B)成分、ベンゾイルパー
オキサイドなどの(C)成分が用いられ、必要により他
の共重合可能なモノマー−可溶性の線状高分子、可塑剤
、溶媒などを用すてpl製される。
また、本発明において好適に用い得る管状イオン交換体
は、次の方法によって41#遺し得る。即ち、イオン交
換樹脂粉末とポリエチレン樹脂との混合物を押出成形に
より管状に成形する方法である。ここで、イオン交換樹
脂粉末としては、公知のものが何ら制限なく採用される
が、通常は、平均粒径が100μmよりも細か騒粉末を
用いることが好ましい。
ポリエチレン樹脂としては、高密度、低密度のいずれも
使用し得るが、メルトインデックスが2g/10分以下
であるものが押出成形によるイオン交換容量の減少を防
止できるために好ましb0上記のイオン交換樹脂粉末と
ポリエチレン樹脂との混合比率は、得られる管状イオン
交換体の機械的強度及びイオン交換容量の点から一一般
九イオン交換樹脂粉末:ポリエチレン樹脂=7:3〜5
:5(重量比)の範囲であることが好ましい。これらの
混合物を押出成形により管状に成形する方法は1通常の
押出成形方法が何ら制限されず採用される。ただし、成
形温度は、イオン交換基の分解しない値が採用され−し
か本成形時間は短時間であることが好ましい。このよう
にして、前記した方法で製造したのと同様の大きさの管
状イオン交換体が得られる。
尚、第1図及び第2図に示した管状イオン交換体は1両
端が開口しているが一製造方法によっては第6図に示し
たように一端が閉じた管状イオン交換体を得ることがで
き、このようなものも本発明において使用し得る。
本発明において用いる電極は、管状イオン交換体の種類
に応じて選択され、管状カチオン交換体には陰極、管状
アニオン交換体釦は陽極である。仁のような電極は、従
来公知の陰極または陽極が採用され、管状イオン交換体
の管内に設置できる所定の形状であれば特に制限されず
、一般に棒状、平板状1日前状などで、例えばステンレ
ススチールなどの陰極、また例えば白金族金属系の耐酸
性を有する金属陽極が用いられる。このような電極は、
管状イオン交換体の管内に管状イオン交換体との距離を
一般KO05〜50mK保持して設置される。特に縦型
の電極装置を用いる場合には、管状イオン交換体の上部
にガスが多(なり、下部の方が電流が流れ易くなるなど
電流分布の不均一を生じるため、通電面側から裏側へガ
スを除去するラス状あるいはバンチングした多孔性の電
極が好適に採用される。
さらに、管状イオン交換体の管内における電極を上部で
電極の通電面側が対極に近く、下部で遠くなるように設
置するととか、生成ガスを通電面の裏側に集積し易(す
るために好ましい。
本発明において、電極2の一端は管状イオン交換体1の
一端忙嵌合された蓋に支持されている。支持する方法と
しては、第1図及び第2図に示したように電極2の一端
に設けた・つば7を上蓋4で支える方法、第3図に示す
ように管状イオン交換体1の一端を接着剤でボッティン
グして蓋を形成する場合には、電極2が管状イオン交換
体の管外から管内へ接着剤で形成された蓋を貫通するよ
うにして電極2を固定する方法等が挙げられる。
本発明の透析用電極装置は、一般には、管状イオン交換
体の軸がほぼ鉛直方向となるように縦型の状態で管状イ
オン交換体の上端より下部が電着塗装液中に浸漬されて
使用される。この場合には管状イオン交換体の管内の極
液と電着塗装液との混合が生じないように管状イオン交
換体の下端の開口端は下蓋3で密閉されるが一上端は開
口されていて良い。
また、本発明の透析用電極装置全体を電着塗装液中に浸
漬して使用する場合には、管状イオン交換体の開口端を
蓋で密閉する必要がある。
上記の上蓋及び下蓋は、管状イオン交換体の端部に直接
接着剤による接着やoリング等を用いた機械的締付は手
段によって取付けられてもよく、また、管状イオン交換
体の端部に接合部材8を上記手段によって固定し、接合
部材8と上蓋及び下蓋とを接続しても良り0接合部材8
と上蓋及び下蓋との接続は、第2図に示すようなネジ等
の着脱可能な方法にすることが、管状イオン交換体の取
替えが容易に行なえるために好ましい。
上蓋及び下蓋は、電気絶縁性の材料であれば特に制限さ
れないが、一般に硬質塩ビ、ポリプロピレン、ポリエチ
レンなどのプラスチック材料が好適である。また、第3
図に示すように接着剤によるボッティングで蓋を形成し
ても良い。なお、管状イオン交換体は、乾燥状態と湿潤
状態とでは膨潤収縮を生じて寸法変化するため、上蓋及
び下蓋と接合する場合には比較的軟かい接着剤やゴム系
接着剤を用いることが好ましく、また管状イオン交換体
の接合面におけるイオン交換基を酸化剤などにより分解
して、予め不活性化して接合する方法も望ましい。
本発明の透析用電極装置に設ける極液の供給口および排
出口は、管状イオン交換体の管内を一端から他端へ極液
を流通させうるように設けられれば良い。例えば、第1
図及び第2図に示すように、下蓋3に極液の供給口6が
上蓋41C極液の排出口5が夫々設けられ、極液は、排
出口5よりオーバーフローにより排出させる態様が好適
である。また、第3図に示すように電極として管状のも
のを使用し。
電極の上端からその管内へ極液を供給し、電極の下端に
設けられた極液の供給口6かも極液を管状イオン交換体
の管内へ供給し、管状イオン交換体の下端から上端へ極
液を流通させた後、上蓋に設けられた極液の排出口5か
ら排出する態様も採用し得る。
電着塗装終了後に、管状イオン交換体内に供給された極
液を排出する方法としては、次のような方法が好適に採
用される。第4図に示すように極液の供給管10に、一
端が開口した極液の排出管13を接続し、極液の供給管
10には極液の排出管13の接続位置をはさんで2ケ所
にバルブ14及び15を設ケ、また極液の排出管13に
もバルブ16を設ける。そして、透析用電極装置を電着
塗装液から引上げる際或いは電着塗装液を槽から抜く際
にバルブ15を閉にしてバルブ14と16を開和して極
液の排出管13内を極液で満たし1次いでバルブ14を
閉にしバルブ15を開にしてサイホン原理により管状イ
オン交換体内の極液を容易に排出することができる。
なお、極液としては、水を用いてもよいが。
酸またはアルカリを効率的に一定に除去するために、外
部に夕/りなどを設けて透析した酸ま九はアルカリの極
液を水で一定の低濃度にコントロールして循環する方法
が好ましい。
本発明の透析用電極装置は、その用途に応じて、例えば
自動車ボディーの電着塗装など大型の浴槽においては、
fs2図に示すように2本以上の管状イオン交換体を適
当な接着剤。
フランジ ネジ込み式などで接合して、長尺の装置を構
成することも可能である。
また、第5図に示すように2本の管状イオン交換体を可
撓性の筒体17を介して接続することにより、可撓性の
筒体17の位置で透析用電極装置を折り曲げることが可
能である。
!5図忙よれば、2本の管状イオン交換体1の端部には
管状イオン交換体に嵌合する接合部材8が接着剤による
接着、或いは融着により固定されている。そして接合部
材8にはネジが切られている。−万一可撓性の筒体17
の両端忙もネジが切られた接合部材8′が固定されてお
り、該接合部材8′は管状イオン交換体の接合部材8と
接続される。
尚、2本の管状イオン交換体中の電極2は、可撓性の導
電体18によって互いに接続されている。
さらに−本発明の透析用電極装置、特に管状イオン交換
体の取扱い時の破損を防止するために、電着塗装など釦
用いる溶液の流れを妨げなりように開口部を多数有する
か又は第6図に示すようにメツシュ状の枠体19を管状
イオン交換体の外面にカバーとして取付けることが好ま
しい。この場合、枠体19の下端を下蓋3よりも下方に
位置するように透析用電極装置に固定することが好まし
い。このよう和することによって、透析用電極装置を電
槽底部や床上に置いても透析用電極装置の下蓋が電槽底
部や床上に接触することがないため、下蓋の圧縮による
管状イオン交換体の破損を防止することができる。また
、本発明の透析用電極装置を電着塗装液中へ浸漬したと
きの管状イオン交換体の伸びに伴なう下蓋の移動のため
のガイドとしての機能も上記の枠体19は有する。
本発明の透析用電極装置は、前記のように管状イオン交
換体の軸がほぼ鉛直方向となるように電着塗装液中に設
置されるのが一般的であるが、第5図に示したような屈
曲部を持たせることによって管状イオン交換体の軸が水
平方向になるように設置することもできる。
また、2つの透析用電極装置を7字型に設置し、両者の
下端部を極液の供給管で接続することもできる。
〔効 果〕
本発明の透析用電極装置は、電着塗装液中へ浸漬し九と
きの管状イオン交換体の伸びに応じて管状イオン交換体
の下端が自由に上下移動が可能である。このため、管状
イオン交換体の伸びによって管状イオン交換体にしわが
生じることはな(、それによる破損の惧れもほとんどな
い。
また、本発明の透析用電極装置は、隔膜として用する管
状イオン交換体が従来技術におけるイオン交換膜に比べ
て耐久性に優れ、何ら支持材(補強材)を要することな
く簡単な構造で、製作も容易である。また、本発明の装
置では、管状イオン交換体と電極との間に支持材などが
全(存在しないために、透析する酸またはアルカリ、例
えば電着塗装液に含有される重金属などの不純物、電極
に発生するガスなどが滞留することなく、極液の流通に
よって速かに排除される。したがって、本発明の装置に
よれば、ガスの滞留、管状イオン交換体において重金属
などの沈積などが極めて少なめため、経時的な電気抵抗
の増大、電流分布の不均一などが解消される結果、消費
電力が軽減され、酸またはアルカリの透析が効率よ〈達
成され、ひいては例えば電着塗装において均一な塗膜を
得ることができる。
なお、本発明においては、主に電着塗装用の電極装置と
して説明したが−これに限らず他の電気メツキなどにお
ける透析用電極装置としても用いることができる。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。
実施例 1 〔管状イオン交換体の製造〕 平均空孔径が約100μmおよび気孔高が約50%のポ
リエチレン製多孔体よりなる外径50■×内径44 v
m X長さ1mの管状体に、ポリエチレン粉末(平均直
径が約30μm以下)、クロルメチルスチレン、ジビニ
ルベンゼン、スチレン−ブタジェンラバーおよび過酸化
ベンゾイルより詞大したペースト状混合液を鋳型状金型
において注入、含浸させて、減圧、脱泡した後、加熱重
合して管状の重合成形体を得た。次いで、この管状成形
体をアミノ化溶液中に浸漬してアミン化し、管状アニオ
ン交換体とした。
この管状アニオン交換体は、電気抵抗が0.1N−Na
C6溶液中(25℃)で約250−一。
交換容量が2.5 meq / I/であった。また管
の両端部を密閉して、その内部に0.5に4/c!iの
水圧を加えたが、殆んど変形も認められなかった。さら
に引張強度は20Kg/−であった。
〔電着塗装用電極装置の構成〕
上記した管状アニオン交換体(1m)の3本を第2図に
示したようKそれぞれ接続した管内に、5US304製
の外径約38瓢、内径約33瓢、長さ1mである円筒状
の陽極を3本接続して挿入し、管の下端部を下蓋により
密閉し、上端部に開放型の上蓋を設は念。
また、管の下端部に設けた下蓋の底部に極液の供給口を
接続し、上端部に設けた上蓋の側部に極液の排出口を付
設し、管外にタンクを設けて、比電導度により自動的忙
純水を加えて極液の濃度をコントロールして循環するよ
うに構成した。なお、管状アニオン交換体の接続、上下
端部における上蓋、下蓋および極液の供給口、排出口の
設置は、いずれも硬質塩化ビニル樹脂製のものを用いて
一接着剤により固定した。
ビスフェノール型エポキシ樹脂系のカチオン塗料を主成
分とし、酢酸を中和剤とする電着塗装の溶液において、
脱脂した鉄製の被塗着物を陰極とし、該被塗着物を挾む
ように上記で構成した隔膜陽極装置の2本を設置して、
直流電流を通電した。その結果、通電開始時は電圧が2
50V、電流が約25Aで経時的忙低下するが、5分間
の通電により良好な塗膜状態の塗着物を得た。なお、溶
液中の塗料は、経時的に補給しながら一定濃度を保持し
、また陽極装置の極液は外部タンクにおいて水を添加し
て一定濃度にコントロールして循環した。
次に、溶液に新し論被塗着物を入れて、上記と同様の電
着条件下に実施した結果、5分間の通電により電流も同
様の経時変化を示して、良好な塗膜の塗着物を得た。こ
のような電着塗装を20回繰返したが、殆んど同様の電
着条件で良好な塗着物を得ることができ、この間におけ
る中和剤(酸)の除去率は92%であった。管状イオン
交換体は5%伸びたがしわは発生しなかった。
実施例 2 実施例1で製造した管状イオン交換体(1m)の1本を
用いて第1図に示したような電極装置を構成した。また
、比較のために、上記の管状アニオン交換体と電極との
間隙に管状の多孔性プラスチック製網状物を充填して。
同様の電極装置を構成した。
被塗着物の自動車ボディーを陰極として。
実施例1と同組成を有するカチオン電着塗装の溶液中に
、上記の実施例用および比較例用に構成した電極装置の
各2本(計4本)を用いてそれぞれ自動車ボディーから
等距離の付近に組込み、稼動テストを行った。通電は、
定電圧式直流電源装置を設けて、電極装置の4本に対し
て並列に配線し、それぞれ電流計を用意して、実施例1
と同様に実施1−た。
その結果、運転当初は270vの定電圧で。
実施例用の電極装置において約15A、比較例用の電極
装置において約f3Aの電流であったが、経時的に低下
し、約3ケ月間の連続運転により、実施例用では約14
A、比較例用では約8Aまで低下した。また、各電極装
置について、運転当初および約3ケ月の連続運転後にお
ける中和剤(酸)の除去率を測定した結果を第1表に示
した。
第1表 さらに、3ケ月運転後の各電極装置を解体して、その管
状アニオン交換体の交換容量を測定した結果を当初の交
換容量と併せて第2表に示す。
第2表 なお、約3ケ月運転後の管状アニオン交換体について、
管内面の螢光X線強度を測定した結果、実施例用および
比較例用のいずれも例えばFe * Cr + Pb 
、 Ni * Snなどの重金属類が検出されたが、特
に比較例用の管状アニオン交換体に強度が強く、内部の
方まで強く観察された。
以上の測定から、管状アニオン交換体と電極との間に網
状物を介在させた比較例用の電極装置では、該網状物の
存在により液およびガスが滞留し易いためか、管状アニ
オン交換体が酸化をより強く受けており、それが実施例
用に比べて交換容量の減少および中和剤(酸)除去動車
の低下に表われており、また管状アニオン交換体への重
金属類の沈着が。
電気抵抗の上昇−ひいては電流の経時的な低下を招いて
いると推測される。
また、電着塗装液中で管状イオン交換体は約10備伸び
たが一本実施例の電極装置では形状に変化はなかった。
一方、比較例の電極装置では管状イオン交換体は多孔性
プラスチック與網状物と共に両端が接着されているため
、管状イオン交換体の伸びが吸収されず大きなしわが発
生し、折れ傷の破れが生じたので接着剤で補修して使用
した。
実施例 3 〔管状イオン交換体の製造〕 スチレン−ジビニルベンゼン共重合体ヲ骨格とし、第4
級アンモニウム塩基を交換基とするアニオン交換樹脂の
粉砕物(平均粒径100μm以下)、メルトインデック
スが0.41/1o分の低密度ポリエチレン粉末および
ステアリン酸を混合し、パウダー式押出成形機により、
外径50gm×内径44■×長さ1mのパイプ状の管状
アニオン交換体を成形した。
この管状アニオン交換体は、電気抵抗が0.IN−Na
CL溶液中(25℃)で約50Ω−d。
交換容量が2.2 meq/、9 、 tた管の両端部
を密閉して、その内部に肌51’v/−の水圧を加えた
が、殆んど変形も認められなかった。さらに引張強度は
21 Kf/cdであった。
〔電着塗装用電極装置の構成〕
上記した管状アニオン交換体(1m)の管内に、陽極と
してT1基材にptの厚さ5μmのメツキを施した巾4
0■X長さ120備のラス状の平板を挿入し、実施例2
と同様に下端部を下蓋で密閉し、上端部に開放型の上蓋
を設けた。また、管の下端部に設けた下蓋の底部に極液
の供給口を接続し、上端部に設けた上蓋の側部に極液の
排出口を付設し、管外にタンクを設けて、比電導度によ
り自動的に純水を加えて極液の濃度をコントロールして
循環するように構成した。なお−上蓋、下蓋および極液
の供給口、排出口は、硬質塩化ビニル樹脂を材質とし、
接着剤により接続した。
ビスフェノール型エポキシ樹脂系のカチオン塗料を主成
分とし、乳酸を中和剤とする電着塗装の溶液において、
脱脂した鉄製の被塗着物を陰極とし、#被塗着物を挾む
ように陽極として上記の電極装置の2本を設置して。
前実施例と同様に直流電流を通電した。
その結果、運転当初は300vの定電圧で一電流が約2
7Aであるが、経時的に低下し、4分間で通電を停止し
、良好な塗面状態の塗着物を得た。新しい被塗着物を用
いて同様の通電処理を繰返し20回行ったが、電流の経
時的な変化は殆んど同じ傾向を示した。この間における
中和剤の除去率は90.5%であった。また、管状イオ
ン交換体の伸びは8%であったが、しわの発生はなかっ
た。
4、
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図及び第5図は、本発明の透析用
電極装置を鉛直方向に平行な平面で切断した断面図であ
り、第4図は、極液の供排管の接続の一例を示す概略図
であり。 第6図は本発明の透析用電極装置を示す概略図である。 図中、1は管状イオン交換体、2は電極、3は下蓋、4
は上蓋、5は極液の排出口、6は極液の供給口、7は電
極のつば。 8及び8′は接合部材、9はQ IJング、10は極液
の供給管、11は案内管、12はナツト。 16は極液の排出管、14.15及び16はバルブ、1
7は可撓性の筒体、18は可撓性の導電体、19は枠体
を夫々示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一端又は両端が開口した管状イオン交換体、その
    管内に挿入された電極、及び管状イオン交換体の開口端
    に嵌合された蓋よりなり、該管状イオン交換体の一端に
    嵌合された蓋には電極の一端が支持されてなり、該管状
    イオン交換体の他端は該管状イオン交換体の伸縮に応じ
    て軸方向に移動可能であり、該管状イオン交換体の管内
    を一端から他端へ極液を流通させるための極液の供給口
    及び排出口が夫々設けられてなる透析用電極装置。
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