JPH0225853B2 - - Google Patents
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- JPH0225853B2 JPH0225853B2 JP56092964A JP9296481A JPH0225853B2 JP H0225853 B2 JPH0225853 B2 JP H0225853B2 JP 56092964 A JP56092964 A JP 56092964A JP 9296481 A JP9296481 A JP 9296481A JP H0225853 B2 JPH0225853 B2 JP H0225853B2
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Landscapes
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本発明は、機械的強度が優れ、かつ、長期にわ
たる信頼性を有した光フアイバの製造方法に関る
ものである。
たる信頼性を有した光フアイバの製造方法に関る
ものである。
<従来の技術>
ガラスよりなる光フアイバは、製造時あるいは
その後の取扱いの過程で表面に微細なクラツク等
の欠陥が生じ易すく、ここに外力あるいは変形が
加わつた時、容易に破断してしまう。また、この
クラツク等の欠陥に水分が入り込んでいわゆる
stress corrosion crackingを引き起し、光フア
イバ強度の著しい経時劣化をもたらす。
その後の取扱いの過程で表面に微細なクラツク等
の欠陥が生じ易すく、ここに外力あるいは変形が
加わつた時、容易に破断してしまう。また、この
クラツク等の欠陥に水分が入り込んでいわゆる
stress corrosion crackingを引き起し、光フア
イバ強度の著しい経時劣化をもたらす。
これらの欠点を改善するために、光フアイバ紡
糸直後に、かつ、機械的な接触のないうちに樹脂
材料を被覆するとか、あるいはCVD法などによ
りSi3N4、SnO2、TiO2などの無機化合物層を形
成し、その上に樹脂材料を二次被覆する等の方法
が用いられた。なかでも無機化合物層を形成した
構造を有する光フアイバは樹脂のみのものより、
機械強度、長期信頼性に優れていることが知られ
ている。
糸直後に、かつ、機械的な接触のないうちに樹脂
材料を被覆するとか、あるいはCVD法などによ
りSi3N4、SnO2、TiO2などの無機化合物層を形
成し、その上に樹脂材料を二次被覆する等の方法
が用いられた。なかでも無機化合物層を形成した
構造を有する光フアイバは樹脂のみのものより、
機械強度、長期信頼性に優れていることが知られ
ている。
<発明が解決しようとする課題>
しかしながら、CVD法などは反応管を紡糸炉
と樹脂被覆ダイスの間に設置しなければならず、
技術的にも設備的にも困難で不便な点が多い。
と樹脂被覆ダイスの間に設置しなければならず、
技術的にも設備的にも困難で不便な点が多い。
本発明は、このような点に着目し、作業性がよ
く、光フアイバ表面に無機化合物層あるいは無機
物層を簡便に形成する方法を提供することを目的
としたものである。
く、光フアイバ表面に無機化合物層あるいは無機
物層を簡便に形成する方法を提供することを目的
としたものである。
<課題を解決するための手段>
前記目的を達成する本発明に係る光フアイバの
製造方法は、光伝送用ガラスフアイバを線引きし
た後、多重管構造の酸水素バーナあるいは酸素バ
ーナの中へガス状の化合物を供給するとともにそ
の火炎を前記ガラスフアイバに吹き付け、該ガラ
スフアイバの表面に加熱反応せしめた生成物から
なる被膜を形成することを特徴とする。
製造方法は、光伝送用ガラスフアイバを線引きし
た後、多重管構造の酸水素バーナあるいは酸素バ
ーナの中へガス状の化合物を供給するとともにそ
の火炎を前記ガラスフアイバに吹き付け、該ガラ
スフアイバの表面に加熱反応せしめた生成物から
なる被膜を形成することを特徴とする。
本発明による光フアイバの製造方法によれば、
まず、プリフオームガラス棒の先端部を抵抗炉で
加熱し紡糸して、コア・クラツドよりなるガラス
フアイバを形成する。次いで他の固形物と接触す
る前に、ガラスフアイバ表面に一種あるいは二種
以上のガス状化合物を多重管酸水素バーナあるい
は酸素バーナを通じて吹き出して反応させ、反応
生成物からなる被覆をガラスフアイバ表面上に形
成する。しかる後、シリコン樹脂などの二次被覆
を連続して施して高強度、高信頼性の光フアイバ
を提供するものである。
まず、プリフオームガラス棒の先端部を抵抗炉で
加熱し紡糸して、コア・クラツドよりなるガラス
フアイバを形成する。次いで他の固形物と接触す
る前に、ガラスフアイバ表面に一種あるいは二種
以上のガス状化合物を多重管酸水素バーナあるい
は酸素バーナを通じて吹き出して反応させ、反応
生成物からなる被覆をガラスフアイバ表面上に形
成する。しかる後、シリコン樹脂などの二次被覆
を連続して施して高強度、高信頼性の光フアイバ
を提供するものである。
本発明に使用するガス状化合物としては、ハロ
ゲン化硅素(例えばSiCl4)、ハロゲン化アルミニ
ウム(例えばAlCl3)、ハロゲン化チタン(例え
ばTiCl4)、ハロゲン化スズ(例えばSnCl4)、パ
ラフイン、オレフインあるいは芳香族炭化水素化
合物(例えばn−ヘキサン、ベンゼン)などがあ
る。これらはバーナの酸素、水素による火炎中に
供給されて熱分解あるいは火炎加水分解され、光
フアイバに吹き付けられてSiO2、Al2O3、TiO2、
SnO2、Cなどの層をガラス表面に形成する。ま
た、これらのガス状化合物と2種以上組み合わせ
る、あるいはキヤリヤガスを変化させることによ
り、多成分の被膜を造ることも可能である。例え
ばSiH4+NH3の混合ガスを用いるとSiO2−Si3N4
の膜を造ることができる。このように多重管バー
ナによつて、光フアイバの表面に被膜を形成する
ことにより、従来のCVD法等によるよりも簡便
に光フアイバの被覆を形成できる。
ゲン化硅素(例えばSiCl4)、ハロゲン化アルミニ
ウム(例えばAlCl3)、ハロゲン化チタン(例え
ばTiCl4)、ハロゲン化スズ(例えばSnCl4)、パ
ラフイン、オレフインあるいは芳香族炭化水素化
合物(例えばn−ヘキサン、ベンゼン)などがあ
る。これらはバーナの酸素、水素による火炎中に
供給されて熱分解あるいは火炎加水分解され、光
フアイバに吹き付けられてSiO2、Al2O3、TiO2、
SnO2、Cなどの層をガラス表面に形成する。ま
た、これらのガス状化合物と2種以上組み合わせ
る、あるいはキヤリヤガスを変化させることによ
り、多成分の被膜を造ることも可能である。例え
ばSiH4+NH3の混合ガスを用いるとSiO2−Si3N4
の膜を造ることができる。このように多重管バー
ナによつて、光フアイバの表面に被膜を形成する
ことにより、従来のCVD法等によるよりも簡便
に光フアイバの被覆を形成できる。
<実施例>
次に本発明の実施例を第1図に示す。第1図に
おいて、1はカーボン抵抗炉、2はプリフオー
ム、3はガラスフアイバ、4は共軸形多重管バー
ナ、5は水素ガス源、6は酸素ガス源、7は
TiCl4の容器にヘリウムをキヤリヤガスとして供
給するバブラ、9はヘリウム源、10はアルゴン
源、11は塗布用樹脂容器、12は樹脂焼付炉を
それぞれ示す。
おいて、1はカーボン抵抗炉、2はプリフオー
ム、3はガラスフアイバ、4は共軸形多重管バー
ナ、5は水素ガス源、6は酸素ガス源、7は
TiCl4の容器にヘリウムをキヤリヤガスとして供
給するバブラ、9はヘリウム源、10はアルゴン
源、11は塗布用樹脂容器、12は樹脂焼付炉を
それぞれ示す。
第1図において、プリフオーム2の端部をカー
ボン抵抗炉1の中で溶融紡糸し、直径約125μm
の石英ガラスを主成分とするグレーデツド型光フ
アイバ3を線速60〜70m/分で紡糸した。
ボン抵抗炉1の中で溶融紡糸し、直径約125μm
の石英ガラスを主成分とするグレーデツド型光フ
アイバ3を線速60〜70m/分で紡糸した。
かくして紡糸直後の光フアイバ3に第2図に示
す3重管バーナを用い、水素源5からの水素ガス
とバブラ容器7内のTiCl4をキヤリヤガスHeで導
出しさらに酸素源6からの酸素及びアルゴンガス
源10からのアルゴンガスを第2図に示す組合せ
で、3重管バーナに流しTiO2の膜を光フアイバ
の表面に形成した。
す3重管バーナを用い、水素源5からの水素ガス
とバブラ容器7内のTiCl4をキヤリヤガスHeで導
出しさらに酸素源6からの酸素及びアルゴンガス
源10からのアルゴンガスを第2図に示す組合せ
で、3重管バーナに流しTiO2の膜を光フアイバ
の表面に形成した。
次に本発明の第2の実施例によれば、第1の実
施例と同様の装置を用いて、n−ヘキサンをヘリ
ウムキヤリヤガスにより酸水素バーナに導入反応
せしめてCの膜をガラスフアイバの表面に形成し
た。
施例と同様の装置を用いて、n−ヘキサンをヘリ
ウムキヤリヤガスにより酸水素バーナに導入反応
せしめてCの膜をガラスフアイバの表面に形成し
た。
<発明の効果>
本発明によれば、光フアイバ紡糸直後にかつ機
械的な接触のないうちに多重管バーナを用いて簡
単に無機化合物層あるいはCなどの無機物層を単
層あるいは複数層に形成することができた。かく
して無機物層を形成した上にさらに樹脂層を塗布
焼付することにより、機械的強度の極めて強いし
かも長期信頼性の優れた光フアイバを製造するこ
とができた。
械的な接触のないうちに多重管バーナを用いて簡
単に無機化合物層あるいはCなどの無機物層を単
層あるいは複数層に形成することができた。かく
して無機物層を形成した上にさらに樹脂層を塗布
焼付することにより、機械的強度の極めて強いし
かも長期信頼性の優れた光フアイバを製造するこ
とができた。
第1図は本発明による光フアイバの製造方法を
説明する図面、第2図は第1図に示す多重管バー
ナの横断面図を示す。 図において、1はカーボン抵抗炉、2はプリフ
オーム、3はガラスフアイバ、4は多重管バー
ナ、5は水素ガス源、6は酸素ガス源、7はバブ
ラ、8は液状TiCl4、9はヘリウムガス源、10
はアルゴンガス源、11は塗布用樹脂容器、12
は焼付炉、をそれぞれ示す。
説明する図面、第2図は第1図に示す多重管バー
ナの横断面図を示す。 図において、1はカーボン抵抗炉、2はプリフ
オーム、3はガラスフアイバ、4は多重管バー
ナ、5は水素ガス源、6は酸素ガス源、7はバブ
ラ、8は液状TiCl4、9はヘリウムガス源、10
はアルゴンガス源、11は塗布用樹脂容器、12
は焼付炉、をそれぞれ示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 光伝送用ガラスフアイバを線引きした後、多
重管構造の酸水素バーナあるいは酸素バーナの中
へガス状の化合物を供給するとともにその火炎を
前記ガラスフアイバに吹き付け、該ガラスフアイ
バの表面に加熱反応せしめた生成物からなる被膜
を形成することを特徴とする光フアイバの製造方
法。 2 多重管構造の酸水素バーナあるいは酸素バー
ナの中へガス状の化合物を供給するとともにその
火炎をガラスフアイバに吹き付け、該ガラスフア
イバの表面に加熱反応せしめた生成物からなる被
膜を形成するとき、該ガラスフアイバの線引き直
後、他の固形物に接触する前に該被膜の形成を行
なうことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の光フアイバの製造方法。 3 光伝送用ガラスフアイバを線引きした後、多
重管構造の酸水素バーナあるいは酸素バーナの中
へガス状の化合物を供給するとともにその火炎を
該ガラスフアイバに吹き付け、該ガラスフアイバ
の表面に、加熱反応せしめた生成物からなる被膜
を形成し、さらにその上に同種又は異種の樹脂組
成物から成る単層あるいは複数層の被覆を形成す
ることを特徴とする光フアイバの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56092964A JPS57209844A (en) | 1981-06-18 | 1981-06-18 | Manufacture of optical fiber |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56092964A JPS57209844A (en) | 1981-06-18 | 1981-06-18 | Manufacture of optical fiber |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57209844A JPS57209844A (en) | 1982-12-23 |
JPH0225853B2 true JPH0225853B2 (ja) | 1990-06-06 |
Family
ID=14069108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56092964A Granted JPS57209844A (en) | 1981-06-18 | 1981-06-18 | Manufacture of optical fiber |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57209844A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59107334A (ja) * | 1982-12-10 | 1984-06-21 | Minolta Camera Co Ltd | 閃光撮影装置 |
US5000541A (en) * | 1987-09-18 | 1991-03-19 | At&T Bell Laboratories | Hermetically sealed optical fibers |
US5242477A (en) * | 1989-10-19 | 1993-09-07 | At&T Bell Laboratories | Apparatus for coating optical fibers |
US5147432A (en) * | 1989-10-19 | 1992-09-15 | At&T Bell Laboratories | Methods of and apparatus for coating optical fibers |
US5199993A (en) * | 1989-10-19 | 1993-04-06 | At&T Bell Laboratories | Methods of and apparatus for coating optical fibers |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5427447A (en) * | 1977-08-02 | 1979-03-01 | Toshiba Corp | Production of multicomponent base glass fiber for optical communication |
JPS54134133A (en) * | 1978-04-07 | 1979-10-18 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Manufacture of light transmitting glass fibers |
JPS558650A (en) * | 1978-07-05 | 1980-01-22 | Hitachi Ltd | Memory device having trouble recovery mechanism |
-
1981
- 1981-06-18 JP JP56092964A patent/JPS57209844A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5427447A (en) * | 1977-08-02 | 1979-03-01 | Toshiba Corp | Production of multicomponent base glass fiber for optical communication |
JPS54134133A (en) * | 1978-04-07 | 1979-10-18 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Manufacture of light transmitting glass fibers |
JPS558650A (en) * | 1978-07-05 | 1980-01-22 | Hitachi Ltd | Memory device having trouble recovery mechanism |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57209844A (en) | 1982-12-23 |
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