JPH02258795A - 2’,3’‐ジデオキシプリンヌクレオシド類の製造方法 - Google Patents

2’,3’‐ジデオキシプリンヌクレオシド類の製造方法

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JPH02258795A
JPH02258795A JP8003889A JP8003889A JPH02258795A JP H02258795 A JPH02258795 A JP H02258795A JP 8003889 A JP8003889 A JP 8003889A JP 8003889 A JP8003889 A JP 8003889A JP H02258795 A JPH02258795 A JP H02258795A
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小島 鋭士
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英敏 吉岡
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、抗ウィルス剤、 2′ 3゛ ジデオキシ プリンヌクレオシド類の、新規かつ効率的な製造法に関
するものである。
〔従来の技術〕
一般式[I]に示されるような、プリン塩基部にメルカ
プト基(−SH)を持つ、2’、3’−ジデオキシプリ
ンヌクレオシド類の合成に関する報告はあまりなされて
おらず、唯一、本願発明者が既に出顆したように大腸菌
(E、  coli )を用いた塩基交換反応によって
得ることができる(特願平1−46183.平成元年2
月27日出願)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、大腸菌の塩基交換反応、による上記の方
法は、反応の基質となる化合物が、メルカプトプリン塩
基及びその誘導体のように、水に対して難溶解性を示す
化合物である場合には反応収率が低く(12〜23%)
、一般式[17で示されるような化合物を、効率良く得
る方法としては適当ではなかった。
ところで、現在、後天性免疫不全症(AIDS)や成人
T細胞白血病(ATL)等に代表されるような、レトロ
ウィルスによって引起こされる疾病が、社会的に大きな
問題となってきており、その対策に向けて全世界的な規
模で研究が押進められているのは、周知のとおりである
このような、レトロウィルス疾患に対しては、AZTや
DDCなどに代表される2’、3’−ジデオキシヌクレ
オシド類がその治療薬として重要なものである。
本発明に係る、2’、3’−ジデオキシプリンヌクレオ
シド化合物も、この仲間に属するものである。さらに、
本発明に係る化合物は、その分子内に、塩基部分に置換
されたメルカプト基を官能基として有し、この官能基の
作用によって、従来の2’、3’−ジデオキシプリンヌ
クレオシドに見られたような副作用を軽減することがで
きる。
しかし、現在のところ、本発明に係る2’、3’−ジデ
オキシプリンヌクレオシド類の合成法としては、上記の
如く、収率の良い大量合成法は知られていないため、薬
品とする際に高価なものにならざるを得なかった。
したがって、収率が良く簡便な、工業的合成法を確立し
、安価かつ高純度製品として、一般式[1]に示した2
’、3’−ジデオキシプリンヌクレオシド類を供給する
ことの意義は大きい。
〔課題を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、本発明の第1の発明は一般式[I
I] せることにより、一般式[I]に示す2’、3’−ジデ
オキシプリンヌクレオシドを生成させることを特徴とす
る、2’、3’−ジデオキシプリンヌクレオシド類の製
造法である。
I (式中Xは、水素原子 アミノ基 又は、水酸基 のいずれかである〕 に示すプリン化合物を、含水エタノール中、水硫化ナト
リウムを加え、還流条件下で反応さ(式中Xは、水素原
子 アミノ基 又は、水酸基 のいずれかである) また、本発明の第2の発明は 一般式[TH] J (式中Yは、水素原子 アミノ基 モノアセチルアミノ基 ジアセチルアミノ基 水酸基 アセチルオキシ基 又は、ベンゾイルオキシ基 であり、 R1は、水素原子 ホルミル基 アセチル基 プロパニル基 ピバロイル基 又は、ベンゾイル基 のいずれかである) に示すプリン化合物を、含水エタノール中、水硫化ナト
リウムを加え、還流条件下で反応させることにより、−
最大[IJに示す2’、3’−ジデオキシプリンヌクレ
オシドを生成させることを特徴とする、2’、3’−ジ
デオキシプリンヌクレオシド類の製造法である。
また、本発明の第3の発明は 一般式[] (式中2は、水素原子 アミノ基 水酸基 炭素数1.〜10のエステル類で モノ置換されたアミノ基 炭素数1〜10のエステル類で ジ置換されたアミン基 炭素数1〜10のエステル類で 保護された水酸基 のいずれかであり、 R2は、水素原子あるいは 炭素数1〜15のエステル類である) に示すプリン化合物を、含水エタノール中、水硫化ナト
リウムを加え、還流条件下で反応させることにより、−
最大[IIに示す2゛、3“−ジデオキシプリンヌクレ
オシドを生成させることを特徴とする、2’ 、 3’
−ジデオキシプリンヌクレオシド類の製造法である。
なお、還流条件下とは、反応溶媒として用いている水と
エタノールの混合溶媒が沸騰する温度(70〜100℃
、好ましくは80〜90℃)で反応を進行させることを
示す。
一最大+:n]、  [nl]および[rV]で表され
る6−クロロプリン−9−β−D−2’、3’−ジデオ
キシノボフラノシド及びその誘導体は、次に示す方法な
どにより容易に得ることができる。
すなわち、(方法■)2’、3’−ジデオキシウリジン
と6−クロロプリン誘導体を反応の基質とし微生物(大
腸菌;  E、  coli)を用いた塩基交換反応に
より簡単に収率良く得ることができる(特願平1−46
183.平成元年2月27日出願)。
また、(方法■)2’、3’−ジデオキシウリジンと6
−クロロプリン誘導体を反応の基質とし酵素(チミジン
ホスホリラーゼとプリンヌクレオシドホスホリラーゼ)
による塩基交換反応(Biochemistry、  
20. 3615(19811)を用いても得ることが
できる。
さらに、(方法■)2.3−ジデオキシリボース誘導体
と6−クロロプリン誘導体とを原?4とした化学的カッ
プリング反応(Te!+ahed+on Left29
、+239(19B+ )により、糖の1位と塩基の9
位を結合さけてN−グルコシド結合を生じせしめ、得ら
れた2’、3’−ジデオキシ−6−クロロプリンリボサ
イド誘導体のα、β体混体物合物ラムクロマトグラフィ
ーによって分離することにより、望むβ体を得ることが
できる。
以上述べた方法(■〜■)により、本発明に係る、一般
式[■]、  [III]及び[rV]で表される6−
タロロプリンー9−β−D−2’、3’−ンデオキシリ
ボフラノシド及びその誘導体は、容易に人手可能である
一方、本発明に係る、一般式[I]で表される6−メル
カブトプリンー9−β−D−2’、3’−ジデオキシリ
ボフラノシド及びその誘導体の合成法に関する報告は殆
んど無く、唯一微生物(大腸菌:E、  coli)を
用いた塩基交換反応によって得る方法の報告が有るが(
特願平1−46183.平成元年2月27日出願)、こ
の方法では収率が低く(12〜23%)、工業的な効率
の良い合成法とは言い難い。
また、6−メルカプトプリン誘導体の合成手法として一
般によく知られている、五硫化リンによる6−ヒドロキ
シプリン誘導体の直接硫化法(Chen、  Pha+
m、  Bull、 8. 367(1960) )で
は、本発明に係る、一般式[1]に示される2’、3’
ジデオキシプリンヌクレオシド類は、合成することがで
きない。たとえば、5′位を保護された2’、3’−ジ
デオキシイノシンをピリジンに溶解し、五硫化リンを加
えて還流するという反応条件では、激しすぎる条件のた
めN−グルコシド結合が切れて原料が分解してしまい、
目的物は得ることができない。
以上述べてきたように、本発明は、従来は収率の良い簡
便な手法のなかった、6−メルカブトプリンー9−β−
D−2’ 、 3’−ジデオキシリボフラノシド及びそ
の誘導体を、容易に入手可能な6−クロロプリン誘導体
と安価な試薬より、簡便な操作で収率良く得る方法を見
出したものである。
〔実施例〕
実施例 1 6−クロロプリン−9−β−2’、3’−ジデオキシリ
ボフラノシド10.0 ffl1ol f2.55 g
 ) 、水硫化ナトリウムlf1.[1g、蒸留水Hm
1. エタノール44m1を、冷却管を付けた201]
miのナス型フラスコに入れて2時間還流し、反応させ
た。
反応終了後、室温まで放冷し、さらに水浴にて0℃まで
冷却した。
フラスコ内の温度を0℃に保ちながら、10%の希酢酸
により中和し、溶液のpHを8とした。
そのまま数時間攪拌し、溶液のp Hが7〜8の間に安
定したのを確認後、ロータリーエバポレーターによって
濃縮した(20 mdg、  50℃)。
濃縮乾固によって得られた固形分を、メタノール10%
を含有するクロロホルムに分散して、シリカゲルを充填
したカラム(4x20cm)によりカラムクロマトグラ
フィーを行った。移動層は、メタノール10%を含有す
るクロロホルムで行った。
生成物を含むフラクション(ヨウ素により着色)を合せ
て濃縮し、得られた固形分をメタツル20%を含有する
クロロホルムより再沈澱した。
沈澱物を集めて減圧乾燥(0,I mdg、 50℃)
し、6−メルカブトプリンー9−β−D−2’ 、 3
′−ジデオキシリボフラノシド2.32 g (9,2
0m1ol )を得た。[収率 92%コ 実施例 2 実施例1において、6−クロロプリン−9−β−2’、
3’−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、2−アミ
ノ−6−クロロプリン−9−β−2’、3’−ジデオキ
シリボフラノシドを用いて、同様の反応を行った。反応
によって得られた生成物を実施例1に示した方法により
後処理及び精製を行い、乾燥固形分として、2−アミノ
−6−メルカブトプリンー9−β−D−2’、3’−ジ
デオキシリボフラノシド2.38g、  (8,90+
uol )を得た。[収率 89%] 実施例 3 実施例1において、6−クロロプリン−9−β2’、3
’−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、2−ヒドロ
キシ−6−クロロプリン−9−β−2’ 、 3’ −
ジデオキシリボフラノシドを用いて、同様の反応を行っ
た。反応によって得られた生成物を実施例1に示した方
法により後処理及び精製を行い、乾燥固形分として、2
−ヒドロキシ−6−メルカブトプリンー9−β−D−2
’ 、 3’−ジデオキシリボフラノシド2.22g、
  <8゜27 rnmol )を得た。
[収率83%コ 実施例 4 実施例1において、6−クロロプリン−9−β2′、3
’−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、5′−ベン
ゾイル−6−クロロプリン−9−β−2′3′−ジデオ
キシリボフラノシドを用いて、同様の反応を行った。反
応によって得られた生成物を実施例1に示した方法によ
り後処理及び精製を行い、乾燥固形分として、6−メル
カブトプリンー9−β−D−2’、3’−ジデオキシリ
ボフラノシド2.02g、  (g、Of nnol 
)を得た。[収率 8G%]実施例 5 実施例1において、6−クロロプリン−9−β2’、3
′−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、5゛−アセ
チル−6−クロロプリン−9−β−2’ 、 3’ −
ジデオキシリボフラノシドを用いて、同様の反応を行っ
た。反応によって得られた生成物を実施例1に示した方
法により後処理及び精製を行(・、乾燥固形分として、
6−メルカブトプリンー9β−D−2、3’−ジデオキ
シリボフラノシド2,25g、  (8,92m1ol
 )を得た。「収率 89%」実施例 6 実施例1において、6−タロロプリンー9−β2’、3
’−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、5′−ピバ
ロイル−6−クロロプリン−9−β−23′−ジデオキ
シリボフラノシドを用いて、同様の反応を行った。反応
によって得られた生成物を実施例1に示した方法により
後処理及び精製を行い、乾燥固形分として、6−メルカ
ブトプリンー9−β−D−2’、3’−ジデオキシリボ
フラノシド]、98g、  (7,85mIIol)を
得た。[収率 79%]実施例 7 実施例1において、6−クロロプリン−9−β〜2’、
3’−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、5′−ノ
ナニル−6−クロロプリン−9−β−2’ 、 3’ 
−ジデオキシリボフラノシドを用いて、同様の反応を行
った。反応によって得られた生成物を実施例1に示した
方法により後処理及び精製を行い、乾燥固形分として、
6−メルカブトプリンー9−β−ト2.3−ジデオキシ
リボフラノシド1.70g、  (5,74mmol 
)を得た。[収率 67%j実施例 8 実施例1において、6−クロロプリン−9−β2’、3
’−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、5′−へキ
モニル−6−クロロプリン−9−β−2′3′−ジデオ
キシリボフラノシドを用いて、同様の反応を行った。反
応によって得られた生成物を実施例1に示した方法によ
り後処理及び精製を行い、乾燥固形分として、6−メル
カブトプリンー9−β〜D−2’ 、 3’−ジデオキ
シリボフラノシド2− fl g 、  (8,36m
mof )を得た。[収率 84%]実施例 9 実施例1において、6−クロロプリン−9−β2’、3
’−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、5′−ヘン
シイルー2−アミノ−6−クロロプリン−9β−2’、
3’−ジデオキシリボフラノシドを用いて、同様の反応
を行った。反応によって得られた生成物を実施例1に示
した方法により後処理及び精製を行い、乾燥固形分とし
て、2−アミノ−6−メルカブトプリンー9−β−D−
2’、3’−ジデオキンリボフラノシド2.33g、 
 (8,72tQiol )を得た。し収率 87%] 実施例 10 実施例1において、6−クロロプリン−9−β2’、3
’−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、5′−ベン
ゾイル−2−(N−アセチル)アミノ−6−クロロプリ
ン−9−β−2’、3’−ジデオキシリボフラノシドを
用いて、同様の反応を行った。反応によって得られた生
成物を実施例1に示した方法により後処理及び精製を行
い、乾燥固形分として、2−アミノ−6−メルカブトプ
リンー9−β−り一2′、3−ジデオキシリボフラノシ
ド1.89 g 。
(7,07ff111ol )を得た。[収率 71%
]実施例 11 実施例1において、6−クロロプリン−9−β2′3゛
−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、5′−ベンゾ
イル−2−(N−ベンゾイル)アミノ−6−クロロプリ
ン−9−β−2’、3’−ジデオキシリボフラノシドを
用いて、同様の反応を行った。反応によって得られた生
成物を実施例1に示した方法により後処理及び精製を行
い、乾燥固形分として、2−アミノ−6−メルカブトプ
リンー9−β−02′3′−ジデオキシリボフラノシド
1.85 g 。
(6,92mmol )を得た。[収率 69%]実施
例 12 実施例1において、6−クロロプリン−9−β2′3′
−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、5′−アセチ
ル−2−(N、 N−ジアセチル)アミノ−6−クロロ
プリン−9−β−2’J’−ジデオキシリボフラノシド
を用いて、同様の反応を行った。反応によって得られた
生成物を実施例1に示した方法により後処理及び精製を
行い、乾燥固形分として、2−アミノ−6−メルカブト
プリンー9−β−02′3′−ジデオキシリボフラノシ
ド2.40g。
(8,98m1ol )を得た。[収率 90%]実施
例 13 実施例Jにおいて、6−クロロプリン−9−β−2’、
3’−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、2−(N
−アセチル)アミノ−ら−クロ・ロブリン−9β−2’
、3’−ジデオキシリボフラノシドを用いて、同様の反
応を行った。反応によって得られた生成物を実施例1に
示した方法により後処理及び精製を行い、乾燥固形分と
して、2−アミノ−6−メルカブトプリンー9−β−D
−2’、3’−ジデオキシリボフラノシド2.06g、
  (7,7I n+iol )を得た。
[収率 77%] 実施例 14 実施例1において、6−クロロプリン−9−β2’、3
’−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、5′−ピバ
ロイル−2−(N−アセチル)アミノ−6−クロロプリ
ン−9−β−2’、3’−ジデオキシリボフラノシドを
用いて、同様の反応を行った。反応によって得られた生
成物を実施例1に示した方法により後処理及び精製を行
い、乾燥固形分として、2−アミノ−6−メルカブトプ
リンー9−β−D−2’、3’−ジデオキシリボフラノ
シド1.79g。
(6,10mmol )を得た。[収率 67%1実施
例 15 実施例1において、6−クロロプリン−9−β−2’、
3’−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、5′−バ
ラメトキシベンゾイル−2−(N−アセチル)アミノ−
6−クロロプリン−9−β−2’、3’−ジデオキシリ
ボフラノシドを用いて、同様の反応を行った。反応によ
って得られた生成物を実施例1に示した方法により後処
理及び精製を行い、乾燥固形分として、2−アミノ−6
−メルカブトプリンー9−β−D−2’、3’−ジデオ
キシリボフラノシド2、31 g 、  (11,64
mmol )を得た。[収率 86%]実施例 16 実施例1において、6−クロロプリン−9−β−2′3
゛−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、5′−ベン
ゾイル−2−ヒドロキシ−6−クロロプリン−9−β−
2’、3’−ジデオキシリボフラノシドを用いて、同様
の反応を行った。反応によって得られた生成物を実施例
1に示した方法により後処理及び精製を行い、乾燥固形
分として、2−ヒドロキシ−6−メルカブトプリンー9
−β−1)−2’ 。
3′−ジデオキシリボフラノシド2.12g、  (7
,90m1Iol)を得た。[収率 79%]実施例 
17 実施例1において、6−クロロプリン−9−β−2’、
3’−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、5′−ベ
ンゾイル−2−ベンゾイルオキシ−6−クロロプリン−
9−β−2’、3’−ジデオキシリボフラノシドを用い
て、同様の反応を行った。反応によって得られた生成物
を実施例1に示した方法により後処理及び精製を行い、
乾燥固形分として、2−ヒドロキシ−6−メルカブトプ
リンー9−β−D−2’、3’−ジデオキシリボフラノ
シド2.01g。
(7,491io1 )を得た。[収率 75%]実施
例 18 実施例1において、6−クロロプリン−9−β−2’、
3’−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、5′−ア
セチル−2−アセチルオキシ−6−クロロブリン−9−
β−2′13″−ジデオキシリボフラノシドを用いて、
同様の反応を行った。反応によって得られた生成物を実
施例1に示した方法により後処理及び精製を行い、乾燥
固形分として、2−ヒドロキシ−6−メルカブトプリン
ー9−β−D−2’ 。
3′−ジデオキシリボフラノシド2.33g、  (8
,68+uol)を得た。[収率 87%] 実施例 19 実施例1において、6−クロロプリン−9−β−2′3
−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、5′−へキセ
ニル−2−へキモニルオキシ−6−クロロプリン−9−
β−2’、3’−ジデオキシリボフラノシドを用いて、
同様の反応を行った。反応によって得られた生成物を実
施例1に示した方法により後処理及び精製を行い、乾燥
固形分として、2−ヒドロキシ−6−メルカブトプリン
ー9−β−D−2’。3゛−ジデオキシリボフラノシド
2.00 g 。
(7,45m1lal )を得た。[収率 75%]実
施例 20 実施例1において、6−クロロプリン−9−β−2′3
′−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、2−アセチ
ルオキシ−6−クロロプリン−9−β−2’、3’−ジ
デオキシリボフラノシドを用いて、同様の反応を行った
。反応によって得られた生成物を実施例1に示した方法
により後処理及び精製を行い、乾燥固形分として、2−
ヒドロキシ−6−メルカブトプリンー9−β−D−2’
 、 3’−ジデオキシリボフラノシド2.21g、 
 (124mmol )を得た。[収率 82%] 実施例 21 実施例1において、6−クロロプリン−9−β−2′3
′−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、5′−ホル
ミル−6−クロロプリン−9−β−2’、3”ジデオキ
シリボフラノシドを用いて、同様の反応を行った。反応
によって得られた生成物を実施例1に示した方法により
後処理及び精製を行い、乾燥固形分として、6−メルカ
ブトプリン9−β−D  −2’、3’−)デオキシリ
ボフラノシド2.19g、  (8,Hiiol)を得
た。[収率 87%j実施例 22 実施例1において、6−クロロプリン−9−β−2′3
′−ジデオキシリボフラノシドの代わりに、5′−ホル
ミル−2−(N−ホルミル)アミノ−6−クロロプリン
−9−β−2’、3’−ジデオキシリボフラノシドを用
いて、同様の反応を行った。反応によって得られた生成
物を実施例1に示した方法により後処理及び精製を行い
、乾燥固形分として、2−アミノ−6−メルカブトプリ
ンー9−β−D−2’  3’−ジデオキシリボフラノ
シド2、[12g。
(7,56nnol )を得た。[収率 76%]手続
補正書(自発) 2、発明の名称 2’、3’−ジデオキシプリンヌクレオシド類の製造方
法3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所   東京都千代田区丸の内1丁目4番5号名 
称   (234)山陽国策パルプ株式会社4、代理人 住所 東京都千代田区神田北乗物町16番地 〒1fll     英ビル3階 補正の内容 18発明の詳細な説明の欄のうち、下記事項を訂正しま
す。
(1)明細書第7頁8行目に [大腸菌(E、eoli) Jとあるを1大腸菌(ε、
coli) Jと訂正。
(2)明細書第14頁8行目に 「(大腸菌; E、 coli) Jとあるを[(大腸
菌;ε、eoli) Jと訂正。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式[II] ▲数式、化学式、表等があります▼[II] (式中Xは、水素原子 アミノ基 又は、水酸基 のいずれかである) に示すプリン化合物を、含水エタノール中、水硫化ナト
    リウムを加え、還流条件下(70〜100℃)で反応さ
    せることにより、一般式[ I ]に示す2′,3′−ジ
    デオキシプリンヌクレオシドを生成させることを特徴と
    する、2′,3′−ジデオキシプリンヌクレオシド類の
    製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] (式中Xは、水素原子 アミノ基 又は、水酸基 のいずれかである)
  2. (2)一般式[III] ▲数式、化学式、表等があります▼[III] (式中Yは、水素原子 アミノ基 モノアセチルアミノ基 ジアセチルアミノ基 水酸基 アセチルオキシ基 又は、ベンゾイルオキシ基 であり、 R^1は、水素原子 ホルミル基 アセチル基 プロパニル基 ピバロイル基 又は、ベンゾイル基 のいずれかである) に示すプリン化合物を、含水エタノール中、水硫化ナト
    リウムを加え、還流条件下(70〜100℃)で反応さ
    せることにより、一般式[ I ]に示す2′,3′−ジ
    デオキシプリンヌクレオシドを生成させることを特徴と
    する、2′,3′−ジデオキシプリンヌクレオシド類の
    製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] (式中Xは、水素原子 アミノ基 又は、水酸基 のいずれかである)
  3. (3)一般式[IV] ▲数式、化学式、表等があります▼[IV] (式中Zは、水素原子 アミノ基 水酸基 炭素数1〜10のエステル類でモノ置換されたアミノ基 炭素数1〜10のエステル類でジ置換されたアミノ基 又は、炭素数1〜10のエステル類で保護された水酸基 のいずれかであり、 R^2は、水素原子あるいは 炭素数1〜15のエステル類である) に示すプリン化合物を、含水エタノール中、水硫化ナト
    リウムを加え、還流条件下(70〜100℃)で反応さ
    せることにより、一般式[ I ]に示す2′,3′−ジ
    デオキシプリンヌクレオシドを生成させることを特徴と
    する、2′,3′−ジデオキシプリンヌクレオシド類の
    製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] (式中Xは、水素原子 アミノ基 又は、水酸基 のいずれかである)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4986394A (ja) * 1972-12-26 1974-08-19
JPS6429394A (en) * 1987-07-24 1989-01-31 Asahi Glass Co Ltd Purine nucleoside derivative

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4986394A (ja) * 1972-12-26 1974-08-19
JPS6429394A (en) * 1987-07-24 1989-01-31 Asahi Glass Co Ltd Purine nucleoside derivative

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