JPH02257734A - ループ状伝送路におけるマスタ中継方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明はデータの送受信方式に係り、特にループ状伝送
路におけるマスタ中継方式に関する。

Ｂ６発明の概要 本発明はマスタ局と複数のリモート局間を結合するルー
プ状伝送路におけるマスタ中継方式において、 マスタ局は、自局あるいはリモート局からのデータに次
の送信局を指定するポーリング情報を付加したデータか
、又はクロック信号のいずれかを常にブロードキャスト
方式で伝送路に送信し、ポーリングにより指定されたリ
モート局はマスタ局のクロックに同期して個別伝送方式
でマスタ局へ送信することにより、 伝送データのクロックを同期させることを容易とし、そ
れに要するハードウェアを簡単化するとともに、各局の
送信順序をマスタ局で管理することができ、且つ同一デ
ータの重複受信を避けることができるようにしたもので
ある。

Ｃ８従来の技術 マスタ局と複数のリモート局間がループ状伝送路で結合
され、マスタ局が各リモート局の制御、監視を行う遠方
監視制御装置においては、同時に複数の局がデータを送
信することはできない。このため１局づつ順番に送信を
行うことになるが、この送信順序を決める方法としては
トークンパッシングやマスタ局によるポーリングという
方法がある。ここでループ状伝送路に４局が接続されて
いる場合の従来のデータ送受信形態は、第３図（ａ）、
（ｂ）のように示される。マスタ局Ｍが送信を行う場合
は第３図（ａ）に示すように送信要求元（図示しないホ
ストコンピュータ）のデータを伝送路に送る。そして各
リモート局Ｒ，，Ｒ，。

Ｒ１は受信データを取り込むとともに伝送路に送る。ま
た、例えばリモート局Ｒ１が送信を行う場合マスタ局Ｍ
は、第３図（ｂ）のように受信データをそのまま伝送路
に送り、ホストコンピュータに受信データを伝える。

Ｄ１発明が解決しようとする課題 上記のように伝送路に送り出すデータは、自局のデータ
を送信する場合と受信データを送信する場合とで切り換
える必要がある。このため伝送データのクロックを同期
させることが難しく、それを実現するためのハードウェ
ア量も多くなってしまう。

本発明は上記の点に鑑みてなされたものでその目的は、
自局のデータを送信する場合でも受信データを送信する
場合でも、簡単なハードウェアで容易に同期をとること
ができるループ状伝送路におけるマスタ中継方式を提供
することにある。

２９課題を解決するための手段 本発明は、マスタ局と複数のリモート局間がループ状伝
送路で結合され、マスタ局が各リモート局の制御、監視
を行うとともに送受信局間データを中継するループ状伝
送路におけるマスタ中継方式において、 萌記マスタ局は、自局のデータを送信するときには該デ
ータに次の送信局を指定するポーリング情報を付加して
ブロードキャスト方式で送信を行うとともに、前記リモ
ート局からのデータを送信するときには該データに前記
ポーリング情報を付加してブロードキャスト方式で中継
送信を行い、前記リモート局が送信を行うときにはクロ
ック信号のみを送信し、 前記リモート局は、前記マスタ局から送信されたデータ
を受信したときに、該受信データ中のポーリング情報に
基づいて自局が次の送信指定局に該当するか否かを判別
し、該当するときに自局の送信データを前記マスタ局が
発するクロックに同期して個別伝送方式でマスタ局へ送
信することを特徴としている。

Ｆ１作用 マスタ局は自局のデータに次の送信局、例えば第１のリ
モート局を指定するポーリング情報を付加してブロード
キャスト方式で送信を行った後、クロック信号を送信す
る。前記マスタ局のデータがループ状伝送路を介して複
数のリモート局へ伝送されると、各リモート局はデータ
を受信するとともに該データ中のポーリング情報を調べ
て自局がポーリングされた（次の送信局に指定された）
か否かを判別する。この結果複数のリモート局のうち第
１のリモート局がポーリングされていることを判別する
ので、第１のリモート局は自局のデータをマスタ局の発
するクロックに同期して個別伝送方式でマスタ局へ送信
する。前記個別伝送方式で送信されたリモート局のデー
タをマスタ局が受信すると、マスタ局は該受信データに
次の送信局、例えば第２のリモート局を指定するポーリ
ング情報を付加してブロードキャスト方式で中継送信を
行った後クロック信号を送信する。その後はポーリング
されたリモート局が自局のデータを個別伝送方式でマス
タ局へ送信することと、リモート局から個別伝送方式で
送られたデータにポーリング情報を付加してブロードキ
ャスト方式で中継送信することが繰り返されて同一伝送
路内のすべてのリモート局の送信が終了する マスタ局は常に何らかのデータをクロックに同期して送
信しており、リモート局からのデータを送信する場合は
クロックの次のタイミングで中継送信を行っている。こ
のため従来方式のようにマスタ局が自局のデータを送信
する場合と受信データを送信する場合とでデータの切換
えを行う必要はなく、それに要するハードウェアが簡単
化される。

マスタ局は、データ（自局のデータ又はリモート局から
のデータ）にポーリング情報を付加して送信するので、
伝送の順序制御をマスタ局で管理することができる。

リモート局の送信データは個別伝送方式でマスタ局へ送
信し、そのデータをマスタ局がブロードキャスト方式で
リモート局へ中継送信するので、各リモート局が重複し
て受信することは避けられる。

Ｇ、実施例 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例を説明する
。まず本発明では送信するデータのクロック同期を簡単
にするため、マスタ局は常に何らかのデータを伝送路に
送信することとする。すなわち第２図（ｂ）に示すよう
にリモート局が送信を行うとき（この図ではリモート局
Ｒ２）、マスタ局Ｍはクロック信号を送信している。こ
のためリモート局Ｒ１が自局データを送信しようとする
ときは、受信したクロックに同期して送信すれば良いこ
とになる。このように伝送路には常にマス次局のクロッ
クに同期したデータが出力されていることになる。第２
図（ｂ）においてリモート局Ｒ１の送信データを受信で
きるのはリモート局Ｒ３およびマスタ局Ｍだけであり、
リモート局Ｒ３は受信できない。そこで、マスタ局Ｍは
受信したリモート局Ｒ９のデータを中継送信することと
する。

コレによってリモート局Ｒ８の送信データは他のすべて
の局で受信することができる。しがしリモート局Ｒ３に
おいては２回重複してデータを受信することになるので
、マスタ局Ｍの送信はブロードキャスト方式で行い、リ
モート局Ｒ，〜Ｒ３の送信はマスタ局Ｍへの個別伝送方
式で行うこととする。これによって第２図（ｂ）のケー
スではリモート局Ｒ８かりモート局Ｒ２のデータを重複
して受信することは避けられる。またリモート局Ｒ３は
、自局が送ったデータを受信した時にはマスタ局Ｍが正
常に中継送信を行ったことを認識することができる。こ
の場合はマスタ局Ｍからの中継送信データを捨てる。

同一伝送路内の複数のリモート局（Ｒ１〜ｒＬ３）の送
信順序はマスタ局Ｍが管理するものであり、全局がデー
タ送信するまでの伝送手順は第１図のように示される。

第１図の■においてまずマスタ局Ｍは、自局のデータに
次の送信局、例えばリモート局Ｒ，を指定するポーリン
グ情報を付加してブロードキャスト方式で送信を行った
後、クロック信号を送信する。各リモート局はその受信
データを取り込みつつ次局へ送信する。このとき各リモ
ート局Ｒ，−Ｒ，は受信データ中のポーリング情報に基
づいて自局がポーリングされているか否かを判別する。

この結果リモート局Ｒ８は、自局がポーリングされてい
るので自局のデータをマスタ局Ｍの発するクロックに同
期して個別伝送方式でマスタ局へ送信する（第１図の■
）。次に第１図の■においてマスタ局Ｍは、リモート局
Ｉｎ＋からのデータに次の送信局、例えばリモート局、
を指定するポーリング情報を付加してブロードキャスト
方式で中継送信を行い、その後クロック信号を送信する
。その後第１図の■と■においては前記■と同様にポー
リングされたリモート局からマスタ局への個別伝送が行
われ、■と■においては前記■と同様にリモート局から
のデータにポーリング情報を付加したデータがブロード
キャスト方式で中継送信される。そして全リモート局（
Ｒ，、Ｒｔ、　Ｒ３）の送信が終れば前記■に戻ってマ
スタ局Ｍの送信に移る。

尚、マスタ局から発せられたデータ（■）であるか、リ
モート局ｒｔ、−Ｒ，から発せられたデータ（■〜■）
であるかを受信時に判別する方法としては例えば次のよ
うな手段を講じる。すなわち各伝送データの先頭のヘッ
ダの中に送信ステーションアドレス、マスタとリモート
を区別する記号を入れておく。例えばマスタ局Ｍが自局
のデータを送信するときはマスタである記号をヘッダに
入れておき、リモート局ｎ　＋、　Ｒｔ、　Ｒｓが送信
する場合やマスタ局Ｍの中継送信ではヘッダにリモート
の記号を入れておく。そしてこれらを受信したステーシ
ョンはヘッダの記号により判別することができる。

Ｈ、発明の効果 以上のように本発明によれば次のような効果が得えられ
る。

（１）マスタ局は、従来のような送信時のデータ切換え
が不要であるためハードウェアを簡単化することができ
る。

（２）伝送路には、何らかのデータが常にマスタ局から
送られてくるので、リモート局が送信を行う場合に同期
がとり易い。従って同期をとるためのハードウェアが簡
単化される。

（３）マスタ局の送信によってポーリングを行うので、
伝送の順序制御がマスタ局で管理できる。

（４）マスタ局の送信はブロードキャスト方式、リモー
ト局の送信は個別伝送方式であるため、リモート局は同
一データを２回受信することがない。

（５）リモート局が送信したデータはマスタ局の中継送
信によ、り該リモート局へ戻ってくるので、マスタ局が
リモート局のデータを受信したことの確認が容易にとれ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す通信方式の説明図、第
２図（ａ）、（ｂ）は実施例の一部を説明するためのデ
ータ送受信形態図、第３図（ａ）。 （ｂ）は従来方式を説明するためのデータ送受信形態図
である。 Ｍ・・・マスタ局、Ｒ１，Ｒｔ、　Ｒｓ・・・リモート
局。 外２名 第３図（ａ） マスタ送信時の各局のデータ送受信形Ｉ！１：図第３図
（ｂ） リモート２送信時の各局のデータ送受信形態図」七−ト
２

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）マスタ局と複数のリモート局間がループ状伝送路
   で結合され、マスタ局が各リモート局の制御、監視を行
   うとともに送受信局間データを中継するループ状伝送路
   におけるマスタ中継方式において、 前記マスタ局は、自局のデータを送信するときには該デ
   ータに次の送信局を指定するポーリング情報を付加して
   ブロードキャスト方式で送信を行うとともに、前記リモ
   ート局からのデータを送信するときには該データに前記
   ポーリング情報を付加してブロードキャスト方式で中継
   送信を行い、前記リモート局が送信を行うときにはクロ
   ック信号のみを送信し、 前記リモート局は、前記マスタ局から送信されたデータ
   を受信したときに、該受信データ中のポーリング情報に
   基づいて自局が次の送信指定局に該当するか否かを判別
   し、該当するときに自局の送信データを前記マスタ局が
   発するクロックに同期して個別伝送方式でマスタ局へ送
   信することを特徴としたループ状伝送路におけるマスタ
   中継方式。